JP2015204725A - モータのロータ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】トルク容量および耐久性を確保しつつ、回転時の振動および騒音を低減可能なモータのロータ構造を提供すること。
【解決手段】ロータ14が取り付けられた回転軸としてのロータシャフト13が、モータ12の支持部としての軸受16,17に回転可能に支持されたモータのロータ構造であって、ロータシャフト13を、ロータ14が取り付けられた外軸131と、この外軸131の径方向内側に配置されて回転出力対象としての減速機構22に向けて回転出力する内軸132と、により内外二重構造とし、内軸132を、軸方向で前記外軸131の減速機構22側の端部よりも、減速機構22から遠い側の位置で前記外軸131に連結したことを特徴とするモータのロータ構造とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータのロータ構造に関する。
従来、電動機のロータおよびロータに結合されたロータシャフトが回転した場合に、ロータシャフト側に振動、騒音などが発生することは知られている。
そこで、このような電動機におけるロータシャフトの振動、騒音を抑制する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この従来技術では、ロータの中心に、ゴムなどの緩衝材を介在してロータシャフトが結合された構造となっている。
したがって、この従来技術では、緩衝材により、ロータからロータシャフトへの振動、騒音の伝達を抑制することができる。
特開平11−4556号公報
しかしながら、上記従来技術では、ロータとロータシャフトとが緩衝材を介在して結合されているため、伝達トルク容量が大きなモータに適用した場合、緩衝材の耐久性の確保が難しい。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、トルク容量および耐久性を確保しつつ、回転時の振動および騒音を低減可能なモータのロータ構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、
ロータが取り付けられたロータシャフトを、前記ロータが取り付けられた外軸と、この外軸の径方向内側に配置されて回転出力対象に向けて回転出力する内軸と、により内外二重構造とし、
前記内軸を、軸方向で前記外軸の前記回転出力対象側の端部よりも、前記回転出力対象から遠い側の位置で前記外軸に連結したことを特徴とするモータのロータ構造とした。
本発明のモータのロータ構造では、ロータと回転出力対象との軸方向の間隔を同じとして、ロータの回転出力対象側の端部にロータシャフトを連結した場合の軸長と比較して、内軸の軸長を長くすることができる。したがって、この軸長が長くなった分だけ、ロータシャフトの捩じり剛性を低下させることが可能となり、その分、回転出力対象へのロータ振動加振力が低減され、モータの振動および騒音を低減できる。また、内軸と外軸とは剛結合することで、ロータとロータシャフトとの間に緩衝材を介在させたものと比較して、トルク容量および耐久性の確保が可能である。
実施の形態1のモータのロータ構造を適用したモータ駆動ユニットを示す断面図である。 前記モータ駆動ユニットにおけるロータの周方向変位および周方向加振力を示すロータ振動特性説明図である。 前記モータ駆動ユニットおよび比較例の振動特性図である。 実施の形態1におけるロータシャフト曲げ剛性特性、ロータシャフト捩じり剛性の振動伝達率メカニズムの説明図である。 ロータと減速機構とをロータシャフトにより直結した比較例の振動系の模式図である。 実施の形態1のロータシャフトおよび減速機構の振動系の模式図である。 実施の形態1におけるロータシャフトを二重構造としたことによる振動レベルを比較例の振動レベルと比較して表した振動特性図である。 実施の形態1において内軸と外軸に軸受および緩衝材を介在させた場合の振動系の模式図である。 実施の形態1における二重構造、軸受介在、緩衝材介在のそれぞれによる振動レベル低減効果を表す振動特性図である。 実施の形態1における内軸と外軸との連結位置を振動の節としたことによる効果を説明するための、ロータ端部とロータ中央部との捩じり振動レベルの違いを表す振動特性図である。 実施の形態2のモータのロータ構造を適用したモータ駆動ユニットを示す断面図である。 実施の形態3のモータのロータ構造を適用したモータ駆動ユニットを示す断面図である。
