JP2015203472A - 鉄鋼設備用転がり軸受 - Google Patents
鉄鋼設備用転がり軸受 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015203472A JP2015203472A JP2014084217A JP2014084217A JP2015203472A JP 2015203472 A JP2015203472 A JP 2015203472A JP 2014084217 A JP2014084217 A JP 2014084217A JP 2014084217 A JP2014084217 A JP 2014084217A JP 2015203472 A JP2015203472 A JP 2015203472A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling bearing
- bearing
- steel equipment
- rust
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Support Of The Bearing (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Lubricants (AREA)
Abstract
【課題】特定のグリースを封入することにより、比較的安い初期コストで耐摩耗性、防錆性を向上させることにより潤滑不良や錆発生の防止することを目的とした鉄鋼設備用転がり軸受を提供する。
【解決手段】本発明による鉄鋼設備用転がり軸受は、外輪と内輪と転動体を有し、増ちょう剤としてカルシウムスルフォネートコンプレックスを含有するグリース組成物を封入したことを特徴としている。本発明の鉄鋼設備用転がり軸受は、特にロール支持装置に用いられる転がり軸受に好適であるが、このような軸受は高荷重が負荷されるため、自動調心ころ軸受、多列円すいころ軸受、多列円筒ころ軸受、複列玉軸受等を用いることが出来る。
【選択図】図1
【解決手段】本発明による鉄鋼設備用転がり軸受は、外輪と内輪と転動体を有し、増ちょう剤としてカルシウムスルフォネートコンプレックスを含有するグリース組成物を封入したことを特徴としている。本発明の鉄鋼設備用転がり軸受は、特にロール支持装置に用いられる転がり軸受に好適であるが、このような軸受は高荷重が負荷されるため、自動調心ころ軸受、多列円すいころ軸受、多列円筒ころ軸受、複列玉軸受等を用いることが出来る。
【選択図】図1
Description
本発明は、鉄鋼設備の連続鋳造工程のロール支持装置、およびパレット用台車、テーブルローラ、リンガーロール、コンベア等に用いられる転がり軸受に関する。
鉄鋼設備の連続鋳造工程のロール支持装置、パレット用台車、テーブルローラ、リンガーロール、コンベア等に用いられる転がり軸受(一般には、ころ軸受)では、低速、高荷重、高温かつ外部から冷却水やスケールがかかる使用環境等、油膜が形成しにくい非常に過酷な条件で使用されている。このような過酷な条件に用いられる転がり軸受は、例えば高粘度基油により油膜厚さを確保し、かつ高ちょう度とすることにより流動性を高めたグリースを軸受内に連続給脂させることにより、常に新品状態のグリースを接触面に供給し潤滑不良の発生を抑制してきた。
しかし連続給脂法ではグリース給脂時に外部から水やスケールが混入する場合があるため、潤滑不良発生を完全に抑制することは困難であり、潤滑不良が発生した場合、極低速かつ高荷重条件で回転しているため過大な摩耗が発生し、場合によってはリングが破損するという問題があった。また、ロールメンテナンス期間中にライン外に保管していた軸受内に水の影響により錆が発生し、メンテナンス終了後運転再開時に錆が起点となってリングが破損する場合もあった。
潤滑不良による損傷を防止するため例えば特許文献1に示されるように軸受鋼の最適化が行なわれている。
しかしながら、特許文献1のような軸受鋼は、初期コストが高く、よりコストの低い対策が求められている。
そこで、本発明は、耐摩耗性、防錆性を向上させた特定のグリースを封入することにより、潤滑不良や錆発生の防止することを目的としたものであり、特定のグリース組成物を封入した鉄鋼設備用転がり軸受を提供する。
そこで、本発明は、耐摩耗性、防錆性を向上させた特定のグリースを封入することにより、潤滑不良や錆発生の防止することを目的としたものであり、特定のグリース組成物を封入した鉄鋼設備用転がり軸受を提供する。
前記課題を解決するため、本発明による鉄鋼設備用転がり軸受は、外輪と内輪と転動体を有し、増ちょう剤としてカルシウムスルフォネートコンプレックスを含有するグリース組成物を封入したことを特徴としている。
本発明の鉄鋼設備用転がり軸受は、増ちょう剤としてカルシウムスルフォネートコンプレックスを含有するグリース組成物を封入したことにより、耐摩耗性、防錆性を向上させることにより潤滑不良や錆発生の防止することができる。
