JP2015206078A - フェライト系耐熱鋼管 - Google Patents
フェライト系耐熱鋼管 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015206078A JP2015206078A JP2014087275A JP2014087275A JP2015206078A JP 2015206078 A JP2015206078 A JP 2015206078A JP 2014087275 A JP2014087275 A JP 2014087275A JP 2014087275 A JP2014087275 A JP 2014087275A JP 2015206078 A JP2015206078 A JP 2015206078A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- less
- content
- steel pipe
- resistant steel
- ferritic heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Arc Welding In General (AREA)
Abstract
Description
[C:0.005〜0.08%]
Cは、焼入れ性を高め、マルテンサイトおよび/またはベイナイト組織を安定して得るのに有効な元素である。また、Cは、炭化物を形成し、高温でのクリープ強度の確保に寄与する。このため、Cは必須の元素である。本発明の実施形態によるCrおよびBの含有範囲において、高温でのクリープ強度を得るため、C含有量の下限は0.005%とする。しかしながら、C含有量が0.08%を超えると、溶接熱影響部の著しい硬化を招き、多量のBを含有させ、かつ、鋼管の外表面の粗さを管理しても予熱および後熱なしで低温割れを防止することが困難になる。そのため、C含有量の上限は0.08%とする。C含有量の好ましい下限は、0.008%であり、さらに好ましくは0.01%である。C含有量の好ましい上限は0.07%であり、さらに好ましくは0.06%である。
Siは、脱酸作用を有するとともに、高温での耐食性、耐酸化性に有効な元素である。しかしながら、過剰に含有するとクリープ延性および靭性の低下を招く。そのため、Si含有量は1%以下である。Si含有量は0.8%以下であるのが好ましく、さらに好ましくは0.6%以下である。なお、Siの含有量については、特に下限を設ける必要はない。しかしながら、Si含有量の極端な低減は、脱酸効果を十分に得られず、合金の清浄度が大きくなり、清浄性が劣化するとともに、高温での耐食性および耐酸化性が向上する効果も得られなくなる。そのため、Si含有量は0.05%以上であるのが好ましく、さらに好ましくは0.1%以上である。
Mnは、Siと同様、脱酸剤として添加されるが、焼入れ性を高め、マルテンサイトおよび/またはベイナイト組織を安定して得る効果も有する。しかしながら、過剰にMnを含有する場合、クリープ脆化および靭性の低下を招く。そのため、Mn含有量は2%以下である。Mn含有量は1.8%以下であるのが好ましく、さらに好ましくは1.6%以下である。なお、Mnの含有量についても、特に下限を設ける必要はない。しかしながら、Mn含有量の極端な低減は、脱酸効果を十分に得られず、合金の清浄性を劣化させるとともに、焼き入れ性を高める効果も得られなくなる。そのため、Mn含有量は0.05%以上であるのが好ましく、さらに好ましくは0.1%以上である。
Pは、不純物として含まれるが、Sとともにクリープ延性を低下させる元素である。そのため、P含有量は0.04%以下である。P含有量は0.035%以下であるのが好ましく、さらに好ましくは0.03%以下である。Pの含有量は可能な限り低減することが好ましいが、極度の低減は製鋼コストの増大を招く。そのため、P含有量は0.001%以上であるのが好ましく、さらに好ましくは0.002%以上である.
