JP2015200730A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】曲げ剛性の高い記録材を案内する場合に顕著であった、異常放電を原因とする画像不良の発生を防ぐことのできる画像形成装置を提供する。【解決手段】二次転写ニップT2と振動防止部材55とで形成されるベルト面の延長線Sよりも中間転写ベルト40から離れた側で記録材Bを案内するように、搬送ベルト61は配置される。これにより、後端が二次転写ニップT2の入口に到達するまで、ベルト面の延長線Sよりも中間転写ベルト40から離れた側で、二次転写ニップT2から送り出された記録材Bは案内される。それ故、特に曲げ剛性の高い記録材を案内する場合であっても、二次転写ニップT2の上流で記録材Bの後端側が中間転写ベルト40から離れる向きに動くことがない。したがって、中間転写ベルト40と記録材Bとの間に隙間が生じないので、異常放電を原因とする白抜けの発生を防ぐことができる。【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真技術を用いて像担持体に担持されたトナー像を記録材に転写する画像形成装置に関する。特に、中間転写ベルトに担持されたトナー像を記録材に転写する中間転写方式の画像形成装置に関する。
従来、回転する無端ベルト状の中間転写体(以下、中間転写ベルトと記す)に担持されたトナー像を、該中間転写ベルトに転写回転体(転写ベルト又は転写ローラ)を当接させた転写ニップで、記録材へと転写させる画像形成装置が知られている。中間転写ベルトから記録材へトナー像を転写させるために、転写回転体には高い電圧が印加されることから、転写ニップには強い電界が生じている。
ところで、中間転写ベルトは回転中に振動することがある。中間転写ベルトが振動すると、転写ニップの上流(記録材の搬送方向上流側)で中間転写ベルトのトナー像担持面と記録材との間に隙間が生じ得る。上述のように、転写ニップには強い電界が生じていることから、転写ニップの上流で上記の隙間が生じた場合、中間転写ベルトと記録材との間に異常放電が起こりやすい。異常放電が起こると、中間転写ベルトに担持されたトナーの電荷が失われ、電荷の失われたトナーは中間転写ベルトから記録材へ転写されない。そうすると、異常放電の起こった箇所の画像が白く抜けたような画像不良(白抜けなどと呼ばれる)が発生する。
そこで、中間転写ベルトの裏面側(トナー像担持面と反対側)に振動防止部材を配置し、該振動防止部材が中間転写ベルトを裏面から押圧して、異常放電の原因となる中間転写ベルトの振動を抑制する装置が提案されている(特許文献1)。これによれば、転写ニップの上流で中間転写ベルトのトナー像担持面と記録材とが隙間なく密着された状態で、記録材は転写ニップに送り込まれる。
特開2002−82543号公報
画像形成装置において、トナー像の転写された記録材は転写ニップの下流(記録材の搬送方向下流側)へ送り出され、搬送ベルトや搬送ガイドなどによってトナー像の転写された面の反対側を支持されて定着装置へと案内される。この記録材を案内する向きは、定着装置の配置位置にあわせて決められる。例えば、転写ニップから記録材が送り出される向きよりも斜め上向きに定着装置が配置されている場合、搬送ベルトは記録材の先端を定着装置に向けて斜め上方に持ち上げるようにして記録材を案内する。
しかしながら、従来では厚紙やコート紙などの特に曲げ剛性の高い記録材を案内する場合に、上述した異常放電を原因とする白抜けが発生しやすいという問題があった。すなわち、「こし」の強い記録材が転写ニップの下流で先端が持ち上げられて案内されると、転写ニップの上流で後端側が中間転写ベルトから離れる向きに動いてしまう。そうすると、中間転写ベルトのトナー像担持面と記録材との間に隙間が生じて、隙間の生じた箇所で異常放電が起こって白抜けが発生する。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、特に曲げ剛性の高い記録材を案内する場合に顕著であった、異常放電を原因とする画像不良の発生を防ぐことのできる画像形成装置の提供を目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、表面にトナー像を担持して回転する無端ベルト状の像担持ベルトと、前記像担持ベルトに当接して転写ニップ部を形成し、回転することで前記転写ニップ部で記録材を搬送しつつ、前記像担持ベルトから前記記録材にトナー像を転写する転写回転体と、前記転写ニップ部よりも前記像担持ベルトの回転方向上流側に設けられ、前記像担持ベルトを裏面から押圧する押圧部材と、前記記録材の後端が前記転写ニップ部の入口に到達するまで、前記転写ニップ部と前記押圧部材とで形成される前記像担持ベルトのベルト面の延長線よりも前記像担持ベルトから離れた側で、前記転写ニップ部から送り出された記録材を案内する案内部と、を備える。
