JP2015203784A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検知困難なノイズを検知することである。【解決手段】画像形成装置は、第1の画像データに基づいて単位画像を含むトナー画像を印刷媒体に対して形成する印刷部と、印刷媒体に形成されたトナー画像を読み取って第2の画像データを取得する読み取り部と、制御部と、を備えており、制御部は、第2の画像データにおいて、それぞれが単位画像を1つ以上含む第1の領域を抽出する第1の抽出部と、第1の画像データにおける各第1の領域と1以上の第2の画像データにおける各第1の領域とを対比することにより、第2の画像データにおける各第1の領域に含まれる第1のノイズを抽出する第2の抽出部と、各第1の領域に含まれる第1のノイズに基づいて、第1のノイズよりも低いレベルを有する第2のノイズが1以上の第2の画像データに発生しているか否かを判定する判定部と、を含んでいること、を特徴とする。【選択図】図13

Description

本発明は、画像形成装置に関し、より特定的には、印刷媒体にトナー画像を形成する画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置に関する発明としては、例えば、特許文献1に記載の異常コピー質検出機構が知られている。該異常コピー質検出機構では、コピー紙に印刷された画像の画像濃度と原稿の画像濃度とを対比して、異常が発見されたときには、モータの動作を停止させる。
ところで、特許文献1に記載の異常コピー質検出機構では、画像ノイズのノイズレベルが低い(すなわち、画像ノイズが薄い又は小さい)場合には、異常を発見することが困難である。
特開昭60−247659号公報
そこで、本発明の目的は、検知困難なノイズを検知できる画像形成装置を提供することである。
本発明の一形態に係る画像形成装置は、
1以上の第1の画像データに基づいて1以上の単位画像を含むトナー画像を1以上の印刷媒体に対して形成する印刷部と、
前記1以上の印刷媒体に形成されたトナー画像を読み取って1以上の第2の画像データを取得する読み取り部と、
制御部と、
を備えており、
前記制御部は、
前記1以上の第2の画像データにおいて、それぞれが前記単位画像を1つ以上含む1以上の第1の領域を抽出する第1の抽出部と、
前記1以上の第1の画像データにおける前記各第1の領域と前記1以上の第2の画像データにおける前記各第1の領域とを対比することにより、該1以上の第2の画像データにおける該各第1の領域に含まれる第1のノイズを抽出する第2の抽出部と、
前記各第1の領域に含まれる第1のノイズに基づいて、該第1のノイズよりも低いレベルを有する第2のノイズが前記1以上の第2の画像データに発生しているか否かを判定する判定部と、
を含んでいること、
を特徴とする。
本発明によれば、検知困難なノイズを検知できる。
画像形成装置1の全体構成を示した図である。 読み取り部22の外観斜視図である。 主走査方向の濃度ムラを示した図である。 副走査方向の濃度ムラを示した図である。 とびちりの例を示した図である。 線太りの例を示した図である。 トナー画像が印刷された用紙を読み取って得られた画像データD2を示した図である。 画像データD2における領域A7を示した図である。 画像データD1における領域A7を示した図である。 画像データD2における領域A7に含まれるノイズ成分n7を示した図である。 Aという文字からなる単位画像の外縁の長さを説明する図である。 Iという文字からなる単位画像の外縁の長さを説明する図である。 画像データD2を領域B1〜B3に分割した図である。 画像データD2を領域C1〜C4に分割した図である。 主走査方向の濃度ムラが発生しているときの領域B1〜B3のノイズ情報Nx1〜Nx3を示したグラフである。 副走査方向の濃度ムラが発生しているときの領域C1〜C4のノイズ情報Ny1〜Ny4を示したグラフである。 濃度ムラの判定時に制御部30が行う動作のフローチャートである。 変形例に係る領域Anを示した図である。 変形例に係る領域C1,C2を示した図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照しながら説明する。