以下、図1を例として、本発明の鉄鋼設備用転がり軸受について、好適な形態を説明する。
本発明の鉄鋼設備用転がり軸受は、特にロール支持装置に用いられる転がり軸受に好適であるが、このような軸受は高荷重が負荷されるため、自動調心ころ軸受、多列円すいころ軸受、多列円筒ころ軸受、等のころ軸受や、複列玉軸受等を用いることが出来る。図1は、その一例を示す断面図である。
図示されるグリース密封軸受10Aは、自動調心ころ軸受であり、内周面に球面状の外輪軌道溝11aが形成された外輪11と、外周面に球面状の内輪軌道溝12aが2列に形成された内輪12と、保持器13によって回動自在に保持され、外輪軌道溝11aと内輪軌道溝12aとの間に2列に整列して転動自在に配設された複数の転動体である樽形のころ14と、外輪11及び内輪12間の軸方向両端部にそれぞれ配設されて軸受内部を密封する密封装置15とを備える。本発明の鉄鋼設備用転がり軸受には、外部からの水やスケールの混入を防止するため、このような密封装置16を備えることが好ましい。
密封装置15は、金属板が断面略L字型のリング状に形成された芯金21と、ゴムなどの弾性材料により形成された弾性シール体22とを有し、弾性シール体22は、芯金21の表面側に添着されている。弾性シール体22は、芯金21から更に内径方向に延設され、内径側にシールリップ22aが設けられている。
また、密封装置15は、芯金21が外輪11の両端部に設けられた内周面11bに圧入されて固定されると共に、コイルばね23によって縮径方向に付勢されているシールリップ22aが、内輪12の外周面12bに弾性的に摺接して外輪11と内輪12との間をシールしている。
更に、芯金21の側面には、長手方向が芯金21の円周方向に沿って延びる複数の長穴24が形成されている。長穴24は、芯金21に添着する弾性シール体22によって塞がれており、長穴24に対応する部分の弾性シール体22が弾性変形部26を構成している。この弾性変形部26は、0.01mm程度の膜状の厚さから弾性シール体22の板厚と同等の厚さで形成され、軸受内部の圧力に応じて容易に弾性変形可能である。
弾性材料としては、ニトリルゴム(NBR)、耐熱型ニトリルゴム(sNBR)、水素添加ニトリルゴム(hNBR)アクリルゴム(ACM)、フッ素ゴム等が用いることができ、特に耐熱性に優れる耐熱型ニトリルゴム(sNBR)、水素添加ニトリルゴム(hNBR)アクリルゴム(ACM)、フッ素ゴムが好ましく、フッ素ゴムが特に好ましい。
上記軸受10Aにはグリース組成物が充填され(図示せず)、密封装置15により密封されるが、本発明の鉄鋼設備用転がり軸受では、増ちょう剤としてカルシウムスルフォネートコンプレックスを含有するグリース組成物を密封する。増ちょう剤としてカルシウムスルフォネートコンプレックスを含有することにより、増ちょう剤に起因する吸着膜が転走面に形成され、耐摩耗性および防錆性を向上させるために、軸受の破損を抑制する効果に優れており、低速、高荷重、高温条件においても十分な潤滑性を維持すると共に、耐グリース漏洩性、熱安定性、シール材料との相性に優れている。
<増ちょう剤>
本発明において増ちょう剤として使用されるカルシウムスルフォネートコンプレックスとは、カルシウムスルフォネートを必須成分とし、これに(a)炭酸カルシウム、(b)カルシウムジベヘネート、カルシウムジステアレート、カルシウムジヒドロキシステアレート等の高級脂肪酸カルシウム塩、(c) 酢酸カルシウム等の低級脂肪酸カルシウム塩、(d)ホウ酸カルシウム、などから選択されるカルシウム塩(カルシウム石けん)を組み合わせたものである。
本発明において増ちょう剤として使用されるカルシウムスルフォネートコンプレックスとは、カルシウムスルフォネートを必須成分とし、これに(a)炭酸カルシウム、(b)カルシウムジベヘネート、カルシウムジステアレート、カルシウムジヒドロキシステアレート等の高級脂肪酸カルシウム塩、(c) 酢酸カルシウム等の低級脂肪酸カルシウム塩、(d)ホウ酸カルシウム、などから選択されるカルシウム塩(カルシウム石けん)を組み合わせたものである。
特に、カルシウムスルフォネート及び炭酸カルシウムを必須成分とし、これらにカルシウムジベヘネート、カルシウムジステアレート、カルシウムジヒドロキシステアレート、ホウ酸カルシウム、 及び酢酸カルシウムのうち2種以上を配合したものが好ましい。前記カルシウムスルフォネートは、増ちょう効果の点から、塩基価が50〜500mgKOH/gであることが好ましく、300〜500mgKOH/gの高塩基性であることがより好ましい。
なお、カルシウムスルフォネートコンプレックスは、別途合成したものを基油に分散させてもよいし、基油中で合成することによって基油に分散させてもよい。ただし、後者の方法の方が、基油中に増ちょう剤を良好に分散させやすいので、工業的に製造する場合には有利である。