本発明によれば、曲げ剛性の高い記録材を案内する場合でも、記録材は像担持ベルトから離れる向きに動かないので、特に曲げ剛性の高い記録材の案内時に顕著であった異常放電を原因とする画像不良の発生を防ぐことができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 振動防止部材を説明するための図である。 定着装置及び搬送ベルトの配置位置を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明は、振動防止部材が中間転写ベルトを裏面(トナー像担持面と反対側)から押圧して中間転写ベルトの振動を抑制する限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
従って、中間転写ベルトを用いる画像形成装置であれば、タンデム型/1ドラム型、帯電方式、静電像形成方式、現像方式、転写方式、定着方式の区別無く実施できる。本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
<画像形成装置>
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。図1に示す画像形成装置100は、中間転写ベルト40に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部PY、PM、PC、PKを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。
画像形成部PYでは、感光体としての感光ドラム1Yにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト40に転写(一次転写)される。画像形成部PMでは、感光ドラム1Mにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト40上のイエロートナー像に重ねて転写される。画像形成部PC、PKでは、感光ドラム1C、1Kにそれぞれシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて中間転写ベルト40に順次重ねて転写される。
画像形成部PY、PM、PC、PKは、現像装置5Y、5M、5C、5Kで使用するトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外はほぼ同様に構成される。そこで、以下では、画像形成部PY、PM、PC、PKの区別を表す符号末尾のY、M、C、Kを省略した符号を構成部材に付して、画像形成部PY、PM、PC、PKの構成及び動作を総括的に説明する。
画像形成部PY、PM、PC、PKは、感光ドラム1を中心にして、コロナ帯電器3、露光装置4、現像装置5、転写ローラ6、およびドラムクリーニング装置7が配置されている。感光ドラム1は外周面に感光層が形成され、所定のプロセススピードで矢印R1方向に回転する。
コロナ帯電器3は、例えばコロナ放電に伴う荷電粒子を照射して感光ドラム1の表面を、一様な負極性の暗部電位に帯電させる。露光装置4は、各色の分解色画像を展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザービームを回転ミラーで走査して、帯電した感光ドラム1の表面に画像の静電潜像を書き込む。露光装置4によって感光ドラム1に書き込まれる静電潜像は小さいドット画像の集合体であるので、このドット画像の密度を変化させれば感光ドラム1の表面に形成されるトナー像の濃度を変化させることができる。例えば各色のトナー像はそれぞれ最大濃度が1.5〜1.7程度、最大濃度である場合のトナー載り量は0.4〜1.6mg/cm程度である。
