JP2015212677A - データ記録装置およびデータ記録プログラム - Google Patents

データ記録装置およびデータ記録プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015212677A
JP2015212677A JP2014095984A JP2014095984A JP2015212677A JP 2015212677 A JP2015212677 A JP 2015212677A JP 2014095984 A JP2014095984 A JP 2014095984A JP 2014095984 A JP2014095984 A JP 2014095984A JP 2015212677 A JP2015212677 A JP 2015212677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
abnormality
recording
degree
importance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014095984A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6252344B2 (ja
Inventor
映 酒井
Ei Sakai
映 酒井
耕吉 篠田
Kokichi Shinoda
耕吉 篠田
万寿三 江川
Masuzo Egawa
江川  万寿三
謙太郎 人見
Kentaro Hitomi
謙太郎 人見
誉司 坂東
Yoshiji Bando
誉司 坂東
佑基 篠原
Yuki Shinohara
佑基 篠原
一仁 竹中
Kazuhito Takenaka
一仁 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2014095984A priority Critical patent/JP6252344B2/ja
Priority to DE102015208294.6A priority patent/DE102015208294A1/de
Publication of JP2015212677A publication Critical patent/JP2015212677A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6252344B2 publication Critical patent/JP6252344B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C5/00Registering or indicating the working of vehicles
    • G07C5/08Registering or indicating performance data other than driving, working, idle, or waiting time, with or without registering driving, working, idle or waiting time
    • G07C5/0841Registering performance data
    • G07C5/085Registering performance data using electronic data carriers
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C5/00Registering or indicating the working of vehicles
    • G07C5/08Registering or indicating performance data other than driving, working, idle, or waiting time, with or without registering driving, working, idle or waiting time
    • G07C5/0808Diagnosing performance data

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】自車両において生成されるデータを記録させるデータ記録装置において、データを記録する際の記録容量を最適化できるようにする。
【解決手段】データ記録装置においては、自車両において生成される生成データのうちの複数種別の異常検知用データを取得し(S110)、異常検知用データ毎に、少なくとも異常検知用データの種別に基づいて当該データが対応する異常部位の重要性を表す重要度を設定する(S130)。そして、異常検知用データ毎に、異常検知用データと異常検知用データの種別毎に予め準備されたモデルとを用いることによって異常の程度を表す異常度を設定する(S140)。また、重要度および異常度に基づいて、記録部にデータを記録させる際のデータ量に影響するパラメータである記録パラメータを設定し(S150)、記録パラメータに従って生成データのうちの少なくとも一部を記録部にデータを記録させる(S155,S160)。
【選択図】図2

