JP2015199179A - Memsデバイス及びmemsデバイス製造方法 - Google Patents

Memsデバイス及びmemsデバイス製造方法 Download PDF

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幸夫 山内
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Abstract

【課題】メンブレン部が基板に貼り付くことを抑制できるMEMSデバイスを提供する。
【解決手段】基板10と空洞部23を介して離間するように配置された両端支持構造のメンブレン部31を有する。基板10のメンブレン部31と対向する面に、メンブレン部31に向けて先細る形状で、かつ前記メンブレン部31の幅方向中央部を中心として線対称の突起部21を備えることで、メンブレン部31の製造過程で、空洞部23に充填された犠牲層をウエットエッチングし、乾燥する工程での表面張力によるメンブレン部31の基板10への貼り付きを防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、MEMSデバイス及びMEMSデバイス製造方法に関するものである。
MEMS(Micro Electro Mechanical System)技術を用いて超小型・超高性能の各種デバイス(MEMSデバイス)を製造する研究・開発が盛んに行われており、例えば、焦電センサー、圧力センサー、加速度センサー、ジャイロスコープ、光偏向装置、RFスイッチ、可変容量キャパシタ等の各種デバイスが実現されている。MEMSデバイスにおいて、ダイヤフラム構造を低コストで製造する場合には、例えばウエットエッチング処理及び乾燥処理を行って空洞を形成することで、基板に空洞を介してメンブレン部を形成する。この製造方法では、空洞形成後の乾燥時に、前処理で用いた純水等の表面張力でメンブレン部が基板に貼り付くスティッキング(座屈)が生じて本来の機能を果たせなくなることがある。
そこで、特許文献1には、メンブレン部と対向する基板上に規制部を設ける技術が開示されている。また、特許文献2には、基板と対向するメンブレン部に突部を設ける技術が開示されている。
特開2010−151964号公報 特開2012−135819号公報
しかしながら、上述したような従来技術には、以下のような問題が存在する。
上記技術は、いずれも大きな面でメンブレン部と接触する突部を設けているため、基板へのメンブレン部の貼り付け対策としては十分とはいえない。特に、メンブレン部をSiN等の高圧縮応力の材料で形成するとスティッキングが生じやすく、確実なスティッキング対策が求められる。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、メンブレン部が基板に貼り付くことを抑制できるMEMSデバイス及びMEMSデバイス製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明は、以下の構成を採用している。
本発明のMEMSデバイスは、基板と離間して両端支持構造のメンブレン部を有するMEMSデバイスであって、前記基板の前記メンブレン部と対向する面に、前記メンブレン部に向けて先細る形状の突起部を備えるを特徴とするものである。
従って、本発明のMEMSデバイスでは、突起部のメンブレン部と対向する先端部の幅を小さくすることができる。そのため、純水等の表面張力でメンブレン部が突起部に向けて撓んだ場合でも突起部で撓みが規制されることから、突起部から離れる方向に撓んで応力緩和する。その結果、本発明では、スティッキングを生じさせることなくメンブレン部を形成することができる。
上記の突起部としては、前記メンブレン部が設けられる範囲に亘って設けられる構成を好適に採用できる。
従って、本発明のMEMSデバイスでは、メンブレン部が設けられる範囲に亘ってメンブレン部にスティッキングが生じることを抑制できる。
上記の突起部としては、前記メンブレン部の幅方向の中央を中心として線対称である構成を好適に採用できる。
