JP2015205381A - 手持ち式電動グラインダ - Google Patents

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Abstract

【課題】ギアケースカバーの着脱の容易性と装着状態の安定性を実現した手持ち式電動グラインダを提供する。【解決手段】ハウジングの前側に前方からのネジ17a,17b,17c,17dによって螺着される金属製のギアケース13を備える手持ち式電動グラインダにおいて、ギアケース13にはギアケース13を上方から覆う樹脂製のギアケースカバー41が装着可能であり、ギアケース13には被係止部13b,13bが形成されており、ギアケースカバー41には被係止部13b,13bに係止する係止部43,43が形成されるとともにネジ17a,17bが挿通する孔42b,42bが形成されており、ギアケースカバー41は、係止部13b,13bの被係止部13b,13bへの係止とネジ17a,17bによる螺着とを併用することで、ギアケース13へ装着されるように構成されていることを特徴とする。【選択図】図7

Description

本発明は、手持ち式電動グラインダに関し、特に、駆動源の回転駆動力を先端工具に伝達するための駆動力伝達部を収納するギアケースを備える手持ち式電動グラインダに関する。
一般的に、手持ち式電動グラインダは、駆動源となるモータと、把持部が形成されモータを収納するハウジングと、ハウジングの前側に接続される金属製のギアケースと、ギアケースから下方に突出するスピンドルと、スピンドルの下端部に取り付けられる回転工具とを備えている。ギアケースにはモータの回転軸の回転をスピンドルに伝達するための歯車等からなる駆動伝達部が収納されている。また、回転工具としては、砥石やカッター等が用いられ、回転工具の回転により金属やコンクリート等に対して研削や切断等の加工作業を行うことができる(例えば、下記特許文献1,2参照)。このような手持ち式電動グラインダを長時間運転した場合は、駆動伝達部における歯車同士の噛み合い等により発生する熱や加工作業により加熱された回転工具からの熱の伝達により、ギアケースが高温となり、使用者が触れた場合には不快感を与えていた。この対策として、金属製のギアケースを樹脂製のギアケースカバーで覆うことが考えられる。
下記特許文献3には、ギアケースを覆うギアケースカバー(カバー)をハウジングに形成された風窓(通風口)を利用して着脱可能に装着できるように構成したことで、ギアケースカバーの着脱の容易性と装着状態の安定性を実現した電動工具に関する発明が記載されている。
特開2011−83848号公報 特開2002−66897号公報 特許第4396447号公報
ところが、上述の特許文献3に記載されている具体的構成を手持ち式電動グラインダに採用することは、電動工具の構造上の違いから容易ではなく、そのため、手持ち式電動グラインダに適した新たなギアケースカバー装着形態を発案する必要があった。
本発明は、上述した課題の存在に鑑みてなされたものであって、その目的は、ギアケースカバーの着脱の容易性と装着状態の安定性を実現した手持ち式電動グラインダを提供することである。
本発明に係る手持ち式電動グラインダは、回転軸を有するモータと、把持部が形成され前記モータを収納するハウジングと、前記ハウジングの前側に前方からの複数のネジによって螺着される金属製のギアケースと、前記ギアケースから下方に突出し前記回転軸の軸線と交差する軸線を有するスピンドルと、前記ギアケースに収納され前記回転軸の回転を前記スピンドルに伝達する駆動伝達部と、前記スピンドルの下端部に取り付けられる回転工具と、を備えており、前記ギアケースには前記ギアケースを上方から覆う樹脂製のギアケースカバーが装着可能であり、前記ギアケースには被係止部が形成されており、前記ギアケースカバーには前記被係止部に係止する係止部が形成されるとともに前記ネジが挿通する孔又は溝が形成されており、前記ギアケースカバーは、前記係止部の前記被係止部への係止と前記ネジによる螺着とを併用することで、前記ギアケースへ装着されるように構成されていることを特徴とする。
