JP2015205544A - フィラーチューブの給油口構造 - Google Patents

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【課題】給油ガンガイド部材をガソリン燃料給油用と軽油燃料用とを両者共用の金型を用いることにより成形することで、金型費用の低減を達成することができるフィラーチューブの給油口構造を提供する。【解決手段】給油ガンガイド部材6のフィラーチューブ2側先端部を先細り状のテーパー筒部8に形成することによってガソリン燃料供給用ガンガイド部10に構成すると共に、テーパー筒部8の側面壁に複数条の溝部12を設けて、溝部12を利用してテーパー筒部8を押し広げることによってガソリン燃料供給用ガンガイド部10の口径D1より大径の口径D2で構成する軽油燃料供給用給油ガンガイド部14を形成できるように構成した。【選択図】図3

Description

この発明は、自動車などの燃料タンクに接続されるフィラーチューブの給油口構造に関する。
従来におけるフィラーチューブの給油口構造は、図14に示すように、一端側が不図示の燃料タンクに接続されたフィラーチューブaの他端側にフィラーネックbの一端側を嵌合し、フィラーネックbの他端側を拡径した状態で給油口部cに形成し、且つ、給油口部cにフィラーキャップdを着脱可能にねじ込むことによって開口部を閉塞するように構成している。
そして、かかる従来のフィラーチューブの給油口構造は、フィラーネックbにおける給油口部cの付近に、フィラーキャップdと互いに干渉しないように、燃料供給ガン(不図示)をガイドする給油ガンガイド部材eを嵌合し、取付け脚部gをそれぞれフィラーネックbの内壁に溶接することにより固設して構成している。
給油ガンガイド部材eは、図15及び図16に示すように、フィラーネックbの内径形状に沿うように基本的には円筒状を呈しているも、基体部fから給油口部c側が例えば3片からなる取付け脚部gとなっていると共に、基体部fよりフィラーチューブa側に延在するフィラーチューブ側先端部を先細り状のテーパー筒部hに形成しており、さらに、テーパー筒部hの先端部にフランジ状の口金部iを形成して構成している(例えば、特許文献1〜5を参照)。
ところで一般に、自動車などの燃料タンクは、駆動源としてのエンジンがガソリン機関の場合のガソリン燃料の貯蔵用と、また、駆動源としてのエンジンがディーゼル機関の場合の軽油燃料の貯蔵用とで共用化している。
そして、燃料タンク内に燃料を給油ガンを用いて給油する際、ガソリン燃料と軽油燃料とは互いに粘性が異なることや互いの燃料の誤供給を防止するために、ガソリンスタンドに設置されている給油ガンにおける給油ノズルの径は、ガソリン燃料用に対して、軽油燃料用の方を大径に設定している(例えば、ガソリン燃料用は、22mmφに対して、軽油燃料用は、27mmφに設定されている)。
かかることから、給油ガンガイド部材eは、その口金部iの口径を、図15に示すガソリン燃料用としての口径Dに対して、図16に示す軽油燃料用の口径Dが、D<Dに設定されていることになる。
特開2009−208517号公報 特開2010−12974号公報 特開2010−195212号公報 特開2011−246046号公報 特開2013−23168号公報
そこで、従来においては、燃料タンクやフィラーチューブa或いはフィラーネックbなどの形状はガソリン燃料用及び軽油燃料用として共通化がなされているのに対して、給油ガンガイド部材eは、ガソリン燃料用と軽油燃料用との互いに形状が異なる2種の専用品を用意するようにしている。
そして、燃料タンクの製造工程においては、同一形状のフィラーネックbに対して、図15に示すガソリン燃料用の給油ガンガイド部材eと図16に示す軽油燃料用の給油ガンガイド部材eとを互いに選択しながら固設して、燃料タンクのアセンブリーは行れることになる。
このように給油ガンガイド部材eは、ガソリン燃料給油用専用部品と軽油燃料供給用専用部品とをそれぞれ専用化して構成していることから、プレス成形金型は、ガソリン燃料給油用給油ガンガイド部材専用の金型と、軽油燃料給油ガンガイド部材専用の金型をそれぞれ用意しなければならないことになる。
そこで、この発明は、給油ガンガイド部材をガソリン燃料給油用と軽油燃料用とを両者共用の金型を用いることにより成形することで、金型費用の低減を達成することができるフィラーチューブの給油口構造を提供することを目的としている。
