JP2015210030A - 温度検知手段の取付具 - Google Patents

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河地 基宏
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Abstract

【課題】熱交換器に対して温度検知手段を安定的に取り付け可能とする。【解決手段】取付具30は、サーミスタ24を保持可能な本体部32と、本体部32と平行に設けられた当接部36と、本体部32と当接部36との間に設けられた収容凹部56とを備える。本体部32は、2枚の隣り合う第1のフィン12A,12Aの間に挿入した際に、サーミスタ24を一方の第1のフィン12Aに接触させる。当接部36は、本体部32を2枚の第1のフィン12A,12Aの間に挿入した際に、当該第1のフィン12A,12Aとは別の第2のフィン12Bに当接する。収容凹部56は、本体部32を2枚の第1のフィン12A,12Aの間に挿入した際に、第2のフィン12B側に位置する第1のフィン12Aに向け開口して、該第1のフィン12Aの後端部12aの進入を許容する。【選択図】図1

Description

本発明は、熱交換器の温度を検知する温度検知手段を、熱交換器のフィンに接触させた状態で該熱交換器に取り付ける取付具に関するものである。
例えば、冷蔵庫や冷凍庫または製氷機では、圧縮機、凝縮器、膨張弁および蒸発器を連結した冷媒回路内に冷媒を循環させて該蒸発器を冷却および加熱可能な冷却ユニットを備えており、冷却運転時または製氷運転時には蒸発器を冷却し、除霜運転時または除氷運転時には蒸発器を加熱するよう構成されている。ここで、冷蔵庫や冷凍庫における冷却運転と除霜運転との切り替えや、製氷機における製氷運転と除氷運転との切り替えを、冷却ユニットにおける蒸発器の温度に基づいて行うよう構成したものがある。このような構成の冷蔵庫や冷凍庫または製氷機では、蒸発器の温度を検知する温度検知手段(サーミスタ等)を該蒸発器の所要位置に配設して、該温度検知手段が検知した温度データに基づいて冷却ユニットの運転切り替えが行われる。
ここで、所要間隔で平行に配列された複数枚のフィンと、このフィンに貫通して延在すると共に該フィンの配列方向と交差する方向に所要間隔で折り返される蒸発管とを備えた所謂フィン・チューブ形式の蒸発器に対して温度検知手段を取り付けるための取付具として、特許文献1に記載されたものが知られている。この取付具は、本体部の一側部に温度検知手段を保持すると共に、該一側部に隣接した他側部に弾性片が弾性変形可能に設けられている。このような取付具は、フィン配列方向で隣接する2枚のフィン間に本体部を挿入して、該本体部に保持した温度検知手段を一方のフィンに接触させる一方、フィン配列方向と直交する方向で本体部を挟んで位置する蒸発管における一方の蒸発管に本体部を当接させると共に、他方の蒸発管に弾性片を弾力的に当接させることで、蒸発器に取り付けるよう構成されている。
特開2010−196923号公報
ここで、図8に示すように、フィン・チューブ形式の蒸発器10では、長さや形状が異なるフィン12(長フィン12’および短フィン12”)が交互に配列されたものがある。特許文献1に例示された取付具と同形態の取付具60を、図8に示す蒸発器10の長フィン12’および短フィン12”の間に挿入して該蒸発器10に取り付けた場合には、図9に示すように、短フィン12”により保持されない部分があることから、該取付具60の後部がフィン配列方向において短フィン12”側へずれ易い。このように取付具60がフィン配列方向にずれると、該取付具60に保持された温度検知手段62が長フィン12’から離れてしまい、該温度検知手段62により蒸発器10の温度を正確に検知できなくなる。従って、蒸発器10の温度に基づいて冷却運転と除霜運転とを切り替える冷蔵庫および冷凍庫や、蒸発器10の温度に基づいて製氷運転と除氷運転とを切り替える製氷機では、夫々の運転の切り替えが適切なタイミングで行われなく不都合が生じる。
本発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、熱交換器に対して温度検知手段を安定的に取り付け可能とした温度検知手段の取付具を提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、
所要間隔で平行に配列され、第1のフィンおよび第2のフィンを含む複数のフィンと、前記夫々のフィンに貫通して延在し、該フィンの配列方向と交差する方向に所要間隔で折り返される熱交換管とを備えた熱交換器に、温度検知手段を取り付けるための取付具であって、
前記温度検知手段を保持する保持部が設けられ、2枚の隣り合う前記第1のフィンの間に挿入されて、前記検知手段保持部に保持した温度検知手段を一方の第1のフィンに接触させる本体部と、
前記本体部と平行に設けられ、該本体部を前記2枚の第1のフィンの間に挿入した際に、当該第1のフィンとは別の前記第2のフィンに当接する当接部と、
