JP2015201761A - 電子制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部装置にも第1電圧を供給する電子制御装置において、昇圧回路を用いることなく、一時的な電圧低下によるマイコンのリセットを抑制すること。【解決手段】電子制御装置10は、第1電圧が供給され、外部装置52の出力に基づいて所定処理を行うマイコン14、マイコンに第1電圧を供給する第1接続線16、第1接続線とグランドとの間に設けられたコンデンサ18、第1電圧が基準値以下になるとマイコンをリセットするリセット回路20、外部電源50から供給される第2電圧を検出する電圧検出回路22、外部装置に第1電圧を供給する第2接続線24、第2接続線に設けられ、第2電圧が所定値以下となる期間の少なくとも一部において外部装置への第1電圧の供給を遮断する開状態とされ、開状態を除く期間において閉状態とされるスイッチ26を備える。マイコンは、開状態の期間において、所定処理の実行を停止する。【選択図】図1
Description
本発明は、第1電圧が供給されて動作するとともに、外部装置の出力信号に基づいて所定処理を実行するマイコンと、第1電圧が基準値以下になった場合にマイコンをリセットするリセット回路と、を備える電子制御装置に関する。特に、外部装置にも第1電圧を供給する電子制御装置に関する。
従来、第1電圧が供給されて動作するとともに、外部装置の出力信号に基づいて所定処理を実行するマイコンと、第1電圧が基準値以下になった場合にマイコンをリセットするリセット回路と、を備える電子制御装置として、特許文献1に記載のものが知られている。この電子制御装置は、第1電圧のために外部電源から供給される第2電圧が所定値以下になったときに昇圧する昇圧回路をさらに備えている。
図7は、特許文献1に記載されるような、マイコン、リセット回路、及び昇圧回路を備えつつ、外部装置にも第1電圧を供給する電子制御装置を示している。図7において、後述する実施形態の関連する要素の符号に対し、100を加算している。
図7では、電子制御装置110が、車両のエンジン制御装置(エンジンECU)として構成されており、外部装置152としてのセンサからの信号S3に基づいて、マイコン114が所定処理を実行する。
電子制御装置110は、外部電源であるバッテリ150から供給されるバッテリ電圧VB(第2電圧)を内部電圧VIN(第1電圧)に降圧する内部電源としての電源回路112を備えている。マイコン114は、第1接続線116を介して、電源回路112から内部電圧VINの供給を受け、動作する。第1接続線116とグランドとの間には、内部電圧VINの安定化のために、コンデンサ118が配置されている。
加えて、電子制御装置110は、リセット回路120と、電圧検出回路122と、第2接続線124と、昇圧回路140と、を備えている。リセット回路120は、マイコン114に供給される内部電圧VINが基準値以下になった場合に、マイコン114をリセットする。電圧検出回路122は、バッテリ電圧VBを検出し、所定値以下になったことを示す電圧信号S1を出力する。外部装置152は、第2接続線124を介して、電源回路112から内部電圧VINが供給される。昇圧回路140は、バッテリ電圧VBが所定値以下になったときに、内部電圧VINを昇圧する。
なお、図7に示す符号128は、バッテリ150から電力が入力される電源端子、符号130は、外部装置152の出力信号S3を入力する入力端子、符号132は、外部装置152に内部電圧VINを出力する出力端子を示している。出力電圧VOUTは、出力端子132を介して電子制御装置110から外部装置152に出力された電圧を示しており、すなわち内部電圧VINにほぼ一致する。
図7に示す電子制御装置110によれば、内部電圧VINをマイコン114だけでなく、外部装置152にも供給することができる。
ところで、エンジン始動時のスタータ作動などにより、バッテリ電圧VBが一時的に低下すると、リセット回路により、マイコンがリセットされる虞がある。特に、内部電圧を外部装置にも供給する構成では、外部装置の消費電流の分、コンデンサの放電時間が早まり、内部電圧VINが低下して、マイコンがリセットされやすくなる。これに対し、図7に示す電子制御装置110によれば、昇圧回路140を備えることで、一時的な電圧低下によるマイコンのリセットを抑制することができる。
