JP2011226498A - 分岐継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】継手本体の上方シール部を高精度で加工形成することを不要にでき、製造歩掛かりを高めることを可能にする分岐継手を提供する。
【解決手段】本管の外周面に固着される円弧板状のサドル部2と、サドル部2に軸線O1方向下端3c側を繋げて一体形成された筒状の分岐筒部3と、分岐筒部3の外周面3aに軸線O4方向一端側を繋げて一体形成された筒状の枝管接続部4と、分岐筒部3内に、分岐筒部3の軸線O1方向に進退自在に設けられたシールプラグ20とを備える分岐継手Bにおいて、環状に形成され、分岐筒部3の上端3b側に外周縁21a側を着脱可能に固定して設けられる圧接部材21と、シールプラグ20の上端面20aに取り付けられた環状の上部シール部材23とを備え、シールプラグ20を分岐筒部3の上端3b側に引き上げるとともに上部シール部材23が圧接部材21に上下方向に圧接してシールするように構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、水道管やガス管等を分岐するための分岐継手に関する。
従来、水道管、ガス管等を分岐する手段として、水やガス等の流体を本管に流通させた状態で枝管の取り付け/取り外しを行うことができ、また、任意に本管と枝管の間を遮断することができる分岐継手が多用されている。
そして、この種の分岐継手Aは、例えば、図7及び図8に示すように、本管1の外周面1aに固着される円弧板状のサドル部2と、サドル部2に下端を繋げて一体形成され、サドル部2の外周面2aから径方向外側に突設された円筒状の分岐筒部3と、分岐筒部3の外周面3aに一端を繋げて一体形成され、分岐筒部3の径方向外側に延設された円筒状の枝管接続部4とからなる継手本体5を備えて構成されている。さらに、分岐筒部3内に、分岐筒部3の軸線O1方向(上下方向)に進退自在に設けられたシールプラグ6と、分岐筒部3の上端3b側に着脱可能に取り付けられたシールキャップ7とを備えて構成されている(例えば、特許文献1参照)。
分岐筒部3は、軸線O1方向中間部分に、内周面3dに雌ネジの螺刻を施した雌ネジ部8を設け、上端3b側と下端3c側に、内周面3dを軸線O1方向に沿うストレート面9a、10aとして形成した上方シール部9と下方シール部10を設けて形成されている。また、下方シール部10は、上方シール部9や雌ネジ部8よりも内孔を縮径して形成されている。さらに、分岐筒部3は、上端3b側の外周面3aに、シールキャップ7を螺合して取り付けるための雄ネジ部11を備えて形成されている。
シールプラグ6は、略円柱状に形成され、軸線O2方向上端6a側と下端6b側に、外周面6cから径方向内側に凹み、周方向に繋がる環状の上部保持溝12と下部保持溝13を設け、上部保持溝12に上部Oリング(上部シール部材)14が、下部保持溝13に下部Oリング(下部シール部材)15がそれぞれ嵌合して取り付けられている。また、シールプラグ6は、上部保持溝12と下部保持溝13の間の中間部分の外周面6cに雄ネジ16の螺刻が施され、この外周面6cの雄ネジ16を分岐筒部3の雌ネジ8に螺合させて分岐筒部3内に設けられている。さらに、シールプラグ6には、上端6aから下端6b側に向けて凹む係合孔17が軸線O2上に形成されている。
そして、このように構成した分岐継手Aにおいては、シールプラグ6の係合孔17にT型レンチなどの回転工具を係合し、この回転工具によってシールプラグ6を一方向に回転させ、分岐筒部3の所定の下方位置までシールプラグ6を下げると(螺入すると)、図7(a)に示すように、本管1と枝管接続部4の間を遮断した閉栓状態になる。この閉栓状態では、下部Oリング15が分岐筒部3の下方シール部10の内周面3d(ストレート面10a、側面)に横方向に圧接され、流体がシールプラグ6の外周面6cと分岐筒部3の内周面3dの間を通じて外部に漏出することが防止される。