前記本体部と当接部との間に設けられ、該本体部を前記2枚の第1のフィンの間に挿入した際に、前記第2のフィン側に位置する第1のフィンに向け開口して、該第1のフィンの端部の進入を許容する凹部とを備えたことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、温度検知手段が保持される本体部を、2枚の第1のフィンの間に挿入すると共に、本体部と平行に設けられた当接部を、2枚の第1のフィンとは別の第2のフィンに当接させることで、2枚の第1のフィンにおける第2のフィン側に位置する第1のフィンの長さが短い場合であっても、取付具を熱交換器に対し安定して保持可能である。これにより、温度検知手段が第1のフィンに接触した状態が維持され、常に該温度検知手段による熱交換器の適切な温度検知が可能となる。また、2枚の第1のフィンが同じ長さであっても、第2のフィン側に位置する第1のフィンの端部が、本体部と当接部との間に設けられた凹部に進入するので、取付具を熱交換器に適切に取り付け得ると共に保持し得る。
請求項2に記載の発明では、
前記第1のフィン間へ挿入される前記本体部の先端部は、前記フィン配列方向における幅が当該本体部の先端へ進むにつれて徐々に先細になる形状をなすと共に、前記フィン配列方向における該先端の幅が、該フィン配列方向における第1のフィンのフィン配列間隔よりも小さく設定されていることを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、フィン配列方向における本体部の先端の幅が、フィン配列方向で隣接する2枚の第1のフィンのフィン配列間隔より小さく設定されているので、取付具を熱交換器に取り付ける際に、本体部が2枚の第1のフィン間に簡単かつ円滑に挿入することができ、取付具を熱交換器に簡単に取り付けることができる。
請求項3に記載の発明では、
前記当接部の先端部における前記第2のフィンに対向する側部に、当該当接部の先端へ進むにつれて該第2のフィンから離間する方向へ変位する案内面が形成され、
前記本体部を前記第1のフィン間に挿入する際に、前記第2のフィンの端部が前記案内面に接触可能になっていることを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、取付具を熱交換器に取り付ける際に、当接部の先端部に設けた案内面に第2のフィンの端部が接触することで、該当接部が第2のフィンに引っ掛かることがなく、取付具を熱交換器に簡単に取り付けることができる。
請求項4に記載の発明では、前記本体部の先端部は、前記2枚の第1のフィン間に開口部から該本体部を挿入した際に、前記開口部に挿入方向において隣接する前記熱交換管よりも奥側に位置するようになっていることを要旨とする。
請求項4に係る発明によれば、本体部を2枚の第1のフィンの間に開口部から挿入した際に、該本体部における先細になる形状をなす先端部が、開口部に挿入方向において隣接する熱交換管よりも奥側に位置するので、第1のフィンにおける熱交換管よりも開口部側の部分が本体部の先端部に沿うよう変形することを防止し得る。
請求項5に記載の発明では、
前記本体部に弾性変形可能に設けられ、前記フィン配列方向と交差する方向で該本体部を挟んで隣り合う熱交換管の一方に該本体部が当接した状態で、熱交換管の他方に弾力的に当接する弾性片を備えたことを要旨とする。
請求項5に係る発明によれば、フィン配列方向と交差する方向で本体部を挟んで隣り合う熱交換管の一方に該本体部が当接すると共に、隣り合う熱交換管の他方に弾性片が弾力的に当接するので、フィン配列方向と交差する方向において取付具を熱交換器に対し安定して保持可能である。
本発明に係る温度検知手段の取付具によれば、熱交換器に対して温度検知手段を安定的に取り付けることができ、温度検知手段により常に該熱交換器の温度を正確に検知可能である。
サーミスタを保持した実施例の取付具を取り付けた蒸発器の部分平断面図である。 サーミスタを保持した実施例の取付具を取り付けた蒸発器の部分側断面図である。 実施例の取付具を取り付けた蒸発器を一部省略して示す平断面図である。 (a)は、取付具およびサーミスタの左側面図、(b)は、取付具の右側面図である。 (a)は、取付具およびサーミスタの平面図、(b)は、取付具の背面図、(c)は、取付具およびサーミスタの正面図、(d)は、図4(a)のVd−Vd線断面図である。 蒸発器に取付具を取り付ける過程を示す説明図であって、(a)は、本体部の第1案内面が第1のフィンの後端部に接触した状態を示し、(b)は、当接部の第2案内面が第2のフィンの後端部に接触した状態を示している。 実施例の取付具を、全てのフィンが同じ長さの蒸発器に取り付けた状態を示す部分平断面図である。 従来の取付具を取り付けた蒸発器を一部省略して示す平断面図である。 従来の取付具を取り付けた蒸発器の部分平断面図である。
次に、本発明に係る温度検知手段の取付具について、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。実施例では、熱交換器として、冷蔵庫や冷凍庫または製氷機に備えられる冷却ユニットを構成する図8に示す蒸発器10に、温度検知手段を取り付けるための取付具を例示する。
(蒸発器)