(画像形成装置の構成)
以下に、本発明の実施形態に係る画像形成装置について図面を参照しながら説明する。図1は、画像形成装置1の全体構成を示した図である。図2は、読み取り部22の外観斜視図である。図1において、紙面の左右方向を単に左右方向と呼び、紙面の前後方向を単に前後方向と呼び、紙面の上下方向を単に上下方向と呼ぶ。
画像形成装置1は、電子写真方式によるカラープリンタであって、いわゆるタンデム式で4色(Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:ブラック)の画像を合成するように構成したものである。該画像形成装置1は、スキャナにより読み取った画像データに基づいて、用紙(印刷媒体)に画像を形成する機能を有し、図1に示すように、印刷部2、給紙カセット15、タイミングローラ対19、定着装置20、排紙ローラ対21、読み取り部22、排紙トレイ23、制御部30及びタッチパネル32を備えている。
制御部30は、例えば、CPUにより構成され、画像形成装置1の動作を制御する。
給紙カセット15は、複数の用紙を収容することができると共に、用紙を1枚ずつ供給する。タイミングローラ対19は、印刷部2においてトナー画像が用紙に2次転写されるように、タイミングを調整しながら用紙を搬送する。
印刷部2は、制御部30の制御に基づいて、画像データD1に基づいて、タイミングローラ対19により搬送されてきた用紙にトナー画像を転写する。なお、印刷部2が用紙にトナー画像を形成する動作については、一般的であるので説明を省略する。
トナー画像が転写された用紙は、定着装置20に搬送される。定着装置20は、用紙に対して加熱処理及び加圧処理を施すことにより、トナー画像を用紙に定着させる。
排紙ローラ対21は、定着装置20を通過した用紙を排紙トレイ23上に排出する。排紙トレイ23上には、印刷済みの用紙が積載される。
読み取り部22は、定着装置20と排紙ローラ対21との間に設けられており、印刷部2が用紙に形成した直後のトナー画像を自動的に読み取って画像データD2を取得する。読み取り部22は、図2に示すように、搬送ローラ対40,42、センサ46及び搬送ローラ48を備えている。
センサ46は、搬送ローラ48の上側に設けられており、用紙の上側の面に印刷されたトナー画像を読み取るインライン画像センサである。センサ46は、前後の方向(用紙の搬送方向に直交する方向)に延在する600dpiの解像度を有するラインセンサである。センサ46は、単色のセンサでもよいが、RGBのカラーセンサであり、YMCKの色値に変換できるものであることが好ましい。
搬送ローラ対40は、センサ46及び搬送ローラ48に対して右側に設けられており、用紙を左方向に向かって搬送する。搬送ローラ対42は、センサ46及び搬送ローラ48に対して左側に設けられており、用紙を左方向に向かって搬送する。
タッチパネル32は、画像形成装置1の入力装置及び表示装置である。
(画像形成装置の動作)
以下に、画像形成装置1の動作について説明する。図3は、主走査方向の濃度ムラを示した図である。図4は、副走査方向の濃度ムラを示した図である。
画像形成装置1では、図3に示す主走査方向の濃度ムラ及び図4に示す副走査方向の濃度ムラが発生し得る。主走査方向の濃度ムラとは、用紙の左右(図1では、前後に対応)で濃度が異なる現象である。図3では、用紙の左から右に行くにしたがって、濃度が低くなっている。以下では、図3において、相対的に濃度が高い部分を高濃度部E1と呼び、相対的に濃度が低い部分を低濃度部E2と呼ぶ。主走査方向に出現する濃度ムラ(以下、主走査方向の濃度ムラと呼ぶ)は、主に、印刷部2の現像ローラの位置に偏りがある場合に発生する。
また、副走査方向の濃度ムラとは、用紙の上下(図1では、左右に対応)で周期的に濃度が変化する現象である。図4では、用紙の上から下に行くにしたがって、濃度が周期的に変動している。以下では、図4において、相対的に濃度が高い部分を高濃度部E3と呼び、相対的に濃度が低い部分を低濃度部E4と呼ぶ。副走査方向に出現する濃度ムラ(以下、副走査方向の濃度ムラと呼ぶ)は、主に、印刷部2の現像ローラの偏芯や駆動ムラがある場合に発生する。
