JP2015208852A - 軸受リングのための研磨機及び当該研磨機における接触状態を設定するための方法 - Google Patents

軸受リングのための研磨機及び当該研磨機における接触状態を設定するための方法 Download PDF

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Abstract

【課題】研磨ホイールと、その周辺部、特に成形ツール及び研磨機の保持手段に属するチャックとの接触状態を容易に且つ自動的に検出し、時間がかかり且つ高価である問題を解決する。【解決手段】軸受リング500の研磨機は、フレームと第1回転軸X6周りで回転運動可能な回転研磨ホイール6と、軸受リングを保持し第2回転軸X24周りで回転運動可能であるチャック244とを含む。研磨ホイールの周囲外縁部10に対して成形ツール12の位置を設定するための第1自動手段が、電気モータ702と、モータの出力シャフト704の回転を検出するエンコーダ710と、並進軸Y12に沿う成形ツールの位置のセンサ708とを備える。また、第2回転軸に沿うチャックの軸方向位置を設定するための第2自動手段を有し、第2回転軸に沿ってチャックを並進A24駆動させるための電気モータ902と、チャックの回転を検出するための手段910とを含む。【選択図】図3

Description

本発明は、軸受リングを研磨するために使用することができる研磨機に関する。本発明は、当該研磨機の研磨ホイールとその周辺部との間の接触状態を設定するための方法にも関する。
軸受製造の分野では、例えば特許文献1から、軸周りに回転運動可能である回転研磨ホイールが設けられた研磨機を使用することが公知である。このような研磨ホイールは、一方では、加工される軸受ホイールの実際の幾何学的形状にその周囲外縁部を一致させるために成形ツールと、他方では、研磨機の作業ステーション内に連続的に据え付けられ且つチャックによってこの作業ステーション内に保持された軸受リングと、相互作用しなければならないことが公知である。これら相互作用に起因して、加工される新たなタイプの軸受リングのために研磨機を設定する間に研磨ホイールが成形ツール及びチャックと接触するときを決定することが重要である。これまで、これら要素の接触位置の検出は、手動でなされ、このことは、能力を有する人材と、オペレータの高いレベルでの集中と、を必要とする。これは、時間がかかり、且つ高価である。
国際公開第2008/080240号パンフレット
本発明は、研磨ホイールと、その周辺部、特に成形ツール、及び研磨機の保持手段に属するチャックと、の接触状態を容易に且つ自動的に検出するように構成された新たな研磨機により、これら問題を解決することを目的とする。
このために、本発明は、フレームと、第1回転軸周りで回転運動可能な回転研磨ホイールと、軸受リングがその表面の1つの研磨工程中に起立する作業ステーションと、作業ステーション内で軸受リングを保持するためのチャックであって、第2回転軸周りで回転運動可能である、チャックと、を含む軸受リングのための研磨機に関する。本発明によれば、機械が、
− 研磨ホイールの周囲外縁部に対して成形ツールの位置を設定するための第1自動手段であって、これら第1自動手段が、電気モータと、このモータの出力シャフトの回転を検出するために電気モータに結合されたエンコーダと、並進軸に沿う成形ツールの位置のセンサと、エンコーダの出力信号とセンサの出力信号とを比較するための手段と、を備える、第1自動手段と、
− 第2回転軸に沿うチャックの軸方向位置を設定するための第2自動手段であって、これら第2自動手段が、第2回転軸に沿ってチャックを並進駆動させるための電気モータと、第2回転軸周りのチャックの回転を検出するための手段と、を含む、第2自動手段と、
も含む。
本発明により、第1自動手段及び第2自動手段は、一方では研磨ホイールの周囲外縁部及び成形ツール、他方では研摩ホイールの側面及びチャック、の間の接触状態を設定するために、任意の順序で交互に使用することができる。双方の場合において、これらの設定は、設定が人間のオペレータに頼る必要がないので、迅速且つ再現可能な方式で得ることができる。
有利には、第1自動手段のセンサは、光学式スケールセンサである。好ましくは、機械は、第2回転軸に対してオフセットされた位置から、研磨ホイールの側面が第2回転軸と交わる第2位置へ、研磨ホイールを移動させるための手段を含む。
