JP2015201579A - モータ駆動式スライド型可変抵抗器 - Google Patents

モータ駆動式スライド型可変抵抗器 Download PDF

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Masakazu Sato
正和 佐藤
尚登 下村
Naoto Shimomura
尚登 下村
昌広 浅野
Masahiro Asano
昌広 浅野
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Abstract

【課題】金属シャフトを用いず操作感触の良いモータ駆動式スライド型可変抵抗器を提供する。
【解決手段】モータ駆動式スライド型可変抵抗器100は、上板部1aと、底板部2a、および一対の側板部20aを有するハウジング20と、板面が側板部20aと対向した状態で一対の側板部20aの間に配設された抵抗基板3と、操作部4bを有しハウジング20内をスライド移動可能に配設された移動部材4と、抵抗基板3に摺接する摺動子と、モータ6と、モータ6の回転軸に固定された駆動プーリと、従動プーリ8と、駆動プーリと従動プーリ8との間に張架されるベルト9と、を備えたモータ駆動式スライド型可変抵抗器において、抵抗基板3は、上板部1aと底板部2aとの間に配設され、移動部材4は抵抗基板3を挟むように位置するハウジング20の上側内面1dおよび下側内面2cによりスライド移動可能に案内される構成とした。
【選択図】図20

Description

本発明は、モータ駆動式スライド型可変抵抗器に関し、特に、金属シャフトを用いないモータ駆動式スライド型可変抵抗器を提供するものである。
各種イベントを行うホール等に備え付けられた音響設備や照明設備の設定は、複数のスライド型可変抵抗器が搭載されたミキサーを用いて行われることが増えている。昨今、各イベント毎に音響設備や照明設備の設定を調整したり、各イベント内のタイムテーブルに合わせて音響設備や照明設備の設定を切り替えたりすることが増えている。そのため、設定した条件を複数種類記憶し、記憶した条件の中から所望の条件に容易に切り替えることのできるミキサーが用いられている。このようなミキサーに用いられるスライド型可変抵抗器には、手動およびモータを用いた操作が可能なモータ駆動式スライド型可変抵抗器が用いられていることが多い。設定した条件に合わせて、モータにより動作されるものである。このようなモータ駆動式スライド型可変抵抗器としては、下記の特許文献1に記載のモータ駆動式スライド型可変抵抗器が知られている。
以下、図21および図22を用いて、特許文献1に記載のモータ駆動式スライド型可変抵抗器について説明する。図21は特許文献1に記載のモータ駆動式スライド型可変抵抗器900の構成を示す分解斜視図である。図22は特許文献1に記載のモータ駆動式スライド型可変抵抗器900の可変抵抗器部908の構成を示す断面図である。
特許文献1に記載のモータ駆動式スライド型可変抵抗器900は、図21に示すように、一端にモータ902が取り付けられた枠体901と、モータ902の回転軸に結合された駆動プーリ903と、枠体901の他端に配設された従動プーリ905と、駆動プーリ903と従動プーリ905との間に張架された環状のベルト906と、ベルト906に結合された移動体907が枠体901の長手方向に移動することにより抵抗値が調整されるように枠体901に取り付けられた可変抵抗器部908とを備えている。枠体901の他端には、枠体901の長手方向に移動可能な可動部材904を設け、可動部材904に従動プーリ905を回転可能に軸支する支柱911を固定すると共に、支柱911の可動部材904への固定位置とは異なる位置に取付部を形成し、取付部で可動部材904を枠体901に取り付ける構成である。このように構成されたモータ駆動式スライド型可変抵抗器900は、手動で可変抵抗器部908のレバー914aを操作する以外に、モータ902の動力によりレバー914aを動作させることができる。なお、可変抵抗器部908は、図22に示すように、金属板等を折り曲げることにより矩形状の箱型に形成された金属ケース913と、金属ケース913内の長手方向に橋渡された棒状の一対の金属シャフト913aと、金属シャフト913aに摺動可能に保持された合成樹脂製の摺動子受914と、摺動子受914の上面側に突出されたレバー914aと、摺動子受914の一側面に設けられ、図示しない帯状の抵抗体及び集電体と摺接する導電性の薄板金属板からなる摺動子915とから構成されている。
特開2007−19254号公報
モータ駆動式スライド型可変抵抗器には操作時のガタツキが少ないなどの良い操作感触が求められることが多い。モータ駆動式スライド型可変抵抗器900は、図22に示すように、摺動子受914が、金属ケース913内の長手方向に橋渡された棒状の一対の金属シャフト913aに沿って移動可能に保持された構成となっている。そのため、金属シャフト913aと摺動子受914との接触箇所の寸法精度を出すことで、摺動子受914のガタツキを抑制し、操作感触を高めている。しかしながら、モータ駆動式スライド型可変抵抗器900は金属シャフト913aを用いているため、構成部品数が多く、重量が重くなりやすい構成であった。
本発明は、上述した課題を解決して、金属シャフトを用いず操作感触の良いモータ駆動式スライド型可変抵抗器を提供するものである。
請求項1に記載のモータ駆動式スライド型可変抵抗器においては、長孔が形成された上板部、前記上板部と対向する底板部、および前記上板部と前記底板部の短手方向側の端部間に設けられた互いに対向する一対の側板部を有するハウジングと、板面が前記側板部と対向した状態で前記ハウジングの長手方向に延在し一対の前記側板部の間に配設された抵抗基板と、前記ハウジング内に収容される基部および前記長孔から突出する操作部を有し前記ハウジング内を長手方向にスライド移動可能に配設された移動部材と、前記抵抗基板に摺接すると共に前記移動部材に固定された摺動子と、前記ハウジングの一端部に取り付けられたモータと、前記モータの回転軸に固定された駆動プーリと、前記駆動プーリと離間して配設された従動プーリと、前記駆動プーリと従動プーリとの間に張架されるとともに前記移動部材に係合されたベルトと、を備えたモータ駆動式スライド型可変抵抗器において、前記抵抗基板は、前記上板部と前記底板部との間に配設され、前記移動部材は、前記抵抗基板を挟むように位置する前記ハウジングの上側内面および下側内面によりスライド移動可能に案内される、という特徴を有する。
