JP2015210183A - 粒子測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】微粒子の粒径等を高精度で測定可能な粒子測定装置を提供する。
【解決手段】粒子測定装置100は、投光素子111と受光素子112とを備え、検知領域DAにおける粒子による投光素子111の光の散乱光を受光素子112で受光することにより大気中に含まれる粒子を検出する粒子検出センサ110を含む粒子測定装置であって、受光素子112から出力された電流を電圧に変換することにより電圧信号を生成するIV変換部121と、電圧信号を所定の帯域で増幅する増幅部122と、増幅部122で増幅された電圧信号をサンプリング及び量子化するAD変換部161とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、投光素子と受光素子とを備え、検知領域における粒子による投光素子の光の散乱光を受光素子で受光することにより大気中に含まれる粒子を検出する粒子検出センサを含む粒子測定装置に関する。
光散乱式粒子検出センサは、投光素子と受光素子とを備える光電式センサであり、測定対象の気体を取り込んで投光素子の光を当該気体に照射し、その散乱光によって気体に含まれる粒子の有無を検出するものである。例えば、大気中に浮遊するホコリ・花粉・煙等の粒子を検出することができる。
この種の光散乱式粒子検出センサを含む機器として、当該光散乱式粒子検出センサからの検知信号を用いて、大気中の単位体積当たりの粒子の量(濃度)を検出するものが知られている(特許文献1参照)。
特開2001−087613号公報
しかしながら、上記従来の構成では、粒子の粒径(粒子径)の測定が困難であるという課題がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、気体に含まれる粒子の粒径を精度良く測定可能な粒子測定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る粒子測定装置は、投光素子と受光素子とを備え、検知領域における粒子による前記投光素子の光の散乱光を前記受光素子で受光することにより大気中に含まれる粒子を検出する粒子検出センサを含む粒子測定装置であって、前記受光素子から出力された電流を電圧に変換することにより電圧信号を生成するIV変換部と、前記電圧信号を所定の帯域で増幅する増幅部と、前記増幅部で増幅された電圧信号をサンプリング及び量子化するAD変換部とを備える。
また、さらに、前記AD変換部でサンプリング及び量子化された前記電圧信号である時系列のデジタルデータを用いて、当該デジタルデータの前記粒子に対応するピーク値を求め、求めたピーク値を用いて前記粒子の粒径を演算する演算部を備えてもよい。
また、前記演算部は、前記デジタルデータの単位時間当たりの変化量から前記ピーク値を求めてもよい。
本発明によれば、気体に含まれる粒子の粒径を精度良く測定可能にする。
図1は、実施の形態に係る粒子測定装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2Aは、大気中に粒子が存在しない場合における粒子検出センサの動作を説明するための断面図である。 図2Bは、大気中に粒径の小さい粒子が存在する場合における粒子検出センサの動作を説明するための断面図である。 図2Cは、大気中に粒径の大きい粒子が存在する場合における粒子検出センサの動作を説明するための断面図である。 図3は、受光素子で検出される光強度を示すグラフである。 図4は、比較例の粒子測定装置の一部の構成を示すブロック図である。 図5は、比較例において粒子の粒径を推定する方法を説明するための図であり、(a)はアナログ信号処理部から出力された電圧信号を示すグラフであり、(b)は当該比較例におけるコンパレータの出力電圧を示すグラフである。 図6は、比較例の粒子測定装置に生じる問題について説明するための図であり、(a)及び(b)は粒子検出センサの状態を模式的に示した図であり、(c)は電圧信号を示すグラフである。 図7は、比較例の粒子測定装置において、流速の差によって生じる問題について説明するための図であり、(a)は電圧信号を示すグラフであり、(b)はコンパレータの出力電圧を示すグラフである。 図8は、実施の形態に係る粒子測定装置が奏する効果について説明するための図であり、(a)は電圧信号を示すグラフであり、(b)はAD変換部によるAD変換結果を示すグラフである。 図9は、比較例の粒子測定装置に生じる他の問題について説明するための図であり、(a)及び(b)は粒子検出センサの状態を模式的に示した図であり、(c)は電圧信号を示すグラフであり、(d)はコンパレータの出力電圧を示すグラフである。 図10は、実施の形態に係る粒子測定装置が奏する他の効果について説明するための図であり、(a)は電圧信号を示すグラフであり、(b)はAD変換部によるAD変換結果を示すグラフである。 図11は、粒子の粒径が非常に大きい場合に比較例の粒子測定装置に生じる問題について説明するための図であり、(a)は粒子検出センサの状態を模式的に示した図であり、(b)は電圧信号を示すグラフであり、(c)はコンパレータの出力電圧を示すグラフである。 図12は、変形例における演算部による粒径の算出処理について説明するためのグラフである。
以下では、本発明の実施の形態に係る粒子測定装置について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。
(実施の形態)
[1.粒子測定装置の全体構成]
まず、本発明の実施の形態に係る粒子測定装置の全体構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る粒子測定装置の構成の一例を示すブロック図である。
同図に示すように、粒子測定装置100は、粒子検出センサ110、アナログ信号処理部120、及び、電源部130を含むセンサモジュール150と、汎用MPU(Micro Processing Unit)160とを備え、大気に含まれる粒子の粒径を測定する。
