JP2015203420A - 伸縮アクチュエータ - Google Patents

伸縮アクチュエータ Download PDF

Info

Publication number
JP2015203420A
JP2015203420A JP2014081228A JP2014081228A JP2015203420A JP 2015203420 A JP2015203420 A JP 2015203420A JP 2014081228 A JP2014081228 A JP 2014081228A JP 2014081228 A JP2014081228 A JP 2014081228A JP 2015203420 A JP2015203420 A JP 2015203420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feed
linear expansion
screw member
feed screw
male screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014081228A
Other languages
English (en)
Inventor
渡辺 勝治
Katsuji Watanabe
勝治 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2014081228A priority Critical patent/JP2015203420A/ja
Publication of JP2015203420A publication Critical patent/JP2015203420A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Abstract

【課題】異種材料間の線膨張係数の違いによる変形を抑制すること。【解決手段】雄ねじ部112aを有する雄ねじ部材112と、雄ねじ部112aに螺合する雌ねじ部材114とからなり、モータ42の回転運動を往復直線運動に変換する送りねじ機構48を備え、雄ねじ部材112と雌ねじ部材114は、それぞれ異種材料からなり、雄ねじ部材112の軸方向の線膨張係数をαSとし、雌ねじ部材114の軸方向の線膨張係数をαNとし、線膨張係数の大小関係がαS<αNのとき、αS<αN<αCの関係を満たす軸方向の線膨張係数αCの補助部材200を備え、補助部材200を、雄ねじ部材112の内部で且つ雄ねじ部112aを有する軸方向の範囲で一体的に結合させて構成する。【選択図】図3