従って、本発明のMEMSデバイスでは、メンブレン部を挟んだ両側からウエットエッチングすることにより、基板上に突起部を形成することができる。
上記の突起部としては、凹形状の湾曲面を有する構成を好適に採用できる。
従って、本発明のMEMSデバイスでは、メンブレン部を挟んだ両側からウエットエッチングすることにより、基板上に突起部を形成することができる。
上記の突起部の頂部の幅としては、前記メンブレン部の幅の1/10以下である構成を好適に採用できる。
従って、本発明のMEMSデバイスでは、メンブレン部の弾性エネルギー、固体−液体間の表面エネルギー、固体間の接着エネルギーに基づき、メンブレン部にスティッキングを生じることを回避できる。
また、本発明のMEMSデバイス製造方法は、基板と離間して両端支持構造のメンブレン部を有するMEMSデバイスを製造する方法であって、前記基板の表面に犠牲層を形成する工程と、前記犠牲層の表面にマスクを形成する工程と、前記マスクの一部をエッチングしてパターニングする工程と、前記犠牲層をウエットエッチングして、前記メンブレン部と対向する面に、前記メンブレン部に向けて先細る突起部を形成する工程と、を有することを特徴とするものである。
従って、本発明のMEMSデバイス製造方法では、メンブレン部と対向する先端部の幅が小さく形成された突起部を形成することができる。そのため、純水等の表面張力でメンブレン部が突起部に向けて撓んだ場合でも突起部で撓みが規制されることから、突起部から離れる方向に撓んで応力緩和する。その結果、本発明では、スティッキングを生じさせることなくメンブレン部を形成することができる。
また、本発明のMEMSデバイス製造方法は、前記マスクが前記メンブレン部である構成を好適に採用できる。
これにより、本発明では、突起部を形成した際に、メンブレン部と突起部とが離間したMEMSデバイスを製造することが可能になる。
また、本発明のMEMSデバイス製造方法では、前記犠牲層をウエットエッチングして形成された空間に第2犠牲層を形成する工程と、前記マスクを除去する工程と、前記マスクを除去した前記第2犠牲層の表面に前記メンブレン部を形成する工程と、前記メンブレン部をマスクとして、前記第2犠牲層を除去する工程と、を有する手順も好適に採用できる。
これにより、本発明では、突起部を形成するための犠牲層と、メンブレン部と突起部との間に空間(空洞)を形成するための第2犠牲層とを、それぞれのエッチング特性に応じて適宜選択することが可能となる。
本発明のMEMSデバイス製造方法では、前記突起部の頂部の幅を、前記メンブレン部の幅の1/10以下に形成する構成を好適に採用できる。
従って、本発明のMEMSデバイス製造方法では、メンブレン部の弾性エネルギー、固体−液体間の表面エネルギー、固体間の接着エネルギーに基づき、メンブレン部にスティッキングを生じることを回避できる。
本発明の実施の形態を示す図であって、MEMSデバイス1の(a)は平面図、(b)は正面断面図。 MEMSデバイス1の製造工程を示す図。 MEMSデバイス1の製造工程を示す図。 乾燥時の液体と座屈が生じないメンブレン部の長さとの関係を示す図。 MEMSデバイス1の別の製造工程を示す図。 突起部に保護膜を形成する場合の製造工程を示す図。
以下、本発明のMEMSデバイス及びMEMSデバイス製造方法の実施の形態を、図1ないし図5を参照して説明する。
なお、以下の実施の実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせている。
図1(a)はMEMSデバイス1の平面図であり、図1(b)は正面断面図である。
図1に示すように、MEMSデバイス1は、シリコン基板(ウエハ)10上に犠牲層としての熱酸化膜層(シリコン酸化膜層)20及びメンブレン層30が設けられた構成を備えている。
以下の説明では、図1(a)における左右方向をX方向とし、図1(a)における上下方向をY方向とし、X方向及びY方向と直交する方向をZ方向として説明する。
メンブレン層30は、例えば、高圧縮応力を有するプラズマSiN等で形成されている。メンブレン層30は、X方向の中央にY方向に延在し両端支持構造(両持ち)のメンブレン部31(素子部等を含む)と、メンブレン部31を挟んだX方向の両側に位置して、Y方向に延在する平面視矩形の開口部32を備えている。メンブレン部31は、可動部として直線状に設けられている。