現像装置5は、トナーを感光ドラム1に供給して静電潜像をトナー像に現像する。現像装置5は、感光ドラム1の表面にわずかな隙間を隔てて配置した現像スリーブ(不図示)を感光ドラム1のカウンタ方向に回転させる。現像装置5は、トナーとキャリアを含む二成分現像剤を帯電させて、現像スリーブに担持させて感光ドラム1との対向部へ搬送する。直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧が現像スリーブに印加されることで、負極性に帯電した非磁性トナーが相対的に正極性になった感光ドラム1の露光部分へ移転して静電像が反転現像される。
一次転写ローラ6は、中間転写ベルト40に圧接して、感光ドラム1と中間転写ベルト40との間に一次転写部(ニップ)T1を形成する。正極性の直流電圧が一次転写ローラ6に印加されることで、感光ドラム1上の負極性のトナー像が中間転写ベルト40に転写される。一次転写ローラ6は、感光ドラム1に支持された中間転写ベルト40に例えば総荷重10N(1kgf)で当接し、中間転写ベルト40に従動して回転する。一次転写ローラ6は、金属軸上に半導電性のポリウレタン系発泡ゴムの弾性層を形成したローラ材を使用しており、周面のアスカーC硬度10でローラ抵抗1×10Ωである。ローラ抵抗は、温度23℃、相対湿度50%RHの環境で、一次転写ローラ6の金属軸の両端に各500gの錘を載せ、電流計を介してアースされた金属板に押圧し、金属軸の片端に2kVの電圧を印加して金属板に流れる電流から算出する。
ドラムクリーニング装置7は、一次転写部T1を通過して感光ドラム1の表面に残留した転写残トナーを回収する。ドラムクリーニング装置7は、デュロメータA硬度70で2mm厚のポリウレタン材質のクリーニングブレードを感光ドラム1に摺擦している。
<中間転写ベルト>
像担持ベルトとしての中間転写ベルト40は感光ドラム1に当接して回転する無端ベルト状の中間転写体であり、図中矢印R2方向に例えば250〜300mm/secで回転する。中間転写ベルト40は樹脂材料を用いて無端ベルト状に形成され、テンションローラ41、二次転写内ローラ42、駆動ローラ43に張力一定に張架される。例えば、不図示のばねのような弾性部材によって中間転写ベルト40を裏面から表面へと押す力がテンションローラ41に加えられて、中間転写ベルト40は2〜5kg程度の張力で張架される。なお、中間転写ベルト40の裏面とは、中間転写ベルト40のトナー像を担持する面(トナー像担持面)と反対側の面をさす。
中間転写ベルト40は、裏面側から樹脂層、弾性層、表層が順に形成された3層構造の無端ベルトである。樹脂層には、例えばポリイミドやポリカーボネート等の樹脂材料が用いられて、厚みが70〜100μmに形成される。弾性層は、例えばウレタンゴムやクロロプレンゴム等の弾性材料が用いられて、厚みが200〜250μmに形成される。表層は、中間転写ベルト40表面へのトナーの付着力が小さく且つ二次転写ニップT2でトナーが記録材Bに転写しやすい材料が用いられる。例えば、ポリウレタン,ポリエステル,エポキシ樹脂等の樹脂材料のうちいずれか1種類が用いられる。あるいは弾性材ゴム、エラストマー、ブチルゴム等の弾性材料のうち2種類以上が用いられる。弾性材料を用いる場合、表面エネルギーを小さくし潤滑性を高める材料,例えばフッ素樹脂等の粉体,粒子を1種類あるいは2種類以上、またはこれらの粒径を異ならしたものを分散混合したものを用いるとよい。表層は、厚みが5〜10μmに形成される。また、中間転写ベルト40にはカーボンブラック等の抵抗値調整用の導電剤が添加されて、体積抵抗率が1×10〜1×1014Ω・cmに調整されている。
レジストローラ13は、中間転写ベルト40のトナー像にタイミングを合わせて転写ニップ部としての二次転写ニップT2へ記録材Bを送り出す。レジストローラ13が記録材Bを送り出す先には、上ガイド14及び下ガイド15が互いに対向するように配置されており、記録材Bはこの上ガイド14と下ガイド15との間に送り出される。ガイド部材としての上ガイド14及び下ガイド15は、レジストローラ13によって送り出された記録材Bの移動向きを規制する。上ガイド14は記録材Bが中間転写ベルト40に近づく動きを規制し、下ガイド15は記録材Bが中間転写ベルト40から離れる動きを規制することにより、レジストローラ13から二次転写ニップT2に至る記録材Bの案内経路が決まる。
