JP2015198993A - 放出性臭気制御手段を有する吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
【課題】悪臭制御利益を効率的にもたらす悪臭制御技術を提供する。
【解決手段】吸収性物品10は、トップシート20と、バックシート30と、トップシート20とバックシート30との間に配置される吸収性コア40と、シクロデキストリンとシクロデキストリンと錯化された少なくとも3つの成分とを含むシクロデキストリン錯体60と、を含む。この吸収性物品10は、ヘッドスペース試験法により測定した際に、時間0分で約0.50×108以下の総ヘッドスペース領域、時間30分で少なくとも約1.00×108の総ヘッドスペース領域、及び時間240分で少なくとも約2.70×108の総ヘッドスペース領域を有する。
【選択図】図2
【解決手段】吸収性物品10は、トップシート20と、バックシート30と、トップシート20とバックシート30との間に配置される吸収性コア40と、シクロデキストリンとシクロデキストリンと錯化された少なくとも3つの成分とを含むシクロデキストリン錯体60と、を含む。この吸収性物品10は、ヘッドスペース試験法により測定した際に、時間0分で約0.50×108以下の総ヘッドスペース領域、時間30分で少なくとも約1.00×108の総ヘッドスペース領域、及び時間240分で少なくとも約2.70×108の総ヘッドスペース領域を有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、シクロデキストリンと、シクロデキストリンと錯化した少なくとも3つの成分と、を含むシクロデキストリン錯体を含む、放出性臭気制御手段を有する吸収性物品に関する。
個人衛生用吸収性物品は当該技術分野において既知である。典型例としては、生理用ナプキン、パンティライナー、タンポン、陰唇間物品、成人用失禁物品及び乳児用おむつが挙げられる。そのような物品は、通常、尿及び経血などの、人体により排出された体液及びその他の滲出物を吸収し保持するために使用される。通常、このような滲出物は、悪臭性があり不快なものとして認識されている。したがって、吸収性物品における悪臭を制御及び低減させるための方法及び材料が開発されてきた。芳香剤物質は、悪臭生成分子の一部を捕捉できるシリカ又はゼオライトなどの成分と並んで、吸収性物品中でこの目的のために広く使用されてきた。しかしながら、芳香材料の使用は、使用前の製品に圧倒されるほどの香料の匂いをもたらす傾向があり、これは一部消費者によっては許容できない場合がある。それゆえ、吸収性物品の製品に組み込むための、改善された悪臭抑制組成物の提供が今もなお切望されている。
知覚可能な臭気を使用前の吸収性物品に付与せず、かつ消費者が吸収性物品を一般的に着用している期間にわたり悪臭制御利益を効率的にもたらす悪臭制御技術を開発する必要性が未だに存在する。
本発明は、トップシートと、バックシートと、トップシートとバックシートとの間に配置される吸収性コアと、シクロデキストリンとシクロデキストリンと錯化された少なくとも3つの成分とを含むシクロデキストリン錯体と、を含む、放出性臭気制御手段を有する吸収性物品に関する。この吸収性物品は、ヘッドスペース試験法により測定した際に、時間0分で約0.50×108以下の総ヘッドスペース領域、時間30分で少なくとも約1.00×108の総ヘッドスペース領域、及び時間240分で少なくとも約2.70×108の総ヘッドスペース領域を有する。
本発明の吸収性物品は、使用前に匂いを全く又はほんの少ししか示さない。使用の際、体液はシクロデキストリン錯体に接触し、シクロデキストリン錯体の成分を効果的に放出して、体液に伴う悪臭を低減させる。本発明は、吸収性物品が消費者により一般的に着用されている期間中、臭気を持続的に制御することができ、これは、日中は通常約4時間、夜間は通常約8時間である。
本発明は、体液を本発明の吸収性物品に接触させる工程を含む、尿、経血、及び/又は糞便などの体液に伴う悪臭を低減させる方法に更に関する。