以下、粒子測定装置100の各構成について、具体的に説明する。
[1−1.粒子検出センサの構成]
粒子検出センサ110は、投光素子111と受光素子112とを備える光電式センサであり、検知領域DAにおける粒子による投光素子111からの光の散乱光を受光素子112で受光することにより大気中に含まれる粒子を検出するものである。本実施の形態における粒子検出センサ110は、さらに、反射面を有する反射体114と、大気を加熱する加熱部115とを有する。
投光素子111は、所定の波長の光を発する光源(発光部)であり、例えば、LEDや半導体レーザ等の固体発光素子である。投光素子111としては、赤外光、青色光、緑色光、赤色光又は紫外光を発する発光素子を用いることができる。
なお、投光素子111の発光波長が短いほど、粒径の小さな粒子を検出しやすくなる。また、投光素子111の発光制御方式は特に限定されるものではなく、投光素子111から出射する光は、DC駆動による連続光又はパルス光等とすることができる。また、投光素子111の出力の大きさは、時間的に変化していてもよい。
受光素子112は、光を受ける受光部であり、例えば、フォトダイオード、フォトICダイオード、フォトトランジスタ、又は、光電子倍増管等、光を受けて電気信号に変換する素子(光検出器)である。具体的には、受光素子112は、電気信号として電流信号を生成する。つまり、受光素子112は、受光した光強度に応じた電流信号を出力する。
これら投光素子111及び受光素子112は、電源部130から供給された電源によって動作する。
図1に示すように、投光素子111及び受光素子112は、筐体113内に配置される。筐体113は、投光素子111及び受光素子112を保持するように構成されている。本実施の形態において、投光素子111及び受光素子112は、それぞれの光軸を交差させる形で筐体113内に配置されている。
筐体113には、粒子を含む大気(気体)が流れる筒状の空間領域である粒子流路が設けられている。
検知領域DAは、測定対象の気体に含まれる粒子(エアロゾル)を検知するための領域であるエアロゾル検知領域(エアロゾル測定部)であり、投光素子111の光が投光される空間領域と投光素子111の光が粒子に当たって発生した散乱光を受光素子112に導くための空間領域とが重なる空間領域である。また、検知領域DAは、粒子流路内に存在するように設定されており、測定対象の気体は、粒子流路を通って検知領域DAに導かれる。
なお、本実施の形態において、粒子流路の流路方向(測定対象の気体が流れる方向)は、図1の紙面上下方向としているが、図1の紙面垂直方向としてもよい。つまり、本実施の形態では、粒子流路の流路軸は、投光素子111及び受光素子112の各光軸が通る平面上に存在するように設定しているが、当該平面と直交するように設定されていてもよい。
反射体114(反射板)は、検知領域DAにおける粒子による投光素子111の光の散乱光を反射して当該散乱光を受光素子112に導く反射部材である。本実施の形態において、反射体114は、粒子の散乱光を反射して受光素子112に集光させている。より具体的には、反射体114は、粒子の散乱光を受光素子112に向けて反射している。
反射体114としては、ベース部材の表面そのものが反射面となるようにベース部材そのものを金属等の反射材料で構成してもよいし、樹脂や金属のベース部材の表面に反射面となる反射膜を形成してもよい。
反射膜としては、アルミニウム、金、銀や銅等の金属反射膜、鏡面反射膜、又は、誘電体多層膜等を用いることができる。反射膜としては、吸収率が小さく、高い反射率を有するものがよい。また、反射膜として、蒸着等で形成したアルミニウム膜の表面に当該アルミニウム膜よりも薄い薄膜を積層したものを用いてもよい。アルミニウム膜に積層する薄膜としては、例えば、MgF膜、SiO膜、SiO膜、AlN膜、アルミナ膜、又は、増反射膜等が用いられる。このように、アルミニウム膜にこれらの薄膜を積層することによって、アルミニウム膜の劣化(腐食等)を抑制したり光増幅による光学特性を向上させたりすることができる。
加熱部115は、粒子を含む大気を検知領域DAに導入するために大気を加熱するものであり、粒子流路内に流れる気体の流れを促進させるための気流を発生させる気流発生装置として機能する。具体的には、加熱部115は、低コストのヒータ抵抗等であり、本実施の形態では、粒子流路内に配置されている。つまり、加熱部115は、粒子流路内の大気を加熱する。
例えば、加熱部115がヒータ抵抗である場合、ヒータ抵抗に電圧を印加すると、ヒータ抵抗が加熱される。これにより、ヒータ抵抗の周囲の大気は、加熱されて密度が小さくなり、重力と逆方向の上方向に移動する。つまり、加熱部115によって粒子流路内の大気を加熱すると、上方向の気流(上昇気流)を発生させることができる。
このように、加熱部115によって粒子流路内の大気を加熱することによって、筐体113(粒子流路)内に測定対象の気体(大気)を容易に引き込むことができるので、加熱部115を設けない場合と比べて、粒子検出センサ110内に多くの粒子を取り込むことができる。したがって、粒子流路に含まれる検知領域DAにおける単位体積あたりの粒子の量を大きくすることができるので、感度を高くすることができる。
また、加熱部115は、上昇気流を発生させるので、図1に示すように、粒子流路の下方部分に設置するとよい。なお、加熱部115が動作していない状態でも、大気は粒子流路内を通過することができる。つまり、加熱部115が動作していない場合でも、大気中に含まれる粒子を検出することは可能である。
[1−2.粒子検出センサの動作]
次に、本実施の形態における粒子検出センサ110の動作について、図2A、図2B、図2C及び図3を用いて説明する。図2A〜図2Cは、それぞれ、大気中に粒子が存在しない場合、大気中に粒径の小さい粒子が存在する場合及び大気中に粒径の大きい粒子が存在する場合における粒子検出センサ110の動作を説明するための断面図である。図3は、図2A〜図2Cに示す状態において受光素子112で検出される光強度を示すグラフである。
