JP2015203529A - ガスコンロ - Google Patents

ガスコンロ Download PDF

Info

Publication number
JP2015203529A
JP2015203529A JP2014083000A JP2014083000A JP2015203529A JP 2015203529 A JP2015203529 A JP 2015203529A JP 2014083000 A JP2014083000 A JP 2014083000A JP 2014083000 A JP2014083000 A JP 2014083000A JP 2015203529 A JP2015203529 A JP 2015203529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
thermal power
burner
fire power
fire extinguishing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014083000A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6310754B2 (ja
Inventor
昌之 徳永
Masayuki Tokunaga
昌之 徳永
光輔 松本
Hikarisuke Matsumoto
光輔 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Harman Co Ltd
Original Assignee
Harman Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Harman Co Ltd filed Critical Harman Co Ltd
Priority to JP2014083000A priority Critical patent/JP6310754B2/ja
Publication of JP2015203529A publication Critical patent/JP2015203529A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6310754B2 publication Critical patent/JP6310754B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)

Abstract

【課題】ガスバーナの火力を変更した場合に、変更後の設定火力に応じて、適切に炎の急激な拡大を抑制しつつ、使用者の意図するような火力を実現することができる、安全で、使い勝手がよく、しかもコストの増大を抑制することが可能なガスコンロを提供する。
【解決手段】燃焼しているコンロバーナの火力を、所定の第1火力より小さい火力から、第1火力より大きい設定大火力に変更する設定火力の指令が点消火操作部の操作によって出力された場合に、制御部が、コンロバーナの火力を第1火力に変更した後、コンロバーナの火力を第1火力に維持する火力制限工程を所定時間実行し、火力制限工程が所定時間実行された後、再びコンロバーナの火力を第1火力より大きい設定大火力に変更する設定火力の指令が点消火操作部の操作によって出力された場合には、制御部がコンロバーナの火力を上記設定大火力に変更することを許容するような構成とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、ガスコンロに関し、詳しくは、火力変更操作を行った場合に、安全に火力の変更を行うことができるように構成されたガスコンロに関する。
ガスコンロは、通常、燃料ガスの供給量を制御することにより、火力の調整が行われるように構成されている。
そのようなガスコンロとして、特許文献1には、燃料ガスの供給を増量する場合には、ゆっくりとニードル弁を開弁して増量し、減量する場合には、すばやくニードル弁を絞って減量することにより、点火後の火力の増大の際には、ガス量をゆっくりと増量して、急激な火力増大に伴う炎あふれにより起こり得る、使用者の着衣への着火などの問題が発生することを抑制できるようにしたガスコンロが提案されている。
また、特許文献2には、五徳に載置した鍋などの調理容器の底面に沿う燃焼排気の通路部分に、径方向に間隔をおいて燃焼排気の存在を検出する複数の温度センサを列設し、これらセンサの検出値に基づいて鍋の径を判別する鍋径検出装置を備え、検出した鍋径の大小に応じてコンロバーナの最大火力を増減することで、炎が鍋底から外側にはみ出すことを防止できるようにしたガスコンロが提案されている。
しかしながら、特許文献1のガスコンロの場合、変更後の設定火力に関わらず、燃料ガスの供給を増量する際にはゆっくり開弁して、火力が徐々に増加されるため、燃料ガスの供給量の増量が特に必要がない場合であっても、燃料ガスの供給を増量する際には、ゆっくり開弁して火力が徐々に増加されることになり、使い勝手が悪く、改善の余地があるものであった。
