JP2015206426A - スローリターンチェック弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンタミ性に優れると共に、通過流量の調整が容易なスローリターンチェック弁を提供する。
【解決手段】スローリターンチェック弁1を、第一、第二ポート6、7を有した外側バルブボディ2と、外側バルブボディ2に形成の収納室8に内嵌される内側バルブボディ3と、内側バルブボディ3に移動自在に内嵌されて弁路17を開閉する弁体4とを備えて構成すると共に、収納室8の内周面と内側バルブボディ3の外周面とのあいだに絞りとなる環状クリアランス9を軸方向に長さを有する状態で設け、さらに、環状クリアランス9と第一、第二ポート6、7とを連通する連通油路10〜13を設けて、第二ポート7から第一ポート6に油が流れる場合には、弁路17を経由しての油の流れが阻止されると共に前記環状クリアランス9により流量規制される構成にした。
【選択図】図1

Description

本発明は、一方向の流れは自由流れを許容し、逆方向の流れは絞りで流量規制するスローリターンチェック弁の技術分野に関するものである。
一般に、建設機械等の油圧アクチュエータを備えた油圧式作業機械には、作動油の流れの方向や流量、圧力を制御するための種々のバルブが設けられるが、この様なバルブの一つとしてスローリターンチェック弁(一方向絞り弁)がある。該スローリターンチェック弁は、一方向の流れは自由流れを許容し、逆方向の流れは絞りで流量規制するものであって、例えば、負荷側から油タンクに油を戻す場合に負荷側の圧力低下を遅延させる場合に用いられる。
前記スローリターンチェック弁としては、従来から、電磁式のものや、弁体にオリフィスを形成したもの(例えば、特許文献1の図15に示されるスローリターンバルブ)が知られている。電磁式のものは、絞りによる流量制御を精度良く行うことができるが、コストが高いという問題がある。一方、弁体にオリフィスを形成したものは、オリフィス径によって流量を制御することになるが、この場合に、例えば負荷側から油タンクに油を戻す場合に負荷側の圧力低下の遅延時間を長く設定したいような場合には、オリフィス径を小さくしてオリフィスの通過流量を少なくする必要がある。しかしながら、オリフィス径が小さいほどコンタミ(contamination)が詰まりやすく、該コンタミによってオリフィスが閉塞してしまう惧れがあって、オリフィス径を小さくすることに限界があり、このため、遅延時間を長く設定することが難しいという問題がある。
そこで、スローリターンチェック弁の弁体を構成する筒状突部に切欠き溝を切欠き形成し、筒状突部が弁座に着座したときには上記切欠き溝により流体の流れに抵抗を付与して流量規制する一方、筒状突部が弁座から離間したときには切欠き溝が弁体収容部に開放されることで、切欠き溝に付着したコンタミを弁体収容部に流れ込む圧油を利用して除去するようにした技術が提唱されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2007−92807号公報 特開2007−255445号公報
しかしながら、前記特許文献2のように切欠き形成された切欠き溝は、筒状突部が弁座から離間したときに弁体収容部に開放されるものであっても、やはりコンタミが溜まりやすいという問題がある。そしてこのものでは、切欠き溝の断面積に応じて流量が規制される構成になっているため、例えば負荷側から油タンクに油を戻す場合に負荷側の圧力低下の遅延時間を長く設定したいような場合には、切欠き溝の通過流量を少なくするべく切欠き溝の断面積を小さく設定することになるが、該切欠き溝の断面積を小さくするほど切欠き溝にコンタミが詰まってしまう惧れが大きくなるいう問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、第一、第二ポートを有する外側バルブボディと、第一、第二ポートに連通する状態で外側バルブボディ内に形成される円形孔状の収納室と、該収納室に内嵌される円筒状の内側バルブボディと、該内側バルブボディに移動自在に内嵌されて前記第一ポートと第二ポートとを連通する弁路を開閉する弁体とを備えると共に、前記外側バルブボディの収納室の内周面と内側バルブボディの外周面とのあいだに絞りとなる環状クリアランスを軸方向に長さを有する状態で設け、さらに、外側バルブボディ或いは内側バルブボディに前記環状クリアランスと第一、第二ポートとを連通する連通油路を設けて、第一ポートから第二ポートへの油の流れは、第一ポートに流入する油の圧力により弁体が弁路開方向に移動することで弁路を経由しての自由流れが許容される一方、第二ポートから第一ポートへの油の流れは、第二ポートに流入する油の圧力により弁体が弁路閉方向に移動することで弁路を経由しての流れが阻止されると共に、該弁路を経由しての流れが阻止された状態では、前記環状クリアランスおよび連通油路を経由して流量規制された油が第二ポートから第一ポートに流れることを特徴とするスローリターンチェック弁である。