この発明に係るフィラーチューブの給油口構造は、一端側が燃料タンク側に接続されるフィラーチューブの他端側にフィラーネックを設け、該フィラーネックに給油ガンガイド部材を固設して構成するフィラーチューブの給油口構造において、前記給油ガンガイド部材の前記フィラーチューブ側先端部を先細り状のテーパー筒部に形成することによってガソリン燃料供給用ガンガイド部に構成すると共に、前記テーパー筒部の側面壁に複数条の溝部を設けて、該溝部を利用して前記テーパー筒部を押し広げることによって前記ガソリン燃料供給用ガンガイド部より大径の軽油燃料供給用給油ガンガイド部を形成できるように構成したことを特徴とする。
かかる構成により、この発明は、給油ガンガイド部材のテーパー筒部における側面壁に複数条の溝部を設けたことから、予めガソリン燃料供給用ガンガイド部に形成しておいたテーパー筒部を溝部を利用してプレス成形用のポンチ及びダイなどによって押し広げることによって大径の軽油燃料供給用給油ガンガイド部に成形し直すことができることになり、給油ガンガイド部材の成形金型をガソリン燃料用及び軽油燃料用としてそれぞれ専用化せずして、両者共用化することができ、給油ガンガイド部材用の金型製作費の低減化を達成することができる。
また、この発明に係る実施形態としてのフィラーチューブの給油口構造は、上記発明におけるテーパー筒部の先端部にフランジ状の口金部を突出形成することにより構成している。
かかる構成により、この発明における実施形態は、上記発明におけるテーパー筒部の強度をフランジ状の口金部によって強化することができ、給油ガンノズルなどの干渉に対し堅牢化することができる。
また、この発明における実施形態は、上記発明における溝部を前記テーパー筒部の側面壁の先端部まで貫通させることによって、前記側面壁が複数に分割されて構成している。
かかる構成により、この発明における実施形態は、給油ガンガイド部材のテーパー筒部における側面壁の先端部まで各溝部にそれぞれ貫通することによって、側面壁を複数に分割されて構成していることから、予めガソリン燃料供給用ガンガイド部に形成しておいたテーパー筒部の側面壁を溝部を利用してプレス成形用のポンチ及びダイなどによってテーパー筒部を押し広げることによって大径の軽油燃料供給用給油ガンガイド部に成形し直すことができることになり、かかる給油ガンガイド部の成形し直しが低プレス力で可能となると共に、給油ガンガイド部材の成形金型をガソリン燃料用及び軽油燃料用として専用化せずして、両者共用化することができ、給油ガンガイド部材用の金型製作費のを低減化を達成することができる。
また、この発明における実施形態は、上記発明における溝部を前記テーパー筒部の側面壁に切れ目なく連続して側面視波型状となって外方に突出するように形成された外方突出屈曲部により構成している。
かかる構成により、この発明における実施の形態は、側面視波型状となって外方に突出する外方突出屈曲部により構成する溝部によって、テーパー筒部の側面壁が切れ目なく連続していることになって、テーパー筒部を堅牢化することができると共に、給油ガンガイド部材の成形金型をガソリン燃料用及び軽油燃料用として専用化せずして、両者共用化することができ、給油ガンガイド部材用の金型製作費のを低減化を達成することができる。
この発明は、給油ガンガイド部材のテーパー筒部における側面壁に複数条の溝部を設けたことから、予めガソリン燃料供給用ガンガイド部に形成しておいたテーパー筒部を溝部を利用してプレス成形用のポンチ及びダイなどによって押し広げることによって大径の軽油燃料供給用給油ガンガイド部に成形し直すことができることになり、給油ガンガイド部材の成形金型をガソリン燃料用及び軽油燃料用としてそれぞれ専用化せずして、両者共用化することができ、給油ガンガイド部材用の金型製作費のを低減化を達成することができる。
この発明における自動車の燃料タンク装置を概略的に描画した斜視図である。 図1における一点鎖線円内を拡大して描画した断面図である。 図2における予めガソリン燃料供給用ガンガイド部を有するように成形された給油ガンガイド部材を描画した斜視図である。 図2における予めガソリン燃料供給用ガンガイド部を有するように成形された給油ガンガイド部材を描画した正面図である。 図2における要部を拡大して描画した断面図である。 図2における予めガソリン燃料供給用ガンガイド部を有する給油ガンガイド部材におけるテーパー筒部を、溝部を利用してプレス成形用のポンチによって押し広げることによって、軽油燃料供給用給油ガンガイド部に形成し直す成形方法を示す説明図である。 