JP2015201162A - 決済金額の計算方法及びそのコンピュータプログラム製品 - Google Patents

Abstract

【課題】決済金額の計算方法及びそのコンピュータプログラム製品を提供することを課題とする。
【解決手段】決済金額の計算方法であって、複数組の商品情報を受信することと、処理ユニットで予め設定された割引条件及び受信した商品情報によって第１割引数量を生成することと、第１割引数量によって第１トリガ信号を受信することと、第１トリガ信号によって第１組割引数値を生成することと、第１組割引数値と受信した商品情報によって決済金額を計算することと、この決済金額を表示することと、を含む。各組の商品情報は購入商品に対応し、且つ第１組割引数値内の割引数値の数量が第１割引数量に等しくなる。
【選択図】図４

Description

本発明は、決済金額の計算方法及びそのコンピュータプログラム製品に関する。

現在各業種間の商業競争は非常に激しく、如何にして新製品を開発して消費者を惹き付けて取引行動を触発させ、ビジネスチャンスを得るかが、企業或いは店舗の継続経営や生き残りのためのカギとなっている。従来の商品取引方式は、消費者が実店舗にきて必要な商品を購入するが、ネットワークテクノロジーが発展すると共に、多くの仮想店舗が発展してきたため従来距離上の制限を受けていた消費者に一つの新規でかつ便利な消費ルートを提供できるようになった。

消費者の購買を引き続き惹き付けるため、多くの店舗では様々な優待プランを用意して消費者の消費を刺激してきた。これら優待プランは、割引、プレゼント、ポイント賞品の交換等を含む。しかしながら、賞品の贈呈方式（プレゼント及びポイント賞品交換）は、往々にして全面的に消費者を満足させることができない。その主な原因は、利用者に直接還元或いは確実に節約を感じさせることができていなかったからである。

割引方式は、通常直接商品価格を調整又は割引券を提供している。しかしながら、これら方式は同じ商品に対し固定割引のみで提供され、割引をランダムに調整できない。また、従来の割引券はペーパー形式で提供され、環境に配慮できていない。使用時、割引券に係る割引情報をＰＯＳレジスタに入力するという手間がかかるため、不便であった。
ＰＯＳは、販売時点情報管理システム（ｐｏｉｎｔ ｏｆ ｓａｌｅ）を略したものであり、欧州ではまたＥＰＯＳ（ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃｓ ａｔ ｔｈｅ ｐｏｉｎｔ ｏｆ ｓａｌｅ）と略称されている。現時多くの店舗はすでに英語「ｐｏｉｎｔ ｏｆ ｓａｌｅ」を「ｐｏｉｎｔ ｏｆ ｓｅｒｖｉｃｅ（サービス時点情報管理システム）」に改称している。

新旧消費者の消費意欲或いは繰り返し消費しようという意欲を刺激して、企業或いは店舗が経営する業務量を持続的に成長させることこそ、キーポイントとなる。

一実施例において、決済金額の計算方法は、複数組の商品情報を受信することと、処理ユニットで予め設定された割引条件及び受信した商品情報によって第１割引数量を生成することと、第１割引数量によって第１トリガ信号を受信することと、第１トリガ信号によって第１組割引数値を生成することと、第１組割引数値と受信した商品情報によって決済金額を計算することと、この決済金額を表示することと、を含む。各組の商品情報は購入商品に対応し、且つ第１組割引数値内の割引数値の数量が第１割引数量に等しくなる。

一実施例において、コンピュータプログラム製品は、コンピュータを通じてプログラムをロード並び実行した後で前記決済金額の計算方法を実現できる。

上記を総合すると、本発明に係る決済金額の計算方法は、消費者の決済時に割引キャンペーンの参加資格要件を満たしているかどうかを自動で判断し、インタラクティブな割引キャンペーン及びランダム割引金額を提供すると共に割引金額に応じて決済金額を調整し、簡単で且つ迅速にランダム割引金額を有する決済方式を提供することで、消費者に興味を持たせ、また直接還元の節約効果を最も感じてもらい、従って新旧消費者の消費意欲或いは繰り返し消費しようとする意欲を刺激する。