以下、本発明のモータのロータ構造を実現する最良の形態を、図面に示す実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1のモータのロータ構造の構成を説明する。
[モータ駆動ユニットの全体構成]
図1は、実施の形態1のモータのロータ構造を備えたモータ駆動ユニットAを示す概略断面図であり、以下、図1に基づき、モータ駆動ユニットAの全体構成を説明する。このモータ駆動ユニットAは、例えば、図示を省略した車両の駆動輪に回転を与えるために車両に搭載されたモータ駆動ユニットとして用いることができる。
前記モータ駆動ユニットAは、モータユニット1と、減速機構ユニット2と、を備えている。
モータユニット1は、モータケース11にモータ12を収容した構造となっている。また、減速機構ユニット2は、減速機ケース21に減速機構22を収容した構造となっている。
まず、モータユニット1のモータ12の構成を説明する。
モータ12は、ロータシャフト13と、ロータ14と、ステータ15と、を備えている。
ロータシャフト13は、支持部としての軸受16,17によりモータケース11に回転可能に支持されている。
ロータ14は、ロータシャフト13の外周に固定され、図示を省略した永久磁石を周方向に間隔を空けて埋設した積層鋼板により構成されている。また、本実施の形態1では、ロータ14は、その図示を省略した永久磁石が軸方向(図において左右方向)の中央の分割面14aで軸方向に分割された、いわゆる分割スキュー構造となっている。
ステータ15は、ロータ14の外周との間にエアギャップを介してモータケース11に固定され、図示を省略したステータコイルを巻き付けた積層のステータティースにより構成されている。すなわち、モータ12は、三相交流の電流をステータコイル(図示省略)に印加することでロータ14およびロータシャフト13を回転させること(力行)ができる。一方、モータ12は、発電機として、ロータシャフト13およびロータ14の回転によりステータコイル(図示省略)に三相交流の電流を発生させること(回生)ができる。
次に、減速機構ユニット2の減速機構22の構成を説明する。
減速機構22は、ロータシャフト13の端部に連結された入力ギヤ23と、入力ギヤ23に噛み合うと共に入力ギヤ23より大径とした出力ギヤ24と、を備えた平行軸ギヤ対により構成されている。
入力ギヤ23は、一対の軸受25,26を介して減速機ケース21に回転可能に支持されている。また、出力ギヤ24は、入力ギヤ23よりも大径のギヤであり、一対の軸受27,28を介して減速機ケース21に支持されている。
したがって、ロータシャフト13の回転は、減速機構22により減速されて、出力ギヤ24から図示を省略した駆動輪側に伝達される。この場合、出力ギヤ24からの回転出力は、例えば、ディファレンシャルギヤのファイナルギヤ(図示省略)に伝達され、ディファレンシャルギヤ(図示省略)から左右の駆動輪に伝達するようにしてもよい。あるいは、出力ギヤ24の回転を、駆動輪に直接伝達するいわゆるインホイールモータ構造とすることもできる。
次に、本実施の形態1の特徴とするロータシャフト13の構成について説明する。
ロータシャフト13は、ロータ14が取り付けられた外軸131と、この外軸131の径方向内側に配置されて回転出力対象である減速機構22の入力ギヤ23に連結されて回転出力する内軸132と、により内外二重構造となっている。
外軸131は、その軸心部に、内軸132の連結用の小径穴131aと、内軸132との間に径方向の隙間を形成する大径穴131bと、が軸方向に連続して形成されている。そして、小径穴131aと大径穴131bとの境界に、径差による段差131cが形成され、かつ、この段差131cは、軸方向でロータ14の分割面14aの位置と略同一位置に配置されている。
なお、段差131cを挟んで、減速機構22から遠い側の位置に小径穴131aが配置され、減速機構22に近い側の位置に大径穴131bが配置されている。また、外軸131の軸方向両端部が、前述した軸受16,17に回転可能に支持されており、外軸131の減速機構22側の端部131dの先端は、軸受17の減速機構22側の端部の位置に略一致する位置に配置されている。
内軸132は、結合軸部132aが、外軸131の小径穴131aに嵌合して連結されている。そして、結合軸部132aに連続する出力軸部132bが、大径穴131bの内周との間に間隔を空けて軸方向に延在され、さらに、大径穴131bの開口端から軸方向に突き出て、その先端部が入力ギヤ23にスプライン結合されている。
したがって、内軸132は、外軸131の減速機構22側の端部131dよりも、減速機構22から遠い位置であって、軸方向で分割面14aと略一致する位置で、外軸131に連結されている。また、この連結位置は、ロータ14の捩じり振動の節となる位置である。すなわち、図2は、ロータ14の周方向変位および周方向加振力を示す図であって、ロータ14は、分割面14aの位置で、周方向変位が生じにくいとともに、周方向加振力が作用しにくい位置となっている。
さらに、内軸132の出力軸部132bと外軸131との間には、外軸131との連結位置(分割面14aの位置)よりも減速機構22側の位置に軸受133が介在されている。すなわち、本実施の形態1では、外軸131の減速機構22側の端部131dと内軸132の出力軸部132bとの間に軸受133が介在されている。
加えて、内軸132の出力軸部132bと外軸131との間に、径方向の変位を吸収可能な緩衝材135が介在されている。この緩衝材135としては、ゴムなどの弾性材を用いることができる。
(実施の形態1の作用)
以下に、実施の形態1のモータロータ構造の作用について説明する。
まず、実施の形態1により解決する課題について説明を加える。
ロータ14の回転時には、モータ12の電磁加振により生じるロータ捩じり振動により、減速機構22が変位加振されることで、各軸要素の固有値を引き起こし、これが各ケース11,21に伝達されて、これがノイズの発生源となっている。特に、分割スキュー構造のロータ14では、ロータ捩じり1次固有値が相対的に大きくなり、ノイズも大きくなる。
図3は、モータ駆動ユニットAの振動特性を示している。
図において、点線は、実施の形態1との比較例の振動特性を示しており、ロータシャフトとして本実施の形態1のように二重構造を採用せずに、ロータ14と入力ギヤ23とを、それぞれの端部どうしを直接連結した場合の振動特性である。この図に示すように、ロータ捩じり固有値、ロータシャフト捩じり固有値、ロータシャフト曲げ固有値に、振動レベルピークが存在している。
これに対し、図3の実線は、二重構造のロータシャフト13を用いた実施の形態1のモータ駆動ユニットAの振動特性を示している。
図示のように、本実施の形態1では、ロータ捩じり固有値が、その振動レベルが大幅に低減される。また、ロータシャフト捩じり固有値は、その振動レベルが低下するとともに、この固有値の周波数が低下している。さらに、ロータシャフト曲げ固有値も、そのレベルが低下されている。
ここで、ロータシャフト曲げ固有値、ロータシャフト捩じり固有値について説明を加える。これらロータシャフト曲げ固有値、ロータシャフト捩じり固有値は、平行軸ギヤ対構造の減速機構22の振動の固有値である。
ロータシャフト曲げ固有値は、減速機構22の出力ギヤ24がマス、ロータシャフト曲げ剛性がバネとなる固有値であって、図4に示すように、相対的に低周波数の固有値である。
ロータシャフト捩じり固有値は、減速機構22の両ギヤ23,24がマス、ロータシャフト捩じり剛性がバネとなる固有値であり、ロータシャフト曲げ固有値よりも高周波数となる。
以下に、本実施の形態1における、ロータ捩じり固有値、ロータシャフト捩じり固有値、ロータシャフト曲げ固有値の低減作用効果について詳細に説明する。
