JP2015205312A - コンタクトチップ取付装置 - Google Patents

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弘太郎 中嶋
Kotaro Nakajima
弘太郎 中嶋
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Abstract

【課題】溶接トーチに対するコンタクトチップの取付作業を繰り返し行っても溶接トーチを故障させないコンタクトチップ取付装置を提供する。
【解決手段】コンタクトチップ11をコイルバネ72の付勢力に抗して嵌合空間7aに挿入して嵌合させた状態で保持具7で圧接保持し、且つ、トーチ固定手段13で溶接トーチ10を固定した状態で保持具7を回転させる。すると、螺合凹部10cに対する螺合突起11cの螺合開始によって保持具7におけるコンタクトチップ11の圧接保持状態が解除されるとともに、コンタクトチップ11を回転させながらコイルバネ72の付勢力で上昇させて溶接トーチ10に取り付ける。
【選択図】図7

Description

本発明は、アーク溶接用の溶接トーチ先端にコンタクトチップを取り付けるコンタクトチップ取付装置に関する。
従来より、例えば、特許文献1には、アーク溶接用の溶接トーチ先端に螺合連結されたコンタクトチップを効率良く交換するために、上記コンタクトチップを自動で交換する交換装置が開示されている。
該交換装置は、上記コンタクトチップを先端側が下方に向く姿勢で保持可能な保持具を備え、該保持具は、当該保持具で保持するコンタクトチップの中心軸回りに回転するようになっている。そして、上記保持具の上方に上記溶接トーチをその先端が下方に向く姿勢でセットするとともに上記保持具を回転させながら上記溶接トーチを次第に下降させることにより、上記コンタクトチップの螺合突起を上記溶接トーチ先端の螺合凹部に螺合させて上記コンタクトチップを上記溶接トーチに取り付けるようになっている。
特開平11−347731号公報
しかし、特許文献1の交換装置では、保持具上方に設けられた円筒状のガイド部に溶接トーチを上方から挿通させることにより、上記溶接トーチの中心軸を上記保持具に保持されたコンタクトチップの中心軸に一致させる構成となっていて、上記ガイド部と上記溶接トーチとの間に形成される隙間によって上記溶接トーチの中心軸と上記コンタクトチップの中心軸とが完全には一致せずにばらつき易く、溶接トーチの中心軸とコンタクトチップの中心軸とがずれた状態で取付作業を繰り返すことで溶接トーチ先端の螺合凹部に不要な負荷がかかり、当該螺合凹部の螺子山が潰れてしまうおそれがある。
本発明は、懸かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、溶接トーチに対するコンタクトチップの取付作業を繰り返し行っても溶接トーチを故障させないコンタクトチップ取付装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、コンタクトチップの取付作業の際、溶接トーチを装置固定側の決められた位置に固定するようにしたことを特徴とする。
具体的には、コンタクトチップの螺合突起を溶接トーチ先端の螺合凹部に螺合させることにより上記コンタクトチップを上記溶接トーチに取り付けるコンタクトチップ取付装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明では、上端に開口する嵌合空間を有し、該嵌合空間に上記コンタクトチップを先端側から挿入して嵌合させるとともに上記コンタクトチップの外周面を上記嵌合空間内周面に圧接させることで保持する保持手段と、上記嵌合空間内方に上下方向に伸縮可能に収容されたバネ部材と、上記保持手段の上方に設けられ、上記螺合凹部の開口周縁に上記保持手段に保持されたコンタクトチップの螺合突起を接触させた状態で上記溶接トーチを固定してその中心軸を上記コンタクトチップの中心軸に一致させるトーチ固定手段と、上記