熱酸化膜層20は、X方向の中央にY方向に延在する突起部21と、メンブレン層30の周縁部を支持する支持部22と、空洞部23とを備えている。突起部21は、シリコン基板10の表面に、メンブレン部31と対向して直線状に(突条に)メンブレン部31が設けられる範囲に亘って設けられている。突起部21は、メンブレン部31に向けて先細る、断面略三角形状を有している。より詳細には、突起部21は、幅方向(X方向)の中央を中心として凹形状の湾曲面が線対称で組み合わされた形状を有している。突起部21の高さは、例えば、メンブレン部31とシリコン基板10との距離の1/2以下に形成される。
空洞部23は、メンブレン部31と突起部21との間、及びメンブレン層30の開口部32に臨む領域に亘って形成されている。
次に、上記構成のMEMSデバイス1を製造する方法について、図2乃至図4を参照して説明する。
まず、シリコン基板10上に熱酸化膜層20を形成した後に、熱酸化膜層20上にレジスト(感光剤)Rを塗布する。そして、レジストRに対して露光処理、現像処理及びエッチング処理等のフォトリソグラフィ処理を実施して、図2(a)に示すように、メンブレン層30の開口部32の位置が露出し、メンブレン部31の位置が被覆されるように、熱酸化膜層20上にマスクMを形成する。
次に、図2(b)に示すように、マスクMを介して緩衝フッ酸(バッファードフッ酸;BHF)等のエッチング剤によりエッチング処理を行って、熱酸化膜層20に空洞部23を形成する。この際、熱酸化膜層20は、マスクMの開口部からエッチング剤によって、エッチングレート、温度・時間等のエッチング条件に応じて腐食(エッチング)される。熱酸化膜層20がエッチングされる領域は、マスクMの両開口部を起点として時間の経過とともに徐々に広がる。そのため、エッチング時間を調整することにより、熱酸化膜層20において突起部21及び支持部22がシリコン基板10上に残留することになる。
この場合、熱酸化膜層20は、メンブレン部31の位置に形成されたマスクMの両側の開口部を起点としてエッチングされることから、熱酸化膜層20は、メンブレン部31のX方向の中央を中心として線対称に形成されることになるとともに、各開口部側の面は凹形状の湾曲面となる。
次に、マスクMを剥離液で剥離する。その後、図2(c)に示すように、空洞部23に第2犠牲層としての犠牲層24を形成する。また、犠牲層24が形成されると、熱酸化膜層20の表面に対してCMP(Chemical Mechanical Polishing)処理等の研磨処理を行い、マスクMを除去するとともに、表面を平坦化する。犠牲層24としては、本実施形態ではテトラエトキシシラン(TEOS)が用いられている。
この後、平坦化された犠牲層24及び熱酸化膜層20上にメンブレン層30を形成し、さらに、レジスト塗布処理及びフォトリソグラフィ処理を実施して、図3(a)に示すように、開口部32(及び開口部32が形成されることでメンブレン部31)を形成する。
そして、メンブレン部31が形成されると、メンブレン部31をマスクとして、緩衝フッ酸(BHF)等のエッチング剤によりエッチング処理を行い犠牲層24を除去する。この処理では、犠牲層24及び突起部21(並びに支持部22)にエッチング剤が作用するが、犠牲層24のエッチングレートと比較して突起部21及び支持部22のエッチングレートは、1/3と遅いため、犠牲層24を除去した場合でも突起部21及び支持部22を残留させることができる。
上記のエッチング処理が終了すると乾燥処理を行うが、乾燥時にはエッチング剤に含まれている液体(純水等)の表面張力等により、図3(b)に示すように、メンブレン部31が座屈して突起部21に当接する可能性がある。特に、メンブレン層30が高圧縮応力を有するSiN等で形成され、また、エッチング剤に含まれている液体が純水の場合、IPA(IsoPropylAlcohl)やHFE(HydroFluoroEther)等に比べて表面張力が大きいため、座屈が生じやすい。本実施形態では、突起部21が先細り形状を有し、先端部の幅が短いため、メンブレン部31との接触面積が小さい。そのため、一旦、撓んで突起部21に当接したメンブレン部31は、それ以上の撓みが規制され、図3(c)に示すように、突起部21から離間する方向に撓むことで応力が緩和される。