図8に示すように、バッテリ電圧VBが一時的に低下し、低電圧検出レベルを下回ると、電圧検出回路122から出力される電圧信号S1は、たとえば、ローレベルからハイレベルに切り替わる。すると、電圧信号S1を受けて、昇圧回路140は、内部電圧VINを昇圧し、これにより、内部電圧VINの低下が抑制される。なお、図8において、二点鎖線が昇圧しない場合の内部電圧VINの変化を示している。昇圧により、内部電圧VINはリセット検出レベルまで低下しないため、リセット回路120から出力されるリセット信号S2は、バッテリ電圧VBの低下前と変わらず、たとえば、ハイレベルを維持する。これにより、マイコン114のリセットが抑制され、一時的にバッテリ電圧VBが低下しても、マイコン114は、通常処理を実行することができる。
しかしながら、図7に示すような従来の電子制御装置では、昇圧回路を用いなければならず、大型のコイルやコンデンサ、スイッチが必要となり、電子制御装置の体格の増大やコストの増大を招く。
本発明は上記問題点に鑑み、外部装置にも第1電圧を供給する電子制御装置において、昇圧回路を用いることなく、一時的な電圧低下によるマイコンのリセットを抑制することを目的とする。
ここに開示される発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲及びこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示された発明のひとつは、外部装置(52)に対して第1電圧を供給する電子制御装置であって、
第1電圧が供給されて動作するとともに、外部装置の出力信号に基づいて所定処理を実行するマイコン(14)と、
マイコンに第1電圧を供給するための第1接続線(16)と、
第1電圧の安定化のために、第1接続線とグランドとの間に設けられたコンデンサ(18)と、
マイコンに供給される第1電圧が基準値以下になった場合に、マイコンをリセットするリセット回路(20)と、
外部電源(50)から第1電圧のために供給される第2電圧を検出する電圧検出回路(22)と、
外部装置に第1電圧を供給するための第2接続線(24)と、
第2接続線に設けられ、第2電圧が所定値以下となる期間の少なくとも一部において外部装置への第1電圧の供給を遮断する開状態とされ、開状態を除く期間において外部装置へ第1電圧を供給する閉状態とされるスイッチ(26)と、
を備え、
マイコンは、開状態の期間において、外部装置の出力信号に基づく所定処理を停止し、閉状態の期間において、外部装置の出力信号に基づく所定処理を実行することを特徴とする。
第1電圧が供給されて動作するとともに、外部装置の出力信号に基づいて所定処理を実行するマイコン(14)と、
マイコンに第1電圧を供給するための第1接続線(16)と、
第1電圧の安定化のために、第1接続線とグランドとの間に設けられたコンデンサ(18)と、
マイコンに供給される第1電圧が基準値以下になった場合に、マイコンをリセットするリセット回路(20)と、
外部電源(50)から第1電圧のために供給される第2電圧を検出する電圧検出回路(22)と、
外部装置に第1電圧を供給するための第2接続線(24)と、
第2接続線に設けられ、第2電圧が所定値以下となる期間の少なくとも一部において外部装置への第1電圧の供給を遮断する開状態とされ、開状態を除く期間において外部装置へ第1電圧を供給する閉状態とされるスイッチ(26)と、
を備え、
マイコンは、開状態の期間において、外部装置の出力信号に基づく所定処理を停止し、閉状態の期間において、外部装置の出力信号に基づく所定処理を実行することを特徴とする。
これによれば、第2電圧が低下する期間において、スイッチを開状態とし、外部装置への第1電圧の供給を遮断して外部装置の消費電流を抑え、その分、コンデンサからの放電電流を低減することができる。したがって、昇圧回路を用いなくとも、一時的に第2電圧が低下する場合において、マイコンがリセットされるのを抑制することができる。また、マイコンがリセットされる構成に較べて、マイコンが所定処理を実行する期間を長くとることができる。
開示された他の発明のひとつは、
外部電源の第2電圧を降圧して第1電圧とする内部電源(12)をさらに備え、
スイッチは、開状態において、外部装置への出力端子(30)と内部電源とを遮断し、閉状態において、出力端子と内部電源とを連通させることを特徴とする。
外部電源の第2電圧を降圧して第1電圧とする内部電源(12)をさらに備え、
スイッチは、開状態において、外部装置への出力端子(30)と内部電源とを遮断し、閉状態において、出力端子と内部電源とを連通させることを特徴とする。
これによれば、外部電源から電子制御装置に第2電圧が供給され、この第2電圧を内部電源が降圧して第1電圧とする構成において、昇圧回路を用いなくとも、一時的に第2電圧が低下する場合にマイコンがリセットされるのを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。なお、各実施形態において、共通乃至関連する要素には同一の符号を付与するものとする。