図3は、図示しない冷蔵庫や冷凍庫または製氷機に備えられた冷却ユニットを構成する蒸発器10の概略構成図である。この蒸発器10は、冷蔵庫または冷凍庫の冷却ユニットにおいては、該冷蔵庫の冷蔵室内または該冷凍庫の冷凍室内に配設されて該冷蔵室内または冷凍室内の空気と熱交換するものであり、製氷機における冷却ユニットにおいては、製氷部の製氷室に配設されて該製氷室を冷却または加熱するものである。蒸発器10は、所要間隔で平行に配列される複数枚のフィン12と、該フィン12に貫通して延在すると共にフィン配列方向と交差する方向に所要間隔で折り返される蒸発管(熱交換管)14とを備えている。蒸発管14の入口側端部は、冷却ユニットを構成する膨張弁(図示せず)側に接続されると共に、該蒸発管14の出口側端部は、冷却ユニットを構成する圧縮機(図示せず)側に接続されている。なお、蒸発器10に関する以降の説明では、フィン12のフィン配列方向を「左右方向」、フィン12の延在方向を「前後方向」、左右方向および前後方向と直交する方向を「上下方向」と指称することがある(図2、図3参照)。
フィン12は、熱伝導率に優れた長方形の薄肉の金属プレートからなり、複数枚が厚み方向において所定間隔毎に平行に配列されることによってフィン群を構成している。実施例の蒸発器10は、図1〜図3に示すように、上下の長さが同じで前後方向の長さが異なる複数種類(実施例では2種類)のフィン12を備えている。すなわち、フィン12は、前後方向が長手となる略長方形の長フィン12’と、該長フィン12’より前後方向の長さが短い短フィン12”とを備えており、長フィン12’と短フィン12”とがフィン配列方向(左右方向)に交互に並べて配置されている。各長フィン12’と各短フィン12”は、前後方向における一端側(前端側)がフィン配列方向において揃っていると共に、前後方向における他端側(後端側)がフィン配列方向において揃っておらず、各長フィン12は、各長フィン12より所定の延出量S1だけ後方へ延出した形態となっている(図1〜図3参照)。そして、蒸発器10における左側部および右側部には、蒸発管14を支持するエンドプレート16,16が配設されている。
蒸発管14は、図3に示すように、夫々の長フィン12’および短フィン12”をフィン配列方向(左右方向)に貫通する直管部14’と、該直管部14’の両端において湾曲する曲管部14”とを備え、直管部14’と曲管部14”とが交互に設けられることで、直管部14’がフィン配列方向と直交する両方向(上下方向および前後方向)に所要間隔毎に離間して配列されている。実施例の蒸発器10は、図2および図3に示すように、2系統の蒸発管14,14を備えており、一方の系統の蒸発管14は、蒸発器10の上半分の領域に蛇行状に配設され、他方の系統の蒸発管14は、蒸発器10の下半分の領域において蛇行状に配設されている。各系統の蒸発管14,14は、16個の直管部14’を備え、該直管部14’が前後8列かつ上下2段に配列されている。また、各系統の蒸発管14,14における最後列に位置する直管部14’は、各長フィン12’だけに貫通しており、各短フィン12”には貫通していない。
そして、実施例の蒸発器10は、図1および図3に示すように、該蒸発器10の後部に、後述する取付具30が取り付け可能となっている。取付具30は、所定の短フィン12”を挟んで該短フィン12”の左隣りに位置する長フィン12’および該短フィン12”の右隣りに位置する長フィン12’の間に取り付けるようになっている。実施例では、蒸発器10における左から8番目の長フィン12’および9番目の長フィン12’の間に、取付具30が取り付ける場合を例示しているが、該取付具30の取付位置は、これに限るものではない。
(温度検知手段)
蒸発器10の温度を検知するための温度検知手段は、抵抗温度計や熱電対等が採用可能であり、実施例では抵抗温度計であるサーミスタ24が採用されている。サーミスタ24は、図4および図5に示すように、細長の丸筒状をなす感温部24aと、感温部24aの基端側の端面から引き出されたリード線24bとを備えている。サーミスタ24は、取付具30の検知手段保持部44に保持された状態において、該取付具30を蒸発器10に取り付けた際に、感温部24aの外面がフィン12の側面に接触するようになっている。
(取付具)
次に、実施例の取付具30について、図面を引用して説明する。取付具30は、図4および図5に示すように、サーミスタ24を保持可能な本体部32と、本体部32に対し弾性変形可能に設けられた弾性片34と、本体部32と平行に設けられた当接部36とを備えている。取付具30は、図1に示すように、サーミスタ24を保持した本体部32が、フィン配列方向(左右方向)で隣り合う2枚のフィン12,12間の挿入空間22に、該サーミスタ24を一方のフィン12に接触させた状態で挿入可能に構成されている。弾性片34は、図2に示すように、フィン配列方向と交差する上下方向で隣り合う蒸発管14,14の一方に本体部32が当接した状態で、該蒸発管14,14の他方に弾力的に当接可能に構成されている。当接部36は、図1に示すように、2枚のフィン12,12間の挿入空間22に本体部32を挿入した際に、当該フィン12,12とは別のフィン12に当接可能に構成されている。
なお、以降の取付具30に関する説明においては、蒸発器10に取り付けた状態(図1、図2参照)を基準とし、該蒸発器10への挿入方向を取付具30の「挿入方向」または「前後方向」、フィン配列方向を「左右方向」、該挿入方向および左右方向の夫々と直交する方向を「上下方向」と指称する。また、挿入空間22の両側に位置して本体部32が当接するフィン12を「第1のフィン12A」、当接部36が当接するフィン12を「第2のフィン12B」と指称する。また、本体部32が当接する蒸発管14を「第1の蒸発管14A」、弾性片34が当接する蒸発管14を「第2の蒸発管14B」と指称する。
