JP2015205155A - 貼付治療具 - Google Patents

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Abstract

【課題】生体電流の乱れを整えて貼着部位の血行を良くする効果と、高いツボ押し効果とが同時に得られるにも拘わらず、皮膚への刺激が過剰とならず、取り扱い中に粘着シートの粘着面から微弱電流発生体が脱落しにくい貼付治療具を提供する。【解決手段】皮膚との接触で微弱電流を発生させる微弱電流発生用金属テープからなって、耳ツボに刺激を与え、かつ外フランジ付きのドーム状隆起部を有した微弱電流発生体と、微弱電流発生体が貼着される粘着シートとを備え、異なる金属の微弱電流発生体を有した貼付治療具同士を、異なる耳ツボに貼着して使用する。これにより、生体電流の乱れを整えて貼着部位の血行を良くする効果と、高いツボ押し効果とが同時に得られるにも拘わらず、皮膚への刺激が過剰でなく、取り扱い中に粘着シートの粘着面から微弱電流発生体も脱落しにくい。【選択図】図1

Description

この発明は貼付治療具、詳しくは耳ツボへの刺激によるダイエット(痩身)や、肩こり、腰痛などの治療に利用される貼付治療具に関する。
従来、耳ツボを刺激して肩こり、腰痛などの緩和に利用される貼付治療具の一種として、例えば、図9に示すように小型の粘着シート100の粘着面に直径1〜数mmの金属粒101が貼着され、粘着面の金属粒101を除く部分に剥離紙102を貼り合わせたものが知られている。使用時は剥離紙102を剥がし、金属粒101を「こり」が発生した身体の部位を和らげる耳のツボにあてがい、粘着シート100を耳の皮膚に貼ることで、金属粒101によるツボ押し効果でその部位の血行を良くし、患部の「こり」を改善するものである。
しかしながら、この貼付治療具は、直径1〜数mmの金属粒101を耳の皮膚表面の一部に押し付けた状態で粘着シート100を貼るため、貼付した時に痛みを伴うとともに、常時、貼着部位に圧迫感があり、使用中、貼付治療具を押した際などに金属粒101によって皮膚を傷つけて炎症を起こし、細菌に感染するおそれもあった。さらに、薄い表皮からこの金属粒101が埋没してしまうという危険さえあった。また、金属粒101が小径な球状体であるため、粘着シート100との接触面積が小さく、取り扱い中にその粘着面から金属粒101が脱落し易かった。
これらの課題を解消する従来技術として、例えば、特許文献1の「貼付治療具」が知られている。これは、異種金属を離間した状態で皮膚と接触させることで、これらの間に微弱電流を発生させる貼付治療具である。これは、同一金属からなる複数枚の金属膜を積層した金属膜積層体と、この金属膜積層体が粘着面の中心部に貼着された粘着シートとを備えている。
例えば一対の貼付治療具を身体の例えば経絡のツボ(異なる位置)にそれぞれ貼着することで、生体電流の乱れを整えて貼着部位の血行を良くする。また、金属膜積層体は、その貼付時に痛みを伴わず、かつ使用中に貼着による圧迫感もほとんど生じさせない。さらに、金属膜積層体は金属粒に比べて粘着シートとの接触面積が大きく、取り扱い中に粘着面から脱落しにくい。
実用新案登録第3179639号
しかしながら、特許文献1の「貼付治療具」は、このように金属膜積層体によって生体電流の乱れを整え、貼着部位の血行を良くする効果は有するものの、金属膜積層体の皮膚への接触面が一平面であるため、耳つぼのツボ押し効果は得にくかった。
そこで、この対策として、金属膜積層体の厚さを厚くすることが容易に考えられる。しかしながら、これでは耳の貼着部位に金属膜積層体の表面(皮膚接触面)全体が面接触状態となる。その結果、この構成で高いツボ押し効果を得るには、表面が小さい小型の金属膜積層体を使用しなければならず、金属膜積層体によって生体電流の乱れを整えるという特許文献1のもう1つの効果が低下してしまう。
そこで、発明者は鋭意研究の結果、粘着シートに貼着される金属膜積層体に代えて、皮膚と接触することで微弱電流を発生させる金属製の微弱電流発生用金属テープからなって、耳ツボに刺激を与え、かつ開口縁に外フランジが形成されたドーム状隆起部を有する微弱電流発生体を採用すれば、上述した問題はすべて解消されることを知見し、この発明を完成させた。
