JP2015200343A - ディファレンシャル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピニオンシャフトがリングギヤを固定するケースの内部に組み付けられる構造を有するとき、ピニオンシャフトとリングギヤとの干渉を回避して製作時の組付けを容易にしたディファレンシャル装置を提供する。
【解決手段】変速機のケーシングに回転可能に支持されるデフケースの内部に収容され、デフケースに固定されるリングギヤと、デフケースの内部に組み付けられるピニオンシャフト20と、ピニオンシャフトに貫通孔22aを介して相対回転可能に取り付けられるピニオンギヤ22などを有するディファレンシャル装置において、ピニオンシャフトの径方向の断面積をAp、貫通孔22aの開孔面積をAh、リングギヤの端部を貫通孔に向けて投影させた場合に貫通孔とオーバラップする面積をArとするとき、ピニオンシャフトは径方向の断面積ApがAp≦Ah−Arからなる不等式を満足するように構成する。
【選択図】図3

Description

この発明はディファレンシャル装置に関する。
ディファレンシャル装置としては、例えば特許文献1記載の技術が知られている。特許文献1記載の技術においては、ピニオンギヤの軸芯部にピニオンシャフトを組み付ける構造とすると、ピニオンギヤの外形を比較的大きい寸法に設定せざるを得ない不都合に鑑み、ピニオンシャフトを除去したシャフトレス型のディファレンシャル装置を開示している。
特許第4706431号公報
特許文献1記載の技術はシャフトレス型という特殊な構造のディファレンシャル装置を開示するが、ピニオンシャフトを有する通例のディファレンシャル装置の場合、ピニオンシャフトはリングギヤが固定されるケースの内部でピニオンギヤに穿設された貫通孔に挿通させて組み付けられることから、組み付けるときにリングギヤと干渉することがあると、製作が煩瑣であった。
従って、この発明の目的は上記した不都合を解消し、ピニオンシャフトがリングギヤを固定するケースの内部に組み付けられる構造を有するとき、ピニオンシャフトとリングギヤとの干渉を回避して製作時の組付けを容易にするようにしたディファレンシャル装置を提供することにある。
上記した課題を解決するために、請求項1にあっては、車両に搭載される駆動源の回転を変速する変速機のケーシングに回転可能に支持されるケースの内部に収容され、前記ケースに固定されるリングギヤを介して前記変速機の出力軸の回転を車輪に回転差を吸収しつつ伝達すると共に、前記ケースの内部に組み付けられるピニオンシャフトと、前記ピニオンシャフトに貫通孔を介して相対回転可能に取り付けられるピニオンギヤと、一端において前記ピニオンギヤに噛合すると共に、他端において前記車輪に連結されるシャフト部材に噛合するサイドギヤとを有するディファレンシャル装置において、前記ピニオンシャフトの径方向の断面積をAp、前記貫通孔の開孔面積をAh、前記リングギヤの端部を前記貫通孔に向けて投影させた場合に前記貫通孔とオーバラップする面積をArとするとき、前記ピニオンシャフトは前記径方向の断面積Apが、
Ap≦Ah−Ar
からなる不等式を満足するように構成した。
請求項2に係るディファレンシャル装置にあっては、前記ピニオンシャフトが長手方向に沿って複数個のシャフトに分割されると共に、前記複数個のシャフトがそれぞれ前記不等式を満足するように構成した。
請求項3に係るディファレンシャル装置にあっては、前記リングギヤは、前記ケースに溶接によって固定される如く構成した。
請求項4に係るディファレンシャル装置にあっては、前記シャフトには、長手方向において面取り部が形成される如く構成した。
請求項1にあっては、ケースに固定されるリングギヤと、ケースの内部に組み付けられるピニオンシャフトと、ピニオンシャフトに貫通孔を介して相対回転可能に取り付けられるピニオンギヤと、ピニオンギヤなどに噛合するサイドギヤとを有するディファレンシャル装置において、ピニオンシャフトの径方向の断面積をAp、貫通孔の開孔面積をAh、リングギヤの端部を貫通孔に向けて投影させた場合に貫通孔とオーバラップする面積をArとするとき、ピニオンシャフトは前記径方向の断面積Apが、