「吸収性物品」は、尿、経血、及び糞便などの体滲出物を吸収し、封じ込める用具を指す。用語「使い捨て」は、本明細書において、一回の使用後、洗濯する、ないしは別の方法で吸収性物品として修復する又は再利用することを意図しない、吸収性物品を記述するために使用される。吸収性物品の例としては、おむつ、幼児トレーニングパンツ、成人失禁用衣類、及び生理用ナプキン、パンティライナー、陰唇間用具、痔パッドなどの女性用衛生衣類、などが挙げられる。
吸収性物品、並びにトップシート、バックシート、吸収性コアなどの構成要素及びそれらの構成要素の任意の個々の層は、身体に面する表面と衣類に面する表面とを有する。本明細書で使用するとき、「身体に面する表面」とは、着用者の身体に向けて又は身体に隣接して着用されることが意図された物品又は構成要素の表面を意味し、「衣類に面する表面」はその反対側であり、使い捨て吸収性物品が着用されたときに、着用者の下着に向けて着用される又は下着に隣接して配置されることが意図される。
吸収性物品
一般的に、本発明の吸収性物品は、典型的に、トップシート、バックシート、及びトップシートとバックシートとの間に配置される吸収性コアを含む。
一般的に、本発明の吸収性物品は、典型的に、トップシート、バックシート、及びトップシートとバックシートとの間に配置される吸収性コアを含む。
吸収性物品のトップシートは、着用者の皮膚及び毛に適合し、柔らかい感触であり、非刺激性であることが好ましい。更にトップシートは、液体透過性であり、液体(例えば、経血及び/又は尿)がその厚みを通して容易に浸透可能なものである。好適なトップシートは、織布材料及び不織布材料(例えば、繊維の不織布ウェブ)、孔あき成形熱可塑性フィルム、孔あきプラスチックフィルム、及びハイドロフォーミングされた熱可塑性フィルム等の高分子材料、多孔質発泡体、網状発泡体、網状熱可塑性フィルム、並びに熱可塑性スクリム等の広範囲の材料から製造されてよい。好適な織布及び不織布材料は、天然繊維(例えば、木質繊維若しくは綿繊維)、合成繊維(例えば、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、若しくはポリエチレン繊維などのポリマー繊維)、又は天然繊維と合成繊維との組み合わせからなるものでよい。トップシートが、不織布ウェブを含む場合、ウェブは、多くの既知の技法により製造され得る。例えば、ウェブが、スパンボンドされるか、毛羽立てられるか、湿式載置されるか、メルトブローされるか、水流交絡されるか、上記の組み合わせ等を施されてもよい。
バックシートは、液体(例えば、経血及び/又は尿)に不透過性であり、好ましくは薄いプラスチックフィルムから製造されるが、その他の可撓性の液体不透過性材料を使用することもできる。本明細書で使用するとき、用語「可撓性」は、順応性があり、人間の体の一般的な形状及び輪郭に容易に適合する材料を意味する。バックシートは、吸収性コアに吸収、保持された排泄物によってベッドシーツ、パンツ、パジャマ及び下着といった吸収性用品に接触する用品が汚れることを防止するものである。バックシートはまた、液体不浸透性でありながら蒸気浸透性(「呼吸可能」)であることができる。バックシートは、織布材料若しくは不織布材料、ポリエチレン若しくはポリプロピレンの熱可塑性フィルム等のポリマーフィルム、又はフィルムコーティングされた不織布材などの複合材料を含んでもよい。
バックシート及びトップシートは、それぞれ、吸収性コアの衣類面及び身体面に隣接して置くことができる。吸収性コアは、当該技術分野において周知の取り付け手段などの任意の方法によってトップシート、バックシート、又は双方に接合することが可能である。
吸収性コア全体の一部が、トップシート、バックシート、又は両方にくっつけられていない、本発明の実施形態が想像される。
吸収性コア全体の一部が、トップシート、バックシート、又は両方にくっつけられていない、本発明の実施形態が想像される。