この発明は、生体電流の乱れを整えて貼着部位の血行を良くする効果と、ツボ押し効果とを同時に得ることができ、また取り扱い中に粘着シートの粘着面から微弱電流発生体が脱落しにくく、かつ高いツボ押し効果が得られるにも拘わらず、皮膚への刺激が過剰となりにくい貼付治療具を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、皮膚と接触することで微弱電流を発生させる金属を帯状に加工した微弱電流発生用金属テープからなって、耳ツボに刺激を与え、かつ開口縁に外フランジが形成されたドーム状隆起部を有する微弱電流発生体と、該微弱電流発生体が、前記外フランジを介して粘着面の一部分に貼着される粘着シートとを備えた貼付治療具であって、前記貼付治療具は、異なる金属からなる前記微弱電流発生体を有したもの同士を、異なる耳ツボに貼着して使用される貼付治療具である。
ここでいう「皮膚と接触することで微弱電流を発生させる」とは、人体の皮膚を導電体として、これに接触する面から電子を皮膚に放出することをいう。
ここでいう「微弱電流を発生させる金属」の種類は限定されない。例えば、金、白金(プラチナ)、銀、チタン、ステンレスなどが挙げられる。これらは電気的良導体であり、皮膚の複数の部位に異なる金属が接触することでこれらの金属の間の皮膚に電流の流れを形成し、人体における接触(貼着)部位の電気的平衡バランスの歪みを補正するとともに、その部位を流れる体液の分子構造も小さくして、体液の体内循環作用を改善する。微弱電流発生用金属テープの素材である金属の純度は99.9%以上、好ましくは99.999%以上である。
微弱電流発生用金属テープ(金属板)の厚さは限定されない。例えば、50μm〜5mm、好ましくは100μm〜1mmである。なお、微弱電流発生用金属テープは、プラスチックテープの片面または両面に前記金属の薄膜が積層されたものでもよい。さらには、金属繊維からなる布帛テープでもよい。また、微弱電流発生用金属テープは、皮膚と接触することによって微弱電流を発生させる薄い金属テープを複数積層したものでもよい。この場合、各薄い金属テープの素材は、同一の金属であっても、異なる金属でもよい。薄い金属テープの積層枚数は、複数(例えば3〜5枚)であれば任意である。
微弱電流発生用金属テープの幅は限定されない。例えば、1〜3mm、好ましくは1〜2mmである。
ここでいう「皮膚に刺激を与える…ドーム状隆起部」とは、微弱電流発生体の皮膚接触側面に、微弱電流発生用金属テープを変形(例えば型押しなど)させて現出させた内側が空洞の凸部分である。ドーム状隆起部の高さ(皮膚接触側面の通常部分からの高さ)は限定されない。例えば、10μm〜1mmである。
ドーム状隆起部を平面視した形状としては、例えば円形状、楕円形枠状、矩形状などを採用することができる。
また、外フランジの平面視した形状は、例えば矩形枠状、円形枠状、楕円形枠状でもよい。外フランジは、使用時、皮膚表面に密着してドーム状隆起部が耳の皮膚表面から皮膚内部に埋没することを防ぐストッパの役割を有する。
微弱電流発生体の平面視した形状は限定されないものの、一般的にはテープカットで得やすい四角形である。正方形のものの場合、微弱電流発生体の平面視した大きさは、例えば一辺が1mm〜2mmである。
微弱電流発生体の厚さ(隆起部を含む厚さ)は限定されないものの、例えば10μm〜3mm、好ましくは30μm〜1mmである。
粘着シートとしては、例えば、特殊ポリエチレンフィルム、ポリウレタンなどのプラスチック製のシート(フィルム)の裏面に、アクリル系(例えばアクリル酸エステル重合体)などの粘着剤が塗布されたものを採用することができる。粘着剤は耐水性を有したものが好ましい。粘着シートは、透明または半透明のものでも、不透明のものでもよい。また、粘着シートは、通気性を有するものでも、そうでないものでもよい。
粘着シートの裏面(粘着面)には剥離紙が貼着される。剥離紙としては、例えば、クラフト紙(上質紙)などの基材の表面に、ポリエチレンなどの目止め層を介してシリコーン樹脂などの剥離層が積層されたものを採用することができる。剥離紙は、貼付治療具に1対1の関係で使用しても、複数の貼付治療具に対して、1枚の大判のものを使用してもよい。