Ap≦Ah−Ar
からなる不等式を満足するように構成される如く構成したので、ピニオンシャフトとリングギヤとに干渉があるときも、その干渉を回避することができ、その結果、リングギヤをケースに固定した後、ケースの内部にピニオンシャフトを挿入して組み付けることが可能となり、よって製作時の組付けを容易にすることができる。
請求項2に係るディファレンシャル装置においては、ピニオンシャフトが長手方向に沿って複数個のシャフトに分割されると共に、複数個のシャフトがそれぞれ前記不等式を満足するように構成したので、同様にピニオンシャフトとリングギヤとの干渉を回避することができ、リングギヤをケースに固定した後、ケースの内部に複数個のシャフトを順次挿入して組み付けることが可能となり、よって製作時の組付けを容易にすることができる。
請求項3に係るディファレンシャル装置にあっては、リングギヤは、ケースに溶接によって固定される如く構成したので、リングギヤを溶接によってケースに固定して製作する場合であっても、組付けを容易にすることができる。
即ち、リングギヤをケースに溶接によって固定して製作するとき、ピニオンシャフトがリングギヤと部分的に干渉する場合、溶接後であると、干渉によってケースの内部に挿入できないことから、先にピニオンシャフトをケースの内部に挿入して組み付け、その後にリングギヤをケースに溶接して固定する必要がある。ただし、その場合、溶接によって生じるスパッタを除去する洗浄が必要となるため、実際にはリングギヤを溶接によってケースに固定するのが困難であった。
しかしながら、ピニオンシャフトを複数個のシャフトに分割することで、リングギヤを溶接によってケースに固定した後、ケースの内部に複数個のシャフトを順次挿入して組み付けることが可能となり、よって溶接による製作時の組付けを容易にすることができる。
請求項4に係るディファレンシャル装置にあっては、シャフトには、長手方向において面取り部が形成される如く構成したので、上記した効果に加え、ピニオンギヤとサイドギヤとシャフト部材に潤滑油を確実に供給することができる。
この発明の実施例に係るディファレンシャル装置を概略的に示す断面図である。 図1に示すディファレンシャル装置の部分拡大図である。 図2のIII−III線拡大断面図である。 図2の部分拡大図である。 図2の構成を模式的に示す説明図である。 この発明の第2実施例に係るディファレンシャル装置を部分的に示す、図5と同様の説明図である。 図6のVII−VII線拡大断面図である。
以下、添付図面を参照してこの発明に係るディファレンシャル装置を実施するための形態について説明する。
図1はこの発明の実施例に係るディファレンシャル装置を概略的に示す断面図、図2は図1に示すディファレンシャル装置の部分拡大図、図3は図2のIII−III線拡大断面図、図4は図2の部分拡大図、図5は図2の構成を模式的に示す説明図である。
以下説明すると、図示の如く、ディファレンシャル装置10は、車両に搭載される駆動源(図示せず)の回転を変速する変速機12のケーシング12aに回転可能に支持されるデフケース(ケース)14の内部に収容され、変速機12の出力軸12bの回転を左右の車輪(図示せず)に回転差を吸収しつつ伝達するように構成される。
変速機12は入力軸12cと出力軸12bが平行に配置された平行軸型の自動変速機からなり、エンジンなどの駆動源の回転を適宜な変速比で変速するように構成される。
ディファレンシャル装置10はデフケース14の外周に固定されるリングギヤ16と、ピニオンシャフト20と、ピニオンギヤ22と、サイドギヤ24とを備える。リングギヤ16は、変速機12の出力軸12bにディファレンシャルドライブギヤ12dに噛合するディファレンシャルドリブンギヤとして構成される。
リングギヤ16はデフケース14に溶接によって固定される。より具体的には、図2に良く示す如く、リングギヤ16は端部(変速機12の出力軸12bの軸方向における)16aを含む大径リング部16bとその内側の小径リング部16cとから構成され、リング部16b,16cを部位16dで溶接によって一体化してデフケース14に固定するように構成される。
