JP2015204862A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】排水経路や排水口に付着堆積した異物やリント等の除去能力を向上させる洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
【解決手段】内槽4と、内槽4内に給水する給水手段15と、外槽3内の水を排水する排水手段13と、外槽3外部に熱交換器35を有し、外槽3内の空気を熱交換器35を介して循環する循環経路と、循環経路に配設され、循環経路から内槽4に供給される空気を加熱するヒータ31と、循環経路に循環風を発生させる送風ファン30と、熱交換器35内に冷却水を供給する水冷給水手段36と、給水手段15、排水手段13、ヒータ31、送風ファン30、水冷給水手段36を制御し、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、乾燥工程を行う制御手段11とを備え、制御手段11は、水冷給水手段36を動作させた状態で、排水手段13を所定時間閉塞した後、開放する。
【選択図】図1

Description

本発明は、異物やリント等が排水経路や排水口に付着堆積することを抑制する洗濯乾燥機に関するものである。
従来、この種の洗濯乾燥機は、衣類乾燥用の循環経路の熱交換器を冷却するための水冷除湿用給水を利用して、排水経路や排水口に付着堆積した異物やリント等を排出するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図6は、本発明の第1の実施の形態における洗濯乾燥機の全体構成を示す縦断側面図、図7は、本発明の第1の実施の形態における洗濯乾燥機のブロック図である。
図1及び図2において、筐体1は、内部に複数のサスペンション2によって外槽3を弾性支持し、脱水時の外槽3の振動をサスペンションによって吸収できるようにしている。外槽3内には、内槽4が配設され、内槽4の内底部に回転翼7を配設している。回転翼7と内槽4には、洗濯・脱水軸8が接続され、外槽3の底部に固定部23により固定されたモータ10の回転をクラッチ9によって切り替えることにより、内槽4と回転翼7とを個別に回転駆動させる。内槽4の上部には、内槽4を回転させた際の振動を抑制するためのバランサ6が配設され、側面には、多数の小孔5を形成している。
筐体1の上面に設けられた蓋体16及び内蓋12を開き、内槽4内に被洗濯物と洗剤を投入して、運転を開始する。運転を開始すると、内槽4内に給水弁15から給水され、モータ10により回転翼7が回転駆動され、回転翼7の回転による水流と被洗濯物の攪拌により洗い工程が実施される。所定時間の洗い工程の後、排水弁13が動作し、外槽3内の汚れた洗濯後の水は、排水ホース22を介して排水される。
排水完了後、すすぎ工程が実施される。すすぎ工程では、給水弁15から新たに給水された水と被洗濯物とを内槽4と回転翼7によって攪拌する。すすぎ工程が終了すると、脱水工程が実施される。脱水工程では、モータ10の回転はクラッチ9により内槽4に切り換えられ、内槽4が回転駆動される。内槽4の回転駆動により被洗濯物25に含まれた水が、遠心力によって内槽4の周面に形成された小孔5から外槽3内に排出される。
脱水工程完了後、乾燥工程が実施される。乾燥行程に入ると、モータ10を駆動して回転翼7に伝達し、回転翼7をゆっくり回転させることにより、脱水時の遠心力により内槽4の内壁に張り付いた衣類を引き剥がし、所定の時間だけ内槽4を低速で回転させながら、衣類を乾燥する槽回転乾燥行程を行う。さらに、その後、回転翼7を瞬間的に正逆の方向に強力に回転させて、衣類を内槽4内で上方に放り上げるようにして撹拌しながら乾燥する撹拌乾燥行程を行う。
同時に、送風ファン30を駆動させることにより、筐体1の内部から吸気し、この吸気された乾燥用の空気は、ヒータ32を通って加熱された温風となって、温風噴出口33より内槽4の内部に送り込まれる。温風噴出口33より内槽4に吹き込まれた温風は、衣類から水分を蒸発させた後、外槽3の下部に設けた排水口から熱交換器35に循環する。衣類から水分を蒸発させた高温多湿空気は、外槽3および熱交換器35を通過する際に、自然冷却されて除湿し、再び、送風ファン30、ヒータ32に戻る。これにより、乾燥が進行する。循環する温風の温度は、温度センサ31により検出され、ヒータ32温度が制御される。
