JP2015206840A - 光ファイバ切替装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】既設の光ファイバ上の所望の断面を正しく光結合点とすることができるとともに、既設の光ファイバのスイッチングの作業を安全かつ安定的に行うことができる光ファイバ切替装置および方法を提供する。
【解決手段】第1のブロック17と凸型形状部22の頂部の突き当て部22aとの間で光ファイバ19を挟んだ状態で光ファイバ19を位置決めして固定する。一対の光ファイバ接触部材26が曲り解除位置で光ファイバ19が各光ファイバ接触部材26に挟持された状態で、一対の光ファイバ接触部材26がそれぞれ光結合点21側に移動する動作にともない光ファイバ19を凸型形状部22に圧接させる。これにより、光ファイバ19に凸型形状部22に沿わせて曲げ部を形成できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、光ファイバの側方から光信号を入出射する光ファイバ切替装置および方法に関する。
光ファイバ側方入出力技術は、既設の光ファイバに曲げを与え、その曲げ部に側方から別の光ファイバ(プローブファイバ)を突き当て、光信号を入出力させる技術である。これは、次のような原理に基づく。すなわち、光ファイバを曲げると光ファイバのコアを伝搬する通信光が光ファイバの曲げ部から漏れ出す。光ファイバの曲げ部にファイバプローブを配置することで、漏洩光をファイバプローブで受光できる。また、プローブの先端から通信光を出射させると、光ファイバの曲げ部のコアに結合させることができるため、光ファイバの曲げ部とプローブファイバにて双方向の光通信ができる。この技術は、漏洩光モニタや、心線対照用の試験光入射、光回線の経路変更に係る短瞬断切替などへの適用が検討されている。
光ファイバは、コアガラス、クラッドガラスを保護するためにクラッドガラス表面を樹脂に覆われている。樹脂を含めた光ファイバの外径は、0.5mm以下と細いため、光ファイバを曲げることは簡易である。
光ファイバを素早く曲げ、光ファイバの曲げ部の近傍にファイバプローブを配置することで、光通信のネットワークの工事を速やかに実施する切替工事の技術がある(非特許文献1)。ここでは、既設ファイバを、円筒面部品(ブロック1)と前記円筒面に対応する凹曲面をもつ透明部品(ブロック2)との間に挟み込み、ブロック2の凹曲面に放射される光信号をブロック2内に配設されるプローブファイバで受光する側方入出力装置などが提案されている。
この光ファイバの切替方法は、工事をしたい光ファイバの心線に対し、バイパス線路を設ける。光ファイバを曲げることで、通信光をバイパス線路側に切替えるため、工事したい線路には通信光が入らない環境となり、光線路の工事ができる。工事終了後に光ファイバの曲げを開放することで、バイパス線路側から現用線路側に戻るため、簡易に工事が終了できる。
廣田栄伸、川野友裕、真保誠、清倉孝規、本田奈月、真鍋哲也「側方入出力技術を用いた光線路切替装置の検討」、光ファイバ応用技術技報,信学技報,vol.113,no.406,OFT2013−50,pp.21−24,2014年1月
しかしながら、上記従来構成の装置では、(1)ブロック1とブロック2との間に既設ファイバの挟み込みを行う場合に、既設ファイバの光結合点がファイバの軸方向にずれてしまう。そのため、光ファイバ上の意図する断面位置を光結合点とすることが困難である。(2)挟み込みの衝撃により、大きな側圧・引張荷重が載荷されるため、既設ファイバにダメージを与えてしまう。(3)側方入出力を終了させる際、従来方法では、光ファイバの自然復元性に依存している。そのため、高速に既設ファイバの曲げを戻せない。などの問題があった。
また、光線路の工事をするためには、光ファイバとプローブの双方向の光通信をするために、光ファイバの強度限界付近まで曲げを与える。そして、バイパス側に切替えるときに、通信時間の遮断される時間を短くするために、光ファイバを高速に曲げる。よって、光ファイバに過剰な負荷がかかり、光ファイバが破断する可能性が残る。
また、作業は非特許文献1のアクセス網での実施を考えている。光ファイバを高速に形成するために、モータなどの電気を必要とする駆動方式を考えるが、アクセス網の作業では電気が供給できないことも考えられるため、モータ等の電気作動できないこともある。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的は、既設ファイバにダメージを与えず、かつ既設の光ファイバ上の所望の断面を正しく光結合点とすることができるとともに、光ファイバ側方入出力装置のスイッチングの作業を安全かつ安定的に行うことができ、さらに高速に曲げ戻し可能となる光ファイバ切替装置および方法を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明に係る光ファイバ切替装置は、以下の態様で構成される。