ピニオンシャフト20は、デフケース14の内部に組み付けられると共に、ピニオンギヤ22はピニオンシャフト20に貫通孔22aを介して相対回転可能に取り付けられる。より具体的には、デフケース14の内部にはピニオンギヤ22が回転可能に取り付けられると共に、ピニオンシャフト20はピニオンギヤ22に穿設された貫通孔22aに挿通されてデフケース14の内部に組み付けられる。図2などで符号14aはピニオンシャフト20をデフケース14に固定するためのピンを示す。
サイドギヤ24は一端においてピニオンギヤ22に噛合すると共に、他端において車輪に連結されるシャフト部材26に噛合するようにデフケース14の内部に収容される。
シャフト部材26は、車輪に連結されるドライブシャフト(図示せず)に固定され、よってデフケース14(とリングギヤ16)は、ベアリング30を介して変速機12のケーシング12aに回転可能に支持される。
図2と図5に良く示す如く、リングギヤ16の端部16aをピニオンギヤ22に穿設される貫通孔22aに向けて投影させた場合、ピニオンシャフト20は、デフケース14の内部に組み付けられるとき、リングギヤ16とオーバラップする部位20aを備える。
前記した如く、これにより、ピニオンシャフト20はリングギヤ16と部分的に干渉して製作時の組付けが煩瑣であることから、この実施例においては、図3に示す如く、ピニオンシャフト20の径方向の断面積をAp、ピニオンギヤ22に穿設される貫通孔22aの開孔面積をAh、リングギヤ16の端部16aを貫通孔22aに向けて投影させた場合に貫通孔22aとオーバラップする面積をArとするとき、ピニオンシャフト22はその径方向の断面積Apが、Ap≦Ah−Arからなる不等式を満足するように構成した。
より具体的には、ピニオンシャフト20を、オーバラップする部位20aを回避する位置20bでシャフトの長手方向に沿って複数個、具体的には2個のシャフト(より正確にはシャフト片)20c,20dに分割する如く構成した。位置20bはピニオンシャフト20の円形断面の中心を通る線上に位置し、よって2個のシャフト20c,20dは同一の形状を有すると共に、図1に示すピニオンシャフト20の全長において同じ長さとなるように構成される。
また、図4に示す如く、2個のシャフト20c,20dの少なくとも1個は、長手方向の一部において側面に面取り部20eが形成されるように構成される。
上記した如く、この実施例にあっては、変速機12のケーシング12aに回転可能に支持されるデフケース14の内部に収容され、デフケース14に固定されるリングギヤ16と、デフケース14の内部に組み付けられるピニオンシャフト20と、ピニオンシャフト20に貫通孔22aを介して相対回転可能に取り付けられるピニオンギヤ22と、ピニオンギヤ22などに噛合するサイドギヤ24とを有するディファレンシャル装置10において、ピニオンシャフト20の径方向の断面積をAp、貫通孔22aの開孔面積をAh、リングギヤ16の端部16aを貫通孔22aに向けて投影させた場合に貫通孔22aとオーバラップする面積(より具体的にはオーバラップする位置に相当する面積)をArとするとき、ピニオンシャフト20は径方向の断面積Apが、Ap≦Ah−Arからなる不等式を満足するように構成したので、ピニオンシャフト20とリングギヤ16との干渉を回避することができ、その結果、リングギヤ16をデフケース14に固定した後、デフケース14の内部にピニオンシャフト20を挿入して組み付けることが可能となり、よって製作時の組付けを容易にすることができる。
より具体的には、ピニオンシャフト20がシャフト長手方向に沿って複数個のシャフト(シャフト片)20c,20dに分割されると共に、前記複数個のシャフト20c,20dがそれぞれ上記した不等式を満足するように構成したので、同様にピニオンシャフト20とリングギヤ16との干渉を回避することができ、その結果、リングギヤ16をデフケース14に固定した後、デフケース14の内部に2個のシャフト20c,20dを順次挿入して組み付けることが可能となり、よってディファレンシャル装置10の製作時の組付けを容易にすることができる。
また、リングギヤ16は、デフケース14に溶接によって固定される如く構成したので、リングギヤ16を溶接によってデフケース14に固定して製作する場合であっても、組付けを容易にすることができる。
即ち、リングギヤ16をデフケース14に溶接によって固定して製作するとき、ピニオンシャフト20がリングギヤ16と部分的に干渉する場合、溶接後であると、干渉によってデフケース14の内部に挿入できないことから、先にピニオンシャフト20をデフケース14の内部に挿入して組み付け、その後にリングギヤ16をデフケース14に溶接して固定する必要がある。
ただし、その場合、溶接によって生じるスパッタを除去する洗浄が必要となるため、リングギヤ16を溶接によってデフケース14に固定するのは困難であった。
しかしながら、ピニオンシャフト20を2個のシャフト片20c,20dに分割することで、リングギヤ16を溶接によってデフケース14に固定した後、デフケース14の内部に2個のシャフト片20c,20dを順次挿入して組み付けることが可能となり、よって溶接によるディファレンシャル装置10の製作時の組付けを容易にすることができる。
また、図4に示す如く、シャフト20には長手方向において面取り部20eが形成、より具体的には2個のシャフト(シャフト片)20c,20dの少なくとも1個は、長手方向の一部において側面に面取り部20eが形成されるように構成したので、ピニオンギヤ22とサイドギヤ24とシャフト部材26に潤滑油を確実に供給することができる。
図6はこの発明の第2実施例に係るディファレンシャル装置10を部分的に示す説明図、図7はそのVII−VII線拡大断面図である。
第2実施例にあっても、図7に示す如く、ピニオンシャフト20の径方向の断面積をAp、ピニオンギヤ22に穿設される貫通孔22aの開孔面積をAh、リングギヤ16の端部16aを貫通孔22aに向けて投影させた場合に貫通孔22aとオーバラップする面積をArとするとき、ピニオンシャフト22はその径方向の断面積Apが、Ap≦Ah−Arからなる不等式を満足するように構成した。
より具体的には、ピニオンシャフト20からオーバラップする部位20aを含む部分20a1に相当する部分を空隙とし、図7に示すような、回避する位置20bで平坦となる面を備えた大略半円の断面形状を備える1個のシャフトからなるように構成した。
また、部分20a1の上下端には栓20a12が配置され(図6で上端側のみ図示)、部分20a1を閉鎖するように構成される。尚、残余の構成および効果は、ピニオンシャフト20が1個であることを除くと、第1実施例と異ならない。
第2実施例に係るディファレンシャル装置10にあっても、変速機12のケーシング12aに回転可能に支持されるデフケース14の内部に収容され、デフケース14に固定されるリングギヤ16と、デフケース14の内部に組み付けられるピニオンシャフト20と、ピニオンシャフト20に貫通孔22aを介して相対回転可能に取り付けられるピニオンギヤ22と、ピニオンギヤ22などに噛合するサイドギヤ24とを有するディファレンシャル装置10において、ピニオンシャフト20の径方向の断面積をAp、貫通孔22aの開孔面積をAh、リングギヤ16の端部16aを貫通孔22aに向けて投影させた場合に貫通孔22aとオーバラップする面積(より具体的にはオーバラップする位置に相当する面積)をArとするとき、ピニオンシャフト20は径方向の断面積Apが、Ap≦Ah−Arからなる不等式を満足するように構成したので、ピニオンシャフト20とリングギヤ16との干渉を回避することができ、その結果、リングギヤ16をデフケース14に固定した後、デフケース14の内部にピニオンシャフト20を挿入して組み付けることが可能となり、よって製作時の組付けを容易にすることができる。
また、ピニオンシャフト20から部位20aを含む部分20a1に相当する部分を空隙とすることから、ピニオンギヤ22とサイドギヤ24とシャフト部材26に潤滑油を確実に供給することができる。
また、部分20a1の上下端には栓20a12が配置され、部分20a1を閉鎖するように構成したことから、潤滑油が外部に漏出することがない。