吸収性コアは、当業者に周知の任意の材料から形成され得る。こうした材料の例としては、多プライの捲縮セルロース塊、毛羽立てられたセルロース繊維、エアフェルトとしても既知である木材パルプ繊維、織物繊維、繊維の混合物、繊維の塊又は芯、繊維のエアレイドウェブ、ポリマー繊維のウェブ及びポリマー繊維の混合物が挙げられる。その他の好適な吸収性コア材料には、ポリウレタンフォーム又は高内相エマルション(「HIPE」)フォームなどの吸収性フォームが挙げられる。好適なHIPEフォームは、米国特許第5,550,167号、米国特許第5,387,207号、米国特許第5,352,711号、及び米国特許第5,331,015号に開示されている。
幾つかの吸収性物品では吸収性コアは比較的薄く、厚さが約5mm未満、約3mm未満、又は約1mm未満であることができる。厚さは、当該技術分野において既知のいずれかの手段によって、1.72kPaの均一な圧力下にある間に、パッドの長手方向中心線沿いの中間点の厚さを測定することによって、決めることができる。
吸収性コアは、当該技術分野において既知の、AGM繊維を含む吸収性ゲル材料(AGM)などの超吸収性材料を含むことができる。したがって、吸収性コアは、超吸収性材料を含む層を構成する。
吸収性物品は、例えば、トップシートと吸収性コアの間に、第2のトップシート又は捕集層などの、他の追加の構成要素を含むことができる。第2トップシート又は捕集層は、カード法レジンボンド不織布、エンボスされたカード法レジンボンド不織布、嵩高カード法レジンボンド不織布、カード法エアスルーボンド不織布、カード法サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布などの、薄層又不織布を含むことができる。第2のトップシート又は捕獲層には、例えば、木材パルプ、木綿、羊毛などの天然繊維の他に、ポリ乳酸繊維などの生分解性繊維、及びポリオレフィン(例えば、ポリエチレン及びポリプロピレン)、ポリエステル、ポリアミド、合成セルロース(例えば、RAYON(登録商標)、Lyocell)、酢酸セルロース、バイコンポーネント繊維などの合成繊維、並びにそれらの混合物を含む、様々な繊維が使用され得る。第2のトップシート又は捕獲層の坪量は、所望の用途により変えることができる。
吸収性物品は、典型的におむつに見られるサイドカフ、典型的に生理用ナプキンに見られるサイドウイング又はサイドフラップなどの、構成要素を更に含むことができる。
本明細書における吸収性物品は、好ましくは1回使用の使い捨てである。
本発明のシクロデキストリン錯体は、吸収性物品の様々な場所に配置することができる。シクロデキストリン錯体は、トップシート若しくは吸収性コアの衣類に面する側若しくは身体に面する側、又はバックシートの身体に面する側に配置することができる。好ましくは、シクロデキストリン錯体は、吸収性コアに、また好ましくは、吸収性コアの身体に面する側に配置される。悪臭抑制組成物は、それが吸収性物品中に存在する場合には、第2トップシート若しくは捕集層の衣類面側又は身体面側などの他の構成要素の上に配置することもできる。
本発明のシクロデキストリン錯体は、シクロデキストリン錯体の成分を効果的に放出するように吸収性物品に配置されて、臭気制御効果を持続させる。このような持続した臭気制御効果は、以下に説明されるヘッドスペース試験法により示される。ヘッドスペース試験法は、人工経血液(「AMF」)の攻撃の際に、試験される吸収性物品のサンプル周囲のヘッドスペースに放出されたシクロデキストリン錯体の成分の相対量を測定する。
ヘッドスペース試験法は、吸収性物品が消費者により着用され、経血又は尿などの体液の攻撃を受ける、実際の着用状況におけるシクロデキストリン錯体の成分の放出のシミュレーションを提供することを目的とする。生理用ナプキンなどの吸収性物品の、消費者による典型的な着用期間は、日中はおよそ4時間であり、夜間は通常約8時間である。ヘッドスペース試験法を受けたときに、吸収性物品が4時間にわたって本明細書に開示される十分な量(所定の時間での総ヘッドスペース領域として報告される)でシクロデキストリン錯体の成分を放出するなら、それは、吸収性物品が経血又は尿などの体液に伴う悪臭を物品の典型的な着用期間にわたって低減させる能力を示している。