乾燥工程において、水冷給水弁36により、給水口37から熱交換器35に水を供給して熱交換器35を冷却し、熱交換器35を通過する高温多湿空気からの除湿効率を向上させている。この状態では、排水弁13を開放し、水冷給水弁36から供給した水と除湿した水を排水している。
乾燥工程において、衣類から発生したリントは、乾燥空気の循環経路のヒータ32上流側に着脱自在に配置されるフィルター(図示せず)により捕捉される。また、水冷給水弁36から供給する水により、熱交換器35内部に付着したリントを洗い流している。
この洗いから乾燥に至る一連の工程は、制御手段11によって制御され、全自動で実行される。
特開2004−236800号公報
しかしながら、前記従来の構成では、熱交換器35内面に付着したリントを水冷給水弁36から供給される水により洗い流す構成としているが、水量が少なく、特に、排水経路や排水口に付着した異物やリント等を充分に洗い流すことができない課題を有している。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、排水経路や排水口に付着堆積した異物やリント等の除去能力を向上させる洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯乾燥機は、洗濯槽と、前記洗濯槽内に給水する給水手段と、前記洗濯槽内の水を排水する排水手段と、前記洗濯槽外部に熱交換器を有し、前記洗濯槽内の空気を前記熱交換器を介して循環する循環経路と、前記循環経路に配設され、前記循環経路から前記洗濯槽に供給される空気を加熱するヒータと、前記循環経路に循環風を発生させる送風ファンと、前記熱交換器内に冷却水を供給する水冷給水手段と、前記給水手段、前記排水手段、前記ヒータ、前記送風ファン、前記水冷給水手段を制御し、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、乾燥工程を行う制御手段とを備え、前記制御手段は、前記水冷給水手段を動作させた状態で、前記排水手段を所定時間閉塞した後、開放するものである。
これによって、排水手段の閉塞中に水冷給水手段によって給水された水が機体下部に溜まり、その後排水手段を開放すると、機体下部に溜まった水によって排水経路や排水口に付着した異物やリント等が排出される。
本発明の洗濯乾燥機は、水冷除湿用の水冷給水手段を用いて機体下部に溜めた水を排水することで、排水経路や排水口に付着堆積した異物やリント等を排出することできる。
本発明の実施の形態1における洗濯乾燥機のブロック図 本発明の実施の形態2における洗濯乾燥機のブロック図 同乾燥運転時間とリント堆積量との関係を表した図 同リント堆積量と排水量との関係を表した図 同乾燥運転時間と堆積リント量との関係を表した図 従来の洗濯乾燥機を構成を示す断面図 同洗濯乾燥機のブロック図
第1の発明は、洗濯槽と、前記洗濯槽内に給水する給水手段と、前記洗濯槽内の水を排水する排水手段と、前記洗濯槽外部に熱交換器を有し、前記洗濯槽内の空気を前記熱交換器を介して循環する循環経路と、前記循環経路に配設され、前記循環経路から前記洗濯槽に供給される空気を加熱するヒータと、前記循環経路に循環風を発生させる送風ファンと、前記熱交換器内に冷却水を供給する水冷給水手段と、前記給水手段、前記排水手段、前記ヒータ、前記送風ファン、前記水冷給水手段を制御し、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、乾燥工程を行う制御手段とを備え、前記制御手段は、前記水冷給水手段を動作させた状態で、前記排水手段を所定時間閉塞した後、開放することを特徴とすることで、排水経路や排水口に付着堆積した異物やリント等を排出することができ、リント排水用の給水手段を設ける必要がないため、コストを低減することができる。また、洗濯乾燥機の小型化が実現できる。