本発明の一実施例に係るＰＯＳ（ｐｏｉｎｔ ｏｆ ｓｅｒｖｉｃｅ、サービス時点情報管理システム）レジスタの機能ブロック図である。 本発明の一実施例に係るＰＯＳ（ｐｏｉｎｔ ｏｆ ｓｅｒｖｉｃｅ、サービス時点情報管理システム）レジスタの立体ブロック図である。 本発明の一実施例に係る決済金額の計算方法概要のフローチャートである。 本発明の一実施例に係る決済金額の計算方法概要のフローチャートである。 本発明の一実施例に係る決済金額の計算方法概要のフローチャートである。 本発明の一実施例に係る決済金額の計算方法概要のフローチャートである。 本発明の一実施例に係る決済金額の計算方法概要のフローチャートである。 第２表示ユニットの表示画面の第１実施状態を示す模式図である。 第１表示ユニットの表示画面の第１実施状態を示す模式図である。 第１表示ユニットの表示画面の第２実施状態を示す模式図である。 第２表示ユニットの表示画面の第２実施状態を示す模式図である。 第２表示ユニットの表示画面の第３実施状態を示す模式図である。 第１表示ユニットの表示画面の第３実施状態を示す模式図である。

本発明に係る決済金額の計算方法は、実店舗或いは仮想店舗に運用されて消費者とインタラクティブやリアルタイムで且つランダムの優待キャンペーンを行うことができる。そこで、本発明に係る決済金額の計算方法は、処理ユニットを通じてファームウェア又はソフトウェアアルゴリズムを実行して実現できる。

実店舗を例とすると、本発明に係る決済金額の計算方法は単体装置をＰＯＳ（ｐｏｉｎｔ ｏｆ ｓｅｒｖｉｃｅ、サービス時点情報管理システム）レジスタに運用できる。例を挙げて言うと、本部において優待キャンペーンに関するファイリングを行ってから、インターネットを通じて各店頭のバックエンドサーバーに配信し、最後に店頭の各ＰＯＳレジスタに配信して使用する。本部のファイリングは、決済金額の計算方法を実現するソフトウェアプロセスをビルドできる以外に、優待キャンペーンの割引条件を設定できる。

図１及び図２を参照する。ＰＯＳレジスタ１０は処理ユニット１１０とストレージユニット１３０と２つの表示ユニット（以下、「第１表示ユニット１５０と第２表示ユニット１５２」という）とバーコードリーダ１７０とを含む。ストレージユニット１３０と第１表示ユニット１５０と第２表示ユニット１５２とバーコードリーダ１７０は処理ユニット１１０に電気的に接続する。

そこで、第１表示ユニット１５０は、店員側の表示器で、第２表示ユニット１５２が消費者側の表示器である。

ストレージユニット１３０は、ソフトウェア実行に要するデフォルトパラメータを保存し、それは例えば、割引条件、割引数値、各くじの確率（システム乱数値の範囲）、抽選秒数（既定時間）及び抽選動画再生時間等の情報である。割引条件は、キャンペーン参加の品目（既定の種類）及び／或いはキャンペーンを有効にする需要数量等を含む。このほかに、ストレージユニット１３０は、更にソフトウェア実行過程中に生成された各種パラメータを一時的に保存するため用いられ、それは例えば、入力した購入商品の商品情報、決済リスト、抽選可能回数、抽選済み回数及び生成された抽選結果等の情報である。
ストレージユニット１３０は１個或いは複数のストレージ素子で実現できる。そこで、ストレージ素子は、例えばメモリ又はレジスタ等とすることができるが、ここでこれに限るものではない。メモリは、例えＰＲＯＭ、ランダムアクセスメモリ、不揮発性メモリー、揮発性メモリー、スタティックメモリ、ダイナミックメモリ、フラッシュメモリ及び／或いはデジタル情報を保存するいかなる設備とすることもできる。

処理ユニット１１０は、１個或いは複数の処理素子で実現できる。処理素子は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、ＣＰＵ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、プログラマブルロジックデバイス、状態器(state machine)、論理回路、アナログ回路、デジタル回路及び／或いは操作コマンドや操作信号（アナログ及び／或いはデジタル）に基づくいかなる設備とすることもできる。