Description

本発明は、電動機の回転運動を出力ロッドの往復直線運動に変換する送りねじ機構を備える伸縮アクチュエータに関する。
従来技術として、例えば、特許文献1には、ホイールガイド部材の長さを調節するために、モータの回転運動をプッシュロッド(出力軸)の往復直線運動に変換するボールねじ機構が開示されている。
このボールねじ機構は、プッシュロッドと一体に同軸に形成されるボールねじ軸と、ボールねじ軸に外嵌されるねじ付ナットと、ボールねじ軸とねじ付ナットとの間で転動する複数のボールとから構成されている。
特表2012−511465号公報
ところで、特許文献1に開示された構造では、ボールねじ機構が用いられているが、製造コストを削減するために、ボールねじ軸に代替して、例えば、台形ねじ等の送りねじ機構に置き換える必要がある。
送りねじ機構を用い、互いに摺動する送りねじ軸と送りナットとを異種材料で形成した場合、例えば、外気温の変化や送りねじ軸と送りナットとの摺動部位での発熱等に起因する異種材料間の線膨張係数の違いによって変形し、ピッチがずれるおそれがある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、異種材料間の線膨張係数の違いによる変形を抑制することが可能な伸縮アクチュエータを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、ねじ部を有する送りねじ軸と前記ねじ部に螺合する送りナットとからなり、電動機の回転運動を往復直線運動に変換する送りねじ機構と、前記送りねじ機構によって変位する出力ロッドとを備える伸縮アクチュエータにおいて、前記送りねじ軸と前記送りナットは、それぞれ異種材料からなり、前記送りねじ軸の軸方向の線膨張係数をαとし、前記送りナットの軸方向の線膨張係数をαとし、前記線膨張係数の大小関係がα<αのとき、α<α<αの関係を満たす軸方向の線膨張係数αの補助部材を備え、前記補助部材を、前記送りねじ軸の内部で且つ前記ねじ部を有する軸方向の範囲で一体的に結合させて構成することを特徴とする。
本発明によれば、送りねじ軸の内部で且つねじ部を有する軸方向の範囲で、α<α<αの関係を満たす軸方向の線膨張係数αからなる補助部材を備えることで、送りねじ軸と送りナットとを異種材料で形成した場合であっても、異種材料間の線膨張係数の違いを補正し、温度変化によるピッチずれの影響を少なくすることができる。
換言すると、本発明では、送りねじ軸及び送りナットよりも軸方向の線膨張係数が大きい補助部材を送りねじ軸側に結合することにより、送りナット側の線膨張変化に対する送りねじ軸側の追従性が増大し、異種材料間の線膨張係数の違いによる変形を抑制することができる。
従って、本発明では、送りねじ機構におけるねじ効率が向上して良好なねじ性能を維持することができる。この結果、ねじ効率が向上することにより、電動機における消費電力を低減することができる。また、線膨張係数による変形量を見込んでねじ部の加工精度を向上させるが不要となり、生産性を向上させて製造コストを低減することができる。
また、本発明は、前記ねじ部は、山部と谷部とを有し、前記山部の側壁は、前記谷部から頂部に向けて断面直線状に立ち上がる直線部と、前記直線部から頂部に至り断面略円弧状に形成された円弧部とから構成されることを特徴とする。
本発明によれば、送りねじ軸のねじ部に断面略円弧状の円弧部を設けることにより、送りナットのねじ部の山部が、常時、送りねじ軸のねじ部の谷部と接触する。送りねじ軸のねじ部の谷部は、山部と比較してねじのリード角が小さいのでねじ効率を向上させることができる。この結果、本発明では、送りねじ機構におけるねじ効率が向上して良好なねじ性能を維持することができる。また、本発明では、例えば、低温時における異常な磨耗を抑制することができる。
さらに、本発明は、前記補助部材が、貫通孔を有する中空体であることを特徴とする。
本発明によれば、補助部材を中空体とすることにより、送りねじ軸被成形体の内部に補助部材を圧入し、例えば、転造成形によって送りねじ軸被成形体の外周面にねじ部を成形する際の成形抵抗を低減することができる。
また、本発明によれば、補助部材の貫通孔内に外気が進入し易くなり、温度分布を均一にすることができるため、過渡的な状況を短時間に低減することができる。さらに、転造成形時に貫通孔の内周面が断面波形に変形することから、貫通孔内に進入した空気が攪拌され易くなり、均一な温度となり、外気に対する正確なピッチ変動とすることができる。
本発明では、異種材料間の線膨張係数の違いによる変形を抑制することが可能な伸縮アクチュエータを得ることができる。
本発明の実施形態に係るトーコントロールアクチュエータが組み込まれたリヤサスペンション装置の斜視図である。 図1の矢印A方向からみた矢視図である。 本発明の実施形態に係るトーコントロールアクチュエータの軸線方向に沿った縦断面図である。 図3に示す送りねじ機構の一部拡大断面図である。 トーコントロールアクチュエータを構成する遊星歯車機構の分解斜視図である。 図3のVI−VI線に沿った拡大縦断面図である。 (a)は、キャリア側から見た弾性カップリングの拡大正面図、(b)は、(a)のVIIB−VIIB線に沿った拡大断面図、(c)は、(a)のVIIC−VIIC線に沿った拡大断面図である。 (a)は、低温の状態における従来の送りねじ軸及び送りナットのねじ部間の接触関係を示す一部省略断面図、(b)は、常温の状態における従来の送りねじ軸及び送りナットのねじ部間の接触関係を示す一部省略断面図、(c)は、高温の状態における従来の送りねじ軸及び送りナットのねじ部間の接触関係を示す一部省略断面図である。 (a)は、雄ねじ部材を転造成形する前の接合状態を示す断面図、(b)は、転造成形後の状態を示す断面図である。 雌ねじ部材及び雄ねじ部材のねじ部同士を噛み合わせた状態を示す一部省略断面図である。 補助部材の変形例を示す断面図であり、(a)は、雄ねじ部材を転造成形する前の接合状態を示す断面図、(b)は、転造成形後の状態を示す断面図である。 (a)は、比較例に係る雄ねじ部材のねじ部先端の形状が広がった拡幅形状Wを示す断面図、(b)は、本実施形態に係る山部の円弧部を示す断面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るトーコントロールアクチュエータが組み込まれたリヤサスペンション装置の斜視図、図2は、図1の矢印A方向からみた矢視図である。なお、各図中に矢印で示される、「前後」は、車両の前後方向を示し、「上下」は、車両の上下方向(鉛直方向)を示し、「左右」は、左右方向(車幅方向)を示している。