また、本発明に係る手持ち式電動グラインダは、回転軸を有するモータと、把持部が形成され前記モータを収納するハウジングと、前記ハウジングの前側に連結される金属製のギアケースと、前記ギアケースから下方に突出し前記回転軸の軸線と交差する軸線を有するスピンドルと、前記ギアケースに収納され前記回転軸の回転を前記スピンドルに伝達する駆動伝達部と、前記スピンドルの下端部に取り付けられる回転工具と、を備えており、前記ギアケースには前記ギアケースを上方から覆う樹脂製のギアケースカバーが装着可能であり、前記ギアケースには複数の被係止部が形成されており、前記ギアケースカバーには前記複数の被係止部にそれぞれ係止する複数の係止部が形成されており、前記ギアケースカバーの前記ギアケースへの装着時は、前記複数の係止部の少なくとも1箇所を弾性変形によって非係止状態から係止状態へ移行させて係止するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る手持ち式電動グラインダにおいては、前記被係止部は側面視で離間した3箇所に形成されており、3箇所を結ぶ線は三角形を形成していることとすることができる。
本発明によれば、ギアケースカバーの着脱の容易性と装着状態の安定性を実現した手持ち式電動グラインダを提供することができる。
本発明の第一の実施形態に係る手持ち式電動グラインダを上方から見た図である。 本発明の第一の実施形態に係る手持ち式電動グラインダを右方から見た図である。 本発明の第一の実施形態に係る手持ち式電動グラインダを前方から見た図である。 図3におけるA−A断面の要部を示す図である。 図3におけるB−B断面の要部を示す図である。 図3におけるC−C断面の要部を示す図である。 図2におけるD−D断面を示す図である。 本発明の第一の実施形態に係る手持ち式電動グラインダを右方から見た図の要部であり、ギアケースカバーを非装着で使用する場合を示している。 本発明の第二の実施形態に係る手持ち式電動グラインダを上方から見た図の要部である。 本発明の第二の実施形態に係る手持ち式電動グラインダを右方から見た図の要部である。 本発明の第二の実施形態に係る手持ち式電動グラインダを前方から見た図である。 図11におけるE−E断面の要部を示す図である。 図11におけるF−F断面の要部を示す図である。 本発明の第二の実施形態に係る手持ち式電動グラインダを右方から見た図の要部であり、ギアケースカバーを非装着で使用する場合を示している。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について図を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
まず、図1〜図5を参照して本発明の第一の実施形態に係る手持ち式電動グラインダの基本構造について説明する。
図1は本発明の第一の実施形態に係る手持ち式電動グラインダを上方から見た図である。図2は本発明の第一の実施形態に係る手持ち式電動グラインダを右方から見た図である。図3は本発明の第一の実施形態に係る手持ち式電動グラインダを前方から見た図である。図4は図3におけるA−A断面の要部を示す図である。図5は図3におけるB−B断面の要部を示す図である。また、本明細書では、図中に示すように「前、後、左、右、上、下」を規定して説明する。
図1〜図5に示されるように、本発明の第一の実施形態に係る手持ち式電動グラインダ10は、作業者が把持することができるように略円筒状に形成されたハウジング11と、ハウジング11の前側に配置されるギアケース13と、ギアケース13の下方に配置される回転工具としての円盤状の砥石21とを備えて構成されている。
ハウジング11は、駆動源となるモータ31の主要部を内部に収納するケーシングとしてのモータケース12と、モータケース12の後方に配置され、モータ31に対して電力を供給するための電力コードやスイッチ等の給電機器が収納されたカバー部材としてのテールカバー14とを主要な構成部材として形成されている。ギアケース13は、モータケース12の前側にインナーケース16を介在させて前方から螺入する4つのネジ17a,17b,17c,17dにより連結されており、ギアケース13の内部にはモータ31からの回転駆動力を砥石21に伝達するための複数の傘歯車等からなる駆動力伝達部20が収納されている。