請求項2に記載のモータ駆動式スライド型可変抵抗器においては、前記ハウジングは、前記モータが取り付けられる枠部材と前記枠部材に一体化されるカバー部材とからなり、前記枠部材と前記カバー部材とのいずれか一方で前記移動部材における前記基部の上部をスライド移動可能に案内する、という特徴を有する。
請求項3に記載のモータ駆動式スライド型可変抵抗器においては、前記枠部材には、一方の前記側板部と前記上板部と他方の前記側板部の一部とが一体に設けられ、前記移動部材の前記基部における上部が前記枠部材に形成された一対の前記側板部の間に位置し、前記基部の上部が前記上板部および一対の前記側板部によりスライド移動可能に案内される、という特徴を有する。
請求項4に記載のモータ駆動式スライド型可変抵抗器においては、前記ハウジングは金属板からなる、という特徴を有する。
請求項5に記載のモータ駆動式スライド型可変抵抗器においては、前記移動部材は、前記基部の上部および下部から前記長手方向の双方へ延設された延設部を有し、前記延設部は先端部の上下方向及び前記短手方向に突出した被ガイド部を有する、という特徴を有する。
請求項6に記載のモータ駆動式スライド型可変抵抗器においては、前記基部の下部に設けられた前記延設部は、前記基部の上部に設けられた前記延設部よりも長い、という特徴を有する。
請求項1の発明によれば、移動部材を、抵抗基板を挟むように離間して設けられたハウジングの上側内面および下側内面によりスライド移動可能に案内することで、移動部材のガタツキを少なくすることができる。これにより操作感触がよくなる、振動が加わった時の振動音を小さくできるなどの品位を高めることが可能となる。したがって、金属シャフトを用いず操作感触の良いモータ駆動式スライド型可変抵抗器を提供することができる、という効果を奏する。
請求項2の発明によれば、操作部に近い移動部材の上部側を案内する箇所を、複数の部材を組み合わせることなく一つの部材で構成することで、組合せのバラツキによる傾きやズレなどがなくなるため、移動部材と移動部材の上部側を案内する箇所とのガタツキを小さくすることができる。したがって、マニュアル操作の操作感を良好にできる、という効果を奏する。
請求項3の発明によれば、他方の側板部の一部と上板部と一方の側板部とを一体に形成することで、操作部を案内する長孔に対する一対の側板部の傾きを小さくすることができる。したがって、移動部材の基部における上部を、上板部と一対の側板部とでスライド移動可能に案内することで、操作部を案内する長孔に対する操作部の傾きを小さくすることができ、よりマニュアル操作の操作感を良好にすることできる、という効果を奏する。
請求項4の発明によれば、移動部材の上部側を案内する箇所を板金加工で一体に形成することで、移動部材の上部側を案内する箇所がより精度良く加工することができ、ガタツキをより小さくすることができる、という効果を奏する。
請求項5の発明によれば、延設部をハウジングの長手方向の双方へ延設し、延設部の先端部から突出した被ガイド部を設けることで、長手方向に離れた位置を被ガイド部とすることができるので、がたつきを少なくして、安定した案内をすることができる。したがって、よりマニュアル操作の操作感を良好にすることできる、という効果を奏する。
請求項6の発明によれば、移動部材の下部に設けられた延出部を、移動部材の上部に設けられた延出部よりも長くすることで、移動部材を安定して案内することができる、という効果を奏する。
以上より、本発明によれば、金属シャフトを用いず操作感触の良いモータ駆動式スライド型可変抵抗器を提供することができる。
第1実施形態におけるモータ駆動式スライド型可変抵抗器100の構成を示す分解図である。 第1実施形態におけるモータ駆動式スライド型可変抵抗器100を示す図であり、図2(a)はモータ駆動式スライド型可変抵抗器100の外観を示す斜視図であり、図2(b)は図2(a)に示すY1方向側から見た状態のモータ駆動式スライド型可変抵抗器100を示す斜視図である。 第1実施形態におけるモータ6を示す図であり、図3(a)はモータ6の外観を示す斜視図であり、図3(b)は図3(a)に示すZ2方向側から見た状態のモータ6を示す側面図である。 第1実施形態における支柱10の外観を示す斜視図である。 第1実施形態における駆動プーリ7を示す図であり、図5(a)は駆動プーリ7の外観を示す斜視図であり、図5(b)は図5(a)に示すX2方向側から見た状態の駆動プーリ7を示す側面図である。 第1実施形態における従動プーリ8を示す図であり、図6(a)は従動プーリ8の外観を示す斜視図であり、図6(b)は図6(a)に示すX2方向側から見た状態の従動プーリ8を示す側面図である。 第1実施形態におけるベルト9を示す図であり、図7(a)はベルト9の外観を示す斜視図であり、図7(b)は図7(a)に示すA部を示す拡大図である。 第1実施形態における摺動子5の外観を示す斜視図である。 第1実施形態における抵抗基板3を示す図であり、図9(a)は抵抗基板3の外観を示す斜視図であり、図9(b)は図9(a)に示すY1方向側から見た状態の抵抗基板3を示す斜視図である。 第1実施形態における移動部材4を示す図であり、図10(a)は移動部材4の外観を示す斜視図であり、図10(b)は図10(a)に示すY1方向側から見た状態の移動部材4を示す斜視図である。 第1実施形態における移動部材4を示す図であり、図11(a)は図10(a)に示すZ1方向側から見た状態の移動部材4を示す平面図であり、図11(b)は図10(a)に示すZ2方向側から見た状態の移動部材4を示す平面図である。 第1実施形態におけるハウジング20を示す図であり、図12(a)はハウジング20の外観を示す斜視図であり、図12(b)は図12(a)に示すY1方向側から見た状態のハウジング20を示す斜視図である。 第1実施形態におけるハウジング20を枠部材1とカバー部材2とに分解した状態を示す斜視図である。 第1実施形態における枠部材1を示す図であり、図14(a)は枠部材1の外観を示す斜視図であり、図14(b)は図14(a)に示すX2方向側から見た状態の枠部材1を示す側面図である。 第1実施形態におけるカバー部材2の外観を示す斜視図である。 第1実施形態におけるカバー部材2に抵抗基板3を取り付けた状態を示す斜視図である。 第1実施形態における移動部材4に摺動子5およびベルト9が取り付けられた状態を示す図であり、図17(a)は移動部材4にベルト9が取り付けられた状態を示す側面図であり、図17(b)は移動部材4に取り付けられた摺動子5を図17(a)に示す図の裏面から見た状態を示す側面図である。 第1実施形態における枠部材1にモータ6、駆動プーリ7、従動プーリ8および支柱10が保持された状態を示す図であり、図18(a)は枠部材1にモータ6を取り付けた状態を示す斜視図であり、図18(b)は枠部材1にモータ6、駆動プーリ7、従動プーリ8および支柱10が保持された状態を示す斜視図である。 第1実施形態における枠部材1に移動部材4、摺動子5、モータ6、駆動プーリ7、従動プーリ8および支柱10が保持された状態を示す斜視図である。 図2に示すX1方向側から見た状態のモータ駆動式スライド型可変抵抗器100を示す側面図である。 特許文献1に記載のモータ駆動式スライド型可変抵抗器900の構成を示す分解斜視図である。 特許文献1に記載のモータ駆動式スライド型可変抵抗器900の可変抵抗器部908の構成を示す断面図である。