シクロデキストリン錯体の成分が吸収性物品のサンプル周囲のヘッドスペースに放出される度合いは、主に、吸収性物品における吸収性コア及び/又は超吸収性材料(例えば、吸収性ゲル化材料(「AGM」))に対するシクロデキストリン錯体の位置により影響されることがわかった。シクロデキストリン錯体がシクロデキストリン錯体の成分を効果的に放出するためには、該錯体は十分な量の水分と接触する必要がある。シクロデキストリン錯体を吸収性物品に組み入れると問題が存在するが、それは、吸収性コア及び/又は超吸収性材料などの、吸収性物品のその他の構成要素が、そこに含まれる水分など体液に対して強い親和性を有するからである。吸収性物品が経血又は尿などの体液に攻撃されると、上述のようにシクロデキストリン錯体は、体液に含まれる水分に関して吸収性コア及び/又は超吸収性材料と競争する。吸収性コア及び/又は超吸収性材料は、水分に対して強い親和性を有し、吸収性コア及び/又は超吸収性材料が体液と接触すると、吸収性コア及び/又は超吸収性材料は、体液の水分を効果的に「閉じ込める」ことによってシクロデキストリン錯体に接触するのが可能な水分の量を低減させ、シクロデキストリン錯体の成分を放出して、臭気制御利益をもたらす。したがって、吸収性物品におけるシクロデキストリン錯体の位置は、吸収性物品における吸収性コア及び/又は超吸収性材料の位置に関して考慮されるものである。
シクロデキストリン錯体からの成分の十分な量の放出を達成させるための1つの方法は、例えば、シクロデキストリン錯体を、吸収性物品の吸収性コア及び/又は超吸収性材料を含む層よりも身体に面する表面に近い吸収性物品の1つの層に配置させることである。
別の方法は、シクロデキストリン錯体を吸収性物品の、実際の攻撃領域付近の中央部分に配置させて、たとえ超吸収性材料が、例えば超吸収性材料がその層の中央部分の外に配置され、シクロデキストリン錯体がその同じ層の中央部分内に配置されているように、シクロデキストリン錯体と同じ層に配置されている場合でも、体液が、吸収性コア及び/又は超吸収性材料に接触する前にシクロデキストリン錯体に接触するようにすることである。
したがって、シクロデキストリン錯体は、好ましくは体液が吸収性コア及び/又は超吸収性材料と接触する前に体液と接触するように吸収性物品内に配置されるべきである。そうすることによって、シクロデキストリン錯体の成分のより有効な放出がもたらされ、本明細書に開示される総ヘッドスペース領域により反映されるような改善された臭気制御効果がもたらされる。
別の方法は、シクロデキストリン錯体を吸収性物品の、実際の攻撃領域付近の中央部分に配置させて、たとえ超吸収性材料が、例えば超吸収性材料がその層の中央部分の外に配置され、シクロデキストリン錯体がその同じ層の中央部分内に配置されているように、シクロデキストリン錯体と同じ層に配置されている場合でも、体液が、吸収性コア及び/又は超吸収性材料に接触する前にシクロデキストリン錯体に接触するようにすることである。
したがって、シクロデキストリン錯体は、好ましくは体液が吸収性コア及び/又は超吸収性材料と接触する前に体液と接触するように吸収性物品内に配置されるべきである。そうすることによって、シクロデキストリン錯体の成分のより有効な放出がもたらされ、本明細書に開示される総ヘッドスペース領域により反映されるような改善された臭気制御効果がもたらされる。
前述したように、吸収性物品は、使用前に匂いが全く又はほとんどないのが好ましい。
これは、時間0分での総ヘッドスペース領域により反映され、比較的低いか又は更にはおよそ0であるべきである。
これは、時間0分での総ヘッドスペース領域により反映され、比較的低いか又は更にはおよそ0であるべきである。
本発明の吸収性物品は、ヘッドスペース試験法により測定した際に、時間0分で約0.50×108以下、約0.25×108以下、約0.10×108以下、約0.01×108以下、又はおよそ0の総ヘッドスペース領域、時間30分で少なくとも約1.00×108、少なくとも約1.50×108、少なくとも約2.00×108、少なくとも約2.50×108、又は少なくとも約2.75×108の総ヘッドスペース領域、及び時間240分で少なくとも約2.70×108、少なくとも約3.00×108、少なくとも約3.50×108、又は少なくとも約3.75×108の総ヘッドスペース領域を有する。時間30分での最大総ヘッドスペース領域は、典型的には約9.50×108であり、時間240分での最大総ヘッドスペース領域は、典型的には約9.00×108である。