説明の便宜のために、以下に、２つの表示ユニットがタッチスクリーンである場合を例としてＰＯＳレジスタ１０の運用方式を説明するが、本発明はこれに限るものではない。若干の実施例において、ＰＯＳレジスタ１０は１個或いは複数の入力ユニット（例：キーボード、マウス又は実ボタン等）を別途設けて、店員若しくは／及び消費者のＰＯＳレジスタ１０の操作のため供することもできる。

図１乃至図７を参照する。消費者は購入しようとする商品（以下、「購入商品」という）を選択した後、店員がバーコードリーダ１７０でこれら購入商品の情報をＰＯＳレジスタ１０に入力することで、これら購入商品に対応する決済リストを作成する。そこで、各商品は、対応する一組の商品情報を有する。各組の商品情報は、少なくとも品名、品種及び商品の販売価格を有する。
例を挙げて言うと、各商品は商品ラベルを有し、且つ各商品ラベルに品名、品種、商品の販売価格、製造又は加工の年月日等の消費期限等の文字及び商品バーコードが印刷されている。店員が、バーコードリーダ１７０で各購入商品のバーコードをスキャンすると、処理ユニット１１０が受信すると共に購入商品に対応する品名、品種及び商品の販売価格等の商品情報を得ることができる（ステップＳ２１０）。
同時に、処理ユニット１１０は受信した商品情報を第１表示ユニット１５０上に表示して店員の確認のため供する。このほかに、処理ユニット１１０も受信した商品情報を第２表示ユニット１５２上に同期表示して消費者の確認のために供することができる。

店員は、購入商品の情報を入力した後で客層ボタンを押すと、処理ユニット１１０が予め設定された割引条件及び受信した商品情報によって第１割引数量を生成する（ステップＳ２２０）。
例を挙げると、優待キャンペーンは、飲料２本の割引抽選で、この時予め設定された割引条件は既定の種類を飲料とし、並びに需要数量を２とする。処理ユニット１１０は、既定の種類に基づいて各組の商品情報内の商品種類を照合することで、購入商品内の飲料数量を確認し、得られた飲料数量によって抽選可能回数を計算する。例えば消費者は優待キャンペーンに適合する飲料３本を購入した場合、処理ユニット１１０が第１割引数量（つまり、抽選可能回数）を１と算出する。第１割引数量は整数とする。

第１割引数量が０である（つまり、割引条件に達していない）場合、処理ユニット１１０が受信した商品情報内の商品の販売価格によって決済プロセスを行う（ステップＳ２０）。

第１割引数量が０ではない（つまり、割引条件に達した）場合、処理ユニット１１０が顧客表示側を呼び出して抽選会の抽選ゲーム画面を開き、また第２表示ユニット１５２で表示している一般画面を抽選ゲーム画面５０に切り替える（ステップＳ２３０）。

図８を参照しながら説明する。抽選ゲーム画面５０は、１個或いは複数のトリガユニット５１０、５１２、５１４、５１６と抽選情報欄５２０とを含む。各トリガユニット５１０、５１２、５１４、５１６はバーチャルボタン、バーチャルハンドル或いは実ボタン等とすることができる。抽選情報欄５２０内に抽選情報を有する。そこで、抽選情報は、抽選可能回数Ｎ１と抽選済み回数Ｎ２と残り時間Ｔ１とを含む。言い換えると、処理ユニット１１０は第２表示ユニット１５２上の抽選情報欄５２０内に抽選可能回数Ｎ１、抽選済み回数Ｎ２及び残り時間Ｔ１等の抽選情報を表示して消費者に抽選の進行状態を確認させる。

次に、抽選ゲーム画面５０は、結果統計欄５３０を更に含む。結果統計欄５３０内において生成した抽選結果（つまり、割引数値）の統計結果を表示することができる。そこで、結果統計欄５３０内で予め設定された全ての割引数値に対応する複数の数量欄を有する。これら数量欄は、異なる割引数値に各々対応し、且つ各数量欄内で対応する割引数値の統計数量を表示する。