保持手段に保持された上記コンタクトチップの中心軸周りに上記保持手段を回転させる回転手段とを備え、上記コンタクトチップを上記バネ部材の付勢力に抗して上記嵌合空間に挿入して嵌合させた状態で上記保持手段で圧接保持し、且つ、上記トーチ固定手段で上記溶接トーチを固定した状態で上記回転手段で上記保持手段を回転させることにより、上記螺合凹部に対する上記螺合突起の螺合開始によって上記保持手段における上記コンタクトチップの圧接保持状態が解除されるとともに、回転状態の上記コンタクトチップを上記バネ部材の付勢力で上昇させて上記溶接トーチに取り付けるよう構成されていることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、上記トーチ固定手段は、水平方向に伸縮するピストンロッドを有する流体圧シリンダと、上記ピストンロッドの伸縮方向と交差する水平方向に離間して配置された第1及び第2ブロック片からなるブロック対と、一端が上記ピストンロッド先端に固定される一方、他端側が上記第1ブロック片に対応するリンク部材とを備え、該リンク部材の他端側には、上記流体圧シリンダから遠ざかるにつれて上記第2ブロック片から離れるよう傾斜して延びるガイド孔が形成され、上記第1ブロック片には、上記ガイド孔にその延出方向に移動可能に嵌入するピンが突設され、上記第1及び第2ブロック片の間に上記溶接トーチをセットした状態で上記ピストンロッドを伸ばすと、上記ピンが上記ガイド孔に案内されることにより第1ブロック片が第2ブロック片に接近して当該第2ブロック片とで上記溶接トーチを挟持して固定する一方、上記第1及び第2ブロック片で上記溶接トーチが固定された状態で上記ピストンロッドを縮めると、上記ピンが上記ガイド孔に案内されて第1ブロック片が第2ブロック片から離間して上記溶接トーチを開放するよう構成されていることを特徴とする。
第3の発明では、第2の発明において、上記ブロック対は、上記ピストンロッドの伸縮方向と交差する水平方向に平面視で対称となるよう一対並設され、上記ガイド孔は、上記各ブロック対の第1ブロック片に対応するようにそれぞれ設けられ、上記ピンは、上記各ガイド孔にその延出方向に移動可能に嵌入するようにそれぞれ設けられ、上記一方のブロック対の第1ブロック片と上記他方のブロック対の第2ブロック片は、第1連結部材で連結される一方、上記一方のブロック対の第2ブロック片と上記他方のブロック対の第1ブロック片は、第2連結部材で連結されていることを特徴とする。
第4の発明では、第2又は第3の発明において、上記各ブロック対における第1及び第2ブロック片の対向面には、上下方向に延び、且つ、上下方向両端部が開放する凹陥部が形成され、該凹陥部は、上記第1及び第2ブロック片で上記溶接トーチを挟持する際、上記溶接トーチに外嵌合することを特徴とする。
第1の発明では、コンタクトチップの取付作業を繰り返し行っても、トーチ固定手段によって固定された溶接トーチの中心軸が毎回同じ位置になって保持手段に保持されたコンタクトチップの中心軸に一致する。したがって、コンタクトチップの取付作業の際に溶接トーチの螺合凹部にコンタクトチップの螺合突起をねじ込んでも溶接トーチの螺合凹部に不要な負荷がかかることはなく、溶接トーチが故障しない。
第2の発明では、第1及び第2ブロック片の接近・離間動作を行うための広い領域を必要とする第1及び第2ブロック片の並設方向において両ブロック片と流体圧シリンダとが横並びにならないレイアウトになるので、第1及び第2ブロック片の並設方向にコンパクトな装置にすることができる。
第3の発明では、ピストンロッドが伸びて各ブロック対の第1ブロック片が第2ブロック片に接近すると、第1及び第2連結部材によって各ブロック対における第1ブロック片にそれぞれ連結された異なるブロック対の第2ブロック片が当該第2ブロック片と同じブロック対の第1ブロック片に接近する。一方、ピストンロッドが縮んで各ブロック対の第1ブロック片が第2ブロック片から離間すると、第1及び第2連結部材によって各ブロック対における第1ブロック片にそれぞれ連結された異なるブロック対の第2ブロック片が当該第2ブロック片と同じブロック対の第1ブロック片から離間する。このように、各ブロック対における第1及び第2ブロック片の接近・離間動作を1つの駆動源で行うので、各ブロック対を駆動させるのに、それぞれに駆動源を用意する必要がなく、設備がシンプルであるとともに、低コストで、且つ、コンパクトな装置にできる。