(本体部)
本体部32は、図1、図2、図4および図5に示すように、挿入方向(前後方向)に細長い板状に形成された基板部35を備え、挿入方向における基板部35の一端側(後端側)が、左右方向へ延在する基台部38の前面に該基台部38と一体に形成されている。基板部35には、該基板部35の外縁から左方および右方へ夫々突出する取付リブ40が、該基板部35の外縁に沿って延在するように設けられている。ここで、取付リブ40のリブ左右幅S2(図5(a)参照)は、蒸発器10における第1のフィン12A,12Aのフィン配列方向におけるフィン配列間隔S3(図1参照)と同じに設定されている。すなわち、本体部32は、第1のフィン12A,12A間に挿入した際に、取付リブ40の左端および右端が、該第1のフィン12A,12Aに夫々当接し得るよう構成されている。なお、取付リブ40は、基板部35の外縁に沿う方向の適宜位置で分離しており、該基板部35の外縁に沿って断続的に設けられている。
本体部32における挿入方向の先端部は、図1、図5(a)および図5(d)に示すように、左右幅が先端(前端)32aへ進むにつれて徐々に先細となる形状をなしている。すなわち、本体部32の先端部は、取付リブ40の基板部35より右側の部分に、先端32aに進むにつれて右側に隣接する第1のフィン12Aから離間する方向(左方向)へ斜めに延在した第1案内面42が形成されている。また、本体部32の先端部は、取付リブ40の基板部35より左側の部分に、先端32aへ進むにつれて左側に隣接する第1のフィン12Aから離間する方向(右方向)へ湾曲して延在するよう面取りされている。そして、本体部32の先端32aの先端左右幅S4(図5(a)参照)は、フィン配列方向における第1のフィン12A,12Aの前述したフィン配列間隔S3より小さく設定されている。これにより、第1のフィン12A,12A間に設けられた挿入空間22に対して本体部32を挿入する際には、第1案内面42が挿入空間22の右側に位置する短フィン12”からなる第1のフィン12Aの後端部12aに接触することで(図6(a)参照)、挿入空間22に対する本体部32の挿入の容易化が図られている。
(検知手段保持部)
本体部32における基板部35の左側部には、図1、図2、図4および図5に示すように、サーミスタ24が収容して保持される検知手段保持部44が設けられている。検知手段保持部44は、基板部35および取付リブ40により囲まれると共に左方に開口した凹部である。検知手段保持部44は、サーミスタ24の感温部24aのサイズに合わせて前後方向に細長い長方形に画成されており、サーミスタ24の感温部24aをがたつくことなく収容して保持可能に構成されている。検知手段保持部44の左右方向での深さS5(図5(a)、図5(c)参照)は、サーミスタ24の感温部24aの直径より僅かに小さく設定されており、検知手段保持部44に左方から収容したサーミスタ24の感温部24aは、該検知手段保持部44から左外方へ僅かに突出するようになっている。これにより、本体部32を第1のフィン12A,12A間の挿入空間22へ挿入した際には、検知手段保持部44に保持したサーミスタ24の感温部24aが、該挿入空間22の左側に位置する第1のフィン12Aの外面に確実に接触するようになっている。
また、図4および図5に示すように、本体部32における基板部35の左側において、検知手段保持部44の基台部38側には、サーミスタ24から引き出されたリード線24bを収容する線収容溝46が設けられている。線収容溝46は、検知手段保持部44から基台部38に亘って本体部32の長手方向(挿入方向)に延在すると共に、該本体部32の左方に開口しており、サーミスタ24のリード線24bが、本体部32の左方から当該配線収容溝46へ収容可能となっている(図1、図2参照)。線収容溝46は、本体部32の左側面から右方への深さが、検知手段保持部44側より基台部38側が深く、検知手段保持部44から基台部38に向けて徐々に深くなっている(図5(d)参照)。
(基台部)
本体部32が前面に設けられた基台部38は、図4および図5に示すように、左右方向が長手となる長方形に形成されると共に、前後方向が薄肉に形成された板状に構成されている。基台部38は、左右幅が蒸発器10における前述のフィン配列間隔S3の2倍より大きく設定される(図1参照)と共に、上下幅が本体部32と同じに設定されている。そして、基台部38は、本体部32の取付リブ40より左方へ突出していると共に、該基台部38の前面に設けられた当接部36より右方へ突出している。ここで、図1に示すように、基台部38における本体部32より左方へ突出した左突出部38aには、挿入空間22の左側に位置する第1のフィン12Aの後端部(端部)12aに当接可能となっていると共に、基台部38における当接部36より右方へ突出した右突出部38bは、該当接部36が当接する第2のフィン12Bの後端部(端部)12bに当接可能となっている。換言すると、取付具30は、左突出部38aが第1のフィン12Aの後端部12aに当接すると共に右突出部38bが第2のフィン12Bの後端部12bに当接する状態とすることで、挿入空間22の規定位置まで本体部32が挿入されるよう構成されている(図1、図2参照)。