(1)内部にプローブファイバを配設し、光結合点を備えた平面を有する第1のブロックと、光ファイバの曲げを形成する凸型形状部を有し、前記第1のブロックの前記光結合点に対して接離する方向にスライド可能に支持された第2のブロックと、前記光結合点の両側にそれぞれ配置され、前記光ファイバを挟持状態で係合する係合部を有し、前記光ファイバの軸方向にスライド可能な一対の光ファイバ接触部材と、前記一対の光ファイバ接触部材を前記光結合点から離れた曲り解除位置と、前記光結合点に接近させる方向に移動させる接触部材移動手段とを具備し、前記第1のブロックと前記第2のブロックの前記凸型形状部の頂部との間で前記光ファイバを挟んだ状態で前記光ファイバを固定し、前記曲り解除位置で前記光ファイバを前記各光ファイバ接触部材に挟持させた状態で、前記接触部材移動手段により、一対の前記光ファイバ接触部材がそれぞれ前記光結合点側に移動する動作にともない前記光ファイバを前記凸型形状部に圧接させて前記光ファイバに前記凸型形状部に沿わせて曲げ部を形成し、前記光ファイバの曲げ部の近傍に配置された前記プローブファイバにより、前記光ファイバの曲げ部と前記プローブファイバとの間にて通信光が結合することにより、双方向通信ができる態様とする。
(2)(1)の構成において、前記接触部材移動手段は、回動レバーの回動操作力を前記光ファイバの軸方向に前記光ファイバ接触部材をスライドさせる操作力に変換するクランク構造の変換機構と、前記光ファイバ接触部材を前記曲り解除位置と前記光ファイバに曲げ部を形成する曲げ部形成位置との間で軸方向にスライドさせる動作を案内するガイドレールとを有する接触部材駆動機構を具備する態様とする。
(3)(2)の構成において、前記接触部材駆動機構は、一対の前記光ファイバ接触部材にそれぞれ固定された金属ブロックと、一対の前記各金属ブロックの外側にそれぞれ前記各金属ブロックに対して接離可能に配設された2個の外側磁力発生部材と、2つの前記金属ブロック間にそれぞれ前記各金属ブロックに対して接離可能に配置された内側磁力発生部材と、を有し、前記一対の前記光ファイバ接触部材が前記曲り解除位置に移動した第1の切替状態で2つの前記金属ブロックが前記外側磁力発生部材の磁力によって係止され、前記一対の前記光ファイバ接触部材が前記曲げ部形成位置に移動した第2の切替状態で2つの前記金属ブロックが前記内側磁力発生部材の磁力によって係止されてそれぞれ保持される位置保持手段を有する態様とする。
(4)(3)の構成において、前記回動レバーに前記各磁力発生部材の磁力以上の力を加えることで前記光ファイバ接触部材を前記曲り解除位置と前記曲げ部形成位置との間で切り替える切替機構を有する態様とする。
(5)(3)の構成において、前記光ファイバ接触部材は、板状のベース部材と、このベース部材上に突設された一対のピンとを有し、前記係合部は、前記一対のピン間に前記光ファイバを差し込んで挟持する構成であり、前記接触部材駆動機構は、前記金属ブロックと前記ベース部材との固定位置を変えることで光ファイバの曲げ形状を左右非対称に変える曲げ形状調整機構を有する態様とする。
(6)(5)の構成において、前記係合部は、前記一対のピン間の隙間が前記光ファイバの外径より大きく、前記凸型形状部は、前記光ファイバに曲げ部を形成する曲げ部形成時に前記ピンを収容して前記ピンとの干渉を避けるための凹部を有する態様とする。
(7)(1)の構成において、前記第1のブロックは、前記凸型形状部との接合時に前記光ファイバを収容する光ファイバ収容部を有する態様とする。
本発明に係る光ファイバ側方入出力方法は、以下の態様で構成される。
(8)内部にプローブファイバを配設し、光結合点を備えた平面を有する第1のブロックと、光ファイバの曲げを形成する凸型形状部を有し、前記第1のブロックの前記光結合点に対して接離する方向にスライド可能に支持された第2のブロックと、前記光ファイバを挟持状態で係合する係合部を有し、前記光結合点の両側にそれぞれ配置され、前記光ファイバの軸方向にスライド可能な一対の光ファイバ接触部材と、前記一対の光ファイバ接触部材を前記光結合点から離れた曲り解除位置と、前記光結合点に接近させる方向に移動させる接触部材移動手段とを具備する光ファイバ切替装置で使用され、前記一対の光ファイバ接触部材の各係合部の各々に前記光ファイバを差し込み、前記第1のブロックの前記光結合点上に前記光ファイバの光結合させる断面がくるように仮置きするステップと、前記第2のブロックの前記凸型形状部の頂部を前記光結合点に向かってスライドさせ、前記光ファイバの側方に押し当てることで、前記第2のブロックの前記凸型形状部の頂部と前記第1のブロックの前記光結合点との間で前記光ファイバを挟み込むことにより、前記光ファイバを前記光結合点に固定するステップと、前記一対の光ファイバ接触部材を前記光結合点に向かって両側から互いに近接させる方向に前記光ファイバの軸方向に同時にスライドさせることで前記一対の光ファイバ接触部材の各係合部上の前記光ファイバを前記凸型形状部に圧接させて前記光ファイバを前記凸型形状部の周壁面に沿わせることで前記曲げ部を形成するステップと、前記光ファイバの前記曲げ部と前記プローブファイバとの間にて通信光が結合することにより、双方向通信を行うステップと、を具備する態様とする。