以上のような主走査方向の濃度ムラ及び副走査方向の濃度ムラは、低いノイズレベル(ノイズが薄い又は小さい)しか有さない。そのため、センサ46により検知することが難しい。そこで、画像形成装置1は、以下に説明するように、主走査方向の濃度ムラ及び副走査方向の濃度ムラよりも高いノイズレベルを有するノイズであるとびちりや線太りを利用して、主走査方向の濃度ムラ及び副走査方向の濃度ムラを検知する。図5は、とびちりの例を示した図である。図6は、線太りの例を示した図である。
とびちりとは、図5に示すように、トナー画像周辺にランダムにトナーが付着する現象である。とびちりは、感光体ドラムと中間転写ベルトとが近接する転写部よりも上流側において、感光体ドラムから中間転写ベルトへとトナーが移動することにより生じる。線太りとは、図6に示すように、文字又は線のトナー画像が太く印刷される現象である。
とびちり又は線太りは、主走査方向の濃度ムラ及び副走査方向の濃度ムラにおいて濃度が相対的に高い高濃度部E1,E3にトナー画像が形成されると顕著に現れる。一方、とびちり又は線太りは、主走査方向の濃度ムラ及び副走査方向の濃度ムラにおいて濃度が相対的に低い低濃度部E2,E4にトナー画像が形成されても現れにくい。
そこで、画像形成装置1は、とびちり又は線太りのようなノイズを検知することにより、主走査方向の濃度ムラ及び副走査方向の濃度ムラを検知する。これにより、画像形成装置1は、とびちり又は線太りが発生した部分は高濃度部E1,E3であり、とびちり又は線太りが発生しなかった部分は低濃度部E2,E4であると判定できる。図7は、トナー画像が印刷された用紙を読み取って得られた画像データD2を示した図である。
図7に示すように、用紙に形成されたトナー画像は、複数(12つ)の単位画像を含んでいる。単位画像とは、文字、記号又は線画像である。1つの単位画像は、1つの文字、1つの記号又は1本の線を意味する。制御部30は、図7の画像データD2において、それぞれが単位画像を1つ含む領域A1〜An(nは、自然数であり、図7では12)を抽出する。本実施形態では、領域A1〜Anは、矩形状である。
次に、制御部30は、画像データD1における領域A1〜Anと画像データD2における領域A1〜Anとを対比することにより、画像データD2における領域A1〜Anに含まれるノイズN1〜Nnを抽出する。画像データD1は、用紙にトナー画像を印刷する際に用いられるデータであり、ノイズを含んでいない。以下に、一例として、ノイズN7の抽出について図面を参照しながら説明する。図8は、画像データD2における領域A7を示した図である。図9は、画像データD1における領域A7を示した図である。図10は、画像データD2における領域A7に含まれるノイズ成分n7を示した図である。図11は、Aという文字からなる単位画像の外縁の長さを説明する図である。図12は、Iという文字からなる単位画像の外縁の長さを説明する図である。
制御部30は、図8に示す画像データD2における領域A7と図9に示す画像データD1における領域A7との差分を演算して、図10に示すノイズ成分n7を得る。なお、図10では、領域A7には12個のドットが存在する。したがって、ノイズ成分n7は、12である。更に、制御部30は、図9に示す画像データD1における領域A7に含まれる単位画像の外縁の長さL7を算出し、ノイズ成分n7を長さL7で割って得られる値をノイズN7とする。以下に、ノイズ成分n7を長さL7で割る理由について説明する。
とびちり又は線太りの発生量(すなわち、ノイズ成分)は、単位画像の外縁の長さが長くなるにしたがって大きくなる。高濃度部E1,E3にA又はIという文字からなる単位画像が形成された場合を例に挙げて説明する。図11及び図12に示すように、Aの方がIよりも外縁が長い。そのため、高濃度部E1,E3の濃度が同じであったとしても、Aという文字からなる単位画像に発生するとびちり又は線太りの発生量は、Iという文字からなる単位画像に発生するとびちり又は線太りの発生量よりも大きい。この場合、ノイズ成分からは、高濃度部E1,E3の濃度を正確に算出することが難しい。そこで、制御部30は、ノイズ成分n7を単位画像の外縁の長さL7で割って得られる値をノイズN7としている。図10に示すように、領域A7には12個のドットがノイズ成分n7として存在しているので、ノイズN7は、12/L7となる。