粘着シートの形状は、例えば円形または四角形である。微弱電流発生体は、一般的に粘着シートの粘着面の中央部に貼着される。
粘着シートの大きさは限定されない。例えば、平面視した粘着シートの形状が円形の場合で、3mm〜30mmである。
なお、粘着シートの表面(粘着面とは反対側の面)に、ジュエリー(装飾体)を取り付けてもよい。この場合は、ジュエリーによる装飾効果だけでなく、ジュエリーを押圧することで微弱電流発生体をさらに押圧することとなり、鍼灸や指圧などによるツボ刺激時と同様の効果が得られ易い。また、ジュエリーが微弱電流発生体の取り付け位置の目印となる。ジュエリーの形状は、ジュエリーの粘着シートの表面との接触面は平坦であれば、特に問わず、例えば半球形状のもの等を採用することができる。また、ジュエリーの材質も特に問わない。ジュエリーに磁石を設けることも可能である。この場合、ジュエリーの磁力により生体電流の乱れを整えて貼着部位の血行を良くする効果が増す。ただし、ジュエリーの大きさ、質量については、粘着シートから剥がれ落ちない程度に最適化する必要はある。
請求項2に記載の発明は、前記粘着シートは非通気性シート材からなり、前記微弱電流発生体は、前記ドーム状隆起部の内部空気を密封するように前記粘着シートに固着された請求項1に記載の貼付治療具である。
ドーム状隆起部の内部空気を密封することで、貼付治療具のドーム状隆起部の部分は、バルーン状のものとなる。
粘着シートとしては、例えば各種の合成樹脂シートの他、各種の金属シートなどでもよい。
内部空気を密封するようにドーム状隆起部を粘着シートに、粘着シートの粘着面の粘着力により固着する。粘着シートに対するドーム状隆起部の強固な固着を行うため、粘着シートの粘着面の粘着力を高めたり、接着剤またはホットメルトを使用して分離不能に固着してもよい。分離不能な固着とすることで、使用時にドーム状隆起部に作用した外圧の作用により、外フランジと粘着シートとの固着界面間からドーム状隆起部の内部空気が漏出するおそれがない。
請求項3に記載の発明は、前記粘着シートは透明素材からなり、前記粘着シートの表面に装飾体を固定した請求項1または請求項2に記載の貼付治療具である。
透明素材としては、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、アクリル、ポリカーボネートなどの各種の合成樹脂を採用することができる。
装飾体としては、例えば、ラメシート、ガラスシート、各種のジュエリー(天然または人工)などを採用することができる。
請求項1に記載の発明によれば、剥離紙から剥がした複数の貼付治療具を各耳ツボに貼着する。これにより、異なる金属からなる微弱電流発生体が耳の皮膚に接触し、複数の微弱電流発生体から発生した微弱電流が貼着部位に作用し、その貼着部位の生体電流の乱れが整えられて血行が良くなる。
その結果、経絡のツボの一種である耳ツボに対して、鍼灸や指圧などによるツボ刺激時と同等の効果が得られる。また、この微弱電流を発生させる金属は、体液の分子構造も小さくする。これにより、体液の体内循環作用を改善する。
しかも、微弱電流発生体は、湾曲自在な微弱電流発生用金属テープを変形などしてその一部にドーム状隆起部を設け、かつその開口縁に外フランジを周設したものである。そのため、従来の直径数mmの金属粒を使用した際に生じていた耳ツボへの過剰な金属粒(微弱電流発生体)のめり込み(埋没)が外フランジによって解消され、かつドーム状隆起部により貼付時の痛みを伴わず、使用中に貼着による圧迫感も少ない物理的なツボ押し効果を同時に得ることができる。
さらに、微弱電流発生体は外フランジを介して粘着シートに面接触する。その結果、点接触となる従来の金属粒の場合に比べて、取り扱い中に粘着シートの粘着面から微弱電流発生体が脱落しにくく、かつ使用中に微弱電流発生体が経絡のツボからずれにくい。さらには、外フランジが微弱電流発生体の耳ツボへの過剰な埋没を防止することができる。
特に、請求項2に記載の発明によれば、微弱電流発生体は、ドーム状隆起部の内部空気を密封したバルーン状となるように非通気性の粘着シートに固着されている。そのため、貼付治療具の使用時、ドーム状隆起部によって高いツボ押し効果が得られるにも拘わらず、貼付時の痛みおよび使用中の圧迫感がほとんどない。仮に指先で微弱電流発生体を耳ツボに強く押しても、皮膚(耳ツボ)への刺激が過剰とならない。