本発明の光ファイバ切替装置は、平面状の第1のブロックと凸型形状部の頂部との間で光ファイバを挟んだ状態で光ファイバを位置決めして固定する。続いて、一対の光ファイバ接触部材が曲り解除位置に位置している状態で光ファイバを各光ファイバ接触部材に挟持させた状態で、一対の光ファイバ接触部材をそれぞれ光結合点側に移動させる動作にともない光ファイバを凸型形状部に圧接させる。これにより、光ファイバに凸型形状部に沿わせて曲げ部を形成できる。
したがって、本発明によれば、既設の光ファイバ上の所望の断面を正しく光結合点とすることができるとともに、光ファイバ側方入出力装置のスイッチングの作業を安全かつ安定的に行うことができる。
第1の実施の形態の光ファイバ切替装置の全体構成を説明するための正面図である。 第1の実施の形態の光ファイバ切替装置のクランク構造の変換機構の一例を示す平面図である。 第1の実施の形態の光ファイバ切替装置のクランク構造の変換機構の縦断面図である。 第1の実施の形態の光ファイバ切替装置に光ファイバをセットする作業を説明するための正面図である。 第1の実施の形態の光ファイバ切替装置を用いて光ファイバの曲げを形成した状態を説明するための正面図である。 第1の実施の形態の光ファイバ切替装置に光ファイバをセットした状態を示す要部の正面図である。 第1の実施の形態の光ファイバ切替装置を用いて光ファイバの曲げを形成した状態を示す要部の正面図である。 図7のVIII−VIII線断面図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。以下に説明する実施の形態は本発明の構成の例であり、本発明は、以下の実施の形態に制限されるものではない。
(第1の実施の形態)
(構成)
図1乃至図8は、本発明に係る光ファイバ切替装置11の第1の実施の形態を示す図である。図1は、本実施の形態の光ファイバ切替装置11の全体の概略構成を示す正面図である。本実施の形態の光ファイバ切替装置11は、装置外枠12と、この装置外枠12のほぼ中央位置に配置された光ファイバ固定部13と、この光ファイバ固定部13の左右に配置された一対の(第1および第2の)横移動体14、15とを有する。
光ファイバ固定部13は、図1中で上面に平面16が形成されている第1のブロック17と、図1中で第1のブロック17の上側に配置された凸型の第2のブロック18とを有する。これら第1のブロック17と第2のブロック18は、例えばアクリルなどの透明部品によって形成されている。
第1のブロック17の内部には後述する試験対象の光ファイバ19(図4参照)に試験光を入出射するためのプローブファイバ20が配設されている。このプローブファイバ20の先端は、第1のブロック17の上面の平面16まで延設され、このプローブファイバ20の先端位置に光結合点21を有する。
第2のブロック18は、図1中で下面に光ファイバ19の曲げを形成するほぼ逆三角形状の凸型形状部22を有する。凸型形状部22の頂点(図1中で下端部)には、滑らかな円弧の突き当て部22aが形成されている。この第2のブロック18は、図1中で装置外枠12の中央上部に突設された支持枠部23に第1のブロック17の光結合点21に対して接離する方向にスライド可能に支持されている。本実施の形態では、支持枠部23の上部に前向きに突出された突部23aと第2のブロック18の上端部との間に圧縮コイルばね24が介設されている。そして、第2のブロック18は、圧縮コイルばね24によって図1中で下向き方向に付勢された状態で保持されている。
第2のブロック18の前面には、操作つまみ25が突設されている。この操作つまみ25を手指の操作で押し上げることにより、第2のブロック18は、圧縮コイルばね24のばね力に抗して第1のブロック17の光結合点21に対して離れる方向、すなわち図1中で上向きに移動操作可能になっている。
また、図1中で光ファイバ固定部13の左側に第1の横移動体14、右側に第2の横移動体15がそれぞれ配置されている。ここで、第1の横移動体14と第2の横移動体15とは、第2のブロック18の凸型形状部22の頂部の突き当て部22aと第1のブロック17の光結合点21とを結ぶ線を基準に線対称に配置されている。
第1の横移動体14は、光ファイバ接触部材26を有する。光ファイバ接触部材26は、板状のベース部材28と、このベース部材28上に突設された一対のピン29a、29bとを有する。一対のピン29a、29bは、図1中でベース部材28の右上に斜めに並べて配置されている。一対のピン29a、29b間の隙間は、光ファイバ19の外径より大きい。そして、光ファイバ接触部材26は、図6に示すように一対のピン29a、29b間の隙間に試験対象の光ファイバ19を差し込むことで挟持する構成である。
なお、第2の横移動体15は、第1の横移動体14と同様に構成されている。そのため、第1の横移動体14と同一部分には、同一の符号を付してその説明を省略する。ここで、第2の横移動体15では、一対のピン29a、29bは、図1中でベース部材28の左上に斜めに並べて配置されている。