[S:0.02%以下]
Sは、Pと同様、不純物として含まれ、クリープ延性を低下させる。そのため、S含有量は0.02%以下である。S含有量は0.008%以下であるのが好ましく、さらに好ましくは0.005%以下である。Sの含有量は可能な限り低減することが好ましいが、極度の低減は製鋼コストの増大を招く。そのため、S含有量は0.0001%以上であるのが好ましく、さらに好ましくは0.0002%以上である。
Crは、耐熱鋼において耐酸化性および耐高温腐食性を確保するとともに、マトリックスのマルテンサイトおよび/またはベイナイト組織を安定して得るために必須の元素である。その効果を得るため、本発明の実施形態によるCおよびBの含有範囲において、Cr含有量の下限は1%とする。しかしながら、Crの過剰の含有は、多量のCr炭化物の生成により、炭化物の安定性を低下させ、クリープ強度の低下を招くとともに、靭性も劣化する。そのため、Cr含有量の上限を13%とする。Cr含有量の好ましい下限は2%であり、さらに好ましくは2.5%である。Cr含有量の好ましい上限は12%であり、さらに好ましくは9.5%である。
MoおよびWは、マトリックスを固溶強化し、クリープ強度の向上に寄与する元素である。この効果を得るため、MoおよびWの含有量の下限を0.5%とする。しかしながら、MoおよびWの含有量が4%を超えると、粗大な金属間化合物や炭化物を生成し、靭性の低下を招く。そのため、MoおよびWの含有量の上限を4%とする。MoおよびWの含有量の好ましい下限は、0.8%であり、さらに好ましくは1%である。MoおよびWの含有量の好ましい上限は3.5%であり、さらに好ましくは3%である。ここで、Moのみを含有する場合、Moの含有量は0.5〜4%である。Moの含有量の好ましい下限は、0.8%であり、さらに好ましくは1%である。Moの含有量の好ましい上限は3.5%であり、さらに好ましくは3%である。また、Wのみを含有する場合、Wの含有量は0.5〜4%である。Wの含有量の好ましい下限は、0.8%であり、さらに好ましくは1%である。Wの含有量の好ましい上限は3.5%であり、さらに好ましくは3%である。
Bは、低温割れ感受性を低減させる効果を得るために重要な元素の一つである。Bは、格子欠陥に偏析しやすい元素である。Bは、格子欠陥の一つである転位に集積し、拡散性水素の供給サイトとしての転位を減少させる効果を有する。その結果、Bは、間接的に拡散性水素量を減少させ、低温割れ感受性を低減させる。さらに、Bは、微量の添加により、鋼の焼入れ性を高め、マルテンサイトおよび/またはベイナイト組織を安定化し、高温強度に寄与する。本発明の実施形態によるCおよびCrの含有範囲において、これらの効果を得るため、B含有量の下限を0.002%とする。しかしながら、Bを多量に含有した場合、溶接熱影響部において、粒界に偏析し、液化割れ感受性を高める。そのため、B含有量の上限を0.04%とする。B含有量の好ましい下限は、0.004%であり、さらに好ましくは0.008%である。B含有量の好ましい上限は0.035%であり、さらに好ましくは0.03%である。
Alは、脱酸剤として添加されるが、過剰に含有するとクリープ延性および靭性の低下を招く。そのため、Al含有量は0.05%以下である。Al含有量は0.045%以下であるのが好ましく、さらに好ましくは0.04%以下である。なお、Alの含有量については、特に下限を設ける必要はない。しかしながら、Al含有量の極端な低減は、脱酸効果を十分に得られず、合金の清浄性を劣化させるとともに、製造コストの上昇を招く。そのため、Al含有量は0.0005%以上であるのが好ましい。Alの脱酸効果を安定させて、合金に良好な清浄性を確保させるために、Al含有量を0.001%以上とするのがより好ましい。
Nは、VやNb、Tiと結合して微細な窒化物を形成し、クリープ強度の確保に有効な元素である。しかしながら、Nの過剰の含有はマトリックスの脆化を招くとともに、粗大な窒化物の析出を招き、靭性を低下させる。そのため、N含有量は0.08%以下である。N含有量は0.06%以下であるのが好ましく、さらに好ましくは0.04%以下である。なお、Nの含有量については、特に下限を設ける必要はない。しかしながら、Nの極端な低減は微細窒化物の形成によるクリープ強度向上の効果が得難くなるとともに、製造コストも大きく上昇する。そのため、N含有量は0.0005%以上であるのが好ましく、さらに好ましくは0.001%以上である。
O(酸素)は、不純物として合金中に含まれ、その含有量が過剰になると熱間加工性が低下し、さらに靱性および延性の劣化を招く。そのため、O含有量は0.01%以下である。O含有量は0.008%以下であるのが好ましく、さらに好ましくは0.005%以下である。なお、Oの含有量については、特に下限を設ける必要はない。しかしながら、Oの極端な低減は製造コストの上昇を招く。そのため、O含有量は0.0005%以上であるのが好ましく、さらに好ましくは0.0008%以上である。
第2群 V:0.5%以下、Nb:0.1%以下、Ti:0.1%以下、Ta:0.1%以下
第3群 Ca:0.05%以下、Mg:0.05%以下、REM:0.1%以下
Coは、焼入れ性を高め、マルテンサイトおよび/またはベイナイト組織を得るのに有効な元素である。したがって、Coを含有させても良い。しかしながら、Co含有量が7%を越えると、クリープ延性の低下を招くとともに、Coは高価な元素であるため、大幅なコスト上昇を招く。そのため、Co含有量は7%以下とする。また、Co含有量は6%以下であるのが好ましい。一方、Coの効果を安定して得るため、Co含有量は0.5%以上であるのが好ましく、さらに好ましくは1%以上である。