次に、制御部30は、画像データD2を領域A1〜Anよりも大きい複数の領域B1〜Bm(mは、自然数である)又は領域C1〜Co(oは、自然数である)に分割する。以下に、図面を参照しながら、領域B1〜Bm又は領域C1〜Coの分割について説明する。図13は、画像データD2を領域B1〜B3に分割した図である。図14は、画像データD2を領域C1〜C4に分割した図である。
制御部30は、図13に示すように、画像データD2を領域B1〜B3に分割する。領域B1〜B3は、用紙の搬送方向(図13の上下方向、副走査方向)に延在する矩形状をなし、左右方向(主走査方向)に並ぶように配置されている。領域B1は、領域A1,A4,A7,A10を含んでいる。領域B2は、領域A2,A5,A8,A11を含んでいる。領域B3は、領域A3,A6,A9,A12を含んでいる。
次に、制御部30は、領域B1〜B3のそれぞれに属する領域A1〜A12に含まれるノイズN1〜N12の総和に関するノイズ情報Nx1〜Nx3を生成する。より詳細には、制御部30は、ノイズN1,N4,N7,N10の総和をノイズ情報Nx1とする。制御部30は、ノイズN2,N5,N8,N11の総和をノイズ情報Nx2とする。制御部30は、ノイズN3,N6,N9,N12の総和をノイズ情報Nx3とする。
また、制御部30は、図14に示すように、画像データD2を領域C1〜C4に分割する。領域C1〜C4は、左右方向(主走査方向)に延在する矩形状をなし、搬送方向(図14の上下方向、副走査方向)に並ぶように配置されている。領域C1は、領域A1〜A3を含んでいる。領域C2は、領域A4〜A6を含んでいる。領域C3は、領域A7〜A9を含んでいる。領域C4は、領域A10〜A12を含んでいる。
次に、制御部30は、領域C1〜C4のそれぞれに属する領域A1〜A12に含まれるノイズN1〜N12の総和に関するノイズ情報Ny1〜Ny4を生成する。より詳細には、制御部30は、ノイズN1〜N3の総和をノイズ情報Ny1とする。制御部30は、ノイズN4〜N6の総和をノイズ情報Ny2とする。制御部30は、ノイズN7〜N9の総和をノイズ情報Ny3とする。制御部30は、ノイズN10〜N12の総和をノイズ情報Ny4とする。
次に、制御部30は、ノイズ情報Nx1〜Nx3に基づいて、主走査方向の濃度ムラの発生の有無を判定する。具体的には、図15のグラフのように、ノイズ情報Nx1〜Nx3が単調減少又は単調増加である場合には、制御部30は、主走査方向の濃度ムラが発生したと判定する。この際、制御部30は、図示しない記憶部が記憶しているパターンXであって、主走査方向の濃度ムラを示すパターンXとノイズ情報Nx1〜Nx3とを比較することにより、主走査方向の濃度ムラの発生の有無を判定する。更に、制御部30は、パターンXとの一致度の閾値も予め記憶部において記憶しておき、閾値を超えたか否かにより、主走査方向の濃度ムラの発生の有無を判定してもよい。
また、制御部30は、ノイズ情報Ny1〜Ny4に基づいて、副走査方向の濃度ムラの発生の有無を判定する。具体的には、図16のグラフのように、ノイズ情報Ny1〜Ny4が増減を繰り返している場合には、制御部30は、副走査方向の濃度ムラが発生したと判定する。この際、制御部30は、図示しない記憶部が記憶しているパターンYであって、副走査方向の濃度ムラを示すパターンYとノイズ情報Ny1〜Ny4とを比較することにより、副走査方向の濃度ムラの発生の有無を判定する。更に、制御部30は、パターンYとの一致度の閾値も予め記憶部において記憶しておき、閾値を超えたか否かにより、副走査方向の濃度ムラの発生の有無を判定してもよい。
最後に、制御部30は、主走査方向の濃度ムラ及び副走査方向の濃度ムラの発生に基づいて、印刷部2に画質調整モード(画像安定化処理)を実行させる。更に、制御部30は、判定結果をタッチパネル32に表示させて、判定結果をユーザに通知する。
以上のように、制御部30は、領域A1〜A12に含まれるとびちり又は線太りのようなノイズに基づいて、とびちり又は線太りのようなノイズよりも低いノイズレベルを有する主走査方向の濃度ムラ又は副走査方向の濃度ムラのようなノイズが画像データD2に発生しているか否かを判定している。
次に、画像形成装置1が濃度ムラの判定時に行う動作について図面を参照しながら説明する。図17は、濃度ムラの判定時に制御部30が行う動作のフローチャートである。
