JP2016031798A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器 Download PDF

Info

Publication number
JP2016031798A
JP2016031798A JP2014152785A JP2014152785A JP2016031798A JP 2016031798 A JP2016031798 A JP 2016031798A JP 2014152785 A JP2014152785 A JP 2014152785A JP 2014152785 A JP2014152785 A JP 2014152785A JP 2016031798 A JP2016031798 A JP 2016031798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
guide wall
medium
wall portion
inflow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014152785A
Other languages
English (en)
Inventor
由和 高松
Yoshikazu Takamatsu
由和 高松
大塚 隆
Takashi Otsuka
隆 大塚
哲 佐久間
Satoru Sakuma
哲 佐久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
Priority to JP2014152785A priority Critical patent/JP2016031798A/ja
Publication of JP2016031798A publication Critical patent/JP2016031798A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

【課題】媒体の流れに生じる圧力損失が抑えられるとともに、媒体の流速分布を改善できるプレート型の熱交換器を提供すること。【解決手段】プレート型の熱交換器10は、媒体を導くパイプ61、62と、互いに接合してパイプ61、62が開口する熱交換流路を形成する伝熱パネル11及び背後パネル21と、を備える。伝熱パネル11は、蓄電装置に媒体の熱の受け渡しをするように配置される。背後パネル21は、パイプ61、62が挿入されるパイプ挿入壁部30、40と、パイプ挿入壁部30、40から溝状に延びて媒体を導く案内壁部31、32、41、42と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、対象物との間で熱交換をする媒体が流れる熱交換器に関する。
蓄電装置や電子部品などを冷却する冷却装置として、媒体が流れるプレート型の熱交換器(冷却器)を備えるものがある。
特許文献1には、冷媒によって単電池を冷却する冷却部材(熱交換器)が開示されている。
上記冷却部材は、銅などの金属によって形成され、略直方体形状をなしている。冷却部材の内部には、冷媒が流れる流通路が形成されている。
特開2012−156124号公報
しかしながら、このような従来の熱交換器(冷却部材)にあっては、扁平な流通路を備える薄いプレート型に形成される場合に、冷媒の流速分布に偏りが生じやすいという問題がある。
この対処方法として、冷媒が流れる流通路に冷媒の流れ方向を変える流路部材を介装することが考えられる。しかしながら、この場合には、冷媒の流れに流路部材が与える圧力損失が増大する。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、媒体の流れに生じる圧力損失が抑えられるとともに、媒体の流速分布を改善できるプレート型の熱交換器を提供することを目的とする。
本発明のある態様によれば、扁平な熱交換流路を流れる媒体が対象物との間で熱交換をするプレート型の熱交換器であって、媒体を導くパイプと、互いに接合してパイプが開口する熱交換流路を形成する伝熱パネル及び背後パネルと、を備え、伝熱パネルは、対象物に媒体の熱の受け渡しをするように配置され、背後パネルは、パイプが挿入されるパイプ挿入壁部と、パイプ挿入壁部から溝状に延びて媒体を導く案内壁部と、を有することを特徴とする熱交換器が提供される。
上記態様によれば、プレート型の熱交換器は、扁平な熱交換流路においてパイプに導かれる媒体がパイプ挿入壁部に続く溝状の案内壁部に沿って円滑に流れることにより、媒体の流れに生じる圧力損失が抑えられるとともに、流速分布を改善することができる。