(ロータシャフトの二重構造化による作用)
まず、ロータシャフト13の二重構造化による作用を説明する。
ロータシャフト13は、内軸132を減速機構22に連結することにより、ロータ14と減速機構22との軸方向の実距離を変えることなく、ロータ14と減速機構22との回転伝達系の軸方向距離が長くなる。
すなわち、図5Aは比較例の振動系の概略図であって、この比較例は、ロータ01の端部と入力ギヤ02の端部とをロータシャフト03により直結している。
一方、図5Bは、本実施の形態1の振動系の概略図であって、ロータシャフト13の内軸132の軸方向寸法が比較例のロータシャフト03の軸方向寸法よりも短くなっている。
よって、ロータシャフト13の捩じり剛性(Kt2)は、比較例のロータシャフト03の捩じり剛性(Kt1)と比較して、軸長が長くなった分だけ低下するとともに、ロータシャフト捩じり固有値の周波数が低下する。
したがって、このロータ捩じり剛性の低下およびロータシャフト捩じり固有値の周波数低下により、図5Cにおいて点線により示す比較例に対し、同図の実線により示すように、振動レベルが低下する。これにより、ロータ振動加振力が低減され、モータノイズが低減され静粛性が向上する。
なお、捩じり振動の固有振動数f(Hz)は、下記の式(1)のとおりである。
f=(λ/2πL)(GJ/ρI1/2 ・・・(1)
λは定数、Lは軸長、GJは捩じり剛性、ρIは慣性モーメントである。
したがって、内軸132による軸方向寸法Lが増すことで、捩じり振動の固有振動数f(Hz)が低下する。
(内軸の軸受および緩衝材による作用)
次に、内軸132を、外軸131の減速機構22側の端部131dに対し、軸受133により支持し、さらに、緩衝材135により連結していることによる作用を説明する。
図6は、内軸132と外軸131との間に、軸受17および緩衝材135を介在させた構造の振動系を示す概略図である。
すなわち、内軸132は、軸方向寸法を長くすることにより曲げ剛性が低下する。この曲げ剛性の低下により、ロータシャフト13の曲げ振動が悪化する場合がある。本実施の形態1では、軸受17を設けたことにより、内軸132の曲げ剛性の低下を抑え、ロータシャフト曲げ振動の悪化を抑制できる。
また、内軸132および外軸131にあっては、減速機構22側では、その反対側と比較して、相対捩じり変位が大きくなる。そこで、外軸131の減速機構22側の端部と、内軸132との間に緩衝材135を介在させることにより、ロータシャフト捩じり固有値のピークレベルを低減できる。
図7は、上記の軸受17および緩衝材135を介在させたことによるロータシャフト曲げ固有値およびロータシャフト捩じり固有値の低下を表す振動特性図を示している。
すなわち、図7において、点線は、前述した図5Aに示した比較例の振動特性を示している。また、図7の実線は、図5Bに示すロータシャフト13を二重構造にした場合の振動特性を示している。ロータシャフト13を二重構造としたことにより、前述のように、ロータ捩じり固有値の振動レベルが低下して、ロータシャフト捩じり固有値の周波数が低下し、広い周波数域で、振動レベルが低下しているのが分かる。
図7において一点鎖線は、二重構造のロータシャフト13において、内軸132と外軸131との間に軸受17を介在させた場合の振動特性を示している。この図に示すように、軸受17を介在させたことによる内軸132の曲げ剛性の低下抑制により、比較例(点線)や二重構造とした場合(実線)と比較して、ロータシャフト曲げ固有値の振動レベルが低下しているのが分かる。
さらに、図7において、二点鎖線は、軸受17に加え、緩衝材135を介在させた場合の振動特性を示している。この図に示すように、緩衝材135を介在させたことにより、ロータシャフト捩じり固有値の振動レベルがさらに低下しているのが分かる。
(ロータの軸方向中央の振動の節にて内軸を外軸へ結合)
実施の形態1では、図2により説明したように、ロータ14の軸方向中央の分割スキュー間に設けられた分割面14aの位置で、内軸132を外軸131に連結している。