第1の横移動体14と第2の横移動体15とは、図2および図3に示す駆動機構27によって同時に駆動される。駆動機構27は、図2に示すクランク構造の変換機構30と、光ファイバ接触部材26を光ファイバ19の曲りを解除する後述する曲り解除位置と光ファイバ19に曲げ部を形成する曲げ部形成位置との間で光ファイバ19の軸方向にスライドさせる動作を案内するガイドレール(図示せず)とを有する。この変換機構30には、装置外枠12に回動軸31を中心に回転自在に連結された回転円板32と、この回転円板32の外周部に突設された回動レバー33が設けられている。回転円板32の外周部には一対の(第1および第2の)リンクアーム34、35の各一端が支軸36、37を介してそれぞれ回動自在に連結されている。
第1および第2のリンクアーム34、35の各他端には、それぞれ軸状の係合凸部38、39が突設されている。係合凸部38、39は、装置外枠12に形成されたガイド溝40、41を通して突き出た構成になっている。そして、回動レバー33を回転させることで、係合凸部38、39が同時に光ファイバ19の軸方向に動く構成になっている。
また、駆動機構27には、図1に示すようにほぼ矩形平板状の2つの金属ブロック42、43と、各金属ブロック42、43の外側にそれぞれ各金属ブロック42、43に対して接離可能に配設された2個の外側磁石(第1の磁石(第1の外側磁力発生部材)44および第2の磁石(第2の外側磁力発生部材)45と、2つの金属ブロック42、43間にそれぞれ各金属ブロック42、43に対して接離可能に配置された第3の磁石(内側磁力発生部材)46と、を有する。
各金属ブロック42、43には、それぞれ四隅の一つに穴47を設けている。一方の金属ブロック42の穴47には、係合凸部38を嵌合させている。他方の金属ブロック43の穴47には、係合凸部39を嵌合させている。そして、金属ブロック42、43を図示しないガイドレール固定台にそれぞれ2つのねじ48を用いて固定する。
さらに、各金属ブロック42、43には、ファイバ接触部材26を固定する2つのねじ穴49がそれぞれ設けられている。ファイバ接触部材26には、光ファイバ19の軸方向に延設された2つの長溝50が形成されている。ファイバ接触部材26は、長溝50内に挿入された固定ねじ51が、各金属ブロック42、43のねじ穴49に螺着されることで、各金属ブロック42、43に固定されている。
つまり、回動レバー33を指で回転すると、指からの回転力を変換機構30により、各金属ブロック42、43と光ファイバ接触部材26を光ファイバ19の軸方向に移動する力に変えることができる。これにより、各金属ブロック42、43と光ファイバ接触部材26を光ファイバ19の軸方向に移動することができる。
このとき、各金属ブロック42、43と光ファイバ接触部材26は、図1、図4、図6に示すように光ファイバ19の曲りを解除する曲り解除位置と、図5、図7に示すように光ファイバ19に曲げ部を形成する曲げ部形成位置との間で光ファイバ19の軸方向にスライドさせることができる。そして、図1、図4、図6に示す光ファイバ19の曲り解除位置で、試験対象の光ファイバ19を一対のピン29a、29bの間の隙間に試験対象の光ファイバ19を差し込むことで、光ファイバ切替装置11にセットしたり、検査後の光ファイバ切替装置11を光ファイバ切替装置11から取り外す操作が行われる。また、光ファイバ19の曲り解除位置から図5、図7に示す曲げ部形成位置まで各金属ブロック42、43と光ファイバ接触部材26を移動する。このとき、光ファイバ接触部材26の2本のピン29a、29bが光ファイバ19と接触をしながら左右同時に装置中央部方向に移動することで光ファイバ19の曲げを形成する。そして、図5、図7に示す曲げ部形成位置では、光ファイバ19は、第2のブロック18の凸型形状部22に圧接されることにより、光ファイバ19に凸型形状部22に沿わせて曲げ部52が形成される。
また、凸型形状部22は、光ファイバ19に曲げ部52を形成する曲げ部形成時に光ファイバ接触部材26の片方のピン29aを収容してこのピン29aとの干渉を避けるための凹部53を有する。
さらに、光ファイバ接触部材26には、長溝50の範囲内で固定ねじ51の固定位置を変えることで光ファイバ19の曲げ形状を左右非対称に変える曲げ形状調整機構54が形成されている。
また、本実施の形態では、第1のブロック17は、凸型形状部22との接合時に光ファイバ19を収容するU字溝(光ファイバ収容部)55を有する。この第1のブロック17のU字溝55の溝深さは、光ファイバ19の直径と同寸法に設定されている。
次に、2つの金属ブロック42、43と、3つの磁石(第1の磁石44、第2の磁石45、第3の磁石46)とを用いた光ファイバ19の切替について述べる。本実施の形態では、一対の光ファイバ接触部材26が曲り解除位置に移動した第1の切替状態で2つの金属ブロック42、43が第1の磁石44および第2の磁石45の磁力によって係止される。さらに、一対の光ファイバ接触部材26が曲げ部形成位置に移動した第2の切替状態で2つの金属ブロック42、43が第3の磁石46の磁力によって係止される。このように、2つの金属ブロック42、43と、第1の磁石44、第2の磁石45、第3の磁石46とによって一対の光ファイバ接触部材26を曲り解除位置に移動した第1の切替状態と、曲げ部形成位置に移動した第2の切替状態とにそれぞれ保持させる位置保持手段56が形成されている。