本発明の第1実施形態に係る熱交換器を示す斜視図である。 熱交換器の組み立て前の状態を示す斜視図である。 熱交換器を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る熱交換器を示す斜視図である。 熱交換器の組み立て前の状態を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係る熱交換器10を上方から見た斜視図である。熱交換器10は、車両に搭載される蓄電装置70の下側に設置され、蓄電装置70の温度を調整する温度調整装置として設けられる。車両には、蓄電装置70及び熱交換器10を収容するハウジング(図示省略)が設置される。
蓄電装置70(蓄電モジュール)は、複数の蓄電セル(図示省略)が並んで設けられる。蓄電セルは、化学反応により充電及び放電を行う二次電池であり、リチウムイオン電池が用いられる。なお、蓄電セルは、これに限らず、他の電池であってもよい。また、蓄電セルは、静電容量により電荷を蓄えるキャパシタ(コンデンサ)であっても良い。
以下、互いに直交するX、Y、Zの3軸を設定して、熱交換器10の構造を説明する。
図1に示すように、熱交換器10は、X軸方向及びY軸方向に延びる薄いプレート型をしており、Z軸方向について蓄電装置70と重なるように並んで配置される。
熱交換器10は、図中矢印Aで示すように媒体を導く流入パイプ61と、図中矢印Bで示すように媒体が流れる熱交換流路29と、図中矢印Cで示すように媒体を導く流出パイプ62と、を備える。
熱交換器10は、互いに接合して熱交換流路29を形成する伝熱パネル11及び背後パネル21を備える。熱交換器10では、伝熱パネル11が蓄電装置70に対向するよう配置され、熱交換流路29を流れる媒体が伝熱パネル11を介して蓄電装置70との間で熱交換をする。本実施形態では、伝熱パネル11の外表面に蓄電装置70が接触するように設置される。なお、これに限らず、ジャケット底壁部11Aの外表面と蓄電装置70との間に伝熱部材を介装してもよい。あるいは、両者の間に伝熱空間(間隙)を設けてもよい。
伝熱パネル11は、平板状に形成される。伝熱パネル11は、アルミ材や銅材などの熱伝導率が高い金属板が用いられる。
背後パネル21は、箱状に形成され、伝熱パネル11との間に熱交換流路29を形成する。背後パネル21は、金属板をプレス加工することによって形成される。
なお、上述した構成に限らず、伝熱パネル11及び背後パネル21を1枚の板材によって形成してもよい。
図2は、伝熱パネル11及び背後パネル21を組み付ける前の状態を示す斜視図である。
流入パイプ61は、媒体を導く配管(図示省略)が接続される円筒状の円筒部61Aと、円筒部61Aから次第に扁平になるように加工された扁平筒部61Bと、扁平筒部61Bの先端から延びる扁平筒状の先端筒部61Cと、を有する。
同様に、流出パイプ62は、媒体を導く配管(図示省略)が接続される円筒状の円筒部62Aと、円筒部62Aから次第に扁平になるように加工された扁平筒部62Bと、扁平筒部62Bの先端から延びる扁平筒状の先端筒部62Cと、を有する。
背後パネル21は、熱交換流路29を形成する箱型のジャケット部22と、ジャケット部22のまわりに延びる平板状のフランジ部23と、流入パイプ61、流出パイプ62がそれぞれ挿入される立体形状のパイプ挿入壁部30、40と、パイプ挿入壁部30からそれぞれ延びて媒体を導く溝状の第1流入案内壁部31、第2流入案内壁部32と、パイプ挿入壁部40からそれぞれ延びて媒体を導く溝状の第1流出案内壁部41、第2流出案内壁部42と、を有する。
フランジ部23は、四角い帯板状をしており、X軸方向に延びる側辺部23A、23Bと、Y軸方向に延びる端辺部23C、23Dと、を有する。
ジャケット部22は、箱型の立体形状を有する。ジャケット部22は、X軸方向及びY軸方向に延びるフランジ部23に対してZ軸方向に膨らむように成形される。
ジャケット部22は、フランジ部23からZ軸に対して傾斜方向に延びるジャケット側壁部22Bと、ジャケット側壁部22BからX軸方向及びY軸方向に延びる矩形の平板状をしたジャケット底壁部22Aと、を有する。
ジャケット底壁部22Aは、伝熱パネル11に平行に延びている。熱交換流路29は、ジャケット底壁部22Aと伝熱パネル11との間に扁平なプレート状の空間として形成される。
パイプ挿入壁部30は、伝熱パネル11との間に流入パイプ61の先端筒部61Cを包囲する立体形状を有する。パイプ挿入壁部30は、フランジ部23及びジャケット部22に対してZ軸方向に膨らむように成形される。パイプ挿入壁部30は、流入パイプ61の先端筒部61Cに接合する部位と、伝熱パネル11との間に熱交換流路29を形成する部位と、を有する。