加熱部115を動作させて粒子流路に気流を発生させると、大気導入孔から粒子検出センサ110内に大気が引き込まれ、当該大気は、粒子流路を経由して検知領域DAに導かれる。
この場合、図2Aに示すように、粒子検出センサ110内に導入された大気に粒子(エアロゾル)が存在しない場合、つまり、検知領域DAに粒子が流入しない場合は、投光素子111から出射した光は検知領域DAを通過してそのまま直進するので、粒子による散乱光が発生しない。したがって、この場合、基本的には受光素子112の反応がないので、粒子検出センサ110内に導入された大気中に粒子が存在しないことが分かる。
なお、この場合、検知領域DAを通過して直進した光が筐体113の中で反射して迷光となって受光素子112に入射する場合がある。しかしながら、この場合、受光素子112で検出される光強度は、検知領域DAに粒子が存在する場合と比べて小さい。したがって、粒子検出センサ110内に導入された大気中に粒子が存在しないことが分かる。
また、図2Bに示すように、粒子検出センサ110内に導入した大気に粒径の小さい粒子(エアロゾル)P1が存在する場合、つまり、検知領域DAに粒径の小さい粒子P1が流入した場合は、投光素子111の光は検知領域DAに存在する粒子P1に当たって散乱し、当該散乱光は直接又は反射体114で反射して受光素子112に入射する。
具体的には、この場合、図3中の「粒径:小」で示すような光強度を持つ散乱光が受光素子112に入射する。ここで、上述したように、受光素子112は、受光した光強度に応じた電流信号を出力する。よって、この場合、受光素子112から出力される電流信号は比較的小さくなる。これにより、粒子検出センサ110内に導入した大気中には粒径の小さい粒子が存在することが分かる。
また、図2Cに示すように、粒子検出センサ110内に導入した大気に粒径の大きい粒子(エアロゾル)P2が存在する場合、つまり、検知領域DAに粒径の大きい粒子P2が流入した場合も、投光素子111の光は検知領域DAに存在する粒子P2に当たって散乱し、当該散乱光は直接又は反射体114で反射して受光素子112に入射する。
具体的には、この場合、図3中の「粒径:大」で示すような光強度を持つ散乱光が受光素子112に入射する。よって、この場合、受光素子112から出力される電流信号は比較的大きくなる。これにより、粒子検出センサ110内に導入した大気中には粒径の大きい粒子P2が存在することが分かる。
このように、粒子検出センサ110は、当該粒子検出センサ110内に導入された大気に粒子が含まれるか否か(粒子の有無)を検知することができる。つまり、大気中の粒子を検出することができる。また、当該大気に粒子が含まれる場合、当該粒子の粒径に応じた電流信号を出力する。
[1−3.アナログ信号処理部の構成]
アナログ信号処理部120は、粒子検出センサ110から出力された電流信号に対して各種の信号処理を施すことにより、当該電流信号に基づくアナログ電圧信号を出力する。ここで、各種の信号処理とは、例えば、電流(I)を電圧(V)に変換するI/V変換、入力された信号の所望の周波数帯域を通過させるバンドパスフィルタ処理、及び、入力された信号を増幅して出力する増幅処理である。
なお、アナログ信号処理部120は、ここに例示した各処理に限らず、さらに他の信号処理(例えば、ハイパスフィルタ処理、ローパスフィルタ処理、及び、減衰処理等)を行うものであってもよい。
このアナログ信号処理部120は、図1に示すように、IV変換部121と、増幅部122とを含む。
[1−3−1.IV変換部]
IV変換部121は、受光素子112から出力された電流を電圧に変換(IV変換)する。つまり、IV変換部121は、粒子検出センサ110から出力された電流信号を電圧信号に変換する。このように電圧信号に変換することにより、IV変換部121の後段に接続された増幅部122の設計が容易になる。
[1−3−2.増幅部]
増幅部122は、IV変換部121で変換された電圧信号の所定の帯域を増幅する。具体的には、当該電圧信号に含まれる周波数成分のうち所定の帯域の周波数成分を、他の帯域の周波数成分よりも高い増幅率で増幅する。ここで、所定の帯域とは、例えば、粒子検出センサ110の粒子流路内に流れる大気の流速v1に対応する周波数f1を中心周波数、帯域幅をfbwとする帯域である。なお、fbwは所定の周波数であってもよいし、電圧信号のノイズフロアに応じて適宜設定される周波数であってもよい。言い換えれば、増幅部122は、IV変換部121で変換された電圧信号を増幅し、粒子に対応したパルス波形を含む電圧信号に変換する。
この増幅部122は、例えば、図1に示すように、IV変換部121から出力された電圧信号に含まれる周波数成分のうち所定の帯域の周波数成分を通過するバンドパスフィルタ122aと、バンドパスフィルタ122aを通過した周波数成分からなる信号を増幅する増幅器122bとを含む。なお、バンドパスフィルタ122a及び増幅器122bの接続順はこれに限らず、増幅器122bがバンドパスフィルタ122aよりも前段に設けられていてもよい。
このような構成により、アナログ信号処理部120は、粒子検出センサ110から出力された電流信号に基づく電圧信号を出力する。
[1−4.電源部]
電源部130は、センサモジュール150が備える構成のうち、当該電源部130以外の各構成(粒子検出センサ110、及び、アナログ信号処理部120)に対して、電源を供給する。この電源部130は、例えば、センサモジュール150の外部から供給された電圧を所望の電圧に変換するレギュレータ等により構成される。
[2.汎用MPUの構成]
汎用MPU160は、アナログ信号処理部120から出力されたアナログ電圧信号を用いて、粒子検出センサ110の粒子流路内に流れる大気に含まれる粒子の粒径を算出する。この汎用MPU160は、例えば、集積回路であるシステムLSIにより実現され、以下で説明する構成毎に個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。