第4の発明では、溶接トーチを第1及び第2ブロック片で固定した際、溶接トーチが第1及び第2ブロック片の並設方向だけでなく、第1及び第2ブロック片の並設方向と交差する水平方向にも位置がずれなくなる。したがって、第1及び第2ブロック片で溶接トーチの接近・離間動作を繰り返し行っても、保持手段に保持されたコンタクトチップの中心軸に対して溶接トーチの中心軸を確実に一致させることができる。
本発明の実施形態に係るコンタクトチップ取付装置の斜視図である。 図1のA−A線における断面図である。 (a)は、図2のB−B線における断面図を、(b)は、(a)のC矢視図である。 図2のD−D線における断面図である。 コンタクトチップを溶接トーチに取り付ける直前の図2相当図である。 (a)は、図5のE−E線における断面図であり、(b)は、(a)のF矢視図である。 図5の状態の後、溶接トーチにコンタクトチップを取り付けた直後の状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
図1は、本発明の実施形態に係るコンタクトチップ取付装置1を示す。このコンタクトチップ取付装置1は、鋼板等をアーク溶接にて溶接する際に使用する溶接トーチ10において、該溶接トーチ10先端にコンタクトチップ11(図2参照)を取り付けるためのものである。
上記溶接トーチ10は、図5乃至図7に示すように、円柱状のトーチ本体10aを備え、該トーチ本体10aの先端側には、円筒状のトーチノズル10bが装着されている。
上記トーチ本体10aには、第1ガイド孔10dが上記トーチ本体10aの中心軸上に形成され、上記第1ガイド孔10dには、溶接ワイヤ(図示せず)が挿通可能となっている。
上記トーチ本体10aの先端面中央には、内側面に雌ネジが螺刻された螺合凹部10cが凹陥形成されている。
上記コンタクトチップ11は、銅材から形成された細長い棒状をなしている。上記コンタクトチップ11には、第2ガイド孔11aが上記コンタクトチップ11の中心軸上に形成され、上記第2ガイド孔11aには、溶接ワイヤ(図示せず)が挿通可能となっている。
上記コンタクトチップ11外周面の中途部から先端部に亘る部分は、上記コンタクトチップ11の先端に行くにしたがって緩やかに縮径するテーパ状をなし、上記コンタクトチップ11外周面の基端寄りには、2つの平坦面(図示せず)が中心軸を挟んで平行に形成されている。
上記コンタクトチップ11の基端には、外周面に雄ネジが螺刻された螺合突起11cが突設され、該螺合突起11cを上記螺合凹部10cに螺合することにより上記溶接トーチ10にコンタクトチップ11が取り付けられて上記第1ガイド孔10dに上記第2ガイド孔11aが一致するとともに、上記トーチノズル10b内方に上記コンタクトチップ11が位置するようになっている。
上記コンタクトチップ取付装置1は、図1及び図2に示すように、略ボックス形状の本体ケース2を備えている。
該本体ケース2は、厚みのある扁平な矩形板状をなすギアケース21と、該ギアケース21の対向する一組の各辺の位置から上方に向かって突出する一対の矩形板状のサイドプレート22と、該サイドプレート22の突出端同士を互いに連結する矩形板状のカバープレート23とを備え、上記ギアケース21、サイドプレート22及びカバープレート23によって空間Sが形成されるとともに、該空間Sには上記サイドプレート22の突出方向と略直交するように開放口2aが形成されている。
上記カバープレート23には、上下に貫通する4つのガイド孔23aが平面視で上記カバープレート23の外周形状に対応する正方形状に並設され、各ガイド孔23aは、下方に行くにつれて次第に縮径するテーパ状をなしている。