図1及び図2に示されるリヤサスペンション装置10は、ダブルウィッシュボーン式からなり、図示しない四輪操舵車両の左後輪に配置されている。このリヤサスペンション装置10は、後輪Wを回転自在に支持するナックル12と、ナックル12を上下動可能に車体フレームに連結するアッパアーム14及びロアアーム16と、後輪Wのトー角を制御すべくナックル12及び図示しない車体フレームを連結するトーコントロールアクチュエータ(伸縮アクチュエータ)18と、後輪Wの上下動を緩衝する懸架ばね付きダンパ20を含んで構成されている。
アッパアーム14及びロアアーム16の基端は、それぞれゴムブッシュジョイント22a、22bによって図示しない車体フレームに連結されている。アッパアーム14及びロアアーム16の先端は、それぞれボールジョイント24a、24bを介してナックル12の上部及び下部に連結されている。
トーコントロールアクチュエータ18の基端は、ゴムブッシュジョイント26aを介して図示しない車体フレームに連結されている。トーコントロールアクチュエータ18の先端は、ゴムブッシュジョイント26bを介してナックル12の後部に連結されている。
懸架ばね付きダンパ20の上端は、車体(図2に示すサスペンションタワーの上壁28)に固定されている。懸架ばね付きダンパ20の下端は、ゴムブッシュジョイント26cを介してナックル12の上部に連結されている。
トーコントロールアクチュエータ18を伸長方向に駆動すると、ナックル12の後部が車幅方向外側に押されて後輪Wのトー角がトーイン方向に変化する。一方、トーコントロールアクチュエータ18を収縮方向に駆動すると、ナックル12の後部が車幅方向内側に引っ張られて後輪Wのトー角がトーアウト方向に変化する。従って、図示しないステアリングホイールの操作による通常の前輪の操舵に加えて、車速やステアリングホイールの操舵角に応じて後輪Wのトー角を制御することで、車両の直進安定性能や旋回性能を向上させることができる。
次に、図3〜図6に基づいて、トーコントロールアクチュエータ18の構造を以下詳細に説明する。
図3は、本発明の実施形態に係るトーコントロールアクチュエータの軸線方向に沿った縦断面図、図4は、図3に示す送りねじ機構の一部拡大断面図、図5は、トーコントロールアクチュエータを構成する遊星歯車機構の分解斜視図、図6は、図3のVI−VI線に沿った拡大縦断面図、図7(a)は、キャリア側から見た弾性カップリングの拡大正面図、図7(b)は、図7(a)のVIIB−VIIB線に沿った拡大断面図、図7(c)は、図7(a)のVIIC−VIIC線に沿った拡大断面図である。
図3及び図4に示されるように、トーコントロールアクチュエータ18は、車体フレーム側に連結されるゴムブッシュジョイント26aが一体に設けられた第1ハウジング30aと、ナックル12側に連結されるゴムブッシュジョイント26bが一体に設けられた出力ロッド32を伸縮自在に支持する第2ハウジング30bとを備える。第1ハウジング30a及び第2ハウジング30bの対向部は、シール部材34を介してインロー嵌合した状態で、各々の結合フランジ36a、36bを複数のボルト38で締結することにより一体的に結合されている。
第1ハウジング30aの内部の室40aには、駆動源となるブラシ付きのモータ(電動機)42と、減速機として機能する遊星歯車機構44(図5参照)とが収納されている。第2ハウジング30bの内部の室40bには、弾性カップリング46と、台形ねじを用いた送りねじ機構48とが収納されている。これらのモータ42、遊星歯車機構44、弾性カップリング46、及び、送りねじ機構48は、それぞれ、トーコントロールアクチュエータ18の軸線L上に直列に配置されている。
モータ42は、第1ハウジング30a側に固定される環状のステータ50と、ステータ50内で回転可能に支持されるロータ52とを備える。モータ42の外郭は、フランジ54を有するカップ状に形成されたヨーク56と、ヨーク56のフランジ54に突き当てられて固定されるベアリングホルダ58とによって構成されている。ロータ52は、棒状の回転軸(モータ軸)60を有する。回転軸60の一端は、ヨーク56の底部に設けられたボールベアリング62aに回転自在に支持されている。回転軸60の他端は、ベアリングホルダ58に設けられたボールベアリング62bに回転自在に支持されている。
ベアリングホルダ58の内面には、回転軸60の外周面に係止されて回転軸60と一体的に回転するコミュテータ64に摺接するブラシ66が支持されている。ブラシ66から延在してブラシ66と電気的に接続される導線68は、第1ハウジング30aに設けられたグロメット70を介して第1ハウジング30aの外部に引き出されている。
図3及び図5に示されるように、遊星歯車機構44は、第1ハウジング30aの略円筒状の開口部72内に嵌合して固定されるリングギヤ74と、モータ42の回転軸60の先端に直接形成されたサンギヤ76と、リングギヤ74よりも小径で略円板状に形成されるキャリア78と、キャリア78の支持孔102に圧入されて片持ち支持される3本のピニオンピン80と、各ピニオンピン80を介して回転自在に支持され、リングギヤ74及びサンギヤ76に対して同時に噛合する3つのピニオン84とから構成されている。遊星歯車機構44は、入力部材であるサンギヤ76の回転運動を、出力部材であるキャリア78に対して減速して伝達する機能を有する。