[第1実施形態]
以下に第1実施形態におけるモータ駆動式スライド型可変抵抗器について説明する。
まず始めに本実施形態におけるモータ駆動式スライド型可変抵抗器100の構成について図1ないし図15を用いて説明する。図1は第1実施形態におけるモータ駆動式スライド型可変抵抗器100の構成を示す分解図である。図2は第1実施形態におけるモータ駆動式スライド型可変抵抗器100を示す図であり、図2(a)はモータ駆動式スライド型可変抵抗器100の外観を示す斜視図であり、図2(b)は図2(a)に示すY1方向側から見た状態のモータ駆動式スライド型可変抵抗器100を示す斜視図である。図3は第1実施形態におけるモータ6を示す図であり、図3(a)はモータ6の外観を示す斜視図であり、図3(b)は図3(a)に示すZ2方向側から見た状態のモータ6を示す側面図である。図4は第1実施形態における支柱10の外観を示す斜視図である。図5は第1実施形態における駆動プーリ7を示す図であり、図5(a)は駆動プーリ7の外観を示す斜視図であり、図5(b)は図5(a)に示すX2方向側から見た状態の駆動プーリ7を示す側面図である。図6は第1実施形態における従動プーリ8を示す図であり、図6(a)は従動プーリ8の外観を示す斜視図であり、図6(b)は図6(a)に示すX2方向側から見た状態の従動プーリ8を示す側面図である。図7は第1実施形態におけるベルト9を示す図であり、図7(a)はベルト9の外観を示す斜視図であり、図7(b)は図7(a)に示すA部を示す拡大図である。図8は第1実施形態における摺動子5の外観を示す斜視図である。図9は第1実施形態における抵抗基板3を示す図であり、図9(a)は抵抗基板3の外観を示す斜視図であり、図9(b)は図9(a)に示すY1方向側から見た状態の抵抗基板3を示す斜視図である。図10は第1実施形態における移動部材4を示す図であり、図10(a)は移動部材4の外観を示す斜視図であり、図10(b)は図10(a)に示すY1方向側から見た状態の移動部材4を示す斜視図である。図11は第1実施形態における移動部材4を示す図であり、図11(a)は図10(a)に示すZ1方向側から見た状態の移動部材4を示す平面図であり、図11(b)は図10(a)に示すZ2方向側から見た状態の移動部材4を示す平面図である。図12は第1実施形態におけるハウジング20を示す図であり、図12(a)はハウジング20の外観を示す斜視図であり、図12(b)は図12(a)に示すY1方向側から見た状態のハウジング20を示す斜視図である。図13は第1実施形態におけるハウジング20を枠部材1とカバー部材2とに分解した状態を示す斜視図である。図14は第1実施形態における枠部材1を示す図であり、図14(a)は枠部材1の外観を示す斜視図であり、図14(b)は図14(a)に示すX2方向側から見た状態の枠部材1を示す側面図である。図15は第1実施形態におけるカバー部材2の外観を示す斜視図である。
モータ駆動式スライド型可変抵抗器100は、図1に示すように、枠部材1とカバー部材2とからなるハウジング20と、抵抗基板3と、移動部材4と、摺動子5と、モータ6と、駆動プーリ7と、従動プーリ8と、ベルト9と、支柱10と、を備えている。なお、モータ駆動式スライド型可変抵抗器100は、図2に示すように、外方へ突出する操作部4bを長孔1bに沿ってスライド移動させることで、入力を行うことができる。
モータ6は電力を供給することで、回転軸6cが回動する一般的なモータであり、図3に示すように、円柱状に形成された本体部6aを備え、本体部6aの一面側(Y1方向側)に回転軸6cが突出するとともに、他面側(Y2方向側)に突出した突出部6bを有している。回転軸6cは円柱状に形成されており、回転軸6cが成す円柱の中心線を回転軸線CL1として回動可能である。なお、本体部6aは回転軸線CL1に沿った高さ寸法H1よりも回転軸線CL1と直交する径寸法D1が大きい円柱状に形成されている。また、モータ6は、本体部6aから延出するとともに、外部から電力を供給可能な電源コード6dを有する。
支柱10は金属材からなり、図4に示すように、略円柱状に形成されている。支柱10は、円柱状に形成された軸部10aを有し、軸部10aの一端(Y1方向側)には軸部10aよりも大きな直径の円盤状に形成された抜け止め部10bが形成され、他端には軸部10aよりも小さな直径の円筒状に形成されたカシメ部10cが形成されている。なお、図4においては、カシメ部10cはカシメられた状態を示している。
駆動プーリ7は合成樹脂材からなり、図5に示すように、円柱状に形成されている。駆動プーリ7は、円柱状に形成された第1円柱部7dを有し、第1円柱部7dが成す円柱の中心線の位置には、モータ6の回転軸6cを挿入し係合可能(圧入可能)に形成された係合孔7aを有する。また、駆動プーリ7は第1円柱部7dの外周面に沿って一定のピッチで全周に渡って第1ギア歯7bが設けられている。第1ギア歯7bは、第1円柱部7dの外周面から離れる方向へ突出するとともに、第1円柱部7dの一端から他端へ向かう方向(Y1−Y2方向)へ延設されている。また、第1ギア歯7bの両側(Y1方向側とY2方向側)には、第1ギア歯7bが設けられている領域よりも直径寸法が大きな第1鍔部7cが形成されている。
従動プーリ8は合成樹脂材からなり、図6に示すように、円柱状に形成されている。従動プーリ8は、円柱状に形成された第2円柱部8dを有し、第2円柱部8dが成す円柱の中心線の位置には、支柱10の軸部10aを挿通可能に形成された挿通孔8aを有する。なお、第2円柱部8dが成す円柱の中心線は、従動プーリ8の回動中心となる回転軸線CL2である。また、従動プーリ8は第2円柱部8dの外周面に沿って一定のピッチで全周に渡って第2ギア歯8bが設けられている。第2ギア歯8bは、第2円柱部8dの外周面から離れる方向へ突出するとともに、回転軸線CL2に沿った方向(Y1−Y2方向)へ延設されている。また、第2ギア歯8bの両側(Y1方向側とY2方向側)には、第2ギア歯8bが設けられている領域よりも直径寸法が大きな第2鍔部8cが形成されている。