また、汎用MPU160は、システムLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
このような汎用MPU160は、図1に示すように、AD変換部161を有し、AD変換部161で生成されたデジタルデータを用いて、粒子検出センサ110の粒子流路内に流れる大気に含まれる粒子についての種々の分析を行うことができる。この種々の分析とは、例えば、当該粒子の粒径の算出、又は、当該粒子の同定等である。
また、本実施の形態において、汎用MPU160は、さらに、図1に示すように演算部162を有する。以下、汎用MPU160の各構成について説明する。
[2−1.AD変換部]
AD変換部161は、増幅部122で増幅された電圧信号をサンプリング(標本化)及び量子化する。言い換えると、当該AD変換部161は、アナログ信号処理部120から出力されたアナログの電圧信号をAD(Analog to Digital)変換することにより、当該電圧信号に対応する時系列のデジタルデータを生成する。つまり、AD変換部161は、粒子検出センサ110から出力された電流信号に基づく時系列のデジタルデータを生成する。
具体的には、このAD変換部161は、汎用MPU160に予め組み込まれたAD変換モジュールであり、当該汎用MPU160のアナログ入力端子に入力された電圧信号をデジタルデータに変換する。例えば、AD変換部161は、汎用MPU160においてアナログ入力用に設定された端子に入力された0.0〜5.0Vの範囲の電圧信号を、所定のサンプリング周期でサンプリングし、サンプリングされた電圧信号の電圧を10ビットのデジタル値に変換することにより、デジタルデータを生成する。
なお、汎用MPU160のアナログ入力端子に入力される電圧の範囲は、上記例に限らず、例えば、当該入力される電圧の最大値は、汎用MPU160の外部から指定される電圧(例えば3.3V)であってもよい。また、AD変換部161で生成されるデジタルデータのビット数は、上記例に限らず、例えば8ビットであっても12ビットであってもよい。
[2−2.演算部]
演算部162は、AD変換部161で生成されたデジタルデータを用いて、粒子検出センサ110の粒子流路内に流れる大気に含まれる粒子の粒径を算出する。
ここで、演算部162による粒子の粒径の算出処理について説明する。
上述したように、粒子検出センサ110から出力される電流信号は、粒子検出センサ110の粒子流路内に流れる大気に含まれる粒子の粒径に応じた信号である。よって、AD変換部161から演算部162に入力されるデジタルデータも粒子の粒径に応じた大きさとなる。具体的には、電流信号は、当該粒子の粒径が大きいほど、大きくなるので、デジタルデータも、当該粒子の粒径が大きいほど、大きくなる。
したがって、演算部162は、時系列のデジタルデータのピークを検出し、検出したピークの値を用いて当該粒子の粒径を算出する。つまり、演算部162は、AD変換部161でサンプリング及び量子化された電圧信号である時系列のデジタルデータを用いて、当該デジタルデータのピーク値を求め、求めたピーク値を用いて粒子の粒径を演算する。
また、粒子検出センサ110から出力される電流信号のピークの1つ1つ、つまり、粒子による散乱光の光強度のピーク1つ1つは、粒子の1つ1つに対応する。よって、演算部162は、粒子検出センサ110内に導入された大気の中の粒子の個数(量)も算出することができる。
また、演算部162は、上述したデジタルデータのピークを検出する演算(ピークサーチ)を、常時行っていてもよいし、所定の条件を満たしている場合のみに行っていてもよい。
例えば、演算部162は、粒子の粒径を算出するための複数の閾値(例えば、10段階の閾値Vth1〜Vth10)を有し、AD変換部161で生成されたデジタルデータが当該複数の閾値のうち最低の閾値(例えば、Vth1)より大きい場合に、ピークサーチを行ってもよい。言い換えると、演算部162は、当該デジタルデータが最低の閾値を超えた場合に、ピークサーチを開始してもよい。
このように、演算部162は、所定の条件を満たしている場合のみにピークサーチを行うことにより、常時ピークサーチを行う場合と比較して、演算量(処理量)を低減することができる。つまり、汎用MPU160として高性能なデバイスを用いることなく、粒子の粒径を算出することができる。
ここで、粒子の粒径を算出するための複数の閾値のうち最低の閾値は、AD変換部161に入力された電圧信号のノイズフロアに対応するデジタル値より大きい値であってもよい。
これにより、演算部162がノイズのピークを算出することにより生じる各種の誤検知を低減できる。なお、各種の誤検知とは、例えば、粒子の粒径の誤検知、及び、粒子の個数の誤検知等である。
なお、演算部162は、デジタルデータのピークを非同期で検出してもよい。つまり、演算部162によるデジタルデータのピークの検出は、所定時間間隔に限らず、任意の時間間隔であってもよい。これにより、互いに異なる粒径の複数の粒子が連続して検知領域DAに導入された場合であっても、これら複数の粒子各々の粒径を算出することができる。
すなわち、当該場合では、デジタルデータのピークの出現する位相が変化するおそれがある。しかしながら、デジタルデータのピークを非同期で検出することにより、ピークの出現する位相が変化した場合であっても、各ピークを検出できる。よって、精度良くピークを検出できるので、各粒子の粒径を精度良く算出することができる。
[3.比較例との対比]
次に、本実施の形態に係る粒子測定装置100が奏する効果について、比較例の粒子測定装置と対比しながら説明する。
[3−1.比較例の構成]
まず、比較例の粒子測定装置の構成について、図4及び図5を用いて説明する。図4は、比較例の粒子測定装置の一部の構成を示すブロック図であり。また、図5は、当該比較例において粒子の粒径を推定する方法を説明するための図であり、同図の(a)はアナログ信号処理部120から出力された電圧信号を示すグラフであり、同図の(b)は当該比較例におけるコンパレータの出力電圧を示すグラフである。
