JP2015206352A - 気体燃料不足判定装置及び燃料供給制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力の判定閾値がヒステリシスを有する場合にも、適切に気体燃料の燃料不足の判定を行う。
【解決手段】圧力計測部は、気体燃料の圧力を計測する。燃料不足判定部は、圧力計測部が計測した圧力がロー側の基準値より高い値からロー側の基準値より低い値に変化した場合に気体燃料が不足していると判定する。また燃料不足判定部は、圧力計測部が計測した圧力がハイ側の基準値より低い値からハイ側の基準値より高い値に変化した場合に気体燃料が不足していないと判定する。また、燃料不足判定部は、圧力計測部が圧力の計測を開始した後に圧力計測部が計測した圧力が初めてロー側の基準値より低い値からロー側の基準値より高い値になったときに、気体燃料が不足していないと判定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、気体燃料不足判定装置及び燃料供給制御装置に関する。
車両の燃費性能及び環境保護性能を向上させる技術として、ガソリン等の液体燃料と圧縮天然ガス(CNG:Compressed Natural Gas)等の気体燃料とを選択的に切替えて単一エンジンに供給するバイフューエルシステムが知られている。このバイフューエルシステムでは、気体燃料が不足しない間は、気体燃料をエンジンに供給し、気体燃料が不足したときに、液体燃料をエンジンに供給することが一般的である。
気体燃料の燃料不足の判定方法には、気体燃料の圧力が所定の基準値を下回るか否かによって判定する方法がある。特許文献1には、気体燃料の圧力の判定の基準値にヒステリシスを設けて燃料不足を判定する技術が開示されている。
特開2003−269258号公報
気体燃料の圧力を測定する圧力センサには、測定した圧力を電気信号に変換するものがある。この場合、圧力センサが圧力の計測を開始すると、電気信号の物理量は基底値(例えば、電圧0V)から増加して、気体燃料の圧力に相当する値に変化する。このような圧力センサを用いて、特許文献1に記載の技術に従って燃料不足の判定を行うと、実際には燃料不足になっていないにも関わらず燃料不足であると判定される可能性がある。
具体的には、圧力センサが出力する電気信号の物理量がヒステリシスの上限値と下限値の間にある場合、特許文献1に記載の判定方法を適用すると、電気信号の物理量がヒステリシスの上限値を超えないために、使用可能な量の気体燃料があるにも関わらず燃料不足であると判定されることとなる。このような判定方法をバイフューエルシステムに適用すると、気体燃料が残っているにも関わらず液体燃料がエンジンに供給され、車両の燃費性能及び環境保護性能の向上が十分に図れなくなる可能性がある。
本発明の目的は、上述した課題を解決する気体燃料不足判定装置及び燃料供給制御装置を提供することにある。
第1の態様は、気体燃料の燃料不足を判定する気体燃料不足判定装置であって、前記気体燃料の圧力を計測する圧力計測部と、前記圧力計測部が計測した圧力が第1の閾値より高い値から第1の閾値より低い値に変化した場合に前記気体燃料が不足していると判定し、前記圧力計測部が計測した圧力が前記第1の閾値より高い第2の閾値より低い値から当該第2の閾値より高い値に変化した場合に前記気体燃料が不足していないと判定する燃料不足判定部とを備え、前記燃料不足判定部は、前記圧力計測部が圧力の計測を開始した後に前記圧力計測部が計測した圧力が初めて前記第1の閾値より低い値から前記第1の閾値より高い値になったときに、前記気体燃料が不足していないと判定する気体燃料不足判定装置である。
また、第2の態様は、第1の態様において、前記第2の閾値は、前記気体燃料を噴射しているときに前記圧力計測部が計測する圧力と、前記気体燃料を噴射していないときに前記圧力計測部が計測する圧力との圧力差の最大値を、前記第1の閾値に加算した値より高い値である気体燃料不足判定装置である。
また、第3の態様は、第2の態様において、前記第2の閾値は、気体燃料として用いることができる最低限の濃度の燃料成分を有する気体燃料を噴射しているときに前記圧力計測部が計測する圧力と、当該気体燃料を噴射していないときに前記圧力計測部が計測する圧力との圧力差の最大値を、前記第1の閾値に加算した値より高い値である気体燃料不足判定装置である。