この分割面14aの位置は、ロータ14の捩じり振動の節となっており、周方向変位が最も生じにくい位置である。このため、ロータ14の捩じり振動が、内軸132に最も伝わりにくい位置となっている。
図8は、ロータ14の端部と軸方向中央の捩じり振動レベルを示す振動特性図であって、点線がロータ端部の捩じり振動特性を示し、実線がロータの軸方向中央の捩じり振動特性を示している。
このように、ロータ14の端部は、図2に示すように、ロータ捩じり振動の腹の部分であって、周方向の変位量が最も大きく、図8において点線により示すように、振動レベルも相対的に大きくなる。
それに対して、ロータ14の軸方向中央位置は、図2に示すように、ロータ捩じり振動の節となっており、周方向変位量および周方向加振力が相対的に小さく、図8において実線で示すように、振動レベルが抑えられる。
以上の振動特性に基づいて、実施の形態1のモータ駆動ユニットAでは、図3において実線で示す振動特性となり、ロータシャフトを二重構造としない場合の振動特性(点線により示す)と比較して、振動レベルを抑えることができる。
したがって、モータ駆動ユニットAの駆動時の音、振動も抑えることができる。
(実施の形態1の効果)
以下に、実施の形態1のモータのロータ構造の効果を列挙する。
a)実施の形態1のモータのロータ構造は、
ロータ14が取り付けられた回転軸としてのロータシャフト13が、モータ12の支持部としての軸受16,17に回転可能に支持されたモータのロータ構造であって、
前記ロータシャフト13を、前記ロータ14が取り付けられた外軸131と、この外軸131の径方向内側に配置されて回転出力対象としての減速機構22に向けて回転出力する内軸132と、により内外二重構造とし、
前記内軸132を、軸方向で前記外軸131の前記減速機構22側の端部よりも、前記減速機構22から遠い側の位置で前記外軸131に連結したことを特徴とする。
したがって、ロータシャフト13を、軸方向でロータ14の減速機構22側の端部に連結したものと比較して、ロータ14と減速機構22との軸方向の間隔を広げることなく内軸132の軸長を長くして、ロータシャフト13の捩じり剛性の低下が可能となる。そして、ロータシャフト13の捩じり剛性低下により、回転出力対象である減速機構22へのロータ振動加振力が低減され、モータノイズが低減され、静粛性、制振性が向上する(図5C参照)。
すなわち、モータ駆動ユニットAの軸方向寸法を拡大することなく、ロータシャフト13の捩じり剛性を低下させることにより、モータノイズ(音、振動)を低減させて、静粛性、制振性の向上を図ることができる。
加えて、ロータシャフト13を二重構造とすることにより、内軸132を小径化することにより、いっそう捩じり剛性を低下させることが容易となり、上記の静粛性、制振性の向上を図る上で有利となる。
b)実施の形態1のモータのロータ構造は、
前記内軸132における前記外軸131との連結位置を、前記ロータ14の軸方向中央位置(分割面14aの位置)よりも前記減速機構22から遠い側の位置としたことを特徴とする。
したがって、内軸132の軸方向寸法をより長く確保でき、その分、内軸132の剛性を低下させて捩じり剛性を低下させ、上記a)の静粛性、制振性の向上を図ることができる。
c)実施の形態1のモータのロータ構造は、
前記内軸132と前記外軸131との前記連結を行った位置よりも前記減速機構22側の位置で、前記内軸132と前記外軸131との間に軸受133を介在させたことを特徴とする。
内軸132を減速機構22に結合する構造としたことで、内軸132の軸長が長くなった分、ロータシャフト13の曲げ剛性が低下するため、ロータシャフト曲げ振動に対して不利となる。
それに対し、内軸132と外軸131との間に軸受133を介在させることにより、軸受133を介在させないものと比較して、ロータシャフト曲げ剛性が向上し、その分、ロータシャフト曲げ固有値の振動レベルの低減が可能となる。
すなわち、図7において実線により示すロータシャフト二重構造の振動特性に対し、一点鎖線により示す振動特性のように、ロータシャフト曲げ固有値のピークレベルを、さらに抑えることが可能となる。