ベルト9は合成樹脂材からなり、ガラス繊維などが芯線として埋め込まれている。また、ベルト9は、図7に示すように、細長く形成されたシートの両端を■ぐように環状に形成され、環状の内側を成す面には、駆動プーリ7の第1ギア歯7bおよび従動プーリ8の第2ギア歯8bと係合可能な第3ギア歯9aが全周に渡って形成されている。
摺動子5は金属薄板からなる。摺動子5は、図8に示すように、平板状に形成された保持部5aを有する。また、摺動子5は、保持部5aの一端側(X1方向側)に、保持部5aの板面に交差する方向(Y1方向)へ突出して、片持ち梁状に形成された摺動接点部5bを有する。なお、摺動接点部5bは、保持部5aの一端側に2つ設けられている。また、摺動接点部5bは弾性を有するとともに、摺動接点部5bの先端側は等間隔に5本に別れており、それぞれが弾性を有している。また、摺動接点部5bの先端部には、摺動接点部5bが保持部5aから突出する方向へ突出するように円弧状に曲げ加工された摺接部5cが形成されている。また、保持部5aには、円形の貫通孔である固定穴5dが形成されている。なお、固定穴5dは、2つの摺動接点部5bが並ぶ方向に沿って、2箇所に形成されている。
抵抗基板3は一般的な紙フェノール基板などの絶縁基板を打ち抜き加工して形成されており、図9に示すように、細長い長方形状に形成されている。抵抗基板3は一方(Y2方向側)の面に抵抗インクや導電インクを印刷し焼成した導電パターン3aを有する。導電パターン3aは3本の平行な直線状に、抵抗基板3の長手方向へ延びて形成されている。また、抵抗基板3の長手方向の一端(X1方向側の端部)には、金属材からなる外部接続端子3bが抵抗基板3に固定され、抵抗基板3の一方面(Y1方向側の面)から突出するように設けられている。外部接続端子3bは3本の導電パターン3aに対応して3つ設けられ、それぞれ対応する導電パターン3aと電気的に接続されている。なお、詳細には、3本の導電パターン3aは、一番下側(Z2方向側)に位置する集電パターン、中央に位置する抵抗体パターン、上側に位置して抵抗体パターンの一端に接続された配線パターンによって構成される。
移動部材4は合成樹脂材からなる。移動部材4は、図10に示すように、基部4aおよび基部4aの上面から突出し板状に形成された操作部4bを有している。基部4aは板状に形成され、一方(Y2方向側)の面には溝状に形成されたベルト保持部4eを有している。ベルト保持部4eはベルト9を圧入可能な間隔を持った溝状に形成されるとともに、ベルト保持部4eの下方側(Z2方向側)の面には、ベルト9の第3ギア歯9aと係合可能な凹凸形状が設けられている。また、基部4aは他方の面に摺動子5を配置可能な大きさを備え、平坦面に形成された摺動子保持部4fを有している。摺動子保持部4fには、平坦面から突出し、円柱状に形成された保持突起4gが上下方向に2個並んで設けられている。なお、保持突起4gは、摺動子5の固定穴5dに挿入可能な大きさであるとともに、2つの固定穴5dの間隔と同じ間隔を開けて設けられている。また、移動部材4は、基部4aの上部および下部から、上下方向および基部4aの板厚方向(Y1−Y2方向)に直交する方向(X1−X2方向)の双方へ延設された延設部4cを有している。延設部4cは上下方向に平面を向けた直方体状に形成され、基部4aの下部に設けられた延設部4cは、基部4aの上部に設けられた延設部4cよりも長い。また、延設部4cは、図11に示すように、先端部の上下方向(Z1−Z2方向)及び基部4aの板厚方向に突出した被ガイド部4dを有する。なお、基部4aの上部に設けられた延設部4cには下方向へ突出した被ガイド部4dはなく、基部4aの下部に設けられた延設部4cには上方向へ突出した被ガイド部4dはない。すなわち、基板4aの上部に設けられた延設部4cには、上方向へ突出した被ガイド部4dと基部4aの板厚方向に突出した被ガイド部4dとが形成されている。また、基部4aの下部に設けられた延設部4cには、下方向に突出した被ガイド部4dと基部4aの板厚方向に突出した被ガイド部4dとが形成されている。
ハウジング20は金属板からなり、図12に示すように、中空の直方体状に形成されている。ハウジング20は、長孔1bが形成された上板部1a、上板部1aと対向する底板部2a、および上板部1aと底板部2aの短手方向側の端部間に設けられた互いに対向する一対の側板部20aを有する。他方(Y1方向側)の側板部20a(以下、第2側板部20dと記載する)は、一方の側板部20a(以下、第1側板部20cと記載する)よりもハウジング20の長手方向(X1−X2方向)において短く形成されて、ハウジング20の一端側(X2方向側)には、側板部20aが第1側板部20cのみの箇所が存在している。この箇所には、第2側板部20d側が開放された空間部20bが設けられている。空間部20bはモータ6の突出部6bを挿入可能な大きさに形成されている。なお、ハウジング20は、図13に示すように、枠部材1と枠部材1に一体化されるカバー部材2とからなる。
枠部材1には、図14に示すように、他方の側板部20aである第2側板部20dの一部(第2枠側板1e)と、上板部1aと、一方の側板部20aである第1側板部20c(第1枠側板1c)とが一体に設けられている。上板部1a、第1枠側板1cおよび第2枠側板1eとは1枚の金属板を曲げ加工して形成され、上板部1a、第1枠側板1cおよび第2枠側板1eによって囲まれた上側内面1dを有する。また、枠部材1は、長手方向の一端側(X2方向側)に、モータ6の回転軸6cを挿通可能なモータ取付孔1fと、他端側に支柱10のカシメ部10cを挿通可能な支柱取付孔1gと、を有する。また、モータ取付孔1fと支柱取付孔1gとの間には、2つのコード保持部1hが形成されている。コード保持部1hは板金加工により枠部材1の一方側(Y2方向側)へ突出するとともに、長手方向に開口したアーチ状に形成されている。なお、実際には、コード保持部1hの下方側のみが第1枠側板1cにつながっており、片持ち梁状に形成され弾性を有している。また、枠部材1(第1側板部20c)には、後述するカバー部材2の取付片2fを挿通させる複数の取付孔1jと、モータ6を取り付けるための長孔からなる2つの取付孔1k(図14(a)においては一方のみ図示)が形成されている。