本発明は、上述した研磨機で実施することができる方法、より具体的に、軸受リングのための研磨機における研磨ホイールとその周辺部との間の接触状態を設定するための方法であって、機械が、第1回転軸周りで回転する研磨ホイールに加え、フレームと、軸受リングがその表面の1つの研磨工程中に起立する作業ステーションと、作業ステーション内で軸受リングを保持するためのチャックであって、第2回転軸周りで回転運動可能である、チャックと、を含む、方法にも関する。本発明によれば、この方法は、少なくとも、
−a) 第1電気モータの作動によって、第1回転軸に向かって横軸に沿って、研磨機の周囲外縁部を成形するために使用される成形ツールを並進移動させるステップと、
−b) 電気モータに結合されたエンコーダを介して電気モータの出力シャフトの回転を検出するステップと、
−c) 専用のセンサを介して横軸に沿う成形ツールの位置を検出するステップと、
−d) エンコーダの第1出力信号を専用のセンサの第2出力信号と比較するステップと、
−e) 第1出力信号が出力シャフトの回転を表し且つ第2出力信号が横軸に沿う成形ツールの停止を表す場合に、成形ツールが研磨ホイールの周囲外縁部と接触していると決定するステップと、
−f) 研磨ホイールの側面が第2回転軸と交わる位置へ研磨ホイールを移動させるステップと、
−g) 第1回転軸周りで研磨ホイールを回転運動させるステップと、
−h) 第2電気モータの作動によって、研磨ホイールの側面に向かって第2回転軸に沿ってチャックを並進移動させるステップと、
−i) 専用の回転センサを介してチャックとともに一体的に回転するシャフトの回転を検出するステップと、
−j) 専用の回転センサがシャフトの回転を検出するとすぐに、チャックが研磨ホイールの側面と接触していると決定するステップと、
を含む。ステップa)からe)は、ステップf)からj)の前に又は後に実行することができる。
有利であるが必須ではない本発明のさらなる側面によれば、
− ステップe)において、成形ツールが研磨ホイールの周囲外縁部と接触していると決定された場合に、第1電気モータが停止させられること、及び/又は、
− ステップj)において、チャックが研磨ホイールの側面と接触していると決定された場合に、第2電気モータが停止させられること、
を提供してもよい。
さらに、本発明は、上述した研磨機における研磨ホイールの周囲外縁部又はチャックの軸方向面を成形するための方法であって、上述した方法を実施する、方法にも関する。
研磨ホイールの周囲外縁部を成形するために、方法は、成形ツールが周囲外縁部と接触していると決定された場合に、ステップe)の後に実施されるステップk)であって、j)所定のストロークにわたって第1回転軸に向かって横軸に沿って成形ツールを並進移動させるステップの、追加的なステップを使用する。
チャックの軸方向面を成形するために、方法は、チャックが研磨ホイールの側面と接触していると決定された場合に、ステップj)の後に実施されるステップl)であって、所定のストロークにわたって研磨ホイールに向かって第2回転軸に沿ってチャックを並進移動させる、ステップを使用する。
本発明は、本発明の対象を限定することのない、添付の図面と対応し且つ実例となる例として与えられる以下の説明に基づいてよりよく理解されるであろう。
本発明による研磨機の正面図である。 図1の細部IIに対応する部分的な斜視図である。 機械のいくつかの要素のみが表される図1及び図2の研磨機の一部の概略平面図である。 研磨機が別の形態にあるときの図3と同様の概略平面図である。
図1から図4で表される研磨機2は、フレーム4と、第1回転軸X6周りで回転する回転研磨ホイール6と、を含む。電気モータ8が、軸X6周りでホイール6を回転駆動するために使用される。符号D6は、研磨ホイール6の外径を示す。
研磨ホイール6及びモータ8は、図1において二重の矢印A9によって示されるように軸X6と垂直な2つの両方向においてフレーム4に対して移動可能である補助フレーム9によって支持されている。軸X6は、補助フレーム9に対して固定されている。
研磨ホイール6の外周面10は、必要とされるときにナール12によって成形され、且つさらに表されていない軸受の内側リング500の外面を研磨するために使用される。また、時に“ディアマントローラ”と称されるナール12は、補助フレーム9によって支持されている。図示される実施例では、外面10は、それが凹形溝502Aを有するリング500の径方向外面502を研磨するために使用されるように、中央突起110を有している。
研磨機2には、各リング500が研磨工程中に研磨ホイール6に対して適切な位置に継続的に保持される作業ステーション又は領域14が設けられている。