また、図7(b)に示すように、シールプラグ6を他方向に回転させて所定の上方位置まで引き上げると、開栓状態になり、本管1の穿孔19を通じて本管1と枝管18の間で流体が流通する。このとき、シールプラグ6の上部Oリング14が分岐筒部3の上方シール部9の内周面3d(ストレート面9a、側面)に横方向に圧接され、流体がシールプラグ6の外周面6cと分岐筒部3の内周面3dの間を通じて外部に漏出することが防止される。
これにより、シールキャップ7を取り外し、回転工具によってシールプラグ6を上下に進退させるだけで、任意に本管1と枝管18の間を遮断/開放することができる。(閉栓状態/開栓状態にすることができる)。
特開2008−180373号公報
しかしながら、上記従来の分岐継手Aにおいては、分岐筒部3の自由端となる上端3b側の上方シール部9を切削加工によって形成しており、上方シール部9に撓みが発生する場合がある。そして、分岐継手Aが上部Oリング14を横方向に圧接させてシールするように構成されているため、上方シール部9に撓みが発生すると、十分な上部Oリング14の圧縮率(圧接力)を確保できなくなり、流体が外部に漏出するおそれが生じてしまう。このため、上記従来の分岐継手Aでは、非常にシビアな寸法精度で上方シール部9を加工形成することが要求されており、この上方シール部9の加工形成工程が製造歩掛かりの低下を招く一要因になっていた。
請求項1記載の分岐継手は、本管の外周面に固着される円弧板状のサドル部と、前記サドル部に軸線方向下端側を繋げて一体形成された筒状の分岐筒部と、前記分岐筒部の外周面に軸線方向一端側を繋げて一体形成された筒状の枝管接続部と、前記分岐筒部内に、前記分岐筒部の軸線方向に進退自在に設けられたシールプラグとを備える分岐継手において、環状に形成され、前記分岐筒部の上端側に外周縁側を着脱可能に固定して設けられた圧接部材と、前記シールプラグの上端面に取り付けられた環状の上部シール部材とを備え、前記シールプラグを前記分岐筒部の上端側に引き上げるとともに前記上部シール部材が前記圧接部材に上下方向に圧接してシールするように構成されていることを特徴とする。
請求項2記載の分岐継手は、請求項1記載の分岐継手において、前記圧接部材が、環状の圧接部と、前記圧接部の外周縁に一端を繋げて上方に延設された段部と、前記段部の他端に一端を繋げて径方向外側に延設されたフランジ部とを備えて形成されていることを特徴とする。
請求項3記載の分岐継手は、請求項1記載の分岐継手において、前記分岐筒部は、上端側の外周面に雄ネジが施され、前記圧接部材は、環状の圧接部と、前記圧接部の外周縁に一端を繋げて下方に延設されるとともに、内周面に雌ネジが施された固定部とを備えて形成されており、前記固定部の雌ネジを前記分岐筒部の雄ネジに螺合させて、前記圧接部材が前記分岐筒部の上端側に着脱可能に設けられていることを特徴とする。
請求項1記載の分岐継手においては、上部シール部材(上部Oリング)を分岐筒部の上方シール部の内周面(ストレート面、側面)に横方向に圧接させてシールするのではなく、シールプラグの上端面に上部シール部材を取り付け、且つ分岐筒部の上端側に外周縁側を着脱可能に固定して圧接部材を設け、シールプラグを引き上げるとともに、上部シール部材を圧接部材に上下方向に圧接させる。これにより、流体がシールプラグの外周面と分岐筒部の内周面の間を通じて外部に漏出することを確実に防止することができる。
そして、このように上部シール部材を圧接部材に上下方向に圧接させてシールするようにしたことで、従来の分岐継手のように非常にシビアな寸法精度で上方シール部を加工形成することを不要にでき、製造歩掛かりを高めることが可能になる。