遊星歯車機構44の出力部材であるキャリア78は、送りねじ機構48の入力部材である入力フランジ86と弾性カップリング46を介して連結されている。
キャリア78は、略円板状を呈し、弾性カップリング46に対向する円形状の第1端面79と、第1端面79の反対側でピニオン84側に臨む円形状の第2端面81とを有する。キャリア78の第1端面79には、4個の爪部85が周方向に沿って等角度離間して配置されていると共に、軸線L方向に沿って突出している。
図5に示されるように、弾性カップリング46は、例えば、シリコーンゴム等のゴム体や樹脂体等で形成されている。この弾性カップリング46は、単一の環状部46aと、複数の腕部46bとが一体的に構成されている。環状部46aは、リング状からなり、その中心に円形の貫通孔92が形成されている。複数(図5中では8つを例示)の腕部46bは、環状部46aの外周面に所定角度だけ離間して配置され、環状部46aの外周面から半径外方向に放射状に突出するように配置されている。互いに隣接する腕部46b、46bの間には、正面視して略V字状の溝部からなる谷部46cが設けられている。
弾性カップリング46の貫通孔92には、コイルスプリング94が挿通されている。このコイルスプリング94の一端は、キャリア78に当接し、コイルスプリング94の他端は、入力フランジ86に当接している(図3参照)。コイルスプリング94のばね力によってキャリア78と入力フランジ86とが互いに離間する方向に付勢されている。
弾性カップリング46の腕部46bの先端側には、複数の突出部96が設けられている。複数の突出部96は、周方向に略等角度離間して8つ配置されている。8つの突出部96のうち、キャリア78と対向する腕部46bの側面には、隣接する腕部46bの1つおきに4本の突出部96aがそれぞれ突出して配置され、入力フランジ86と対向する腕部46bの側面には、隣接する腕部46bの1つおきに4本の突出部96bがそれぞれ配置されている。
換言すると、弾性カップリング46の腕部46bの先端側には、8つの突出部96のうち、キャリア78側に向かって突出する突出部96aと、入力フランジ86側に向かって突出する突出部96bとが交互に配置されている。キャリア78側に向かって突出する突出部96aは、キャリア78の第1端面79と当接可能に設けられていると共に、入力フランジ86側に向かって突出する突出部96bは、入力フランジ86の対向面98と当接可能に設けられている。
図3に示されるように、入力フランジ86は、略円板状からなり、その外周部の表裏両面を一対のスラストベアリング88a、88bに挟持されることで、回転自在に支持されている。一対のスラストベアリング88a、88bは、第2ハウジング30bの内周面に締結される環状のロックナット90により第2ハウジング30bに保持されている。一対のスラストベアリング88a、88bのうち、一方のスラストベアリング88aは、第2ハウジング30bと入力フランジ86との間のスラスト荷重を支持し、他方のスラストベアリング88bは、ロックナット90と入力フランジ86との間のスラスト荷重を支持する。
図5に示されるように、軸線L方向においてキャリア78と対向する入力フランジ86の対向面98には、4個の爪部100が周方向に沿って等角度離間して配置されていると共に、弾性カップリング46側(キャリア78側)に向かって所定長だけ突出している。なお、キャリア78の第1端面79に設けられる4個の爪部85と、入力フランジ86の対向面98に設けられる4個の爪部100とは、周方向においてその位相が約45度だけずれるように配置されている(図6参照)。
さらに、図7(a)に示されるように、弾性カップリング46の腕部46bの径方向外端部には、キャリア78側と入力フランジ86側とに向かって交互に突出する複数の突出部96が設けられている。この場合、図7(b)、図7(c)に示されるように、複数の突出部96が支点となって腕部46bを弾性変形(撓曲)させる。このとき支点となる突出部96に発生する反力が、入力フランジ86を基準としてキャリア78を軸線L方向に付勢することで、キャリア78の倒れを防止することができる。なお、図6に示されるように、複数の突出部96a、96bは、キャリア78の爪部85と入力フランジ86の爪部100との間に周方向に沿って配置されている。
ピニオンピン80とピニオン84との間には、例えば、すべり軸受けやニードル軸受け等の軸受部材(図示せず)が介装されている。この軸受部材によって回転自在に支持されるピニオン84の厚さは、ピニオンピン80の軸方向の長さよりも大きく設定されている。このため、ピニオン84の端面(外周に形成された歯部と略直交する面)が、キャリア78の第2端面81とリングギヤ74の内径フランジ部74aとの間で挟持されることによって、ピニオン80の取付姿勢を制御することができる。
弾性カップリング46の8つの谷部46cには、キャリア78の4個の爪部85が一つおきに係合すると共に、キャリア78の爪部85と異なる位相で、入力フランジ86の4個の爪部100が一つおきに係合する。すなわち、図6に示されるように、弾性カップリング46の8つの谷部46cには、キャリア78の爪部85と入力フランジ86の爪部100とが周方向に沿って交互に係合する。
従って、キャリア78の回転トルクは、キャリア78の爪部85から、弾性カップリング46の腕部46bと、入力フランジ86の爪部100を介して、入力フランジ86に伝達される。その際、弾性体で構成された弾性カップリング46が、その弾発力によって弾性変形することで、キャリア78及び入力フランジ86間の軸線のズレ(芯ズレ)を吸収すると共に、回転トルクの急変を吸収して円滑な動力伝達を遂行することができる。
図5に示されるように、キャリア保持部材106は、金属板をプレス加工したものであり、図示しないボルトを介してリングギヤ74に締結される。このキャリア保持部材106は、環状の平板からなる本体部106aと、本体部106aの内周を断面L字状に折り曲げたフランジ部106bとを有する。