作業ステーション14は、それぞれ付属品20,22がそれぞれ設けられた2つの支持シュー16及び18を含む。付属品20は、磁気クランプ24の径方向外面に対して当接するように構成される一方で、付属品22は、2つの部分から形成され、且つリング500の外周面502に対して当接するように構成されている。各支持シュー16及び18は、それぞれスライダ26,28に取り付けられる。別のスライダ30が、リング500の離脱を回避するために使用される。
図1から図3に示されるようにリング500が作業ステーション14に装填されるときに、各リング500は、軸X6と平行又は実質的に平行な磁気クランプ24の中心軸X24を中心とされる。この形態では、リング500の中心孔504が空とされ、且つ表面10及び502の間の摩擦に起因してリング500が軸X6周りの研磨ホイール6の回転運動によって軸X24周りに回転駆動される。図3では、リング500は、中心孔504を示すために切断されている。
2つのタイプの装置が、作業ステーション14にリング500を供給するため且つリングが加工されたときにこの作業ステーションからリングを排除するために使用される。この説明では、いまだ加工されていないリングは、“未仕上げのリング(black ring)”と称される一方で、研磨ホイール6によって加工されたリングは、“研磨されたリング”と称される。
6自由度を有する多軸ロボット100が、搬送手段に属する。多軸ロボット100は、そのベース102によって研磨機2のフレーム4に取り付けられ、且つ多関節アーム104を含み、多関節アーム104の自由端は、ロボット100の適切なプログラミングを介して異なるタイプのリング500を握持又は把持するように構成されているクランプ106を備えている。
移動アーム200も搬送手段に属する。この移動アーム200は、フレーム4に対して固定され且つ軸X6と平行な軸X200周りで回転可能である。軸X200と反対の移動アームの自由端204の近くにおいて、移動アーム200には、作業ステーション14から離れるように移動させられるリング500を把持するための手段が設けられている。
研磨機2は、入口シュート300を含み、入口シュート300では、未仕上げのリング500が矢印A300の方向に重力によって移動する。簡略化するために、1つのリング500のみが、図2において入口シュート300内に表される。入口シュート300は、必要とされるときに入口シュート300内にあるリング500をピックアップすることができるロボット100に近い。
他方で、研磨機2は、出口シュート310も含み、出口シュート310では、研磨されたリング500が順々に放出される。出口シュート310では、研磨されたリング500が、矢印A310の方向に重力によって移動する。出口シュート310におけるアーム200に向かって方向づけられた側において、出口シュート310は、解放器312を備え、解放器312には、移動アーム200の把持手段を収容するのに十分なサイズのノッチ314が設けられるが、解放器312は、このノッチの2つの側縁部の間で測定された横寸法が、リング500の外径よりも小さい。
ナール12は、軸X6に対して径方向である軸Y12に沿って軸X6に対して移動可能である。このような移動は、機械2上で加工される新たなタイプの軸受リング500のために使用される新たな形状と縁部10を一致させる必要がある場合に、ナール12をリング6の周囲外面又は縁部10と接触させるために必要である。軸Y12に沿うナール12の移動は、電気モータ702によって駆動され、電気モータの出力シャフト704は、ナール12に堅固に接続された出力スライドを有するボールネジ機構706を準備する。従って、モータ702に供給する電流に応じて、二重の矢印A12の方向に軸Y12に沿ってナールを並進移動させることが可能となる。
光学的スケールセンサ708が、ボールネジ機構706とナール12との間に配置されている。光学的スケールセンサは、固定型目盛708Aと、目盛708Aに沿って移動し且つ目盛708Aを読み取ることができる感知ユニット708Cを含むスライド708Bと、を含む。スライド708Bは、ナール12に堅固に接続されている。従って、光学的スケールセンサ708は、軸Y12に沿うナール12の実際の位置を表す信号S708を電気制御ユニット又はECU800に送ることができる。
言い換えると、ナール12自身は、“触覚器”又は光学的スケール708の“プローブ”として使用される。
他方で、エンコーダ710が、電気モータ702に結合され、且つ電気モータ702の表されないロータの、すなわち出力シャフト704の角度位置又は速度を表す電気信号S710をECU800に送ることができる。