カバー部材2は、図15に示すように、底板部2aと、他方の側板部20aである第2側板部20dの一部(カバー側板2b)と、が一体に設けられている。底板部2aとカバー側板2bとは1枚の金属板を曲げ加工して形成され、底板部2aとカバー側板2bとにより囲まれた下側内面2cを有する。なお、実際にハウジング20が形成された場合には、底板部2a、カバー側板2bおよび第1枠側板1cにより囲まれた面が下側内面2cとなる。カバー部材2はカバー側板2bから一方側(Y2方向側)へ突出した基板保持部2eを有している。基板保持部2eは、カバー側板2bの上下側に3つずつ設けられ、カバー側板2bの長手方向(X1−X2方向)へ等間隔に配置されている。なお、6つの基板保持部2eに囲まれた領域は抵抗基板3を配置可能な大きさを備えている。また、底板部2aには長方形状の貫通孔である開口部2dが4つ形成されている。すなわち、ハウジング20は外方へ開放された開口部2dを底板部2aに有している。なお、カバー側板2bの上端部(Z1方向側の端部)には、上方に突出した規制部2mが複数設けられている。この規制部2mはハウジング20を構成する金属板(第2側板部20d)の板厚よりもわずかに大きな寸法分、他方側(Y1方向側)に突出するように折り曲げられている(図20参照)。また、カバー部材2には、枠部材1に固定される複数の取付片2fが設けられている。
次にモータ駆動式スライド型可変抵抗器100の構造について図2、図12、および図16ないし図20を用いて説明する。図16は第1実施形態におけるカバー部材2に抵抗基板3を取り付けた状態を示す斜視図である。図17は第1実施形態における移動部材4に摺動子5およびベルト9が取り付けられた状態を示す図であり、図17(a)は移動部材4にベルト9が取り付けられた状態を示す側面図であり、図17(b)は移動部材4に取り付けられた摺動子5を図17(a)に示す図の裏面から見た状態を示す側面図である。図18は第1実施形態における枠部材1にモータ6、駆動プーリ7、従動プーリ8および支柱10が保持された状態を示す図であり、図18(a)は枠部材1にモータ6を取り付けた状態を示す斜視図であり、図18(b)は枠部材1にモータ6、駆動プーリ7、従動プーリ8および支柱10が保持された状態を示す斜視図である。図19は第1実施形態における枠部材1に移動部材4、摺動子5、モータ6、駆動プーリ7、従動プーリ8および支柱10が保持された状態を示す斜視図である。図20は図2に示すX1方向側から見た状態のモータ駆動式スライド型可変抵抗器100を示す側面図である。
図16に示すように、抵抗基板3は、他方の側板部20a(第2側板部20d)に取り付けられている。すなわち、第2側板部20dの一部であるカバー部材2のカバー側板2bの、底板部2aが設けられた側(Y2方向側)に、ハウジング20の長手方向に延在した状態で保持される。このとき、抵抗基板3は、板面が側板部20aの一部であるカバー側板2bと対向した状態、すなわち導電パターン3aを底板部2aが設けられた側に向けた状態で、カバー側板2bの上下側にそれぞれ設けられた基板保持部2eの間に配置され、基板保持部2eをカシメることで保持される。なお、外部接続端子3bは、カバー部材2の長手方向における他端側(X1方向側)から、カバー側板2bの底板部2aが設けられた側の反対側へ突出するように配置されている。
ベルト9は、図17に示すように、一部を移動部材4のベルト保持部4eに圧入することで移動部材4に係合される。なお、ベルト9の第3ギア歯9aは、ベルト保持部4eの下方側(Z2方向側)の面に設けられた凹凸形状と係合し、ベルト保持部4eと係合したベルト9の一部に対向する側は、ベルト保持部4eの下方側へ取り回される。また、摺動子5は、移動部材4の摺動子保持部4fに固定されている。移動部材4に固定された摺動子5は、摺動接点部5bの先端側を延設部4cが延在する方向における他端側(X1方向側)に向けるとともに、摺接部5c(図8参照)が摺動子保持部4fに対して突出するように配置され、固定穴5dに挿入された保持突起4gがカシメられることで、移動部材4に固定されている。
モータ6は、図18に示すように、ハウジング20の一部である枠部材1の長手方向における一端部(X2方向側の端部)に取り付けられる。モータ6は、第1枠側板1cのモータ取付孔1fに、第1枠側板1cの上板部1aが設けられていない側(Y2方向側)から回転軸6cを挿入させた状態で、ねじ留めにより固定されている。なお、電源コード6dは、第1枠側板1cに設けられた2つのコード保持部1hに係合され、先端側は枠部材1の長手方向における他端部(X1方向側の端部)へ案内されている。また、第1枠側板1cを挟んでモータ6の本体部6aの反対側(Y1方向側)には、係合孔7aに回転軸6cが圧入された駆動プーリ7が係止されている。なお、モータ6の回転軸6cに固定された駆動プーリ7は、回転軸6cと一体に回転可能である。また、従動プーリ8は、第1枠側板1cの駆動プーリ7が配設された側の面に、駆動プーリ7と離間して、第1枠側板1cの長手方向における他端部に配設されている。なお、従動プーリ8は、挿通孔8aに支柱10が挿通され、挿通孔8aを貫通した支柱10のカシメ部10c(図4参照)が、枠部材1の支柱取付孔1gに挿入されるとともにカシメられることで、支柱10の軸部10a(図4参照)を中心に回動可能な状態で枠部材1に保持されている。このように、モータ6および従動プーリ8は一方の側板部20a(第1側板部20c)の一部である枠部材1の第1枠側板1cに取り付けられている。
ベルト9が固定された移動部材4は、図19に示すように、操作部4bが長孔1bから突出するように、枠部材1の上板部1aの下方に配設される。このとき、移動部材4の基部4aにおける上部が枠部材1に形成された一対の側板部20aの間、すなわち第1枠側板1cと第2枠側板1eとの間に位置している。また、このように移動部材4が配置されることで、延設部4cはハウジング20(枠部材1)の長手方向の双方へ延設するように配置される。また、ベルト9は、第3ギア歯9aが設けられた面に囲まれた中空部が側板部20a(第1枠側板1c)と対向するように配設され、駆動プーリ7と従動プーリ8との間に張架される。駆動プーリ7と従動プーリ8との間に張架されたベルト9は、駆動プーリ7の第1円柱部7d(図5参照)および従動プーリ8の第2円柱部8d(図6参照)の外周面の一部において、第3ギア歯9aが第1ギア歯7bおよび第2ギア歯8bと係合している。このようにベルト9が駆動プーリ7と従動プーリ8との間に張架されることで、移動部材4はハウジング20(枠部材1)の長手方向にスライド移動可能に配設され、基部4aの上部が上板部1aおよび一対の側板部20a(第1枠側板1cと第2枠側板1e)によりスライド移動可能に案内される。