Niは、Coと同様、焼入れ性を高め、マルテンサイトおよび/またはベイナイト組織を得るのに有効な元素である。したがって、Niを含有させても良い。しかしながら、Ni含有量が3%を越えると、クリープ延性の低下を招くとともに、Niは高価な元素であるため、コスト上昇を招く。そのため、Ni含有量は3%以下とする。また、Ni含有量は2%以下であるのが好ましい。一方、Niの効果を安定して得るため、Ni含有量は0.1%以上であるのが好ましく、さらに好ましくは0.5%以上である。
Vは、微細な炭窒化物として粒内に析出し、高温でのクリープ強度の向上に寄与する。したがって、Vを含有させても良い。しかしながら、Vの含有量が過剰になると炭窒化物として多量に析出し、クリープ延性および靱性の低下を招く。そのため、V含有量は0.5%以下とする。また、V含有量は0.4%以下であるのが好ましい。一方、Vの効果を安定して得るため、V含有量は0.05%以上であるのが好ましく、さらに好ましくは0.1%以上である。
Nbは、Vと同様、微細な炭窒化物として粒内に析出し、高温でのクリープ強度の向上に寄与する。したがって、Nbを含有させても良い。しかしながら、Nbの含有量が過剰になると、炭窒化物として多量に析出し、クリープ延性および靱性の低下を招く。そのため、Nb含有量は0.1%以下とする。また、Nb含有量は0.08%以下であるのが好ましい。一方、Nbの効果を安定して得るため、Nb含有量は0.01%以上であるのが好ましく、さらに好ましくは0.03%以上である。
Tiは、微細な炭窒化物として粒内に析出し、高温でのクリープ強度の向上に寄与する。さらに、Tiは、高温まで安定な微細窒化物を形成し、ピン止め効果により、溶接熱影響部での結晶粒の粗大化を抑制し、間接的に低温割れを防止する。したがって、Tiを含有させても良い。しかしながら、Tiの含有量が過剰になると、VやNbと同様、炭窒化物として多量に析出し、クリープ延性および靱性の低下を招く。そのため、Ti含有量は0.1%以下とする。また、Ti含有量は0.08%以下であるのが好ましい。一方、Nbの効果を安定して得るため、Nb含有量は0.01%以上であるのが好ましく、さらに好ましくは0.02%以上である。
Taは、微細な炭窒化物として粒内に析出し、高温でのクリープ強度の向上に寄与する。したがって、Taを含有させても良い。しかしながら、Taの含有量が過剰になると、炭窒化物として多量に析出し、クリープ延性および靱性の低下を招く。そのため、Ta含有量は0.1%以下とする。また、Ta含有量は0.08%以下であるのが好ましい。一方、Taの効果を安定して得るため、Ta含有量は0.01%以上であるのが好ましく、さらに好ましくは0.02%以上である。
Caは、鋼の熱間加工性を改善するため、必要に応じて含有してもよい。しかしながら、Caの過剰の含有は酸素と結合し、清浄を著しく低下させ、却って熱間加工性を劣化させる。そのため、Ca含有量は0.05%以下とする。また、Ca含有量は0.03%以下であるのが好ましい。一方、Caを添加する場合、Ca含有量は0.0005%以上であるのが好ましく、さらに好ましくは0.001%以上である。
Mgは、Caと同様、鋼の熱間加工性を改善するため、必要に応じて含有してもよい。しかしながら、Mgの過剰の含有は、酸素と結合し、清浄を著しく低下させ、却って熱間加工性を劣化させる。そのため、Mg含有量は0.05%以下とする。また、Mg含有量は0.03%以下であるのが好ましい。一方、Mgを添加する場合、Mg含有量は0.0005%以上であるのが好ましく、さらに好ましくは0.001%以上である。
希土類元素(REM:Rare Earth Metal)は、Sとの親和力が強く、熱間加工性の向上に有効である。このため、REMを必要に応じて含有しても良い。しかし、REMを過剰に含有すると、酸素と結合し、清浄を著しく低下させ、却って熱間加工性を劣化させる。そのため、REM含有量は0.1%以下とする。また、REM含有量は0.05%以下であるのが好ましい。一方、REMを添加する場合、REM含有量は0.002%以上であり、好ましくは0.005%以上である。ここで、REMとは、Sc、Y、および、ランタノイド(周期律表中の原子番号57番のLa〜71番のLu)の合計17元素の総称である。REMの含有量は、REMのうちの1種または2種以上の元素の合計含有量を指す。また、REMについては、一般的にミッシュメタルに含有される。このため、例えば、ミッシュメタルの形で添加して、REMの量が上記の範囲となるように含有させてもよい。
本発明の実施形態によるフェライト系耐熱鋼管において、その外表面の最大粗さRzは50μm以下である。より具体的には、本発明の実施形態によるフェライト系耐熱鋼管は、その鋼管の外表面に形成される凹凸に起因する最大粗さRzが50μm以下を満たす。このため、本発明の実施形態によるフェライト系耐熱鋼管は、予熱および後熱なしで鋼管の外表面に被溶接物を溶接する場合でも、低温割れを防止するとともに、優れたクリープ強度を有する。なお、最大粗さRzは、JIS B0601 (2001)に規定される最大高さであり、接触式または非接触式の表面粗さ測定装置により測定した値である。
上述のフェライト系耐熱鋼管の製造方法の一例を説明する。本発明の実施形態による製造方法は、鋼管を準備する工程(準備工程)と、鋼管の外表面の表面粗さを調整する工程(表面粗さの調整工程)と、を備える。以下、各工程について説明する。
上述の化学組成を有する素材を準備する。素材は、連続鋳造法(ラウンドCCを含む)により製造された鋳片であってもよい。また、造塊法により製造されたインゴットを熱間加工して製造された鋼片でもよい。鋳片から製造された鋼片でもよい。