図3に示されるように、第2ハウジング30bの軸線L方向の中間部の内周面には、第1スライドベアリング108aが固定されている。また、第2ハウジング30bの軸線L方向の端部に螺合するエンド部材110の内周面には、第2スライドベアリング108bが固定されている。この第1スライドベアリング108a及び第2スライドベアリング108bによって、出力ロッド32が軸線L方向に沿って摺動自在に支持されている。
送りねじ機構48は、入力フランジ86の回転運動を出力ロッド32の往復直線運動に変換する機能を有する。図3に示されるように、この送りねじ機構48は、入力フランジ86と一体に形成され外周面に雄ねじが形成された雄ねじ部材(送りねじ軸)112と、雄ねじ部材112の雄ねじと螺合する雌ねじを内周面の一部に有し、中空の出力ロッド32の内周面に嵌合して出力ロッド32に固定される雌ねじ部材(送りナット)114とを備える。
図4に示されるように、雌ねじ部材114は、略円筒体からなり、固定用ねじ部115と、送りねじナット部117と、雌ねじ部材保持部119とが軸方向に沿って一体に構成されている。固定用ねじ部115は、入力フランジ86側で雌ねじ部材114の軸方向に沿った一端部に位置している(図3及び図4を併せて参照)。この固定用ねじ部115は、雌ねじ部材114を出力ロッド32に固定するために設けられている。
送りねじナット部117は、軸方向に沿った固定用ねじ部115と雌ねじ部材保持部119の間で雌ねじ部材114の略中央に位置している。この送りねじナット部117は、雄ねじ部材112と螺合する雌ねじ部117aを有すると共に、出力ロッド32の内周面と送りねじナット部117の外周面との間で径方向のクリアランス117bが形成されている。雌ねじ部117aは、山部121と谷部123と有する。
雌ねじ部材保持部119は、雌ねじ部材114の軸方向に沿った他端部に位置している。この雌ねじ部材保持部119は、雄ねじ部材112の外周面と雌ねじ部材保持部119の内周面との間の径方向のクリアランス119a及び出力ロッド32の内周面と雌ねじ部材保持部119の外周面との間の径方向のクリアランス119bを介して、出力ロッド32に対して軸方向にスライド可能に設けられている。
また、雌ねじ部材114は、送りねじナット部117にのみ雌ねじ部117aが刻設されており、固定用ねじ部115及び雌ねじ部材保持部119の雄ねじ部材112と対面している部分は、円筒状に形成されている。換言すると、雄ねじ部材112の雄ねじと嵌合する部分は、雌ねじ部材114の略中央に位置する送りねじナット部117の雌ねじ部117aのみであり、軸方向に沿った一端側の固定用ねじ部115、及び、軸方向に沿った他端側の雌ねじ部材保持部119には、雄ねじ部材112の雄ねじと螺合する部分(雌ねじ)が形成されていない。
これは、雄ねじ部材112の雄ねじに対して固定用ねじ部115による軸力の影響や外部の温度変化による出力ロッド32の熱応力の影響が送りねじナット部117に極力入らないようにするためである。
雄ねじ部材112の外周面には、雄ねじ部112aが設けられている。この雄ねじ部112aは、断面略台形状で半径内方向に向かって突出する山部129と、断面略台形状で半径外方向に窪んで形成される谷部131とを有する。
雄ねじ部材112の内部で且つ雄ねじ部112aを有する軸方向(軸線L方向)の範囲には、補助部材200が一体的に結合されている。この補助部材200は、後記するように転造成形によって雄ねじ部112aを成形する際、雄ねじ被成形部材202の貫通孔204内に軸線Lに沿って嵌挿(圧入)され、加圧されることで断面波形に変形する(後記する図9(a)、(b)参照)。
なお、雌ねじ部材114、雄ねじ部材112、及び、補助部材200の各線膨張係数の関係については、後記で詳細に説明する。
図3に示されるように、出力ロッド32の外周には、環状のストッパ116が装着されている。出力ロッド32が伸長方向に向かって最大位置まで変位したとき、ストッパ116が第2ハウジング30bに固定されたエンド部材110と当接することにより、その変位が規制されてストッパ機能が発揮される。このストッパ116を設けることにより、出力ロッド32が第2ハウジング30bから脱落することを確実に防止することができる。
第2ハウジング30bと出力ロッド32の間には、第2ハウジング30bと出力ロッド32との隙間内に水(水分)や塵埃等が進入することを防止するためにシール機構が設けられている。このシール機構は、伸縮可能な蛇腹部を有するゴム製のブーツ120と、ブーツ120の両端の嵌合部を締結する異径のバンド122a、122bとから構成されている。ブーツ120の一端部は、第2ハウジング30bの端部外周面に形成される環状段部118に嵌合され、ブーツ120の他端部は、出力ロッド32に形成された環状溝138に嵌合するように設けられている。
出力ロッド32が伸長変位すると、第1ハウジング30a及び第2ハウジング30b内の室40a、40bの容積が増加し、これとは反対に出力ロッド32が収縮変位すると、第1ハウジング30a及び第2ハウジング30b内の室40a、40bの容積が減少する。このため、室40a、40b内の圧力が変動してトーコントロールアクチュエータ18の円滑な作動を妨げるおそれがある。しかしながら、本実施形態では、中空の出力ロッド32の内部空間とブーツ120の内部空間とが、出力ロッド32に形成された通気孔124を介して連通しているため、圧力変動がブーツ120の変形により緩和され、トーコントロールアクチュエータ18を円滑に作動させることができる。
第2ハウジング30bには、トーコントロールアクチュエータ18を伸縮制御する際、出力ロッド32のストローク位置(変位量)を検出して図示しない制御装置に検出信号をフィードバックするストロークセンサ126が配設されている。このストロークセンサ126は、出力ロッド32の外周面にボルト128を介して固定される永久磁石130と、永久磁石130の位置を磁気的に検出するコイル等の検出部132が収納されたセンサ本体134とを備える。第2ハウジング30bには、出力ロッド32の変位に伴って永久磁石130との干渉を回避するために、軸線L方向に延在する長溝(開口)136が形成されている。
本実施形態に係るトーコントロールアクチュエータ18が組み付けられたリヤサスペンション装置10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
図3において、後輪Wのトー角を変更すべく図示しない制御装置から出力される駆動信号に基づいてモータ42を駆動すると、モータ42の回転軸60に形成されたサンギヤ76の回転運動が、遊星歯車機構44(サンギヤ76と同時に噛合するリングギヤ74及びピニオン84)で減速されてキャリア78に出力される。キャリア78の回転運動は、弾性カップリング46を介して入力フランジ86に伝達され、入力フランジ86と一体的に連結された雄ねじ部材112を回転させる。雄ねじ部材112が回転すると、雄ねじ部材112に螺合する雌ねじ部材114が軸線L方向に変位し、雌ねじ部材114に連結された出力ロッド32が第2ハウジング30bから進退動作することで、トーコントロールアクチュエータ18が伸縮して後輪Wのトー角が変更される。
次に、従来技術に係る送りねじ機構の温度変化による変形について説明する。
図8(a)は、低温の状態における従来の送りねじ軸及び送りナットのねじ部間の接触関係を示す一部省略断面図、図8(b)は、常温の状態における従来の送りねじ軸及び送りナットのねじ部間の接触関係を示す一部省略断面図、図8(c)は、高温の状態における従来の送りねじ軸及び送りナットのねじ部間の接触関係を示す一部省略断面図である。
従来技術において、送りねじ機構を構成する送りねじ軸と送りナットは、送りねじ機構の摺動特性(耐摩耗性、一定のねじ効率を維持するための摩擦係数安定)を安定して維持するために、異種材料が用いられている。この送りねじ機構は、外気温の変化や、送りねじ軸と送りナットとの摺動による発熱等の温度変化に起因し、送りねじ軸の線膨張係数αと送りナットの線膨張係数αとの違いによって変形する。なお、従来の送りねじ機構において、線膨張係数の大小関係は、一般的に、α<αに設定されている。
この異種材料は、通常、軸方向の線膨張係数が異なり(α<α)、温度変化によって常温で設定した送りねじ軸と送りナット間のピッチにずれが発生したり、隙間が減少したりする。
温度変化によってピッチのずれは、ねじ接触面の面積を減少させるので、磨耗が増加し、又は、隙間の減少が送りねじ軸と送りナットとの間にくさび効果を発生させる。例えば、図8(b)に示す常温の状態では、適正寸法の隙間を有していると共に、送りねじ軸と送りナットとのねじ面が適正に接触している。これに対して、図8(a)に示されるように、低温の状態では、送りねじ軸と比較して軸方向の線膨張係数が大きい送りナット側が軸方向に縮み、送りねじ軸と送りナットとのねじ面に不適切な接触状態が発生する。また、図8(c)に示されるように、高温の状態では、送りねじ軸と比較して軸方向の線膨張係数が大きい送りナット側が軸方向に伸長し、送りねじ軸と送りナットとのねじ面に不適切な接触状態が発生する。
従って、従来技術に係る送りねじ機構では、トルク損失の増大により、ねじ効率が低下し、伝達損失の増加によってトーコントロールアクチュエータ18の駆動電力損失が増加する。この結果、トーコントロールアクチュエータ18が搭載された車両の燃費を低下させると共に、異音が発生するおそれがある。
次に、本実施形態に係る送りねじ機構48の雄ねじ部材112と補助部材200との接合状態を図9に示す。図9(a)は、雄ねじ部材を転造成形する前の接合状態を示す断面図である。成形前の補助部材200は、円柱状で、例えば、アルミニウムで形成されている。雄ねじ被成形部材202は、貫通孔204を有する円筒体からなり、例えば、構造用炭素鋼で形成されている。成形前の補助部材200は、雄ねじ被成形部材202の貫通孔204内に嵌挿(圧入)されている。雄ねじ被成形部材202と補助部材200とは、例えば、焼嵌め等によってその接合面206が隙間なく密着している。これは後に転造成形するための成形性を安定化させるためであり、軸方向のずれを規制するものではない。
図9(b)は、転造成形後の状態を示す断面図である。転造成形後の接合面206は、雄ねじ部材112の形状に相似した形状となり、波打つように上下方向に湾曲した断面形状となる。このため、転造成形後の雄ねじ部材112と補助部材200とは、軸方向に沿って強固に接合される。
従って、温度変化等に起因して軸方向に伸縮するとき、雄ねじ部材112の軸方向の線膨張係数αと、補助部材200の軸方向の線膨張係数αは、α<αの関係にあるので、各々の伸び量が異なるが、転造成形等で強固に接合されることによって、雄ねじ部材112と補助部材200とが確実に同じ軸方向寸法で変形(伸縮)する。これによる効果を図10に基づいて説明する。
図10は、本実施形態に係る送りねじ機構において、雌ねじ部材及び雄ねじ部材のねじ部同士を噛み合わせた状態を示す一部省略断面図である。なお、雄ねじ部材112は、例えば、構造用炭素鋼(α=11.3×10−6、E=206000N/mm)、雌ねじ部材114は、例えば、黄銅(α=19.1×10−6、E=103000N/mm)、補助部材200は、例えば、アルミニウム(α=23.7×10−6、E=70600N/mm)により、それぞれ形成されている。
雄ねじ部材112、雌ねじ部材114、及び、補助部材200のそれぞれの有効断面積をA、A、Aとし、縦弾性係数をE、E、Eとし、軸方向の線膨張係数をα、α、αとする。このとき、温度t℃の変化があると、雄ねじ部材112の伸びλと、雌ねじ部材114の伸びλは、それぞれ次式のようになる。なお、Lは、雄ねじ部材112及び雌ねじ部材114の軸方向に沿った単位当たりの長さ(length)を示す。