研磨ホイール6の周囲外面又は縁部10上に新たな形状を設定するためにナール12を使用することが必要とされる場合、電気モータ702は、軸Y12に沿って軸X6に向かってナール12を移動させるために作動される。この移動中に、且つ一定の時間スロット、例えば100msごとに、光学的スケールセンサ708及びエンコーダ710は、それらのそれぞれの出力信号S708及びS710をECU800に提供する。
ナール12が周囲外面10と接触すると、スライド708Bは、目盛708Aに沿ってブロックされ、且つ信号S708は、スライド708Bの停止を表す。他方で、同時に、エンコーダ710は、ボールネジ機構706の回転がナール12の反作用によっていまだにブロックされないので、出力シャフト704が回転することをさらに検出する。従って、エンコーダ710の出力信号S710は、出力シャフト704の回転を表す。
ECU800は、信号S708がスライド708Bの停止を表すとき、及び信号S710が出力シャフト704の回転を表すときに、ナール12と周囲外面10との間の接点が、軸Y12に沿って到達されたことを決定するようにプログラムされたマイクロコントローラを含んでいる。
そして、モータがトルク制限モジュール又は任意の同等の装置によっていまだに止められていない場合には、制御信号S702がモータ702に送信され、モータ702を停止させる。
ナール12と研磨ホイール6の周囲外面又は縁部10との間の接触状態が検出されると、ナール12による、予め確定された状態で、特に軸Y12に沿って所定深さにわたって縁部10を機械加工することによって、縁部10の研磨工程を実施することが可能となる。接触状態がこの機械加工工程を始める前に確定されるという事実は、縁部10の機械加工が最適化された所定のストロークで生じるので、機械加工工程が研磨ホイール6の直径の最小の減少で完全に実施されることを保証する。
軸Y12に沿うナール12の位置の専用のセンサとしての光学的スケールセンサ708の使用は、このようなセンサが信頼性が高く、実施するのにシンプルであり且つ経済的であるので、極めて便利である。しかしながら、他のタイプのセンサ、例えば磁歪センサが使用されてもよい。しかしながら、光学的スケールセンサが、1マイクロメートルの大きさのオーダーを有するその高い分解能に起因して断然好ましい。
磁気クランプ24は、磁気材料、例えば鉄から形成された、ソレノイド作動クラッチ242及びチャック244を含み、チャック244は、作業ステーション14内にある軸受リング500の軸方向後面506Aと接触するように構成された環状前面244Aを有している。軸方向後面506Aは、図1の方向において機械2の外側から見ることができるこのリングの軸方向前面506Bと反対である。
また、シャフト246が、磁気クランプ24に属し、クラッチ242とチャック244とを接続する。
環状面244Aが、作業ステーション14内にあるリング500に、表面/このリングの軸方向面506Aとの表面接触を介して磁気効果を効果的に伝えるために、正確に成形されることが必須である。表面244Aのこのような正確な幾何学形状は、研磨ホイール6を介するこの表面の研磨工程を通じて得ることができる。このような研磨工程の達成は、特に、表面244Aが研磨ホイール6の側面62と接するべきであるその開始時点から決まる。
このような接触形態を得るために、電気モータ902を使用して、軸X24に沿って軸方向に磁気クランプ24を並進駆動させる。電気モータ902の出力シャフト904は、ボールネジ機構906に接続され、ボールネジ機構906は、出力シャフト904の回転運動を、図3及び図4において矢印A24及びA’24によって表される双方向の並進運動に変換する。
磁気クランプ24に結合され且つ軸X24周りのシャフト246の回転を検出することができるエンコーダ910は、シャフト246の回転を表す信号S910をECU800に送る。
他方で、ECU800は、適切な信号S902により電気モータ902を操縦することができる。
環状面244Aを再成形又は再一致させることが必要とされる場合、ECU800は、電気モータ902を制御し、これにより、研磨ホイール6に対して後方に、すなわち図3において矢印A24の方向に磁気クランプを移動させる一方で、リング500はチャック244に取り付けられていない。
そして、補助フレーム9は、図4において矢印A’9の方向に軸X24に向かって移動させられる。これは、研磨ホイール6を磁気クランプ24の前方に導く。言い換えると、矢印A’9の方向への補助フレーム9の移動は、研磨ホイール6の側面62が軸X24と交差することを導く。