比較例の粒子測定装置は、実施の形態に係る粒子測定装置100と比較して、汎用MPU160に代わり、図4に示すコンパレータ923及びカウンタ924を備える点が異なる。以下、比較例の粒子測定装置について、実施の形態に係る粒子測定装置100と異なる点を中心に述べる。
コンパレータ923は、アナログ信号処理部120から出力された電圧信号と所定の閾値電圧Vthとを比較し、電圧信号の電圧が閾値電圧Vth以下の場合にハイレベル電圧を出力する。一方、当該コンパレータ923は、電圧信号の電圧が閾値電圧Vthより大きい場合にローレベル電圧を出力する。
例えば、図2Bに示すような粒径の小さな粒子P1が検知領域DAにある場合、電圧信号は図5の(a)の「粒径:小」で示すようなグラフになる。また、図2Cに示すような粒径の大きな粒子P2が検知領域DAにある場合、電圧信号は図5の(a)の「粒径:大」で示すようなグラフになる。よって、コンパレータ923の出力Coutがローレベル電圧となっている期間は、粒径の小さな粒子P1が検知領域DAにある場合より粒径の大きな粒子P2が検知領域DAにある場合において長くなる。
カウンタ924は、コンパレータ923の出力電圧がローレベル電圧となっている期間を、例えば、当該カウンタ924外部から供給されるクロックを用いて計数する。
上述したように、コンパレータ923の出力Coutがローレベル電圧となっている期間(ローレベル期間)は、検知領域DAに存在する粒子の粒径が大きいほど長くなるので、カウンタ924によるカウント値は、ローレベル期間が長いほど大きくなる。つまり、当該カウント値は、検知領域DAに位置する粒子の粒径が大きくなるほど大きくなる。
したがって、比較例の粒子測定装置は、カウンタ924によるカウント値から、検知領域DAに存在する粒子の粒径を推定できる。
[3−2.比較例に生じる問題と本実施の形態が奏する効果]
しかしながら、このような比較例の粒子測定装置では、検知領域DAに存在する粒子の粒径を精度良く推定できない虞がある。以下、この理由について、図6を用いて説明する。
図6は、比較例の粒子測定装置に生じる問題について説明するための図であり、同図の(a)は気体の流速が小さい(気体が遅い)場合の粒子検出センサ110の状態を模式的に示した図であり、同図の(b)は気体の流速が大きい(気体が速い)場合の粒子検出センサ110の状態を模式的に示した図である。また、同図の(c)は、同図の(a)及び同図の(b)に示した状態において、アナログ信号処理部120から出力された電圧信号を示すグラフである。
同図の(a)に示すように、粒子検出センサ110内に導入された気体の流速が小さい場合、粒子P3からの散乱光が受光素子112で受光される期間が長くなる。
これに対して、同図の(b)に示すように、粒子検出センサ110内に導入された気体の流速が大きい場合、粒子P3からの散乱光が受光素子112で受光される期間が短くなる。
したがって、検知領域DAに存在する粒子の粒径が実質的に同じ場合であっても、流速が互いに異なる場合には、アナログ信号処理部120から出力される電圧信号の波形が互いに異なる虞がある。
具体的には、同図の(c)に示すように、粒子検出センサ110内に導入された気体の流速が小さい場合の電圧信号は、当該流速が大きい場合の電圧信号と比較して、ピーク電圧が同じ、かつ、長時間に亘って出現する波形となる。言い換えると、当該流速が小さい場合の電圧信号は、当該流速が大きい場合の電圧信号と比較して、ピーク電圧が同じ、かつ、半値幅が大きい波形となる。
このように、アナログ信号処理部120から出力される電圧波形の半値幅が、気体の流速に依存することにより、比較例の粒子測定装置では、粒子の粒径を精度良く推定することが困難である。
以下、このような流速の差による電圧信号の波形の違いが比較例における粒径の推定結果にもたらす影響について、図7を用いて説明する。図7は、比較例の粒子測定装置において、流速の差によって生じる問題について説明するための図であり、同図の(a)はアナログ信号処理部120から出力された電圧信号を示すグラフであり、同図の(b)は当該比較例におけるコンパレータ923の出力電圧Coutを示すグラフである。
例えば、(i)粒径の小さな粒子が検知領域DAに存在し、かつ、粒子検出センサ110内に導入された気体の流速が大きい場合、電圧信号は図7の(a)の「粒径:小、流速:大」で示すようなグラフになる。また、(ii)粒径の小さな粒子が検知領域DAに存在し、かつ、粒子検出センサ110内に導入された気体の流速が小さい場合、電圧信号は図7の(a)の「粒径:小、流速:小」で示すようなグラフになる。また、(iii)粒径の大きな粒子が検知領域DAに存在し、かつ、粒子検出センサ110内に導入された気体の流速が大きい場合、電圧信号は図7の(a)の「粒径:大、流速:大」で示すようなグラフになる。
つまり、上記(ii)の場合の電圧信号は、上記(i)の場合の電圧信号と比較して、ピーク電圧が同じ、かつ、半値幅が大きい波形となっている。また、上記(iii)の場合の電圧信号は、上記(i)の場合の電圧信号と比較して、ピーク電圧が高い波形となっている。
これにより、上記(i)〜(iii)の場合におけるコンパレータ923の出力Coutは、図7の(b)に示すようになる。
具体的には、上記(i)の場合のローレベル期間Taは、上記(ii)の場合のローレベル期間Ta’、及び、上記(iii)の場合のローレベル期間Tbのいずれよりも小さい。また、上記(ii)の場合のローレベル期間Ta’と上記(iii)の場合のローレベル期間Tbとは、ほぼ同一となっている。
ここで問題となるのは、上記(ii)の場合のローレベル期間Ta’と上記(iii)の場合のローレベル期間Tbとの関係である。
すなわち、図7の(a)に示すような電圧信号が出力された場合、同図の(b)に示すようにTa’=Tbとなる虞がある。このような場合、比較例の粒子測定装置は、上記(ii)の場合の粒径と、上記(iii)の場合の粒径とが同じであると推定する。言い換えると、比較例の粒子測定装置は、上記(ii)のような粒径の小さな粒子が検知領域DAに存在し、かつ、粒子検出センサ110内に導入された気体の流速が小さい場合に、誤って粒子の粒径を大きく推定する虞がある。