また、請求項3に記載の貼付治療具によれば、粘着シートが透明素材からなるため、使用中でも粘着シート越しに微弱電流発生体を見て、その種類を確認することができる。したがって、素材金属が異なる微弱電流発生体を使用しても、異種の貼付治療具の識別を行うことができる。さらには、透明な粘着シート越しに金属からなる微弱電流発生体が見えるため、貼付治療具の意匠性を高めることができる。また、粘着シートの表面に装飾体を固定しているため、その意匠性はさらに高められる。
また、素材金属が異なる微弱電流発生体を有した貼付治療具を使用する場合、この素材金属別に異なる装飾体を粘着シートに固定するように構成すれば、これらの装飾体が、異種の貼付治療具を識別する標識となる。
この発明の実施例1に係る貼付治療具を剥離紙に貼着した状態およびその一部を拡大して示す斜視図である。 この発明の実施例1に係る貼付治療具の縦断面図である。 この発明の実施例1に係る貼付治療具の一部を構成する微弱電流発生体の作製方法を示す図である。 この発明の実施例1に係る貼付治療具の正面図である。 この発明の実施例1に係る貼付治療具の平面図である。 この発明の実施例1に係る貼付治療具の底面図である。 この発明の実施例1に係る貼付治療具の右側面図である。 この発明の実施例1に係る貼付治療具の耳ツボへの貼着状態を示す正面図である。 この発明の従来技術に係る貼付治療具の斜視図である。
以下、この発明の実施例を具体的に説明する。ここでは、耳の痩身のツボを刺激するための貼付治療具を例とする。
図1〜図3において、10はこの発明の実施例1に係る貼付治療具で、この貼付治療具10は、微弱電流発生体13と、微弱電流発生体13が貼着された粘着シート14とを備えている。微弱電流発生体13は、皮膚表面に接触することで微弱電流を発生させることができる金属を帯状に加工した微弱電流発生用金属テープ11からなり、耳ツボに刺激を与え、かつ開口縁に外フランジ30aが形成されたドーム状隆起部30を有する。粘着シート14には、微弱電流発生体13が、外フランジ30aを介してその粘着面14aの一部分に貼着されている。
以下、これらの構成体を具体的に説明する。
図3に示すように、ここでは微弱電流発生用金属テープ11として、純度99.99%(24k)の金からなる幅1mm、厚さ数100μmの帯状体(細長板)を使用している。また、微弱電流発生用金属テープ11には、純度99.99%の白金からなる幅1mm、厚さ数100μmの帯状体を採用してもよい。なお、白金に代えて、銀、チタンなどでもよい。
微弱電流発生体13は、微弱電流発生用金属テープ11を金型(雄雌一対のダイ)31による型押し後(図3(a))、所定寸法にカットすることにより(図3(b))、開口縁に一辺が1mm程度の正方形枠状の外フランジ30aが形成され、かつ中心部一帯に直径が0.6mm程度の半球形のドーム状隆起部30を有した金属片である(図3(c))。型押し後の外フランジ30aの厚さは50μm程度で、外フランジ30aの各コーナーは、R面取りのようにカットされている。
粘着シート14は、透明な特殊ポリエチレン製の厚さ300μm、直径6〜7mmの円形で非通気性の基材シート15の裏面に、透明で耐水性を有したアクリル系粘着剤(アクリル酸エステル重合体)からなる粘着層16を積層したものである(図2)。この粘着層16の露出面(外面)が、粘着シート14の粘着面14aとなる。粘着面14aの中央部には、前記微弱電流発生体13が、外フランジ30aを介して、ドーム状隆起部30の内部空気を密封するように貼着されている(図4〜図7)。
なお、貼付治療具10のデザイン性を高めるため、基材シート15の表面の中央部に、直径1mmの円形のラメシール32を貼着してもよい(図2の二点鎖線)。
図1に示すように、貼付治療具10は、平面視して矩形状の1枚の大判の剥離紙(クラフト紙)18の表面に、縦横一定ピッチの格子配列で複数枚が貼着されている。
次に、図1,図2および図8を参照して、この発明の実施例1に係る貼付治療具の使用方法を説明する。