また、基台部38には、図4および図5に示すように、該基台部38の左端に開口すると共に、該基台部38の前後に開口するスリット48が形成されている。スリット48の右部は、前述した線収容溝46の後側に整合している。そして、スリット48は、サーミスタ24のリード線24bを左方からスライド挿入が可能な上下幅に形成されている。従って、線収容溝46に収容したリード線24bは、スリット48に挿通させて基台部38の後方へ引き出し可能となっている(図1、図2参照)。
本体部32は、図1〜図3および図7に示すように、2枚の第1のフィン12A,12A間に位置する挿入空間22に開口部から挿入した際に、該本体部32の先細となる形状をなす先端部が、熱交換管14において該開口部に挿入方向において隣接する直管部14’(図1では、同図の上下方向中央に位置する直管部14’)よりも奥側(前側)に位置する長さに設定されている。すなわち、実施例の取付具30は、本体部32を2枚の第1のフィン12A,12Aの間に挿入し、基台部38の左突出部38aが挿入空間22の左側に位置する第1のフィン12Aの後端部12aに当接すると共に該基台部38の右突出部38bが第2のフィン12Bの後端部12bに当接した状態(図1参照)において、該本体部32の先端部が、挿入空間22の開口部に隣接した熱交換管14’よりも該開口部の手前側(後側)に位置しないよう構成されている。実施例の蒸発器10では、挿入空間22の右側に位置する第1のフィン12A(短フィン12”)において、開口部に挿入方向において隣接する直管部14’よりも手前側の部分(後端部12a側の部分)が、当該直管部14’により支持されていない。このため、第1のフィン12Aにおける直管部14’よりも後端部12a側の部分は、該第1のフィン12Aの剛性が低いことにより左右方向へ変形し易く、本体部32の先端部が該直管部14’よりも開口部側に位置していると、該先端部に設けられた第1案内面42に沿う向きに変形するおそれがある。しかし、実施例の取付具30は、本体部32を挿入空間22に挿入した状態において、該本体部32における先端部よりも基台部38側の部分が右側の第1のフィン12Aにおける後端部12a側の部分に接触するようになり、該第1のフィン12Aにおける後端部12a側の部分を右方へ押すようにならない。
(弾性片)
図2、図4および図5に示すように、本体部32の下面前部に、下方へ突出した支持部50が該本体部32に一体に形成されていると共に、該支持部50の後端下部に、前述した弾性片34が一体に形成されている。弾性片34は、支持部50の後端下部から後方斜め下方へ延出した状態に形成されており、左右幅に対して厚みが小さい所謂舌片状に構成されている。これにより弾性片34は、合成樹脂からなる本体部32と一体に形成されていることで、支持部50と連設された基部34aに対して先端部34b側が本体部32に対して近接・離間する方向へ変位する弾性変形が可能となっている。
弾性片34は、図2および図4に示すように、基部34aと先端部34bとの間の中間部分に、厚み方向において本体部32と反対側へ凸となる突出部34cが設けられている。また、弾性片34は、突出部34cと先端部34bとの間に、本体部32側へ凹となると共に該本体部32と反対側へ開口する凹部34dが設けられている。凹部34dは、弾性片34の非弾性変形状態において、上下方向における本体部32との間隔が最小となる部分は、突出部34cより該本体部32に近い位置となっている(図4参照)。また、先端部34bは、弾性片34の非弾性変形状態において、上下方向における本体部32との間隔が、突出部34cおよび凹部34dよりも該本体部32から遠い位置となっている(図4参照)。
このような形状をなす弾性片34は、非弾性変形状態における本体部32の上面32bと凹部34dとの上下間隔S6(図4(a)参照)が、蒸発器10における挿入空間22の上方に位置する蒸発管14(第1の蒸発管14A)と該挿入空間22の下方に位置する蒸発管14(第2の蒸発管14B)との上下方向の間隔である蒸発管間隔S7(図2参照)よりも大きく設定されている。また、弾性片34は、本体部32の上面32bと突出部34cとの間の上下間隔が、少なくとも前述した蒸発管間隔S7と同じになるまで本体部32に近づく方向へ弾性変形が可能に構成されている。
従って、実施例の取付具30は、弾性片34が本体部32の下側となる姿勢で、先端32aを挿入空間22に整合させた本体部32を該挿入空間22へ挿入する際に、弾性片34の突出部34cが下方の第2の蒸発管14Bに当接して該弾性片34が上方(本体部32側)へ弾性変形することで、挿入空間22への本体部32の挿入が許容される。そして、図2に示すように、弾性片34の突出部34cが第2の蒸発管14Bを通過して前方へ移動することで、該弾性片34が元の状態に向けて弾性変形する途中で凹部34dが当該第2の蒸発管14Bの外面に当接するようになり、蒸発器10に対する取付具30の前後方向の位置決めおよび保持が図られるよう構成されている。凹部34dが第2の蒸発管14Bに嵌合した図2の状態では、弾性片34が適宜弾性変形した状態となっており、本体部32の上面32bが第1の蒸発管14Aに下方から押し付けられると共に、該弾性片34が第2の蒸発管14Bに上方から弾力的に当接することで、蒸発器10に対する取付具30の上下方向の位置決めおよび保持が図られるよう構成されている。
(当接部)