<基油>
本発明のグリース組成物の基油としては、鉱物系潤滑油や合成潤滑油を使用することができる。その種類は特に制限されるものではないが、鉱物系潤滑油としては、パラフィン系鉱物油、ナフテン系鉱物油、及びそれらの混合油を使用でき、また、合成潤滑油としては、合成炭化水素油、エーテル油、エステル油を使用できる。
本発明のグリース組成物の基油としては、鉱物系潤滑油や合成潤滑油を使用することができる。その種類は特に制限されるものではないが、鉱物系潤滑油としては、パラフィン系鉱物油、ナフテン系鉱物油、及びそれらの混合油を使用でき、また、合成潤滑油としては、合成炭化水素油、エーテル油、エステル油を使用できる。
具体的には、合成炭化水素油としてはポリα−オレフィン油等を、エーテル油としてはジアルキルジフェニルエーテル油、アルキルトリフェニルエーテル油、アルキルテトラフェニルエーテル油等を、エステル油としてはジエステル油、ネオペンチル型ポリオールエステル油、これらのコンプレックスエステル油、芳香族エステル油等を使用することができる。
これらの基油は、単独で用いてもよいし、2種以上を適宜組み合わせて用いてもよい。高温、高速での潤滑性能及び寿命を考慮すると、基油には合成潤滑油が含有されていることが好ましく、特に、合成炭化水素油、エステル油、エーテル油の少なくとも1種が含有されていることが好ましい。特に合成炭化水素油が基油全体の20質量%以上含まれることが好ましい。そして、基油の動粘度は100℃において3〜60mm2/sであることが好ましい。3mm2/s未満では、高温において蒸発しやすく、グリース組成物の製造が困難となる。また、60mm2/s超過では、転動装置のトルクが上昇しやすくなるため好ましくない。このような問題点がより生じにくくするためには、基油の動粘度は100℃において5〜40mm2/sであることがより好ましい。
<添加剤について>
本発明のグリース組成物には、各種性能をさらに向上させるため、所望により種々の添加剤を混合してもよい。例えば、酸化防止剤、防錆剤、極圧剤、油性向上剤、金属不活性化剤など、グリース組成物に一般的に使用される添加剤を、単独又は2 種以上混合して用いることができる。
特に長期間におけるグリース性能維持を図るため、酸化防止剤を好適に使用することができる。酸化防止剤としては、例えば、フェニル−1−ナフチルアミン等のアミン系化合物、2,6−ジ−tert−ジブチルフェノール等のフェノール系化合物、硫黄系化合物、ジチオリン酸亜鉛を用いることができる。
なお、これら添加剤の添加量は、本発明の目的を損なわない程度であれば特に限定されるものではない。
本発明のグリース組成物には、各種性能をさらに向上させるため、所望により種々の添加剤を混合してもよい。例えば、酸化防止剤、防錆剤、極圧剤、油性向上剤、金属不活性化剤など、グリース組成物に一般的に使用される添加剤を、単独又は2 種以上混合して用いることができる。
特に長期間におけるグリース性能維持を図るため、酸化防止剤を好適に使用することができる。酸化防止剤としては、例えば、フェニル−1−ナフチルアミン等のアミン系化合物、2,6−ジ−tert−ジブチルフェノール等のフェノール系化合物、硫黄系化合物、ジチオリン酸亜鉛を用いることができる。
なお、これら添加剤の添加量は、本発明の目的を損なわない程度であれば特に限定されるものではない。
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に説明するが、本発明はこれにより何ら制限されるものではない。
(実施例1〜3)
表1に示す組成の試験グリースを調製した。その際、実施例1〜3では、基油50.0gに、塩基価400mgKOH/gの高塩基性カルシウムスルフォネート15.9gを加え、60℃で攪拌した。そこに、ホウ酸0.3g、酢酸1.3g、ベヘン酸0.6g、ステアリン酸0.6g、水0.2g、及び50%水酸化カルシウム水溶液22.2gを加え、80〜95℃に加熱して水を揮発させて除去した。
表1に示す組成の試験グリースを調製した。その際、実施例1〜3では、基油50.0gに、塩基価400mgKOH/gの高塩基性カルシウムスルフォネート15.9gを加え、60℃で攪拌した。そこに、ホウ酸0.3g、酢酸1.3g、ベヘン酸0.6g、ステアリン酸0.6g、水0.2g、及び50%水酸化カルシウム水溶液22.2gを加え、80〜95℃に加熱して水を揮発させて除去した。
さらに、この混合物に二酸化炭素を導入して炭酸カルシウムを生成させた。そして、この混合物を赤外分光分析機で分析し、882〜886cm−1のピークから炭酸カルシウムの安定化(カルサイト化)が確認されたところで、二酸化炭素の導入を終了し、基油132.5gを加えて、カルシウムスルフォネートコンプレックスの生成反応を終了させた。
このようにして得られた混合物に、添加剤としてフェニル−α−ナフチルアミン5.0gを加え、ミル処理及び脱泡処理を行いグリース組成物を得た。