また、第4の態様は、第1から第3の何れかの態様において、前記第1の閾値は、前記気体燃料の圧力を減圧させる減圧弁の動作圧力範囲の最小値である気体燃料不足判定装置である。
また、第5の態様は、少なくとも気体燃料を含む複数種類の燃料の中からエンジンに供給する燃料を決定する燃料供給制御装置であって、前記気体燃料の圧力を計測する圧力計測部と、前記圧力計測部が計測した圧力が第1の閾値より高い値から第1の閾値より低い値に変化した場合に前記気体燃料が不足していると判定し、前記圧力計測部が計測した圧力が前記第1の閾値より高い第2の閾値より低い値から当該第2の閾値より高い値に変化した場合に前記気体燃料が不足していないと判定する燃料不足判定部と、前記燃料不足判定部が前記気体燃料が不足していないと判定した場合に前記気体燃料を供給することを決定し、前記燃料不足判定部が前記気体燃料が不足していると判定した場合に他の燃料を供給することを決定する燃料供給制御部とを備え、前記燃料不足判定部は、前記圧力計測部が圧力の計測を開始した後に前記圧力計測部が計測した圧力が初めて前記第1の閾値より低い値から前記第1の閾値より高い値になったときに、前記気体燃料が不足していないと判定する燃料供給制御装置である。
上記態様のうち少なくとも1つの態様によれば、気体燃料不足判定装置は、圧力計測部が計測する圧力が、計測の開始後初めて第1の閾値(ヒステリシスの下限値)より高い値になったときに、気体燃料が不足していないと判定する。これにより、気体燃料不足判定装置は、圧力の判定閾値がヒステリシスを有する場合にも、適切に気体燃料の燃料不足の判定を行うことができる。
一実施形態によるバイフューエルシステムの構成を示す概略ブロック図である。 ECUのソフトウェア構成を示す概略ブロック図である。 一実施形態に係るECUの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
図1は、一実施形態によるバイフューエルシステム1の構成を示す概略ブロック図である。
バイフューエルシステム1は、液体燃料(例えばガソリン)と気体燃料(例えば圧縮天然ガス)とを選択的に切り替えてエンジンに供給するシステムである。本実施形態に係るバイフューエルシステム1は、気体燃料タンク11、圧力センサ12、遮断弁13、気体燃料レギュレータ14、気体燃料インジェクタ15、液体燃料タンク16、液体燃料インジェクタ17、及びECU18(Electronic Control Unit)を備える。なお、本実施形態に係るバイフューエルシステム1は、気体燃料不足判定装置及び燃料供給制御装置の一例である。
気体燃料タンク11は、気体燃料が充填された高耐圧容器である。圧力センサ12は、気体燃料タンク11の圧力を電気信号に変換し、当該電気信号を制御装置に出力する。本実施形態では、圧力センサ12が出力する電気信号の電圧が高いほど気体燃料タンク11の圧力が高いことを示す。圧力センサ12は、圧力計測部の一例である。なお、圧力センサ12は、電力の供給を受けて圧力の計測を開始すると、出力する電気信号の電圧を0ボルトから気体燃料タンク11の圧力を示す値まで上昇させる。遮断弁13は、気体燃料タンク11から気体燃料レギュレータ14に至る気体燃料配管に介挿される。遮断弁13は、制御装置から入力される信号に応じて開弁動作及び閉弁動作を行う。これにより遮断弁13は、気体燃料タンク11からの気体燃料の供給開始と停止とを切り替える。遮断弁13としては、例えばキックパイロット型のものが用いられる。気体燃料レギュレータ14は、遮断弁13の下流側に配置された減圧弁である。気体燃料レギュレータ14は、遮断弁13の開弁時に、気体燃料タンク11から供給される高圧の気体燃料を所望の圧力まで減圧する。気体燃料インジェクタ15は、気体燃料レギュレータ14が減圧した気体燃料がエンジンの吸気ポートに向けて噴射されるように、吸気管に装着された電磁弁である。気体燃料インジェクタ15は、制御装置から入力される信号に応じて所定量の気体燃料を噴射する。