当接部36は、図1、図4および図5に示すように、フィン配列方向で本体部32と平行に並べて設けられている。当接部36は、本体部32が2枚の第1のフィン12A,12A間の挿入空間22に挿入された状態で、当該第1のフィン12A,12Aとは別の第2のフィン12Bに当接可能に形成されている。実施例では、当接部36が、本体部32の右側に隣接して基台部38に設けられている。これにより当接部36は、本体部32が挿入空間22に挿入された状態で、本体部32の右側に位置する第1のフィン12Aの右側に隣接して配置された第2のフィン12Bに当接可能に形成されている(図1参照)。
当接部36は、図1、図4および図5に示すように、基台部38の前面において、本体部32から右側へ離間して位置しており、該基台部38の前面から前方へ延出した形状に突設されている。そして、当接部36の右側面が、第2のフィン12Bに当接する当接面52として構成されている。実施例の取付具30は、本体部32の取付リブ40の左端と当接部36の当接面52との左右方向での幅が、長フィン12’からなる左側の第1のフィン12Aおよび長フィン12’からなる第2のフィン12Bの夫々の対向面間の距離(フィン配列間隔S3の2倍)と同じに設定されている(図1参照)。
また、当接部36における挿入方向の先端部は、図1、図4および図5に示すように、左右幅が先端(前端)36aへ進むにつれて徐々に先細となる形状をなしている。すなわち、当接部36の先端部は、先端36aへ進むにつれて隣接する第2のフィン12Bから離間する方向(左方向)へ斜めに延在した第2案内面54が形成されている。第2案内面54は、本体部32を挿入空間22へ挿入する際に、第2のフィン12Bの後端部12bに接触可能となっている(図6(b)参照)。これにより、本体部32を挿入空間22へ挿入する際に、第2案内面54が第2のフィン12Bの後端部12bに接触することで、当該当接部36が該第2のフィン12Bに引っ掛かることが防止され、蒸発器10に対して取付具30を円滑に取り付け可能となっている。
(収容凹部)
左右方向に離間した本体部32と当接部36との間には、図1、図4および図5に示すように、前方、上方および下方へ開口する収容凹部(凹部)56が設けられている。収容凹部56は、本体部32を挿入空間22へ挿入した際に、第2のフィン12B側に位置する第1のフィン12Aの後端部12aに向け開口するよう設けられている。収容凹部56の左右方向での開口幅S8(図5(a)参照)は、第2のフィン12B側に位置する第1のフィン12Aの厚み(左右幅)より大きく設定されている。また、収容凹部56の後部は、基台部38の前面により構成されている。これにより、実施例の取付具30は、図1に示すように、挿入空間22の両側に位置する夫々の第1のフィン12A,12Aが長フィン12’および短フィン12”であっても蒸発器10に取付け可能である。また、実施例の取付具30は、図7に示すように、挿入空間22の両側に位置する夫々の第1のフィン12A,12Aが何れも長フィン12’,12’であっても、収容凹部56に対して第2のフィン12Bに隣接する第1のフィン12Aの後端部12bの進入が許容されることで、蒸発器10に取り付け可能となっている。
(実施例の作用)
前述のように構成された実施例の取付具30は、サーミスタ24の感温部24aを、検知手段保持部44に収容して保持させると共に、該サーミスタ24のリード線24bを、線収容溝46に収容すると共にスリット48にスライド挿通させて基台部38から外方へ引き出すことで、当該サーミスタ24が本体部32の左側部に保持される。
サーミスタ24を保持した取付具30は、図2および図6に示すように、弾性片34が本体部32の下側に位置する姿勢としたもとで、蒸発器10の後側から、フィン配列方向において隣接する第1のフィン12A,12A間に設けられた挿入空間22に対し、本体部32の先端32aを位置決めした状態で、該本体部32を挿入空間22を挿入するように押し込む。この際に、本体部32の第1案内面42が、短フィン12”からなる右側の第1のフィン12Aの後端部12aに接触すると共に(図6(a)参照)、当接部36の第2案内面54が、長フィン12’からなる第2のフィン12Bの後端部12bに接触することで(図6(b)参照)、本体部32が両第1のフィン12A,12A間に位置決めされると共に、当接部36が第2のフィン12Bの左側に位置決めされ、蒸発器10に対する取付具30の左右方向の位置決めが図られる。そして、本体部32の先細となる形状をなす先端部は、図1に示すように、熱交換管14における開口部に挿入方向で隣接する直管部14’よりも前側に位置している。これにより、短フィン12”からなる右側の第1のフィン12Aにおける直管部14’より後端部12a側の部分が右方へ押され難くなり、該第1のフィン12Aの変形が変形が抑えられる。
一方、取付具30を蒸発器10に挿入する過程で、弾性片34の突出部34cが下方に位置する第2の蒸発管14Bに接触することで該取付具30は上方へ押され、本体部32の上面32bが、上方に位置する第1の蒸発管14Aに下方から接触する。そして、本体部32が第1の蒸発管14Aに接触しているもとで取付具30を前方へ押すことで、弾性片34が本体部32側(上方)に近づくように弾性変位し、当該取付具30の押し込みが許容される。そして、取付具30は、図1および図2に示すように、基台部38の左突出部38aが左側の第1のフィン12Aの後端部12aに当接すると共に、該基台部38の右突出部38bが第2のフィン12Bの後端部12bに当接する位置まで挿入されると、弾性片34は、凹部34dが第2の蒸発管14Bに接触するまで弾性復帰する。