また、上記空間Sの反開放口2a側は、略矩形状をなすバックプレート24で閉塞され、該バックプレート24の中央には、水平方向に貫通する貫通孔24aが形成されている。
上記ギアケース21上壁の上記各ガイド孔23aに対応する位置には、それぞれ上側軸支用孔21aが貫通形成され、上記ギアケース21下壁の上記各上側軸支用孔21aに対応する位置には、それぞれ下側軸支用孔21bが貫通形成されている。
また、上記ギアケース21の下壁中央には、挿通孔21cが貫通形成されている。
上記ギアケース21の中央下面には、トルクリミッター付きの駆動モータ3が取り付けられ、該駆動モータ3は、図4に示すように、回転軸3aが上下方向に延びる姿勢となっている。
上記駆動モータ3の回転軸3aは、上記挿通孔21cを介して上記ギアケース21内部に臨んでいて、その先端側には、入力平歯車4が回転一体に固定されている。
上記ギアケース21において互いに対応する上側軸支用孔21a及び下側軸支用孔21bの間には、それぞれ上記入力平歯車4に噛み合う出力平歯車5(回転手段)が設けられ、該出力平歯車5の中央には、上下方向に貫通する取付孔5aが形成されている。
上記出力平歯車5の断面は、図2に示すように、内側部分の方が外側部分よりも厚みのある略T字状をなし、その内側部分は、上記上側軸支用孔21a及び下側軸支用孔21bからそれぞれギアケース21の外側に臨むとともに、ベアリングB1を介して上記ギアケース21に回転可能に軸支されている。
上記各出力平歯車5の下面には、上方に開口する凹部6aを有するキャップ部材6が取り付けられ、上記凹部6aは、上記取付孔5aに対応する位置となっている。
上記出力平歯車5の取付孔5aには、上下に延びる略筒状の保持具7(保持手段)が回転一体に取り付けられ、該保持具7の下部は、上記キャップ部材6の凹部6aに入り込んでいる。
上記保持具7の内部には、当該保持具7の上下方向全域に亘って延びる嵌合空間7aが形成されている。
該嵌合空間7aの上側部分及び下側部分は開口していて、上記上側開口部分から上記嵌合空間7aに上記コンタクトチップ11をその先端側から挿入可能となっている。
上記嵌合空間7aの上端開口部分は、平面視で略楕円状をなし、上記保持具7の中心軸を挟んで径方向外側に対称に拡がっている。
上記嵌合空間7aの上端開口部分内周面には、中心軸を挟んで平坦な嵌合面7bが並設され、上記コンタクトチップ11は上記嵌合空間7aに挿入された際、上記各嵌合面7bが上記コンタクトチップ11基端側に形成された一対の平坦面にそれぞれ対面することで上記嵌合空間7aに嵌合した状態になる。
上記嵌合空間7aには、細長いスライド棒71が上下方向にスライド可能に内挿され、該スライド棒71の下端には、径方向外側に広がるフランジ部71aが設けられている。
上記嵌合空間7aの下側の領域には、コイルバネ72(バネ部材)が上下方向に伸縮可能に収容されている。
該コイルバネ72は、一端が上記凹部6a底面に当接するとともに他端が上記フランジ部71aに当接しており、上記スライド棒71を上方付勢している。
そして、上記保持具7は、図5に示すように、上記コンタクトチップ11を上記コイルバネ72の付勢力に抗して上記嵌合空間7aに挿入して嵌合させるとともにコンタクトチップ11の外周面を上記嵌合空間7a内周面に圧接させることで保持するようになっている。
また、上記駆動モータ3の回転駆動により上記入力平歯車4が回転すると、図4に示すように、当該入力平歯車4に噛み合う各出力平歯車5が回転することにより、上記各保持具7に保持されるコンタクトチップ11の中心軸周りに各保持具7が回転するようになっている。
上記バックプレート24の反空間S側には、略ブロック形状の流体圧シリンダ8が取り付けられ、該流体圧シリンダ8のピストンロッド8aは、上記貫通孔24aを介して上記空間Sに向かって水平方向に伸縮するようになっている。
