JP2016148374A - 伸縮アクチュエータ - Google Patents

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Kazutaka Tomioka
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Abstract

【課題】雄ねじと雌ねじとの接触面の面圧を低下させ、摩擦力を低減すること。
【解決手段】雄ねじ部112a及び雌ねじ部114aを有する送りねじ機構48を備え、雄ねじ部材112の軸方向で互いに対向する雄ねじ部112aの歯面200と雌ねじ部114aの歯面210との間には、軸方向のクリアランスであるスラストガタCL1〜CL4が形成され、スラストガタCL1〜CL4は、雄ねじ部材112の軸方向に沿った中央部で最小のCL1となり、中央部から軸方向に沿った両端部に向かうにつれて徐々に大きくなる、CL1<CL2<CL3<CL4の関係に設定される。
【選択図】図7

Description

本発明は、雄ねじ及び雌ねじを有する送りねじ機構と、送りねじ機構によって変位する出力ロッドとを備える伸縮アクチュエータに関する。
従来技術として、例えば、特許文献1には、ホイールガイド部材の長さを調節するために、モータの回転運動をプッシュロッド(出力軸)の往復直線運動に変換するボールねじ機構が開示されている。
このボールねじ機構は、プッシュロッドと一体に同軸に形成されるボールねじ軸と、ボールねじ軸に外嵌されるねじ付ナットと、ボールねじ軸とねじ付ナットとの間で転動する複数のボールとから構成されている。
また、特許文献2には、雄ねじのねじ山の山頂と谷底とを連絡する面であるフランク面を、円弧状の凸面からなる曲面で形成することが開示されている。
特表2012−511465号公報 特開2007−182108号公報
ところで、特許文献1に開示された構造では、ボールねじ機構が用いられているが、製造コストを削減するために、ボールねじ軸に代替して、例えば、台形ねじ等の送りねじ機構に置き換える必要がある。
台形ねじからなる送りねじ機構を車両に用いた場合、例えば、送りねじ機構に対し、送りねじ軸の軸方向と略直交する方向の横荷重(曲げ力)が付与されたとき、雄ねじと雌ねじとの間で相対角度が発生し、雄ねじのねじ山の外径エッジ部分が雌ねじの歯面と接触するおそれがある。すなわち、雄ねじと雌ねじとの相対角度がゼロ以外の場合、雄ねじの外径端の外径エッジ部分と雌ねじの山部の裾部分のみが面接触するため、接触面の面圧及び摩擦力が高くなりスティックスリップを発生させるおそれがある。
このような雄ねじの外径端の外径エッジ部分と雌ねじの山部の裾部分のみの接触を回避するためには、例えば、特許文献2に開示されるように雄ねじの歯面を曲面で形成して外径エッジ部分を接触させないことが考えられる。
しかしながら、特許文献2のようなねじ構造では、例えば、雄ねじと雌ねじとの相対角度がゼロで正対するときにも雄ねじと雌ねじとの接触面積が小さくなるため、雄ねじと雌ねじとの接触面に焼きつきが発生して固着するおそれがある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、雄ねじと雌ねじとの接触面の面圧を低下させ、摩擦力を低減することが可能な伸縮アクチュエータを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、雄ねじ及び雌ねじを有する送りねじ機構と、前記送りねじ機構によって電動機の回転運動が直線運動に変換されることにより変位する出力ロッドとを備える伸縮アクチュエータにおいて、送りねじ軸の軸方向で互いに対向する前記雄ねじの歯面と前記雌ねじの歯面との間には、軸方向のクリアランスであるスラストガタが形成され、前記スラストガタは、前記送りねじ軸の軸方向に沿った中央部で小となり、前記中央部から軸方向に沿った両端部に向かうにつれて大きくなるように設定されることを特徴とする。