そして、回動レバー33に第1の磁石44、第2の磁石45、第3の磁石46の磁力以上の力を加えることで光ファイバ接触部材26を前記曲り解除位置と前記曲げ部形成位置との間で切り替える切替機構57が形成されている。
(作用)
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の光ファイバ切替装置11の使用時には、まず、試験対象の光ファイバ19を光ファイバ切替装置11にセットする作業が行われる。この試験対象の光ファイバ19のセット作業時には、あらかじめ光ファイバ切替装置11は図1に示す初期位置で保持されている。この図1の初期位置では、光ファイバ固定部13の第1のブロック17の上面側の平面16に第2のブロック18の凸型形状部22の突き当て部22aが当接された状態で保持されている。さらに、光ファイバ固定部13の左右の第1および第2の横移動体14、15は、一対の光ファイバ接触部材26が曲り解除位置に移動した第1の切替状態で保持されている。このとき、一方の金属ブロック42は、第1の磁石44の磁力によって吸着された状態で位置保持される。同様に。他方の金属ブロック43は、第2の磁石45の磁力によって吸着された状態で位置保持される。
この状態で、第2のブロック18の操作つまみ25を図1中で上向きに持ち上げて図4に示すように第1のブロック17の上面側の平面16と凸型形状部22との間に隙間を形成する。その後、第1のブロック17の上面側の平面16上に光ファイバ19を置く。このとき、第1のブロック17の光結合点21に合わせて光ファイバ19の上の試験対象位置を配置する(仮置きする)。
その後、静かに第2のブロック18の凸型形状部22を戻す。このとき、操作つまみ25から指を外すと圧縮コイルばね24の付勢力が加わるため、光ファイバ19が凸型形状部22と第1のブロック17の上面側の平面16との間に固定される。これにより、光ファイバ19は、圧縮コイルばね24で押される第2のブロック18の凸型形状部22と第1のブロック17の上面側の平面16との間に挟まれた状態で把持される。
次に、図6に示すように凸型形状部22と平面16との間に挟まれた状態で固定された光ファイバ19の固定部の両側の部分が、左右の各光ファイバ接触部材26の一対のピン29a、29b間の隙間に差し込まれることで挟持される状態にセットされる。
その後、駆動機構27の回動レバー33を回動操作する。この回動レバー33を図2中で時計回り方向に回転させることで、回転円板32が一緒に回転し、この回転円板32の回転により、第1および第2のリンクアーム34、35を介して係合凸部38、39が同時に光ファイバ19の軸方向に動く。このとき、一方の係合凸部38は、装置外枠12のガイド溝40に沿て光ファイバ19の軸方向に移動し、他方の係合凸部39は、装置外枠12のガイド溝41に沿て光ファイバ19の軸方向に移動する。これにより、ファイバ接触部材26が、各金属ブロック42、43と一緒に光ファイバ19の軸方向に移動する。
ここで、2本のピン29a、29b間の隙間は光ファイバ19の外径より大きく、かつ、光ファイバ19が挟まれているので、回動レバー33を指で駆動することにより、ファイバ接触部材26が軸方向に移動する動作にともない徐々に光ファイバ19が曲げられていく。さらに、回動レバー33を回転させることで、図5、図7に示す曲げ部形成位置にファイバ接触部材26が移動される。この図5、図7に示す曲げ部形成位置では、光ファイバ19は、第2のブロック18の凸型形状部22に圧接されることにより、光ファイバ19に凸型形状部22に沿わせて曲げ部52が形成される。
さらに、光ファイバ19に曲げ部52を形成する曲げ部形成時には、図7に示すように凸型形状部22の凹部53内に光ファイバ接触部材26の片方のピン29aが収容される。これにより、凸型形状部22とこのピン29aとの干渉を避けることができる。
次に、光ファイバ19の曲げ部52とプローブファイバ20との間にて通信光が結合することにより、側方入出力による双方向通信を行うステップが行われる。
また、側方入出力を終了させる場合には、回動レバー33をセット時とは逆方向に回転させる。この回動レバー33の操作により、ファイバ接触部材26が図5、図7に示す曲げ部形成位置から図1、図4、図6に示す光ファイバ19の曲り解除位置まで戻し移動される。このファイバ接触部材26の戻し移動時には、光ファイバ19は、ファイバ接触部材26のピン29aに押されてほぼ真っすぐな曲り解除形状に復帰する。
次に、2つの金属ブロック42、43と、3つの磁石(第1の磁石44、第2の磁石45、第3の磁石46)とを用いた切替機構57による光ファイバ19の切替について述べる。本実施の形態では、図1、図4、図6に示す光ファイバ19の曲り解除位置(第2の切替状態)で、一方の金属ブロック42が第1の磁石44、他方の金属ブロック43が第2の磁石45の磁力によってそれぞれ吸着された状態で係止されている。このとき、光ファイバ19を曲げるファイバ接触部材26は、装置中央部の第2のブロック18の凸型形状部22から離れているところに配置しているため、図4に示すように光ファイバ19は曲げられることなく直線状である。