上記空間S(上記保持具7の上方)には、図3に示すように、上記ピストンロッド8aの伸縮方向と交差する水平方向に離間して配置された略直方体形状の第1及び第2ブロック片9a,9bからなるブロック対9が設けられ、該ブロック対9は、図3(a)に示すように、上記ピストンロッド8aの伸縮方向と交差する水平方向に平面視で第1ブロック片9aが内側となる位置で対称となるよう一対並設されている。
上記各ブロック対9における第1ブロック片9aの第2ブロック片9b側には、上下方向に延び、且つ、上下方向両端部が開放する第1凹陥部91がピストンロッド8aの伸縮方向に離間して一対設けられている。
上記各ブロック対9の第1凹陥部91は、図3(a)に示すように、同じブロック対9の反第2ブロック片9b側に行くにつれて次第に接近するように延びる一対の第1傾斜面91aと、該両第1傾斜面91aの延出端を繋ぐ第1連続面91bとで上下方向に延びる略溝形状をなしている。
また、上記第1ブロック片9aにおける上記第1凹陥部91の反対側の上面及び下面には、それぞれピン92が突設されている。
上記第2ブロック片9bの上記各第1凹陥部91に対向する位置には、上下方向に延び、且つ、上下方向両端部が開放する第2凹陥部93が設けられている。
上記各ブロック対9の第2凹陥部93は、同じブロック対9の反第1ブロック片9a側に行くにつれて次第に接近するように延びる一対の第2傾斜面93aと、該両第2傾斜面93aの延出端を繋ぐ第2連続面93bとで上下方向に延びる略溝形状をなしている。
上記各第2ブロック片9bの上部及び下部におけるピストンロッド8aの伸縮方向両端寄りの位置には、図2に示すように、それぞれスライド孔90が上記ピストンロッド8aの伸縮方向と交差する水平方向に貫通形成されている。
上記各サイドプレート22の対向面には、上記各第2ブロック片9bの各スライド孔90に対応するスライドピン22aが突設され、上記各スライド孔90に上記各スライドピン22aがスライド可能に嵌挿することで各ブロック対9の上記第2ブロック片9bが第1ブロック片9aに対して接近・離間移動するようになっている。
上記両ブロック対9の流体圧シリンダ8側と反流体圧シリンダ8側とには、それぞれ第1連結プレート94(第1連結部材)が設けられ、該各第1連結プレート94は、一方のブロック対9の第1ブロック片9aと他方のブロック対9の第2ブロック片9bとを連結していて、その形状は、上記他方のブロック対9における第2ブロック片9b側が上下方向に張り出す正面視で略T字状をなしている。
また、上記両ブロック対9の流体圧シリンダ8側と反流体圧シリンダ8側とには、それぞれ第2連結プレート95(第2連結部材)が設けられ、該各第2連結プレート95は、他方のブロック対9の第1ブロック片9aと一方のブロック対9の第2ブロック片9bとを連結していて、その形状は、上記第1連結プレート94における一方のブロック対9側を境にして上下方向に分かれる二股部分を有する正面視で略U字状をなしている。
上記空間Sには、図2に示すように、上記ピストンロッド8aの伸縮方向に沿って延びる帯板状をなす一対のリンク部材12が上記両ブロック対9を境に上下方向に離間して配置されている。
上記両リンク部材12における流体圧シリンダ8側の端縁は、垂直プレート12aで連結され、該垂直プレート12aの中央(リンク部材12の一端)が上記ピストンロッド8aの先端に固定されている。
上記リンク部材12の他端側における各側縁部には、図3及び図6に示すように、外側方に張り出す張出部12bが上記各ピン92に対応するように設けられている。
上記リンク部材12の一方の側縁部に設けられた各張出部12bには、上記流体圧シリンダ8から遠ざかるにつれて上記一方のブロック対9の第2ブロック片9bから離れるよう傾斜して延びる第1ガイド孔12cが形成され、該各第1ガイド孔12cには、対応するピン92が上記第1ガイド孔12cの延出方向に移動可能に嵌入している。
一方、上記リンク部材12の他方の側縁部に設けられた各張出部12bには、上記流体圧シリンダ8から遠ざかるにつれて上記他方のブロック対9の第2ブロック片9bから離れるよう傾斜して延びる第2ガイド孔12dが形成され、該各第2ガイド孔12dには、対応するピン92が上記第2ガイド孔12dの延出方向に移動可能に嵌入している。