この移動は、ECU800、表されない電気モータを介して制御することもできる。
また、ECU800は、研磨ホイール6を軸X6周りで回転駆動させるために電気モータ8を制御する。研磨ホイール6の回転駆動は、矢印A’9の方向への補助フレームの並進移動が終わる前又は終わった後に始まってもよい。
その後、ECU800は、電気モータ902を制御し、これにより、電気モータが図4において矢印A’24の方向に研磨ホイール6に向かって磁気クランプを移動させる。結果として、チャック244の環状面244Aが研磨ホイール6の側面62と接触する。これが起こった時点は、エンコーダ910を介して検出され、これは、表面244A及び62の間の接触が存在するとすぐに、チャック244が軸X24周りで回転駆動され、このことが回転シャフト246を回転駆動させ、回転シャフトの回転がエンコーダ910によって検出されるためである。従って、表面244Aが表面62と接触するとすぐに、ECU800は、軸X24周りでのシャフト246の回転運動の始まりを表す信号S910を介して知らせられる。ECUがこのような信号S910を受信するとすぐに、ECU800は信号S902を介して電気モータ902を停止させる。
そして、研磨機は、図4で表される形態である。
この形態から始まると、ECU800は、信号S902を介して電気モータ902を作動させ、これにより、矢印A’24の方向に、すなわち研磨ホイール6に向かって、0.01mmから10mm、好ましくは約0.1mmの所定のストロークで、チャック244を含む磁気クランプ24を移動させる。これは、予め確定された深さに表面244Aが研磨ホイール6の側面62によって研磨されることを導き、このため、表面244Aは、作業ステーション14にある軸受リングの表面506Aと完全に効果的に協働する。
2 研磨機、4 フレーム、6 研磨ホイール、9 研磨ホイールを移動させるための手段、10 周囲外縁部、12 成形ツール、14 作業ステーション、62 側面、244 チャック、244A 軸方向面、500 軸受リング、702 電気モータ、704 出力シャフト、708 センサ、710 エンコーダ、800 エンコーダの出力信号とセンサの出力信号とを比較するための手段、902 電気モータ、910 第2回転軸周りのチャックの回転を検出するための手段、A24,A’24 並進、S702 停止、S708 出力信号、S710 出力信号、X6 第1回転軸、X24 第2回転軸、Y12 並進軸

Claims (8)

  1. − フレーム(4)と、
    − 第1回転軸(X6)周りで回転運動可能な回転研磨ホイール(6)と、
    − 軸受リングがその表面の1つの研磨工程中に起立する作業ステーション(14)と、
    − 前記作業ステーション内で軸受リングを保持するためのチャック(244)であって、第2回転軸(X24)周りで回転運動可能である、チャックと、
    を含む軸受リング(500)のための研磨機(2)において、
    前記研磨機が、
    − 前記研磨ホイール(6)の周囲外縁部(10)に対して成形ツール(12)の位置を設定するための第1自動手段(702,706,708,710,800)であって、これら第1自動手段が、電気モータ(702)と、前記モータの出力シャフト(704)の回転を検出するために前記電気モータに結合されたエンコーダ(710)と、並進軸(Y12)に沿う前記成形ツールの位置のセンサ(708)と、前記エンコーダの出力信号(S710)と前記センサの出力信号(S708)とを比較するための手段(800)と、を備える、第1自動手段と、
    − 前記第2回転軸(X24)に沿う前記チャック(244)の軸方向位置を設定するための第2自動手段(902,906,900,910)であって、これら第2自動手段が、前記第2回転軸に沿って前記チャックを並進(A24,A’24)駆動させるための電気モータ(902)と、前記第2回転軸周りの前記チャックの回転を検出するための手段(910)と、を含む、第2自動手段と、
    を含むことを特徴とする機械。
  2. 前記第1自動手段の前記センサが、光学的スケールセンサ(708)であることを特徴とする請求項1に記載の機械。
  3. 前記第2回転軸に対してオフセットされた第1位置(図3)から、前記研磨ホイールの側面(62)が前記第2回転軸(X24)と交わる第2位置(図4)へ、前記研磨ホイール(6)を移動させる(A9)ための手段(9)を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の機械。