中間転写ベルト40に担持された四色のトナー像は、二次転写ニップT2へ搬送されて二次転写ニップT2で記録材Bに一括二次転写される。二次転写ベルト12は、中間転写ベルト40のトナー像に重ね合わせて記録材Bを搬送して二次転写ニップT2を通過させる。二次転写ニップT2によって四色のトナー像を二次転写された記録材Bは、二次転写ニップT2から搬送ベルト61へ送り出される。搬送ベルト61は、二次転写ニップT2から送り出された記録材Bを、トナー像の転写された面の反対側で支持して定着装置60へ案内する。
定着部としての定着装置60は、二つの回転体(60a、60b)が当接して定着ニップ部としての定着ニップT3を形成し、定着ニップT3で記録材Bを搬送しつつ当該記録材Bにトナー像を定着する。定着装置60では、内部からランプヒータ等(不図示)で加熱される加熱ローラ60aに、付勢機構(不図示)によって加圧ローラ60bを圧接させて定着ニップT3を形成している。記録材Bが定着ニップT3で挟持搬送されることにより加熱/加圧されて、トナー像が記録材Bに定着される。定着装置60によりトナー像の定着された記録材Bは、機体外へ排出される。
ベルトクリーニング装置44は、不図示のクリーニングブレードを中間転写ベルト40に摺擦して、二次転写ニップT2を通過して中間転写ベルト40に残留した転写残トナーを回収する。ベルトクリーニング装置44は、デュロメータA硬度75で2mm厚のポリウレタンのクリーニングブレードで、先端を中間転写ベルト40の表面にカウンタ方向に当接させている。ベルトクリーニング装置44は、記録材Bに転写されることなく二次転写ニップT2を通過した中間転写ベルト40上の転写残トナーを回収する他、二次転写ニップT2で記録材Bから中間転写ベルト40へ付着した紙粉等を中間転写ベルト40から除去する。
<二次転写ベルトユニット>
転写回転体としての二次転写ベルトユニット36は、二次転写ベルト12、二次転写ローラ10、張架ローラ21、駆動ローラ22、テンションローラ23を備える。二次転写ベルト12は、中間転写ベルト40に当接して二次転写ニップT2を形成する。二次転写ニップT2に転写電界が生じることで、中間転写ベルト40のトナー像が記録材Bへ転写される。二次転写ベルト12は高抵抗性の樹脂材料を用いて無端ベルト状に形成され、二次転写ローラ10、張架ローラ21、駆動ローラ22、テンションローラ23によって張架されている。二次転写ベルト12は中間転写ベルト40に同期して図中矢印R3方向に回転し、レジストローラ13によって送り出された記録材Bを二次転写ニップT2を通過させて搬送ベルト61側に搬送する。二次転写ベルト12は、中間転写ベルト40のトナー像を記録材Bに転写する際に帯電して記録材Bに密着し、未定着トナー像が担持された記録材Bを中間転写ベルト40から分離して搬送ベルト61に送り出す。
二次転写ローラ10は、二次転写内ローラ42に対し中間転写ベルト40の回転方向上流側へ0〜4mmずれた位置に配置される。二次転写ローラ10は、中間転写ベルト40及び二次転写ベルト12を介して二次転写内ローラ42に圧接して、中間転写ベルト40と二次転写ベルト12との間で二次転写ニップT2を形成する。
二次転写ローラ10は、金属軸上にイオン導電系発泡ゴム(NBRゴム)の弾性層を形成したローラ材を使用し、外周面のアスカーC硬度30〜40でローラ抵抗1×10〜1×10Ωである。こうすることで、二次転写ローラ10が、二次転写内ローラ42や中間転写ベルト40に対し変形して当接することのできるようにしてある。なお、二次転写ローラ10の外径は例えば24mmであり、ローラ表面粗さは例えば6.0〜12.0μmである。また、二次転写ローラ10の二次転写内ローラ42への当接圧は、約50Nである。
二次転写ローラ10には、供給バイアス可変の二次転写高圧電源11が取り付けられている。二次転写内ローラ42を接地電位(0V)に接続する一方で、二次転写高圧電源11により二次転写ローラ10へトナーと逆極性の正極性の電圧(二次転写電圧)を印加することで、二次転写ニップT2に転写電界が生じる。この転写電界に応答して、中間転写ベルト40に担持されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの負極性のトナー像は、記録材Bへ一括二次転写される。そして、二次転写電圧の印加により二次転写ベルト12に生じる静電気によって、記録材Bは二次転写ベルト12に吸着される。二次転写ベルト12の表面に吸着された記録材Bは、記録材Bの搬送方向下流側に設けられた張架ローラ21に沿う二次転写ベルト12の湾曲面の曲率によって、二次転写ベルト12の表面から分離して搬送ベルト61に受け渡される。
<振動防止部材>