請求項2記載の分岐継手においては、環状の圧接部が分岐筒部内に配されるように、段部を分岐筒部の内周面に密接させながら分岐筒部の上端側に圧入(嵌入)したり、分岐筒部の上端にフランジ部をネジ留めするなどして、外周縁側を分岐筒部の上端側に固定して圧接部材を着脱可能に取り付けることが可能になる。そして、このように設けた圧接部材の圧接部に、シールプラグを引き上げるとともに、上部シール部材を上下方向に圧接させることができる。これにより、流体がシールプラグの外周面と分岐筒部の内周面の間を通じて外部に漏出することを確実に防止することが可能になる。
請求項3記載の分岐継手においては、固定部の雌ネジを分岐筒部の上端側に形成された雄ネジに螺合させて、圧接部材を分岐筒部の上端側に設けるように構成されているため、容易に圧接部材を着脱することが可能になる。また、シールプラグを引き上げるとともに、圧接部材の圧接部に上部シール部材を上下方向に圧接させてシールすることができ、さらに、固定部の雌ネジと分岐筒部の雄ネジの螺合によってもシール効果を得ることができる。これにより、流体がシールプラグの外周面と分岐筒部の内周面の間を通じて外部に漏出することをより確実に防止することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る分岐継手を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る分岐継手を示す分解図である。 本発明の一実施形態に係る分岐継手の圧接部材を示す断面図である。 図3のX1−X1線矢視図であり、本発明の一実施形態に係る分岐継手の圧接部材を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る分岐継手の変形例を示す断面図である。 図5のS部を拡大した図であり、圧接部材及び分岐筒部の変形例を示す断面図である。 従来の分岐継手を示す断面図である。 従来の分岐継手を示す分解図である。
以下、図1から図4を参照し、本発明の一実施形態に係る分岐継手について説明する。本実施形態は、水道管やガス管等を分岐する際に用いられ、水やガス等の流体を本管1に流通させた状態で枝管18の取り付け/取り外しを行うことができ、また、任意に本管1と枝管18の間を遮断/開放(閉栓/開栓)することができる分岐継手に関するものである。よって、本実施形態では、図7及び図8に示した従来の分岐継手Aと同様の構成に対して同一符号を付して説明を行う。
本実施形態の分岐継手Bは、ポリエチレン等の合成樹脂を用いて形成され、従来の分岐継手Aと同様、図1及び図2に示すように、本管1の外周面1aに固着される円弧板状のサドル部2と、サドル部2に下端を繋げて一体形成され、サドル部2の外周面2aから径方向外側に突設された円筒状の分岐筒部3と、分岐筒部3の外周面3aに一端を繋げて一体形成され、分岐筒部3の径方向外側に延設された円筒状の枝管接続部4とからなる継手本体5を備えて構成されている。
さらに、本実施形態の分岐継手Bにおいては、分岐筒部3内に、分岐筒部3の軸線O1方向(上下方向)に進退自在に設けられたシールプラグ20と、分岐筒部3の上端3b側に着脱可能に取り付けられたシールキャップ7を備えるとともに、分岐筒部3の上端3b側に着脱可能に取り付けられてシールキャップ7と分岐筒部3の上端3bの間に介設された圧接部材21を備えて構成されている。
また、本実施形態の分岐継手Bはエレクトロフュージョン継手であり、サドル部2には、ニクロム線などの電熱線(不図示)が埋設されている。さらに、分岐筒部3を挟んでサドル部2の軸線O3方向両側には、電熱線の両端部にそれぞれ接続して一対のターミナルピン(不図示)が設けられている。これら一対のターミナルピンは、サドル部2の外周面2aから径方向外側に突設されている。また、ターミナルピンを保護するとともにコントローラ(通電装置)のケーブルコネクタを取り付けるための筒状のコネクタ取付部(不図示)が、各ターミナルピンの中心軸線を中心に、サドル部2の外周面2aから径方向に突出して一体に設けられている。