第1流入案内壁部31、第2流入案内壁部32は、それぞれジャケット底壁部22Aから溝状に膨らむように成形される。第1流入案内壁部31、第2流入案内壁部32は、ジャケット底壁部22AからZ軸方向に傾斜して延びる溝側壁部31B、32Bと、溝側壁部31B、32BからX軸方向及びY軸方向に延びる溝底壁部31A、32Aと、を有する。
溝状の第1流入案内壁部31、第2流入案内壁部32は、流入パイプ61の延長方向(X軸方向)に直線状に延びるように形成される。
第1流入案内壁部31は、フランジ部23の側辺部23Aに沿って延び、その先端がフランジ部23の端辺部23Dの近傍に位置している。
第2流入案内壁部32は、第1流入案内壁部31に沿って延び、その先端がフランジ部23の端辺部23Cと端辺部23Dの中間に位置している。
パイプ挿入壁部40は、伝熱パネル11との間に流出パイプ62の先端筒部61Cを包囲する立体形状を有する。パイプ挿入壁部40は、流出パイプ62の先端筒部62Cに接合する部位と、伝熱パネル11との間に熱交換流路29を形成する部位と、を有する。パイプ挿入壁部40は、フランジ部23及びジャケット部22に対してZ軸方向に膨らむように成形される。
第1流出案内壁部41、第2流出案内壁部42は、ジャケット底壁部22Aから膨らむようZ軸方向に傾斜して延びる溝側壁部41B、42Bと、溝側壁部41B、42BからX軸方向及びY軸方向に延びる溝底壁部41A、42Aと、を有する。
溝状の第1流出案内壁部41、第2流出案内壁部42は、流出パイプ62の延長方向(X軸方向)に直線状に延びるように形成される。
第1流出案内壁部41は、フランジ部23の側辺部23Bに沿って延び、その先端がフランジ部23の端辺部23Dの近傍に位置している。
第2流出案内壁部42は、第1流出案内壁部41に沿って延び、その先端がフランジ部23の端辺部23Cと端辺部23Dの中間に位置している。
熱交換器10を製造する際には、伝熱パネル11、背後パネル21、流入パイプ61、流出パイプ62をプレス加工により成形する工程と、これらの各部材をロウ付けにより接合する工程と、が行われる。各工程を順に行うことにより、プレート型の熱交換器10が製造される。
図3は、熱交換器10を下方から見た斜視図である。流入パイプ61、第1流入案内壁部31、第2流入案内壁部32、流出パイプ62、第1流出案内壁部41、第2流出案内壁部42は、熱交換器10の長手方向(Y軸方向)に延びる中心線Oyに対して直交する方向(X軸方向)に延びるように配置される。
流入パイプ61、第1流入案内壁部31、及び第2流入案内壁部32と、流出パイプ62、第1流出案内壁部41、及び第2流出案内壁部42とは、X軸方向に延びる中心線Oxに対して対称的に形成される。第2流入案内壁部32、42の先端は、中心線Oyの近傍に配置される。
次に、熱交換器10における媒体の流れについて説明する。
熱交換器10の流入パイプ61及び流出パイプ62には、媒体を導く回路(図示省略)を構成する配管がそれぞれ接続される。回路を循環する媒体は、図1に矢印Aで示すように、流入パイプ61にX軸方向から流入する。流入パイプ61から熱交換流路29に流入した媒体は、熱交換流路29を矢印Bで示すように流れる過程で、ジャケット底壁部11Aを介して蓄電装置70との間で熱交換する。熱交換流路29を通過した媒体は、矢印Cで示すように流出パイプ62からX軸方向に流出する。
第1流入案内壁部31、第2流入案内壁部32は、熱交換流路29の流路断面積を流入パイプ61の延長方向(X軸方向)に拡大している。このため、流入パイプ61から熱交換流路29のパイプ挿入壁部30内に流入した媒体は、第1流入案内壁部31、第2流入案内壁部32に沿って熱交換流路29の奥部へと円滑に導かれる。これにより、媒体が流入パイプ61から熱交換流路29に流入する際に生じる圧力損失を低減できる。
流入パイプ61から第1流入案内壁部31に沿って流れる媒体は、熱交換流路29におけるフランジ部23の側辺部23A及び端辺部23Dの近傍の領域に導かれる。流入パイプ61から第2流入案内壁部32に沿って流れる媒体は、熱交換流路29のX軸方向について中央部に導かれる。こうして、媒体が溝状の第1流入案内壁部31、第2流入案内壁部32に沿って熱交換流路29における流入パイプ61と遠い領域にも導かれることにより、熱交換流路29の上流部における媒体の速度分布が均一化される。
一方、第1流出案内壁部41、第2流出案内壁部42は、熱交換流路29の流路断面積を流出パイプ62の延長方向(X軸方向)に拡大している。このため、熱交換流路29を流れる媒体は第1流出案内壁部41、第2流出案内壁部42に沿って円滑に流出パイプ62へと導かれる。これにより、媒体が熱交換流路29から流出パイプ62に流出する際に生じる圧力損失を低減できる。