Description

本発明は、自車両において生成されるデータを記録させるデータ記録装置およびデータ記録プログラムに関する。
上記のデータ記録装置として、データを記録する記録容量を節約するために、故障パターン(故障部位の重要性)に応じてデータを記録する際のサンプリングレートを変更するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−41952号公報
しかしながら、上記データ記録装置では、故障の程度に拘わらず同様のサンプリングレートを設定するので、故障の程度が軽いときに不要なデータを収集してしまい、記録容量を無駄に消費してしまうという問題点があった。
そこで、このような問題点を鑑み、自車両において生成されるデータを記録させるデータ記録装置において、データを記録する際の記録容量を最適化できるようにすることを本発明の目的とする。
本発明のデータ記録装置において、データ取得手段は、自車両において生成される生成データのうちの複数種別の異常検知用データを取得し、重要度設定手段は、異常検知用データ毎に、少なくとも異常検知用データの種別に基づいて当該データが対応する異常部位の重要性を表す重要度を設定する。また、異常度設定手段は、異常検知用データ毎に、異常検知用データと異常検知用データの種別毎に予め準備されたモデルとを用いることによって異常の程度を表す異常度を設定する。
そして、記録パラメータ設定手段は、異常検知用データ毎に、重要度および異常度に基づいて、記録部にデータを記録させる際のデータ量に影響するパラメータである記録パラメータを設定し、記録実施手段は、記録パラメータに従って生成データのうちの少なくとも一部を記録部にデータを記録させる。
このようなデータ記録装置によれば、異常部位の重要性を表す重要度と異常の程度を表す異常度とを加味してデータ量に影響するパラメータである記録パラメータを設定するので、データを記録する際の記録容量を最適化することができる。
なお、上記目的を達成するためには、コンピュータを、データ記録装置を構成する各手段として実現するためのデータ記録プログラムとしてもよい。また、各請求項の記載は、可能な限りにおいて任意に組み合わせることができる。この際、発明の目的を達成できる範囲内において一部構成を除外してもよい。
本発明が適用されたデータ記録システム1の概略構成を示すブロック図である。 データ記録装置10のCPU11が実行するデータ記録処理を示すフローチャートである。 重要度の算出手法を示す説明図である。 変形例の重要度マップの一例を示す説明図である。 異常度の算出手法を示す説明図である。 データ量に影響するパラメータの設定手法を示す説明図である。 センサデータの収集タイミングの一例を示す説明図である。 データを保存する際の優先度の設定手法の一例を示す説明図である。 データ記録処理のうちのデータ保存処理を示すフローチャートである。 変形例において、優先度の設定手法の一例を示すグラフである。 変形例において、パラメータの設定手法を示す説明図である。
以下に本発明にかかる実施の形態を図面と共に説明する。
[本実施形態の構成]
本発明が適用されたデータ記録システム1は、例えば乗用車等の車両(自車両)に搭載されている。そして、データ記録システム1は、自車両の異常部位の重要性を表す重要度と異常の程度を表す異常度とを加味して、データを記録する際のデータ量を変更することによって、データを記録する際の記録容量を最適化することができるよう構成されている。
詳細には、図1に示すように、データ記録システム1は、データ記録装置10と、各種ECU(電子制御装置)21〜24と、各種センサ25と、を備えている。データ記録装置10、各種ECU21〜24、各種センサ25は、それぞれ通信線5に接続されており、互いに通信可能に構成されている。
各種ECU21〜24としては、自車両のエンジンを制御するエンジンECU21、車両のブレーキを制御するブレーキECU22、自車両の舵角を制御するステアリングECU23、および自車両の車高や自車両の傾きを制御するサスペンションECU24等を備えている。また、各種センサ25としては、自車両の走行速度を検出する車速センサ、自車両に加わる加速度を検出する加速度センサ、自車両の回転角速度を検出するヨーレートセンサ等を備えている。
これらのECU21〜24は、自身による演算結果や自身に接続されたセンサからの値を通信線5に出力する。また、各種センサ25は、自身により検出された値を通信線5に出力する。
データ記録装置10は、CPU11とROM,RAM等のメモリ12とを備えたコンピュータとして構成されている。CPU11は、メモリ12に記録されたプログラムに基づいて後述する各種処理を実行する。データ記録装置10は、このような処理を実行しつつ、通信線5を介して受信したデータの一部をメモリ12に記録させて保持する。なお、データ記録装置10は、受信した全てのデータについて、一時的に(少なくとも後述する保存開始タイミングTSの絶対値|TS|の最大値分だけ)メモリ12において保持する。
[本実施形態の処理]
このように構成されたデータ記録システム1において、データ記録装置10のCPU11は、図2に示すデータ記録処理を実施する。データ記録処理は、受信したデータの重要度と異常度とを加味しつつデータをメモリ12に記録させる処理である。また、データ記録処理は、例えば車両の電源が投入されると開始される処理であり、その後、一定周期毎に繰り返し実施される処理である。
データ記録処理では、図2に示すように、まず、メモリ12において一時的に記録されたデータを入力する(S110)。ここでのデータは、ECU21〜24やセンサ25による出力を示す。
続いて、変数kを1に設定する(S120)。変数kは、検知しようとする異常の種別(異常検知の種類)を指定するための値であり、後の処理において予め準備された異常検知の種別の数Kまで増加する。
続いて、重要度算出処理を実施する(S130)。なお、S130〜S165の処理は、メモリ12に一時的に記録されたデータのうちの、異常判定を行うための判定用データとして予め設定されたデータ毎に実施される。
ここで、重要度とは、異常部位の重要性を表す。異常部位がどの部位かについては、判定用データに含まれる、データ種別を特定するためのIDによって認識される。
重要度算出処理では、図3(a)に示すように、まず、自車速vを取得する(S210)。自車速vは各種センサ25のうちの車速センサから取得される。
続いて、重要度ykを算出する(S220)。ここで、重要度ykは、図3(b)に示すように、異常検知の種類に応じて設定された重要度の関数Gkが設定されており、それぞれの関数Gkは、例えば図3(c)に示すように、車速vに応じた関数とされている。