また、特許文献2のガスコンロでは、鍋径を判別するために複数の温度センサを設けることが必要になり、製造コストの増大を招くという問題があり、また、使用者が大火力を希望する場合であっても、使用する調理容器の大きさに対応してコンロバーナの最大火力が減少されることになるため、使用者が希望する火力を得ることができないというもどかしさがあり、改善が望まれるものであった。
特開平10−19261号公報 特開平9−264538号公報
本発明は、上記課題を解決するものであり、燃焼しているガスバーナの火力を変更した場合に、変更後の設定火力に応じて、適切に炎の急激な拡大を抑制しつつ、使用者の意図するような火力を実現することができる、安全で、使い勝手がよく、しかもコストの増大を抑制することが可能なガスコンロを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明(請求項1)のガスコンロは、
コンロバーナと、手動にて操作される点消火操作部と、前記点消火操作部の操作によって前記点消火操作部から出力される設定火力の指令に基づいて前記コンロバーナの点消火および火力の制御を行う制御部と、を備えたガスコンロであって、
燃焼している前記コンロバーナの火力を、所定の第1火力より小さい火力から、前記第1火力より大きい設定大火力に変更する設定火力の指令が前記点消火操作部の操作によって出力された場合に、前記制御部が、前記コンロバーナの火力を前記第1火力に変更した後、前記コンロバーナの火力を前記第1火力に維持する火力制限工程を所定時間実行し、
前記火力制限工程が前記所定時間実行された後、再び前記コンロバーナの火力を前記第1火力より大きい設定大火力に変更する設定火力の指令が前記点消火操作部の操作によって出力された場合には、前記制御部が前記コンロバーナの火力を前記設定大火力に変更することを許容するように構成されていること
を特徴としている。
また、本発明のガスコンロにおいては、前記火力制限工程の実行中であることを報知する報知手段を備えていることが好ましい。
また、本発明のガスコンロにおいては、前記コンロバーナが、前記第1火力と同じかそれより大きい火力で燃焼している場合において、前記設定大火力に変更する設定火力の指令が前記点消火操作部の操作によって出力された場合に、前記コンロバーナの火力を前記設定大火力に変更することを許容するように構成されていることが好ましい。
本発明(請求項1)のガスコンロは、燃焼しているコンロバーナの火力を、所定の第1火力より小さい火力から、第1火力より大きい設定大火力に変更する設定火力の指令が点消火操作部の操作によって出力された場合に、制御部が、コンロバーナの火力を第1火力に変更した後、コンロバーナの火力を第1火力に維持する火力制限工程を所定時間実行し、火力制限工程が所定時間実行された後、再びコンロバーナの火力を第1火力より大きい設定大火力に変更する設定火力の指令が点消火操作部の操作によって出力された場合には、制御部がコンロバーナの火力を上記設定大火力に変更することを許容するように構成されているので、上記第1火力より小さい火力から上記設定大火力へ連続して火力変更を行おうとしても、所定の第1火力でコンロバーナの火力の増加が中断されるので、炎の拡大を一旦抑制することが可能になる。また、所定の設定時間が経過するまでは(火力制限工程が所定時間実行されるまでは)、点消火操作部の操作が行われても、コンロバーナの火力が所定の第1火力に維持されるので、安全なガスコンロとすることができる。
また、前記火力制限工程の実行中であることを報知する報知手段を備えた構成とした場合、使用者の、火力を大きくしようとして行った点消火操作部の操作に反して、コンロバーナの火力の増加が中断された場合にも、使用者は、報知により火力制限工程の実行中であることを認識することできるので、違和感を抱くことが抑制され、また、点消火操作部によって所定の第1火力より大きい火力に変更する操作が行われたことが報知されることで、使用者が無意識に所定の第1火力より大きい火力に変更することが抑制される。
さらに、使用者は、火力制限工程の実行中であることを確実に認識することができるので、報知の終了後(火力制限工程の終了後)に、点消火操作部を操作して設定大火力に変更する設定火力の指令を出すことにより、意図したタイミングでコンロバーナの火力を設定大火力に変更することができる。
したがって、安全性が高く、かつ、より使用感に優れたガスコンロを提供することが可能になる。
また、本発明のガスコンロは、コンロバーナが、第1火力と同じかそれより大きい火力で燃焼している場合において、設定大火力に変更する設定火力の指令が点消火操作部の操作によって出力された場合に、コンロバーナの火力を上記設定大火力に変更することを許容するように構成されている場合、第1火力と同じかそれより大きい火力で燃焼している場合には、そのまま速やかに火力を大きくすることができるため、使用者は、所定の第1火力より小さい火力から、第1火力より大きい設定大火力に変更する場合にのみ、上記火力制限工程が実施されることになり、最小限の制約で安全性を確保することが可能なガスコンロを提供することができる。