モータケース12は、樹脂又はアルミニウム合金等の金属によって筒状に形成されおりその外周は、使用者によって把持される把持部12aとして形成されている。把持部12aは、使用者が把持し易いように略円筒状に形成されており、その表面には、滑り止めのための凹凸形状が形成されている。
ギアケース13は、アルミニウム合金などの金属製の部材により形成されている。ギアケース13の後方は開口しており、この開口側にインナーケース16が設置されている。ギアケース13は、その下部に螺着された蓋部材13aを有しており、蓋部材13aの下部に砥石21の約半分を上方及び後方から覆う安全カバー22が設置されている。安全カバー22は、砥石21の加工により発生する切粉等の使用者側への飛散防止等を目的として装備されている。
モータケース12の内部には砥石21を駆動するための駆動源となるモータ31の主要部が収納されている。モータ31は、回転軸であるモータ軸32を備えており、モータ軸32の前端部は、ギアケース13の内部に突出している。駆動伝達部20は、モータ軸32の前端部に固定される小傘歯車23と、モータ軸32に対して直交して配置されるスピンドル27と、スピンドル27を回転自在に支持する軸受け25,26と、スピンドル27に固定され小傘歯車23と噛み合う大傘歯車24とを備えている。この駆動伝達部20により、モータ軸32の回転駆動が減速されてスピンドル27へと伝達される。なお、本実施形態においては、モータ軸32に対してスピンドル27を直交して配置したが、傘歯車の諸元等を適宜変更することで直交以外の交差角を採用することも可能である。
スピンドル27の下端部は蓋部材13aから下方に突出しており、ここに回転工具である砥石21が回転工具固定部28により取り付けられている。回転工具固定部28は、スピンドル27の下端部に相対回転不能に挿通されるホルダー28aと、ホルダー28aの下方においてスピンドル27の下端部に形成された雄ネジに螺合するナット28bとを備えており、ナット28bの螺入によりホルダー28aとナット28bとで砥石21を挟持することで、砥石21のスピンドル27への取り付けが実行される。砥石21の取り付け時は、図5等に示されるスピンドルロック機構29を操作して、ナット28bの締め付けによるスピンドル27の連れ回りを防止する。なお、スピンドルロック機構29は従来公知のものなので、詳細な説明は省略する。
インナーケース16の後方には、モータ31を冷却するための冷却風を発生させる冷却ファン19がモータ軸32に固定されている。冷却ファン19がモータ31の運転により回転することで、ハウジング11の後部に形成された開口から外気が取り入れられ、モータ31等を冷却した後、ギアケース13の前面に形成された複数の風窓18等から外部へと排出される。
以上、本発明の第一の実施形態に係る手持ち式電動グラインダ10の基本構造について説明した。次に、図6〜図8を参照図に加えて、本発明の第一の実施形態に係る手持ち式電動グラインダ10の特徴部分について説明する。
ここで、図6は図3におけるC−C断面の要部を示す図である。図7は図2におけるD−D断面を示す図である。図8は本発明の第一の実施形態に係る手持ち式電動グラインダを右方から見た図の要部であり、ギアケースカバーを非装着で使用する場合を示している。
本発明の第一の実施形態に係る手持ち式電動グラインダ10には、ギアケース13を上方から覆う樹脂製のギアケースカバー41が装着されている。なお、本実施形態の手持ち式電動グラインダ10は、図8で示されるギアケースカバー41が非装着の状態でも使用することが可能となっている。ギアケースカバー41は、ギアケース13に装着されており、その形状は、ギアケース13の外郭形状に沿った形状として形成されている。また、ギアケースカバー41には、ギアケース13の風窓18の前側に隣接した箇所に風窓18と連通する開口44が形成されている。
ギアケースカバー41は、ギアケース13を覆った状態で、ギアケースカバー41の上部左右両側に形成された座繰り付きのネジ挿通孔42a,42bにネジ17a,17bを前方から挿通して螺着するとともに、図7にてよく示されるように、ギアケース13の左右両側部に形成された被係止部13b,13bにギアケースカバー41の下部左右両側に形成された断面視略L字形状の係止部43,43を係止することでギアケース13に装着される。ギアケースカバー41を螺着するネジ17a,17bは、図8に示されるように、手持ち式電動グラインダ10をギアケースカバー41が非装着の状態で使用する場合に、ギアケース13をモータケース12に連結するための用いられていた4つのネジ17a,17b,17c,17dの内、上側に位置する2つのネジである。また、被係止部13b,13bは、ギアケース13の側面外郭をなす垂れ壁の下縁である。なお、本実施形態においては、ネジ17a,17bの螺着のためにネジ挿通孔42a,42bを採用したが、ネジ挿通溝として形成することもできる。