図2における予めガソリン燃料供給用ガンガイド部を有する給油ガンガイド部材におけるテーパー筒部を、溝部を利用してプレス成形用のポンチ及びダイなどによって押し広げることによって、軽油燃料供給用給油ガンガイド部に形成し直した給油ガンガイド部材を描画した斜視図である。 同じく、図2における予めガソリン燃料供給用ガンガイド部を有する給油ガンガイド部材におけるテーパー筒部を、溝部を利用してプレス成形用のポンチ及びダイなどによって押し広げることによって、軽油燃料供給用給油ガンガイド部に形成し直した給油ガンガイド部材を描画した正面図である。 同じく、予めガソリン燃料供給用ガンガイド部を有する給油ガンガイド部材におけるテーパー筒部を、溝部を利用してプレス成形用のポンチ及びダイなどによって押し広げることによって、軽油燃料供給用給油ガンガイド部に形成し直した給油ガンガイド部材を使用した図2における要部拡大断面図である。 この発明の他の実施例における予めガソリン燃料供給用ガンガイド部を有するように成形された給油ガンガイド部材を描画した斜視図である。 図10に示す予めガソリン燃料供給用ガンガイド部を有するように成形された給油ガンガイド部材の正面図である。 従来におけるガソリン燃料供給用ガンガイド部を有するように成形された給油ガンガイド部材を描画した斜視図である。 同じく、従来におけるガソリン燃料供給用ガンガイド部を有するように成形された給油ガンガイド部材を描画した正面図である。 従来における給油ガンガイド部材を使用したフィラーチューブの給油口構造の要部を描画した断面図である。 図14に使用するガソリン供給用ガイド部を備えた給油ガンガイド部材を描画した斜視図である。 同じく、図14に使用する軽油燃料供給用給油ガンガイド部を備えた給油ガンガイド部材を描画した斜視図である。
この発明の実施例に係るフィラーチューブの給油口構造は、給油ガンガイド部材をガソリン燃料給油用と軽油燃料用とを両者共用の金型を用いることにより成形することで、金型費用の低減を達成することができるように構成している。
次に、図1乃至図9を用いて、この発明を採用した実施例1に係るフィラーチューブの給油口構造について説明する。
先ず、図1において、エンジンの動力源としてのガソリン燃料或いは軽油燃料燃料を貯蔵する燃料タンク1は、一方のタンク半体(例えば、アッパータンク)1aと他方のタンク半体(例えば、ロアタンク)1bとを周縁フランジ部同士を互いに接合することによって構成している。
燃料タンク1には、自動車の動力源となる燃料を燃料タンク1内に給油するフィラーチューブ2の一端が接続されている。
そして、図2に明確に示すように、フィラーチューブ2の他端側には、フィラーネック3の一端側が嵌合設置されており、フィラーネック3の他端側は、拡径された状態で給油口部4に形成されている。
給油口部4は、フィラーキャップ5を着脱可能にねじ込むことによって、閉塞されるように構成されている。
また、フィラーネック3には、給油口部4付近においてフィラーキャップ5と干渉しないように、給油ガンガイド部材6が固設されている。
給油ガンガイド部材6は、プレス成形品からなるもので、その基体部7におけるフィラーチューブ2側の先端部を先細り状のテーパー筒部8に形成していると共に、基体部7における給油口部4側の先端部に複数個の取付け脚部9を形成して、取付け脚部9をフィラーネック3の内壁に溶接などすることにより、フィラーネック3に固設されている。
加えて、給油ガンガイド部材6は、図3乃至図5に明確に示すように、テーパー筒部8のフィラーチューブ2側の先端部をガソリン燃料供給用ガンの径に適合する口径Dに予め成形されている。従って、当該テーパー筒部8のフィラーチューブ2側の先端部は、ガソリン燃料供給用ガンガイド部10に形成されていることになる。ガソリン燃料供給用ガンガイド部10には、同径のフランジ状の口金部11が突出形成されている。
さらに、テーパー筒部8の側面壁には、複数条の溝部12が形成されており、溝部12は、テーパー筒部8のフィラーチューブ2側の先端部が構成するガソリン燃料供給用ガンガイド部10と共に口金部11を貫通して形成されており、この結果、テーパー筒部8の側面壁先端部は、口金部11と共に複数個に分割されて構成していることになる。
このように構成するこの発明の実施例1において、給油ガンガイド部材6は、予めガソリン供給用の給油ガンガイド部材として構成されていることになる。
そして、かかるガソリン供給用として予め構成されている給油ガンガイド部材6を軽油燃料用の給油ガンガイド部材6にするには、テーパー筒部8を溝部12を利用して押し広げることにより、ガソリン燃料供給用ガンガイド部の口径Dを口金部11と共に、図7乃至図9に示す大径の口径Dからなる軽油燃料供給用給油ガンガイド部14に成形し直すことになる。