また、光ファイバ19を曲げる場合には、回動レバー33に第1の磁石44、第2の磁石45の磁力以上の力を加える。このとき、回動レバー33に指で力を加えてて、磁力以上の操作力に達すると、金属ブロック42が第1の磁石44から離れる方向に移動を始める。このとき同時に、金属ブロック43が第2の磁石45から離れる方向に移動を始める。
そして、2つの金属ブロック42、43は、装置内に内蔵されたガイドレールに従い、光ファイバ19の軸方向(左右方向)に移動する。2つの金属ブロック42、43が装置中央の第3の磁石46の磁力によってそれぞれ吸着されて2つの金属ブロック42、43が固定されると同時に、光ファイバ19の曲げ部52が形成され、曲げ部52の近傍に設置されたプローブファイバ20へ通信光が結合され、光ファイバ19の曲げ部52とプローブファイバ20との双方向通信が開始される。
第3の磁石46の磁力によってそれぞれ吸着された2つの金属ブロック42、43は、第3の磁石46の磁力により安定的に接続されているため、装置を傾けても2つの金属ブロック42、43が離れることはないため、安全対策も含んでいる。
そして、側方入出力を終了させる場合には、回動レバー33をセット時とは逆方向に回転させる。このとき、回動レバー33に第3の磁石46の磁力以上の力を加えることにより、2つの金属ブロック42、43は、第3の磁石46から離れる方向に移動を始める。そして、2つの金属ブロック42、43が装置内に内蔵されたガイドレールに従い、光ファイバ19の軸方向(左右方向)に移動して金属ブロック42が第1の磁石44に吸着され、金属ブロック43が第2の磁石45に吸着されることで、ファイバ接触部材26が図5、図7に示す曲げ部形成位置から図1、図4、図6に示す光ファイバ19の曲り解除位置まで戻し移動される。このファイバ接触部材26の戻し移動時には、光ファイバ19は、ファイバ接触部材26のピン29aに押されてほぼ真っすぐな曲り解除形状に復帰する。
(効果)
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態の光ファイバ切替装置11では、平面状の第1のブロック17と第2のブロック18の凸型形状部22の頂部の突き当て部22aとの間で光ファイバ19を挟んだ状態で光ファイバ19を位置決めして固定する。続いて、一対の光ファイバ接触部材26が曲り解除位置に位置している状態で光ファイバ19を各光ファイバ接触部材26に挟持させた状態で、一対の光ファイバ接触部材26をそれぞれ光結合点21側に移動させる動作にともない光ファイバ19を凸型形状部22に圧接させる。これにより、光ファイバ19に凸型形状部22に沿わせて曲げ部52を形成できる。
また、平面状の第1のブロック17と第2のブロック18の凸型形状部22の頂部の突き当て部22aとの間で光ファイバ19を固定する作業時には、凸型の第2のブロック18の操作つまみ25を手指の操作で上下動させることで凸型の第2のブロック18を動かすようにしている。そのため、第2のブロック18を上下方向に動かして平面状の第1のブロック17と第2のブロック18の凸型形状部22の頂部の突き当て部22aとの間で光ファイバ19を挟んだ状態で光ファイバ19を位置決めして固定する際に光ファイバ19へのダメージを緩和できる。
さらに、図8に示すように第1のブロック17に光ファイバ19を収容するU字溝55を設け、第1のブロック17のU字溝55の溝深さは、光ファイバ19の直径と同寸法に設定したので、第1のブロック17と凸型形状部22との接合時に第1のブロック17の平面と凸型形状部22との間で光ファイバ19が直接、挟まれることがない。そのため、凸型形状部22が光ファイバ19に接触した際に、そのままの状態で第1のブロック17の平面と凸型形状部22との間で光ファイバ19が直接、挟まれる場合のように光ファイバ19に大きな力が作用してファイバ19内にダメージたまることを防止でき、光ファイバ19へのダメージを緩和できる。
したがって、本実施の形態によれば、既設の光ファイバ19上の所望の断面を正しく光結合点21とすることができるとともに、光ファイバ側方入出力装置のスイッチングの作業を安全かつ安定的に行うことができる。
また、本実施の形態では、凸型形状部22に凹部53を設けたので、光ファイバ19に曲げ部52を形成する曲げ部形成時に、凸型形状部22の凹部53に光ファイバ接触部材26の片方のピン29aを収容してこのピン29aとの干渉を避けることができる。これにより、ピン29aと光ファイバ19とが強い力で衝突することを防止することができ、光ファイバ19へのダメージを緩和できる。
また、本実施の形態では、光ファイバ接触部材26の長溝50の範囲内で固定ねじ51の固定位置を変えることで光ファイバ19の曲げ形状を左右非対称に変える曲げ形状調整機構54を設けている。そのため、必要に応じて現場の作業で光ファイバ19の曲げ形状を左右非対称に変えるなどの微調整を行うことができる。