すなわち、上記第1及び第2ガイド孔12c,12dは、上記各ブロック対9の第1ブロック片9aにそれぞれ対応するように形成され、対応する各ピン92が上記第1及び第2ガイド孔12c,12dにその延出方向に移動可能に嵌入している。
そして、上記流体圧シリンダ8、上記ブロック対9及び上記リンク部材12は本発明のトーチ固定手段13を構成しており、上記第1及び第2ブロック片9a,9bにおいて互いに対応する第1及び第2凹陥部91,93の間に上記溶接トーチ10をセットした状態で上記ピストンロッド8aを伸ばすと、図3乃至図6に示すように、上記各ピン92が上記各第1及び第2ガイド孔12c,12dに案内されることにより、各ブロック対9の第1ブロック片9aが第2ブロック片9bに接近するとともに、第1及び第2連結プレート94,95によって上記第1ブロック片9aの第2ブロック片9bへの接近動作に連動して各ブロック対9の第2ブロック片9bが第1ブロック片9aに接近するようになっている。そして、各ブロック対9の第1及び第2ブロック片9a,9bが接近して各第1及び第2凹陥部91,93が上記溶接トーチ10に外嵌合することで上記溶接トーチ10を挟持して固定し、当該溶接トーチ10の中心軸を保持具7に保持されたコンタクトチップ11の中心軸に一致させるようになっている。
尚、上記第1及び第2凹陥部91,93を溶接トーチ10に外嵌合させた際、上記両第1傾斜面91a及び第1連続面91bが上記溶接トーチ10の一方の半周部分における周方向の3点に接触する一方、上記両第2傾斜面93a及び第2連続面93bが上記溶接トーチ10の他方の半周部分における周方向の3点に接触するようになっている。
また、上記螺合凹部10cの開口周縁に上記保持具7に圧接保持されたコンタクトチップ11の螺合突起11cを接触させた状態で上記トーチ固定手段13により溶接トーチ10を固定し、且つ、上記出力平歯車5により保持具7を回転させることにより、螺合凹部10cに対する螺合突起11cの螺合開始によって保持具7におけるコンタクトチップ11の圧接保持状態が解除されるとともに、回転状態の上記コンタクトチップ11を上記コイルバネ72の付勢力で上昇させて螺合突起11cを螺合凹部10cに螺合させることによりコンタクトチップ11を溶接トーチ10に取り付けるようになっている。
一方、上記第1及び第2ブロック片9a,9bで溶接トーチ10が固定された状態で上記ピストンロッド8aを縮めると、上記各ピン92が上記各第1及び第2ガイド孔12c,12dに案内されることにより、各ブロック対9において第1及び第2ブロック片9a,9bが互いに離間して上記溶接トーチ10を開放するようになっている。
次に、上記コンタクトチップ取付装置1を用いたコンタクトチップ11の取付作業について説明する。
まず始めに、図5に示すように、保持具7の嵌合空間7aにコンタクトチップ11をコイルバネ72の付勢力に抗して先端側から挿入して嵌合させ、コンタクトチップ11の外周面を上記嵌合空間7a内周面に圧接させて保持具7にコンタクトチップ11を圧接保持させる。
次いで、コンタクトチップ11が取り外された状態の溶接トーチ10を図示しない産業用ロボットで移動させ、各ブロック対9の第1及び第2ブロック片9a,9bにおける対向する第1及び第2凹陥部91,93の間に螺合凹部10cが下方に向く姿勢でセットする。このとき、螺合凹部10cの開口周縁に保持具7に保持されたコンタクトチップ11の螺合突起11cを接触させる。
しかる後、上記流体圧シリンダ8のピストンロッド8aを伸ばす。すると、図5及び図6に示すように、上記各第1ブロック片9aのピン92がリンク部材12の各第1及び第2ガイド孔12c,12dに案内され、各ブロック対9の第1及び第2ブロック片9a,9bが互いに接近して上記溶接トーチ10を固定する。