(実施例)
図4に、突起部21を設けた場合のメンブレン部31が座屈しない最大長さ(グラフA)と、突起部21を設けない場合のメンブレン部31が座屈しない最大長さ(グラフB)とを示す。グラフA、Bは、メンブレン部31と突起部21との距離(グラフA)、メンブレン部31とシリコン基板10との距離(グラフB)が1μmであり、乾燥時に座屈に起因する液体が上述した純水、IPA、HFEの場合について示されている。
図4のグラフBに示されるように、突起部21を設けない場合には、表面張力が小さいHFEを用いても10μm以上の長さで座屈を生じさせないことはできなかった。図4のグラフAで示されるように、突起部21を設けた場合には、例えば、HFEを用いた乾燥時に、40μmの長さでも座屈を生じさせなかった。
このように、本実施形態では、シリコン基板10の表面におけるメンブレン部31と対向する位置に先細り形状を有する突起部21を設けているため、乾燥時にメンブレン部31が貼り付いてスティッキングが生じることを抑制できる。また、本実施形態では、突起部21がメンブレン部31が設けられる範囲に亘って設けられているため、メンブレン部31がいずれの位置で当接した場合でも、貼り付くことを抑制することが可能である。加えて、本実施形態では、シリコン基板10とメンブレン層30との間に空洞部23を形成する工程で突起部21を設けているため、別途、突起部21を設ける工程を加える必要がなく生産性の向上を図ることができる。
なお、上記実施形態で説明した突起部21の先端部の断面は、鋭角のエッジ形状となるが、例えば、犠牲層24をエッチング処理する際に先端部に平面が形成される可能性がある。突起部21に先端に平面が形成される場合、突起部21の先端幅はメンブレン部31の幅W(図1参照)に対して所定の比率以下であることが好ましい。
メンブレン部31のように、両端が保持された両持ち構造の場合、メンブレン部31の弾性エネルギー、固体−液体間の表面エネルギー、固体間の接着エネルギーの関係式から、以下の式(1)において、Np≧1 であれば座屈が生じないことが知られている。
Figure 2015199179
E;ヤング率、t:メンブレン部31の厚さ(図1参照)、h;メンブレン部31と突起部21との距離(図1参照)、γs;液体の表面張力、l;メンブレン部31の長さである。ただし、γsについては接着エネルギーのところを表面張力としている。
ここで、上述した実施形態に基づき、E=2.9E11(Pa)、t=1E−7(m)、h=0.000001(m)、γs=0.013(Pa)、l=0.00005(m)を用いると、Np=0.0914となる。この値は、表面張力γsがメンブレン部31の幅Wで作用する場合であるが、メンブレン部31と当接する突起部21の先端幅Qは幅Wよりも小さいため、先端幅Qのときに作用する表面張力γsは、Q/W倍となる。
従って、式(1)においてNp≧1となるためには、Q/W≦(0.0914≒0.1)、すなわち、突起部21の先端幅Qがメンブレン部31の幅Wの1/10以下であれば座屈が生じないため、突起部21の先端部はこの条件を満たすように管理することが好適である。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、熱酸化膜層20によって突起部21を形成する構成を例示したが、これに限定されるものではなく、メンブレン部31の幅よりもメンブレン部31からシリコン基板10までの距離が短く、空洞部23を形成する際に突起部21が残留可能な場合は、図5(a)に示すように、シリコン基板10上に犠牲層(TEOS)24を設け、犠牲層24上にメンブレン部31を含むメンブレン層30を設ける構成としてもよい。この構成では、図5(b)に示すように、メンブレン層30をマスクとして犠牲層24をエッチング処理することにより、突起部21と空洞部23とを同時に形成することができ、生産性を向上させることが可能になる。