このように、本実施形態においては、ギアケースカバー41のギアケース13への装着は、ネジ17a,17bによる螺着と、係止部43,43の被係止部13b、13bへの係止とを併用して実行されるので、容易に装着することができるとともに安定した装着状態を維持することができる。
また、ギアケースカバー41の螺着は、4つのネジ17a,17b,17c,17dの一部である2つのネジ17a,17bを利用して行われるので、ギアケースカバー41を着脱する際に、残り2つのネジ17c,17dは、ギアケース13をハウジング11に螺着した状態を維持している。したがって、ギアケースカバー41の着脱作業で以下に述べる状態が発生しない。すなわち、4つ全てのネジ(ネジ17a,17b,17c,17d)を使用してギアケースカバー41を螺着する構成を採用した場合には、ギアケースカバー41を着脱する際に4つ全てのネジ(ネジ17a,17b,17c,17d)が取り外された状態が発生する。この状態は、ギアケース13およびギアケース13に支持されている部材である小傘歯車23を除く駆動伝達部20等が、ハウジング11から離脱し得る不安定な状態である。本実施形態においては、このような不安定な状態の発生を回避することができるので、ギアケースカバー41の着脱作業において不具合が起こる可能性を排除できる。
また、ギアケースカバー41は、ギアケース13の外郭形状に沿った形状として形成されているので、装置の大型化を抑制することができる。さらに、砥石21による切断作業において、ギアケースカバー41の装着によって切込み最大深さが減少することを抑制することができる。
以上、本発明の第一の実施形態に係る手持ち式電動グラインダについて説明した。次に、図9〜図14を参照して、本発明の第二の実施形態に係る手持ち式電動グラインダについて説明する。なお、本発明の第二の実施形態に係る手持ち式電動グラインダの基本構造は、第一の実施形態に係る手持ち式電動グラインダと同じ構造であるので、以下の説明は、その特徴部分を中心に行う。また、第一の実施形態に係る手持ち式電動グラインダと同じ部材については同じ符号を付し、詳細な説明は省略している。
ここで、図9は本発明の第二の実施形態に係る手持ち式電動グラインダを上方から見た図の要部である。図10は本発明の第二の実施形態に係る手持ち式電動グラインダを右方から見た図の要部である。図11は本発明の第二の実施形態に係る手持ち式電動グラインダを前方から見た図である。図12は図11におけるE−E断面の要部を示す図である。図13は図11におけるF−F断面の要部を示す図である。図14は本発明の第二の実施形態に係る手持ち式電動グラインダを右方から見た図の要部であり、ギアケースカバーを非装着で使用する場合を示している。また、本明細書では、図中に示すように「前、後、左、右、上、下」を規定して説明する。
本発明の第二の実施形態に係る手持ち式電動グラインダ100は、アルミニウム合金などの金属製の部材により形成されたギアケース113を備えている。また、ギアケース113は、その下部に螺着された蓋部材113aを有している。ギアケース113にはギアケース113を上方から覆う樹脂製のギアケースカバー141が装着されている。なお、本実施形態の手持ち式電動グラインダは、図14で示されるギアケースカバー141が非装着の状態でも使用することが可能となっている。ギアケースカバー141の形状は、ギアケース113の外郭形状に沿った形状として形成されており、ギアケース113の風窓118の前側に隣接した箇所には風窓118と連通する開口144が形成されている。また、ギアケースカバー141は、ギアケース113をモータケース12に連結するための4つのネジ17a,17b,17c,17dの内、上側に位置する2つのネジ17a,17bを覆って隠している。