移動部材4、摺動子5、モータ6、駆動プーリ7、従動プーリ8、ベルト9および支柱10が配置された枠部材1と、抵抗基板3が配置されたカバー部材2と、が、図20に示すように、上板部1aと底板部2aとが対向するように配置され、取付孔1jに挿通された取付片2fがカシメられることで一体化される。これにより、図12に示すようなハウジング20が形成され、図2に示すような、モータ駆動式スライド型可変抵抗器100が形成される。このようにモータ駆動式スライド型可変抵抗器100を形成することで、図20に示すように、第2枠側板1eとカバー側板2bとが係合し、他方の側板部20aである第2側板部20dが形成される。なお、枠部材1とカバー部材2とが一体化された際、カバー部材2の規制部2mは第2枠側板1eとその外側で重なるように配置され、カバー側板2bが内側(Y2方向側)へ変形するのを防止している。また、抵抗基板3は、上板部1aと底板部2aとの間に位置するとともに、一対の側板部20a(第1側板部20cと第2側板部20d)の間に、導電パターン3a(図16参照)が第1側板部20cと対向するように第2側板部20dに固定して配設される。移動部材4は、基部4aがハウジング20内に収容され、ハウジング20の長手方向へ移動可能に保持されている。このように移動部材4がハウジング20内に配置されることで、被ガイド部4d(図11参照)はハウジング20の上下方向及び短手方向に突出して配置される。このようにして、移動部材4は抵抗基板3を挟むように位置するハウジング20の上側内面1dおよび下側内面2cによりスライド移動可能に案内される。移動部材4に固定された摺動子5(図19参照)は摺接部5c(図8参照)が抵抗基板3の導電パターン3a(抵抗体パターンおよび集電パターン)に圧接し、移動部材4のスライド移動にともなって、抵抗基板3の導電パターン3aに摺接する。また、ベルト9が抵抗基板3に対向するように設けられている。また、従動プーリ8およびベルト9は、側板部20a(第1側板部20c)と抵抗基板3との間に配置されている。また、モータ6の回転軸線CL1と従動プーリ8の回転軸線CL2とが側板部20aに対して直交するように配置される。また、図2に示すように、モータ6は、本体部6aの一面(回転軸6cのある面)が一方の側板部20a(第1側板部20c)に対向した状態で、モータ6が側板部20aの外側になるように取り付けられている。また、駆動プーリ7の周囲には、駆動プーリ7が他方の側板部20a(第2側板部20d)から露出するように、空間部20bが設けられている。
次にモータ駆動式スライド型可変抵抗器100の動作について説明する。モータ駆動式スライド型可変抵抗器100は、操作部4bを長孔1bに沿ってハウジング20の長手方向にスライド移動されることで、入力操作を行うことができる。操作部4bをスライド移動させることで、移動部材4に固定された摺動子5は、移動部材4の動きにともなって抵抗基板3の導電パターン3a上を摺動し、摺動子5と導電パターン3a(抵抗体パターン)との接触位置が変化する。このように、摺動子5と導電パターン3a(抵抗体パターン)との接触位置が変化することで、出力信号が変化する。例えば、電圧を出力とする場合には、操作部4bをスライド移動させるにともなって、出力電圧が変化する。また、移動部材4は、ベルト9および駆動プーリ7を介してモータ6の回転軸6cに連結しているため、モータ6を駆動させることで、駆動プーリ7が回動し、駆動プーリ7の回動にともないベルト9が動くことで、移動部材4をハウジング20の長手方向にスライド移動されることができる。モータ6の駆動にともなった移動部材4の移動であっても、操作部4bを操作したときと同様に、出力信号が変化する。実際に電気機器などに搭載された場合には、操作部4bを所定の位置まで移動させたときの出力OPをモータ駆動式スライド型可変抵抗器100が搭載された電子機器などが記録しておき、出力OPになる位置までモータ6で移動部材4を移動させることで、操作部4bを所定の位置に移動させるような使い方をする。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
第1実施形態のモータ駆動式スライド型可変抵抗器100では、長孔1bが形成された上板部1a、上板部1aと対向する底板部2a、および上板部1aと底板部2aの短手方向側の端部間に設けられた互いに対向する一対の側板部20aを有するハウジング20と、板面が側板部20aと対向した状態でハウジング20の長手方向に延在し一対の側板部20aの間に配設された抵抗基板3と、ハウジング20内に収容される基部4aおよび長孔1bから突出する操作部4bを有しハウジング20内を長手方向にスライド移動可能に配設された移動部材4と、抵抗基板3に摺接すると共に移動部材4に固定された摺動子5と、ハウジング20の一端部に取り付けられたモータ6と、モータ6の回転軸6cに固定された駆動プーリ7と、駆動プーリ7と離間して配設された従動プーリ8と、駆動プーリ7と従動プーリ8との間に張架されるとともに移動部材4に係合されたベルト9と、を備えたモータ駆動式スライド型可変抵抗器において、抵抗基板3は、上板部1aと底板部2aとの間に配設され、移動部材4は抵抗基板3を挟むように位置するハウジング20の上側内面1dおよび下側内面2cによりスライド移動可能に案内される、構成とした。
これにより、移動部材4を、抵抗基板3を挟むように離間して設けられたハウジング20の上側内面1dおよび下側内面2cによりスライド移動可能に案内することで、移動部材4のガタツキを少なくすることができる。これにより操作感触がよくなる、振動が加わった時の振動音を小さくできるなどの品位を高めることが可能となる。したがって、金属シャフトを用いず操作感触の良いモータ駆動式スライド型可変抵抗器を提供することができる。
また、従来のように、移動部材をガイドする金属棒からなる金属シャフトも不要となり、軽量化、低コスト化が可能となる。
また、第1実施形態のモータ駆動式スライド型可変抵抗器100では、ハウジング20は、モータ6が取り付けられる枠部材1と枠部材1に一体化されるカバー部材2とからなり、枠部材1とカバー部材2とのいずれか一方(第1実施形態では枠部材1とした。)で移動部材4における基部4aの上部をスライド移動可能に案内する、構成とした。
これにより、操作部4bに近い移動部材4の上部側を案内する箇所を、複数の部材を組み合わせることなく一つの部材で構成することで、組合せのバラツキによる傾きやズレなどがなくなるため、移動部材4の上部側を案内する箇所と移動部材4とのガタツキを小さくすることができる。すなわち、操作時の操作部4bの傾きや、ガタツキを小さくすることができる。したがって、マニュアル操作時の操作感を良好にできる、という効果を奏する。