まず、制御部30は、読み取り部22にトナー画像を読み取らせて、画像データD2を取得する(ステップS1)。
次に、制御部30は、図7に示すように、単位画像を含む領域A1〜A12を画像データD2から抽出する(ステップS2)。
次に、制御部30は、図8に示す画像データD2における領域Anと図9に示す画像データD1における領域Anとの差分を演算して、図10に示すノイズ成分nnを得る(ステップS3)。
次に、制御部30は、領域Anに含まれる単位画像の外縁の長さLnを算出する(ステップS4)。
次に、制御部30は、ノイズ成分nnを長さLnで割って、ノイズNnを算出する(ステップS5)。
次に、制御部30は、全ての領域A1〜A12のノイズN1〜N12の算出が完了したか否かを判定する(ステップS6)。全てのノイズN1〜N12の算出が完了した場合には、本処理はステップS7に進む。全てのノイズN1〜N12の算出が完了していない場合には、本処理はステップS3に戻る。この場合、全てのノイズN1〜N12の算出が完了するまで、ステップS3〜S6が繰り返される。
全てのノイズN1〜N12の算出が完了した場合、制御部30は、図13に示すように、領域B1〜B3を生成する(ステップS7)。そして、制御部30は、ノイズN1〜N12を用いて、ノイズ情報Nx1〜Nx3の集計を行う(ステップS8)。具体的には、制御部30は、ノイズN1,N4,N7,N10の総和をノイズ情報Nx1とし、ノイズN2,N5,N8,N11の総和をノイズ情報Nx2とし、ノイズN3,N6,N9,N12の総和をノイズ情報Nx3とする。
次に、制御部30は、図14に示すように、領域C1〜C4を生成する(ステップS9)。そして、制御部30は、ノイズN1〜N12を用いて、ノイズ情報Ny1〜Ny4の集計を行う(ステップS10)。具体的には、制御部30は、ノイズN1〜N3の総和をノイズ情報Ny1とし、ノイズN4〜N6の総和をノイズ情報Ny2とし、ノイズN7〜N9の総和をノイズ情報Ny3とし、ノイズN10〜N12の総和をノイズ情報Ny4とする。
次に、制御部30は、ノイズ情報Nx1〜Nx3,Ny1〜Ny4に基づいて、画像データD2に濃度ムラが発生しているか否かを判定する(ステップS11)。ノイズ情報Nx1〜Nx3の変化が単調減少又は単調増加である場合には、制御部30は、主走査方向に濃度ムラが発生していると判定する。また、ノイズ情報Ny1〜Ny4の変化が増減を繰り返している場合には、制御部30は、副走査方向に濃度ムラが発生していると判定する。濃度ムラが発生している場合には、本処理はステップS12に進む。濃度ムラが発生していない場合には、本処理は終了する。
濃度ムラが発生している場合には、制御部30は、印刷部2に対して画像安定化処理を実行させる(ステップS12)。これにより、濃度ムラの低減が図られる。
(効果)
本実施形態に係る画像形成装置1によれば、検知困難な濃度ムラを検知できる。より詳細には、主走査方向の濃度ムラ及び副走査方向の濃度ムラは、低いノイズレベル(ノイズが薄い又は小さい)しか有さない。そのため、センサ46により検知することが難しい。そこで、画像形成装置1は、とびちりや線太りを利用して、主走査方向の濃度ムラ及び副走査方向の濃度ムラを顕在化させる。とびちり又は線太りは、主走査方向の濃度ムラ及び副走査方向の濃度ムラにおいて濃度が相対的に高い高濃度部E1,D3にトナー画像が形成されると顕著に現れる。一方、とびちり又は線太りは、主走査方向の濃度ムラ及び副走査方向の濃度ムラにおいて濃度が相対的に低い低濃度部E2,D4にトナー画像が形成されても現れにくい。
そこで、画像形成装置1は、とびちり又は線太りのようなノイズを検知することにより、主走査方向の濃度ムラ及び副走査方向の濃度ムラを検知する。これにより、画像形成装置1は、とびちり又は線太りが発生した部分は高濃度部E1,E3であり、とびちり又は線太りが発生しなかった部分は低濃度部E2,E4であると判定できる。
また、画像形成装置1では、制御部30は、濃度ムラの発生を検知できるので、適切なタイミングで画像安定化処理を印刷部2に実行させることができる。そのため、無駄な画像安定化処理が実行されることが抑制され、画像形成装置1の生産性を向上させることができる。