かかる成形し直す方法は、例えば図6に概略的に示すプレス成形機15を用いて行うことになる。すなわち、プレス成形機15は、プレス成形用のポンチ16及びダイ17とを有して構成している。ポンチ16は、給油ガンガイド部材6のガソリン燃料供給用ガンガイド部10の口径Dに適合する外形を有する先端部16aと、先端部16aの上部側に位置して軽油燃料供給用給油ガンガイド部14の口径Dに適合する外形を有するポンチ突起部16bとを、先細り傾斜状の段差部16cを介して連続させて構成されている。
ダイ17は、断面略Y字状の凹陥部17aを有すると共に、凹陥部17aの図中下方部が軽油燃料供給用給油ガンガイド部成形部17bに形成されている。
したがって、図6に示すように、先ずガソリン燃料供給用ガンガイド部10を有して構成している給油ガンガイド部材6をダイ17の凹陥部17a内にセットした後、ポンチ16を下降させて、軽油燃料供給用給油ガンガイド部14を形成することになる。
すなわち、ポンチ16を下降することによって、ポンチ16の段差部16cが、給油ガンガイド部材6の溝部12を利用してテーパー筒部8を押し広げながら、ガソリン燃料供給用ガンガイド部10を変形して、軽油燃料供給用給油ガンガイド部成形ポンチ部16bにより、口径Dを有する軽油燃料供給用給油ガンガイド部14を持った給油ガンガイド部材6を成形し直すことになる(図7乃至図9参照)。ここにおいて、溝部12は、テーパー筒部8が押し広げられた結果、溝幅が幅広になった代わりに溝長が短縮されて構成されていることになる。
このように構成する実施例1においては、給油ガンガイド部材6のテーパー筒部8における側面壁の先端部まで口金部11を含めて複数の溝部12がそれぞれ貫通していることによって、テーパー筒部8の側面壁を複数個に分割されて構成していることから、予めガソリン燃料供給用ガンガイド部10に形成しておいたテーパー筒部8の側面壁を溝部12を利用してプレス成形用のポンチ及びダイなどによってテーパー筒部8を押し広げることによって大径の軽油燃料供給用給油ガンガイド部14に成形し直すことができることになり、かかる軽油燃料供給用給油ガンガイド部14への成形し直しが低プレス力で可能となると共に、給油ガンガイド部材の成形金型をガソリン燃料用及び軽油燃料用として専用化せずして、両者共用化することができ、給油ガンガイド部材用の金型製作費のを低減化を達成することができる。
また、かかる実施例1においては、ガソリン燃料供給用ガンガイド部10及び軽油燃料供給用給油ガンガイド部14には、共にフランジ状の口金部11が突出形成されていることから、テーパー筒部8の強度をフランジ状の口金部11によって強化することができ、給油ガンノズルなどの干渉に対し堅牢化することができる。
次に、図10乃至図13を用いて、この発明に係る実施例2について説明する。
かかる実施例2においては、上記実施例1と同様に、給油ガンガイド部材6は、プレス成形品からなるもので、その基体部7におけるフィラーチューブ2側の先端部を先細り状のテーパー筒部8に形成され、基体部7における給油口部4側の先端部に複数個の取付け脚部9を形成して、取付け脚部9をフィラーネック3の内壁に溶接などすることにより、フィラーネック3に固設して構成している。
加えて、給油ガンガイド部材6は、テーパー筒部8のフィラーチューブ2側の先端部をガソリン燃料供給用ガンの径に適合する口径Dに予め形成されており、従って、当該テーパー筒部8のフィラーチューブ2側の先端部に、ガソリン燃料供給用ガンガイド部10が形成されており、ガソリン燃料供給用ガンガイド部10にフランジ状の口金部11を突出形成して構成している点、やはり、上記実施例1と同様の構成を有している。
このように構成する実施例2においても、図10及び図11に示すように、実施例1と同様に、給油ガンガイド部材6は、予めガソリン供給用の給油ガンガイド部材として構成されていることになる。
かかる実施例2が、上記実施例1の構成と異なる点は、テーパー筒部8の側面壁に形成した溝部12の構成である。
すなわち、実施例2における溝部12は、テーパー筒部8の側面壁に側面視波型状となって外方に突出する外方突出屈曲部18により構成しており、外方突出屈曲部18により構成されていることから、実施例1の溝部12の構成と相違して、テーパー筒部8の側面壁を分断するものではない。