上述の準備工程により得られたフェライト系耐熱鋼管の外表面に対して、表面粗さの調整を行う。より具体的には、鋼管の外表面の最大粗さが50μm以下となるように、鋼管の外表面の表面粗さを調整する。表面粗さの調整は、上述の準備工程における熱間加工や冷間加工における加工度を調整することにより行われる。または、上述の準備工程により得られた鋼管の外表面に対して、ショットブラスト、ショットピーニング、切削などの機械加工を施すことによっても、表面粗さを調整することができる。このようにして得られた鋼管であれば、予熱なしで鋼管の外表面にすみ肉溶接を行っても、低温割れの発生を抑制することができる。なお、表面粗さの調整方法は、上述の方法に限るものではない。
以上、本発明についての実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、発明の範囲内で種々の変更が可能である。
得られた溶接継手を溶接後48時間放置した後、溶接部から横断面を5断面現出し、鏡面研磨、腐食した後、光学顕微鏡により検鏡した。計20箇所の溶接部断面につき、溶接熱影響部における低温割れの発生有無を調査した。その結果、割れがなかったサンプルを「合格」とした。
また、鋼管から丸棒クリープ破断試験片を採取し、火炉壁管として使用するために少なくとも必要とされている2.25Cr−1Mo鋼の550℃における目標破断時間が約1000時間となる157MPaの条件でクリープ破断試験を行った。その結果、1000時間を超えたサンプルを「合格」とした。
Claims (3)
- フェライト系耐熱鋼管であって、
質量%で、C:0.005〜0.08%、Si:1%以下、Mn:2%以下、P:0.04%以下、S:0.02%以下、Cr:1〜13%、Moおよび/またはW:0.5〜4%、B:0.002〜0.04%、Al:0.05%以下、N:0.08%以下、O:0.01%以下を含有し、残部はFeおよび不純物からなる化学組成を有し、かつ、前記鋼管の外表面の最大粗さが50μm以下である、フェライト系耐熱鋼管。 - 請求項1に記載のフェライト系耐熱鋼管であって、
Feの一部に代えて、質量%で、下記の第1群〜第3群から選択される1種以上の元素を含有する、フェライト系耐熱鋼管。
第1群 Co:7%以下、Ni:3%以下
第2群 V:0.5%以下、Nb:0.1%以下、Ti:0.1%以下、Ta:0.1%以下
第3群 Ca:0.05%以下、Mg:0.05%以下、REM:0.1%以下 - 請求項1または2に記載のフェライト系耐熱鋼管であって、
消耗電極式アーク溶接により前記鋼管の外表面に形成されたすみ肉溶接部を有する、フェライト系耐熱鋼管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014087275A JP6354281B2 (ja) | 2014-04-21 | 2014-04-21 | フェライト系耐熱鋼管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014087275A JP6354281B2 (ja) | 2014-04-21 | 2014-04-21 | フェライト系耐熱鋼管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015206078A true JP2015206078A (ja) | 2015-11-19 |
JP6354281B2 JP6354281B2 (ja) | 2018-07-11 |
Family
ID=54603123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014087275A Active JP6354281B2 (ja) | 2014-04-21 | 2014-04-21 | フェライト系耐熱鋼管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6354281B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018181401A1 (ja) * | 2017-03-30 | 2018-10-04 | 新日鐵住金ステンレス株式会社 | 隙間部の耐塩害性に優れたフェライト系ステンレス鋼管、管端増肉構造体、溶接継ぎ手、及び溶接構造体 |
WO2020116588A1 (ja) * | 2018-12-05 | 2020-06-11 | 日本製鉄株式会社 | フェライト系耐熱鋼溶接継手の製造方法 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04268040A (ja) * | 1991-02-22 | 1992-09-24 | Sumitomo Metal Ind Ltd | クリープ強度と靭性に優れた低合金耐熱鋼 |
JP2006064182A (ja) * | 2005-10-31 | 2006-03-09 | Taiyo Nippon Sanso Corp | ステンレス鋼配管およびステンレス鋼管の接合方法 |
JP2006307313A (ja) * | 2004-09-15 | 2006-11-09 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 管内表面のスケールの耐剥離性に優れた鋼管 |
JP2008291363A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-12-04 | Nippon Steel Corp | 溶接熱影響部のクリープ特性に優れたフェライト系耐熱鋼材及び耐熱構造体 |