(第1実施形態)
先ず、図1を用いて、本実施形態に係る電子制御装置の概略構成を説明する。
先ず、図1を用いて、本実施形態に係る電子制御装置の概略構成を説明する。
図1に示す電子制御装置10は、車両のエンジン制御装置(エンジンECU)として構成されている。この電子制御装置10は、電源回路12と、マイコン14と、第1接続線16と、コンデンサ18と、リセット回路20と、電圧検出回路22と、第2接続線24と、を備えている。加えて、この電子制御装置10は、スイッチ26を備えている。
電子制御装置10には、外部電源としてのバッテリ50(直流電源)から、バッテリ電圧VBの電力が供給される。バッテリ電圧VBは、電源端子28を介して、電子制御装置10に入力される。このバッテリ電圧VBが、特許請求の範囲に記載の第2電圧に相当する。
電源回路12は、特許請求の範囲に記載の内部電源に相当し、バッテリ電圧VBを降圧して、マイコン14や外部装置52に供給するための内部電圧VINを生成する。この内部電圧VINが、特許請求の範囲に記載の第1電圧に相当する。
マイコン14は、CPU、ROM、RAM、ADC(ADコンバータ)などを備えて構成されており、電源として内部電圧VINの供給を受けて動作する。また、マイコン14のADC端子には、入力端子30を介して、外部装置52の出力信号S3が入力される。そして、マイコン14のCPUは、出力信号S3などの入力信号や、たとえばROMに記憶されたプログラムに基づいて、RAM及びレジスタを一時的に記憶領域として用いつつ、エンジンを制御するための所定処理(通常処理)を実行する。
第1接続線16は、電源回路12からマイコン14に対して内部電圧VINを供給するための接続線である。本実施形態では、第1接続線16の一端が電源回路12に接続され、他端が、マイコン14の電源端子に接続されている。
コンデンサ18は、内部電圧VINの安定化のために、第1接続線16とグランドとの間に設けられている。本実施形態では、第1接続線16における第2接続線24との接続点とマイコン14の電源端子との間に、コンデンサ18が接続されている。
リセット回路20は、マイコン14に供給される内部電圧VINが基準値以下になった場合に、マイコン14をリセットする。したがって、リセット回路20は、第1接続線16に接続され、マイコン14のリセット信号入力端子に対してリセット信号S2を出力する。本実施形態では、第1接続線16におけるコンデンサ18の接続点とマイコン14の電源端子との間に、リセット回路20が接続されている。
電圧検出回路22は、バッテリ50から供給されるバッテリ電圧VBを検出する。そして、検出したバッテリ電圧VBと、予め設定された所定値(低電圧検出レベル)とを比較して、その比較結果を電圧信号S1として出力する。この電圧信号S1は、マイコン14の電圧信号入力端子に入力される。また、後述するように、スイッチ26にも入力される。電圧信号S1は、特許請求の範囲に記載の検出信号に相当する。
第2接続線24は、外部装置52に内部電圧VINを供給するための接続線である。本実施形態において、第2接続線24の一端は第1接続線16に接続され、他端が出力端子32に接続されている。なお、出力端子32から外部装置52に出力される電圧を、電子制御装置10から外部装置52に出力される出力電圧VOUTと示す。スイッチ26が閉状態、すなわち、電源回路12と出力端子32とが連通されている場合には、出力電圧VOUTは内部電圧VINにほぼ一致する。換言すれば、内部電圧VINを出力電圧VOUTとして出力する。本実施形態では、出力電圧VOUTが、外部装置52の動作電源となっている。
スイッチ26は、第2接続線24に設けられ、バッテリ電圧VBが所定値以下となる期間の少なくとも一部において開状態とされ、外部装置52への内部電圧VINの供給を遮断する。一方、開状態を除く期間において外部装置52へ内部電圧VINを供給する閉状態とされる。詳しくは、開状態において、出力端子32と電源回路12との連通を遮断し、閉状態において、出力端子32と電源回路12とを連通させる。このスイッチ26としては、たとえば、MOSFETを採用することができる。
本実施形態では、このスイッチ26に対し、電圧検出回路22から出力される電圧信号S1が入力され、電圧信号S1に応じて、スイッチ26の開閉状態が制御されるようになっている。換言すれば、バッテリ電圧VBに応じて、スイッチ26の開閉が制御されるようになっている。