本発明の一実施形態にかかるガスコンロの構成を示す平面図である。 本発明の一実施形態にかかるガスコンロを構成するガスバーナ周辺の側面図である。 本発明の一実施形態にかかるガスコンロを構成するガスバーナ周辺の側面図である。 本発明の一実施形態にかかるガスコンロを構成するガスバーナ周辺の側面図である。 本発明の一実施形態にかかるガスコンロにおける燃料供給路の説明図である。 本発明の一実施形態にかかるガスコンロの制御部による火力制御に係るサブルーチンのフローチャートを示す図である。
以下、本発明の実施形態を示して、その特徴とするところを詳しく説明する。
[実施形態1]
図1は、本発明の一実施形態(実施形態1)にかかるガスコンロ(ガステーブルコンロ)の構成を示す平面図、図2は、実施形態1のガスコンロを構成するガスバーナ周辺の側面図、図5は燃料供給路の説明図である。
図1,2に示すように、本発明の実施形態にかかるガスコンロ(ガステーブルコンロ)Aは、ガスコンロ本体1の上面がトッププレート2で覆われている。また、ガスコンロAは、円筒状の外形(本実施形態では外径66mm)を有する左バーナ(コンロバーナ)31および右バーナ(コンロバーナ)32の2口のガスバーナを備えており、トッププレート2に形成したバーナ用開口(図示せず)を介して、夫々のガスバーナの外周に形成された炎孔部33をトッププレート2の上方に突出させている。
図1に示すように、ガスコンロAにおいて左バーナ31および右バーナ32より前方側に位置しているその前面には、使用者が手動にて左バーナ31の点消火操作を行うための左点消火操作部41および使用者が手動にて右バーナ32の点消火操作を行うための右点消火操作部42が設けられている。
また、ガスコンロA内には、左点消火操作部41および右点消火操作部42の操作に基づいて、図5に示すように、ガス供給路8に備えるガスバルブ9の開閉および図示しないイグナイタの発停により左バーナ31および右バーナ32の点消火の制御を行い、また、ガス供給路8からの分岐路8aに備える図示しないステッピングモータ駆動による流量制御弁10の開度調節を行って左バーナ31および右バーナ32に供給されるガス量を調節して左バーナ31および右バーナ32の火力の制御を行う制御部11を備えている。
また、ガスコンロAはガスグリル部(図示せず)を備えており、ガスコンロAの前面には、ガスグリル部の前面に備える扉(図示せず)を開閉するためのグリル取っ手44およびガスグリル部の点消火操作を行うためのグリル点消火操作部43を備えおり、ガスグリル部における調理に伴う排気はトッププレート2の後方に設けたグリル排気口45から排出されるように構成されている。
トッププレート2上における左バーナ31および右バーナ32夫々の炎孔部33の周囲には、コンロバーナ(左バーナ31、右バーナ32)によって加熱される調理容器60を載置する五徳50が配置してある。五徳50は、調理容器60を載置するための五徳爪51を炎孔部33の周囲に複数放射状に配置してあり、夫々の五徳爪51の下端が円環状の五徳リング52で結合されて、トッププレート2上に載置されている。
また、左バーナ31および右バーナ32は、調理容器60の底面と接して、調理容器60の温度を検出する調理容器温度検出手段72を備えている。
なお、ガスコンロAは左バーナ31および右バーナ32の2つのコンロバーナを備えるものであるが、左バーナ31および右バーナ32共に本発明の実施形態としては同様の形態を有するものであるので、以下、左バーナ31の実施形態について詳しく説明し、右バーナ32についての詳細な説明は省略する。
ガスコンロAが備える左バーナ31について詳細に説明すると、図5に示すように、左バーナ(コンロバーナ)31と、手動にて操作される左点消火操作部41と、使用者による左点消火操作部41の操作によって左点消火操作部41から出力される指令に基づいて左バーナ31の点消火および火力の制御を行う制御部11を備えている。
また、本実施形態のガスコンロAは、報知手段を備え、火力制限工程の実行中であることを、「ピッピッピッ」と発する報知音にて報知するように構成されている。
次に、本実施形態にかかるガスコンロAの、制御部11による火力変更の動作について説明する。
<A>所定の第1火力以下或いは所定の第1火力より大きい火力から所定の第1火力以下の火力への火力変更
左バーナ31の火力を所定の第1火力(本実施形態では、例えば1.72kw)より小さい火力(設定小火力)に変更する指令が左点消火操作部41の操作によって出力された場合、そのときの左バーナ31の火力の大小に関わらず、次のように、通常火力制御を実行する。
通常火力制御を実行すると、制御部11は、ステッピングモータにより駆動されて弁体の開度位置の微調整が可能な流量制御弁10を駆動して、左バーナ31の火力を変更後の設定小火力に変更する。
その後、左点消火操作部41によって火力を変更する指令または消火指令が出力されるまで左バーナ31の火力を変更後の設定小火力に維持する。
<B>所定の第1火力と同じかそれより大きい火力から所定の第1火力より大きい火力への火力変更
左バーナ31の火力が所定の第1火力(本実施形態では、例えば1.72kw)と同じかそれより大きい火力(設定大火力)であるときに、左バーナ31の火力を所定の第1火力(本実施形態では、例えば1.72kw)より大きい設定大火力に変更する指令が左点消火操作部41の操作によって出力された場合も同様に、通常火力制御を実行する。