蒸発器10に取り付けられた取付具30は、図1に示すように、サーミスタ24の感温部24aが長フィン12’からなる左側の第1のフィン12Aの外面に接触させた状態で、本体部32が両第1のフィン12A,12Aで左右方向から挟まれると共に、当接部36が長フィン12’からなる第2のフィン12Bの左面に当接している。これにより、取付具30は、第1のフィン12Aおよび第2のフィン12Bにより左右方向から挟持され、左右方向へのずれが規制された状態に保持される。また、取付具30は、図2に示すように、本体部32の上面32bが第1の蒸発管14Aに下方から当接すると共に、弾性片34の収容凹部56が第2の蒸発管14Bに上方から弾力的に当接している。これにより、取付具30は、第1の蒸発管14Aおよび第2の蒸発管14Bにより上下方向から挟持され、上下方向へのずれが規制された状態に保持される。従って、取付具30は、左右方向のずれおよび上下方向のずれの何れも規制された状態で蒸発器10に対して安定的に保持される。従って、取付具30に保持されたサーミスタ24の感温部24aが、左側の第1のフィン12Aの外面に常に接触した状態に維持される(図1参照)。
基台部38の後面から外方へ引き出されたリード線24bは、図示省略した電装箱内に配設された制御基板に電気的に接続される。これにより、取付具30に保持されたサーミスタ24が蒸発器10の第1のフィン12Aに接触した状態で、当該蒸発器10が配設された冷蔵庫、冷凍庫または製氷機における冷却ユニットが稼働する場合は、冷却運転(製氷運転)および除霜運転(除氷運転)に際して、サーミスタ24により蒸発器10の温度を正確に検知可能となる。
前述のように構成された実施例の取付具30によれば、サーミスタ24が保持される本体部32を、2枚の第1のフィン12A,12Aの間に挿入すると共に、本体部32に並べて設けられた当接部36を、2枚の第1のフィン12A,12Aとは別の第2のフィン12Bに当接させることで、2枚の第1のフィン12A,12Aにおける第2のフィン12B側に位置する第1のフィン12Aが短フィン12”から構成されていても、フィン配列方向において取付具30が蒸発器10に対し安定して保持可能となる。これにより、サーミスタ24が第1のフィン12Aに接触した状態が維持され、常に該サーミスタ24による蒸発器10の適切な温度検知が可能となる。また、本体部32を挟持する2枚の第1のフィン12A,12Aが何れも長フィン12’,12’から構成されていても、第2のフィン12B側に位置する第1のフィン12Aが、本体部32と当接部36との間に設けた収容凹部56への進入が許容されることで、取付具30は蒸発器10に適切に取り付け可能である。
また、取付具30における本体部32の先端部は、蒸発器10のフィン配列方向における幅が当該本体部32の先端32aに進むにつれて徐々に先細となる形状をなすと共に、フィン配列方向における該先端32aの幅が、該フィン配列方向における第1のフィン12A,12Aのフィン配列間隔S3より小さく設定されている。これにより、取付具30を蒸発器10に取り付ける際に、本体部32が2枚の第1のフィン12A,12A間の挿入空間22へ簡単かつ円滑に挿入されるようになり、取付具30を蒸発器10に簡単に取り付けることができる。
また、当接部36の先端部における第2のフィン12Bに対向する側部に、当該当接部36の先端36aへ進むにつれて該第2のフィン12Bから離間する方向へ変位する第2案内面54が形成されているので、取付具30を蒸発器10に取り付ける際に、第2案内面54に第2のフィン12Bの後端部12bが接触することで、該当接部36が第2のフィン12Bに引っ掛かることが防止され、取付具30を蒸発器10に簡単かつ円滑に取り付けることができる。
また、実施例の取付具30は、本体部32を開口部から挿入空間22に挿入した際に、該本体部32における先細になる形状をなす先端部が、開口部に挿入方向において隣接する蒸発管14の直管部14’よりも前側に位置するようになっている。従って、短フィン12”からなる右側の第1のフィン12Aにおいて開口部に隣接する当該直管部14’より後端部12a側の部分は、取付具30の本体部32により右方へ殆ど押されないので、当該第1のフィン12Aの変形が防止される。
更に、フィン配列方向(左右方向)と交差する上下方向で隣り合う上方の第1の蒸発管14Aに本体部32の上面32bが下方から当接すると共に、下方の第2の蒸発管14Bに弾性片34が弾力的に当接するので、取付具30を蒸発器10に取り付ける際に、上下方向の位置決めおよび保持も適切になされる。
(変更例)
本発明の取付具は、前述した実施例の形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本発明の温度検知手段の取付具は、実施例で例示した蒸発器に限らず、様々な熱交換器の温度を検知する温度検知手段を該熱交換器に取り付けるものが対象とされる。
(2)取付具の当接部は、実施例に例示した形状や大きさに限らず、2枚の第1のフィン間に本体部を挿入した際に第2のフィンに当接可能な形状であれば、形状や大きさは様々に変更可能である。