ギアケースカバー141のギアケース113への装着は、ギアケース113に形成された複数の被係止部にギアケースカバー141に形成された複数の係止部をそれぞれ係止することで実行される。以下にその詳細について説明する。
ギアケース113の後端部の上部左右両側には上側凸形状113b,113bが、下部左右両側には下側凸形状113c,113cが形成されている。ギアケースカバー141には、上側凸形状113b,113bと下側凸形状113c,113cにそれぞれ係止する上側係止部143b,143bと下側係止部143c,143cが形成されている。上側係止部143b,143bと下側係止部143c,143cは、図13に示されるように、断面視略L字形状として形成されている。ギアケースカバー141の前端下部には、図12に示されるように、蓋部材113aの前端の鍔部に係止する前側係止部143dが断面視略L字形状として形成されている。上側係止部143b,143b、下側係止部143c,143cおよび前側係止部143dが、被係止部である上側凸形状113b,113b、下側凸形状113c,113cおよび蓋部材113aの前端の鍔部とそれぞれ係止することで、ギアケースカバー141のギアケース113への装着が実行される。また、これらの被係止部は、側面視で離間した3箇所に形成されており、この3箇所を結ぶ線は三角形を形成している。
次に、ギアケースカバー141をギアケース113へ装着する作業について説明する。ギアケースカバー141をギアケース113へ装着する作業は、まず、ギアケース113へ上方からギアケースカバー141を接近させて上側凸形状113b,113bへ上側係止部143b,143bを係止させる。この時、ギアケースカバー141の前部は、ギアケース113から上方へ離間している。すなわち、図12に示す装着状態に対して上側凸形状113b,113bを中心として反時計回りに30度程度回動した状態にある。次に、係止した上側凸形状113b,113bを中心としてギアケースカバー143を時計回りに回動させる。この回動により前側係止部143dが蓋部材113aの前端の鍔部に係止し、同時に、下側係止部143c、143cが、それぞれ弾性変形により下側凸形状113c,113cを回避しながら通過した後、弾性復元力により下側凸形状113c,113cへ係止する。なお、下側係止部143c、143cの弾性変形は、作業者が下側係止部143c、143cを操作して弾性変形させる形態と、ギアケースカバー143の回動に伴い下側係止部143c、143cが下側凸形状113c,113cに隣接して形成された誘導面に摺接することで押圧されて弾性変形する形態があるが、本実施形態では、前者の場合について例示している。
このように、本発明の第二の実施形態に係る手持ち式電動グラインダ100においては、上側係止部143b,143b、下側係止部143c,143cおよび前側係止部143dが、被係止部である上側凸形状113b,113b、下側凸形状113c,113cおよび蓋部材113aの前端の鍔部とそれぞれ係止し、さらに、下側係止部143c、143cは、弾性復元力により係止状態となるので、容易に装着することができるとともに安定した装着状態を維持することができる。
また、本発明の第二の実施形態に係る手持ち式電動グラインダ100においては、被係止部が側面視で離間した3箇所に形成されており、この3箇所を結ぶ線は三角形を形成しているのでより安定した装着状態を実現できる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲に限定さない。上記実施形態には、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
たとえば、上述の本発明の第二の実施形態においては、ギアケースカバー141をギアケース113へ装着するために、上側係止部143b,143b、下側係止部143c,143cおよび前側係止部143dをそれぞれ被係止部へ係止させる構成としたが、例えば、上側係止部143b,143bと下側係止部143c,143cの係止により好適な装着状態が得られる場合は、前側係止部143dの被係止部(蓋部材113aの前端の鍔部)への係止を行わない構成、すなわち、前側係止部143dを形成しない構成とすることもできる。