液体燃料タンク16は、液体燃料を貯蔵する耐腐食性容器であり、液体燃料を吸い上げるポンプ及び液体燃料レギュレータ(図示省略)を内蔵している。液体燃料インジェクタ17は、液体燃料タンク16のポンプが吸い上げた液体燃料がエンジンの吸気ポートに向けて噴射されるように、吸気管に装着された電磁弁である。液体燃料インジェクタ17は、ECU18から入力される信号に応じて所定量の液体燃料を噴射する。
ECU18は、圧力センサ12から入力される圧力信号に基づいて、液体燃料インジェクタ17、気体燃料インジェクタ15及び遮断弁13の通電制御を行う。具体的には、ECU18は、気体燃料タンク11に充填された気体燃料が不足しているか否かを判定し、判定結果に基づいて、エンジンに液体燃料を供給するか気体燃料を供給するかを選択的に切り替える。
図2は、ECU18のソフトウェア構成を示す概略ブロック図である。
ECU18は、圧力特定部21、燃料不足判定部22及び燃料供給制御部23を備える。
圧力特定部21は、圧力センサ12から入力される電気信号に基づいて、気体燃料タンク11の圧力を特定する。
燃料不足判定部22は、圧力特定部21が特定した圧力に基づいて、気体燃料が不足しているか否かを判定する。具体的には、燃料不足判定部22は、圧力特定部21が特定した圧力とヒステリシスを有する所定の基準値との比較結果に基づいて燃料不足を判定する。つまり、燃料不足判定部22は、圧力がロー側の基準値(第1の閾値)を下回った場合に気体燃料が不足していると判定し、圧力がハイ側の基準値(第2の閾値)を上回った場合に気体燃料が不足していないと判定する。これは、気体燃料タンク11から気体燃料が流出する際に圧力損失が発生することにより、気体燃料を供給しているときに圧力センサ12が検出する圧力が、気体燃料を供給していないときに圧力センサ12が検出する圧力より低くなることによる。つまり基準値のヒステリシスは、気体燃料の供給中か否かによる検出圧力の変動の影響を排除して適切に燃料の有無を判定するために設けられている。
燃料供給制御部23は、燃料不足判定部22が気体燃料が不足していないと判定した場合、遮断弁13を開弁し、気体燃料インジェクタ15に気体燃料を噴射させる。他方、燃料供給制御部23は、燃料不足判定部22が気体燃料が不足していると判定した場合、遮断弁13を閉弁し、液体燃料インジェクタ17に液体燃料を噴射させる。
図3は、一実施形態に係るECU18の動作を示すフローチャートである。
圧力センサ12及びECU18に電力が供給されると、ECU18は、圧力センサ12から気体燃料タンク11の圧力を示す電気信号の入力の受け付けを開始する(ステップS1)。これにより、以降、圧力特定部21は、気体燃料タンク11の圧力を逐次特定する。
次に、燃料不足判定部22は、圧力特定部21が特定する圧力が、ロー側の基準値より低い値からロー側の基準値より高い値になったか否かを判定する(ステップS2)。燃料不足判定部22は、圧力が、ロー側の基準値より低い値からロー側の基準値より高い値になったと判定した場合(ステップS2:YES)、気体燃料が不足していないと判定する(ステップS3)。そして、燃料供給制御部23は、遮断弁13に対し開弁を指示する信号を出力し、また気体燃料インジェクタ15に所定量の気体燃料を噴射する指示を示す信号を出力する(ステップS4)。
他方、燃料不足判定部22は、圧力が、ロー側の基準値より低い値からロー側の基準値より高い値になっていないと判定した場合(ステップS2:NO)、気体燃料が不足していると判定する(ステップS5)。そして、燃料供給制御部23は、遮断弁13に対し閉弁を指示する信号を出力し、また液体燃料インジェクタ17に所定量の液体燃料を噴射する指示を示す信号を出力する(ステップS6)。
燃料不足判定部22は、ステップS3で燃料不足でないと判定すると、次に圧力特定部21が特定する圧力が、ロー側の基準値より高い値からロー側の基準値より低い値になったか否かを判定する(ステップS7)。燃料不足判定部22は、圧力が、ロー側の基準値より高い値からロー側の基準値より低い値になったと判定した場合(ステップS7:YES)、気体燃料が不足していると判定する(ステップS5)。他方、燃料不足判定部22は、圧力が、ロー側の基準値より高い値からロー側の基準値より低い値になっていないと判定した場合(ステップS7:NO)、前回の判定結果(燃料不足でない)を保持したまま、再度圧力とヒステリシス下限値との比較を行う(ステップS7)。