分岐筒部3は、サドル部2の周方向及び径方向の中央に下端を繋げ、その内孔がサドル部2の内周面2bに開口するように設けられている。また、この分岐筒部3は、上端3bから下端3c側までの部分に、内周面3dに雌ネジの螺刻を施した雌ネジ部8を設け、雌ネジ部8から下端3cまでの部分に、内周面3dを軸線O1方向に沿うストレート面10aとして形成した下方シール部10を設けて形成されている。さらに、下方シール部10は、雌ネジ部8よりも内孔を縮径して形成されている。また、上端3b側の外周面3aに、シールキャップ7を螺合して取り付けるための雄ネジ部11を備えて形成されている。
枝管接続部4は、一端を分岐筒部3の雌ネジ部8の下端3c側に繋げ、その内孔が分岐筒部3の内孔に連通するように設けられている。また、この枝管接続部4は、その軸線O4をサドル部2の軸線O3及び分岐筒部3の軸線O1に直交する方向に向けて延設されている。
本実施形態のシールプラグ20は、略円柱状に形成されるとともに、軸線O2方向上端20a側と下端20b側に、環状の上部保持溝22と下部保持溝13を設けて形成されている。また、下部保持溝13は、従来の分岐継手Aのシールプラグ6と同様、下端20b側の外周面20cから径方向内側に凹み、周方向に繋がって環状に形成されている。一方、本実施形態のシールプラグ20においては、上部保持溝22が、シールプラグ20の上端面20aに形成されており、上端面20aから軸線O2方向下端20b側に向けて凹み、且つ軸線O2中心の周方向に繋がって環状に形成されている。そして、下部保持溝13に下部Oリング(下部シール部材)15が、上部保持溝22に上部Oリング(上部シール部材)23がそれぞれ嵌合して取り付けられている。このとき、上部Oリング23は、その一部がシールプラグ20の上端面20aから軸線O2方向上方に突出するようにしてシールプラグ20の上端面20aに取り付けられている。
また、このシールプラグ20は、従来の分岐継手Aのシールプラグ6と同様に、上端20aと下部保持溝13の間の中間部分の外周面20cに雄ネジ16の螺刻が施され、この外周面20cの雄ネジ16を分岐筒部3の雌ネジ8に螺合させて分岐筒部3内に設けられている。さらに、シールプラグ20には、上端(上端面)20aから下端20b側に向けて凹む係合孔17が軸線O2上に形成されている。
圧接部材21は、図3及び図4に示すように、例えば金属や硬質樹脂を用いて、円環状に形成されている。また、本実施形態の圧接部材21は、環状の圧接部25と、圧接部25の外周縁25aに一端を繋げて上方に延設され、且つ圧接部25の外周縁25aに沿って延設された段部26と、段部26の他端に一端を繋げて径方向外側に延設され、且つ段部26の他端に沿って延設されたフランジ部27とを備えて形成されている。また、圧接部25は、その外径が分岐筒部3の上端3b側の内径と略同等の径寸法で形成され、内径がシールプラグ20の係合孔17の内径と同等あるいはそれ以上の径寸法で形成されている。
そして、圧接部材21は、図1に示すように、環状の圧接部25が分岐筒部3の上端3b側から内部に配されるように圧入(嵌入)して、分岐筒部3の上端3b側に着脱可能に取り付けられている。このとき、段部26の外周面26aが分岐筒部3の内周面3dに密着するように、且つフランジ部27の下面が分岐筒部3の上端面3bに密着するように圧入されて、圧接部材21は、その外周縁21a側を分岐筒部3の上端3b側に固定して設けられている。また、分岐筒部3の上端3b側の外周面3aに形成された雄ネジ11に雌ネジ7aを螺合させてシールキャップ7を取り付けるとともに、このシールキャップ7に圧接部材21のフランジ部27が押圧され(シールキャップ7と分岐筒部3の上端3bでフランジ部27が挟み込まれ)、これにより、圧接部材21は、確実且つ強固に外周縁21a側を分岐筒部3の上端3b側に固定して設けられている。