このように、比較例に係る粒子測定装置では、粒子検出センサ110内に導入された気体の流速がバラつく場合、つまり、時間とともに流速が変化する場合に、気体に含まれる粒子の粒径を精度良く測定することが困難である。
これに対して、本実施の形態に係る粒子測定装置100では、AD変換部161が電圧信号をサンプリング及び量子化することにより、当該電圧信号をデジタルで波形分析することができる。よって、当該粒子測定装置100は、流速がバラつく場合であっても、検知領域DAに存在する粒子の粒径を精度良く推定することができる。以下、この理由について、図8を用いて説明する。
図8は、本実施の形態に係る粒子測定装置100が奏する効果について説明するための図であり、同図の(a)は図7の(a)に対応し、アナログ信号処理部120から出力された電圧信号を示すグラフであり、同図の(b)はAD変換部161によるAD変換結果を示すグラフである。
本実施の形態では、図8の(a)に示す電圧信号は、AD変換部161によりサンプリング及び量子化されることにより、図8の(b)に示すようなデジタルデータへと変換される(AD変換される)。
つまり、図8の(a)に示すように、上記(ii)の場合の電圧信号のピークは、上記(iii)の場合の電圧信号のピークよりも小さい。よって、上記(ii)の場合のデジタルデータのピーク値P2は、上記(iii)の場合のデジタルデータのピーク値P3よりも小さい。
ここで、上述したように、演算部162は、このようなデジタルデータのピーク値を求め、求めたピーク値を用いて粒子の粒径を演算する。
よって、演算部162は、上記(ii)の場合のような、粒径の小さな粒子が検知領域DAに存在し、かつ、粒子検出センサ110内に導入された気体の流速が小さい場合であっても、粒子の粒径を小さく推定できる。つまり、本実施の形態では、デジタルデータのピーク値を用いて粒子の粒径を演算することにより、気体の流速が変動した場合であっても粒子の粒径を精度良く推定することができる。
また、さらに、比較例の粒子測定装置は、上記(i)の場合のローレベル期間Taと上記(ii)の場合のローレベル期間Ta’とが異なることから、これら(i)及び(ii)の場合の粒径が同じであることを判別できない。
これに対して、本実施の形態では、上記(i)の場合のデジタルデータのピーク値P1は、上記(ii)の場合のデジタルデータのピーク値P2と実質的に同一であることから、これら(i)及び(ii)の場合の粒径が同じであることを判別できる。つまり、本実施の形態では、デジタルデータのピーク値を用いて粒子の粒径を演算することにより、粒子の粒径を推定するので、流速が変動した場合であっても同一粒径の粒子を判別できる。
また、さらに、比較例の粒子測定装置では、検知領域DAに存在する粒子が複数個の場合に、粒子の粒径を誤検知する虞がある。以下、この理由について、図9を用いて説明する。
図9は、比較例の粒子測定装置に生じる他の問題について説明するための図である。具体的には、同図の(a)は(iv)検知領域DAに粒径の大きな粒子P4が1個存在する場合の粒子検出センサ110の状態を模式的に示した図であり、同図の(b)は(v)検知領域DAに粒径の小さな粒子P4a、P4bが2個存在する場合の粒子検出センサ110の状態を模式的に示した図であり、同図の(c)は、(a)及び(b)に示した状態において、アナログ信号処理部120から出力された電圧信号を示すグラフであり、同図の(d)は比較例におけるコンパレータ923の出力電圧Coutを示すグラフである。
同図の(c)に示すように、(a)に示すような上記(iv)の場合と、(b)に示すような上記(v)の場合とでは、電圧信号のピークは異なるものの、波形が現れる期間がほぼ同一となる虞がある。
すなわち、同図の(d)に示すように、上記(v)の場合にコンパレータ923の出力Coutがローレベル電圧となる期間Ta’’は、上記(iv)の場合にコンパレータ923の出力Coutがローレベル電圧となる期間Tbと、同一となる虞がある。
このような場合、比較例の粒子測定装置は、同図の(b)に示すような粒径の小さな粒子P4a及びP4bが2個存在する状態であっても、粒径の大きな粒子が1個存在すると推定する虞がある。つまり、粒子の粒径を誤検知する虞がある。
このように、比較例に係る粒子測定装置では、検知領域DAに複数の粒子が存在する場合に、気体に含まれる粒子の粒径を精度良く測定することが困難である。
これに対して、本実施の形態に係る粒子測定装置100では、AD変換部161が電圧信号をサンプリング及び量子化することにより、当該電圧信号をデジタルで波形分析することができる。よって、当該粒子測定装置100は、検知領域DAに複数の粒子が存在する場合であっても、検知領域DAに存在する粒子の粒径を精度良く推定することができる。以下、この理由について、図10を用いて説明する。
図10は、本実施の形態に係る粒子測定装置100が奏する他の効果について説明するための図であり、同図の(a)は図9の(a)に対応し、アナログ信号処理部120から出力された電圧信号を示すグラフであり、同図の(b)はAD変換部161によるAD変換結果を示すグラフである。
本実施の形態では、図10の(a)に示す電圧信号は、AD変換部161によりサンプリング及び量子化されることにより、図10の(b)に示すようなデジタルデータへと変換される(AD変換される)。
つまり、図10の(a)に示すように、上記(v)の場合の電圧信号のピークは、上記(iv)の場合の電圧信号のピークよりも小さい。よって、同図の(b)に示すように、上記(v)の場合のデジタルデータのピーク値P12は、上記(iv)の場合のデジタルデータのピーク値P11よりも小さい。
ここで、上述したように、演算部162は、このようなデジタルデータのピーク値を求め、求めたピーク値を用いて粒子の粒径を演算する。