他方、燃料不足判定部22は、ステップS5で燃料不足していると判定すると、次に圧力特定部21が特定する圧力が、ハイ側の基準値より低い値からハイ側の基準値より高い値になったか否かを判定する(ステップS8)。燃料不足判定部22は、圧力が、ハイ側の基準値より低い値からハイ側の基準値より高い値になったと判定した場合(ステップS8:YES)、気体燃料が不足していないと判定する(ステップS3)。他方、燃料不足判定部22は、圧力が、ハイ側の基準値より低い値からハイ側の基準値より高い値になっていないと判定した場合(ステップS8:NO)、前回の判定結果(燃料不足である)を保持したまま、再度圧力とヒステリシス上限値との比較を行う(ステップS8)。
このように本実施形態に係る燃料不足判定部22は、圧力センサ12が圧力の計測を開始した後に圧力センサ12が計測した圧力が初めて基準値のヒステリシスの下限値より低い値から基準値のヒステリシスの下限値より高い値になったときに、気体燃料が不足していないと判定する。以下に、その理由について説明する。
本実施形態では、ロー側の基準値として、気体燃料レギュレータ14の動作圧力範囲の最小値が設定される。例えば、気体燃料レギュレータ14が1500キロパスカルから15メガパスカルまでの範囲で動作する場合、ロー側の基準値は1500キロパスカルに設定される。これにより、ECU18は、気体燃料タンク11に充填された気体燃料を、気体燃料レギュレータ14が動作可能な限り、エンジンに供給させることができる。
また本実施形態では、気体燃料を噴射しているときに圧力センサ12が計測する圧力と、気体燃料を噴射していないときに圧力センサ12が計測する圧力との圧力差の最大値をロー側の基準値に加算した値以上の値が、ハイ側の基準値として設定される。例えば、気体燃料の供給停止に伴う復圧が1200キロパスカルである場合、ハイ側の基準値は、ロー側の基準値1500キロパスカルに1200キロパスカルを加算し、さらに余裕値100キロパスカルを加算した、2800キロパスカルに設定される。これにより、ECU18は、気体燃料の供給停止に伴う復圧による誤判定を防ぐことができる。また、ハイ側の基準値は、気体燃料として用いることができる最低限の濃度の燃料成分を有する気体燃料を想定して設定される。気体燃料は、燃料成分が少ないほど気体燃料の供給停止時の復圧が大きいため、想定される最大の復圧に基づいてハイ側の基準値を設定しておくことで、気体燃料の組成の違いによる誤判定を防ぐことができる。
他方、圧力センサ12に電力が供給されると、圧力センサ12は気体燃料タンク11の圧力を示す電気信号の出力を開始する。圧力センサ12は、電力の供給が無いときに電気信号の出力を行わないため、出力する電気信号の電圧は、0ボルトから上昇して気体燃料タンク11の圧力を示す電圧になる。ここで、気体燃料の圧力が、ハイ側の閾値とロー側の閾値との間の値である場合、圧力センサ12が出力する電気信号の電圧は、0ボルトから上昇してハイ側の閾値とロー側の閾値との間の値を示す電圧になる。この場合、通常のヒステリシスに基づく制御を行うと、圧力特定部21が特定する圧力がハイ側の閾値より高い値にならないために、燃料不足判定部22は、気体燃料が不足していると判定することとなる。しかしながら、気体燃料の圧力が、ハイ側の閾値とロー側の閾値との間の値であったとしても、必ずしも燃料不足であるとは限らない。つまり、この時点で気体燃料の供給を開始しても、気体燃料タンク11の圧力がロー側の閾値を下回らない可能性がある。これは、気体燃料インジェクタ15から噴射される気体燃料の量が少なければ、気体燃料の圧損による減圧が小さくなるためである。