上記した如く、第1、第2実施例にあっては、車両に搭載される駆動源の回転を変速する変速機12のケーシング12aに回転可能に支持されるケース(デフケース)14の内部に収容され、前記ケースに固定されるリングギヤ16を介して前記変速機の出力軸12bの回転を車輪に回転差を吸収しつつ伝達すると共に、前記ケース14の内部に組み付けられるピニオンシャフト20と、前記ピニオンシャフト20に貫通孔22aを介して相対回転可能に取り付けられるピニオンギヤ22と、一端において前記ピニオンギヤ22に噛合すると共に、他端において前記車輪に連結されるシャフト部材26に噛合するサイドギヤ24とを有するディファレンシャル装置10において、前記ピニオンシャフト20の径方向の断面積をAp、前記貫通孔22aの開孔面積をAh、前記リングギヤ16の端部16aを前記貫通孔22aに向けて投影させた場合に前記貫通孔22aとオーバラップする面積をArとするとき、前記ピニオンシャフト20は前記径方向の断面積Apが、Ap≦Ah−Arからなる不等式を満足するように構成した。
また、第1実施例にあっては前記ピニオンシャフト20が長手方向に沿って複数個のシャフト(シャフト片)20c,20dに分割されると共に、前記複数個のシャフトがそれぞれ前記不等式を満足するように構成した。
また、第1、第2実施例にあっては、前記リングギヤ16は、前記ケース14に溶接によって固定される如く構成した。
また、第1、第2実施例にあっては、前記シャフト20には、長手方向において面取り部20eが形成、より具体的には前記複数個のシャフト(シャフト片)20c,20dの少なくとも1個は、前記長手方向の一部(側面)において面取り部20eが形成される如く構成した。
尚、上記においてピニオンシャフト20の断面形状を円形状あるいは半円形状としたが、それらに限られるものではない。また、ピニオンシャフト20を2個のシャフト(シャフト片)20c,20dに分割するように構成したが、3個あるいはそれ以上のシャフト(シャフト片)に分割しても良い。
10 ディファレンシャル装置、12 変速機、12a ケーシング、12b 出力軸、12c 入力軸、14 デフケース(ケース)、14a ピン、16 リングギヤ、16a 端部、16b 大径リング部、16c 小径リング部、20 ピニオンシャフト、20a 部位、20a1 部分、20a12 栓、20b 位置、20c,20d シャフト片(シャフト)、20e 面取り部、22 ピニオンギヤ、22a 貫通孔、24 サイドギヤ、26 シャフト部材、30 ベアリング

Claims (4)

  1. 車両に搭載される駆動源の回転を変速する変速機のケーシングに回転可能に支持されるケースの内部に収容され、前記ケースに固定されるリングギヤを介して前記変速機の出力軸の回転を車輪に回転差を吸収しつつ伝達すると共に、前記ケースの内部に組み付けられるピニオンシャフトと、前記ピニオンシャフトに貫通孔を介して相対回転可能に取り付けられるピニオンギヤと、一端において前記ピニオンギヤに噛合すると共に、他端において前記車輪に連結されるシャフト部材に噛合するサイドギヤとを有するディファレンシャル装置において、前記ピニオンシャフトの径方向の断面積をAp、前記貫通孔の開孔面積をAh、前記リングギヤの端部を前記貫通孔に向けて投影させた場合に前記貫通孔とオーバラップする面積をArとするとき、前記ピニオンシャフトは前記径方向の断面積Apが、
    Ap≦Ah−Ar
    からなる不等式を満足するように構成されることを特徴とするディファレンシャル装置。
  2. 前記ピニオンシャフトが長手方向に沿って複数個のシャフトに分割されると共に、前記複数個のシャフトがそれぞれ前記不等式を満足するように構成されることを特徴とする請求項1記載のディファレンシャル装置。
  3. 前記リングギヤは、前記ケースに溶接によって固定されることを特徴とする請求項1または2記載のディファレンシャル装置。
  4. 前記シャフトには、長手方向において面取り部が形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のディファレンシャル装置。
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