本実施形態に係る画像形成装置100には、二次転写ニップT2よりも中間転写ベルト40の回転方向上流側で中間転写ベルト40の裏面を押圧して、中間転写ベルト40をその表面側(トナー像担持面側)へ突出させる振動防止部材55が固定配置されている。振動防止部材55は、例えば、中間転写ベルト40を張架するテンションローラ41、二次転写内ローラ42、駆動ローラ43が組み付けられた転写ユニットフレーム(不図示)や、画像形成装置本体のフレーム(不図示)などに固定支持されている。この振動防止部材55について、図2を用いて説明する。図2は、振動防止部材55を説明するための図である。
押圧部材としての振動防止部材55は、例えばポリエステル等の樹脂材料を用いて板状に形成されている。一例として、振動防止部材55の厚みは0.4〜0.6mmに、全幅は中間転写ベルト40の全幅に亘って当接し得る330〜380mmの幅に形成される。また、PET樹脂シートを用いて振動防止部材55を形成する場合には、低い電気抵抗のPET樹脂シートを用いると、二次転写ローラ10への二次転写電圧の印加に伴い振動防止部材55に電流が流れて転写不良を生じさせる恐れがある。反対に高い電気抵抗のPET樹脂シートを用いると、振動防止部材55と中間転写ベルト40との摩擦によって静電気(摩擦帯電)が生じて、振動防止部材55に中間転写ベルト40が吸着して中間転写ベルト40の回転を妨げてしまい得る。そこで、振動防止部材55には中抵抗の電気抵抗に予め調整済みのPET樹脂シートを用いるのがよい。
図2に示すように、振動防止部材55は、二次転写ニップT2(図中OC)の入口Cから中間転写ベルト40の回転方向上流側に所定間隔だけ離れた位置Pに、その先端55aが位置付けられるようにして配置されている。具体的には、振動防止部材55の先端55aと中間転写ベルト40とが接触する位置Pと、中間転写ベルト40が二次転写ローラ10に接触開始する位置Cとの間隔Dが例えば3〜15mmとなるように、振動防止部材55は配置される。
また、振動防止部材55は、記録材Bと中間転写ベルト40との間に隙間(ギャップ)の生じない侵入量が予め決められ、該侵入量にあわせた高さ位置に配置される。侵入量は、振動防止部材55により圧接されていない場合の中間転写ベルト40の張り面から、振動防止部材55により圧接された場合の中間転写ベルト40の張り面までの、中間転写ベルト40の回転方向R2に直交する向きでの変位長に相当する。振動防止部材55は、中間転写ベルト40の張り面を表側(トナー像担持面側)に例えば1.0〜3.0mmで突出させる任意の高さ位置(中間転写ベルト40の回転方向R2に直交する向きの位置)に配置される。
上述した位置に振動防止部材55を配置することにより、振動防止部材55は、二次転写ニップT2の上流で5〜10mm以上にわたって記録材Bと中間転写ベルト40とを密着させることができる。なお、振動防止部材55の侵入量は、表面の凹凸が大きい記録材Bへトナー像を転写する場合などに大きくするとよい。振動防止部材55の侵入量を大きくすれば、記録材Bと中間転写ベルト40とは高い圧力で接触するので、中間転写ベルト40と接触する側の記録材B表面の凹凸が平滑化されて、結果として白抜けが発生し難くなる。
本実施形態に係る画像形成装置100では、振動防止部材55とは別に、中間転写ベルト40の振動を防止するローラ状のバックアップローラ20を設けてある。バックアップローラ20は、振動防止部材55よりも中間転写ベルト40の回転方向上流側で中間転写ベルト40の裏面に接するように配置されている。バックアップローラ20は、記録材Bの先端が中間転写ベルト40に当接開始したときや、記録材Bの後端がガイド(14,15)から抜けて中間転写ベルト40に跳ねて当たったときなどに、中間転写ベルト40に振動を生じさせないために設けられている。
ところで、二次転写ニップT2から送り出された記録材Bを搬送ベルト61により先端側を持ち上げて案内する従来の画像形成装置100では、上述の振動防止部材55を設けても白抜けが発生する場合があった。本出願人らは、プロセススピード300mm/secで、王子製紙製ボンアイボリー+310[g/m](坪量)のコート紙を用いてプリントジョブを行ったところ、二次転写電流40μAで白抜けが発生するのを実験により確認した。