また、画像形成装置1では、主走査方向の濃度ムラ及び副走査方向の濃度ムラの検知以外に、再現性のないランダムなノイズの検知にも適している。
(第1の変形例)
以下に、変形例に係る領域A1〜A12について説明する。図18は、変形例に係る領域Anを示した図である。
前記実施形態に係る領域Anは矩形状をなしていたのに対して、変形例に係る領域Anは単位画像の外縁に沿った形状をなしている。具体的には、領域Anは、単位画像の外縁から一定距離内の領域である。
(第2の変形例)
以下に、変形例に係る領域Cnについて説明する。図19は、変形例に係る領域C1,C2を示した図である。
図19の上段の画像データを画像データD2−1とし、図19の下段の画像データを画像データD2−2とする。画像データD2−1,D2−2は、読み取り部22が読み取って得た画像データである。また、画像データD2−1には、領域A1−1〜A12−1が設定されている。画像データD2−2には、領域A1−2〜A12−2が設定されている。
領域C1は、画像データD2−1の略全面を含み、領域A1−1〜A12−1を含んでいる。領域C2は、画像データD2−2の略全面を含み、領域A1−2〜A12−2を含んでいる。よって、制御部30は、画像データD2−1に含まれる領域A1−1〜A12−1のノイズ成分n1−1〜n12−1の総和に関するノイズ情報Ny1を生成すると共に、画像データD2−2に含まれる領域A1−2〜A12−2のノイズ成分n1−2〜n12−2の総和に関するノイズ情報Ny2を生成する。
更に、制御部30は、ノイズ情報Ny1,Ny2に基づいて、副走査方向の濃度ムラが画像データD2−1,D2−2に跨って発生しているか否かを判定する。
以上のような画像形成装置1によれば、複数の用紙に跨って発生する副走査方向の濃度ムラを検知することができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明に係る画像形成装置は、前記画像形成装置1に限らず、その要旨の範囲内において変更可能である。
なお、制御部30は、ノイズN1,N4,N7,N10の総和を領域B1に含まれる領域A1,A4,A7,A10の数で割った値をノイズ情報Nx1としてもよい。なお、ノイズ情報Nx2,Nx3,Ny1〜Ny4についても同じである。
また、制御部30は、ノイズ成分n1〜n7を単位画像の外縁の長さL1〜L12で割って得られる値をノイズN1〜N12としているが、ノイズ成分n1〜n7をノイズN1〜N12としてもよい。
なお、読み取り部22は、画像形成装置1に設けられたADF中に配置された画像センサ、フラットベッドスキャナであってもよい。
なお、領域A1〜Anには、複数の単位画像が含まれていてもよい。
なお、制御部30は、領域B1〜Bm,C1〜Coを設定することなく、領域A1〜Anに含まれるノイズN1〜Nnに基づいて、主走査方向又は副走査方向の濃度ムラが画像データD2に発生しているか否かを判定してもよい。
本発明に係る画像形成装置に関し、検知困難なノイズを検知できる点において優れている。
1:画像形成装置
2:印刷部
15:給紙カセット
19:タイミングローラ対
20:定着装置
21:排紙ローラ対
22:読み取り部
23:排紙トレイ
30:制御部
32:タッチパネル

Claims (14)

  1. 1以上の第1の画像データに基づいて1以上の単位画像を含むトナー画像を1以上の印刷媒体に対して形成する印刷部と、
    前記1以上の印刷媒体に形成されたトナー画像を読み取って1以上の第2の画像データを取得する読み取り部と、
    制御部と、
    を備えており、
    前記制御部は、
    前記1以上の第2の画像データにおいて、それぞれが前記単位画像を1つ以上含む1以上の第1の領域を抽出する第1の抽出部と、
    前記1以上の第1の画像データにおける前記各第1の領域と前記1以上の第2の画像データにおける前記各第1の領域とを対比することにより、該1以上の第2の画像データにおける該各第1の領域に含まれる第1のノイズを抽出する第2の抽出部と、
    前記各第1の領域に含まれる第1のノイズに基づいて、該第1のノイズよりも低いレベルを有する第2のノイズが前記1以上の第2の画像データに発生しているか否かを判定する判定部と、