第2の発明は、特に、第1の発明の制御手段は、排水手段の閉塞とともにファンを停止することにより、機体下部に溜めた水がファンを動作により異音がすることなく、排水経路や排水口に付着堆積した異物やリント等を排出することができ、リント排水用の給水手段を設ける必要がないため、コストを低減することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の制御手段は、排水手段の閉塞とともにファンとヒータを停止することにより、機体下部に溜めた水がファンを動作により異音がすることなく、排水経路や排水口に付着堆積した異物やリント等を排出することができ、リント排水用の給水手段を設ける必要がないため、コストを低減することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明の制御手段は、排水手段の閉塞とともにヒータを停止し、ヒータの停止後にファンを停止することにより、ヒータの周辺の温度が上昇することなく、排水経路や排水口に付着堆積した異物やリント等を排出することができ、リント排水用の給水手段を設ける必要がないため、コストを低減することができる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明の制御手段は、排水手段を所定時間閉塞してヒータとファンを停止し、排水手段の開放とともに、ヒータとファンを再作動させることにより、ヒータとファンを停止したことにより乾燥工程の終了を誤判定することなく、排水経路や排水口に付着堆積した異物やリント等を排出することができ、リント排水用の給水手段を設ける必要がないため、コストを低減することができる。
第6の発明は、第1から第5の発明において、洗濯槽内の洗濯物の量を検出する洗濯量検出手段を備え、制御手段は、前記洗濯量検出手段の検出した洗濯物の量に応じて排水手段を閉塞する時間を変えることにより、水冷給水手段による無駄な給水をすることなく、排水経路や排水口に付着堆積した異物やリント等を排出することができ、リント排水用の給水手段を設ける必要がないため、コストを低減することができる。
第7の発明は、特に、第1〜6のいずれか1つの発明の制御手段は、洗濯量検出手段の検出した洗濯物の量に応じて排水手段の閉塞間隔を変えることにより、水冷給水手段による無駄な給水をすることなく、排水経路や排水口に付着堆積した異物やリント等を排出することができ、リント排水用の給水手段を設ける必要がないため、コストを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1に基づいて、本発明の実施の形態における洗濯乾燥機のブロック図を説明する。なお、洗濯機の構成は従来と同じであり、同一部品については、同一符号を付して説明を省略する。
制御手段11は、図示しない操作パネルの各種操作スイッチ及びスタートスイッチの操作に基づいて、モータ10、給水手段15、ヒータ31、送風ファン30、水冷給水手段36、排水手段13、クラッチ9等を制御する。なお、給水手段15、水冷給水手段36及び排水手段13は、本実施の形態では、電磁弁にて構成しているが、電磁弁に限るものではなく、他の構成を用いてもよい。
以下、図1とともに図6を参照しながら、本実施の形態の洗濯乾燥機の動作、作用を説明する。
まず、洗濯槽である内槽4に洗濯物を投入した後、スタートスイッチを操作すると、制御手段11により給水手段15を制御して外槽3内に洗濯水を給水する。外槽3内に所定水量の洗濯水が溜まると、制御手段11は、モータ10を動作させて内槽4と回転翼7を選択的に回転動作させ、洗濯槽内の洗濯物を洗濯水により攪拌する。制御手段11は、所定時間モータ10により内槽4と回転翼7とを回転動作させた後、排水手段13を動作させて外槽3内の洗濯水を排水する。なお、本実施の形態では、外槽3と内槽4を洗濯槽と称する。
以上の動作を所定回数繰り返し、洗濯工程を行なう。洗濯工程の後、給水手段15を制御して外槽3内に給水し、内槽4または回転翼7を回転させてすすぎを行なう。すすぎを所定回数繰り返し、すすぎ工程を完了する。すすぎ工程の後、内槽4を回転させて内槽4内の洗濯物を脱水する脱水工程を行なう。さらに、脱水工程の後、乾燥工程を行う。
乾燥工程においては、制御手段11は、内槽4あるいは回転翼7を回転させて洗濯物を攪拌動作させながら、ヒータ31と送風ファン30を動作させる。ヒータ31とファン30の動作により循環経路に循環風が発生し、ヒータ31により加熱された温風が内槽4内に供給され、洗濯物を乾燥させた高温多湿空気が熱交換器35で除湿される。
ヒータ31と送風ファン30の動作による循環風により洗濯物の乾燥が所定の状態まで進行すると、熱交換器35内に水冷給水手段36により冷却水が供給される。
乾燥工程においては、洗濯物からリントが発生し、異物やリント等が循環経路を循環して熱交換器35内部などに付着する。熱交換器35内面に付着したリント等は、水冷給水手段36から供給される冷却水により流され、排水経路を経て排水口を介して排水されるが、異物やリント等が大量に付着堆積すると、排水経路や排水口が詰まり排水できなくなる虞がある。