請求項1の発明とすることにより、コンタミ性に優れると共に、環状クリアランスの通過流量の調整を容易に行うことができる。
弁路閉状態のスローリターンチェック弁の断面図である。 弁路開状態のスローリターンチェック弁の断面図である。 (A)、(B)、(C)は内側バルブボディの正面図、側面図、断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図において、1はスローリターンチェック弁であって、該スローリターンチェック弁1は、例えば、油圧シリンダ等の負荷側から油タンクに油を戻す場合にスローリターンチェック弁1により負荷側の圧力低下を遅延させ、これにより負荷の作動速度を緩やかにするような場合に用いられる。そして、このスローリターンチェック弁1は、後述する外側バルブボディ2、内側バルブボディ3、弁体4、弾機5等の部材を用いて構成されている。
前記スローリターンチェック弁1を構成する外側バルブボディ2は、第一ポート6を備えた第一外側バルブボディ2aと、第二ポート7を備えた第二外側バルブボディ2bとを螺合2cすることにより一体的に組付けて形成されるものであって、以下の説明では、第一外側バルブボディ2aと第二外側バルブボディ2bとを分けることなく、両者が一体的に組み付けられたものを外側バルブボディ2として説明するが、本実施の形態において、第一ポート6は切換弁を介して油ポンプ或いは油タンクに接続される一方、第二ポート7は油圧アクチュエータ(負荷)に接続されている(図示せず)。さらに、外側バルブボディ2内には、前記第一、第二ポート6、7よりも大径で第一、第二ポート6、7に連通する円形孔状の収納室8が形成されているが、該収納室8は、第一、第二ポート6、7と同軸上となる状態で第一ポート6と第二ポート7との間に位置するように配されていると共に、収納室8の第二ポート7側半部は第一ポート6側半部よりも少し大径に形成されている。
前記収納室8には、円筒状の内側バルブボディ3が内嵌されている。該内側バルブボディ3は、その筒内部が前記第一、第二ポート6、7と連通していると共に、内側バルブボディ3の外周部の第一ポート6側部分には、他の外周部分よりも少し大径となる大径部3aが軸方向に長さLを有する状態で形成されている。そして、該大径部3aの外周面と収納室8の内周面とのあいだには、絞りとなる微小の環状クリアランス9が形成されている(図1、2では、判りやすくするために環状クリアランス9の径方向の幅Sを実際よりも大きく図示している)。また、大径部3aよりも第一ポート6側の内側バルブボディ3外周面と収納部8内周面とのあいだには、前記環状クリアランス9に連通する第一環状連通油路10が形成され、大径部3aよりも第二ポート7側の内側バルブボディ3外周面と収納部8内周面とのあいだには、前記環状クリアランス9に連通する第二環状連通油路11が形成されている。
さらに、前記内側バルブボディ3の第一ポート側端面3bは収納室8の第一ポート側端面8aに対向しているが、該内側バルブボディ3の第一ポート側端面3bには、内側バルブボディ3の内周側から外周側に至る複数(本実施の形態では、周回り方向に90℃の間隔を存する状態で4本)の溝状の第一連通油路12が放射状に形成されており、該第一連通油路12を介して第一ポート6と前記第一環状連通油路10とは連通している。また、内側バルブボディ3の第二ポート側端面3cは収納室8の第二ポート側端面8bに対向しているが、該内側バルブボディ3の第二ポート側端面3cと収納室8の第二ポート側端面8bとのあいだには、後述するように弁体4が弁路17を閉じている状態のときに第二連通油路13となる間隙が形成されるようになっており、該第二連通油路13(内側バルブボディ3の第二ポート側端面3cと収納室8の第二ポート側端面8bとのあいだの間隙)を介して第二ポート7と前記第二環状連通油路11とは連通している。而して、第一ポート6と第二ポート7とは、前記第一連通油路12、第一環状連通油路10、環状クリアランス9、第二環状連通油路11、第二連通油路13を介して連通する状態となっている。尚、前記第一、第二環状連通油路10、11、第一、第二連通油路12、13は、本発明の連通油路を構成するものであって、これら連通油路10〜13は、作動油が通過する際に絞りとして作用しないだけの流路面積を有している。