図1および図8に示すように、剥離紙18より3つの貼付治療具(微弱電流発生用金属テープ11が金のものが2つ、これが白金のものが1つ)10を剥がし、そのうちの金製の2つの貼付治療具10を耳の痩身(経絡)のツボの一つである神門aおよび飢点bにそれぞれ貼着する。また、白金製の貼付治療具10を耳ツボの胃点cに貼着する。これにより、各微弱電流発生体13が皮膚に接触し、各微弱電流発生体13の電位差によりこれらの間に発生した微弱電流が耳の貼着部位等に作用し、各貼着部位の生体電流の乱れが整えられて血行が良くなる。その結果、耳の痩身のツボである神門a、飢点b、胃点cに対して、鍼灸や指圧などによるツボ刺激時と同等の効果が得られる。
また、貼付治療具10において、微弱電流を発生させる金は、体液の分子構造も小さくする。そのため、体液の体内循環作用を改善する。しかも金は、他の金属より多くの電子を放出し、他の金属に比べて生体電流(100μA〜200μA)に、より近い微弱電流を発生させることができる。これにより、生体電流の乱れを整える効果が高い。
さらに、微弱電流発生体13は、湾曲自在な微弱電流発生用金属テープ11を用いて、その一部に、外フランジ30a付きのドーム状隆起部30を設けたものである。そのため、従来の直径数mmの金属粒を使用した際に生じた耳ツボ(皮膚)への過剰な微弱電流発生体13のめり込みが外フランジ30aにより解消され、かつドーム状隆起部30により貼付時の痛みを伴わず、使用中に貼着による圧迫感も少ない物理的なツボ押し効果が得られる。
また、貼付治療具10の使用時、微弱電流発生体13は外フランジ30aを介して粘着シート14に面接触する。その結果、点接触となる従来の金属粒の場合に比べて、取り扱い中に粘着シート14の粘着面14aから微弱電流発生体13が脱落しにくく、かつ使用中に微弱電流発生体13が経絡のツボからずれにくい。
さらにまた、微弱電流発生体13は、ドーム状隆起部30の内部空気を密封してバルーン状となるように、非通気性の粘着シート14に固着されている(図2)。そのため、貼付治療具10の使用時、粘着シート14の粘着面14aから突出したドーム状隆起部30によって高いツボ押し効果が得られるにも拘わらず、貼付時の痛みおよび使用中の圧迫感がほとんどない。仮に指先で微弱電流発生体13を耳ツボに強く押しても、皮膚(耳ツボ)への刺激が過剰とならない。
また、粘着シート14が透明素材からなるため、使用中でも粘着シート越しに微弱電流発生体13を視認することができる(図1)。これにより、使用中でも金の微弱電流発生体13と白金の微弱電流発生体13とを視認することができる。しかも、透明な粘着シート越しに金色または白金色の微弱電流発生体13が見えるため、貼付治療具10の意匠性(装飾性)を高めることができる。また、粘着シート14の表面にラメシール32を固定した場合には、貼付治療具10の意匠性をさらに高めることができる(図2)。特に、各粘着シート14に対して素材金属別に色彩が異なるラメシール32を固定すれば、これらのラメシール32が、異種の貼付治療具10を容易に識別可能とするための標識となる。
この発明の貼付治療具は、例えば耳ツボダイエット用の技術として有用である。
10 貼付治療具、
11 微弱電流発生用金属テープ、
12 隆起部、
13 微弱電流発生体、
14 粘着シート、
14a 粘着面、
30 ドーム状隆起部、
30a 外フランジ、
32 ラメシール(装飾体)。

Claims (3)

  1. 皮膚と接触することで微弱電流を発生させる金属を帯状に加工した微弱電流発生用金属テープからなって、耳ツボに刺激を与え、かつ開口縁に外フランジが形成されたドーム状隆起部を有する微弱電流発生体と、
    該微弱電流発生体が、前記外フランジを介して粘着面の一部分に貼着される粘着シートとを備えた貼付治療具であって、
    前記貼付治療具は、異なる金属からなる前記微弱電流発生体を有したもの同士を、異なる耳ツボに貼着して使用される貼付治療具。
  2. 前記粘着シートは非通気性シート材からなり、
    前記微弱電流発生体は、前記ドーム状隆起部の内部空気を密封するように前記粘着シートに固着された請求項1に記載の貼付治療具。
  3. 前記粘着シートは透明素材からなり、
    前記粘着シートの表面に装飾体を固定した請求項1または請求項2に記載の貼付治療具。
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