特に、実施の形態1では、軸受133の介在位置を、外軸131の端部131dとしたため、この端部131dよりもロータ14の軸方向中央側の位置とした場合よりも、内軸132の曲げ剛性を向上できる。これにより、ロータシャフト曲げ固有値の振動レベルをより低減することが可能となる。
d)実施の形態1のモータのロータ構造は、
前記内軸132と前記外軸131との前記連結を行った位置よりも前記減速機構22側の位置で、前記内軸132と前記外軸131との間に、径方向の変位を吸収可能な緩衝材135を介在させたことを特徴とする。
外軸131の減速機構22側の端部と、内軸132の減速機構22側の端部と、の間では、両者の連結位置と比較して、相対捩じり変位量および曲げ変位量が大きい。そこで、両者の連結位置よりも減速機構22側の位置に緩衝材135を介在させることにより、両変位量を抑え、ロータシャフト捩じり固有値およびロータシャフト曲げ固有値のピークレベルを低減することが可能となる。
すなわち、図7において実線により示すロータシャフト二重構造の振動特性に対し、二点鎖線により示す振動特性のように、ロータシャフト曲げ固有値およびロータシャフト捩じり固有値のピークレベルを、さらに低減させることが可能となる。
e)実施の形態1のモータのロータ構造は、
前記内軸132と前記外軸131との連結を、前記ロータ14の捩じり振動の節となる位置で行ったことを特徴とする。
このロータ14の捩じり振動の節では、周方向の変位が生じにくい。そこで、この周方向振動の節となる位置で、ロータ14と一体的な外軸131と、減速機構22に連結される内軸132と、を連結することにより、この節以外の位置で連結したものと比較して、ロータ14の捩じり振動が内軸132に伝達されにくくなる。これにより、ロータ捩じり振動を低減させ、より静粛性、制振性を向上させることができる。
実施の形態1では、ロータ14として、その永久磁石(図示省略)が分割面14aで軸方向に分割された分割スキュー構造のものを用いており、この分割面14aの位置が振動の節となる。両軸131,132の連結位置を、この分割面14aの位置とすることにより、上記効果を得ることができる。すなわち、ロータ14では、図8において点線により示すロータ端部捩じり振動に比べ、同図実線により示すロータ軸方向中央捩じり振動のレベルが低くなっている。
よって、この周方向振動の節となる位置で、ロータ14と一体的な外軸131と、減速機構22に連結される内軸132と、を連結することにより、この節以外の位置で連結したものと比較して、ロータ14の捩じり振動が内軸132に伝達されにくくなる。
f)実施の形態1のモータのロータ構造は、
前記回転出力対象に、前記軸方向に対して直交方向に複数の歯車としての入力ギヤ23、出力ギヤ24を噛み合い状態で並設した歯車列としての減速機構22を含むことを特徴とする。
ロータシャフト13の軸直交方向に複数のギヤ23,24を並設した減速機構22を設けた構造では、減速機構22をマスとし、ロータシャフト13をバネとして、振動ピークレベル固有値とする振動が生じる。すなわち、ロータシャフト13では、出力ギヤ24をマスとしてロータシャフト曲げ剛性がバネとなるロータシャフト曲げ固有値、両ギヤ23,24をマスとしてロータシャフト捩じり剛性をバネとするロータシャフト捩じり固有値を有する振動が生じる。
本実施の形態1では、これらロータシャフト曲げ固有値、ロータシャフト捩じり固有値の振動レベルを、上記a)〜d)のように低減することができる。
(他の実施の形態)
次に、他の実施の形態のモータのロータ構造について説明する。
なお、他の実施の形態を説明するのにあたり、実施の形態1と共通する構成には実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点のみ説明する。
(実施の形態2)
実施の形態2のモータのロータ構造は、ロータシャフト230の内軸232の外軸231への連結位置を、ロータ14の軸方向で減速機構22から遠い側の端部位置近傍とした例である。