トリガユニット５１０、５１２、５１４、５１６は、消費者がトリガした抽選結果（つまり、割引数値）を生成するため用いられる。各トリガユニット５１０、５１２、５１４のトリガ１回で１つの抽選結果（つまり、一つの割引数値）を得ることができる。トリガユニット５１６のトリガ１回で残り抽選回数（つまり、抽選可能回数Ｎ１から抽選済み回数Ｎ２を差し引く）の抽選結果を得ることができる。例を挙げて言うと、仮に第１割引数量を３とし且つ消費者がいかなる抽選を行っていない時、トリガユニット５１６のトリガは対応して３つの割引数値を生成できる。

抽選ゲーム画面が表示された後、処理ユニット１１０はタイマー１９０をトリガして既定時間通り計時すると共にトリガ信号の受信状態を検出する（ステップＳ２４０）。
計時の過程中において、処理ユニット１１０は第２表示ユニット１５２上の抽選情報欄５２０内に抽選済み回数Ｎ２と既定時間になる残り時間Ｔ１の変化を同期表示する（ステップＳ２５０）。
このほかに、処理ユニット１１０は、抽選情報の１つを有するプロンプトメッセージ６１０を第１表示ユニット１５０上に表示できる。且つ、図９に示すように計時の過程中において、処理ユニット１１０も第１表示ユニット１５０上のプロンプトメッセージ６１０内に抽選済み回数Ｎ２と既定時間になる残り時間Ｔ１の変化を同期表示して、店員に現時点の抽選進行状態を確認させる（ステップＳ２５０）。
そこで、プロンプトメッセージ６１０はポップアップウィンドウで表示される。

消費者はいずれかのトリガユニット５１０、５１２、５１４にタッチした時、タッチされたトリガユニット５１０、５１２、５１４が１つのトリガ信号を生成する。消費者はトリガユニット５１６をタッチした時、タッチされたトリガユニット５１６が第１割引数量に対応するトリガ信号を生成する。

処理ユニット１１０は、既定時間内にトリガ信号（以下、「第１トリガ信号」という）を受信（ステップＳ２５３）した時、処理ユニット１１０が第１トリガ信号によって対応する割引数値を生成（ステップＳ２６０）し、且つ抽選済み回数Ｎ２（ステップＳ２７０）を累計する。
この時、処理ユニット１１０は対応する割引数値の統計数量を同期に累計し、また累計後の統計数量で結果統計欄５３０内の対応する数量欄上に表示された統計数量を変更する。例を挙げて言うと、生成した割引数値が２１％の時、２１％のくじ数量欄が０から１に変わる。

そして、処理ユニット１１０は抽選済み回数Ｎ２が抽選可能回数Ｎ１に達しているかどうかを確認する（ステップＳ２７１）。
抽選済み回数Ｎ２が抽選可能回数Ｎ１に達していない場合、処理ユニット１１０はステップＳ２５１に戻って第１トリガ信号を継続して検出と共にタイマー時間が既定時間になるかどうかを確認する（ステップＳ２５１）。

抽選済み回数Ｎ２が抽選可能回数Ｎ１に達した場合、生成した割引数値（以下、「第１組割引数値」という）の数量は第１割引数量に等しくなり、処理ユニット１１０は第１組割引数値と受信した商品情報によって決済金額を計算する（ステップＳ２８０）。
例を挙げて言うと、抽選会に該当する購入商品は、商品の販売価格によって高価から安価へ順次の割引数値（大きな割引から小さな割引へ）で割引演算を行うことで、割引後の金額を得る。そして、各購入商品の割引後の金額と抽選会に該当しない購入商品の販売価格を総計することで、決済金額を得る。

且つ、図１０に示すように処理ユニット１１０は、第１表示ユニット１５０上に決済金額を表示する（ステップＳ２９０）。

このほかに、処理ユニット１１０も同時に第２表示ユニット１５２上に決済金額を表示できる（ステップＳ２９０）。
例を挙げて言うと、抽選（抽選済み回数Ｎ２が抽選可能回数Ｎ１に達した）後、処理ユニット１１０は第２表示ユニット１５２に表示される抽選ゲーム画面５０を決済画面７０に切り替え、且つ図１１に示すように同時に第２表示ユニット１５２上の決済画面７０内に決済金額＄１を表示する。

若干の実施例において、ステップＳ２８０では処理ユニット１１０が更に第１組割引数値と受信した商品情報によって割引金額＄２を計算する。そして、ステップＳ２９０において、処理ユニット１１０は同時に決済金額＄１と割引金額＄２を表示できる。