JP2013159840A (ja) * | 2012-02-08 | 2013-08-19 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp | 二重管およびそれを用いた溶接構造体 |
JP2014001437A (ja) * | 2012-06-20 | 2014-01-09 | Nippon Steel & Sumitomo Metal | オーステナイト系耐熱部材 |
-
2014
- 2014-04-21 JP JP2014087275A patent/JP6354281B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04268040A (ja) * | 1991-02-22 | 1992-09-24 | Sumitomo Metal Ind Ltd | クリープ強度と靭性に優れた低合金耐熱鋼 |
JP2006307313A (ja) * | 2004-09-15 | 2006-11-09 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 管内表面のスケールの耐剥離性に優れた鋼管 |
JP2006064182A (ja) * | 2005-10-31 | 2006-03-09 | Taiyo Nippon Sanso Corp | ステンレス鋼配管およびステンレス鋼管の接合方法 |
JP2008291363A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-12-04 | Nippon Steel Corp | 溶接熱影響部のクリープ特性に優れたフェライト系耐熱鋼材及び耐熱構造体 |
JP2013159840A (ja) * | 2012-02-08 | 2013-08-19 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp | 二重管およびそれを用いた溶接構造体 |
JP2014001437A (ja) * | 2012-06-20 | 2014-01-09 | Nippon Steel & Sumitomo Metal | オーステナイト系耐熱部材 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
電中研レビュー, JPN6017042219, 2002, pages 45 - 56, ISSN: 0003675827 * |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11215299B2 (en) | 2017-03-30 | 2022-01-04 | Nippon Steel Stainless Steel Corporation | Ferritic stainless steel pipe having excellent salt tolerance in gap, pipe-end-thickened structure, welding joint, and welded structure |
KR20190122735A (ko) * | 2017-03-30 | 2019-10-30 | 닛테츠 스테인레스 가부시키가이샤 | 간극부의 내염해성이 우수한 페라이트계 스테인리스 강관, 관 단부 두께 증가 구조체, 용접 조인트, 및 용접 구조체 |
CN110446799A (zh) * | 2017-03-30 | 2019-11-12 | 日铁不锈钢株式会社 | 间隙部的耐盐害性优异的铁素体系不锈钢管、管端增厚结构体、焊接接头及焊接结构体 |
JPWO2018181401A1 (ja) * | 2017-03-30 | 2020-03-26 | 日鉄ステンレス株式会社 | 隙間部の耐塩害性に優れたフェライト系ステンレス鋼管、管端増肉構造体、溶接継ぎ手、及び溶接構造体 |
WO2018181401A1 (ja) * | 2017-03-30 | 2018-10-04 | 新日鐵住金ステンレス株式会社 | 隙間部の耐塩害性に優れたフェライト系ステンレス鋼管、管端増肉構造体、溶接継ぎ手、及び溶接構造体 |
KR102272169B1 (ko) | 2017-03-30 | 2021-07-05 | 닛테츠 스테인레스 가부시키가이샤 | 간극부의 내염해성이 우수한 페라이트계 스테인리스 강관, 관 단부 두께 증가 구조체, 용접 조인트, 및 용접 구조체 |
JPWO2020116588A1 (ja) * | 2018-12-05 | 2021-10-14 | 日本製鉄株式会社 | フェライト系耐熱鋼溶接継手の製造方法 |
CN113165098A (zh) * | 2018-12-05 | 2021-07-23 | 日本制铁株式会社 | 铁素体系耐热钢焊接接头的制造方法 |
KR20210090704A (ko) * | 2018-12-05 | 2021-07-20 | 닛폰세이테츠 가부시키가이샤 | 페라이트계 내열강 용접 조인트의 제조 방법 |
WO2020116588A1 (ja) * | 2018-12-05 | 2020-06-11 | 日本製鉄株式会社 | フェライト系耐熱鋼溶接継手の製造方法 |
EP3892410A4 (en) * | 2018-12-05 | 2022-05-11 | Nippon Steel Corporation | PROCESS FOR MAKING A FERRITIC HEAT RESISTANT STEEL WELDING JOINT |