ここでいう排水経路は、外槽3の排水口から排水手段13を介して排水ホース22へ至る経路、熱交換器35から排水手段13を介して排水ホース22へ至る経路であり、排水ホース22を含むものである。また、排水口は、外槽3からの排水口、外槽3からの排水と熱交換器35からの排水が合流して排水される排水口を含むものである。
本実施の形態では、制御手段11は、水冷給水手段36を動作させた状態で排水手段13を所定時間閉塞することにより外槽3内底部と排水経路に水を溜める。外槽3内底部に溜める水位は、溜めた水が洗濯物に触れない水位まで調整可能である。
外槽3内底部と排水経路に所定量の水が溜まると、制御手段11は排水手段13を開放し、内部の水を排水する。所定量に溜まった水を一気に排水するので、排水経路や排水口に付着堆積した異物やリント等を排出することができる。
なお、制御手段11は、排水手段13を閉塞した状態で、ヒータ31と送風ファン30の動作を停止し、循環経路の温風の循環を停止している。
排水手段13を閉塞した状態で、循環経路が溜まった水により閉塞される前の温風の循環が可能な状態で、送風ファン30を動作させて温風を循環させると、水の溜まった部分において循環風が通過により異音が発生することがあり、使用者に耳障りであるとともに、製品の故障であると誤解を与えてしまう可能性がある。また、排水手段13の閉塞により溜まった水の水位が上昇し、循環経路が閉塞されると、温風を循環させることができなくなり、ヒータ31が配置された周辺部分の温度が上昇する虞がある。
本実施の形態は、排水手段13を閉塞した状態では、ヒータ31と送風ファン30の動作を停止することにより、これらの問題を解決することが可能となる。
なお、ヒータ31と送風ファン30とを同時に停止した場合、熱容量の大きいヒータ31を用いる場合には、ヒータ31の周辺部分の温度が上昇する虞がある。
制御手段11は、排水手段13を閉塞するとともに、ヒータ31を停止し、一定時間送風ファン30の運転を継続した後に送風ファン30の運転を停止する。一定時間は、ヒータ31の温度が、危険が発生しない所定温度まで低下するまでの時間である。一定時間でなく、ヒータ31の温度が、危険の生じない所定温度まで低下したときに送風ファン30を停止させてもよい。
制御手段11は、排水手段13を開放した後、ヒータ31と送風ファン30を動作させる。循環経路への温風の循環が停止している間に、洗濯槽内の温度が低下しており、ヒータ31とファン30への通電を再開した直後には、内槽4内の洗濯物の乾燥状態を正確に検出することができず、洗濯物が生乾きにも関わらず、乾燥工程を終了してしまう可能性がある。
本実施の形態では、制御手段11は、排水手段13を開放し、ヒータ31と送風ファン30に通電して乾燥工程を再開し、乾燥工程を一定時間継続した後に洗濯物の乾燥状態を検出する。これにより、ヒータ31とファン30の再通電後の洗濯物の乾燥状態を正確に検出することができ、乾燥工程の終了を誤判定することない。
(実施の形態2)
図2は、本発明の第2の実施の形態の洗濯機のブロック図を示すものである。
図2に示すように、本実施の形態においては、内槽4内の洗濯物の量を検出する洗濯量検出手段38を備えている。
本実施の形態の洗濯機は、内槽4内に洗濯物を投入した後、洗濯・乾燥運転を開始すると、洗濯量検出手段38により内槽4内の洗濯物の量を検出する。制御手段11は、洗濯量検出手段38の検出した洗濯物の量に応じて、水量、洗い時間、すすぎ回数、脱水時間
、乾燥時間などを決定する。制御手段11は、洗濯物の量に応じて決定された水量、洗い時間、すすぎ回数、脱水時間、乾燥時間などに基づいて、洗濯工程、すすぎ工程、脱水工程、乾燥工程を行う。
図3は、乾燥運転時間とリント堆積量との関係を表した図であり、実線が洗濯物の量が多い場合を示し、破線が洗濯物の量が少ない場合を示している。
図3に示すように、乾燥運転の経過とともに、異物やリント等が排水経路や排水口に付着堆積する量が増加する。乾燥運転時間T1経過時点で、洗濯物の量が少ない時の異物やリント等の堆積量は少なく(リント堆積量B)、洗濯物の量が多い時の異物やリント等の堆積量が多くなる(リント堆積量A)。
図4は、リント堆積量と排水量との関係を表した図である。