また、上記実施形態で説明した突起部21の表面に、例えば、SiN等の保護膜を成膜してもよい。このように保護膜を成膜することにより、図3(a)に示した犠牲層24の除去時にオーバーエッチングが大幅に入っても突起構造を維持することが可能である。
本構造での実施形態を図6に示す。
まず、図6(a)に示すように、シリコン基板10上に熱酸化膜層20を形成した後に、熱酸化膜層20上にエッチングマスク33を形成する。エッチングマスク33は、レジストや上記BHFに対するマスクとなるSiN、メタル等で形成される。エッチングマスク33は、熱酸化膜層20上に全面的に形成された後に、露光処理、現像処理及びエッチング処理等のフォトリソグラフィ処理を実施して、メンブレン層30の開口部32の位置が露出し、メンブレン部31の位置が被覆されるように形成される(図2(a)参照)。
次に、図6(b)に示すように、エッチングマスク33を介して緩衝フッ酸(バッファードフッ酸;BHF)等のエッチング剤によりエッチング処理を行って、熱酸化膜層20に空洞部23を形成する。エッチング後の乾燥時にエッチングマスク33が座屈するが、後工程でエッチングマスク33を除去するため問題になることはない。この後、図6(c)に示すように、エッチングマスク33を剥離液で除去する。次に、図6(d)に示すように、保護膜34及び犠牲層24を順次成膜する。その後、図6(e)に示すように、例えば、CMPによって、所定の厚さに調整するとともに、表面を平坦化する。これにより、図2(c)と同様の状態となるため、以後の工程については、図3(a)〜図3(c)で示した工程を経ることにより、保護膜が成膜された突起部を形成することができる。
1…MEMSデバイス、 10…シリコン基板(基板、ウエハ)、 20…熱酸化膜層(シリコン酸化膜層、犠牲層)、 21…突起部、 24…犠牲層(第2犠牲層)、 31…メンブレン部、 M…マスク

Claims (9)

  1. 基板と離間して両端支持構造のメンブレン部を有するMEMSデバイスであって、
    前記基板の前記メンブレン部と対向する面に、前記メンブレン部に向けて先細る形状の突起部を備えることを特徴とするMEMSデバイス。
  2. 前記突起部は、前記メンブレン部が設けられる範囲に亘って設けられることを特徴とする請求項1記載のMEMSデバイス。
  3. 前記突起部は、前記メンブレン部の幅方向の中央を中心として線対称であることを特徴とする請求項1または2に記載のMEMSデバイス。
  4. 前記突起部は、凹形状の湾曲面を有することを特徴とする請求項3に記載のMEMSデバイス。
  5. 前記突起部の頂部の幅は、前記メンブレン部の幅の1/10以下であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のMEMSデバイス。
  6. 基板と離間して両端支持構造のメンブレン部を有するMEMSデバイスを製造する方法であって、
    前記基板の表面に犠牲層を形成する工程と、
    前記犠牲層の表面にマスクを形成する工程と、
    前記マスクの一部をエッチングしてパターニングする工程と、
    前記犠牲層をウエットエッチングして、前記メンブレン部と対向する面に、前記メンブレン部に向けて先細る突起部を形成する工程と、
    を有することを特徴とするMEMSデバイス製造方法。
  7. 前記マスクは、前記メンブレン部であることを特徴とする請求項6記載のMEMSデバイス製造方法。
  8. 前記犠牲層をウエットエッチングして形成された空間に第2犠牲層を形成する工程と、
    前記マスクを除去する工程と、
    前記マスクを除去した前記第2犠牲層の表面に前記メンブレン部を形成する工程と、
    前記メンブレン部をマスクとして、前記第2犠牲層を除去する工程と、
    を有する請求項6記載のMEMSデバイス製造方法。
  9. 前記突起部の頂部の幅を、前記メンブレン部の幅の1/10以下に形成することを特徴とする請求項6から8のいずれか一項に記載のMEMSデバイス製造方法。
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