このように構成した本実施形態の分岐継手Bは、図1(a)に示すように、回転工具によってシールプラグ20を一方向に回転させ、分岐筒部3の所定の下方位置まで下げると、本管1と枝管接続部4の間を遮断した閉栓状態になる。そして、この閉栓状態では、従来の分岐継手Aと同様に、下部Oリング15が分岐筒部3の下方シール部10のストレート面10aに横方向に圧接されて、流体がシールプラグ20の外周面20cと分岐筒部3の内周面3dの間を通じて外部に漏出することが防止される。
一方、図1(b)に示すように、回転工具によってシールプラグ20を他方向に回転させ、分岐筒部3の所定の上方位置まで引き上げると、シールプラグ20の上端面20aに取り付けられた上部Oリング23が圧接部材21の圧接部25に上下方向に圧接してシールされる。そして、このように、本実施形態の分岐継手Bは、上部Oリング23を分岐筒部3の上方シール部9のストレート面9aに横方向に圧接させてシールするのではなく、上部Oリング23が圧接部材21に上下方向に圧接してシールするように構成されているため、分岐筒部3の上端3b側(上方シール部9)に撓みが生じている場合であっても、所定の上方位置までシールプラグ20を引き上げるとともに、十分な上部Oリング23の圧縮率(圧接力)を確保して、上部Oリング23が圧接部材21に圧接される。
このため、従来の分岐継手Aのように非常にシビアな寸法精度で上方シール部9を加工形成することなく、流体がシールプラグ20の外周面20cと分岐筒部3の内周面3dの間を通じて外部に漏出することが防止される。
したがって、本実施形態の分岐継手Bによれば、シールプラグ20の上端面20bに上部Oリング23を取り付け、シールプラグ20を引き上げて圧接部材21に上部Oリング23を上下方向に圧接させることにより、流体がシールプラグ20の外周面20cと分岐筒部3の内周面3dの間を通じて外部に漏出することを確実に防止することができる。
そして、このように上部Oリング23を圧接部材21に上下方向に圧接させてシールするようにしたことで、従来の分岐継手Aのように非常にシビアな寸法精度で上方シール部9を加工形成することを不要にでき、製造歩掛かりを高めることが可能になる。
また、本実施形態の分岐継手Bにおいては、環状の圧接部25が分岐筒部3内に配されるように、段部26を分岐筒部3の内周面3dに密接させながら分岐筒部3の上端3b側に圧入して、圧接部材21を分岐筒部3の上端3b側に固定して取り付けることが可能になる。そして、このように設けた圧接部材21の圧接部25に、シールプラグ20を引き上げるとともに、上部Oリング23を上下方向に圧接させることができる。これにより、流体がシールプラグ20の外周面20cと分岐筒部3の内周面3dの間を通じて外部に漏出することを確実に防止することが可能になる。
以上、本発明に係る分岐継手の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、本実施形態では、圧接部材21が、環状の圧接部25と段部26とフランジ部27とを備えて形成され、圧接部25が分岐筒部3の上端3b側からその内部に配されるように圧入(嵌入)して、分岐筒部3の上端3b側に着脱可能に取り付けられているものとした。これに対し、例えば、分岐筒部3の上端3bにフランジ部27をネジ留めするなどして、外周縁21a側を分岐筒部3の上端3b側に固定して圧接部材21を取り付けるようにしてもよく、この場合においても勿論、本実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である。