第1流出案内壁部41に沿って流れる媒体は、熱交換流路29におけるフランジ部23の側辺部23A及び端辺部23Dの近傍の領域から流出パイプ62へと導かれる。第2流出案内壁部42に沿って流れる媒体は、熱交換流路29のX軸方向について中央部の領域から流出パイプ62へと導かれる。こうして、媒体が熱交換流路29における流出パイプ62と遠い領域から溝状の第1流出案内壁部41、第2流出案内壁部42に沿って流出パイプ62に導かれることにより、熱交換流路29の下流部における媒体の速度分布が均一化される。
蓄電装置70が充電または放電を行い、蓄電装置70の温度が高くなる場合には、回路に設けられるラジエータ(図示省略)などによって媒体の放熱が行われ、温度が低くなった媒体が熱交換器10に流入する。これにより、熱交換器10を循環する媒体が蓄電装置70の熱を受け取り、蓄電装置70が冷却される。
蓄電装置70の温度が低くなっている状態から蓄電装置70で充電または放電を行う場合には、ヒータなどによって媒体が加熱され、温度が高くなった媒体が熱交換器10に流入する。これにより、熱交換器10を循環する媒体が蓄電装置70を加熱し、蓄電装置70がすばやく温められる。
熱交換器10では、媒体として冷却水が用いられるが、これに限らず、媒体として他の流体を用いてもよい。また、車両の空調装置を循環するガスが熱交換器10に導かれる構成としてもよい。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態によれば、プレート型の熱交換器10は、媒体を導くパイプ61、62と、互いに接合してパイプ61、62が開口する熱交換流路29を形成する伝熱パネル11及び背後パネル21と、を備える。伝熱パネル11は、蓄電装置70(対象物)に媒体の熱の受け渡しをするように配置される。背後パネル21は、パイプ61、62が挿入されるパイプ挿入壁部30、40と、パイプ挿入壁部30、40から溝状に延びて媒体を導く案内壁部31、32、41、42と、を有する。この構成に基づき、扁平な熱交換流路29においてパイプ61、62に導かれる媒体がパイプ挿入壁部30、40に続く溝状の案内壁部31、32、41、42に沿って円滑に流れる。これにより、媒体の流れに生じる圧力損失が抑えられるとともに、媒体の流速分布が改善され、蓄電装置70の温度分布を均一化することができる。
また、熱交換器10は、熱交換流路29に流入する媒体を導く流入パイプ61と、熱交換流路29から流出する媒体を導く流出パイプ62と、を備える。流入パイプ61及び流出パイプ62は、熱交換流路29の長手方向に対して直交するように配置される。案内壁部31、32、41、42は、流入パイプ61及び流出パイプ62の延長方向に延びるように配置される。この構成に基づき、案内壁部31、32、41、42によって媒体が流入パイプ61及び流出パイプ62の延長方向に導かれることにより、熱交換流路29における流入パイプ61及び流出パイプ62より遠い領域で媒体の流速が低下することが抑えられ、媒体の流速分布が改善される。
また、熱交換器10は、1つのパイプ挿入壁部30、40から流路長さが相異する複数の案内壁部31、32、41、42が延びる構成とする。この構成に基づき、各案内壁部31、32、41、42の流路長さを任意に設定することにより、熱交換流路29における媒体の流速分布を改善することができる。
<第2実施形態>
次に、図4、図5を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。以下では、上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、上記第1実施形態の熱交換器10と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
上記第1実施形態に係る熱交換器10は、直線状に延びる案内壁部31、32、41、42を備える。これに対して、第2実施形態に係る熱交換器100は、中程で曲がって延びる案内壁部131〜133、141、142、144を備える。
図4に示すように、背後パネル121は、熱交換流路129(図5参照)を形成する箱型のジャケット部122と、ジャケット部122のまわりに延びる平板状のフランジ部123と、流入パイプ61、流出パイプ62がそれぞれ挿入される立体形状のパイプ挿入壁部30、40と、パイプ挿入壁部30からそれぞれ延びて媒体を導く溝状の第1流入案内壁部131、第2流入案内壁部132、第3流入案内壁部133と、パイプ挿入壁部40からそれぞれ延びて媒体を導く溝状の第1流出案内壁部141、第2流出案内壁部142、第3流出案内壁部143と、を有する。