特に、車両の走行に影響を及ぼしうる、動力や操舵等に関する走行安全系(走安系)の判定用データについては、車速に拘わらず重要度が相対的に高く設定されており、車速が増加するとさらに重要度が高くなる。
また、車両の走行には影響が無いが比較的重要な、ドアロック、パワーウィンドウ、エアコン等の関するボデー系の判定用データについては、重要度が走安系の判定用データよりも低く、また、後述するエンタテイメント系の判定用データよりも高くなるよう設定される。さらに、車両の走行に影響が無く、乗員の快適性のみに影響する、オーディオや車内照明等に関するエンタテイメント系の判定用データについては、ボデー系の判定用データよりも重要度が低く設定される。
なお、図3(c)に示すように、例えば、エンタテイメント系の判定用データについては車速vによらず重要度が一定になるよう設定してもよい。また、図4に示すように、異常検知の種類に応じて重要度を固定値としてもよい。
このような処理が終了すると重要度算出処理を終了し、図2に戻る。そして、異常度算出処理を実施する(S140)。ここで、異常度とは、判定用データの異常の程度を表す。
異常度算出処理では、図5(a)に示すように、予め収集しておいた正常時のデータの分布に基づいて生成されたモデルと入力された判定用データとを用いることによって異常度を求める。この際、例えば1クラスSVM(サポートベクターマシン)等を用いればよい。
具体的には、正常データの分布の重心位置と判定用データとのマハラノビス距離や、正常データの重心関数である正常重心関数f(t)と複数の判定用データによる重心関数である観測重心関数g(t)を用いて、
Figure 2015212677
とし、正常データの分布と判定用データとの距離dを求めればよい。
距離dが求められると、この距離dを予め設定された関数に当てはめることによって、異常度sを求める。例えば、図5(b)に示すように、異常度sを距離dの一次関数や二次関数としてもよいし、距離dが正常距離閾値までであれば、異常度sを0とするようにしてもよい。なお、この際、新しいデータの重み付けを大きくするなど、時系列を加味してもよい。
続いて、データ保存情報の決定を行う(S150)。この処理では、重要度ykと異常度sとを用いて保存するデータの種別(センサデータの種類)、データの保存開始タイミング(TSk,m)や保存終了タイミング(TEk,m)、或いはサンプリング周期(SPk,m)等、データ量に影響を与えうるパラメータを設定する。
例えば、図6(a)に示すように、故障判定の種類(FDK)に応じて保存すべきセンサデータの種別(SDM)が設定されており、これらに基づいて、データの保存開始タイミング(TSk,m)、保存終了タイミング(TEk,m)、およびサンプリング周期(SPk,m)を設定するための関数を選択する。なお、選択される関数の一例を次式に示す。
Figure 2015212677
ここで、データの保存開始タイミング(TSk,m)やデータの保存終了タイミング(TEk,m)は、図6(b)に示すように、異常度sが高くなるにつれて、データ収集時間が長くなるよう設定される。なお、グラフ中の時刻0は、データを保存する旨のトリガ(異常度sが0でないこと)が発生した時刻を示す。
また、データの保存開始タイミングやデータの保存終了タイミングは、重要度ykにも依存し、判定用データの重要度ykが高くなるにつれてデータ収集時間がより長くなるよう設定される。例えば、異常度sに応じて設定されたデータの保存開始タイミングやデータの保存終了タイミングを、重要度ykに応じて補正すればよい。
また、図6(b)に示す例では、異常度が0であるときには、データの収集が行われないことを示す。また、図6(b)に示すグラフはある関数Fk,s(s)におけるマップの一例であり、選択される関数によって異なるマップが準備されていてもよい。
また、サンプリング周期(SPk,m)については、例えば、異常度sに反比例するよう設定すればよい。すなわち、異常度sや重要度ykが高くなるにつれて、サンプリング周期を短く設定する。
このように設定すると、図7に示すように、保存すべきセンサデータ(SD)の種類に応じてデータを収集するタイミングやサンプリング周期が個別に設定されることになる。
続いて、データの保存を行うタイミングになったか否かを判定する(S155)。データの保存を行うタイミングでなければ(S155:NO)、後述するS165の処理に移行する。また、データの保存を行うタイミングであれば(S155:YES)、データ保存処理を実施する(S160)。
データ保存処理では、図8(a)に示すように、判定用データの重要度ykと異常度sとに応じて優先度を設定し、メモリ12(DB)の記録容量が不足する際に、優先度が低いものに対して上書きを行う。例えば、図8(b)に示すように、メモリ12にデータを記録する際に、優先度が高いものほど番号が小さなアドレスに記録し、優先度が低いものがメモリ12から溢れる際に削除する。
データ保存処理の詳細は、図9に示すように、まず、データ情報を取得する(S310)。この処理では、この処理では、判定用データの重要度や異常度、データの保存開始タイミング(取得開始時刻)、データの保存終了タイミング(取得終了時刻)の情報を取得する。
続いて、データ情報を記録するデータとして認識し(S320)、このデータを含めたメモリ12内のデータ総数DBSを計算する(S330)。続いて、メモリ12の容量DBmaxとデータ総量DBSとを比較する(S340)。
メモリ12の容量DBmaxがデータ総量DBS以上であれば(S340:NO)、データ保存処理を終了する。また、メモリ12の容量DBmaxがデータ総量DBS未満であれば(S340:YES)、重要度に関するデータの並び替え、異常度に関するデータの並び替え、取得開始時刻に関するデータの並び替え(S350〜S370)を実施する。つまり、前述の優先度に従って並び替えを行い、同じ優先度のものについては新しいものをより高い優先度とする。
続いて、優先度の高い順にメモリ12への書き込みを行い(S380)、データ保存処理を終了する。このような処理が終了すると、図2に戻り、取得したデータについての保存が完了したか否か(つまり、データの保存終了タイミングが経過したか否か)を判定する(S165)。
データの保存が完了していなければ(S165:NO)、S155の処理に戻る。また、データの保存が完了していれば(S165:YES)、変数kと異常検知の種別の数Kとを比較する(S170)。変数kが異常検知の種別の数K未満であれば(S170:NO)、変数kをインクリメントし、S130の処理に戻る。
また、変数kが異常検知の種別の数Kと一致していれば(またはそれ以上であれば)(S170:YES)、データ記録処理を終了する。
[本実施形態による効果]
以上のように詳述したデータ記録装置10(CPU11)においては、自車両において生成される生成データのうちの複数種別の異常検知用データを取得し(S110)、異常検知用データ毎に、少なくとも異常検知用データの種別に基づいて当該データが対応する異常部位の重要性を表す重要度を設定する(S130)。また、データ記録装置10は異常検知用データ毎に、異常検知用データと異常検知用データの種別毎に予め準備されたモデルとを用いることによって異常の程度を表す異常度を設定する(S140)。
そして、データ記録装置10は、異常検知用データ毎に、重要度および異常度に基づいて、記録部にデータを記録させる際のデータ量に影響するパラメータである記録パラメータを設定し(S150)、記録パラメータに従って生成データのうちの少なくとも一部を記録部にデータを記録させる(S155,S160)。
このようなデータ記録装置10によれば、異常部位の重要性を表す重要度と異常の程度を表す異常度とを加味してデータ量に影響するパラメータである記録パラメータを設定するので、データを記録する際の記録容量を最適化することができる。
また、上記のデータ記録装置10においては、異常検知用データが正常である場合の分布に基づいて設定されたモデルを利用して異常度を設定する。
このようなデータ記録装置10によれば、異常度の求める際に分布を用いるので、異常検知用データが正常である際の分布に応じて異常度を適切に求めることができる。また、異常度の演算を簡素化することができる。
また、上記のデータ記録装置10においては、モデルと異常検知用データから算出される乖離度を用いて異常度を設定する。
このようなデータ記録装置10によれば、乖離度を用いて異常度を設定するので、異常度を設定する際の処理を簡素化することができる。
また、上記のデータ記録装置10においては、乖離度が予め設定された下限値未満である場合、異常度を0とする。
このようなデータ記録装置10によれば、乖離度が下限値未満であるときの乖離度を無視するので、この際の演算を簡素化することができる。また、保存データ量を削減することができる。
また、上記のデータ記録装置10においては、記録パラメータとして、データの種別、データ量、サンプリングレート、データの取得範囲のうちの少なくとも1つを設定する。
このようなデータ記録装置10によれば、重要度および異常度に応じて記録させるデータのデータ量を確実に変更することができる。
また、上記のデータ記録装置10においては、記録部における記録可能領域の有無を判定し、記録可能領域がない場合、記録部に記録されたデータのうちの重要度が予め設定された閾値よりも低いデータを上書き対象として選択する。そして、記録パラメータに従って記録対象のデータを上書き対象として選択されたデータに対して上書きして記録させる。
このようなデータ記録装置10によれば、記録可能領域がなくなった場合に、重要なデータが上書きされにくくすることができる。
また、上記のデータ記録装置10においては、車両の走行が困難になるような異常について、車両の走行には無関係な異常よりも高順位に設定する。
このようなデータ記録装置10によれば、車両の走行が困難になるような異常についてのデータをより多く記録させることができる。
また、上記のデータ記録装置10においては、自車両の走行速度が大きくなるにつれて重要度を高く設定する。
すなわち、自車両の走行速度が大きくなるにつれて自車両に対する危険性が高まるため重要度を高く設定する。このようなデータ記録装置10によれば、適切に重要度を設定することができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上記の実施形態によって何ら限定して解釈されない。また、上記の実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略した態様も本発明の実施形態である。また、上記の複数の実施形態を適宜組み合わせて構成される態様も本発明の実施形態である。また、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される発明の本質を逸脱しない限度において考え得るあらゆる態様も本発明の実施形態である。また、上記の実施形態の説明で用いる符号を特許請求の範囲にも適宜使用しているが、各請求項に係る発明の理解を容易にする目的で使用しており、各請求項に係る発明の技術的範囲を限定する意図ではない。
例えば、上記実施形態においては、重要度を速度の関数として定義したが、図10(a)に示すように、異常検知の種類に応じた定数としてもよい。また、上記実施形態においては、重要度が高いものの優先度を高く設定したが、図10(b)に示すように、重要度と異常度との総合的なバランスによって優先度を設定してもよい。ただし、走安系のデータだけは、優先して記録されるようにするとよい。
また、上記実施形態においては、保存開始タイミングTSおよび保存終了タイミングTEを異常度sに応じて可変に設定したが、図11(a)に示すように、これらのタイミングを一定に設定してもよい。また、サンプリングレートfについては、異常度sが大きくなるとサンプリングレートが高くなる(つまりサンプリング周期が短くなる)ような関数を用いて設定されてもよい。
上記実施形態においては古いデータを優先的に上書きするよう設定したが、異常検知の種類に応じて上書き領域を決めてもよい。具体的には、予め異常度sとデータ取得時間tに対して、重要度yを出力する関数Hを準備しておく。
Figure 2015212677
これによりデータベース(メモリ12)内での重要度が時間方向で求まり、重要度の低いところから上書きすることができる。このようにすれば、有限容量において優先度の高い重要データを確実に保存することができる。また、比較的優先度の低いデータも効率的に保存することができる。
[実施形態の構成と本発明の手段との対応関係]
上記実施形態におけるデータ記録装置10は本発明でいうデータ記録装置に相当する。また、上記実施形態においてデータ記録装置10が実行する処理のうちのS110の処理は本発明でいうデータ取得手段に相当する。
さらに、上記実施形態におけるS130の処理は本発明でいう重要度設定手段に相当し、上記実施形態におけるS140の処理は本発明でいう異常度設定手段に相当する。また、上記実施形態におけるS150の処理は本発明でいう記録パラメータ設定手段に相当し、上記実施形態におけるS155,S160の処理は本発明でいう記録実施手段に相当する。
さらに、上記実施形態におけるS340の処理は本発明でいう記録可能領域判定手段に相当し、上記実施形態におけるS350〜S380の処理は本発明でいう上書き対象選択手段に相当する。
1…データ記録システム、5…通信線、10…データ記録装置、11…CPU、12…メモリ、21…エンジンECU、22…ブレーキECU、23…ステアリングECU、24…サスペンションECU、25…各種センサ。