よって、演算部162は、図9の(b)に示すような検知領域DAに粒径の小さな粒子P4a、P4bが2個存在する場合であっても、比較例の粒子測定装置のように粒径を大きく推定してしまう誤検知を抑制できる。つまり、演算部162は、検知領域DAに複数の粒子が存在する場合であっても、粒子の粒径を精度良く推定することができる。
また、さらに、比較例の粒子測定装置は、検知領域DAに複数個の粒子が存在する場合であっても、これらを区別することは困難である。つまり、比較例の粒子測定装置では、粒子検出センサ110内に導入された大気の中の粒子の個数(量)を算出することは困難である。
これに対して、本実施の形態では、粒子検出センサ110から出力された電流信号に基づく電圧信号を波形分析することができるので、粒子の1つ1つを区別することができる。具体的には、図10の(b)に示す上記(v)の場合のデジタルデータは、当該デジタルデータのピーク1つ1つが、粒子P4a、P4bの1つ1つに対応する。
よって、本実施の形態に係る粒子測定装置100は、デジタルデータのピークの数から粒子検出センサ110内に導入された大気の中の粒子の個数(量)を算出することができる。よって、本実施の形態に係る粒子測定装置100は、大気の単位体積当たりの粒子の個数(濃度)を算出することが可能となる。
なお、上記説明では、上記(v)の場合のデジタルデータの各ピーク値は同じであるとして説明した。つまり、粒子P4aの粒径と粒子P4bの粒径とが同じであるとして説明したが、これらの粒径は互いに異なっていてもよい。この場合であっても、本実施の形態に係る粒子測定装置100は、上記と同様の効果を奏する。また、さらに、この場合、本実施の形態に係る粒子測定装置100は、デジタルデータのうち粒子P4aに対応するパルスと粒子P4bに対応するパルスとを区別することができるので、粒子P4aの粒径及び粒子P4bの粒径のそれぞれを推定することができる。
[4.まとめ]
以上のように、本実施の形態に係る粒子測定装置100は、増幅部122で増幅された電圧信号をサンプリング及び量子化するAD変換部161を備える。
これにより、当該粒子測定装置100は、電圧信号をデジタルで波形分析することができるので、大気に含まれる粒子についての種々の分析を行うことができる。よって、粒子の粒径を精度良く測定することが可能となる。
また、本実施の形態に係る粒子測定装置100は、AD変換部161でサンプリング及び量子化された電圧信号である時系列のデジタルデータを用いて、当該デジタルデータの粒子に対応するピーク値を求め、求めたピーク値を用いて粒子の粒径を演算する演算部162を備える。
これにより、当該粒子測定装置100は、電圧信号のピークを高速に検出することができる。つまり、粒子の粒径を高速に演算できる。
ここで、電圧信号のピークをアナログで算出する構成としては、例えば、ピークホールド回路、及び、複数の閾値と比較するための複数のコンパレータを用いる構成が考えられる。しかしながら、このような構成では、ピークホールド回路内のコンデンサの充放電に時間を要することにより、電圧信号のピークを高速に検出することが困難である。さらに、アナログ回路構成として、複数のコンパレータを備えることが必要である。
これに対して、本実施の形態に係る粒子測定装置100では、汎用MPU160に予め組み込まれたAD変換モジュールであるAD変換部161を用いることにより、上記ピークホールド回路を用いる場合よりも電圧信号のピークを高速に検出することができる。つまり、当該粒子測定装置100は、粒子の粒径を高速に演算できる。さらに、アナログ回路構成として複数のコンパレータを備える必要がないので、アナログ回路構成を簡素化及び低コスト化できる。
(変形例)
上記実施の形態において、演算部162は、AD変換部161で生成されたデジタルデータそのもののピークを用いて粒径を算出(演算)したが、演算部は、デジタルデータの単位時間当たりの変化量から当該デジタルデータの粒子に対応するピークを求めてもよい。これにより、粒子検出センサ110に導入された粒子の粒径が、例えば、センサモジュール150及び汎用MPU160の仕様によって定まる計測範囲を超えるような場合であっても、当該粒径を精度良く測定できる。
ここで、センサモジュール150及び汎用MPU160の仕様によって定まる計測範囲の一例について説明する。
センサモジュール150では、散乱光の光強度が非常に大きい場合、すなわち、粒子検出センサ110に導入された粒子の粒径が非常に大きい場合、例えば、粒子検出センサ110の受光素子112、及び、増幅器122b等が飽和状態となる場合がある。また、汎用MPU160では、入力電圧がアナログ入力端子の仕様によって定まる最大電圧を超えた場合、すなわち、粒子検出センサ110に導入された粒子の粒径が非常に大きいことによりアナログ信号処理部120から出力された電圧が非常に大きい場合、最大電圧を超えた電圧は計測できない場合がある。
このような、粒子検出センサ110に導入された粒子の粒径が非常に大きい場合、上述の比較例の粒子測定装置では、粒径を精度良く測定することが困難である。以下、その理由について、図11を用いて説明する。
図11は、粒子の粒径が非常に大きい場合に比較例の粒子測定装置に生じる問題について説明するための図であり、(a)は当該場合における粒子検出センサ110の状態を模式的に示した図であり、(b)は当該場合におけるアナログ信号処理部120から出力された電圧信号を示すグラフであり、(c)は当該場合におけるコンパレータ923の出力電圧Coutを示すグラフである。
また、同図の(b)及び(c)では、上述した計測範囲を超えるような非常に大きな粒子P5の粒径として、3通りの粒径D1〜D3(ただし、D1<D2<D3)の場合について、図示している。
図11の(c)に示すように、比較例の構成では、粒子の粒径が計測範囲を超えるような非常に大きな粒径の場合には、コンパレータ923の出力Coutがローレベルとなる期間Tc1、Tc2及びTc3の差が小さい。つまり、粒径D1〜D3の違いは、当該期間Tc1、Tc2及びTc3の違いとして現れにくい。