基油として、実施例1では100℃における動粘度が24.6mm2/sのパラフィン系鉱油、実施例2では100℃における動粘度が12.0mm2/sのパラフィン系鉱油、実施例3では100℃における動粘度が12.0mm2/sのパラフィン系鉱油と100℃における動粘度が12.0mm2/sの合成炭化水素油を80質量%:20質量%の割合で混合したものを用いた。
基油として、実施例1では100℃における動粘度が24.6mm2/sのパラフィン系鉱油、実施例2では100℃における動粘度が12.0mm2/sのパラフィン系鉱油、実施例3では100℃における動粘度が12.0mm2/sのパラフィン系鉱油と100℃における動粘度が12.0mm2/sの合成炭化水素油を80質量%:20質量%の割合で混合したものを用いた。
(比較例1)
基油76.0gに、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート7.6gを加えて完全に溶解させた後、ステアリルアミン16.5gを加え撹拌した。100℃で60分間保持した後、150℃ まで加熱し、パラフィン系鉱油100.0gを加えてジウレアの生成反応を終了させた。このようにして得られた混合物に、添加剤としてフェニル−α−ナフチルアミン5.0gを加え、ミル処理及び脱泡処理を行いグリース組成物を得た。基油として、100℃における動粘度が24.6mm2/sのパラフィン系鉱油を用いた。
基油76.0gに、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート7.6gを加えて完全に溶解させた後、ステアリルアミン16.5gを加え撹拌した。100℃で60分間保持した後、150℃ まで加熱し、パラフィン系鉱油100.0gを加えてジウレアの生成反応を終了させた。このようにして得られた混合物に、添加剤としてフェニル−α−ナフチルアミン5.0gを加え、ミル処理及び脱泡処理を行いグリース組成物を得た。基油として、100℃における動粘度が24.6mm2/sのパラフィン系鉱油を用いた。
(耐摩耗性評価法)
自動調心ころ軸受を用いて耐摩耗性評価を行った。試験軸受は内径55mm、外径100mm、幅41mmのシール付き自動調心ころ軸受である。シールの材質はフッ素ゴムとした。摩耗試験はイオン交換水を10mass%添加したグリースを軸受内一杯に封入し、シール外部にイオン交換水を1日あたり20ml注水、回転数3min−1、ラジアル荷重40000N、80℃、500時間条件で行い、最大摩耗深さを測定した。比較例1の最大摩耗深さを1とし、比摩耗深さを算出して相対比較を行なった。
自動調心ころ軸受を用いて耐摩耗性評価を行った。試験軸受は内径55mm、外径100mm、幅41mmのシール付き自動調心ころ軸受である。シールの材質はフッ素ゴムとした。摩耗試験はイオン交換水を10mass%添加したグリースを軸受内一杯に封入し、シール外部にイオン交換水を1日あたり20ml注水、回転数3min−1、ラジアル荷重40000N、80℃、500時間条件で行い、最大摩耗深さを測定した。比較例1の最大摩耗深さを1とし、比摩耗深さを算出して相対比較を行なった。
(錆止め性試験)
内径17mm、外径47mm、幅14mmのゴムシール付き深溝玉軸受(図示せず)に、実施例1〜3及び比較例1のグリース組成物を軸受空間容積の50%を占めるように充填した。
内径17mm、外径47mm、幅14mmのゴムシール付き深溝玉軸受(図示せず)に、実施例1〜3及び比較例1のグリース組成物を軸受空間容積の50%を占めるように充填した。
回転速度1800min−1で30秒間慣らし運転(回転)した後、軸受内部に濃度0.5質量% の塩水を0.5ml注入し、再び回転速度1800min−1で30秒間慣らし運転した。次いで、80℃、100%RHに調整された恒温恒湿槽にこの玉軸受を48時間静置した後、玉軸受を分解して軌道面に発生している錆の状況を肉眼で観察した。そして、以下のようなランクに評価した。
錆の発生ないものや、最大径0.3mm以下の錆があるものは、防錆性良好とし、最大径0.3mmを超える錆があるものは、防錆性不良とした。表においては防錆性良好の場合は○印、防錆性不良の場合は× 印を表記した。
表1に示したように、実施例1〜3の本発明の鉄鋼設備用転がり軸受は、増ちょう剤としてカルシウムスルフォネートコンプレックスを含有するグリース組成物を封入したことにより、比摩耗深さが浅く、錆止め性が良好となっており、耐摩耗性、防錆性を向上させることにより潤滑不良や錆発生の防止することができる。また、本発明の鉄鋼設備用転がり軸受について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
10A 密封装置付き転がり軸受
11 外輪
12 内輪
14 ころ(転動体)
15 密封装置
21 芯金
22 弾性シール体