第1流入案内壁部131、第2流入案内壁部132、第3流入案内壁部133は、流入パイプ61の延長方向(X軸方向)に延びる延長部131A、132A、133Aと、延長部131A、132A、133Aから曲がって熱交換流路129の長手方向に延びる延設部131B、132B、133Bと、を有する。
第1流入案内壁部31の延長部131Aは、フランジ部123の側辺部123Aに沿ってX軸方向に延びる。第1流入案内壁部31の延設部131Bは、延長部131Aから曲がり、フランジ部123の端辺部123Dに沿ってY軸方向に延びる。
第2流入案内壁部132の延長部132Aは、第1流入案内壁部31の延長部131Aに沿ってX軸方向に延びる。第2流入案内壁部132の延設部132Bは、延長部131Aから曲がり、第1流入案内壁部31の延設部131Bに沿ってY軸方向に延びる。
第3流入案内壁部133の延長部133Aは、第2流入案内壁部132の延長部132Aに沿って延X軸方向に延びる。第3流入案内壁部133の延設部133Bは、延長部133Aから曲がって第2流入案内壁部132に沿うように、Y軸に対して傾斜する方向に延びる。
図5に示すように、第1流出案内壁部141、第2流出案内壁部142、第3流出案内壁部143は、第1流入案内壁部131、第2流入案内壁部132、第3流入案内壁部133と、X軸方向に延びる中心線Oxに対して対称的に形成される。第1流出案内壁部141、第2流出案内壁部142、第3流出案内壁部143は、流出パイプ62の延長方向(X軸方向)に延びる延長部141A、142A、143Aと、延長部141A、142A、143Aから曲がって熱交換流路129の長手方向に延びる延設部141B、142B、143Bと、を有する。
次に、熱交換器100における媒体の流れについて説明する。
第1流入案内壁部131、第2流入案内壁部132、第3流入案内壁部133は、熱交換流路129の流路断面積を流入パイプ61の延長方向(X軸方向)に拡大しているため、流入パイプ61からパイプ挿入壁部30内の熱交換流路129に流入した媒体は第1流入案内壁部131、第2流入案内壁部132、第3流入案内壁部133に沿って熱交換流路129の奥部へと円滑に導かれる。これにより、媒体が流入パイプ61から熱交換流路129に流入する際に生じる圧力損失を低減できる。
流入パイプ61から第1流入案内壁部131に沿って流れる媒体は、延長部131Aに沿って熱交換流路129におけるフランジ部123の側辺部123A及び端辺部123Dの近傍の領域に導かれた後に、延設部131Bに沿って熱交換流路129の長手方向に導かれる。流入パイプ61から第2流入案内壁部132に沿って流れる媒体は、延長部132Aに沿って流入パイプ61の延長方向に導かれた後に、延設部132Bに沿って熱交換流路129の長手方向に導かれる。同様に、流入パイプ61から第3流入案内壁部133に沿って流れる媒体は、延長部133Aに沿って流入パイプ61の延長方向に導かれた後に、延設部133Bに沿って熱交換流路129の長手方向に導かれる。こうして、媒体の流れが溝状の第1流入案内壁部131、第2流入案内壁部132、第3流入案内壁部133に沿って流入パイプ61の延長方向から熱交換流路129の長手方向へと曲げられることにより、媒体が熱交換流路129における流入パイプ61と遠い領域にも導かれ、熱交換流路129における媒体の速度分布が均一化される。
一方、第1流出案内壁部141、第2流出案内壁部142、第3流出案内壁部143は熱交換流路129の流路断面積を流出パイプ62の延長方向(X軸方向)に拡大しているため、熱交換流路129を流れる媒体は第1流出案内壁部141、第2流出案内壁部142、第3流出案内壁部143に沿って円滑に流出パイプ62へと導かれる。これにより、媒体が熱交換流路129から流出パイプ62に流出する際に生じる圧力損失を低減できる。
第1流出案内壁部141の延設部141Bから延長部141Aに沿って流れる媒体は、熱交換流路129におけるフランジ部123の端辺部123D及び側辺部123Aの近傍の領域を通って流出パイプ62へと導かれる。第2流出案内壁部142の延設部142Bから延長部142Aに沿って流れる媒体は、熱交換流路129の長手方向から流出パイプ62の延長方向へと曲げられ、流出パイプ62へと導かれる。同様に、第3流出案内壁部143の延設部143Bから延長部143Aに沿って流れる媒体は、熱交換流路129の長手方向から流出パイプ62の延長方向へと曲げられ、流出パイプ62へと導かれる。こうして、媒体が熱交換流路129における流出パイプ62と遠い領域から溝状の第1流出案内壁部141、第2流出案内壁部142、第3流出案内壁部143に沿って曲げられて流出パイプ62へと導かれることにより、熱交換流路129の下流部における媒体の速度分布が均一化される。