また、第1実施形態のモータ駆動式スライド型可変抵抗器100では、枠部材1には、一方の側板部20a(第1側板部20c(第1枠側板1c))と上板部1aと他方の側板部20a(第2側板部20d)の一部(第2枠側板1e)とが一体に設けられ、移動部材4の基部4aにおける上部が枠部材1に形成された一対の側板部20aの間(第1枠側板1cと第2枠側板1eとの間)に位置し、基部4aの上部が上板部1aおよび一対の側板部20aによりスライド移動可能に案内される、構成とした。
これにより、他方の側板部20a(第2側板部20d)の一部(第2枠側板1e)と上板部1aと一方の側板部20a(第1側板部20c(第1枠側板1c))とを一体に形成することで、操作部4bを挿通させる長孔1bと一対の側板部20a(第1枠側板1cおよび第2枠側板1e)との寸法精度を高めることができる。したがって、移動部材4の基部4aにおける上部を、上板部1aと一対の側板部20aとでスライド移動可能に案内することで、長孔1bに挿通された操作部4bが傾きにくいものとなり、よりマニュアル操作時の操作感を良好にすることができる、という効果を奏する。
また、第1実施形態のモータ駆動式スライド型可変抵抗器100では、ハウジング20は金属板からなる、構成とした。
これにより、移動部材4の上部側を案内する箇所を板金加工で一体に形成することで、移動部材4の上部側を案内する箇所をより精度良く加工することができ、ガタツキをより小さくすることができる、という効果を奏する。
また、第1実施形態のモータ駆動式スライド型可変抵抗器100では、移動部材4は、基部4aの上部および下部からハウジング20の長手方向の双方へ延設された延設部4cを有し、延設部4cは先端部の上下方向及び短手方向に突出した被ガイド部4dを有する、構成とした。
これにより、延設部4cをハウジング20の長手方向の双方へ延設し、延設部4cの先端部から突出した被ガイド部4dを設けることで、長手方向に離れた位置を被ガイド部4dとすることができるので、がたつきを少なくして、安定した案内をすることができる。したがって、よりマニュアル操作の操作感を良好にすることできる。
また、被ガイド部4dを設けることで、移動部材4が移動時にハウジング20に接触する面積が小さくなる。したがって、移動部材4が移動時にハウジング20に接触した際の摩擦抵抗が小さくなり、よりマニュアル操作時の操作感を良好にすることできる。
また、モータ6で急速に動かし急に止めると、慣性により移動部材4が傾いてハウジング20に衝突し音が出るが、移動部材4が被ガイド部4dで案内されることで、ハウジング20との接触面積が小さくなるため、移動部材4とハウジング20と衝突音をより小さくすることができる、という効果を奏する。
また、第1実施形態のモータ駆動式スライド型可変抵抗器100では、基部4aの下部に設けられた延設部4cは、基部4aの上部に設けられた延設部4cよりも長い、構成とした。
これにより、移動部材4の下部に設けられた延出部を、移動部材4の上部に設けられた延出部よりも長くすることで、移動部材4を安定して案内することができる。
また、第1実施形態のモータ駆動式スライド型可変抵抗器100では、モータ6が一方の側板部20a(第1側板部20c(第1枠側板1c))の外側に取り付けられており、モータ6の回転軸線CL1と従動プーリ8の回転軸線CL2とが側板部20aに対して直交するように配置されるとともに、ベルト9が抵抗基板3に対向するように設けられている、構成とした。
これにより、駆動プーリ7及び従動プーリ8を、それぞれの回転軸線(回転軸線CL1および回転軸線CL2)が側板部20aに対して直交するように配設することで、従来のように、側板部20aに沿う方向に回転軸線を設ける場合に比べて、側板部20a同士の間隔を広げることなく駆動プーリ7及び従動プーリ8の周囲にスペースを確保できて、ベルト9の取り付けの作業性を向上させることができる。したがって、組立作業性が良いモータ駆動式スライド型可変抵抗器を提供することができる、という効果を奏する。
また、ハウジング20の短手方向(Y1−Y2方向)の寸法に対してはより薄型の要求があるのに対し、高さ方向(Z1−Z2方向)の寸法は大きめにすることができるので、第1実施形態のように駆動プーリ7及び従動プーリ8を配設することで、従来の構成に比べて、駆動プーリ7及び従動プーリ8の直径を大きくすることができる。駆動プーリ7及び従動プーリ8の直径が大きくなることで、駆動プーリ7及び従動プーリ8に張架されたベルト9の駆動プーリ7及び従動プーリ8に沿って曲げられた箇所の半径が大きくなり、ベルト9にかかる曲げ応力が小さくなり、ベルト9が切れ難くなる。したがって、製品寿命をより長くすることができるという効果を奏する。
また、第1実施形態のモータ駆動式スライド型可変抵抗器100では、駆動プーリ7及び従動プーリ8を、それぞれの回転軸線(回転軸線CL1および回転軸線CL2)が側板部20aに対して直交するように配設するともに、ベルト9の中空部が側板部20aと対向するように、ベルト9を一方の側板部20a(第1側板部20c)と抵抗基板3との間に配置する構成となっている。このような構成とすることで、長手方向から見たときに、移動部材4、駆動プーリ7、従動プーリ8およびベルト9が重なるようにハウジング20の内部に配置される。したがって、ハウジング20の短手方向に対して効率よく構成部品を配置することができ、短手方向の寸法を小さくすることができる、という効果を奏する。
また、第1実施形態のモータ駆動式スライド型可変抵抗器100では、モータ6が取り付けられていない他方の側板部20a(第2側板部20d)は、一方の側板部20a(第1側板部20c(第1枠側板1c))よりもハウジング20の長手方向において短く形成されて、モータ6に固定された駆動プーリ7が他方の側板部20a(第2側板部20d)から露出するように、駆動プーリ7の周囲に空間部20bが設けられている、構成とした。
これにより、モータ駆動式スライド型可変抵抗器100を複数個並べて配置した場合、隣に位置するモータ6の一部を駆動プーリ7の周囲の空間部20bに収容可能となる。モータ6が側板部20aの外側に取り付けられるものであっても、可変抵抗器の配列ピッチの増大を抑制することができるため、狭ピッチで配置できるモータ駆動式スライド型可変抵抗器を提供することができる、という効果を奏する。
また、第1実施形態のモータ駆動式スライド型可変抵抗器100では、モータ6は、回転軸線CL1に沿った高さ寸法H1よりも回転軸線CL1と直交する径寸法D1が大きい円柱状に形成された本体部6aを備え、本体部6aの一面側に回転軸6cが突出するとともに、他面側に突出した突出部6bを有し、本体部6aの一面が一方の側板部20a(第1側板部20c)に対向した状態で、モータ6が側板部20aの外側に取り付けられており、突出部6bは空間部20bに挿入可能な大きさに形成されている、構成とした。