つまり、通常火力制御を実行すると、制御部11は、ステッピングモータにより駆動されて弁体の開度位置の微調整が可能な流量制御弁10を駆動して、左バーナ31の火力を変更後の設定大火力に変更する。
その後、左点消火操作部41によって火力を変更する指令または消火指令が出力されるまで左バーナ31の火力を変更後の設定大火力に維持する。
<C>所定の第1火力より小さい火力から所定の第1火力より大きい火力への火力変更
左バーナ31の火力が所定の第1火力(本実施形態では、例えば1.72kw)より小さい設定小火力であるときに、左バーナ31の火力を所定の第1火力(本実施形態では、例えば1.72kw)より大きい設定大火力に変更する指令が左点消火操作部41の操作によって出力された場合、制御部11は、以下に説明するような「大火力牽制制御」を実行する。
すなわち、左バーナ31の火力が所定の第1火力(1.72kw)より小さい設定小火力であるときに、この第1火力より大きい設定大火力に変更する指令が左点消火操作部41の操作によって出力されると、制御部11は、ステッピングモータにより駆動されて弁体の開度位置の微調整が可能な流量制御弁10を駆動して、左バーナ31の火力を所定の第1火力(本実施形態では、例えば1.72kw)に変更した後、左バーナ31の火力を所定の第1火力(本実施形態では、例えば1.72kw)に維持する火力制限工程を実行する。
そして、火力制限工程を実行してから、所定の設定時間(本実施形態では、2秒)が経過した以降に、再び左バーナ31の火力を所定の第1火力(本実施形態では、例えば1.72kw)より大きい設定大火力に変更する設定火力の指令が左点消火操作部41の操作によって出力されたときに、左バーナ31の火力を所定の第1火力(本実施形態では、例えば1.72kw)より大きい設定大火力に変更する。
ここで、本実施形態の左バーナ31の火力制御(大火力牽制制御)について、以下に説明する。
図6は、本実施形態のガスコンロAの制御部11における「大火力牽制制御」の処理に関するサブルーチンのフローチャートを示す図である。
先ず、S001で左点消火操作部41から手動火力変更指令出力があるかどうかが判定される。
S001で左点消火操作部41から手動火力変更指令出力があると判定された場合は、S002に進んで、所定の第1火力より小さい火力(設定小火力)からの変更であるかが判定される。
S001で左点消火操作部41から手動火力変更指令出力がないと判定された場合は、メインルーチンにリターンする。
S002で、所定の第1火力より小さい火力(設定小火力)からの変更であると判定された場合は、S003に進んで、左点消火操作部41による設定火力が、所定の第1火力より大きいかどうかが判定される。
S002で、上記設定小火力からの変更でないと判定された場合は、S008に進んで、左バーナ31の火力を左点消火操作部41による設定火力に変更し、後述するタイマTの値を0にリセットした後、メインルーチンにリターンする。
S003で、左点消火操作部41による設定火力が、所定の第1火力より大きいと判定された場合は、S004に進んで、所定時間の経過の有無を計測するためのタイマTの計時を開始し、S005で左バーナ31の火力を所定の第1火力に維持するとともに、電子音(「ピッピッピッ」の音)による報知を行なう。
そして、S006に進んで、タイマTの値が2秒以上であるかどうかが判定される。
S003で、左点消火操作部41による設定火力が、所定の第1火力より大きくないと判定された場合は、S008に進んで、左バーナ31の火力を左点消火操作部41による設定火力に変更し、上述のタイマTの値を0にリセットした後、メインルーチンにリターンする。
S006で、タイマTの値が2秒以上であると判定された場合は、S007に進んで、タイマTの計時を終了するとともに、電子音(「ピッピッピッ」の音)による報知を終了して、S008で、左バーナ31の火力を左点消火操作部41による設定火力に変更し、上述のタイマTの値を0にリセットした後、メインルーチンにリターンする。
S006で、タイマTの値が2秒以上でない、つまり2秒未満であると判定された場合は、メインルーチンにリターンする。
上述のような「大火力牽制制御」を実行することによって、以下の効果を得ることができる。
設定小火力から設定大火力へ連続して火力変更を行おうとしても、所定の第1火力でコンロバーナの火力の増加が中断されるので、炎の拡大を一旦抑制することが可能になり、また、所定の設定時間が経過するまでは、左点消火操作部41の操作が行われても、左バーナ31の火力が所定の第1火力に維持されるので、安全性を向上させることができる。
さらに説明を加えると、左バーナ31の火力が第1火力(本実施形態では、例えば1.72kw)より大きい設定大火力に増加されたときには、例えば、図2に示すように調理容器60の大きさが比較的大きいときには、左バーナ31に形成される火炎81が調理容器60の底面の外周からはみ出さない状態となる。一方、図3に示すように調理容器60の大きさが比較的小さいときには、左バーナ31に形成される火炎81が調理容器60の底面の外周からはみ出す状態となる。