本実施形態によれば、案内壁部131〜133、141〜143は、中程から曲がって延びる延設部131B〜133B、141B〜143Bを有する。媒体の流れが延設部131B〜133B、141B〜143Bに沿って曲げられることにより、熱交換流路129における媒体の流速分布を改善することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、上記実施形態の熱交換器10、100では、熱交換流路29、129は、X軸方向及びY軸方向について矩形の断面形状を有するが、これに限らず、他の断面形状を有する構成としてもよい。また、熱交換流路29、129の形状に応じて、流入パイプ61及び流出パイプ62の配置が設定される。
本発明は、車両に搭載される蓄電装置の熱交換器として好適であるが、車両に搭載される電子部品の熱交換器に適用してもよい。また、本発明は、車両以外に使用される熱交換器にも適用できる。
10、100 熱交換器
11 伝熱パネル
21、121 背後パネル
29、129 熱交換流路
30、40、130、140 パイプ挿入壁部
31、32、41、42、131〜133、141〜143 案内壁部
61 流入パイプ
62 流出パイプ
70 蓄電装置
131B、132B、133B、141B、142B、143B 延設部
70 蓄電装置(対象物)

Claims (4)

  1. 扁平な熱交換流路を流れる媒体が対象物との間で熱交換をするプレート型の熱交換器であって、
    媒体を導くパイプと、
    互いに接合して前記パイプが開口する前記熱交換流路を形成する伝熱パネル及び背後パネルと、を備え、
    前記伝熱パネルは、前記対象物に媒体の熱の受け渡しをするように配置され、
    前記背後パネルは、
    前記パイプが挿入されるパイプ挿入壁部と、
    前記パイプ挿入壁部から溝状に延びて媒体を導く案内壁部と、を有することを特徴とする熱交換器。
  2. 請求項1に記載の熱交換器であって、
    前記熱交換流路に流入する媒体を導く流入パイプと、
    前記熱交換流路から流出する媒体を導く流出パイプと、を備え、
    前記流入パイプ及び前記流出パイプは、前記熱交換流路の長手方向に対して直交するように配置され、
    前記案内壁部は、前記流入パイプ及び前記流出パイプの延長方向に延びることを特徴とする熱交換器。
  3. 請求項1または2に記載の熱交換器であって、
    1つの前記パイプ挿入壁部から長さが相異する複数の前記案内壁部が延びることを特徴とする熱交換器。
  4. 請求項1から3のいずれか一つに記載の熱交換器であって、
    前記案内壁部は、中程から曲がって延びる延設部を有することを特徴とする熱交換器。
JP2014152785A 2014-07-28 2014-07-28 熱交換器 Pending JP2016031798A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014152785A JP2016031798A (ja) 2014-07-28 2014-07-28 熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014152785A JP2016031798A (ja) 2014-07-28 2014-07-28 熱交換器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016031798A true JP2016031798A (ja) 2016-03-07

Family

ID=55442087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014152785A Pending JP2016031798A (ja) 2014-07-28 2014-07-28 熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016031798A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018186570A1 (ko) * 2017-04-07 2018-10-11 삼성에스디아이(주) 배터리 팩의 로어 하우징 제조 방법