図4に示すように、排水経路や排水口への異物やリント等の堆積量が少ない場合(リント堆積量C)は、堆積した異物やリント等を排出するために必要な排水量は少なく(排水量L1)、排水経路や排水口への異物やリント等の堆積量が多い場合(リント堆積量D)には、堆積した異物やリント等を排出するために必要な排水量は多くなる(排水量L2)。
制御手段11は、洗濯量検出手段38の検出した洗濯物の量に応じて排水手段13を閉塞する時間を変えることにより、水冷給水手段36からの無駄な給水をすることなく、排水経路や排水口に付着堆積した異物やリント等を排出することができる。
また、洗濯量検出手段38の検出した洗濯物の量が少ない場合には、排水手段13の閉塞時間を短くして、ヒータ31とファン30への通電再開を早くすることにより、洗濯槽内の温度低下を少なくして、洗濯物の乾燥効率の低下を抑制することができる。
図5は、乾燥運転時間とリント堆積量との関係を表した図である。
排水経路や排水口への異物やリント等の堆積量が一定の堆積量(リント堆積量E)になるには、洗濯物の量が少ない時には乾燥運転時間は長くかかり(T4)、洗濯物の量が多い時には乾燥運転時間は短くなる(T3)。
制御手段11は、洗濯量検出手段38の検出した洗濯物の量に応じて排水手段13を閉塞する間隔を変えることにより、水冷給水手段36から無駄な給水をすることなく、排水経路や排水口に付着堆積した異物やリント等を排出することができる。
なお、本実施の形態は、縦型洗濯機を用いて説明したが、ドラム式洗濯機に用いることもでき、縦型洗濯機に限定するものではない。
以上のように、本発明にかかる洗濯乾燥機は、水冷除湿用の水冷給水手段を用いて機体下部に水を溜め、溜めた水を排水することで、排水経路や排水口に付着堆積した異物やリント等を排出することできる。ドラム式洗濯機等の用途にも適用できる。
1 筐体
3 外槽
4 内槽
10 モータ
11 制御手段
13 排水手段
15 給水手段
30 送風ファン
31 ヒータ
33 温風噴出口
35 熱交換器
36 水冷給水手段
37 給水口
38 洗濯量検出手段

Claims (7)

  1. 洗濯槽と、前記洗濯槽内に給水する給水手段と、前記洗濯槽内の水を排水する排水手段と、前記洗濯槽外部に熱交換器を有し、前記洗濯槽内の空気を前記熱交換器を介して循環する循環経路と、前記循環経路に配設され、前記循環経路から前記洗濯槽に供給される空気を加熱するヒータと、前記循環経路に循環風を発生させる送風ファンと、前記熱交換器内に冷却水を供給する水冷給水手段と、前記給水手段、前記排水手段、前記ヒータ、前記送風ファン、前記水冷給水手段を制御し、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、乾燥工程を行う制御手段とを備え、前記制御手段は、前記水冷給水手段を動作させた状態で、前記排水手段を所定時間閉塞した後、開放することを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 制御手段は、排水手段の閉塞とともにファンを停止することを特徴とした請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. 制御手段は、排水手段の閉塞とともにファンとヒータを停止することを特徴とした請求項1または2に記載の洗濯乾燥機。
  4. 制御手段は、排水手段の閉塞とともにヒータを停止し、ヒータの停止後にファンを停止することを特徴とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
  5. 制御手段は、排水手段を所定時間閉塞してヒータとファンを停止し、排水手段の開放とともに、ヒータとファンを再作動させることを特徴とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
  6. 洗濯槽内の洗濯物の量を検出する洗濯量検出手段を備え、制御手段は、前記洗濯量検出手段の検出した洗濯物の量に応じて排水手段を閉塞する時間を変えることを特徴とした請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
  7. 制御手段は、洗濯量検出手段の検出した洗濯物の量に応じて排水手段の閉塞間隔を変えることを特徴とした請求項1〜6のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
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