その後、上記駆動モータ3の回転駆動により上記出力平歯車5を回転させて上記保持具7を回転させると、上記螺合凹部10cに対する螺合突起11cの螺合開始によってコンタクトチップ11が持ち上げられ、保持具7におけるコンタクトチップ11の圧接保持状態が解除される。
さらに、駆動モータ3の回転駆動により上記出力平歯車5を回転させると、上記コンタクトチップ11が上記保持具7により回転しながら上記コイルバネ72の付勢力により上昇して上記溶接トーチに取り付く。
その後、上記流体圧シリンダ8のピストンロッド8aを縮める。すると、上記各第1ブロック片9aのピン92がリンク部材12の各第1及び第2ガイド孔12c,12dに案内され、各ブロック対9の第1及び第2ブロック片9a,9bが互いに離間して上記溶接トーチ10が開放される。
そして、図示しない産業用ロボットが溶接トーチ10を次工程へと移動させることにより、コンタクトチップ取付装置1を用いたコンタクトチップ11の取付作業が終了する。
以上より、本発明の実施形態によると、コンタクトチップ11の取付作業を繰り返し行っても、トーチ固定手段13によって固定された溶接トーチ10の中心軸が毎回同じ位置になって保持具7に保持されたコンタクトチップ11の中心軸に一致する。したがって、コンタクトチップ11の取付作業の際に溶接トーチ10の螺合凹部10cにコンタクトチップ11の螺合突起11cをねじ込んでも溶接トーチ10の螺合凹部10cに不要な負荷がかかることはなく、溶接トーチ10が故障しない。
また、第1及び第2ブロック片9a,9bの接近・離間動作を行うための広い領域を必要とする第1及び第2ブロック片9a,9bの並設方向において両ブロック片9a,9bと流体圧シリンダ8とが横並びにならないレイアウトになるので、第1及び第2ブロック片9a,9bの並設方向にコンパクトなコンタクトチップ取付装置1にすることができる。
さらに、ピストンロッド8aが伸びて各ブロック対9の第1ブロック片9aが第2ブロック片9bに接近すると、第1及び第2連結プレート94,95によって各ブロック対9における第1ブロック片9aにそれぞれ連結された異なるブロック対9の第2ブロック片9bが当該第2ブロック片9bと同じブロック対9の第1ブロック片9aに接近する。一方、ピストンロッド8aが縮んで各ブロック対9の第1ブロック片9aが第2ブロック片9bから離間すると、第1及び第2連結プレート94,95によって各ブロック対9における第1ブロック片9aにそれぞれ連結された異なるブロック対9の第2ブロック片9bが当該第2ブロック片9bと同じブロック対9の第1ブロック片9aから離間する。このように、各ブロック対9における第1及び第2ブロック片9a,9bの接近・離間動作を1つの駆動源で行うので、各ブロック対9を駆動させるのに、それぞれに駆動源を用意する必要がなく、設備がシンプルであるとともに、低コストで、且つ、コンパクトなコンタクトチップ取付装置1にできる。
それに加えて、溶接トーチ10を第1及び第2ブロック片9a,9bで固定した際、溶接トーチ10が第1及び第2ブロック片9a,9bの並設方向だけでなく、第1及び第2ブロック片9a,9bの並設方向と交差する水平方向にも位置がずれなくなる。したがって、第1及び第2ブロック片9a,9bで溶接トーチ10の接近・離間動作を繰り返し行っても、保持具7に保持されたコンタクトチップ11の中心軸に対して溶接トーチ10の中心軸を確実に一致させることができる。
本発明は、アーク溶接用の溶接トーチ先端にコンタクトチップを取り付けるコンタクトチップ取付装置に適している。
1 コンタクトチップ取付装置
5 出力平歯車(回転手段)
7 保持具(保持手段)
7a 嵌合空間
8 流体圧シリンダ
8a ピストンロッド
9 ブロック対
9a 第1ブロック片
9b 第2ブロック片
10 溶接トーチ
10c 螺合凹部
11 コンタクトチップ
11c 螺合突起
12 リンク部材
12c 第1ガイド孔
12d 第2ガイド孔
13 トーチ固定手段
72 コイルバネ(バネ部材)
91 第1凹陥部
92 ピン
93 第2凹陥部
94 第1連結プレート(第1連結部材)
95 第2連結プレート(第2連結部材)