    を含んでいること、
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、
    前記1以上の第2の画像データのそれぞれを前記第1の領域よりも大きい複数の第2の領域に分割し、該各第2の領域に属する前記第1の領域に含まれる前記第1のノイズの総和に関するノイズ情報を生成する生成部を、
    更に含んでおり、
    前記判定部は、前記ノイズ情報に基づいて、前記第2のノイズが前記1以上の第2の画像データに発生しているか否かを判定すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記複数の第2の領域は、前記印刷媒体の搬送方向に直交する直交方向に延在する長方形状をなし、かつ、該印刷媒体の搬送方向に並ぶように配置されていること、
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記判定部は、前記搬送方向に出現する濃度ムラが前記1以上の第2の画像データに発生しているか否かを判定すること、
    を特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記複数の第2の領域は、前記印刷媒体の搬送方向に延在する長方形状をなし、かつ、該印刷媒体の搬送方向に直交する直交方向に並ぶように配置されていること、
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記判定部は、前記直交方向に出現する濃度ムラが前記1以上の第2の画像データに発生しているか否かを判定すること、
    を特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、
    前記1以上の第2の画像データのそれぞれに属する前記第1の領域に含まれる前記第1のノイズの総和に関するノイズ情報を生成する生成部を、
    更に含んでおり、
    前記判定部は、前記ノイズ情報に基づいて、前記第2のノイズが前記1以上の第2の画像データに発生しているか否かを判定すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記第2の抽出部は、前記1以上の第1の画像データにおける前記各第1の領域と前記1以上の第2の画像データにおける前記各第1の領域との差分をとることにより、該1以上の第2の画像データにおける該各第1の領域に含まれる第1のノイズを抽出すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記第2の抽出部は、前記1以上の第1の画像データにおける前記各第1の領域と前記1以上の第2の画像データにおける前記各第1の領域との差分を、前記各第1の領域に含まれる前記単位画像の外縁の長さで割って得られる値を第1のノイズとすること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記第1の領域は、前記単位画像の外縁から一定距離内の領域であること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記単位画像は、文字、記号又は線画像であること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記読み取り部は、前記印刷部が前記印刷媒体に印刷した直後のトナー画像を自動で読み取ること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記制御部は、
    前記判定部の判定結果に基づいて、画質調整モードを前記印刷部に実行させる印刷制御部を、
    更に含んでいること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 判定結果をユーザに通知する通知部を、
    更に備えていること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれかに記載の画像形成装置。
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