次に、図2に示すタイミングチャート及び図3に示すフローチャートに基づき、上記した電子制御装置10の動作について説明する。
図2に示すように、電子制御装置10の電源が投入され、バッテリ電圧VB及び内部電圧VINの立ち上がりから所定期間遅れてリセット信号S2がハイレベルとなると、マイコン14のリセットが解除され、マイコン14は通常処理(所定処理)を実行する。
通常処理期間においてバッテリ電圧VBが一時的に低下し、低電圧検出レベルを下回ると、電圧検出回路22から出力される電圧信号S1は、たとえば、ローレベルからハイレベルに切り替わる。すると、電圧信号S1を受けて、スイッチ26は、閉状態から開状態に切り替わる。本実施形態では、バッテリ電圧VBが低電圧検出レベルを下回る期間(以下、単に低電圧期間と示す)、すなわち、電圧信号S1がハイレベルとなる期間と、スイッチ26が開状態となる期間がほぼ一致する。
スイッチ26が開状態となることで、電源回路12と出力端子32との連通が遮断され、出力電圧VOUTは「ゼロ」となり、外部装置52による消費電流がなくなる。このように、外部装置52による消費が抑制される分、コンデンサ18からの放電電流が低減され、内部電圧VINの低下を遅らせることができる。したがって、一時的なバッテリ電圧VBの低下であれば、内部電圧VINは、リセット回路20がマイコン14をリセットする基準となるリセット検出レベルまで低下しない。このため、リセット信号S2は、バッテリ電圧VBの低下前と変わらず、たとえば、ハイレベルを維持する。したがって、バッテリ電圧VBが一時的に低下したときのマイコン14のリセットを抑制することができる。
ただし、上記したように、低電圧期間において、出力電圧VOUTは「ゼロ」となる。すなわち、外部装置52への出力電圧VOUTの供給が停止される。したがって、マイコン14は、この期間の出力信号S3に基づく通常処理を停止する。また、マイコン14は、出力信号S3により、外部装置52の異常も検出できるようになっているが、この期間の出力信号S3に基づく異常検出を停止する。マイコン14には、電圧検出回路22から電圧信号S1が入力されるため、電圧信号S1として、ハイレベルの信号が入力されている期間、すなわち低電圧期間において、通常処理及び異常検出処理を停止する。
図3に示すように、電子制御装置10は、電源投入後において、バッテリ電圧VBを検出し、検出したバッテリ電圧VBが低電圧検出レベルよりも低いか否か、すなわちバッテリ電圧VBが定電圧であるか否かを判定する(ステップS10)。ステップS10において、低電圧であると判定した場合、マイコン14は通常処理を停止し(ステップS12)し、スイッチ26を開状態にして外部装置52への内部電圧VINの供給を遮断する(ステップS14)。そして、一連の処理を終了する。
一方、ステップS10において、低電圧ではないと判定した場合、スイッチ26を閉状態にして外部装置52に内部電圧VINを供給し(ステップS16)、マイコン14が通常処理を実施する(ステップS18)。そして、一連の処理を終了する。電子制御装置10の電源が投入されている期間において、上記した各ステップS10〜S18が繰り返し実行される。
次に、本実施形態に係る電子制御装置10の効果について説明する。
上記したように、本実施形態によれば、バッテリ電圧VB(第2電圧)が一時的に低下する低電圧期間において、スイッチ26を開状態とし、外部装置52への内部電圧VIN(第1電圧)の供給を遮断することができる。これにより、外部装置52の消費電流を抑え、その分、コンデンサ18からの放電電流を低減して、内部電圧VINの低下を遅らせることができる。したがって、昇圧回路を用いなくとも、低電圧期間においてマイコン14がリセットされるのを抑制することができる。
スイッチを有さない場合、図2に二点鎖線で示すように、内部電圧VINがリセット検出レベルを下回り、リセット信号S2が、マイコン14をリセットすべくローレベルとなる。リセット信号S2は、電源投入直後同様、内部電圧VINが安定するまでマイコン14をリセットする。すなわち、電圧信号S1がローレベルに復帰した後も、所定時間、マイコン14をリセットする。したがって、マイコン14が通常処理を行う時間が短くなり、エンジン制御に支障がでる虞がある。これに対し、本実施形態では、上記したように、マイコン14のリセットが抑制され、電圧信号S1がハイレベルとなる期間とスイッチ26が開状態となる期間がほぼ一致する。マイコンがリセットされるよりも短い期間のみ、通常処理を停止すればよいため、マイコンがリセットされる構成に較べて、マイコン14が通常処理を実行する期間を長くとることができる。