図１２を参照する。若干の実施例において、決済画面７０は結果統計欄７３０を有することもできる。そこで、結果統計欄７３０は、全ての抽選結果を予め設定された全ての割引数値上の統計数量（累計数量）を表示する。結果統計欄７３０の内容は、抽選済み回数Ｎ２が抽選可能回数Ｎ１に達した時の結果統計欄５３０の内容と同じとすることができる。

タイマー１９０の計時が既定時間になり且つ処理ユニット１１０は第１割引数量に対応する第１トリガ信号を受信しない（つまり、第１トリガ信号を全く受信しない、或いは抽選済み回数Ｎ２が抽選可能回数Ｎ１に達していない）（ステップＳ２５１）時、処理ユニット１１０は抽選の未完了情報を有するプロンプトメッセージ６２０を第１表示ユニット１５０上に表示して消費者に抽選を促す又は消費者に抽選代行の有無を尋ねるよう店員に通知する（ステップＳ３１０）。

若干の実施例において、ステップＳ３１０内では店員がＰＯＳレジスタ１０を操作して続行プロセスを制御するため、処理ユニット１１０が補助オプション（例えば図１３に示す消費者による抽選及びシステムによる抽選を各々表わすバーチャルボタン６２２、６２４）を第１表示ユニット１５０上に提供する。そこで、バーチャルボタン６２２、６２４はプロンプトメッセージ６２０と一緒に示すことができる。若干の実施例において、バーチャルボタン６２２、６２４はプロンプトメッセージ６２０のウインドウ上にある。

店員は、消費者による抽選を表わすバーチャルボタン６２２を押した（ステップＳ３２０）時、処理ユニット１１０がタイマー１９０をリセット（ステップＳ３３０）すると共に消費者による抽選プロセスに戻る（ステップＳ２４０に戻る）。

店員が、システムの抽選に表われたバーチャルボタン６２４を押した（ステップＳ３２２）時、バーチャルボタン６２４の押圧に応答する第１表示ユニット１５０のタッチモジュールは、残り抽選回数（抽選可能回数Ｎ１から抽選済み回数Ｎ２を差し引く）に対応する第１トリガ信号を生成する（ステップＳ３４０）。
処理ユニット１１０は生成した第１トリガ信号を受信した後、続いでステップＳ２８０を実行する。

全ての抽選（抽選済み回数が抽選可能回数に達した）を完了した後、図１０に示すように処理ユニット１１０は抽選完了済み情報を有するプロンプトメッセージ６３０を第１表示ユニット１５０上に表示して店員にＰＯＳレジスタ１０を操作して決済プロセス、取引の取り消し又は購入商品数量の調整（増加或いは減少）（ステップＳ３００）を続行するよう通知する。

消費者が決済を確定した時、店員はＰＯＳレジスタ１０を操作して決済プロセスを続行する（ステップＳ２０）。

消費者が購入商品を増加又は減少した時、店員は、更にバーコードリーダ１７０で追加した購入商品の情報をＰＯＳレジスタ１０に入力でき、若しくは入力ユニットを介してＰＯＳレジスタ１０を操作して決済リスト内のいずれか購入商品の情報を削除できる。この時、処理ユニット１１０は、これに対応して決済リスト内のいずれかの購入商品の情報を追加又は削除する（ステップＳ３５０）。

そして、処理ユニット１１０は、予め設定された割引条件及び調整後（追加後又は削除後）の商品情報によって第２割引数量を生成し（ステップＳ３６０）、また第１割引数量と第２割引数量の差を比較する（ステップＳ３７０）。

両者間に差がなかった（ステップＳ３７１）時、ステップＳ３００に戻って決済プロセス、取引の取り消し、或いは購入商品数量の調整（増加或いは減少）の続行を待機する（ステップＳ３００）。