そして、図10及び図11に示す口径Dを有するガソリン燃料供給用ガンガイド部10をもって構成する給油ガンガイド部材6を、口径Dを有する軽油燃料供給用給油ガンガイド部14を持った給油ガンガイド部材6に変更成形するには、上記実施例1で用いた図6に示すプレス成形機15と同様なプレス成形用のポンチ及びダイなどによって、溝部12を利用してテーパー筒部8を押し広げることによって行うことになり。かかる結果、給油ガンガイド部材6は、図12及び図13に示すように、軽油燃料供給用給油ガンガイド部14を持って構成されることになる。
このように構成する実施例2における給油ガンガイド部材6は、テーパー筒部8における側面壁に口金部11を含めて、側面視波型状の外方突出屈曲部18を有する複数の溝部12を有することによって、予めガソリン燃料供給用ガンガイド部10に形成しておいたテーパー筒部8を溝部12を利用してプレス成形用のポンチ及びダイなどによって押し広げることによって大径の軽油燃料供給用給油ガンガイド部14に成形し直すことができることになる。
実施例2における軽油燃料供給用給油ガンガイド部14は、図12及び図13に示すように、外方突出屈曲部18を有する溝部12がなくなるまでテーパー筒部8及び口金部11を押し広げて形成されていることから、ほぼ真円形状を呈していることになる。ただし、軽油燃料供給用給油ガンガイド部14の成形後に、変形した外方突出屈曲部18がテーパー筒部8及び口金部11に残存するようにしてもよい。
かかる結果、給油ガンガイド部材6の成形金型は、ガソリン燃料用及び軽油燃料用として専用化せずして、両者共用化することができ、給油ガンガイド部材6用の金型製作費のを低減化を達成することができる。
また、かかる実施例2における溝部12は、テーパー筒部8の側面壁に側面視波型状となって外方に突出する外方突出屈曲部18により構成していることから、実施例1の溝部12の構成に比較して、テーパー筒部8の側面壁が分断構成されず連続していることになって、ガソリン燃料供給用ガンガイド部10または軽油燃料供給用給油ガンガイド部14における給油ガンノズルなどの干渉に対して堅牢化することができる。
同様に、かかる実施例2においても、ガソリン燃料供給用ガンガイド部10及び軽油燃料供給用給油ガンガイド部14には、共にフランジ状の口金部11が突出形成されていることから、テーパー筒部8の強度をフランジ状の口金部11によって高めることができ、給油ガンノズルなどの干渉に対しより堅牢化することができる。
以上説明したこの発明は、給油ガンガイド部材をガソリン燃料給油用と軽油燃料用とを両者共用の金型を用いることにより成形することで、金型費用の低減を達成することができることから、自動車などの燃料タンクに接続されるフィラーチューブの給油口構造等に好適であるといえる。
1 燃料タンク
2 フィラーチューブ
6 給油ガンガイド部材
8 テーパー筒部
10 ガソリン供給用ガンガイド部材
11 口金部
12 溝部
14 軽油燃料供給用給油ガンガイド部
18 外方突出屈曲部

Claims (4)

  1. 一端側が燃料タンク側に接続されるフィラーチューブの他端側にフィラーネックを設け、該フィラーネックに給油ガンガイド部材を固設して構成するフィラーチューブの給油口構造において、前記給油ガンガイド部材の前記フィラーチューブ側先端部を先細り状のテーパー筒部に形成することによってガソリン燃料供給用ガンガイド部に構成すると共に、前記テーパー筒部の側面壁に複数条の溝部を設けて、該溝部を利用して前記テーパー筒部を押し広げることによって前記ガソリン燃料供給用ガンガイド部より大径の軽油燃料供給用給油ガンガイド部を形成できるように構成したことを特徴とするフィラーチューブの給油口構造。
  2. 前記テーパー筒部の先端部にフランジ状の口金部を突出形成したことを特徴とする請求項1に記載のフィラーチューブの給油口構造。
  3. 前記溝部を前記テーパー筒部の側面壁の先端部まで貫通させることによって、前記側面壁が複数に分割されて構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフィラーチューブの給油口構造。
  4. 前記溝部を、前記テーパー筒部の側面壁に切れ目なく連続して側面視波型状となって外方に突出するように形成された外方突出屈曲部により構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフィラーチューブの給油口構造。
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