すなわち、図9に示すように、外軸231には、減速機構22から遠い側の端部に内軸232の連結用の小径穴231aが軸方向に形成され、それよりも減速機構22側に大径穴231bが形成されている。
内軸232は、減速機構22から遠い側の端部の結合軸部232aを、小径穴231aに嵌合させて、外軸231に連結されている。
また、実施の形態1と同様に、結合軸部232aよりも大径の出力軸部232bは、その端部を段部231cに突き当て、大径穴231bとの間に径方向の隙間を介在させて軸方向に延在されて、外軸231から突き出ている。
なお、実施の形態2にあっても、実施の形態1と同様に、内軸232の出力軸部232bと、外軸231との間に、軸受133および緩衝材135を介在させている。
また、実施の形態2では、ロータ214としては、軸方向に分割されていないものを用いている。
以上説明した、実施の形態2にあっても、実施の形態1において説明したように、ロータシャフト230を二重構造としたことによりロータ捩じり固有値のレベルを低下させることができる(図5C参照)。
加えて、実施の形態1と同様に、内軸232と外軸231との間に軸受17および緩衝材135を介在させたことにより、ロータシャフト曲げ固有値およびロータシャフト捩じり固有値のピークレベルを低減させることができる。
すなわち、図7において、実線により示した振動伝達特性とすることができる。
以上のように、実施の形態2のモータのロータ構造にあっても、上記の(a)〜(d)に記載した構造に基づいて、同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
実施の形態3のモータのロータ構造は、図10に示すように、ロータシャフト330の外軸331と内軸332との連結位置は、実施の形態2と同様とし、外軸331と内軸332との間に介在させる軸受336を追加した例である。
具体的には、外軸331の端部に形成した小径穴331aに、内軸332の結合軸部332aを嵌合して外軸331と内軸332とを連結している。
また、外軸331には、軸方向で小径穴331aの減速機構22側に、第1大径穴331b、第2大径穴331cが順に形成されている。
内軸332は、結合軸部332aと、これに隣り合う第1大径部332bとの段差部分が、段差331dに突き当てられている。そして、外軸331の第1大径穴331bと第2大径穴331cとの段差部分と、内軸332の第1大径部332bと第2大径部332cとの間の段差部分との間に、軸受336が介在されている。
したがって、実施の形態3では、ロータシャフト曲げ剛性がさらに向上し、その分、上記(b)にて説明したロータシャフト曲げ振動抑制効果がさらに向上する。
特に、実施の形態3では、軸受336を、ロータ14の軸方向中央に近い位置に設置したため、内軸332において、外軸331との連結位置と、軸受133との中間であって、両者の軸方向の略中央の曲げ振動を抑制できる。
よって、軸受336を、軸方向で、外軸331との連結位置と軸受133とのいずれかに近い位置に設けたものと比較して、内軸332の曲げ振動を効率的に抑制でき、ロータシャフト曲げ固有値のレベルを、いっそう低減可能となる。
以上、本発明のモータのロータ構造を実施の形態に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施の形態では、内軸と外軸との間に、軸受と緩衝材とを介在させた例を示したが、本発明では、ロータシャフトを内外二重構造としたものであれば、軸受と緩衝材とは、いずれか一方、あるいは両方設けない構造であっても、所期の効果を得ることができる。すなわち、ロータ捩じり固有値のレベル低下を図ることが可能である。
加えて、内軸と外軸との間に介在させる軸受および緩衝材の設置位置、ならびに設置数は、実施の形態で示したものに限定されるものではない。
例えば、緩衝材は、実施の形態では、外軸の回転出力対象としての減速機構側の端部と内軸との間に介在させたものを示したが、この緩衝材を、外軸の回転出力対象としての減速機構側端部よりも減速機構から遠い側の位置に配置してもよい。また、緩衝材を、軸方向に2以上の複数設けることもできる。同様に、軸受も、外軸の回転出力対象としての減速機構側端部よりも減速機構から遠い側の位置に配置してもよく、かつ、その数も、実施の形態では、1あるいは2設けた例を示したが、3以上の複数設置することも可能である。