第２割引数量は、第１割引数量より小さい（ステップＳ３７３）時、処理ユニット１１０は第２割引数量が０であるかを確認する（ステップＳ３８０）。
第２割引数量が０の時、処理ユニット１１０は調整後の商品情報によって更新金額を計算し（ステップＳ３９０）、また更新金額で決済金額を代替して第１表示ユニット１５０と第２表示ユニット１５２上に表示する（ステップＳ４００）。
第２割引数量が０ではない時、処理ユニット１１０は第２割引数量によって第１組割引数値内から第２組割引数値を選択する（ステップＳ３９２）。
言い換えると、第２組割引数値内の割引数値の数量が第２割引数量に等しくなる。そして、処理ユニット１１０は、更に第２組割引数値と調整後の商品情報によって更新金額を計算し（ステップＳ３９４）、また更新金額で決済金額を代替して第１表示ユニット１５０と第２表示ユニット１５２上に表示する（ステップＳ４００）。

ステップＳ３９２において、処理ユニット１１０はまず第１組割引数値を割引の大きさによって順番に並べてから、順次割引が最大で且つ数量が第２割引数量とする割引数値を第２組割引数値として選択できる。例を挙げて言うと、仮に第１割引数量を５とし且つ対応する第１組割引数値が各々５１％、１つの３１％、２つの２１％及び１１％の場合、購入商品の数量を調整した後、処理ユニット１１０は第２割引数量を３として算出する。この時、処理ユニット１１０は第１組割引数値から割引最大の３つ、つまり５１％、１つの３１％及び２１％を選択する。

第２割引数量は第１割引数量（ステップＳ３７５）より大きい時、処理ユニット１１０が第１割引数量と第２割引数量間の差を計算（ステップＳ４１０）し、またこの差によって顧客表示側を呼び出して抽選ゲーム画面を開き、第２表示ユニット１５２に表示された決済画面６０の抽選ゲーム画面５０に切り替え、つまりステップＳ２３０に戻って次のステップを続行する。

次のステップにおいて、処理ユニット１１０は差（つまり、抽選可能回数）によってトリガ信号（以下、「第２トリガ信号」という）を受信すると共にこれをもって対応の割引数値（以下、「第２組割引数値」という）を生成する（ステップＳ２４０乃至ステップＳ２７１）。
抽選済み回数Ｎ２が抽選可能回数Ｎ１に達した場合、新たに生成した割引数値（以下、「第２組割引数値」という）の数量の差が等しくなり、処理ユニット１１０が割引数値（第１組割引数値と第２組割引数値を含む）と調整後の商品情報によって改めて決済金額を計算する（ステップＳ２８０）。
且つ、処理ユニット１１０は表示ユニット上に決済金額を改めて表示する（ステップＳ２９０）。

若干の実施例において、次の計時需要に使用するため、処理ユニット１１０はトリガ信号を受信する都度（或いは受信した後）タイマー１９０をリセット（計時のリセット）でき、若しくは全ての抽選回数の抽選行為（つまり、抽選済み回数Ｎ２が抽選可能回数Ｎ１に達した）を終えた時（或いは終えた後）タイマー１９０をリセット（計時のリセット）できる。

若干の実施例において、処理ユニット１１０がトリガ信号（第１トリガ信号或いは第２トリガ信号）によって対応の割引数値を生成する方法は、次の方式で実現する。

ストレージユニット１３０に保存する予め設定された複数のシステム乱数値及び各システム乱数値と割引数値の対応関係は、表一又は表二の通りとする。

そこで、各システム乱数値は整数で、且つシステム乱数値の範囲は抽選会の抽選確率を決定できる。表一を例とすると、システム乱数値が１〜１００に制限され、最小確率を１％とする。表二を例とすると、システム乱数値が１〜１００００に制限され、最小確率を０．０１％とする。

処理ユニット１１０は、トリガ信号に応答して予め設定されたシステム乱数値内から数量に対応する数値（以下、「選択される乱数値」という）をランダムに選択する。例を挙げて言うと、割引数量が３の場合、処理ユニット１１０はトリガ信号に応答して予め設定されたシステム乱数値内から３つの選択される乱数値をランダムに選択する。

そして、処理ユニット１１０は選択される各乱数値を対応する割引数値に変換して一組の割引数値を得る。

表１を例とすると、処理ユニット１１０は割引数値（２と仮定）によってトリガ信号に応答して１〜１００内の１５と７２をランダムに選択する。且つ処理ユニット１１０は１５と７２によって２つの割引数値（４１％及び１１％）を得た。