また、たとえば、上述の第二の実施形態を改良して、ギアケースカバー141の装着状態をさらに安定させることができる。すなわち、上述の第二の実施形態においては、下側係止部143c、143cが、それぞれ弾性変形により下側凸形状113c,113cを回避しながら通過した後、弾性復元力により下側凸形状113c,113cへ係止するように構成したので、ギアケースカバー141を取り外す際も、下側係止部143c、143cを弾性変形させて下側凸形状113c,113cへの係止状態を解除することが必要となる。そこで、下側係止部143c、143cの弾性変形を安全カバー22の上面が当接して規制するように構成することで、使用中にギアケースカバー141が被加工材等に接触した場合でも容易に係止状態が解除しないようにするができる。このように構成することで、ギアケースカバー141の脱落を効果的に防止することができる。なお、この構成を採用する場合は、ギアケースカバー141をギアケース113へ装着する時には、安全カバー22を予め取り外しておくことが必要となる。
10 手持ち式電動グラインダ、11 ハウジング、12 モータケース、12a 把持部、13 ギアケース、13a 蓋部材、13b 被係止部、14 テールカバー、16 インナーケース、16a インナーケース側周状凹凸部、17 前部ベアリング、17a〜17d ネジ、18 風窓、19 冷却ファン、20 駆動伝達部、21 砥石、22 安全カバー、23 小傘歯車、24 大傘歯車、25 軸受け、26 軸受け、27 スピンドル、28 回転工具固定部、28a ホルダー、28b 固定ナット、29 スピンドルロック機構、31 モータ、32 モータ軸、41 ギアケースカバー、42a ネジ挿通孔、42b ネジ挿通孔、43 係止部、44 開口、100 手持ち式電動グラインダ、113 ギアケース、113a 蓋部材、113b 上側凸形状、113c 下側凸形状、118 風窓、141 ギアケースカバー、143b 上側係止部、143c 下側係止部、143d 前側係止部、144 開口

Claims (3)

  1. 回転軸を有するモータと、把持部が形成され前記モータを収納するハウジングと、前記ハウジングの前側に前方からの複数のネジによって螺着される金属製のギアケースと、 前記ギアケースから下方に突出し前記回転軸の軸線と交差する軸線を有するスピンドルと、前記ギアケースに収納され前記回転軸の回転を前記スピンドルに伝達する駆動伝達部と、前記スピンドルの下端部に取り付けられる回転工具と、を備える手持ち式電動グラインダにおいて、
    前記ギアケースには前記ギアケースを上方から覆う樹脂製のギアケースカバーが装着可能であり、
    前記ギアケースには被係止部が形成されており、
    前記ギアケースカバーには前記被係止部に係止する係止部が形成されるとともに前記ネジが挿通する孔又は溝が形成されており、
    前記ギアケースカバーは、前記係止部の前記被係止部への係止と前記ネジによる螺着とを併用することで、前記ギアケースへ装着されるように構成されていることを特徴とする手持ち式電動グラインダ。
  2. 回転軸を有するモータと、把持部が形成され前記モータを収納するハウジングと、前記ハウジングの前側に連結される金属製のギアケースと、前記ギアケースから下方に突出し前記回転軸の軸線と交差する軸線を有するスピンドルと、前記ギアケースに収納され前記回転軸の回転を前記スピンドルに伝達する駆動伝達部と、前記スピンドルの下端部に取り付けられる回転工具と、を備える手持ち式電動グラインダにおいて、
    前記ギアケースには前記ギアケースを上方から覆う樹脂製のギアケースカバーが装着可能であり、
    前記ギアケースには複数の被係止部が形成されており、
    前記ギアケースカバーには前記複数の被係止部にそれぞれ係止する複数の係止部が形成されており、
    前記ギアケースカバーの前記ギアケースへの装着時は、前記複数の係止部の少なくとも1箇所を弾性変形によって非係止状態から係止状態へ移行させて係止するように構成されていることを特徴とする手持ち式電動グラインダ。
  3. 前記被係止部は側面視で離間した3箇所に形成されており、3箇所を結ぶ線は三角形を形成していることを特徴とする請求項2に記載の手持ち式電動グラインダ。
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