本発明によれば、送りねじ軸の軸方向に沿った中央部でスラストガタが最小となり、その中央部から両端部に向かうにつれてスラストガタが徐々に増大するように設定することで、スラストガタを保持している。例えば、中央部のスラストガタをCL1とし、CL1の軸方向に沿った両側に隣接する一対のスラストガタをそれぞれ順に、CL2、CL2、CL3、CL3、及び、CL4、CL4とした場合、CL1<CL2<CL3<CL4の関係に設定されるとよい。本発明では、雄ねじと雌ねじとの間で相対角が発生した場合、互いに接触する雄ねじ及び雌ねじの歯面間で面圧を受ける面積が従来と比較して増大することで、逆歯面干渉を低減することができる。
これにより、本発明では、雄ねじと雌ねじの歯面間の面圧を低下させ、送りねじ機構の駆動時における摩擦力を低減させることができる。この結果、本発明では、スティックスリップの発生を抑制することができる。
本発明では、雄ねじと雌ねじとの接触面の面圧を低下させ、摩擦力を低減することが可能な伸縮アクチュエータを得ることができる。
本発明の実施形態に係るトーコントロールアクチュエータが組み込まれたリヤサスペンション装置の斜視図である。 図1の矢印A方向からみた矢視図である。 本発明の実施形態に係るトーコントロールアクチュエータの軸線L方向に沿った縦断面図である。 トーコントロールアクチュエータを構成する遊星歯車機構の分解斜視図である。 図3のV−V線に沿った拡大縦断面図である。 (a)は、キャリア側から見た弾性カップリングの拡大正面図、(b)は、(a)のVIB−VIB線に沿った拡大断面図、(c)は、(a)のVIC−VIC線に沿った拡大断面図である。 図3の送りねじ機構の雄ねじ部材及び雌ねじ部材の噛合部分を示す拡大断面図である。 本実施形態に係る送りねじ機構の噛合状態を示す断面図であり、(a)は、相対角θが0である正対時(θ=0)、(b)は、相対角θが0より大きくなったとき(θ>0)をそれぞれ示している。 比較例に係る送りねじ機構の噛合状態を示す断面図であり、(a)は、相対角θが0である正対時(θ=0)、(b)は、相対角θが0より大きくなったとき(θ>0)をそれぞれ示している。 雄ねじと雌ねじとの間の相対角θの発生原理を示す説明図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るトーコントロールアクチュエータが組み込まれたリヤサスペンション装置の斜視図、図2は、図1の矢印A方向からみた矢視図である。なお、各図中に矢印で示される、「前後」は、車両の前後方向を示し、「上下」は、車両の上下方向(鉛直方向)を示し、「左右」は、左右方向(車幅方向)を示している。
図1及び図2に示されるリヤサスペンション装置10は、ダブルウィッシュボーン式からなり、図示しない四輪操舵車両の左後輪に配置されている。このリヤサスペンション装置10は、後輪W(図2参照)を回転自在に支持するナックル12と、ナックル12を上下動可能に車体フレームに連結するアッパアーム14及びロアアーム16と、後輪Wのトー角を制御すべくナックル12及び図示しない車体フレームを連結するトーコントロールアクチュエータ(伸縮アクチュエータ)18と、後輪Wの上下動を緩衝する懸架ばね付きダンパ20を含んで構成されている。
アッパアーム14及びロアアーム16の基端は、それぞれゴムブッシュジョイント22a、22bによって図示しない車体フレームに連結されている。アッパアーム14及びロアアーム16の先端は、それぞれボールジョイント24a、24bを介してナックル12の上部及び下部に連結されている。
トーコントロールアクチュエータ18の基端は、ゴムブッシュジョイント26aを介して図示しない車体フレームに連結されている。トーコントロールアクチュエータ18の先端は、ゴムブッシュジョイント26bを介してナックル12の後部に連結されている。
懸架ばね付きダンパ20の上端は、車体(図2に示すサスペンションタワーの上壁28)に固定されている。懸架ばね付きダンパ20の下端は、ゴムブッシュジョイント26cを介してナックル12の上部に連結されている。
トーコントロールアクチュエータ18を伸長方向に駆動すると、ナックル12の後部が車幅方向外側に押されて後輪Wのトー角がトーイン方向に変化する。一方、トーコントロールアクチュエータ18を収縮方向に駆動すると、ナックル12の後部が車幅方向内側に引っ張られて後輪Wのトー角がトーアウト方向に変化する。従って、図示しないステアリングホイールの操作による通常の前輪の操舵に加えて、車速やステアリングホイールの操舵角に応じて後輪Wのトー角を制御することで、車両の直進安定性能や旋回性能を向上させることができる。
次に、図3〜図6に基づいて、トーコントロールアクチュエータ18の構造を以下詳細に説明する。
図3は、本発明の実施形態に係るトーコントロールアクチュエータの軸線L方向に沿った縦断面図、図4は、トーコントロールアクチュエータを構成する遊星歯車機構の分解斜視図、図5は、図3のV−V線に沿った拡大縦断面図、図6(a)は、キャリア側から見た弾性カップリングの拡大正面図、図6(b)は、図6(a)のVIB−VIB線に沿った拡大断面図、図6(c)は、図6(a)のVIC−VIC線に沿った拡大断面図である。
図3に示されるように、トーコントロールアクチュエータ18は、車体フレーム側に連結されるゴムブッシュジョイント26aが一体に設けられた第1ハウジング30aと、ナックル12側に連結されるゴムブッシュジョイント26bが一体に設けられた出力ロッド32を伸縮自在に支持する第2ハウジング30bとを備える。第1ハウジング30a及び第2ハウジング30bの対向部は、シール部材34を介してインロー嵌合した状態で、各々の結合フランジ36a、36bを複数のボルト38で締結することにより一体的に結合されている。
第1ハウジング30aの内部の室40aには、駆動源となるブラシ付きのモータ(電動機)42と、減速機として機能する遊星歯車機構44(図4参照)とが収納されている。第2ハウジング30bの内部の室40bには、弾性カップリング46と、台形ねじを用いた送りねじ機構48とが収納されている。これらのモータ42、遊星歯車機構44、弾性カップリング46、及び、送りねじ機構48は、それぞれ、トーコントロールアクチュエータ18の軸線L上に直列に配置されている。
モータ42は、第1ハウジング30a側に固定される環状のステータ50と、ステータ50内で回転可能に支持されるロータ52とを備える。モータ42の外郭は、フランジ54を有するカップ状に形成されたヨーク56と、ヨーク56のフランジ54に突き当てられて固定されるベアリングホルダ58とによって構成されている。ロータ52は、棒状の回転軸(モータ軸)60を有する。回転軸60の一端は、ヨーク56の底部に設けられたボールベアリング62aに回転自在に支持されている。回転軸60の他端は、ベアリングホルダ58に設けられたボールベアリング62bに回転自在に支持されている。
ベアリングホルダ58の内面には、回転軸60の外周面に係止されて回転軸60と一体的に回転するコミュテータ64に摺接するブラシ66が支持されている。ブラシ66から延在してブラシ66と電気的に接続される導線68は、第1ハウジング30aに設けられたグロメット70を介して第1ハウジング30aの外部に引き出されている。
図3及び図4に示されるように、遊星歯車機構44は、第1ハウジング30aの略円筒状の開口部72内に嵌合して固定されるリングギヤ74と、モータ42の回転軸60の先端に直接形成されたサンギヤ76と、リングギヤ74よりも小径で略円板状に形成されるキャリア78と、キャリア78の支持孔102に圧入されて片持ち支持される3本のピニオンピン80と、各ピニオンピン80を介して回転自在に支持され、リングギヤ74及びサンギヤ76に対して同時に噛合する3つのピニオン84とから構成されている。遊星歯車機構44は、入力部材であるサンギヤ76の回転運動を、出力部材であるキャリア78に対して減速して伝達する機能を有する。
遊星歯車機構44の出力部材であるキャリア78は、送りねじ機構48の入力部材である入力フランジ86と弾性カップリング46を介して連結されている。
図4に示されるように、キャリア78は、略円板状を呈し、弾性カップリング46に対向する円形状の第1端面79と、第1端面79の反対側でピニオン84側に臨む円形状の第2端面81とを有する。キャリア78の第1端面79には、周方向に沿って等角度離間する4個の爪部(第1爪部)85が配置されている。この4つの爪部85は、軸線L方向に沿って送りねじ機構48側に向かって突出している。
弾性カップリング46は、例えば、シリコーンゴム等のゴム体や樹脂体等で形成されている。この弾性カップリング46は、単一の環状部46aと、複数の腕部46bとが一体的に構成されている。環状部46aは、リング状からなり、その中心に円形の貫通孔92が形成されている。複数(図4中では8つを例示)の腕部46bは、環状部46aの外周面に所定角度だけ離間して配置され、環状部46aの外周面から半径外方向に放射状に突出するように配置されている。互いに隣接する腕部46b、46bの間には、正面視して略V字状の溝部からなる谷部46cが設けられている。
弾性カップリング46の貫通孔92には、コイルスプリング94が挿通されている。このコイルスプリング94の一端は、キャリア78に当接し、コイルスプリング94の他端は、入力フランジ86に当接している(図3参照)。コイルスプリング94のばね力によってキャリア78と入力フランジ86とが互いに離間する方向に付勢されている。
弾性カップリング46の腕部46bの先端側には、複数の突出部96が設けられている。複数の突出部96は、周方向に略等角度離間して8つ配置されている。8つの突出部96のうち、キャリア78と対向する腕部46bの側面には、隣接する腕部46bの1つおきに4本の突出部96aがそれぞれ突出して配置され、入力フランジ86と対向する腕部46bの側面には、隣接する腕部46bの1つおきに4本の突出部96bがそれぞれ配置されている。
換言すると、弾性カップリング46の腕部46bの先端側には、8つの突出部96のうち、キャリア78側に向かって突出する突出部96aと、入力フランジ86側に向かって突出する突出部96bとが交互に配置されている。キャリア78側に向かって突出する突出部96aは、キャリア78の第1端面79と当接可能に設けられていると共に、入力フランジ86側に向かって突出する突出部96bは、入力フランジ86の対向面98と当接可能に設けられている。
図3に示されるように、入力フランジ86は、略円板状からなり、その外周部の表裏両面を一対のスラストベアリング88a、88bに挟持されることで、回転自在に支持されている。一対のスラストベアリング88a、88bは、第2ハウジング30bの内周面に締結される環状のロックナット90により第2ハウジング30bに保持されている。一対のスラストベアリング88a、88bのうち、一方のスラストベアリング88bは、第2ハウジング30bと入力フランジ86との間のスラスト荷重を支持し、他方のスラストベアリング88aは、ロックナット90と入力フランジ86との間のスラスト荷重を支持する。
図4に示されるように、軸線L方向においてキャリア78と対向する入力フランジ86の対向面98には、4個の爪部100が周方向に沿って等角度離間して配置されていると共に、弾性カップリング46側(キャリア78側)に向かって所定長だけ突出している。なお、キャリア78の第1端面79に設けられる4個の爪部85と、入力フランジ86の対向面98に設けられる4個の爪部100とは、周方向においてその位相が約45度だけずれるように配置されている(図5参照)。
さらに、図6(a)に示されるように、弾性カップリング46の腕部46bの径方向外端部には、キャリア78側と入力フランジ86側とに向かって交互に突出する複数の突出部96が設けられている。この場合、図6(b)、図6(c)に示されるように、複数の突出部96が支点となって腕部46bを弾性変形(撓曲)させる。このとき支点となる突出部96に発生する反力が、入力フランジ86を基準としてキャリア78を軸線L方向に付勢することで、キャリア78の倒れを防止することができる。なお、図5に示されるように、複数の突出部96a、96bは、キャリア78の爪部85と入力フランジ86の爪部100との間に周方向に沿って配置されている。
ピニオンピン80とピニオン84との間には、例えば、すべり軸受けやニードル軸受け等の軸受部材(図示せず)が介装されている。この軸受部材によって回転自在に支持されるピニオン84の厚さは、ピニオンピン80の軸方向の長さよりも大きく設定されている。このため、ピニオン84の端面(外周に形成された歯部と略直交する面)が、キャリア78の第2端面81とリングギヤ74の内径フランジ部74aとの間で挟持されることによって、ピニオン84の取付姿勢を制御することができる。
弾性カップリング46の8つの谷部46cには、キャリア78の4個の爪部85が一つおきに係合すると共に、キャリア78の爪部85と異なる位相で、入力フランジ86の4個の爪部100が一つおきに係合する。すなわち、図5に示されるように、弾性カップリング46の8つの谷部46cには、キャリア78の爪部85と入力フランジ86の爪部100とが周方向に沿って交互に係合する。
従って、キャリア78の回転トルクは、キャリア78の爪部85から、弾性カップリング46の腕部46bと、入力フランジ86の爪部100を介して、入力フランジ86に伝達される。その際、弾性体で構成された弾性カップリング46が、その弾発力によって弾性変形することで、キャリア78及び入力フランジ86間の軸線のズレ(芯ズレ)を吸収すると共に、回転トルクの急変を吸収して円滑な動力伝達を遂行することができる。
図4に示されるように、キャリア保持部材106は、金属板をプレス加工したものであり、図示しないボルトを介してリングギヤ74に締結される。このキャリア保持部材106は、環状の平板からなる本体部106aと、本体部106aの内周を断面L字状に折り曲げたフランジ部106bとを有する。
図3に示されるように、第2ハウジング30bの軸線L方向の中間部の内周面には、第1スライドベアリング108aが固定されている。また、第2ハウジング30bの軸線L方向の端部に螺合するエンド部材110の内周面には、第2スライドベアリング108bが固定されている。この第1スライドベアリング108a及び第2スライドベアリング108bによって、出力ロッド32が軸線L方向に沿って摺動自在に支持されている。
送りねじ機構48は、台形ねじからなり、入力フランジ86の回転運動を出力ロッド32の往復直線運動に変換する機能を有する。図3に示されるように、この送りねじ機構48は、入力フランジ86と一体に形成され外周面に雄ねじが形成された雄ねじ部材112と、雄ねじ部材112の雄ねじと螺合する雌ねじを内周面の一部に有し、中空の出力ロッド32の内周面に嵌合して出力ロッド32に固定される雌ねじ部材(送りナット)114とを備える。なお、一体的に構成される入力フランジ86及び雄ねじ部材112は、「送りねじ軸」として機能するものである。
図3に示されるように、雄ねじ部材112の外周面には、雄ねじ部112aが設けられている。この雄ねじ部112aは、山部(ねじ山)129と谷部131とを有する。雌ねじ部材114は、略円筒体からなり、ロックナット115を介して出力ロッド32の内周面に固定されている。雌ねじ部材114の内周面には、雌ねじ部114aが設けられている。雌ねじ部114aは、山部(ねじ山)121と谷部123と有する。なお、雄ねじ部112aと雌ねじ部114aとの間には、図示しない潤滑油が塗布されている。
図7は、図3の送りねじ機構の雄ねじ部材及び雌ねじ部材の噛合部分を示す拡大断面図である。なお、図7は、雄ねじ部材112の軸線M1と雌ねじ部材114の軸線M2とが一致する正対時の状態を示している。この軸線M1、軸線M2は、送りねじ軸と一致している。また、図7では、出力ロッド32に引張力が作用して白地の太矢印方向に力が作用しているものとする。
雄ねじ部112aの山部129の歯面200は、歯先202から歯底204に向かって直線状に所定角度で傾斜する傾斜面で形成されている。この場合、雄ねじ部112aの歯先円直径は、送りねじ軸の軸方向に沿ってそれぞれ一定に形成されている。
雌ねじ部114aの山部121の歯面210は、歯先212から歯底214に向かって直線状に所定角度で傾斜する傾斜面で形成されている。雌ねじ部114aの歯底円直径Pは、送りねじ軸の軸方向に沿った中央部からその両端部(一端部及び他端部)に向かうに従って徐々に増大するように形成されている(P1<P2<P3<P4)。換言すると、雌ねじ部114aの歯底円直径(内径)Pは、送りねじ軸の軸方向に沿った中央部で最も小径となり(P1)、このP1からその両端部(一端部及び他端部)に向かうにつれて徐々に増大するように設定されている。
また、送りねじ軸の軸方向で互いに対向する雄ねじ部112aの歯面200と雌ねじ部114aの歯面210との間には、軸方向のクリアランスであるスラストガタCL1〜CL4が形成されている。図7中では、最小である中央部のスラストガタをCL1とし、CL1の軸方向に沿った両側に隣接する一対のスラストガタをそれぞれCL2、CL2とし、以下、両側に向かって、順に、CL3、CL3、及び、CL4、CL4としている。なお、図7に示されるスラストガタの個数は、その一例として挙げたものであり、CL1〜CL4に限定されるものではない。
このスラストガタCL1〜CL4は、送りねじ軸の軸方向に沿った中央部で最小となり、中央部のスラストガタCL1から送りねじ軸の軸方向に沿った両端部に向かうにつれて徐々に大きくなるように、CL1<CL2<CL3<CL4の関係に設定されている。
本実施形態では、雄ねじ部112aの軸方向における歯長が、雌ねじ部114aの軸方向における歯長よりも長く形成されている(図3参照)。このため、歯長が短い雌ねじ部114aを変形させてスラストガタCL1〜CL4を形成している。すなわち、雌ねじ部114aの歯面210の傾斜角度を所定角度に保持したまま、スラストガタが徐々に大きくなるように雄ねじ部112aの歯面200から軸方向に沿って平行にスライド(平行移動)させることにより形成している。このため、雌ねじ部114aの歯先面の面積が徐々に減少する(先細りとなる)と共に、雌ねじ部114aの歯底面における歯底円直径Pが中央部から両端部に向かって徐々に増大する(P1<P2<P3<P4)。なお、例えば、雌ねじ部の軸方向の歯長が、雄ねじ部の軸方向の歯長よりも長い場合には、歯長が短い雄ねじ部の歯面をスライドさせてスラストガタを形成するようにするとよい。
本実施形態では、後記する相対角θが0である正対時において、図7の網点領域で示されるように、最小のスラストガタCL1である中央部で雄ねじ部112aの歯面200と雌ねじ部114aの歯面210とが面接触し、且つ、螺旋状の約1周にわたり面接触している。
なお、本実施形態では、スラストガタCL1〜CL4が容易にCL1<CL2<CL3<CL4の関係となるように、雌ねじ部114aの歯底円直径P1〜P4をP1<P2<P3<P4と設定した。しかしながら、例えば、雌ねじ部114aの歯底円直径(内径)P1〜P4が十分に大きく、相対角θが発生した場合にも雄ねじ部112aの歯底円直径(外径)と干渉しないことを条件として、CL1<CL2<CL3<CL4の関係を維持したまま、雌ねじ部114aの歯底円直径P1〜P4をP1=P2=P3=P4と設定してもよい。
さらに、本実施形態では、雄ねじ部112a及び雌ねじ部114a間の摩擦力低減という効果を明確にするために、スラストガタCL1〜CL4をCL1<CL2<CL3<CL4の関係に設定した。この場合、雄ねじ部112aと雌ねじ部114aとの間の相対角θが0である正対時(θ=0)では、最小のスラストガタCL1である送りねじ軸(雄ねじ部材112)の中央部のみで螺旋状の約1周しか面接触しないため、接触する歯面間の面圧が高くなる。そこで、摩擦力低減という効果を維持したまま正対時の面圧を抑制するためには、スラストガタCL1〜CL4を、CL1=CL2<CL3<CL4の関係に設定するとよい。
図3に戻り、出力ロッド32の外周には、環状のストッパ116が装着されている。出力ロッド32が伸長方向に向かって最大位置まで変位したとき、ストッパ116が第2ハウジング30bに固定されたエンド部材110と当接することにより、その変位が規制されてストッパ機能が発揮される。このストッパ116を設けることにより、出力ロッド32が第2ハウジング30bから脱落することを確実に防止することができる。
第2ハウジング30bと出力ロッド32の間には、第2ハウジング30bと出力ロッド32との隙間内に水(水分)や塵埃等が進入することを防止するためにシール機構が設けられている。このシール機構は、伸縮可能な蛇腹部を有するゴム製のブーツ120と、ブーツ120の両端の嵌合部を締結する異径のバンド122a、122bとから構成されている。ブーツ120の一端部は、第2ハウジング30bの端部外周面に形成される環状段部118に嵌合され、ブーツ120の他端部は、出力ロッド32に形成された環状溝119に嵌合するように設けられている。
出力ロッド32が伸長変位すると、第1ハウジング30a及び第2ハウジング30b内の室40a、40bの容積が増加し、これとは反対に出力ロッド32が収縮変位すると、第1ハウジング30a及び第2ハウジング30b内の室40a、40bの容積が減少する。このため、室40a、40b内の圧力が変動してトーコントロールアクチュエータ18の円滑な作動を妨げるおそれがある。しかしながら、本実施形態では、中空の出力ロッド32の内部空間とブーツ120の内部空間とが、出力ロッド32に形成された通気孔124を介して連通しているため、圧力変動がブーツ120の変形により緩和され、トーコントロールアクチュエータ18を円滑に作動させることができる。
第2ハウジング30bには、トーコントロールアクチュエータ18を伸縮制御する際、出力ロッド32のストローク位置(変位量)を検出して図示しない制御装置に検出信号をフィードバックするストロークセンサ126が配設されている。このストロークセンサ126は、出力ロッド32の外周面にボルト128を介して固定される永久磁石130と、永久磁石130の位置を磁気的に検出するコイル等の検出部132が収納されたセンサ本体134とを備える。第2ハウジング30bには、出力ロッド32の変位に伴って永久磁石130との干渉を回避するために、軸線L方向に延在する長溝(開口)136が形成されている。
本実施形態に係るトーコントロールアクチュエータ18が組み付けられたリヤサスペンション装置10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
図3において、後輪Wのトー角を変更すべく図示しない制御装置から出力される駆動信号に基づいてモータ42を駆動すると、モータ42の回転軸60に形成されたサンギヤ76の回転運動が、遊星歯車機構44(サンギヤ76と同時に噛合するリングギヤ74及びピニオン84)で減速されてキャリア78に出力される。キャリア78の回転運動は、弾性カップリング46を介して入力フランジ86に伝達され、入力フランジ86と一体的に連結された雄ねじ部材112を回転させる。雄ねじ部材112が回転すると、雄ねじ部材112に螺合する雌ねじ部材114が軸線L方向に変位し、雌ねじ部材114に連結された出力ロッド32が第2ハウジング30bから進退動作することで、トーコントロールアクチュエータ18が伸縮して後輪Wのトー角が変更される。
図8(a)、図8(b)は、本実施形態に係る送りねじ機構の噛合状態を示す断面図であり、図8(a)は、相対角θが0である正対時(θ=0)、図8(b)は、相対角θが0より大きくなったとき(θ>0)をそれぞれ示している。図9(a)、図9(b)は、比較例に係る送りねじ機構の噛合状態を示す断面図であり、図9(a)は、相対角θが0である正対時(θ=0)、図9(b)は、相対角θが0より大きくなったとき(θ>0)をそれぞれ示している。図10は、雄ねじと雌ねじとの間の相対角θの発生原理を示す説明図である。なお、図8(a)、図8(b)及び図9(a)、図9(b)では、出力ロッド32に引張力が作用して白地の太矢印方向に力が作用しているものとする。
図9(a)、図9(b)に示される比較例は、雄ねじ及び雌ねじが通常の台形ねじによって形成される送りねじ機構を用い、軸方向のクリアランスであるスラストガタCLを一定にしている点で本実施形態と相違している。
また、「正対」とは、雄ねじ部材112の軸線M1と雌ねじ部材114の軸線M2とが同心で一致する場合(相対角θ=0)をいい、「相対角θ」とは、例えば、付与される横荷重等によって雄ねじ部材112の軸線M1と雌ねじ部材114の軸線M2とが交差したときの交差角度をいう。
先ず、図10に基づいて雄ねじ部112aと雌ねじ部114aとの間で相対角θが発生する原理について説明する。
図10に示されるように、トーコントロールアクチュエータ18の基端は、ゴムブッシュジョイント26aを介して図示しない車体フレームに連結され、基端と反対側の先端は、ゴムブッシュジョイント26bを介してナックル12(図1参照)の後部に連結されている。これにより、後輪W側のゴムブッシュジョイント26bには、後輪Wの駆動変位に起因して矢印C1方向のねじり力と、矢印C2、C3方向のこじり力が入力される。この矢印C1方向のねじり力及び矢印C2方向のこじり力が出力ロッド32に伝達され、出力ロッド32が円弧状の白抜き矢印方向に大きく傾動する。これに対して送りねじ機構48の送りねじ軸(雄ねじ部材112)は、車体フレーム側に固定されているため、円弧状の矢印方向に小さく傾動する。
これにより、出力ロッド32と送りねじ機構48の雄ねじ部材112との間で相対角度が発生する。送りねじ機構48では、この相対角度により、雄ねじ部112a及び雌ねじ部114aの歯面200、210が正対することがなく、雄ねじ部112aの軸線M1と雌ねじ部114の軸線M2との間に相対角θが発生する。
スラストガタCLが一定に形成された比較例では、図9(a)の破線領域S1で示されるように正対時に雄ねじ部112aの歯面200と雌ねじ部114aの歯面210との全面にわたって面接触する。また、比較例では、図9(b)の接触面S2で示されるように、所定の相対角θが付与されると雄ねじ部112aの外径エッジ部分が雌ねじ部114aの歯面210に対して外径端部の2箇所で面接触する逆歯面干渉が発生する。
これに対して、本実施形態の正対時(θ=0)では、図8(a)の破線領域S1で示されるように、最小のスラストガタCL1である送りねじ軸(雄ねじ部材112)の中央部のみで螺旋状の約1周にわたって面接触する。破線領域S1以外では、雄ねじ部112aの歯面200と雌ねじ部114aの歯面210とは、非接触状態となっている。また、本実施形態では、図8(b)の接触面S2で示されるように、比較例と同じ所定の相対角度θが付与されると雄ねじ部112aの3つ外径エッジ部分が雌ねじ部114aの歯面210に対して歯面略中央の3箇所で面接触する。この結果、本実施形態では、雄ねじ部112aと雌ねじ部114aとの歯面200、210間において面圧を受ける面積が比較例よりも増大し、逆歯面干渉の発生を抑制することができる。
このように、本実施形態では、送りねじ軸(雄ねじ部材112)の軸方向に沿った中央部でスラストガタCL1が最小となり、その中央部から両端部に向かうにつれてスラストガタが徐々に増大(CL1<CL2<CL3<CL4)するように設定することで、送りねじとしてのスラストガタをCL1に保持することができる。雄ねじ部112aの軸線M1と雌ねじ部114aの軸線M2との間で所定の相対角θが発生した場合、互いに接触する雄ねじ部112a及び雌ねじ部114aの歯面200、210間で面圧を受ける面積が比較例と比較して増大することで、逆歯面干渉を低減することができる。
これにより、本実施形態では、雄ねじ部材112と雌ねじ部材114との間の摩擦力が低減され、結果としてスティックスリップの発生を抑制することができる。
32 出力ロッド
42 モータ(電動機)
48 送りねじ機構
112 雄ねじ部材(送りねじ軸)
112a 雄ねじ部
114 雌ねじ部材
114a 雌ねじ部
200、210 歯面
CL1〜CL4 スラストガタ

Claims (2)

  1. 雄ねじ及び雌ねじを有する送りねじ機構と、前記送りねじ機構によって電動機の回転運動が直線運動に変換されることにより変位する出力ロッドとを備える伸縮アクチュエータにおいて、
    送りねじ軸の軸方向で互いに対向する前記雄ねじの歯面と前記雌ねじの歯面との間には、軸方向のクリアランスであるスラストガタが形成され、
    前記スラストガタは、前記送りねじ軸の軸方向に沿った中央部で小となり、前記中央部から軸方向に沿った両端部に向かうにつれて大きくなるように設定されることを特徴とする伸縮アクチュエータ。
  2. 請求項1記載の伸縮アクチュエータにおいて、
    前記中央部のスラストガタをCL1とし、前記CL1の軸方向に沿った両側に隣接する一対のスラストガタをそれぞれ順に、CL2、CL2、CL3、CL3、及び、CL4、CL4とした場合、CL1<CL2<CL3<CL4の関係に設定されることを特徴とする伸縮アクチュエータ。
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