上記実施例において各ステップの記述順は、その実行順を制限するために用いられるものではなく、合理範囲において各ステップの実行順を自由に変更できることを理解すべきである。

仮想店舗に運用する場合、処理ユニット１１０、ストレージユニット１３０及び第１表示ユニット１５０は、遠隔地電子機器（この時、バーコードリーダ１７０を有しないことも可）で、第２表示ユニット１５２が消費者側電子機器のスクリーンとする。そこで、第２表示ユニット１５２はインターネットを通じて処理ユニット１１０と通信する。商品情報は、消費者側で決済を行う時、消費者側の電子機器によりインターネットを通じて遠隔地電子機器に伝送する。

若干の実施例において、本発明に係る決済金額の計算方法は、コンピュータプログラム製品で実現できるため、コンピュータ（つまり、処理ユニット１１０、ストレージユニット１３０及び入力ユニットを有するいかなる電子機器で、例ではＰＯＳレジスタ或いはサーバー等）においてプログラムをロードすると共に実行した後本発明のいずれかの実施例に係る決済金額の計算方法を完了できる。
若干の実施例において、コンピュータプログラム製品は読み取り可能な記録媒体で、上記プログラムが読み取り可能な記録媒体に保存されてコンピュータのロードに供することができる。若干の実施例において、上記プログラム自体はコンピュータプログラム製品とすることができ、且つ有線又は無線の方式を通じてコンピュータ内に送信する。

上記を総合すると、本発明に係る決済金額の計算方法は、消費者の決済時に割引キャンペーンの参加資格要件を満たしているかどうかを自動で判断し、インタラクティブな割引キャンペーン及びランダム割引金額を提供すると共に割引金額に応じて決済金額を調整し、簡単で且つ迅速にランダム割引金額を有する決済方式を提供することで、消費者に興味を持たせ、また直接還元の節約を最も感じてもらい、従って新旧消費者の消費意欲或いは繰り返し消費しようとする意欲を刺激する。

上述の説明は、単に本発明の最良の実施例を挙げたまでであり、本発明を限定しない。その他本発明の開示する要旨を逸脱することなく完成された同等効果の修飾または置換はいずれも後述の特許請求の範囲に含まれる。

１０ ＰＯＳレジスタ
１１０ 処理ユニット
１３０ ストレージユニット
１５０ 第１表示ユニット
１５２ 第２表示ユニット
１７０ バーコードリーダ
Ｓ２０ 決済プロセスの実施
Ｓ２１０ 複数組の商品情報の受信
Ｓ２２０ 処理ユニットで予め設定された割引条件及びこれら商品情報による第１割引数量の生成
Ｓ２３０ １個或いは複数のトリガユニットの抽選ゲーム画面の表示
Ｓ２４０ 計時すると共にトリガ信号の受信状態の検出
Ｓ２５０ 表示ユニット上に抽選済み回数と残り時間の変化を同期表示
Ｓ２５１ 既定時間になったかどうか
Ｓ２５３ トリガ信号を受信したかどうか
Ｓ２６０ トリガ信号によって対応する割引数値の生成
Ｓ２７０ 抽選済み回数の累計
Ｓ２７１ 抽選済み回数が抽選可能回数に達したかどうか
Ｓ２８０ 割引数値と受信した商品情報による決済金額（及び割引金額）の計算
Ｓ２９０ 決済金額（及び割引金額）の表示
Ｓ３００ 決済するかどうか
Ｓ３１０ プロンプトメッセージ（及び補助オプション）の表示
Ｓ３２０ 消費者による抽選
Ｓ３２２ システムによる抽選
Ｓ３３０ タイマーのリセット
Ｓ３４０ 残り抽選回数に対応する第１トリガ信号の生成
Ｓ３５０ 購入商品の情報の追加又は削除
Ｓ３６０ 処理ユニットで予め設定された割引条件及び調整後の商品情報による第２割引数量の生成
Ｓ３７０ 第１割引数量と第２割引数量の差を比較
Ｓ３７１ 差がない
Ｓ３７３ 第２割引数量は第１割引数量より小さい
Ｓ３７５ 第２割引数量は第１割引数量より大きい
Ｓ３８０ ０であるか
Ｓ３９０ 調整後の商品情報によって更新金額を計算
Ｓ３９２ 第２割引数量によって第１組割引数値内から第２組割引数値の選択
Ｓ３９４ 第２組割引数値と調整後の商品情報によって更新金額の計算
Ｓ４００ 更新金額で決済金額を代替して表示ユニットに表示
Ｓ４１０ 第１割引数量と第２割引数量間の差を計算
５０ 抽選ゲーム画面
５１０ トリガユニット
５１２ トリガユニット
５１４ トリガユニット
５１６ トリガユニット
５２０ 抽選情報欄
５３０ 結果統計欄
６１０ プロンプトメッセージ
６２０ プロンプトメッセージ
６２２ バーチャルボタン
６２４ バーチャルボタン
６３０ プロンプトメッセージ
７０ 決済画面
７３０ 結果統計欄
Ｎ１ 抽選可能回数
Ｎ２ 抽選済み回数
Ｔ１ 残り時間
＄１ 決済金額
＄２ 割引金額
１９０ タイマー