これにより、比較例の粒子測定装置では、粒径が非常に大きな粒子の粒径を精度良く測定することが困難である。
これに対して、本変形例における演算部は、デジタルデータの単位時間当たりの変化量から当該デジタルデータの粒子P5に対応するピークを求め、求めたピークを用いて粒子P5の粒径を演算する。具体的には、当該演算部は、AD変換部161で生成されたデジタルデータに含まれる粒子P5に対応するパルスの一部を用いて、当該パルスのピークを求め、求めたピークを用いて粒子P5の粒径を演算する。
図12は、本変形例における演算部による粒径の算出処理について説明するためのグラフである。同図には、粒子の粒径が非常に大きい場合において、アナログ信号処理部120から出力された電圧信号を示すグラフが示されている。
同図に示すように、粒子の粒径D1〜D3が非常に大きく上述の計測範囲を超えるような場合であっても、単位時間当たりの電圧信号の変化量(増加率)の違いは現れやすい。つまり、当該場合であっても、粒径D1〜D3の違いは、単位時間当たりのデジタルデータの変化量の違いとして現れる。
よって、上述したように、本変形例における演算部は、デジタルデータの単位時間当たりの変化量から当該デジタルデータの粒子に対応するピークを求め、求めたピークを用いて粒子の粒径を演算する。これにより、本変形例に係る粒子測定装置は、粒子の粒径D1〜D3が計測範囲を超えるような場合であっても、当該粒径D1〜D3を精度良く測定することができる。
なお、本変形例における演算部は、さらに、AD変換部161で生成されたデジタルデータが最大値となっている期間、つまり、当該デジタルデータが飽和している期間をカウントし、上記増加率とカウント結果とから粒子の粒径を算出してもよい。
例えば、粒子の粒径が計測範囲を超えている場合、図12に示すように、粒子の粒径が大きいほど当該粒子に対応するパルスの電圧信号が最大計測値Rmaxを超えている期間(ORT1、ORT2、ORT3)が長くなる。
よって、本変形例における演算部は、AD変換部161で生成されたデジタルデータの増加率、及び、当該デジタルデータが飽和している期間(ORT1、ORT2、ORT3)を示すカウント結果を用いることにより、粒径が計測範囲を超えるような非常に大きな粒子の粒径を一層精度良く求めることができる。
(その他変形例等)
以上、本発明に粒子測定装置ついて、実施の形態及び変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態及び変形例に限定されるものではない。
また、上記説明において、粒子を含む媒体は、大気(空気)としたが、大気以外の媒体(水等の液体)であってもよい。
また、粒子検出センサの構成は、上記説明に示す構成に限らず、少なくとも、投光素子111と受光素子112とを備え、検知領域DAにおける粒子による投光素子の光の散乱光を受光素子で受光すればよることにより大気中に含まれる粒子を検出すればよい。このような構成であっても、当該粒子検出センサを備える粒子測定装置は、気体に含まれる粒子の粒径を測定できる。
また、増幅部の構成は、上記説明に示す構成に限らず、少なくともIV変換部121から出力された電圧信号を所定の帯域で増幅すればよい。つまり、増幅部はバンドパスフィルタ122aを含まなくてもよく、ハイパスフィルタ又はローパスフィルタ等を含んでもよい。また、増幅器122bは1段であっても複数段であってもよい。
また、汎用MPUの構成は、上記説明に示す構成に限らず、少なくとも、増幅部122で増幅された電圧信号をサンプリング及び量子化するAD変換部161を備えていればよい。このような構成であっても、当該汎用MPUを備える粒子測定装置は、AD変換部161で生成されたデジタルデータを用いて波形分析等を行うことが可能となり、気体に含まれる粒子についての種々の分析を行うことができる。よって、粒子の粒径を測定可能にする。
例えば、汎用MPUでは、AD変換部161で生成されたデジタルデータをFFT(高速フーリエ変換)することにより、電圧信号に含まれるノイズを検出し、検出したノイズを除去してもよい。
また、上記説明において、汎用MPU内の各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
その他、実施の形態及び変形例に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態及び変形例における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
例えば、上述した実施の形態及び変形例に係る粒子測定装置を備える各種装置(煙感知器、空気清浄機、又は、換気扇等)も、本発明の範囲内に含まれる。
100 粒子測定装置
110 粒子検出センサ
111 投光素子
112 受光素子
121 IV変換部
122 増幅部
161 AD変換部
162 演算部

Claims (3)

  1. 投光素子と受光素子とを備え、検知領域における粒子による前記投光素子の光の散乱光を前記受光素子で受光することにより大気中に含まれる粒子を検出する粒子検出センサを含む粒子測定装置であって、
    前記受光素子から出力された電流を電圧に変換することにより電圧信号を生成するIV変換部と、
    前記電圧信号を所定の帯域で増幅する増幅部と、
    前記増幅部で増幅された電圧信号をサンプリング及び量子化するAD変換部とを備える
    粒子測定装置。
  2. さらに、前記AD変換部でサンプリング及び量子化された前記電圧信号である時系列のデジタルデータを用いて、当該デジタルデータの前記粒子に対応するピーク値を求め、求めたピーク値を用いて前記粒子の粒径を演算する演算部を備える
    請求項1に記載の粒子測定装置。
  3. 前記演算部は、前記デジタルデータの単位時間当たりの変化量から前記ピーク値を求める
    請求項2に記載の粒子測定装置。
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