また、実施の形態では、ロータシャフトを二重構造とするのにあたり、内軸と外軸との連結位置を、ロータの軸方向中央、あるいはこの中央よりも回転出力対象としての減速機構から遠い位置とした例を示した。しかしながら、この連結位置は、外軸において、回転出力対象(減速機構)側の端部位置よりも回転出力対象から遠い側の位置であれば、前記端部とロータの軸方向中央との間であっても、前記端部で連結したものと比較して、ロータ捩じり振動レベルを低減することが可能である。
また、回転出力対象として、歯車列から成る減速機構を示したが、回転出力対象は、歯車列および減速機構に限定されるものではない。例えば、回転出力対象としては、ロータシャフトから動力伝達を行うものであれば、ベルト、チェーン、遊星歯車など歯車列以外の動力伝達機構を用いることができる。また、減速機構としても、実施の形態で示した平行2軸のものに限定されるものではなく、平行3軸などの複数軸、あるいは、遊星歯車機構などを用いることができる。さらに、回転出力対象は、減速機構以外とすることもでき、例えば、減速することなく、回転出力対象に回転を伝達することも可能である。
11 モータケース(支持部)
12 モータ
13 ロータシャフト
14 ロータ
14a 分割面
16 軸受(支持部)
17 軸受(支持部)
22 減速機構(回転出力対象)
23 入力ギヤ
24 出力ギヤ
131 外軸
132 内軸
133 軸受
135 緩衝材

Claims (7)

  1. ロータが取り付けられたロータシャフトが、モータの支持部に回転可能に支持されたモータのロータ構造であって、
    前記ロータシャフトを、前記ロータが取り付けられた外軸と、この外軸の径方向内側に配置されて回転出力対象に向けて回転出力する内軸と、により内外二重構造とし、
    前記内軸を、軸方向で前記外軸の前記回転出力対象側の端部よりも、前記回転出力対象から遠い側の位置で前記外軸に連結したことを特徴とするモータのロータ構造。
  2. 請求項1に記載のモータのロータ構造において、
    前記内軸における前記外軸との連結位置を、前記ロータの軸方向中央位置よりも前記回転出力対象から遠い側の位置としたことを特徴とするモータのロータ構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載のモータのロータ構造において、
    前記内軸と前記外軸との前記連結を行った位置よりも前記回転出力対象側位置で、前記内軸と前記外軸との間に軸受を介在させたことを特徴とするモータのロータ構造。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のモータのロータ構造において、
    前記内軸と前記外軸との前記連結を行った位置よりも前記回転出力対象側の位置で、前記内軸と前記外軸との間に、径方向の変位を吸収可能な緩衝材を介在させたことを特徴とするモータのロータ構造。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のモータのロータ構造において、
    前記内軸と前記外軸との連結を、前記ロータの捩じり振動の節となる位置で行ったことを特徴とするモータのロータ構造。
  6. 請求項5に記載のモータのロータ構造において、
    前記捩じり振動の節となる位置は、前記ロータの永久磁石の分割面の位置であることを特徴とするモータのロータ構造。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のモータのロータ構造において、
    前記回転出力対象に、前記軸方向に対して直交方向に複数の歯車を噛み合い状態で並設した歯車列を含むことを特徴とするモータのロータ構造。
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