JP7140207B2 (ja) | 2018-12-05 | 2022-09-21 | 日本製鉄株式会社 | フェライト系耐熱鋼溶接継手の製造方法 |
CN113165098B (zh) * | 2018-12-05 | 2023-01-06 | 日本制铁株式会社 | 铁素体系耐热钢焊接接头的制造方法 |
KR102537941B1 (ko) | 2018-12-05 | 2023-05-31 | 닛폰세이테츠 가부시키가이샤 | 페라이트계 내열강 용접 조인트의 제조 방법 |
US11834731B2 (en) | 2018-12-05 | 2023-12-05 | Nippon Steel Corporation | Method of producing ferritic heat-resistant steel welded joint |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6354281B2 (ja) | 2018-07-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4631986B1 (ja) | Ni基合金製品およびその製造方法 | |
JP5423324B2 (ja) | 耐水素誘起割れ性に優れた高強度ラインパイプ用鋼板及び高強度ラインパイプ用鋼管 | |
JP5423323B2 (ja) | 耐水素誘起割れ性に優れた高強度ラインパイプ用鋼板及び高強度ラインパイプ用鋼管 | |
KR101561795B1 (ko) | 이중관 및 그것을 이용한 용접 구조체 | |
JP4761993B2 (ja) | スピニング加工用フェライト系ステンレス鋼溶接管の製造法 | |
RU2677554C1 (ru) | Толстолистовая сталь для конструкционных труб или трубок, способ производства толстолистовой стали для конструкционных труб или трубок и конструкционные трубы или трубки | |
JP6350686B2 (ja) | オーステナイトステンレス鋼 | |
JP5169532B2 (ja) | フェライト系耐熱鋼材 | |
CN109266971B (zh) | 一种抗再热裂纹的含w高强度低合金耐热钢 | |
JP6097087B2 (ja) | 高強度2.25Cr−1Mo−V鋼用サブマージアーク溶接ワイヤおよび溶接金属の製造方法 | |
JP2016130339A (ja) | 高強度フェライト系耐熱鋼構造体およびその製造方法 | |
TWI548758B (zh) | Fat iron stainless steel | |
KR102506230B1 (ko) | 오스테나이트계 스테인리스강 | |
US20200238444A1 (en) | Welding material for austenitic heat resistant steel, weld metal and welded structure, and method for producing weld metal and welded structure | |
JP5998963B2 (ja) | Ni基耐熱合金部材 | |
JP6354281B2 (ja) | フェライト系耐熱鋼管 | |
JP5741454B2 (ja) | −196℃におけるシャルピー試験値が母材、溶接継手共に100J以上である靭性と生産性に優れたNi添加鋼板およびその製造方法 | |
JP6439579B2 (ja) | オーステナイト系耐熱合金溶接継手の製造方法およびそれを用いて得られる溶接継手 | |
KR102165756B1 (ko) | 페라이트계 내열강 용접 구조체의 제조 방법 및 페라이트계 내열강 용접 구조체 | |
JP2017014575A (ja) | オーステナイト系耐熱合金及び溶接構造物 | |
US20220325394A1 (en) | Austenitic heat-resistant steel | |
JPWO2018066573A1 (ja) | オーステナイト系耐熱合金およびそれを用いた溶接継手 | |
JP6402581B2 (ja) | 溶接継手及び溶接継手の製造方法 | |
JP6638551B2 (ja) | オーステナイト系耐熱鋼溶接金属およびそれを有する溶接継手 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161205 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171018 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171107 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171215 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180515 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180528 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6354281 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |