JP2015202011A - インバータ一体型回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】インバータ各相と固定子各相のコイルがネジで接続される構成となっているため、部品点数が多くなり大型化高コスト化していた。【解決手段】固定子巻線を有する固定子、固定子に対向して設けられ界磁巻線を有する回転子、回転子のリヤブラケット側回転子軸端部に設けられ、回転電機の磁極位置を検出する磁極位置検出センサ、固定子巻線に固定子電流を通電するスイッチング素子とこのスイッチング素子及び回転電機の動作を制御するための制御回路が搭載された制御基板とスイッチング素子を冷却するヒートシンクとによって構成されたインバータ装置を備えたインバータ一体型回転電機であって、インバータ装置の各ターミナルは、樹脂でインサート成形した樹脂ケースに内包され、この樹脂ケースの外周側にインサート成形された固定子巻線接続用ターミナルと、コネクティングボードの固定子巻線用ターミナルとを溶接で接続したものである。【選択図】図3

Description

この発明は、固定子巻線を有する固定子、界磁巻線を有する回転子、固定子と回転子を支持するブラケット、界磁巻線に通電するブラシ、及び磁極位置検出センサを有する回転電機本体に、固定子巻線や界磁巻線に電力を供給するインバータがリヤブラケット後部外側に取り付けられた車両用インバータ一体型回転電機に関するものである。
インバータ一体型回転電機の従来例として、インバータ各相と固定子各相のコイルがネジで接続される構成が開示されている。(例えば特許文献1参照)
特開2009−124902号公報
従来のインバータ一体型回転電機は、インバータ各相と固定子各相のコイルがネジで接続される構成となっているため、部品点数が多くなり、大型化、高コスト化するという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、インバータ各相と固定子各相の巻線を溶接で接続することで、ネジ接続に対し、部品点数を削減し、小型化、低コスト化することができるインバータ一体型回転電機を提供することを目的とする。
この発明に係わるインバータ一体型回転電機は、固定子巻線を有しリヤブラケットとフロントブラケットとによって支持された固定子、この固定子に対向して設けられ起磁力を発生させるための界磁巻線を有しリヤベアリングとフロントベアリングによって回転自在に支持された回転子、この回転子のリヤブラケット側回転子軸端部に設けられ、回転電機の磁極位置を検出する磁極位置検出センサ、この磁極位置検出センサに並設され、上記界磁巻線に電流を通電するブラシを支持するブラシホルダ、及び上記リヤブラケット側回転子軸端部に設けられ、上記固定子巻線に固定子電流を通電するスイッチング素子と、このスイッチング素子及び回転電機の動作を制御するための制御回路が搭載された制御基板と、上記スイッチング素子を冷却するためのヒートシンクとによって構成されたインバータ装置を備えたインバータ一体型回転電機であって、上記インバータ装置の各ターミナルは、樹脂でインサート成形した樹脂ケースに内包され、且つこの樹脂ケースの外周側にインサート成形された固定子巻線接続用ターミナルと、上記リヤブラケットに設けたコネクティングボードの固定子巻線用ターミナルと、を溶接で接続したものである。
この発明のインバータ一体型回転電機によれば、各ターミナルがインサート成形された1つのケースでインバータを構成することで、パワー回路の樹脂やゲルによる封止を1回で済ませられるため、作業時間やコストの低減につながる。また、コネクティングボードを介して、インバータ各相と固定子各相の巻線の接続を溶接にて実施することで、ネジ接続に比べて部品点数を減らせ、小型化、低コスト化が可能となる。
この発明の実施の形態1に係るインバータ一体型回転電機の断面図である。 この発明の実施の形態1〜4に係るインバータ一体型回転電機の概略回路図である。 この発明の実施の形態1に係るインバータ一体型回転電機のパワー回路接続部(1)(2)(3)を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係るインバータ一体型回転電機の外部カバー、防水用樹脂、制御基板を除いたリヤブラケット側の正面図である。 この発明の実施の形態1に係るインバータ一体型回転電機の変形例であるパワー回路接続部(1)(3)(4)を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係るインバータ一体型回転電機の断面図である。 この発明の実施の形態2に係るインバータ一体型回転電機のパワー回路接続部(3)(5)を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係るインバータ一体型回転電機の外部カバー、防水用樹脂、制御基板を除いたリヤブラケット側の正面図である。 この発明の実施の形態2に係るインバータ一体型回転電機の変形例であるパワー回路接続部(3)(6)を示す説明図である。 この発明の実施の形態3に係るインバータ一体型回転電機の断面図である。 この発明の実施の形態3に係るインバータ一体型回転電機のパワー回路接続部(1)(7)を示す説明図である。 この発明の実施の形態3に係るインバータ一体型回転電機の外部カバー、防水用樹脂、制御基板を除いたリヤブラケット側の正面図である。 この発明の実施の形態3に係るインバータ一体型回転電機の変形例であるパワー回路接続部(1)(8)を示す説明図である。 この発明の実施の形態4に係るインバータ一体型回転電機の断面図である。 この発明の実施の形態4に係るインバータ一体型回転電機のパワー回路接続部(9)を示す説明図である。 この発明の実施の形態4に係るインバータ一体型回転電機の外部カバー、防水用樹脂、制御基板を除いたリヤブラケット側の正面図である。 この発明の実施の形態4に係るインバータ一体型回転電機の変形例であるパワー回路接続部(10)を示す説明図である。
以下、図面に基づいて、この発明の各実施の形態を説明する。
なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
実施の形態1.
図1〜図5に基づいて実施の形態1を説明する。
図1は、この発明の実施の形態1に係るインバータ一体型回転電機の断面図、図2は、この発明の実施の形態1〜4に係るインバータ一体型回転電機の概略回路図、図3は、この発明の実施の形態1に係るインバータ一体型回転電機のパワー回路接続部(1)(2)(3)を示す説明図、図4は、この発明の実施の形態1に係るインバータ一体型回転電機の外部カバー、防水用樹脂、制御基板を除いたリヤブラケット側の正面図、図5は、この発明の実施の形態1に係るインバータ一体型回転電機の変形例であるパワー回路接続部(1)(3)(4)を示す説明図である。
実施の形態1に係るインバータ一体型回転電機において、インバータ装置20の各金属ターミナルは、樹脂でインサート成形した1つの樹脂ケースに内包されており、固定子の各相とインバータの各相が、固定子各相の巻線と接続されたコネクティングボードの固定子巻線用ターミナルと、樹脂ケースの外周側にインサート成形され、固定子巻線接続用ターミナルの機能を有する金属ターミナルとを溶接で接続することでパワー回路の各相の回路を構成している。
図1、図3において、回転電機は、フロントブラケット1及びリヤブラケット2からなるハウジングと、固定子巻線3aを有する固定子3と、シャフト(回転子軸)5及び界磁巻線6を有する回転子4とを備え、固定子3は、フロントブラケット1の一端部及びリヤブラケット2の一端部により支持固定され、回転子4は、固定子3に対向して設けられ固定子3の内側に配置されている。
回転子4のシャフト5は、ハウジングに設けられたフロントベアリング7a、リヤベアリング7bにより回転自在に支持され、回転子4は固定子3に対して同軸に回転できるように構成されている。回転子4の軸方向の両端面には、冷却ファン8が固定されている。
シャフト5のフロント側(フロントブラケットの外側)の端部には、プーリ9が装着され、シャフト5のリヤ側の端部には、一対のスリップリング10が装着され、スリップリング10と摺接する一対のブラシ11がブラシホルダ12内に配置されている。ブラシホルダ12、ブラシ11及びスリップリング10は、界磁巻線6に直流電力を供給するためのものである。
また、回転電機は、この回転電機の磁極位置を検出する磁極位置検出センサ13、インバータ装置20及びインバータ装置を内包する外部カバー14を備え、ブラシホルダ12と磁極位置検出センサ13とインバータ装置20は、リヤブラケット2の後方外側に配置されている。
磁極位置検出センサ13は、リヤベアリング7bとブラシホルダ12の間に配置されており、リヤブラケット2の後方端部に装着されている。
この実施の形態1では、磁極位置検出センサ13は巻線型のセンサを用いており、巻線に電流を通電することにより、センサとして機能する。
また、磁極位置検出センサ13の外径は、スリップリング10の外径よりも大きくなっている。
インバータ装置20は、固定子巻線3aに電流を供給するためのパワー回路用半導体スイッチング素子を内包したパワーモジュール22と、界磁巻線6に供給する電力をコントロールするための界磁回路用半導体スイッチング素子を内包した界磁モジュール24と、樹脂ケース30と、パワーモジュール22及び界磁モジュール24を冷却するためのヒートシンク31と、半導体スイッチング素子や回転電機の動作を制御するための制御回路が登載された制御基板32から構成されている。
ヒートシンク31は、ボルト15によりリヤブラケット2に固定、保持され、ヒートシンク31とリヤブラケット2が同電位になるように構成されている。
パワーモジュール22及び界磁モジュール24は、熱伝導性のよい絶縁層(図示しない)を介してヒートシンク31に搭載されており、パワーモジュール22及び界磁モジュール24の軸方向後方側に制御基板32が搭載されている。
パワーモジュール22、界磁モジュール24、制御基板32は、ヒートシンク31及び樹脂ケース30に内包されており、ヒートシンク31と樹脂ケース30で構成される空間は、エポキシ、シリコン、ウレタンなどの防水用樹脂33で充填され、パワーモジュール22、界磁モジュール24と制御基板32は、防水用樹脂33で樹脂封止されている。
ヒートシンク31は、シャフト周辺が中空となった略円環状であり、樹脂ケース30もシャフト周辺が中空となるように構成されており、インバータ装置20のシャフト周辺が中空となるように構成され、インバータ装置20の中空部に、ブラシホルダ12及び磁極位置検出センサ13が配置されている。
以下、固定子3の各相とインバータ装置20の各相において、リヤブラケット2にネジ固定され且つ固定子各相の巻線と接続されたコネクティングボード18の固定子巻線用ターミナル18bと、樹脂ケース30の外周側にインサート成形された金属ターミナル30bとを溶接することでパワー回路の各相の回路を構成する具体的構造を説明する。
パワーモジュール22は、外部のバッテリ(図示せず)と、電力を入出力するための電力入出力用ボルト16と同電位となるBターミナル22aと、固定子巻線3aの出力線(固定子巻線の引出線3b)と同電位となる金属ターミナル22bと、リヤブラケット2と同電位となるGNDターミナル22cと、内部の半導体スイッチング素子などを制御するための信号線ターミナル22dを有しており、信号線ターミナル22dは、制御基板32に半田付け、圧接、溶接などで直接接続されている。
樹脂ケース30には、電力入出力用ボルト16と同電位となるBターミナル30aと、固定子巻線3bの出力線(固定子巻線の引出線3b)と同電位となる、固定子巻線接続用ターミナルの機能を有する金属ターミナル30bと、リヤブラケット2と同電位となるGNDターミナル30cがインサート成形されており、Bターミナル30aが樹脂ケース30の内周側面に配置され、パワーモジュール22のBターミナル22aと接続されている。
また、樹脂ケース30の外周側面には、固定子巻線接続用ターミナルの機能を有する金属ターミナル30bとGNDターミナル30cがインサート成形されており、固定子巻線接続用ターミナルの機能を有する金属ターミナル30bは、パワーモジュール22の金属ターミナル22b及び固定子巻線3aの出力線(固定子巻線の引出線3b)と後述するように接続(1)(2)されている。
GNDターミナル30cは、パワーモジュール22のGNDターミナル22cと接続されている。
また、ケースのGNDターミナル30cは、ヒートシンク31もしくはリヤブラケット2に接続されている。
この実施の形態1では、樹脂ケース30のGNDターミナル30cは、ヒートシンク31とネジ、ボルト15により共締めされている。
また、界磁モジュール24もパワーモジュール22と同様に、電力入出力用ボルト16と同電位となるBターミナル24a、ブラシ11に通電するための、ブラシプラスターミナル24b1とブラシマイナスターミナル24b2、リヤブラケットと同電位となるGNDターミナル24c、及び内部の半導体スイッチング素子などを制御するための信号線ターミナル24dを有しており、信号線ターミナル24dは、制御基板32に半田付け、圧接、溶接などで直接接続されており、Bターミナル24aは、樹脂ケース30の内周側面に配置されたBターミナル30aと接続されている。
また、ブラシプラスターミナル24b1は、樹脂ケース30の内周側面に配置されたブラシプラスターミナル30b1と接続され、ブラシマイナスターミナル24b2は、樹脂ケース30の内周側面に配置されたブラシマイナスターミナル30b2と接続されている。
またGNDターミナル24cは、ヒートシンク31に接続されている。
パワーモジュール22のBターミナル22aは、樹脂ケース30のBターミナル30aに接続され、電力入出力用ボルト16に接続されている。
回転電機が駆動動作を行う場合は、電力入出力用ボルト16から入力される電流が樹脂ケース30のBターミナル30aを通り、パワーモジュール22のBターミナル22aに分配される。
回転電機が発電動作を行う場合は、固定子巻線3aから出力される電流が、パワーモジ
ュール22の金属ターミナル22bを通り、樹脂ケース30のBターミナル30aに集まり、電力入出力用ボルト16に出力される。
この実施の形態1では、インバータ装置20の各金属ターミナルは、樹脂でインサート成形した1つの樹脂ケース30に内包されており、固定子3の各相とインバータ装置20の各相が、固定子巻線各相の固定子巻線引出線3bと溶接接続(3)されたコネクティングボード18の固定子巻線用ターミナル18bと、樹脂ケース30の外周側にインサート成形され固定子巻線接続用ターミナルの機能を有する金属ターミナル30bとを溶接接続(2)することでパワー回路の各相の回路を構成しているため、部品点数を減らせ、小型化、低コスト化が可能となる。
なお、金属ターミナル22bと金属ターミナル30bとの接続(1)も溶接によって接続されている。
図5は、実施の形態1の変形例を示し、コネクティングボード18の固定子巻線用ターミナル18bと、金属ターミナル30bとの溶接接続部(4)の方向を変えたものである。
このように溶接接続部(4)の方向を変えるのは、溶接方法によって、溶接接続部の向きに有利、不利があるためである。例えば、プロジェクション溶接であれば、溶接時に接続するターミナル同士を電極で挟み込む必要があるため、図5のような方向とした方がスペースを確保し易くなる。このことは、後述する図9、13、17の場合も同様である。
実施の形態2.
図6〜図9に基づいて実施の形態1を説明する。
図6は、この発明の実施の形態2に係るインバータ一体型回転電機の断面図、図7は、この発明の実施の形態2に係るインバータ一体型回転電機のパワー回路接続部(3)(5)を示す説明図、図8は、この発明の実施の形態2に係るインバータ一体型回転電機の外部カバー、防水用樹脂、制御基板を除いたリヤブラケット側の正面図、図9は、この発明の実施の形態2に係るインバータ一体型回転電機の変形例であるパワー回路接続部(3)(6)を示す説明図である。
この実施の形態2では、基本的な構成は実施の形態1と同様であるので説明を省くが、インバータ装置20の各金属ターミナルは、樹脂でインサート成形した1つの樹脂ケースに内包されており、固定子各相の巻線と接続されたコネクティングボードの固定子巻線用ターミナルと、樹脂ケースの内部に装着されたパワーモジュールの、固定子巻線接続用ターミナルの機能を有する金属ターミナルとを溶接することでパワー回路の各相の回路を構成している。
図7において、インバータ装置20の各金属ターミナルは、樹脂でインサート成形した1つの樹脂ケース30に内包されており、固定子巻線各相の固定子巻線引出線3bと溶接接続(3)された、コネクティングボード18の固定子巻線用ターミナル18bと、樹脂ケース30の内部に装着されたパワーモジュール22の、固定子巻線接続用ターミナルの機能を有する金属ターミナル22bとを溶接接続(5)することでパワー回路の各相の回路を構成している。このように、インバータ装置20の樹脂ケース30の金属ターミナルを介さずに、パワーモジュール22の固定子巻線接続用ターミナルの機能を有するターミナル22bと固定子巻線各相の固定子巻線用ターミナル18bとを直に溶接接続しているため、部品点数を減らせ、小型化、低コスト化が可能となる。
図9は、実施の形態2の変形例を示し、金属ターミナル22bと、コネクティングボード18の固定子巻線用ターミナル18bとの溶接接続部(6)の方向を変えたものである。
実施の形態3.
図10〜図13に基づいて実施の形態1を説明する。
図10は、この発明の実施の形態3に係るインバータ一体型回転電機の断面図、図11は、この発明の実施の形態3に係るインバータ一体型回転電機のパワー回路接続部(1)(7)を示す説明図、図12は、この発明の実施の形態3に係るインバータ一体型回転電機の外部カバー、防水用樹脂、制御基板を除いたリヤブラケット側の正面図、図13は、この発明の実施の形態3に係るインバータ一体型回転電機の変形例であるパワー回路接続部(1)(8)を示す説明図である。
この実施の形態3では、基本的な構成は実施の形態1と同様であるので説明を省くが、インバータ装置20の各金属ターミナルは、樹脂でインサート成形した1つの樹脂ケースに内包されており、この樹脂ケースの外周側にインサート成形され、固定子巻線接続用ターミナルの機能を有する金属ターミナルと、固定子巻線各相の、固定子巻線用ターミナルの機能を有する固定子巻線引出線3bとを溶接することでパワー回路の各相の回路を構成している。
図11において、インバータ装置20の各金属ターミナルは、樹脂でインサート成形した1つの樹脂ケース30に内包されており、固定子巻線3の各相とインバータ20の各相が、各相の固定子巻線用ターミナルの機能を有する固定子巻線引出線3bと、樹脂ケース30の外周側にインサート成形され、固定子巻線接続用ターミナルの機能を有する金属ターミナル30bとを直接に溶接接続(7)することで、パワー回路の各相の回路を構成している。このように構成することによりコネクティングボード18を廃止でき、部品点数が減らせ、更に小型化、低コスト化が可能となる。
図13は、実施の形態3の変形例を示し、金属ターミナル30bと、固定子巻線引出線3bとの溶接接続部(8)の方向を変えたものである。
実施の形態4.
図14〜図17に基づいて実施の形態1を説明する。
図14は、この発明の実施の形態4に係るインバータ一体型回転電機の断面図、図15は、この発明の実施の形態4に係るインバータ一体型回転電機のパワー回路接続部(9)を示す説明図、図16は、この発明の実施の形態4に係るインバータ一体型回転電機の外部カバー、防水用樹脂、制御基板を除いたリヤブラケット側の正面図、図17は、この発明の実施の形態4に係るインバータ一体型回転電機の変形例を示す説明図である。
この実施の形態4では、基本的な構成は実施の形態1と同様であるので説明を省くが、インバータ装置20の各金属ターミナルは、樹脂でインサート成形した1つの樹脂ケースに内包されており、この樹脂ケースの内部に装備されたパワーモジュールの、固定子巻線接続用ターミナルの機能を有する金属ターミナルと、固定子巻線各相の、固定子巻線用ターミナルの機能を有する固定子巻線引出線3bとを溶接することでパワー回路の各相の回路を構成している。
図15において、インバータ装置20の各金属ターミナルは、樹脂でインサート成形した1つの樹脂ケース30に内包されており、固定子巻線3aの各相とインバータ装置20の各相が、各相の固定子巻線用ターミナルの機能を有する固定子巻線引出線3bと、樹脂ケース30の内部に装着されたパワーモジュール22の、固定子巻線接続用ターミナルの機能を有する金属ターミナル22bとを、溶接接続(10)することでパワー回路の各相の回路を構成している。
このように構成することにより、コネクティングボード18を廃止、樹脂ケース30の金属ターミナル削減などの部品点数を減らせ、小型化、低コスト化が可能となる。
図17は、実施の形態4の変形例を示し、固定子巻線引出線3bと金属ターミナル22bとの溶接接続部(10)の方向を変えたものである。
実施の形態1〜4における溶接は、TIG溶接及び/またはプロジェクション溶接が適宜採用されるものである。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1:フロントブラケット、 2:リヤブラケット、 3:固定子、 3a:固定子巻線、
3b:固定子巻線引出線(出力線)、 4:回転子、 5:シャフト(回転子軸)、
6:界磁巻線、 7a:フロントベアリング、 7b:リヤベアリング、
8:冷却ファン、 9:プーリ、 10:スリップリング、 11:ブラシ、
12:ブラシホルダ、 13:磁極位置検出センサ、 14:外部カバー、
15:ボルト、 16:電力入出力用ボルト、 18:コネクティングボード、
18b:固定子巻線用ターミナル、 20:インバータ装置、
22:パワーモジュール、 22a:Bターミナル、 22b:金属ターミナル、
22c:GNDターミナル、 22d:信号線ターミナル、 24:界磁モジュール、
24a:Bターミナル、 24b1:ブラシプラスターミナル、
24b2:ブラシマイナスターミナル、 24c:GNDターミナル、
24d:信号線ターミナル、 30:樹脂ケース、 30a:Bターミナル、
30b:金属ターミナル 30b1:ブラシプラスターミナル、
30b2:ブラシマイナスターミナル、 30c:GNDターミナル、
31:ヒートシンク、 32:制御基板、 33:防水用樹脂。
この発明に係わるインバータ一体型回転電機は、固定子巻線を有しリヤブラケットとフロントブラケットとによって支持された固定子、この固定子に対向して設けられ起磁力を発生させるための界磁巻線を有しリヤベアリングとフロントベアリングによって回転自在に支持された回転子、この回転子のリヤブラケット側回転子軸端部に設けられ、回転電機の磁極位置を検出する磁極位置検出センサ、この磁極位置検出センサに並設され、上記界磁巻線に電流を通電するブラシを支持するブラシホルダ、及び上記リヤブラケット側回転子軸端部に設けられ、上記固定子巻線に固定子電流を通電するスイッチング素子と、このスイッチング素子および回転電機の動作を制御するための制御回路が搭載された制御基板と、上記スイッチング素子を冷却するためのヒートシンクとによって構成されたインバータ装置を備えたインバータ一体型回転電機であって、
樹脂でインサート成形した樹脂ケースに内包され且つこの樹脂ケースの外周側にインサート成形された固定子巻線接続用ターミナル、又は樹脂でインサート成形した樹脂ケースに内包され且つこの樹脂ケースの内部に装備されたパワーモジュールの固定子巻線接続用ターミナルは、
上記リヤブラケットに固定したコネクティングボードに設けられた固定子巻線用ターミナルと溶接で接続、又はこの固定子巻線用ターミナルを介せず上記固定子巻線の引出線と溶接で直接接続され、上記固定子巻線接続用ターミナルと、上記固定子巻線用ターミナル又は上記固定子巻線の引出線との溶接接続部は、引き出し方向を設定自在にしたものである。

Claims (6)

  1. 固定子巻線を有しリヤブラケットとフロントブラケットとによって支持された固定子、この固定子に対向して設けられ起磁力を発生させるための界磁巻線を有しリヤベアリングとフロントベアリングによって回転自在に支持された回転子、この回転子のリヤブラケット側回転子軸端部に設けられ、回転電機の磁極位置を検出する磁極位置検出センサ、
    この磁極位置検出センサに並設され、上記界磁巻線に電流を通電するブラシを支持するブラシホルダ、及び上記リヤブラケット側回転子軸端部に設けられ、上記固定子巻線に固定子電流を通電するスイッチング素子と、このスイッチング素子および回転電機の動作を制御するための制御回路が搭載された制御基板と、上記スイッチング素子を冷却するためのヒートシンクとによって構成されたインバータ装置を備えたインバータ一体型回転電機であって、
    上記インバータ装置の各ターミナルは、樹脂でインサート成形した樹脂ケースに内包され、
    且つこの樹脂ケースの外周側にインサート成形された固定子巻線接続用ターミナルと、上記リヤブラケットに設けたコネクティングボードの固定子巻線用ターミナルとを溶接で接続したことを特徴とするインバータ一体型回転電機。