さらに、本実施の形態では、光ファイバ接触部材26に2本のピン29a、29bを設けている。ここで、光ファイバ19の曲げを開放するときに、1本のピンだと、ピンを動かした後に、光ファイバ19のたわみが解放される可能性がある。つまり、ピンの動きと光ファイバ19の曲げ開放動作に時間差が生じる可能性がある。そのため、ピン1本だと、曲げにかかる時間と曲げ開放時にかかる時間が一致しない可能性がある。そこで、本実施の形態ではこの時間差を無くす工夫として光ファイバ接触部材26の2本のピン29a、29bで光ファイバ19を挟む状態に規制することで、2本のピン29a、29bの動作で光ファイバ19の曲げと開放ができるため、時間差をより正確に制御できる。
さらに、本実施の形態では、2つの金属ブロック42、43と、3つの磁石(第1の磁石44、第2の磁石45、第3の磁石46)とを用いて光ファイバ19の切替機構57を設けている。そのため、光ファイバ19を曲げる場合には、回動レバー33に第1の磁石44、第2の磁石45の磁力以上の力を加えることで、2つの金属ブロック42、43が装置中央の第3の磁石46の磁力によってそれぞれ吸着されて2つの金属ブロック42、43が固定されると同時に、光ファイバ19の曲げ部52が形成される。これにより、高速に既設ファイバを曲げ部形成位置に移動させることができる。
また、側方入出力を終了させる場合に、回動レバー33をセット時とは逆方向に回転させる。このとき、回動レバー33に第3の磁石46の磁力以上の力を加えることにより、2つの金属ブロック42、43を、第3の磁石46から離れる方向に移動させる。そして、光ファイバ19の曲り解除位置まで戻し移動させた時点で金属ブロック42が第1の磁石44に吸着され、金属ブロック43が第2の磁石45に吸着される。これにより、側方入出力を終了させる際、従来のように光ファイバの自然復元性に依存する場合に比べて高速に既設ファイバの曲げを戻すことができる。
次に、切替機構57による切替速度について、一般的な物理法則を基に計算する。第1の磁石44の磁力により一方の金属ブロック42が吸着されている状態で、第1の磁石44の磁力以上の力を回動レバー33に加えた場合、金属ブロック42が第1の磁石44から離れるときの加速度をa(m/s)とし、ファイバ接触部材26のピン29aの水平方向の移動距離をLとすると、以下のように算出される。なお、各数値は、一例である。
金属ブロック42と光ファイバ接触部材26の合計の質量m=0.05(kg)
第1の磁石44の磁力F=5(kgf)
a=F/m・・・式(1)
式(1)に各数値を代入すると、加速度aは、以下のようになる。
a=5×9.8/0.05=980(m/s
このように、加速度aは、980(m/s)となる。
加速度980(m/s)を有するファイバ接触部材26の移動距離は15mmのため、ファイバ接触部材26が第3の磁石46の位置に達するまでにかかる時間をTとすると次の式(2)が成立する。
L=1/2aT・・・式(2)
式(2)に値を代入し、時間Tを求めた結果
T=0.3(ms)
であった。
したがって、光ファイバ19を曲げる場合には、回動レバー33に第1の磁石44、第2の磁石45の磁力以上の力を与えることにより、金属ブロック42、43に初速を持たせることと、装置をコンパクトにすることで、切替機構57による切替の時間を短くすることができる。
以上説明した通り、本実施の形態の光ファイバ切替装置11では、既設ファイバにダメージを与えず、かつ既設の光ファイバ上の所望の断面を正しく光結合点とすることができるとともに、光ファイバ側方入出力装置のスイッチングの作業を安全かつ安定的に行うことができ、さらに高速に曲げ戻し可能となる。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成を削除してもよい。さらに、異なる実施形態例に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
17…第1のブロック、18…第2のブロック、19…光ファイバ、20…プローブファイバ、21…光結合点、22…凸型形状部、22a…突き当て部、26…光ファイバ接触部材、29a、29b…ピン、52…曲げ部。

Claims (8)

  1. 内部にプローブファイバを配設し、光結合点を備えた平面を有する第1のブロックと、
    光ファイバの曲げを形成する凸型形状部を有し、前記第1のブロックの前記光結合点に対して接離する方向にスライド可能に支持された第2のブロックと、
    前記光結合点の両側にそれぞれ配置され、前記光ファイバを挟持状態で係合する係合部を有し、前記光ファイバの軸方向にスライド可能な一対の光ファイバ接触部材と、
    前記一対の光ファイバ接触部材を前記光結合点から離れた曲り解除位置と、前記光結合点に接近させる方向に移動させる接触部材移動手段とを具備し、
    前記第1のブロックと前記第2のブロックの前記凸型形状部の頂部との間で前記光ファイバを挟んだ状態で前記光ファイバを固定し、