Claims (9)

  1. 自車両に搭載され、自車両において生成されるデータを記録部(12)に記録させるデータ記録装置(10)であって、
    自車両において生成される生成データのうちの複数種別の異常検知用データを取得するデータ取得手段(S110)と、
    前記異常検知用データ毎に、少なくとも前記異常検知用データの種別に基づいて当該データが対応する異常部位の重要性を表す重要度を設定する重要度設定手段(S130)と、
    前記異常検知用データ毎に、前記異常検知用データと前記異常検知用データの種別毎に予め準備されたモデルとを用いることによって異常の程度を表す異常度を設定する異常度設定手段(S140)と、
    前記異常検知用データ毎に、前記重要度および前記異常度に基づいて、前記記録部にデータを記録させる際のデータ量に影響するパラメータである記録パラメータを設定する記録パラメータ設定手段(S150)と、
    前記記録パラメータに従って前記生成データのうちの少なくとも一部を前記記録部にデータを記録させる記録実施手段(S155,S160)と、
    を備えたことを特徴とするデータ記録装置。
  2. 請求項1に記載のデータ記録装置において、
    前記異常度設定手段は、前記異常検知用データが正常である場合の分布に基づいて設定されたモデルを利用して前記異常度を設定すること
    を特徴とするデータ記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のデータ記録装置において、
    前記異常度設定手段は、前記モデルと前記異常検知用データから算出される乖離度を用いて前記異常度を設定すること
    を特徴とするデータ記録装置。
  4. 請求項3に記載のデータ記録装置において、
    前記異常度設定手段は、前記乖離度が予め設定された下限値未満である場合、前記異常度を0とすること
    を特徴とするデータ記録装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のデータ記録装置において、
    前記記録パラメータ設定手段は、前記記録パラメータとして、データの種別、データ量、サンプリングレート、データの取得範囲のうちの少なくとも1つを設定すること
    を特徴とするデータ記録装置。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のデータ記録装置において、
    前記記録部における記録可能領域の有無を判定する記録可能領域判定手段(S340)と、
    前記記録可能領域がない場合、前記記録部に記録されたデータのうちの前記重要度が予め設定された閾値よりも低いデータを上書き対象として選択する上書き対象選択手段(S350〜S380)と、
    を備え、
    前記記録実施手段は、前記記録パラメータに従って記録対象のデータを前記上書き対象として選択されたデータに対して上書きして記録させること
    を特徴とするデータ記録装置。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか1項に記載のデータ記録装置において、
    前記重要度設定手段は、車両の走行が困難になるような異常について、車両の走行には無関係な異常よりも高順位に設定すること
    を特徴とするデータ記録装置。
  8. 請求項1〜請求項7の何れか1項に記載のデータ記録装置において、
    前記重要度設定手段は、自車両の走行速度が大きくなるにつれて前記重要度を高く設定すること
    を特徴とするデータ記録装置。
  9. コンピュータを請求項1〜請求項8の何れか1項に記載のデータ記録装置を構成する各手段として機能させるためのデータ記録プログラム。
JP2014095984A 2014-05-07 2014-05-07 データ記録装置およびデータ記録プログラム Active JP6252344B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014095984A JP6252344B2 (ja) 2014-05-07 2014-05-07 データ記録装置およびデータ記録プログラム
DE102015208294.6A DE102015208294A1 (de) 2014-05-07 2015-05-05 Datenaufzeichnungsgerät und Datenaufzeichnungsprogramm