λ=(E・α・A+E・α・A)・tL/(E・α+E・α

λ=α・tL

なお、図10において、A+A=πd /4
=π(D−d )/4
=π(d −d )/4
=πd /4
D;雌ねじ部材114の外径
:雌ねじ部材114の山部121と谷部123とを平均した内径
;雄ねじ部材112の山部129と谷部131とを平均した外径
;補助部材200の波形形状を平均した外径
ここで、λ=λとなるように、αとαの大きさを設定すれば、温度が変化しても、雄ねじ部材112と雌ねじ部材114は、同じ長さだけ伸縮することになるので、ピッチ変化が発生することがなく、良好な噛み合い状態を確保(保持)することができる。
また、一般的に、α<αの関係に設定されている従来の送りねじ機構を使用する場合には、図8(a)、(c)に示されるように、温度変化によってねじ面に不適切な接触状態が発生し雄ねじ部材112と雌ねじ部材114のピッチが一致しなくなる。このため、従来の送りねじ機構では、例えば、異音が発生し、フリクションの増加により効率が悪化し、消費電流が増加する等の不具合が発生するおそれがある。
これに対し、本実施形態では、軸方向の線膨張係数の大小関係がα<α<αからなる補助部材200を、雄ねじ部材112の内径中心(内部)に軸方向に沿って組み込み、この補助部材200が組み込まれた状態で転造成形(転造加工)することによって、軸方向の拘束が確実に行われる。これにより、雄ねじ部材112及び雌ねじ部材114は、設置環境の温度変化によるピッチ変動が発生しなくなり、良好なねじの噛み合い状態を確保することができる。
また、本実施形態では、α<α<αの関係を満たす軸方向の線膨張係数αの補助部材200を備えることで、送りねじ機構48を構成する雄ねじ部材(送りねじ軸)112と雌ねじ部材(送りナット)114とを異種材料で形成した場合であっても、異種材料間の線膨張係数の違いを補正し、温度変化によるピッチずれの影響を少なくすることができる。
換言すると、本実施形態では、雄ねじ部材112及び雌ねじ部材114よりも軸方向の線膨張係数が大きい補助部材200を雄ねじ部材112側に一体的に結合することにより、雌ねじ部材114側の線膨張変化に対する雄ねじ部材112側の追従性が増大し、異種材料間の線膨張係数の違いによる変形を抑制することができる。
従って、本実施形態では、送りねじ機構48におけるねじ効率が向上して良好なねじ性能を維持することができる。この結果、ねじ効率が向上することにより、モータ42における消費電力を低減することができる。また、線膨張係数による変形量を見込んでねじ部の加工精度を向上させるが不要となり、生産性を向上させて製造コストを低減することができる。
さらに、本実施形態では、α<α<αの関係を満たす軸方向の線膨張係数αの補助部材200を備えることで、例えば、送りねじ機構48に対して軸線L方向と交差(直交する)する横荷重が入力された場合であっても、送りねじ機構48にくさび効果による荷重が発生しないので、ねじ効率の低下を抑制することができる。
さらにまた、本実施形態では、くさび効果が発生しないので、送りねじ機構48を構成する雄ねじ部材112と雌ねじ部材114とがゆっくりした動作で軸方向に相対的に変位する場合であっても、良好な動力伝達機能を発揮することができる。また、両端がゴムブッシュ26a、26bで弾性支持されたトーコントロールアクチュエータ18の軸線L上のねじ回転に起因するスティックスリップ現象の発生を抑制することができる。
図11は、補助部材の変形例を示す断面図であり、図11(a)は、雄ねじ部材を転造成形する前の接合状態を示す断面図、図11(b)は、転造成形後の状態を示す断面図である。
図11(b)に示されるように、変形例に係る補助部材200aは、貫通孔210を有する中空体(円筒体)で構成されている。このように構成することで、転造成形時の成形抵抗を低減することができる。また、貫通孔210内に外気が通流し易くなり温度分布が均一になり易いので、過渡的な状況を短時間に低減することができる。さらに、図11(a)に示されるように、転造成形時に貫通孔210の軸方向に沿った内径断面が波形に変形することから貫通孔210内に進入した空気が攪拌され易くなり、均一な温度となるので、外気に対する正確なピッチ変動とすることができる。
図12(a)は、比較例に係る雄ねじ部材のねじ部先端の形状が広がった拡幅形状Wを示す断面図、図12(b)は、本実施形態に係る山部の円弧部を示す断面図である。
雄ねじ部材112と補助部材200aとの結合関係は、接合面206で極めて強くなるものの、ねじ先端では、補助部材200aの効果が少なくなり、例えば、低温状態での収縮時には、図12(a)に示されるように、雄ねじ部材112のねじ部先端の形状が広がる拡幅形状Wが発生するおそれがある。このような拡幅形状Wでは、低温時に雄ねじ部材112のねじ山先端部分で雌ねじ部材114に接触することとなる。ねじ山先端部分は、ねじ部の谷部と比較してねじのリード角が小さく、ねじ効率が悪化するおそれがある。また、この接触部分で面圧が高くなることから、磨耗し易くガタが発生する場合がある。
本実施形態では、図12(b)に示されるように、山部129の側壁が、谷部131から山部129の頂部に向けて断面直線状に立ち上がる直線部125と、直線部125から頂部に至り断面略円弧状に形成された円弧部127とから構成されている。ピッチ精度の高い雄ねじ部材112の谷部131でねじの接触が行われるように、ねじの先端部分を略円弧状に形成している。このようにすることで、常時、雄ねじ部112aのねじのリード角が大きい谷部131近傍で接触するため、ねじ効率が向上し、良好な噛み合い状態を保持することができると共に、低温時の異常な磨耗を抑制することができる。
なお、本実施形態では、車両のリヤサスペンション装置10に組み込まれるトーコントロールアクチュエータ18に基づいて説明しているが、これに限定されるものではなく、出力部材を往復動作させる他の伸縮アクチュエータにも適用することができる。
18 トーコントロールアクチュエータ(伸縮アクチュエータ)
32 出力ロッド
42 モータ(電動機)
48 送りねじ機構
112 雄ねじ部材(送りねじ軸)
112a 雄ねじ部(ねじ部)
114 雌ねじ部材(送りナット)
125 直線部
127 円弧部
200、200a 補助部材
210 貫通孔
α 雄ねじ部材の軸方向の線膨張係数
α 雌ねじ部材の軸方向の線膨張係数
α 補助部材の軸方向の線膨張係数