(3)当接部は、本体部を2枚の第1のフィン間の挿入した際に、該当接部における先細となる形状をなす先端部が、第2のフィンの端部に隣接して位置する熱交換管の直管部を越えた奥側に位置する延出長に形成してもよい。すなわち、本体部を2枚の第1のフィン間の挿入した際に、第2のフィンにおける端部から直管部までの部分に当接部の当接面が位置すると共に第2案内面が位置しないように、該当接部の延出長を設定してもよい。
(4)当接部が当接する第2のフィンは、フィン配列方向で第1のフィンに隣り合って位置するものに限らず、第1のフィンとの間に1枚または複数の別のフィンを挟んで位置するフィンであってもよい。この場合には、本体部と当接部との間に設けられる収容凹部(凹部)は、第2のフィン側に位置する第1のフィン、および該第1のフィンと該第2のフィンとの間に位置するフィンの進入が許容される形状とされる。
(5)当接部は、該当接部の先端に進むにつれて第2のフィンから離間する方向へ延在する第2案内面を設けない形態であってもよい。
(6)温度検知手段を保持した取付具が蒸発器(熱交換器)に取り付けられる位置は、実施例で例示した蒸発器の後部に限らず、蒸発器の上部や前部であってもよい。すなわち、取付具は、熱交換器においてフィン配列間隔が同じ部位であれば取り付け可能である。
(7)熱交換器に対して取付具を取り付ける姿勢は、弾性片が本体部の上方に位置する姿勢(実施例と上下逆向き)であってもよい。
(8)取付具が取り付けられる熱交換器は、2系統の熱交換管が配設された構造に限らず、1系統または3系統の熱交換管が配設されたものであってもよく、所謂フィン・チューブ形式の熱交換器の全般が対象とされる。
10 蒸発器(熱交換器),12 フィン,12A 第1のフィン,12a 後端部(端部)
12B 第2のフィン,12b 後端部(端部),14 蒸発管(熱交換管)
14A 第1の蒸発管(蒸発管),14B 第2の蒸発管(蒸発管)
24 サーミスタ(温度検知手段),32 本体部,32a 先端,34 弾性片
36 当接部,36a 先端,44 検知手段保持部(保持部),54 第2案内面(案内面)
56 収容凹部(凹部),S3 フィン配列間隔,S4 左右幅(幅)

Claims (5)

  1. 所要間隔で平行に配列され、第1のフィン(12A)および第2のフィン(12B)を含む複数のフィン(12)と、前記夫々のフィン(12,12A,12B)に貫通して延在し、該フィン(12)の配列方向と交差する方向に所要間隔で折り返される熱交換管(14)とを備えた熱交換器(10)に、温度検知手段(24)を取り付けるための取付具であって、
    前記温度検知手段(24)を保持する保持部(44)が設けられ、2枚の隣り合う前記第1のフィン(12A,12A)の間に挿入されて、前記検知手段保持部(44)に保持した温度検知手段(24)を一方の第1のフィン(12A)に接触させる本体部(32)と、
    前記本体部(32)と平行に設けられ、該本体部(32)を前記2枚の第1のフィン(12A,12A)の間に挿入した際に、当該第1のフィン(12A,12A)とは別の前記第2のフィン(12B)に当接する当接部(36)と、
    前記本体部(32)と当接部(36)との間に設けられ、該本体部(32)を前記2枚の第1のフィン(12A,12A)の間に挿入した際に、前記第2のフィン(12B)側に位置する第1のフィン(12A)に向け開口して、該第1のフィン(12A)の端部(12a)の進入を許容する凹部(56)とを備えた
    ことを特徴とする温度検知手段の取付具。
  2. 前記第1のフィン(12A,12A)間へ挿入される前記本体部(32)の先端部は、前記フィン配列方向における幅が当該本体部(32)の先端(32a)へ進むにつれて徐々に先細になる形状をなすと共に、前記フィン配列方向における該先端(32a)の幅(S4)が、該フィン配列方向における第1のフィン(12A,12A)のフィン配列間隔(S3)よりも小さく設定されている請求項1記載の温度検知手段の取付具。
  3. 前記当接部(36)の先端部における前記第2のフィン(12B)に対向する側部に、当該当接部(36)の先端(36a)へ進むにつれて該第2のフィン(12B)から離間する方向へ変位する案内面(54)が形成され、
    前記本体部(32)を前記第1のフィン(12A,12A)間に挿入する際に、前記第2のフィン(12B)の端部(12b)が前記案内面(54)に接触可能になっている請求項1または2記載の温度検知手段の取付具。
  4. 前記本体部(32)の先端部は、前記2枚の第1のフィン(12A,12A)間に開口部から該本体部(32)を挿入した際に、前記開口部に挿入方向において隣接する前記熱交換管(14)よりも奥側に位置するようになっている請求項2記載の温度検知手段の取付具。
  5. 前記本体部(32)に弾性変形可能に設けられ、前記フィン配列方向と交差する方向で該本体部(32)を挟んで隣り合う熱交換管(14A,14B)の一方に該本体部(32)が当接した状態で、熱交換管(14A,14B)の他方に弾力的に当接する弾性片(34)を備えた請求項1〜4の何れか一項に記載の温度検知手段の取付具。
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