そこで、本実施形態に係るECU18は、圧力センサ12が圧力の計測を開始した後に、圧力センサ12が計測した圧力が初めて基準値のヒステリシスの下限値を上回ったときに、気体燃料が不足していないと判定する。これにより、ECU18は、起動時に気体燃料の燃料切れを誤判定することを防ぐことができる。なお、基準値のヒステリシス幅を短くすることで、起動時の燃料切れの誤判定を防ぐ方法も考えられるが、この場合、上述した復圧や燃料組成に基づく燃料切れの誤判定を防ぐことができない。なお、燃料切れの誤判定が生じると、ハンチングにより気体燃料と液体燃料の供給の切り替わりが頻発する可能性がある。
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、本実施形態は、気体燃料不足判定装置及び燃料供給制御装置をバイフューエルシステム1に適用する場合について説明したが、これに限られない。例えば、気体燃料不足判定装置及び燃料供給制御装置は、少なくとも気体燃料を含む複数種類の燃料を選択的に切り替えてエンジンに供給するマルチフューエルシステムに適用されても良い。また、気体燃料不足判定装置が適用されるシステムは、液体燃料の供給を行わないものであっても良い。
1…バイフューエルシステム 11…気体燃料タンク 12…圧力センサ 13…遮断弁 14…気体燃料レギュレータ 15…気体燃料インジェクタ 16…液体燃料タンク 17…液体燃料インジェクタ 18…ECU 21…圧力特定部 22…燃料不足判定部 23…燃料供給制御部

Claims (5)

  1. 気体燃料の燃料不足を判定する気体燃料不足判定装置であって、
    前記気体燃料の圧力を計測する圧力計測部と、
    前記圧力計測部が計測した圧力が第1の閾値より高い値から第1の閾値より低い値に変化した場合に前記気体燃料が不足していると判定し、前記圧力計測部が計測した圧力が前記第1の閾値より高い第2の閾値より低い値から当該第2の閾値より高い値に変化した場合に前記気体燃料が不足していないと判定する燃料不足判定部と
    を備え、
    前記燃料不足判定部は、前記圧力計測部が圧力の計測を開始した後に前記圧力計測部が計測した圧力が初めて前記第1の閾値より低い値から前記第1の閾値より高い値になったときに、前記気体燃料が不足していないと判定する
    気体燃料不足判定装置。
  2. 前記第2の閾値は、前記気体燃料を噴射しているときに前記圧力計測部が計測する圧力と、前記気体燃料を噴射していないときに前記圧力計測部が計測する圧力との圧力差の最大値を、前記第1の閾値に加算した値以上の値である
    請求項1に記載の気体燃料不足判定装置。
  3. 前記第2の閾値は、気体燃料として用いることができる最低限の濃度の燃料成分を有する気体燃料を噴射しているときに前記圧力計測部が計測する圧力と、当該気体燃料を噴射していないときに前記圧力計測部が計測する圧力との圧力差の最大値を、前記第1の閾値に加算した値以上の値である
    請求項2に記載の気体燃料不足判定装置。
  4. 前記第1の閾値は、前記気体燃料の圧力を減圧させる減圧弁の動作圧力範囲の最小値である
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の気体燃料不足判定装置。
  5. 少なくとも気体燃料を含む複数種類の燃料の中からエンジンに供給する燃料を決定する燃料供給制御装置であって、
    前記気体燃料の圧力を計測する圧力計測部と、
    前記圧力計測部が計測した圧力が第1の閾値より高い値から第1の閾値より低い値に変化した場合に前記気体燃料が不足していると判定し、前記圧力計測部が計測した圧力が前記第1の閾値より高い第2の閾値より低い値から当該第2の閾値より高い値に変化した場合に前記気体燃料が不足していないと判定する燃料不足判定部と、
    前記燃料不足判定部が前記気体燃料が不足していないと判定した場合に前記気体燃料を供給することを決定し、前記燃料不足判定部が前記気体燃料が不足していると判定した場合に他の燃料を供給することを決定する燃料供給制御部と
    を備え、
    前記燃料不足判定部は、前記圧力計測部が圧力の計測を開始した後に前記圧力計測部が計測した圧力が初めて前記第1の閾値より低い値から前記第1の閾値より高い値になったときに、前記気体燃料が不足していないと判定する
    燃料供給制御装置。
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