ここで、前記内側バルブボディ3の軸方向の長さは、収納室8の軸方向の長さよりも僅かに短く設定されている。そして、後述するように弁体4が弁座14に着座していて弁路17を閉じている状態では、内側バルブボディ3は弁体4によって収納室8の第一ポート側端面8a側に押圧されており、これによって、内側バルブボディ3の第一ポート側端面3bが収納室8の第一ポート側端面8aに当接する一方、内側バルブボディ3の第二ポート側端面3cと収納室8の第二ポート側端面8bとのあいだには、前記第二連通油路13となる間隙が形成されるようになっている。
さらに、内側バルブボディ3の内周部の第一ポート6側端部には、筒内部側に向けて内鍔状に突出する弁座14が形成されている。そして、該弁座14には、内側バルブボディ3の筒内部に軸方向移動自在に内嵌される後述の弁体4のシート部4aが離着するように構成されている。
前記弁体4は、前記弁座14に離着するシート部4aと、該シート部4aよりも第二ポート7側に設けられ、外周部が内側バルブボディ3の内周面に軸方向移動自在に摺接する円筒部4bとを備えたものであって、該円筒部4bの筒内部には、第二ポート7に連通する弁体内油路15が形成されている。さらに、弁体4のシート部4aと円筒部4bとのあいだの部位には、前記弁体内油路15から弁体4の外周側に連通する複数(本実施の形態では4つ)の連通孔16が放射状に形成されており、該連通孔16と弁体内油路15とによって、内側バルブボディ3の筒内部と第二ポート7とは連通する状態になっている。そして、弁体4は、第一ポート6側に移動することによってシート部4aが弁座14に着座し、第二ポート7側に移動することによってシート部4aが弁座14から離間するが、該シート部4aが弁座14から離間している状態では、第一ポート6と内側バルブボディ3の筒内部とを連通させ、これにより、第一ポート6と第二ポート7とを内側バルブボディ3の筒内部、連通孔16、および弁体内油路15を介して連通する弁路17を開くように構成されている。一方、シート部4aが弁座14に着座している状態では、第一ポート6と内側バルブボディ3の筒内部とを遮断し、これにより前記第一ポート6と第二ポート7とを連通する弁路17を閉じるように構成されている。さらに、弁体4は、弾機5によって、シート部4aが弁座14に着座する方向、つまり前記弁路17を閉じる方向(弁路閉方向)に常時押圧されている。
ここで、18は弁体4の第二ポート7側(シート部4aが弁座14から離間する方向)への移動スペースを確保するために収納室8の第二ポート7側に隣接する状態で外側バルブボディ2に形成される第二収納室であって、該第二収納室18の内径は、内側バルブボディ3の内径と略同寸法に設定されている。また、19は前記弾機5の一端側を収納するべく前記第二収納室18の第二ポート7側に隣接する状態で外側バルブボディ2に形成される第三収納室であって、弾機5は、一端側が該第三収納室19の第二ポート側端面19aに係止され、他端側が弁体4の弁体内油路15の中途部に形成された段差部15aに係止される状態で配されている。
そして、油圧ポンプからスローリターンチェック弁1を経由して油圧アクチュエータに圧油供給する場合には、第一ポート6から第二ポート7に油が流れることになるが、該第一ポート6から第二ポート7への油の流れは、第一ポート6に流入する油の圧力により弁体4が弾機5の付勢力に抗して弁座14から離間する方向に移動して弁路17を開き、これにより該弁路17を経由しての第一ポート6から第二ポート7への自由流れが許容されるようになっている。
一方、油圧アクチュエータからスローリターンチェック弁1を経由して油タンクに油を流す場合には、第二ポート7から第一ポート6に油が流れることになるが、該第二ポート7から第一ポート6への油の流れは、第二ポート7に流入する油の圧力により弁体4が弁座14に着座する方向に移動して弁路17を閉じ、これにより該弁路17を経由しての第二ポート7から第一ポート6への流れが阻止されるようになっていると共に、該弁路17を経由しての流れが阻止された状態では、前述した第二連通油路13、第二環状連通油路11、環状クリアランス9、第一環状連通油路10、第一連通油路12を経由して第二ポート7から第一ポート6に油が流れるようになっている。そして、この油の流れは、絞りとなる環状クリアランス9を通過することで流量が規制され、而して、第二ポート7から第一ポート6への流れは流量規制された状態で行なわれるようになっており、これにより、油圧アクチュエータ側油路の圧力低下を遅延させ、例えば油圧アクチュエータの作動により重量物を下降させる場合の下降速度を緩やかにすることができるようになっている。そして、前記環状クリアランス9の通過流量の調整は、環状クリアランス9の径方向の幅Sや軸方向の長さLを変更する、つまり、本実施の形態では、内側バルブボディ3の大径部3aの外径寸法や軸方向の長さLを変更することで容易に調整することができる構成になっている。