Claims (4)

  1. コンタクトチップの螺合突起を溶接トーチ先端の螺合凹部に螺合させることにより上記コンタクトチップを上記溶接トーチに取り付けるコンタクトチップ取付装置であって、
    上端に開口する嵌合空間を有し、該嵌合空間に上記コンタクトチップを先端側から挿入して嵌合させるとともに上記コンタクトチップの外周面を上記嵌合空間内周面に圧接させることで保持する保持手段と、
    上記嵌合空間内方に上下方向に伸縮可能に収容されたバネ部材と、
    上記保持手段の上方に設けられ、上記螺合凹部の開口周縁に上記保持手段に保持されたコンタクトチップの螺合突起を接触させた状態で上記溶接トーチを固定してその中心軸を上記コンタクトチップの中心軸に一致させるトーチ固定手段と、
    上記保持手段に保持された上記コンタクトチップの中心軸周りに上記保持手段を回転させる回転手段とを備え、
    上記コンタクトチップを上記バネ部材の付勢力に抗して上記嵌合空間に挿入して嵌合させた状態で上記保持手段で圧接保持し、且つ、上記トーチ固定手段で上記溶接トーチを固定した状態で上記回転手段で上記保持手段を回転させることにより、上記螺合凹部に対する上記螺合突起の螺合開始によって上記保持手段における上記コンタクトチップの圧接保持状態が解除されるとともに、回転状態の上記コンタクトチップを上記バネ部材の付勢力で上昇させて上記溶接トーチに取り付けるよう構成されていることを特徴とするコンタクトチップ取付装置。
  2. 請求項1に記載のコンタクトチップ取付装置において、
    上記トーチ固定手段は、水平方向に伸縮するピストンロッドを有する流体圧シリンダと、
    上記ピストンロッドの伸縮方向と交差する水平方向に離間して配置された第1及び第2ブロック片からなるブロック対と、
    一端が上記ピストンロッド先端に固定される一方、他端側が上記第1ブロック片に対応するリンク部材とを備え、
    該リンク部材の他端側には、上記流体圧シリンダから遠ざかるにつれて上記第2ブロック片から離れるよう傾斜して延びるガイド孔が形成され、
    上記第1ブロック片には、上記ガイド孔にその延出方向に移動可能に嵌入するピンが突設され、
    上記第1及び第2ブロック片の間に上記溶接トーチをセットした状態で上記ピストンロッドを伸ばすと、上記ピンが上記ガイド孔に案内されることにより第1ブロック片が第2ブロック片に接近して当該第2ブロック片とで上記溶接トーチを挟持して固定する一方、上記第1及び第2ブロック片で上記溶接トーチが固定された状態で上記ピストンロッドを縮めると、上記ピンが上記ガイド孔に案内されて第1ブロック片が第2ブロック片から離間して上記溶接トーチを開放するよう構成されていることを特徴とするコンタクトチップ取付装置。
  3. 請求項2に記載のコンタクトチップ取付装置において、
    上記ブロック対は、上記ピストンロッドの伸縮方向と交差する水平方向に平面視で対称となるよう一対並設され、
    上記ガイド孔は、上記各ブロック対の第1ブロック片に対応するようにそれぞれ設けられ、
    上記ピンは、上記各ガイド孔にその延出方向に移動可能に嵌入するようにそれぞれ設けられ、
    上記一方のブロック対の第1ブロック片と上記他方のブロック対の第2ブロック片は、第1連結部材で連結される一方、上記一方のブロック対の第2ブロック片と上記他方のブロック対の第1ブロック片は、第2連結部材で連結されていることを特徴とするコンタクトチップ取付装置。
  4. 請求項2又は3に記載のコンタクトチップ取付装置において、
    上記各ブロック対における第1及び第2ブロック片の対向面には、上下方向に延び、且つ、上下方向両端部が開放する凹陥部が形成され、
    該凹陥部は、上記第1及び第2ブロック片で上記溶接トーチを挟持する際、上記溶接トーチに外嵌合することを特徴とするコンタクトチップ取付装置。
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