Claims (3)

  1. ねじ部を有する送りねじ軸と前記ねじ部に螺合する送りナットとからなり、電動機の回転運動を往復直線運動に変換する送りねじ機構と、前記送りねじ機構によって変位する出力ロッドとを備える伸縮アクチュエータにおいて、
    前記送りねじ軸と前記送りナットは、それぞれ異種材料からなり、
    前記送りねじ軸の軸方向の線膨張係数をαとし、前記送りナットの軸方向の線膨張係数をαとし、
    前記線膨張係数の大小関係がα<αのとき、α<α<αの関係を満たす軸方向の線膨張係数αの補助部材を備え、
    前記補助部材を、前記送りねじ軸の内部で且つ前記ねじ部を有する軸方向の範囲で一体的に結合させて構成することを特徴とする伸縮アクチュエータ。
  2. 請求項1記載の伸縮アクチュエータにおいて、
    前記ねじ部は、山部と谷部とを有し、
    前記山部の側壁は、前記谷部から頂部に向けて断面直線状に立ち上がる直線部と、前記直線部から頂部に至り断面略円弧状に形成された円弧部とから構成されることを特徴とする伸縮アクチュエータ。
  3. 請求項1又は請求項2記載の伸縮アクチュエータにおいて、
    前記補助部材は、貫通孔を有する中空体であることを特徴とする伸縮アクチュエータ。
JP2014081228A 2014-04-10 2014-04-10 伸縮アクチュエータ Pending JP2015203420A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014081228A JP2015203420A (ja) 2014-04-10 2014-04-10 伸縮アクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014081228A JP2015203420A (ja) 2014-04-10 2014-04-10 伸縮アクチュエータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015203420A true JP2015203420A (ja) 2015-11-16

Family

ID=54597000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014081228A Pending JP2015203420A (ja) 2014-04-10 2014-04-10 伸縮アクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015203420A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6738510B1 (ja) * 2020-03-23 2020-08-12 株式会社ショーワ 流体供給装置、車高調整装置、鞍乗型車両

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6738510B1 (ja) * 2020-03-23 2020-08-12 株式会社ショーワ 流体供給装置、車高調整装置、鞍乗型車両

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2594457B1 (en) Electric power steering system
US20080223160A1 (en) Feed screw mechanism
EP1939020A1 (en) Telescopic actuator
US20140246266A1 (en) Steering column support apparatus
JP2007211793A (ja) ボールねじ軸の支持構造
JP5326765B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
US11041521B2 (en) Nut, feed screw mechanism, and electric position adjustment device for steering wheel
JP2015203420A (ja) 伸縮アクチュエータ
JP7195069B2 (ja) 電動アクチュエータ
JP6033733B2 (ja) 遊星歯車機構の組み立て方法
JP2016148374A (ja) 伸縮アクチュエータ
JP6204306B2 (ja) 伸縮アクチュエータ
JP6254039B2 (ja) 伸縮アクチュエータ
KR101865948B1 (ko) 전기자동차의 구동모터
JP2016044739A (ja) 伸縮アクチュエータ
JP6254005B2 (ja) 伸縮アクチュエータ
JP6254040B2 (ja) 伸縮アクチュエータ
JP2015147562A (ja) 伸縮アクチュエータ
JP6159708B2 (ja) 伸縮アクチュエータ
JP2012172764A (ja) 球面軸受
JP6120439B2 (ja) 伸縮アクチュエータ
JP2020023968A5 (ja)
US11804751B2 (en) Electric actuator including a holder that holds a conductive member and an elastic member that is interposed and held between the holder and a case
JP2007232023A (ja) 電動アクチュエータ
JP7224120B2 (ja) 電動アクチュエータ