    前記曲り解除位置で前記光ファイバを前記各光ファイバ接触部材に挟持させた状態で、前記接触部材移動手段により、一対の前記光ファイバ接触部材がそれぞれ前記光結合点側に移動する動作にともない前記光ファイバを前記凸型形状部に圧接させて前記光ファイバに前記凸型形状部に沿わせて曲げ部を形成し、前記光ファイバの曲げ部の近傍に配置された前記プローブファイバにより、前記光ファイバの曲げ部と前記プローブファイバとの間にて通信光が結合することにより、双方向通信ができることを特徴とする光ファイバ切替装置。
  2. 前記接触部材移動手段は、回動レバーの回動操作力を前記光ファイバの軸方向に前記光ファイバ接触部材をスライドさせる操作力に変換するクランク構造の変換機構と、前記光ファイバ接触部材を前記曲り解除位置と前記光ファイバに曲げ部を形成する曲げ部形成位置との間で軸方向にスライドさせる動作を案内するガイドレールとを有する接触部材駆動機構を具備することを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ切替装置。
  3. 前記接触部材駆動機構は、一対の前記光ファイバ接触部材にそれぞれ固定された金属ブロックと、
    一対の前記各金属ブロックの外側にそれぞれ前記各金属ブロックに対して接離可能に配設された2個の外側磁力発生部材と、
    2つの前記金属ブロック間にそれぞれ前記各金属ブロックに対して接離可能に配置された内側磁力発生部材と、
    を有し、
    前記一対の前記光ファイバ接触部材が前記曲り解除位置に移動した第1の切替状態で2つの前記金属ブロックが前記外側磁力発生部材の磁力によって係止され、前記一対の前記光ファイバ接触部材が前記曲げ部形成位置に移動した第2の切替状態で2つの前記金属ブロックが前記内側磁力発生部材の磁力によって係止されてそれぞれ保持される位置保持手段を有することを特徴とする請求項2に記載の光ファイバ切替装置。
  4. 前記回動レバーに前記各磁力発生部材の磁力以上の力を加えることで前記光ファイバ接触部材を前記曲り解除位置と前記曲げ部形成位置との間で切り替える切替機構を有することを特徴とする請求項3に記載の光ファイバ切替装置。
  5. 前記光ファイバ接触部材は、板状のベース部材と、このベース部材上に突設された一対のピンとを有し、
    前記係合部は、前記一対のピン間に前記光ファイバを差し込んで挟持する構成であり、
    前記接触部材駆動機構は、前記金属ブロックと前記ベース部材との固定位置を変えることで光ファイバの曲げ形状を左右非対称に変える曲げ形状調整機構を有することを特徴とする請求項3に記載の光ファイバ切替装置。
  6. 前記係合部は、前記一対のピン間の隙間が前記光ファイバの外径より大きく、
    前記凸型形状部は、前記光ファイバに曲げ部を形成する曲げ部形成時に前記ピンを収容して前記ピンとの干渉を避けるための凹部を有することを特徴とする請求項5に記載の光ファイバ切替装置。
  7. 前記第1のブロックは、前記凸型形状部との接合時に前記光ファイバを収容する光ファイバ収容部を有することを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ切替装置。
  8. 内部にプローブファイバを配設し、光結合点を備えた平面を有する第1のブロックと、
    光ファイバの曲げを形成する凸型形状部を有し、前記第1のブロックの前記光結合点に対して接離する方向にスライド可能に支持された第2のブロックと、
    前記光ファイバを挟持状態で係合する係合部を有し、前記光結合点の両側にそれぞれ配置され、前記光ファイバの軸方向にスライド可能な一対の光ファイバ接触部材と、
    前記一対の光ファイバ接触部材を前記光結合点から離れた曲り解除位置と、前記光結合点に接近させる方向に移動させる接触部材移動手段とを具備する光ファイバ切替装置で使用され、
    前記一対の光ファイバ接触部材の各係合部の各々に前記光ファイバを差し込み、前記第1のブロックの前記光結合点上に前記光ファイバの光結合させる断面がくるように仮置きするステップと、
    前記第2のブロックの前記凸型形状部の頂部を前記光結合点に向かってスライドさせ、前記光ファイバの側方に押し当てることで、前記第2のブロックの前記凸型形状部の頂部と前記第1のブロックの前記光結合点との間で前記光ファイバを挟み込むことにより、前記光ファイバを前記光結合点に固定するステップと、
    前記一対の光ファイバ接触部材を前記光結合点に向かって両側から互いに近接させる方向に前記光ファイバの軸方向に同時にスライドさせることで前記一対の光ファイバ接触部材の各係合部上の前記光ファイバを前記凸型形状部に圧接させて前記光ファイバを前記凸型形状部の周壁面に沿わせることで前記曲げ部を形成するステップと、
    前記光ファイバの前記曲げ部と前記プローブファイバとの間にて通信光が結合することにより、双方向通信を行うステップと、
    を具備することを特徴とする光ファイバ切替方法。
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