  2. 固定子巻線を有しリヤブラケットとフロントブラケットとによって支持された固定子、この固定子に対向して設けられ起磁力を発生させるための界磁巻線を有しリヤベアリングとフロントベアリングによって回転自在に支持された回転子、この回転子のリヤブラケット側回転子軸端部に設けられ、回転電機の磁極位置を検出する磁極位置検出センサ、
    この磁極位置検出センサに並設され、上記界磁巻線に電流を通電するブラシを支持するブラシホルダ、及び上記リヤブラケット側回転子軸端部に設けられ、上記固定子巻線に固定子電流を通電するスイッチング素子と、このスイッチング素子および回転電機の動作を制御するための制御回路が搭載された制御基板と、上記スイッチング素子を冷却するためのヒートシンクとによって構成されたインバータ装置を備えたインバータ一体型回転電機であって、
    上記インバータ装置の各ターミナルは、樹脂でインサート成形した樹脂ケースに内包され、
    且つこの樹脂ケースの内部に装備されたパワーモジュールの固定子巻線接続用ターミナルと、上記リヤブラケットに設けたコネクティングボードの固定子巻線用ターミナルとを溶接で接続したことを特徴とするインバータ一体型回転電機。
  3. 固定子巻線を有しリヤブラケットとフロントブラケットとによって支持された固定子、この固定子に対向して設けられ起磁力を発生させるための界磁巻線を有しリヤベアリングとフロントベアリングによって回転自在に支持された回転子、この回転子のリヤブラケット側回転子軸端部に設けられ、回転電機の磁極位置を検出する磁極位置検出センサ、
    この磁極位置検出センサに並設され、上記界磁巻線に電流を通電するブラシを支持するブラシホルダ、及び上記リヤブラケット側回転子軸端部に設けられ、上記固定子巻線に固定子電流を通電するスイッチング素子と、このスイッチング素子および回転電機の動作を制御するための制御回路が搭載された制御基板と、上記スイッチング素子を冷却するためのヒートシンクとによって構成されたインバータ装置を備えたインバータ一体型回転電機であって、
    上記インバータ装置の各ターミナルは、樹脂でインサート成形した樹脂ケースに内包され、
    且つこの樹脂ケースの外周側にインサート成形された固定子巻線接続用ターミナルと、上記固定子巻線の固定子巻線用ターミナルとを溶接で接続したことを特徴とするインバータ一体型回転電機。
  4. 固定子巻線を有しリヤブラケットとフロントブラケットとによって支持された固定子、この固定子に対向して設けられ起磁力を発生させるための界磁巻線を有しリヤベアリングとフロントベアリングによって回転自在に支持された回転子、この回転子のリヤブラケット側回転子軸端部に設けられ、回転電機の磁極位置を検出する磁極位置検出センサ、
    この磁極位置検出センサに並設され、上記界磁巻線に電流を通電するブラシを支持するブラシホルダ、及び上記リヤブラケット側回転子軸端部に設けられ、上記固定子巻線に固定子電流を通電するスイッチング素子と、このスイッチング素子および回転電機の動作を制御するための制御回路が搭載された制御基板と、上記スイッチング素子を冷却するためのヒートシンクとによって構成されたインバータ装置を備えたインバータ一体型回転電機であって、
    上記インバータ装置の各ターミナルは、樹脂でインサート成形した樹脂ケースに内包され、
    且つこの樹脂ケースの内部に装備されたパワーモジュールの固定子巻線接続用ターミナルと、上記固定子巻線の固定子巻線用ターミナルとを溶接で接続したことを特徴とするインバータ一体型回転電機。
  5. 請求項1から請求項4における溶接は、TIG溶接であることを特徴とするインバータ一体型回転電機。
  6. 請求項1から請求項4における溶接は、プロジェクション溶接TIG溶接であることを特徴とするインバータ一体型回転電機。
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