叙述の如く構成された実施の形態において、スローリターンチェック弁1は、第一、第二ポート6、7を有する外側バルブボディ2と、第一、第二ポート6、7に連通する状態で外側バルブボディ2内に形成される円形孔状の収納室8と、該収納室8に内嵌される円筒状の内側バルブボディ3と、該内側バルブボディ3に移動自在に内嵌されて前記第一ポート6と第二ポート7とを連通する弁路17を開閉する弁体4とを備えていると共に、前記外側バルブボディ2の収納室8の内周面と内側バルブボディ3の外周面とのあいだには絞りとなる環状クリアランス9が軸方向に長さを有する状態で設けられており、さらに、外側バルブボディ2或いは内側バルブボディ3には前記環状クリアランス9と第一、第二ポート6、7とを連通する連通油路10〜13(第一、第二環状連通油路10、11、第一、第二連通油路12、13)が設けられている。そして、第一ポート6から第二ポート7への油の流れは、第一ポート6に流入する油の圧力により弁体4が弁路17を開く方向(弁路開方向)に移動することで弁路17を経由しての自由流れが許容される一方、第二ポート7から第一ポート6への油の流れは、第二ポート7に流入する油の圧力により弁体4が弁路17を閉じる方向(弁路閉方向)に移動することで弁路17を経由しての流れが阻止されると共に、該弁路17を経由しての流れが阻止された状態では、前記環状クリアランス9および連通油路10〜13を経由して流量規制された油が第二ポート7から第一ポート6に流れることになる。
而して、第二ポート7から第一ポート6への油の流れは、絞りとなる環状クリアランス9を通過することで流量規制されることになるが、この場合に環状クリアランス9は、コンタミによる流路閉塞が起こりにくく、しかも、軸方向に長さを有する状態で設けられているから、径方向の幅だけでなく軸方向の長さを調整することで、環状クリアランス9の通過流量を容易に調整できることになる。この結果、第二ポート7から第一ポート6に油を流す場合の第二ポート7側油路の圧力低下の遅延時間を長く設定したいような場合に、コンタミ性を考慮して環状クリアランス9の径方向の幅をあまり小さくしなくても、軸方向の長さを長く設定することで環状クリアランス9の通過流量を減少させることができ、而して、コンタミ性に優れたものでありながら、圧力低下の遅延時間を長く設定することが容易となる。さらにこのものは、外側バルブボディ2の収納室8の内周面と、該収納室8に内嵌される内側バルブボディ3の外周面とのあいだに絞りとなる環状クリアランス9を設けただけの簡単な構造のものであって、構成部品も少なく、コスト抑制に貢献できる。
本発明は、一方向の流れは自由流れを許容し、逆方向の流れは絞りで流量規制するスローリターンチェック弁に利用することができる。
1 スローリターンチェック弁
2 外側バルブボディ
3 内側バルブボディ
4 弁体
6 第一ポート
7 第二ポート
8 収納室
9 環状クリアランス
10 第一環状連通油路
11 第二環状連通油路
12 第一連通油路
13 第二連通油路
14 弁座
17 弁路

Claims (1)

  1. 第一、第二ポートを有する外側バルブボディと、第一、第二ポートに連通する状態で外側バルブボディ内に形成される円形孔状の収納室と、該収納室に内嵌される円筒状の内側バルブボディと、該内側バルブボディに移動自在に内嵌されて前記第一ポートと第二ポートとを連通する弁路を開閉する弁体とを備えると共に、前記外側バルブボディの収納室の内周面と内側バルブボディの外周面とのあいだに絞りとなる環状クリアランスを軸方向に長さを有する状態で設け、さらに、外側バルブボディ或いは内側バルブボディに前記環状クリアランスと第一、第二ポートとを連通する連通油路を設けて、第一ポートから第二ポートへの油の流れは、第一ポートに流入する油の圧力により弁体が弁路開方向に移動することで弁路を経由しての自由流れが許容される一方、第二ポートから第一ポートへの油の流れは、第二ポートに流入する油の圧力により弁体が弁路閉方向に移動することで弁路を経由しての流れが阻止されると共に、該弁路を経由しての流れが阻止された状態では、前記環状クリアランスおよび連通油路を経由して流量規制された油が第二ポートから第一ポートに流れることを特徴とするスローリターンチェック弁。
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