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014095984A JP6252344B2 (ja) 2014-05-07 2014-05-07 データ記録装置およびデータ記録プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015212677A true JP2015212677A (ja) 2015-11-26
JP6252344B2 JP6252344B2 (ja) 2017-12-27

Family

ID=54336789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014095984A Active JP6252344B2 (ja) 2014-05-07 2014-05-07 データ記録装置およびデータ記録プログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6252344B2 (ja)
DE (1) DE102015208294A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017114402A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 スズキ株式会社 車載装置
JP2018147442A (ja) * 2017-03-09 2018-09-20 沖電気工業株式会社 変化点検出装置および変化点検出方法
JP2020016938A (ja) * 2018-07-23 2020-01-30 ファナック株式会社 データ管理装置、データ管理プログラム及びデータ管理方法
JP2020201839A (ja) * 2019-06-12 2020-12-17 富士通株式会社 情報収集プログラム、情報収集方法及び情報収集システム
JP2022035600A (ja) * 2020-08-21 2022-03-04 いすゞ自動車株式会社 診断装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017212729A1 (de) * 2017-07-25 2019-01-31 Continental Teves Ag & Co. Ohg Verfahren zum Betreiben eines Datenschreibers für Fahrzeuge
DE102017212728A1 (de) * 2017-07-25 2019-01-31 Continental Teves Ag & Co. Ohg Datenschreiber für Fahrzeuge mit zumindest einer Batterie