11 外輪
12 内輪
14 ころ(転動体)
15 密封装置
21 芯金
22 弾性シール体
Claims (1)
- 鉄鋼設備用転がり軸受において、外輪と内輪と転動体を有し、増ちょう剤としてカルシウムスルフォネートコンプレックスを含有するグリース組成物を封入したことを特徴とする鉄鋼設備用転がり軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014084217A JP2015203472A (ja) | 2014-04-16 | 2014-04-16 | 鉄鋼設備用転がり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014084217A JP2015203472A (ja) | 2014-04-16 | 2014-04-16 | 鉄鋼設備用転がり軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015203472A true JP2015203472A (ja) | 2015-11-16 |
Family
ID=54597037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014084217A Pending JP2015203472A (ja) | 2014-04-16 | 2014-04-16 | 鉄鋼設備用転がり軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015203472A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105952777A (zh) * | 2016-07-12 | 2016-09-21 | 沈超 | 拖滚轴承 |
-
2014
- 2014-04-16 JP JP2014084217A patent/JP2015203472A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105952777A (zh) * | 2016-07-12 | 2016-09-21 | 沈超 | 拖滚轴承 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2480516C2 (ru) | Композиция консистентной смазки | |
US20110007990A1 (en) | Grease composition and grease-sealed bearing | |
WO2014087979A1 (ja) | グリース封入軸受 | |
JP5110843B2 (ja) | ゴムシール付き軸受用グリース組成物及び車両用ゴムシール付きハブユニット軸受 | |
JP2007217609A (ja) | グリース組成物及び軸受 | |
JP5115050B2 (ja) | 転がり軸受 | |
JP5521320B2 (ja) | 潤滑剤組成物及び転動装置 | |
WO2016002739A1 (ja) | 潤滑剤組成物および潤滑剤組成物封入軸受 | |
JP2013018861A (ja) | グリース組成物及び工作機械用転がり軸受 | |
JP2004346120A (ja) | グリース組成物及びそれを用いた転がり軸受 | |
JP2013035946A (ja) | グリースおよび密封軸受 | |
EP3733821B1 (en) | Lubricant composition and rolling bearing having same sealed therein | |
JP2015203472A (ja) | 鉄鋼設備用転がり軸受 | |
JP5347454B2 (ja) | 潤滑剤組成物及び転動装置 | |
JP2008286230A (ja) | モータ用転がり軸受 | |
JP2004339245A (ja) | グリース組成物及び転動装置 | |
JP2014080556A (ja) | 潤滑剤組成物及及びその製造方法、並びに前記潤滑剤組成物を封入した転がり軸受 | |
JP2010241858A (ja) | 潤滑剤組成物及び転動装置 | |
JP2009203328A (ja) | マイクロカプセル含有潤滑剤組成物および転動装置 | |
WO2022210531A1 (ja) | 密封型転がり軸受 | |
JP2003277780A (ja) | 生分解性グリース組成物及び転動装置 | |
JP2015229704A (ja) | グリース組成物及び転がり軸受 | |
JP2015229705A (ja) | グリース組成物及び転がり軸受 | |
JP2010156392A (ja) | 転がり軸受 | |
JP2015081281A (ja) | グリース組成物及び転動装置 |