そして、左バーナ31に形成される火炎81が調理容器60の底面の外周からはみ出す状態となる場合において、使用者がバーナ31に形成される火炎81が調理容器60の底面の外周からはみ出す状態となることを認識している場合には、使用者が調理容器60の底面の外周からはみ出した火炎81に近づきすぎる蓋然性は低いと考えられる。
これに対し、使用者がバーナ31に形成される火炎81が調理容器60の底面の外周からはみ出す状態となることを認識していない場合には、使用者が調理容器60の底面の外周からはみ出した火炎81に近づきすぎる不都合が生じることが考えられる。
本実施形態では、上述の「大火力牽制制御」を実行するようにしているので、使用者が、設定小火力から、設定大火力へ連続して左バーナ31の火力変更を行おうとしても、所定の第1火力で左バーナ31の火力の増加が中断される(火力制限工程が所定時間実行される)ので、炎の拡大を一旦抑制することができ、図4に示すように調理容器60の大きさが比較的小さいときにも、左バーナ31に形成される火炎81が調理容器60の底面の外周からはみ出さない状態に所定時間(本実施形態では、2秒)維持でき、所定時間(本実施形態では、2秒)が経過するまでは、左点消火操作部41の操作が行われても、コンロバーナの火力が所定の第1火力に維持されるので、安全を確保することができる。
したがって、上述の「大火力牽制制御」の実行によって、使用者の操作に反して、左バーナ31の火力の増加が中断されても、火力制限工程の実行中であることが報知手段によって報知されるので、使用者が状況を認識することが可能になり、違和感を抱くことが抑制される。
また、左点消火操作部41によって左バーナ31の火力を所定の第1火力より大きい火力に変更する操作が行われたことが報知されることで、使用者が無意識に左点消火操作部41によって左バーナ31の火力を所定の第1火力より大きい火力に変更することが抑制され、ガスコンロの安全性をより高めることが可能になる。
しかも、本実施形態のガスコンロAでは、左バーナ31に形成される火炎81を検出するための温度センサなどを必要とせず、低コストで、安全性の高いガスコンロを構成することができる。
上記実施形態では、本発明をガスコンロ(ガステーブルコンロ)に適用した場合について説明したが、本発明はビルトインコンロにも適用可能である。また、上記実施形態では、ガスコンロが備えるガスバーナの数が2つである場合を例にとって説明したが、本発明はガスバーナの数は2つに限定されるものではなく、1口のガスコンロ、3口以上のガスコンロにも適用することが可能である。
また、上記実施形態では、所定の第1火力を1.72kwとしたが、所定の第1火力を1.72kw以外の火力とすることも可能である。
また、上記実施形態では、火力制限工程についての所定の設定時間を2秒としたが、所定の設定時間を2秒以外の時間とすることも可能である。
本発明はさらにその他の点においても上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において種々の変形を加えることが可能である。
A ガスコンロ(ガステーブルコンロ)
1 ガスコンロ本体
2 トッププレート
8 ガス供給路
9 ガスバルブ
10 流量制御弁
11 制御部
31 左バーナ(コンロバーナ)
32 右バーナ(コンロバーナ)
33 炎孔部
41 左点消火操作部
42 右点消火操作部
43 グリル点消火操作部
44 グリル取っ手
45 グリル排気口
50 五徳
51 五徳爪
52 五徳リング
60 調理容器
72 調理容器温度検出手段
81 火炎

Claims (3)

  1. コンロバーナと、手動にて操作される点消火操作部と、前記点消火操作部の操作によって前記点消火操作部から出力される設定火力の指令に基づいて前記コンロバーナの点消火および火力の制御を行う制御部と、を備えたガスコンロであって、
    燃焼している前記コンロバーナの火力を、所定の第1火力より小さい火力から、前記第1火力より大きい設定大火力に変更する設定火力の指令が前記点消火操作部の操作によって出力された場合に、前記制御部が、前記コンロバーナの火力を前記第1火力に変更した後、前記コンロバーナの火力を前記第1火力に維持する火力制限工程を所定時間実行し、
    前記火力制限工程が前記所定時間実行された後、再び前記コンロバーナの火力を前記第1火力より大きい設定大火力に変更する設定火力の指令が前記点消火操作部の操作によって出力された場合には、前記制御部が前記コンロバーナの火力を前記設定大火力に変更することを許容するように構成されていること
    を特徴とするガスコンロ。
  2. 前記火力制限工程の実行中であることを報知する報知手段を備えていることを特徴とする請求項1記載のガスコンロ。
  3. 前記コンロバーナが、前記第1火力と同じかそれより大きい火力で燃焼している場合において、前記設定大火力に変更する設定火力の指令が前記点消火操作部の操作によって出力された場合には、再び前記設定大火力に変更する設定火力の指令を待つことなく、前記コンロバーナの火力を前記設定大火力に変更することを許容するように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のガスコンロ。