これにより、高さ寸法H1よりも径寸法D1が大きい円柱状に形成された本体部6aを備えたモータ6を用いることで、ハウジング20からのモータ6の突出寸法を小さくすることができる。また、複数のモータ駆動式スライド型可変抵抗器100を並べて配置するときに、少なくとも突出部6bを空間部20bに挿入可能であるため、複数のモータ駆動式スライド型可変抵抗器100を狭ピッチで配置することができる。したがって、狭ピッチで複数配置可能なモータ駆動式スライド型可変抵抗器を提供することができる、という効果を奏する。
また、第1実施形態のモータ駆動式スライド型可変抵抗器100では、ハウジング20の底面には外方に開放された開口部2dが形成されている構成とした。開口部2dを設けることで、ハウジング20内部に粉塵が堆積しにくくなるため、粉塵が原因となる不具合の発生を抑制することができる、という効果を奏する。
以上のように、本発明の実施形態に係るモータ駆動式スライド型可変抵抗器を具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲に属する。
[変形例1]
第1実施形態において、移動部材4の基部4aにおける上部を枠部材1でスライド移動可能に案内する構成としたが、枠部材1とカバー部材2とのいずれか一方で移動部材4の基部4aにおける上部をスライド移動可能に案内すれば良く、カバー部材2で案内する構成としても良い。さらには、移動部材4の基部4aにおける上部を、枠部材1とカバー部材2の両方で案内する構成であっても良い。
[変形例2]
第1実施形態において、抵抗基板3を他方の側板部20a(第2側板部20d)、すなわち、カバー部材2のカバー側板2bに固定する構成としたが、一方の側板部20a(第1側板部20c)すなわち、枠部材1の第1枠側板1cに固定する構成であっても良い。なお、そのときには外部接続端子3bの引き出し方向などを変更しても良い。
[変形例3]
第1実施形態において、駆動プーリ7と一体になったモータ6および従動プーリ8を一方の側板部20a(第1側板部20c)すなわち、枠部材1の第1枠側板1cに固定する構成としたが、他方の側板部20a(第2側板部20d)、すなわち、カバー部材2のカバー側板2bに固定する構成としても良い。なお、そのときには空間部20bの位置の変更にともない、一方の側板部20a(第1側板部20c)と他方の側板部20a(第2側板部20d)との長さ関係が変わっても良い。
1 枠部材
1a 上板部
1b 長孔
1c 第1枠側板
1d 上側内面
1e 第2枠側板
1f モータ取付孔
1g 支柱取付孔
1h コード保持部
2 カバー部材
2a 底板部
2b カバー側板
2c 下側内面
2d 開口部
2e 基板保持部
2f 取付片
2m 規制部
3 抵抗基板
3a 導電パターン
3b 外部接続端子
4 移動部材
4a 基部
4b 操作部
4c 延設部
4d 被ガイド部
4e ベルト保持部
4f 摺動子保持部
4g 保持突起
5 摺動子
5a 保持部
5b 摺動接点部
5c 摺接部
5d 固定穴
6 モータ
6a 本体部
6b 突出部
6c 回転軸
6d 電源コード
7 駆動プーリ
7a 係合孔
7b 第1ギア歯
7c 第1鍔部
7d 第1円柱部
8 従動プーリ
8a 挿通孔
8b 第2ギア歯
8c 第2鍔部
8d 第2円柱部
9 ベルト
9a 第3ギア歯
10 支柱
10a 軸部
10b 抜け止め部
10c カシメ部
20 ハウジング
20a 側板部
20b 空間部
20c 第1側板部
20d 第2側板部
100 モータ駆動式スライド型可変抵抗器
CL1 回転軸線
CL2 回転軸線

Claims (6)

  1. 長孔が形成された上板部、前記上板部と対向する底板部、および前記上板部と前記底板部の短手方向側の端部間に設けられた互いに対向する一対の側板部を有するハウジングと、
    板面が前記側板部と対向した状態で前記ハウジングの長手方向に延在し一対の前記側板部の間に配設された抵抗基板と、
    前記ハウジング内に収容される基部および前記長孔から突出する操作部を有し前記ハウジング内を長手方向にスライド移動可能に配設された移動部材と、
    前記抵抗基板に摺接すると共に前記移動部材に固定された摺動子と、
    前記ハウジングの一端部に取り付けられたモータと、
    前記モータの回転軸に固定された駆動プーリと、
    前記駆動プーリと離間して配設された従動プーリと、
    前記駆動プーリと従動プーリとの間に張架されるとともに前記移動部材に係合されたベルトと、を備えたモータ駆動式スライド型可変抵抗器において、
    前記抵抗基板は、前記上板部と前記底板部との間に配設され、
    前記移動部材は、前記抵抗基板を挟むように位置する前記ハウジングの上側内面および下側内面によりスライド移動可能に案内されることを特徴とするモータ駆動式スライド型可変抵抗器。
  2. 前記ハウジングは、前記モータが取り付けられる枠部材と前記枠部材に一体化されるカバー部材とからなり、前記枠部材と前記カバー部材とのいずれか一方で前記移動部材における前記基部の上部をスライド移動可能に案内することを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動式スライド型可変抵抗器。
  3. 前記枠部材には、一方の前記側板部と前記上板部と他方の前記側板部の一部とが一体に設けられ、
    前記移動部材の前記基部における上部が前記枠部材に形成された一対の前記側板部の間に位置し、前記基部の上部が前記上板部および一対の前記側板部によりスライド移動可能に案内されることを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動式スライド型可変抵抗器。
  4. 前記ハウジングは金属板からなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のモータ駆動式スライド型可変抵抗器。
  5. 前記移動部材は、前記基部の上部および下部から前記長手方向の双方へ延設された延設部を有し、
    前記延設部は先端部の上下方向及び前記短手方向に突出した被ガイド部を有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のモータ駆動式スライド型可変抵抗器。
  6. 前記基部の下部に設けられた前記延設部は、前記基部の上部に設けられた前記延設部よりも長いことを特徴とする請求項5に記載のモータ駆動式スライド型可変抵抗器。
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