本出願人らがこの実験結果に基づき白抜きの発生原因について検証したところ、白抜けの発生し始めるタイミングは、コート紙が搬送ベルト61に載るタイミングからであることがわかった。すなわち、コート紙のような曲げ剛性の高い記録材Bを案内する場合、搬送ベルト61によって二次転写ニップT2の下流で記録材Bの先端が持ち上げられると、二次転写ニップT2の上流で記録材Bの後端側が中間転写ベルト40から離れる向きに動く。そうすると、中間転写ベルト40と記録材Bとの間に隙間が生じてしまい、隙間の生じた箇所で異常放電が起こってしまうことが白抜けの発生原因であるとの結論に達した。つまり、二次転写ニップT2と振動防止部材55とで形成される中間転写ベルト40のベルト面40aの延長線Sよりも中間転写ベルト40側へ記録材B’が案内されると、二次転写ニップT2の上流で中間転写ベルト40と記録材B’間に隙間Mが生じる。そうすると、隙間Mの生じた箇所で異常放電による白抜けが発生し得る。なお、曲げ剛性の高い記録材Bとしては、坪量が82[g/m]以上の、厚紙、コート紙、OHPシートなどがある。
本実施形態に係る画像形成装置100では、二次転写ニップT2と振動防止部材55とで形成されるベルト面40a(図中OP)の延長線Sよりも中間転写ベルト40から離れた側で記録材Bを案内するように、定着装置60及び搬送ベルト61を配置した。図2を参照しながら図3を用いて説明する。図3は、定着装置及び搬送ベルトの配置位置を説明するための図である。説明を理解しやすくするために、定着装置60が二次転写ニップT2(詳しくは出口O)から最大通紙長さまでの範囲Y内に配置される場合と、定着装置60が二次転写ニップT2から最大通紙長さまでの範囲Y外に配置される場合とに、場合を分けて説明する。なお、定着装置60は、定着ニップT3を基準にして配置位置が決められる。また、最大通紙長さは、画像形成装置の機種毎に例えば420mm(A3サイズ)や19インチ(A3ノビサイズ)などのプリント可能な最大サイズに応じた所定値が予め決められている。
まず、定着装置60が二次転写ニップT2から最大通紙長さまでの範囲Y内に配置される場合を説明する。この場合、最大通紙長さの記録材Bが通紙されると、記録材Bは二次転写ニップT2に挟持された状態で、その先端が定着ニップT3に到達し得る。既に述べたとおり、振動防止部材55は中間転写ベルト40を裏面から押圧して、二次転写ニップT2上流で5〜10mm以上の範囲にわたって記録材Bと中間転写ベルト40とを密着させている。そのため、二次転写ニップT2に挟持された記録材Bは、二次転写ニップT2と振動防止部材55とで形成されるベルト面40aの延長線Sに沿う向きに、二次転写ニップT2から搬送ベルト61側へ送り出される(図2参照)。
図3に示すように、定着装置60及び搬送ベルト61は共に、ベルト面40aの延長線Sよりも中間転写ベルト40から離れた位置、言い換えればベルト面40aの延長線Sを基準として中間転写ベルト40側でなく二次転写ローラ10側に配置される。搬送ベルト61は、二次転写ニップT2(詳しくは出口O)から定着装置60(詳しくは定着ニップT3)までに至る一連の案内経路(案内面)Xを形成する。図3から理解できるように、二次転写ニップT2から搬送ベルト61に至るまでの案内経路Xは、ベルト面40aの延長線Sと交差する向きに形成されない。そのため、二次転写ニップT2から搬送ベルト61までの範囲では、先端が持ち上げられるようにして記録材Bは案内されることがない。
他方、搬送ベルト61から定着装置60に至るまでの案内経路Xは、ベルト面40aの延長線Sと交差する向きに形成される。ただし、案内経路Xがベルト面40aの延長線Sと交差する前に、記録材Bの先端が定着装置60に到達する。そのため、搬送ベルト61から定着装置60までの範囲でも、先端が持ち上げられるようにして記録材Bは案内されることがない。
ところで、定着装置60がベルト面40aの延長線Sよりも中間転写ベルト40側(像担持ベルト側)に配置されていると、搬送ベルト61から定着装置60に至るまでの案内経路Xはベルト面40aの延長線Sと交差してから定着装置60に至る。そうであれば、記録材Bは案内経路Xに従って先端が持ち上げられて定着装置60へと案内されることになるので、二次転写ニップT2上流で中間転写ベルト40と記録材Bとの間に隙間Mが生じる。つまり、白抜きが生じ得る。以上のことに鑑み、定着装置60が二次転写ニップT2から最大通紙長さまでの範囲Y内に配置された場合には、搬送ベルト61だけでなく定着装置60もベルト面40aの延長線Sよりも中間転写ベルト40から離れた位置に配置される。