JP2014083000A 2014-04-14 2014-04-14 ガスコンロ Active JP6310754B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014083000A JP6310754B2 (ja) 2014-04-14 2014-04-14 ガスコンロ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014083000A JP6310754B2 (ja) 2014-04-14 2014-04-14 ガスコンロ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015203529A true JP2015203529A (ja) 2015-11-16
JP6310754B2 JP6310754B2 (ja) 2018-04-11

Family

ID=54597067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014083000A Active JP6310754B2 (ja) 2014-04-14 2014-04-14 ガスコンロ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6310754B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010060161A (ja) * 2008-09-01 2010-03-18 Rinnai Corp コンロ
JP2010133622A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Rinnai Corp ガスコンロ
JP2010216693A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Rinnai Corp ガスコンロ
JP2012002480A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Harman Co Ltd コンロ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010060161A (ja) * 2008-09-01 2010-03-18 Rinnai Corp コンロ
JP2010133622A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Rinnai Corp ガスコンロ
JP2010216693A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Rinnai Corp ガスコンロ
JP2012002480A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Harman Co Ltd コンロ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6310754B2 (ja) 2018-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5538456B2 (ja) ガス燃焼装置
JP6466083B2 (ja) ガスコンロ
TWM584874U (zh) 瓦斯爐自動熄火安全裝置
JP6389647B2 (ja) ガスコンロ
JP6621684B2 (ja) ガスコンロ
JP6310754B2 (ja) ガスコンロ
JP6603488B2 (ja) ガス加熱調理器
JP6316114B2 (ja) ガスコンロ
JP2014238202A (ja) ガスコンロ
JP6497769B2 (ja) ガスコンロ
JP2001065869A (ja) 消し忘れ防止機能を有するコンロ
JP4895192B2 (ja) 加熱調理器
JP6389645B2 (ja) ガスコンロ
JP6410318B2 (ja) ガスコンロ装置
JP2006138571A (ja) ガスこんろ
JP2019078455A (ja) 加熱調理器
JP6401514B2 (ja) ガスコンロ
JP2001090952A (ja) ガスコンロ
JP2019002575A (ja) 加熱調理器
JP7166087B2 (ja) ガスコンロ
JP4046583B2 (ja) ガスコンロ
JP2024000785A (ja) 燃焼装置および加熱調理器
JP2001065868A (ja) 消し忘れ防止機能を有するコンロ
JPH0450489B2 (ja)
JP6711688B2 (ja) ガスコンロ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6310754

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250