特に本実施形態では、電子制御装置10が、電源回路12(内部電源)を備えている。したがって、バッテリ50から電子制御装置10にバッテリ電圧VBが供給され、このバッテリ電圧VBを電源回路12で降圧して内部電圧VINとする構成において、昇圧回路を用いなくとも、低電圧期間においてマイコン14がリセットされるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、電圧検出回路22から出力される電圧信号S1により、スイッチ26の開閉が制御されるため、電子制御装置10の構成を簡素化することができる。また、バッテリ電圧VBの低下に合わせて、スイッチ26を迅速に開状態(遮断状態)とすることができる。
(第2実施形態)
本実施形態において、上記実施形態に示した電子制御装置10と共通する部分についての説明は割愛する。
本実施形態において、上記実施形態に示した電子制御装置10と共通する部分についての説明は割愛する。
本実施形態では、図4に示すように、電圧信号S1ではなく、マイコン14からのSW制御信号S4によって、スイッチ26の開閉が制御される。第1実施形態同様、電圧信号S1が、マイコン14に入力される。マイコン14は、電圧信号S1に基づいて、SW制御信号S4を生成し、スイッチ26に出力する。SW制御信号S4は、バッテリ電圧VBが低電圧検出レベル以下となる期間の少なくとも一部において、スイッチ26が外部装置52への内部電圧VINの供給を遮断するように、生成される。また、マイコン14も、電圧信号S1ではなく、SW制御信号S4に応じて、通常処理の実施と通常処理及び異常検出処理の停止とを切り替える。
図5は、本実施形態に係る電子制御装置10による動作の一例を示している。本実施形態では、ローレベルのSW制御信号S4によりスイッチ26が閉状態とされ、ハイレベルのSW制御信号S4によりスイッチ26が開状態(遮断状態)とされる。
図5では、ハイレベルの電圧信号S1が入力されると、マイコン14が直ちにSW制御信号S4をハイレベルに切り替えるのではなく、遅延期間を設けてハイレベルに切り替える。なお、ハイレベルからローレベルへの切り替えは、電圧信号S1のハイレベルからローレベルへの切り替えに対応している。したがって、マイコン14の通常処理及び異常検出処理の停止期間は、低電圧期間よりも短い期間となる。
次に、本実施形態に係る電子制御装置10の効果について説明する。
コンデンサ18の容量や、外部装置52の消費電流によっては、低電圧期間となってもすぐにリセット信号S2がハイレベルとならないことも考えられる。このような場合、本実施形態の構成によれば、遅延期間を設けてSW制御信号S4を切り替える。したがって、マイコン14の通常処理及び異常検出処理の停止期間を第1実施形態に記載の構成よりも短くすることもできる。この場合、マイコン14が通常処理を実行する期間をさらに長くとることができる。
(第3実施形態)
本実施形態において、上記実施形態に示した電子制御装置10と共通する部分についての説明は割愛する。
本実施形態において、上記実施形態に示した電子制御装置10と共通する部分についての説明は割愛する。
上記実施形態では、1つの外部装置52に対して、電子制御装置10から内部電圧VINを供給する例を示した。これに対し、本実施形態では、図6に示すように、複数の外部装置52に対して、電子制御装置10から内部電圧VINを供給するようになっている。
図6に示す例では、外部装置52が、2つの外部装置52a,52bを有している。なお、図6において、符号30aは外部装置52aからの入力端子、符号30bは外部装置52bからの入力端子、符号32aは外部装置52aへの出力端子、符号32bは外部装置52bへの出力端子を示している。また、符号S3aは外部装置52aからの出力信号、符号S3bは外部装置52bからの出力信号、符号VOUTaは外部装置52aへの出力電圧、符号VOUTbは外部装置52bへの出力電圧を示している。
図6に示すように、第2接続線24は分岐され、スイッチ26と出力端子32a,32bが、第2接続線24によりそれぞれ接続されている。それ以外の構成は、第1実施形態と同じである。
このように、複数の外部装置に対して、内部電圧VINを供給する構成では、外部装置による消費電流が大きくなり、マイコンがリセットされやすくなる。しかしながら、本実施形態によれば、第1実施形態に示したように、昇圧回路を用いなくとも、低電圧期間においてマイコン14がリセットされるのを抑制することができる。また、マイコン14が通常処理を実行する期間を長くとることができる。
なお、本実施形態では、複数の外部装置52を第1実施形態と組み合わせる例を示したが、第2実施形態と組み合わせてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