また、図5及び図6に示すように、環状の圧接部30と、圧接部30の外周縁30aに一端を繋げて下方に延設されるとともに、内周面31aに雌ネジ32の螺刻が施された固定部31とを備えて圧接部材33を形成し、且つ、分岐筒部3の上端3b側に、シールキャップ7を螺合させる雄ネジ11を形成した外周面3aよりも縮径した外周面3aを形成するとともに、この縮径した外周面3aにも雄ネジ34を施して分岐筒部3を形成してもよい。この場合には、固定部31の雌ネジ32を分岐筒部3の雄ネジ34に螺合させて、圧接部材33を分岐筒部3の上端3b側に着脱可能に取り付けることができ、容易に圧接部材33を着脱することが可能になる。また、圧接部材33の圧接部30に、シールプラグ20を引き上げるとともに、上部Oリング23を上下方向に圧接させてシールすることができ、さらに、固定部31の雌ネジ32と分岐筒部3の雄ネジ34の螺合によってもシール効果を得ることができる。このため、流体がシールプラグ20の外周面20cと分岐筒部3の内周面3dの間を通じて外部に漏出することをより確実に防止することが可能になる。
1 本管
1a 外周面
2 サドル部
2a 外周面
2b 内周面
3 分岐筒部
3a 外周面
3b 上端(上端面)
3c 下端
3d 内周面
4 枝管接続部
5 継手本体
6 従来のシールプラグ
6a 上端
6b 下端
6c 外周面
7 シールキャップ
7a 雌ネジ
8 雌ネジ部(雌ネジ)
9 上方シール部
9a ストレート面
10 下方シール部
10a ストレート面
11 雄ネジ部(雄ネジ)
12 上部保持溝
13 下部保持溝
14 上部Oリング(上部シール部材)
15 下部Oリング(下部シール部材)
16 雄ネジ
17 係合孔
18 枝管
19 穿孔
20 シールプラグ
20a 上端(上端面)
20b 下端
20c 外周面
21 圧接部材
21a 外周縁
22 上部保持溝
23 上部Oリング(上部シール部材)
25 圧接部
25a 外周縁
26 段部
26a 外周縁
27 フランジ部
30 圧接部
30a 外周縁
31 固定部
31a 内周面
32 雌ネジ
33 圧接部材
34 雄ネジ
A 従来の分岐継手
B 分岐継手
O1 分岐筒部の軸線
O2 シールプラグの軸線
O3 サドル部の軸線
O4 枝管接続部の軸線

Claims (3)

  1. 本管の外周面に固着される円弧板状のサドル部と、前記サドル部に軸線方向下端側を繋げて一体形成された筒状の分岐筒部と、前記分岐筒部の外周面に軸線方向一端側を繋げて一体形成された筒状の枝管接続部と、前記分岐筒部内に、前記分岐筒部の軸線方向に進退自在に設けられたシールプラグとを備える分岐継手において、
    環状に形成され、前記分岐筒部の上端側に外周縁側を着脱可能に固定して設けられた圧接部材と、前記シールプラグの上端面に取り付けられた環状の上部シール部材とを備え、
    前記シールプラグを前記分岐筒部の上端側に引き上げるとともに前記上部シール部材が前記圧接部材に上下方向に圧接してシールするように構成されていることを特徴とする分岐継手。
  2. 請求項1記載の分岐継手において、
    前記圧接部材が、環状の圧接部と、前記圧接部の外周縁に一端を繋げて上方に延設された段部と、前記段部の他端に一端を繋げて径方向外側に延設されたフランジ部とを備えて形成されていることを特徴とする分岐継手。
  3. 請求項1記載の分岐継手において、
    前記分岐筒部は、上端側の外周面に雄ネジが施され、
    前記圧接部材は、環状の圧接部と、前記圧接部の外周縁に一端を繋げて下方に延設されるとともに、内周面に雌ネジが施された固定部とを備えて形成されており、
    前記固定部の雌ネジを前記分岐筒部の雄ネジに螺合させて、前記圧接部材が前記分岐筒部の上端側に着脱可能に設けられていることを特徴とする分岐継手。
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JP2018054071A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 積水化学工業株式会社 分岐継手
JP2020070854A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 株式会社オンダ製作所 変換プラグ

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