  4. 軸受リング(500)のための研磨機(2)における研磨ホイール(6)とその周辺部との間の接触状態を設定するための方法であって、
    前記機械が、第1回転軸(X6)周りで回転する前記研磨ホイールに加え、
    − フレーム(4)と、
    − 軸受リングがその表面の1つの研磨工程中に起立する作業ステーション(14)と、
    − 前記作業ステーション内で軸受リングを保持するためのチャック(244)であって、第2回転軸(X24)に沿って回転運動可能である、チャックと、
    を含み、
    前記方法が、少なくとも、
    −a) 第1電気モータ(702)の作動によって、前記第1回転軸(X6)に向かって横軸(Y12)に沿って、前記研磨機の周囲外縁部を成形するために使用される成形ツール(12)を並進移動させるステップと、
    −b) 前記電気モータに結合されたエンコーダ(710)を介して前記電気モータの出力シャフト(704)の回転を検出(S710)するステップと、
    −c) 専用のセンサ(708)を介して前記横軸に沿う前記成形ツールの位置を検出(S708)するステップと、
    −d) 前記エンコーダの第1出力信号(S710)を前記専用のセンサの第2出力信号(S708)と比較するステップと、
    −e) 前記第1出力信号(S710)が前記出力シャフト(704)の回転を表し且つ前記第2出力信号(S708)が前記横軸(Y12)に沿う前記成形ツール(12)の停止を表す場合に、前記成形ツールが前記研磨ホイールの前記周囲外縁部と接触していると決定するステップと、
    −f) 前記研磨ホイールの側面(62)が前記第2回転軸(X24)と交わる位置へ前記研磨ホイール(6)を移動させるステップと、
    −g) 前記第1回転軸(X6)周りで前記研磨ホイールを回転運動させるステップと、
    −h) 第2電気モータ(902)の作動によって、前記研磨ホイールの前記側面に向かって前記第2回転軸に沿って前記チャックを並進移動(A’24)させるステップと、
    −i) 専用の回転センサを介して前記チャックとともに一体的に回転するシャフトの回転を検出(S910)するステップと、
    −j) 前記専用の回転センサ(910)が前記シャフトの回転を検出するとすぐに、前記チャック(244)が前記研磨ホイール(6)の前記側面(62)と接触していると決定するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  5. ステップe)において、前記成形ツール(12)が前記研磨ホイールの前記周囲外縁部(10)と接触していると決定された場合に、前記第1電気モータ(702)が停止(S702)させられることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. ステップj)において、前記クラッチ(12)が前記研磨ホイールの前記側面(62)と接触していると決定された場合に、前記第2電気モータ(902)が停止(S902)させられることを特徴とする請求項4又は5に記載の方法。
  7. 請求項4から6のいずれか一項に記載の方法を実施する請求項1からの3のいずれか一項に記載の研磨機(2)の研磨ホイール(6)の周囲外縁部(10)を成形するための方法であって、前記方法が、少なくとも、
    前記成形ツール(12)が前記周囲外縁部と接触していると決定された場合に、ステップe)の後に実施されるステップであって、
    k) 所定のストロークにわたって前記第1回転軸(X6)に向かって前記横軸(Y12)に沿って前記成形ツール(12)を並進移動させる、ステップを含むことを特徴とする方法。
  8. 請求項4から6のいずれか一項に記載の方法を実施する請求項1から3のいずれか一項に記載の研磨機(2)のチャック(244)の軸方向面(244A)を成形するための方法であって、前記方法が、少なくとも、
    前記チャック(244)が前記研磨ホイール(6)の前記側面(62)と接触していると決定された場合に、ステップj)の後に実施されるステップであって、
    l) 所定のストロークにわたって前記研磨ホイール(6)に向かって前記第2回転軸(X24)に沿って前記チャック(244)を並進移動(A’24)させる、ステップを含むことを特徴とする方法。
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