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09126045A (ja) * 1995-11-06 1997-05-13 Nissan Motor Co Ltd データ収集装置
JP2003312553A (ja) * 2002-04-19 2003-11-06 Mitsubishi Electric Corp 車両用データ記録装置
US20040225557A1 (en) * 2003-05-06 2004-11-11 Joseph Phelan Motor vehicle operating data collection and analysis
JP2006342713A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Fujitsu Ten Ltd 電子制御装置およびドライブレコーダの記憶方法
JP2008024015A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Hitachi Ltd 車載システム及びそれを搭載した車両
JP2012137803A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Denso Corp 車両データ記憶装置、コントローラ及び車両データ記録システム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007041952A (ja) 2005-08-04 2007-02-15 Nissan Motor Co Ltd データ処理装置およびデータ処理方法
JP6028528B2 (ja) 2012-11-08 2016-11-16 富士ゼロックス株式会社 文書処理装置及びプログラム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09126045A (ja) * 1995-11-06 1997-05-13 Nissan Motor Co Ltd データ収集装置
JP2003312553A (ja) * 2002-04-19 2003-11-06 Mitsubishi Electric Corp 車両用データ記録装置
US20040225557A1 (en) * 2003-05-06 2004-11-11 Joseph Phelan Motor vehicle operating data collection and analysis
JP2006342713A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Fujitsu Ten Ltd 電子制御装置およびドライブレコーダの記憶方法
JP2008024015A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Hitachi Ltd 車載システム及びそれを搭載した車両
JP2012137803A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Denso Corp 車両データ記憶装置、コントローラ及び車両データ記録システム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017114402A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 スズキ株式会社 車載装置
JP2018147442A (ja) * 2017-03-09 2018-09-20 沖電気工業株式会社 変化点検出装置および変化点検出方法
JP2020016938A (ja) * 2018-07-23 2020-01-30 ファナック株式会社 データ管理装置、データ管理プログラム及びデータ管理方法
CN110750522A (zh) * 2018-07-23 2020-02-04 发那科株式会社 数据管理装置、数据管理程序以及数据管理方法
US11301135B2 (en) 2018-07-23 2022-04-12 Fanuc Corporation Data management device, data management program, and data management method
CN110750522B (zh) * 2018-07-23 2023-08-08 发那科株式会社 数据管理装置、存储介质以及数据管理方法
JP2020201839A (ja) * 2019-06-12 2020-12-17 富士通株式会社 情報収集プログラム、情報収集方法及び情報収集システム
JP2022035600A (ja) * 2020-08-21 2022-03-04 いすゞ自動車株式会社 診断装置
JP7310754B2 (ja) 2020-08-21 2023-07-19 いすゞ自動車株式会社 診断装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE102015208294A1 (de) 2015-11-12
JP6252344B2 (ja) 2017-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6252344B2 (ja) データ記録装置およびデータ記録プログラム
US9539999B2 (en) Vehicle operator monitoring and operations adjustments
JP6576578B2 (ja) 車両を制御する方法、システム、及び非一時的コンピューター可読メモリ
JP6323157B2 (ja) 診断データ抽出装置、車両診断装置
JP4623128B2 (ja) 車両制御装置
JP2017504867A (ja) 車両におけるドライバ動作を評価する方法
US9925841B2 (en) Active vehicle suspension
CN106985825A (zh) 车辆状况检测和警告系统
JP2017065352A (ja) 運転者の特性及び技量に応じた支援を行う運転支援装置
DE102017129762A1 (de) Reifenpannensteuerung
EP3177937B1 (en) Dynamic stuck switch monitoring
US10435036B2 (en) Enhanced curve negotiation
JP2016206976A (ja) 車両の運転支援制御のための先行車軌跡算出装置
US10589741B2 (en) Enhanced collision avoidance
CN109964184A (zh) 通过比较过渡预测的自主车辆控制
JP5688811B2 (ja) 運転者状態推定装置
US8868281B2 (en) Understeer assessment for vehicles
US11524696B2 (en) Method for determining the values of parameters
JP2009229412A (ja) 重心高推定装置、及びこれを備えた車両挙動制御装置
US8364341B2 (en) Method for controlling a driver assistance system
CN106103228B (zh) 一种车辆控制系统
JP2013244891A (ja) 傾斜検出装置、ライト制御装置、および傾斜検出プログラム
CN111831959A (zh) 运动数据处理方法、装置、终端和计算机可读存储介质
JP6330582B2 (ja) 車両用情報記録装置
JP5688810B2 (ja) 運転者状態推定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160707

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170411

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171113

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6252344

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250