次に、定着装置60が二次転写ニップT2から最大通紙長さまでの範囲Y外に配置される場合を説明する。この場合、最大通紙長さの記録材Bが通紙されると、記録材Bの後端が二次転写ニップT2の入口Cに到達した状態でも、その先端は定着ニップT3に到達し得ない(届かない)。この場合であっても、上述した場合と同様に、搬送ベルト61は、ベルト面40aの延長線Sよりも中間転写ベルト40から離れた位置に配置される。これにより、二次転写ニップT2から搬送ベルト61までの範囲では、先端が持ち上げられるようにして記録材Bは案内されることがない。
他方、上述した場合と異なり、定着装置60は、ベルト面40aの延長線Sよりも中間転写ベルト40から離れた位置に配置されていなくてもよい。言い換えれば、定着装置60は、ベルト面40aの延長線Sよりも中間転写ベルト40側に配置されてよい。これは、定着装置60が二次転写ニップT2から最大通紙長さまでの範囲Y内に配置された場合と異なり、搬送ベルト61から定着装置60に至るまでの案内経路Xがベルト面40aの延長線Sと交差するとしても、白抜きは生じ得ないからである。
すなわち、この場合、搬送ベルト61から定着装置60に至るまでの案内経路Xは、二次転写ニップT2から最大通紙長さまでの範囲Y外でベルト面40aの延長線Sと交差する。二次転写ニップT2から最大通紙長さまでの範囲Y外であれば、定着装置60に記録材Bが到達するときには、二次転写ニップT2から記録材Bがすべて送り出された後であり、二次転写ニップT2に挟持されていない状態である。したがって、ベルト面40aの延長線Sよりも上側に記録材Bの先端が持ち上げられて記録材Bが案内されたとしても、二次転写ニップT2上流で中間転写ベルト40と記録材Bとの間に隙間Mが生じることがないので、白抜きが生じ得ない。
このように、定着装置60が二次転写ニップT2から最大通紙長さまでの範囲Y外に配置される場合には、搬送ベルト61の配置によって、ベルト面40aの延長線Sよりも中間転写ベルト40側に先端が持ち上げられて記録材Bは案内されるか否かが決まる。例えば、二次転写ニップT2から定着装置60までの長さが500mmであり、最大通紙長さが482mmであるような場合である。この場合、搬送ベルト61がベルト面40aの延長線Sよりも中間転写ベルト40から離れた位置に配置されれば白抜きは発生し得ず、搬送ベルト61がベルト面40aの延長線Sよりも中間転写ベルト40側に配置されれば白抜きが発生し得る。
なお、定着装置60だけでなく搬送ベルト61についても、二次転写ニップT2から最大通紙長さまでの範囲Y外に配置される場合には、ベルト面40aの延長線Sよりも中間転写ベルト40から離れた位置に配置されていなくてもよい。
また、図1に示した二次転写ベルト12によって記録材Bへの二次転写を行う構成の画像形成装置の場合、張架ローラ21の配置も重要である。張架ローラ21についても搬送ベルト61と同様に、ベルト面40aの延長線Sよりも中間転写ベルト40から離れた位置に配置される。すなわち、張架ローラ21をベルト面40aの延長線Sよりも中間転写ベルト40側に配置すると、定着装置60や搬送ベルト61の配置に関係なく、ベルト面40aの延長線Sよりも中間転写ベルト40側に先端が持ち上げられて記録材Bは案内される。これを避けるため、張架ローラ21はベルト面40aの延長線Sよりも中間転写ベルト40から離れた位置に配置される。こうして、二次転写ローラ10と張架ローラ21との間に張架された中間転写ベルト40に対向する側の二次転写ベルト12のベルト面によって形成される案内経路が、ベルト面40aの延長線Sと交差しないようにしている。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置100では、二次転写ニップT2と振動防止部材55とで形成されるベルト面40aの延長線Sよりも中間転写ベルト40から離れた側で記録材Bを案内するように、搬送ベルト61が配置される。すなわち、搬送ベルト61は、記録材Bの後端が二次転写ニップT2の入口Cに到達するまで、ベルト面40aの延長線Sよりも中間転写ベルト40から離れた側で、二次転写ニップT2から送り出された記録材Bを案内する。こうすることで、二次転写ニップT2から送り出された記録材Bは、その先端が持ち上げられることなく定着装置60まで案内される。そうであるから、特に曲げ剛性の高い記録材Bを案内する場合であっても、二次転写ニップT2を起点として二次転写ニップT2の上流で記録材の後端が中間転写ベルト40から離れる向きに動くことがない。したがって、中間転写ベルト40と記録材Bとの間に隙間が生じないことから、曲げ剛性の高い記録材の案内時に顕著であった異常放電を原因とする白抜けの発生を防ぐことができる。