上記実施形態では、電子制御装置10が電源回路12を有し、外部電源であるバッテリ50から供給されたバッテリ電圧VBを降圧して内部電圧VINを生成し、この内部電圧VINをマイコン14及び外部装置52に供給する構成の例を示した。しかしながら、マイコン14が動作する電圧が外部電源から供給される構成、すなわち、内部電源(電源回路12)を必要としない構成にも適用することができる。この場合、外部電源から供給される第2電圧とマイコン14が動作するための第1電圧とが一致することとなる。
10,110・・・電子制御装置、12,112・・・電源回路、14,114・・・マイコン、16,116・・・第1接続線、18,118・・・コンデンサ、20,120・・・リセット回路、22,122・・・電圧検出回路、24,124・・・第2接続線、26・・・スイッチ、28,128・・・電源端子、30,30a,30b,130・・・入力端子、32,32a,32b,132・・・出力端子、50,150・・・バッテリ、52,52a,52b,152・・・外部装置、140・・・昇圧回路、S1・・・電圧信号、S2・・・リセット信号、S3,S3a,S3b・・・出力信号、S4・・・SW制御信号、VB・・・バッテリ電圧、VIN・・・内部電圧、VOUT,VOUTa,VOUTb・・・出力電圧
Claims (4)
- 外部装置(52)に対して第1電圧を供給する電子制御装置であって、
前記第1電圧が供給されて動作するとともに、前記外部装置の出力信号に基づいて所定処理を実行するマイコン(14)と、
前記マイコンに前記第1電圧を供給するための第1接続線(16)と、
前記第1電圧の安定化のために、前記第1接続線とグランドとの間に設けられたコンデンサ(18)と、
前記マイコンに供給される前記第1電圧が基準値以下になった場合に、前記マイコンをリセットするリセット回路(20)と、
外部電源(50)から前記第1電圧のために供給される第2電圧を検出する電圧検出回路(22)と、
前記外部装置に前記第1電圧を供給するための第2接続線(24)と、
前記第2接続線に設けられ、前記第2電圧が所定値以下となる期間の少なくとも一部において前記外部装置への前記第1電圧の供給を遮断する開状態とされ、前記開状態を除く期間において前記外部装置へ前記第1電圧を供給する閉状態とされるスイッチ(26)と、
を備え、
前記マイコンは、前記開状態の期間において、前記外部装置の出力信号に基づく所定処理を停止し、前記閉状態の期間において、前記外部装置の出力信号に基づく所定処理を実行することを特徴とする電子制御装置。 - 前記外部電源の前記第2電圧を降圧して前記第1電圧とする内部電源(12)をさらに備え、
前記スイッチは、前記開状態において、前記外部装置への出力端子(30)と前記内部電源との接続を遮断し、前記閉状態において、前記出力端子と前記内部電源とを連通させることを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。 - 前記電圧検出回路は、前記第2電圧が所定値以下になったことを示す検出信号(S1)を出力し、
前記スイッチは、前記検出信号によって制御されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子制御装置。 - 前記電圧検出回路は、前記第2電圧が所定値以下になったことを示す検出信号を、前記マイコンに出力し、
前記マイコンにより、前記スイッチが制御されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子制御装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019527438A (ja) * | 2016-10-24 | 2019-09-26 | フジツウ テクノロジー ソリューションズ インタレクチュアル プロパティ ゲーエムベーハー | 少なくとも一つのインターフェースをもつコンピュータ・システムおよび方法 |
CN114365064A (zh) * | 2019-09-26 | 2022-04-15 | 日立安斯泰莫株式会社 | 电子控制装置 |
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- 2014-04-08 JP JP2014079613A patent/JP2015201761A/ja active Pending
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