KR20210133459A (ko) * 2020-04-29 2021-11-08 주식회사 디에이치지 전기 자동차용 배터리의 냉각수 흐름을 개선하기 위한 열관리 장치의 냉각수 유로 구조
KR20220160295A (ko) * 2021-05-27 2022-12-06 주식회사 디에이치지 전기자동차용 배터리의 효율성 향상을 위한 듀얼 플로우 열관리 장치

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018186570A1 (ko) * 2017-04-07 2018-10-11 삼성에스디아이(주) 배터리 팩의 로어 하우징 제조 방법
EP3608989A4 (en) * 2017-04-07 2021-01-13 Samsung SDI Co., Ltd. METHOD OF MANUFACTURING A LOWER CASE OF A BATTERY PACK
US11431043B2 (en) 2017-04-07 2022-08-30 Samsung Sdi Co., Ltd. Method for manufacturing lower housing of battery pack
KR20210133459A (ko) * 2020-04-29 2021-11-08 주식회사 디에이치지 전기 자동차용 배터리의 냉각수 흐름을 개선하기 위한 열관리 장치의 냉각수 유로 구조
KR102334216B1 (ko) * 2020-04-29 2021-12-02 주식회사 디에이치지 전기 자동차용 배터리의 냉각수 흐름을 개선하기 위한 열관리 장치의 냉각수 유로 구조
KR20220160295A (ko) * 2021-05-27 2022-12-06 주식회사 디에이치지 전기자동차용 배터리의 효율성 향상을 위한 듀얼 플로우 열관리 장치
KR102567817B1 (ko) 2021-05-27 2023-08-17 주식회사 디에이치지 전기자동차용 배터리의 효율성 향상을 위한 듀얼 플로우 열관리 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200075267A1 (en) Electricity storage device
KR102173362B1 (ko) 전기소자 쿨링모듈
JP5394405B2 (ja) 熱交換器
US10065480B2 (en) Electrical heating device for a motor vehicle, and associated heating, ventilation and/or air conditioning apparatus
WO2013168526A1 (ja) 熱交換器および車両用空調装置
WO2016067501A1 (ja) 熱交換器
CN112673219B (zh) 磁制冷组件
WO2015029446A1 (ja) 積層型冷却器
JP2016031798A (ja) 熱交換器
JP2016157733A (ja) 冷却器
JP5996772B2 (ja) 自動車用の流体を電気的に加熱するための装置及びこの加熱装置を組み立てる方法
JP2005311046A (ja) 冷却器
JP2017008913A (ja) 熱交換器
JP2016038120A (ja) 熱交換器
JP2024045455A (ja) 熱交換器および冷凍サイクル装置
US20180003447A1 (en) Heat-exchange element suitable for a heat exchange between first and second fluids, an exchanger core including the heat-exchange element and a heat exchanger including the exchanger core
JP2008221951A (ja) 自動車用電子部品の冷却装置
CN107504837A (zh) 换热器、换热系统及室内采暖系统
CN111512109B (zh) 无集管板型热交换器
EP3137836B1 (en) Improved heat exchanger
JP2006200861A (ja) 多流体熱交換器
JP2016023893A (ja) 熱交換器
KR20160115892A (ko) 열전달 장치 및 그 제조 방법
JP2018044707A (ja) 熱交換器
JP2010065873A (ja) 熱交換器

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20161221