なお、上述した実施形態では、転写部材として二次転写ベルト12を用いた画像形成装置を示したがこれに限られない。例えば、転写部材として二次転写ベルト12を用いずに、二次転写ローラ10のみで定着ニップT3を形成して二次転写し得るように構成した画像形成装置であってもよい。また、図1に示したような装置本体接地面に対して水平方向に記録材Bを案内する横搬送型の画像形成装置に限らず、装置本体接地面に対して垂直方向に記録材Bを案内する縦搬送型の画像形成装置であってもよい。
なお、二次転写ニップT2から定着装置60まで記録材Bを案内する搬送ベルト61は1つに限らず、二次転写ニップT2から定着装置60までの間に複数の搬送ベルト61を配置し、これらによって記録材Bを案内するようにしてもよい。また、二次転写ニップT2から定着装置60まで記録材Bを案内する案内部として、搬送ベルト61を示したがこれに限らない。例えば、円柱状の搬送ローラであってもよいしあるいは単に記録材を支持して移動方向を規制する搬送ガイドなどであってもよい。
なお、振動防止部材55は板状のシート部材に限定されるものでなく、例えば円柱状のローラ部材であってもよい。
10…二次転写ローラ、12…二次転写ベルト、21…張架ローラ、
36…二次転写ベルトユニット、40…中間転写ベルト、40a…ベルト面、
42…二次転写内ローラ、55…振動防止部材、60…定着装置、61…搬送ベルト、
100…画像形成装置、B…記録材、T2…二次転写ニップ、T3…定着ニップ、
X…案内経路

Claims (5)

  1. 表面にトナー像を担持して回転する無端ベルト状の像担持ベルトと、
    前記像担持ベルトに当接して転写ニップ部を形成し、回転することで前記転写ニップ部で記録材を搬送しつつ、前記像担持ベルトから前記記録材にトナー像を転写する転写回転体と、
    前記転写ニップ部よりも前記像担持ベルトの回転方向上流側に設けられ、前記像担持ベルトを裏面から押圧する押圧部材と、
    前記記録材の後端が前記転写ニップ部の入口に到達するまで、前記転写ニップ部と前記押圧部材とで形成される前記像担持ベルトのベルト面の延長線よりも前記像担持ベルトから離れた側で、前記転写ニップ部から送り出された記録材を案内する案内部と、を備える画像形成装置。
  2. 前記転写回転体は、無端ベルト状の転写ベルトと、前記像担持ベルトに前記転写ベルトを挟んで当接する転写ローラと、前記転写ニップ部よりも前記記録材の搬送方向下流で前記延長線よりも前記像担持ベルトから離れた側に設けられ、前記転写ベルトを張架する張架ローラとを有し、前記転写ローラと前記張架ローラとで張架された前記転写ベルトのベルト面が前記案内部を構成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記転写ニップ部から送り出された前記記録材を支持して搬送する搬送ベルトを備え、
    前記搬送ベルトは前記延長線よりも前記像担持ベルトから離れた側に設けられ、前記搬送ベルトのベルト面が前記案内部を構成することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 二つの回転体が当接して定着ニップ部を形成し、前記定着ニップ部で前記転写ニップ部から送り出された記録材を搬送しつつ、前記記録材にトナー像を定着する定着部を備え、
    前記定着ニップ部は、前記延長線よりも前記像担持ベルトから離れた側に設けられ、前記案内部を構成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 二つの回転体が当接して定着ニップ部を形成し、前記定着ニップ部で前記転写ニップ部から送り出された記録材を搬送しつつ、前記記録材にトナー像を定着する定着部を備え、
    前記定着ニップ部は、前記延長線よりも前記像担持ベルト側に、かつ、前記記録材の後端が前記転写ニップ部の入口に到達した状態で、前記記録材の先端が前記定着ニップ部に到達しない位置に設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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