Claims (5)

1. 購入商品に対応する複数組の商品情報を受信することと、
   処理ユニットで予め設定された割引条件及び前記商品情報によって第１割引数量を生成することと、
   前記第１割引数量によって少なくとも１個の第１トリガ信号を受信することと、
   前記少なくとも１個の第１トリガ信号によって割引数値の数量が第１割引数量に等しくなる第１組割引数値を生成することと、
   前記第１組割引数値と前記商品情報によって決済金額を計算することと、
   前記決済金額を表示することと、を含むことを特徴とする、
   決済金額の計算方法。
2. 削除信号を受信することと、前記削除信号によって前記商品情報内のいずれかを削除することと、前記処理ユニットで予め設定された前記割引条件及び前記商品情報削除後の残り複数組の商品情報によって第２割引数量を生成することと、前記第２割引数量が前記第１割引数量に等しくない時、前記第２割引数量は前記第１組割引数値内から第２組割引数値を選択すると共に前記第２組割引数値と前記商品情報によって更新金額を計算し、前記第２組割引数値内の割引数値の数量が該第２割引数量に等しくなることと、前記第２割引数量が０の場合、前記商品情報によって更新金額を計算することと、前記更新金額で前記決済金額を代替して前記表示ユニット上に表示することと、を更に含むことを特徴とする請求項１に記載の決済金額の計算方法。
3. 少なくとも一組の商品情報を再度受信することと、再度受信した後、前記処理ユニットで予め設定された前記割引条件及び受信した前記商品情報によって第２割引数量を生成することと、前記第２割引数量が前記第１割引数量に等しくない時、前記第１割引数量と前記第２割引数量の差を計算することと、前記差によって少なくとも１個の第２トリガ信号を受信することと、前記少なくとも１個の第２トリガ信号によって第２組割引数値を生成し、前記第２組割引数値内の割引数値の数量が前記差に等しくなることと、前記第１組割引数値と前記第２組割引数値と前記商品情報によって更新金額を生成することと、前記更新金額で前記決済金額を代替して前記表示ユニット上に表示することと、を更に含むことを特徴とする請求項１に記載の決済金額の計算方法。
4. 前記第２組割引数値の生成ステップは、予め設定された複数のシステム乱数値内から少なくとも１つを選択される乱数値として選択し、各当該システム乱数値が複数の割引数値内のいずれかに対応し、且つ前記少なくとも１つの選択される乱数値の総数が前記差に等しくなることと、各前記選択される乱数値を対応の前記割引数値に変換して前記第２組割引数値を得ることと、を含むことを特徴とする請求項３に記載の決済金額の計算方法。
5. 前記第１組割引数値の生成ステップは、予め設定された複数のシステム乱数値内から少なくとも１つを選択される乱数値として選択し、各当該システム乱数値が複数の割引数値内のいずれかに対応し、且つ前記少なくとも１つの選択される乱数値の総数が前記第１割引数量に等しくなることと、各前記選択される乱数値を対応の前記割引数値に変換して前記第１組割引数値を得ることと、を含むことを特徴とする請求項１乃至４のいずれか一項に記載の決済金額の計算方法。

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