シクロデキストリン錯体
本発明のシクロデキストリン錯体は、シクロデキストリンと、シクロデキストリンと錯化した少なくとも3つの成分と、を含む。
本発明のシクロデキストリン錯体は、シクロデキストリンと、シクロデキストリンと錯化した少なくとも3つの成分と、を含む。
本明細書で使用するとき、用語「シクロデキストリン」は、約6〜約12個のグルコース単位を含有する置換型又は非置換型シクロデキストリンであって、例えば、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン及び/又はこれらの誘導体及び/又はそれらの混合物のような任意の既知のシクロデキストリンを包含する。例えば、本発明のシクロデキストリン錯体は、β−シクロデキストリン、α−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピルα−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピルβ−シクロデキストリン、メチル化−α−シクロデキストリン、メチル化−β−シクロデキストリン、及びそれらの混合物からなる群から選択されるシクロデキストリンを含み得る。
シクロデキストリンと錯化する成分は、多くの異なる成分から選択されることができる。シクロデキストリン錯体は、シクロデキストリンと錯化された少なくとも3つの成分を含む。好ましい成分には、芳香成分及び反応性成分が挙げられる。芳香成分は通常、香水の分野で使用されて、美学的に心地良い匂いを有する組成物を提供する。反応性成分は、アンモニア系悪臭又はイオウ系悪臭などの悪臭に反応できる成分(即ち、「悪臭反応性成分」)、並びに悪臭をマスキングする及び/又は嗅覚受容体に反応して消費者の鼻による悪臭の知覚を阻害する成分(即ち、「悪臭マスキング成分」)を含む。好適な反応性成分は、例えば米国特許出願第2008/0071238 A1号及び国際特許公開WO 2007/113778 A2号に記載されている。
反応性成分に関しては、アンモニア又はイオウに反応するものは、本発明のシクロデキストリン錯体において非常に効果的であり得る。アンモニアは、経血又は尿などの体液の吸収に伴う悪臭の一成分である。例えば、アンモニアは、尿の分解が原因で、尿吸収に使用される吸収性製品中に多量に通常存在する。アンモニア及びその誘導体は、アルデヒド及び/又はケトンと反応してイミンを形成することができる(いわゆるシッフ(Schiff)塩基反応による)。
この反応は酵素及び/又は弱酸性のpH4〜5によって触媒作用を受ける。温和な酸性条件は、ヒドロキシ中間体のプロトン化して水の除去を可能にするために必要である。
イミン反応が可能な多くのアルデヒド及びケトンは、不快な臭気及び/又は人間の嗅覚を撹乱できるほどに強い臭気を有し、並びに/あるいは非常に揮発性が高いので製品中で安定していない。したがって、そのような悪臭を制御するために、選定されたアルデヒド及びケトンが使用される。悪臭を制御するための好適なアルデヒド及びケトンの例は、シッフ塩基反応によりアミン化合物と反応でき、かつ不快な臭気を有さないアルデヒド及びケトンである。好適なアルデヒドとしては、ヘキシルシンナミックアルデヒド、α−アミルシンナミックアルデヒド、p−アニスアルデヒド、4−ホルミル−2−メトキシフェニル2−メチルプロパノエート、ベンズアルデヒド、シンナミックアルデヒド、クミンアルデヒド、デカナール、p−t−ブチル−α−メチルジヒドロシンナムアルデヒド、4−ヒドロキシ−3−メトキシシンナムアルデヒド、2−フェニル−3−(2−フリル)プロプ−2−エナール、バニリンイソブチレート、エチルバニリンアセテート、バニリンアセテート、シクラメンアルデヒド、ヘプタナール、ラウリルアルデヒド、ノナナール、オクタナール、フェニルアセトアルデヒド、フェニルプロピルアルデヒド、バニリン、サリチルアルデヒド、シトラール、2,4−ジヒドロキシ−3−メチルベンズアルデヒド、2−ヒドロキシ−4−メチルベンズアルデヒド、5−メチルサリチルアルデヒド、4−ニトロベンズアルデヒド、o−ニトロベンズアルデヒド、5−エチル−2−チオフェンカルボアルデヒド、5−メチル−2−チオフェンカルボキサルデヒド、2−チオフェンカルボアルデヒド、アサロンアルデヒド、5−(ヒドロキシメチル)−2−フルアルデヒド、2−ベンゾフランカルボキサルアルデヒド、2,3,4−トリメトキシベンズアルデヒド、プロトカテキュアルデヒド、ヘリオトロピン、4−エトキシ−3−メトキシベンズアルデヒド、3,4,5−トリメトキシベンズアルデヒド、3−ヒドロキシベンズアルデヒド、o−メトキシシンナムアルデヒド、3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシシンナムアルデヒド、2,8−ジチアノン−4−3n−4−カルボキサルデヒド、ソルビンアルデヒド、2,4−ヘプタジエナール、2,4−デカジエナール、2,4−ノナジエナール、2,4−ノナジエナール、(E,E)−,2,4−オクタジエン−1−アール、2,4−オクタジエナール、2,4−ドデカジエナール、2,4−ウンデカジエナール、2,4−トリデカジエン−1−アール、2−トランス−4−シス−7−シス−トリデカトリエナール、ピペロニリデンプロピオンアルデヒド、2−メチル−3−(2−フリル)アクロレイン、2,4−ペンタジエナール、2−フルフリリデンブチルアルデヒド、3−(2−フリル)アクロレイン、ピルブアルデヒド、エタンジアール又はそれらの混合物が挙げられる。
好適なアルデヒドは、ヘキシルシンナミックアルデヒド、デカナール、4−ホルミル−2−メトキシフェニル2−メチルプロパノエート、4−ヒドロキシ−3−メトキシシンナムアルデヒド、3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシシンナムアルデヒド、2−フェニル−3−(2−フリル)プロプ−2−エナール、エチルバニリンアセテート、バニリンイソブチレート、バニリンアセテート、アサロンアルデヒド、又はそれらの混合物から選択されることができる。
好適なアルデヒドは、ヘキシルシンナミックアルデヒド、4−ヒドロキシ−3−メトキシシンナムアルデヒド、デカナール、又はそれらの混合物から選択されることができる。
好適なケトンとしては、−(2,6,6−トリメチル−1−シクロへキセニル)ペント−1−エン−3−オン、4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン、4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン(異性体)、5−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)4−ペンテン−3−オン、(E)−4−(2,2−ジメチル−6−メチリデンシクロヘキシル)ブト−3−エン−2−オン、ラエボカルボン、又はそれらの混合物が挙げられる。
好ましくは、悪臭反応性成分は、ヘキシルシンナミックアルデヒド、α−アミルシンナミックアルデヒド、p−アニスアルデヒド、ベンズアルデヒド、シンナミックアルデヒド、クミンアルデヒド、デカナール、シクラメンアルデヒド、p−t−ブチル−α−メチルジヒドロシンナムアルデヒド、4−ヒドロキシ−3−メトキシシンナムアルデヒド、バニリンイソブチレート、2−フェニル−3−(2−フリル)プロプ−2−エナール、エチルバニリンアセテート、バニリンアセテート、ヘプタナール、ラウリルアルデヒド、ノナナール、オクタナール、フェニルアセトアルデヒド、フェニルプロピルアルデヒド、バニリン、サリチルアルデヒド、シトラール、2,4−ジヒドロキシ−3−メチルベンズアルデヒド、2−ヒドロキシ−4−メチルベンズアルデヒド、5−メチルサリチルアルデヒド、4−ニトロベンズアルデヒド、o−ニトロベンズアルデヒド、5−エチル−2−チオフェンカルバルデヒド、5−メチル−2−チオフェンカルバルデヒド、2−チオフェンカルバルデヒド、アサロンアルデヒド、5−(ヒドロキシメチル)−2−フルアルデヒド、2−ベンゾフランカルボキサルデヒド、トリメトキシベンズアルデヒド、プロトカテキュアルデヒド、ヘリオトロピン、4−エトキシ−3−メトキシベンズアルデヒド、3,4,5−トリメトキシベンズアルデヒド、3−ヒドロキシベンズアルデヒド、o−メトキシシンナムアルデヒド、3−5−ジメトキシ−4−ヒドロキシシンナムアルデヒド、2−8−ジチアノン−4−3n−4−カルボキサルデヒド、ソルビンアルデヒド、2,4−ヘプタジエナール、2,4−デカジエナール、2,4−ノナジエナール、2,4−ノナジエナール、(E,E)−,2,4−オクタジエン−1−アール、2,4−オクタジエナール、2,4−ドデカジエナール、2,4−ウンデカジエナール、2,4−トリデカジエン−1−アール、2−トランス−4−シス−7−シス−トリデカトリエナール、ピペロニリデンプロピオンアルデヒド、2−メチル−3−(2−フリル)アクロレイン、2,4−ペンタジエナール、2−フルフリリデンブチルアルデヒド、3−(2−フリル)アクロレイン、ピルブアルデヒド、エタンジアール、ラエボカルボン、1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセニル)ペント−1−エン−3−オン、4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン、4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン(異性体)、5−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)4−ペンテン−3−オン、(E)−4−(2,2−ジメチル−6−メチリデンシクロヘキシル)ブト−3−エン−2−オン、及びそれらの混合物からなる群から選択される。
本明細書で好適なその他の成分は、悪臭をマスキングする又は嗅覚受容体と反応する成分である。悪臭をマスキングする成分は、悪臭の蒸気圧を変更させる揮発性材料である傾向があり、その結果、悪臭の影響を低減させる。悪臭をマスキングする成分は、嗅覚受容体を抑制することによってそうすることもできる。これらの材料は、使用されると、鼻が悪臭を感知する機能を大幅に低減させ得る。嗅覚の阻害は、選択される材料の揮発性性質のため可能であるが、これは、吸収性物品のシクロデキストリン錯体から放出され、これは次いで、普通は吸収性物品の幾分近い範囲、例えば物品の0〜10メートル以内(これは本発明の範囲を制限することを全く意図していないが)にある消費者の鼻へと通常の呼吸によって吸い込まれる。言うまでもなく、嗅覚受容体の阻害は一時的なものである。好適な悪臭マスキング成分には、メントール、メンチルアセテート、メンチルラクテート、1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセニル)ペント−1−エン−3−オン、4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロへキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン、4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロへキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン(異性体)、5−(2,6,6−トリメチル−2−シクロへキセン−1−イル)4−ペンテン−3−オン、(E)−4−(2,2−ジメチル−6−メチリデンシクロヘキシル)ブト−3−エン−2−オン、イソメンチルアセテート、イソメンチルプロピオネート、イソメンチルイソブチレート、イソメンチルプロピオネート、イソメンチルブチレート、カンファー、p−メンタン、リモネン、ユーカリプトール、クレゾール、リナロール、テトラ−ヒドロリナロール、ミルセノール、テトラヒドロミルセノール、ジ−ヒドロミルセノール、ミルセン、シトロネロール、シトロネリル誘導体、ゲラニオール、ゲラニル誘導体、リナリルアセテート、ムゲタノール、オイゲノール、ジャスマル、テルピネオール、ピナノール、セドレン、ダマスコーン、βピネン、シネオール及びその誘導体、ノナジエノール、エチルヘキサナール、オクタノールアセテート、メチルフルフラール、テルピネン、ツジェン、アミルアセテート、ベンジルアセテート、カンフェン、シトロネラール、ジヒドロクマリン、ジヒドロミルセニルアセテート、ゲラニオール、ゲラニアール、イソアミルアセテート、エチル及び/又はトリエチルアセテート、パラクレゾール、パラシメン、メチルアビエテート、メチルジヒドロジャスモネート、ヘキシル−2−メチルブチレート、ベンジルアセテート、ラエボカルボン、ヘキシル−2−メチルブチレート、ユーカリ、フェニルエチルアルコールを含むが挙げられる。この材料には、これらの異性体形、ジアステレオマー形及びエナンチオマーが含まれる。有利にも、一般に上述の材料は、非常にわずかな特有の臭いしか有さないが、高度の悪臭マスキング及び/又は嗅覚受容体阻害を示す。
好ましくは、悪臭マスキング成分は、メントール、メンチルアセテート、メンチルラクテート、1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセニル)ペント−1−エン−3−オン、4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロへキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン、4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロへキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン(異性体)、5−(2,6,6−トリメチル−2−シクロへキセン−1−イル)4−ペンテン−3−オン、(E)−4−(2,2−ジメチル−6−メチリデンシクロヘキシル)ブト−3−エン−2−オン、イソメンチルアセテート、イソメンチルプロピオネート、イソメンチルイソブチレート、イソメンチルプロピオネート、イソメンチルブチレート、カンファー、p−メンタン、リモネン、ユーカリプトール、クレゾール、リナロール、テトラ−ヒドロリナロール、ミルセノール、テトラヒドロミルセノール、ジ−ヒドロミルセノール、ミルセン、シトロネロール、シトロネリル誘導体、ゲラニオール、ゲラニル誘導体、リナリルアセテート、ムゲタノール、オイゲノール、ジャスマル、テルピネオール、ピナノール、セドレン、ダマスコン、βピネン、シネオール及びその誘導体、ノナジエノール、エチルヘキサナール、オクタノールアセテート、メチルフルフラール、テルピネン、ツジェン、アミルアセテート、ベンジルアセテート、カンフェン、シトロネラール、ジヒドロクマリン、ジヒドロミルセニルアセテート、ゲラニオール、ゲラニアール、イソアミルアセテート、エチル及び/又はトリエチルアセテート、パラクレゾール、パラシメン、メチルアビエテート、メチルジヒドロジャスモネート、ヘキシル−2−メチルブチレート、ベンジルアセテート、ラエボカルボン、ヘキシル−2−メチルブチレート、ユーカリ、フェニルエチルアルコール、並びにそれらの混合物からなる群から選択される。
シクロデキストリンと錯化した成分は、美学的に心地良い臭気特性を混合物に付与する芳香成分を更に含んでもよい。シクロデキストリン錯体に使用できる好適な芳香成分には、リモネン、ユーカリプトール、クレゾール、リナロール、テトラヒドロリナロール、ミルセノール、テトラヒドロミルセノール、ジヒドロミルセノール、ミルセン、シトロネロール、シトロネリル誘導体、ゲラニオール、ゲラニル誘導体、リナリルアセテート、ムゲタノール、オイゲノール、ジャスマル、テルピネオール、ピナノール、セドレン、ダマスコン、βピネン、シネオール及びその誘導体、ノナジエノール、エチルヘキサナール、オクタノールアセテート、メチルフルフラール、テルピネン、ツジェン、アミルアセテート、ベンジルアセテート、カンフェン、シトロネラール、ジヒドロクマリン、ジヒドロミルセニルアセテート、ゲラニオール、ゲラニアール、ユーカリ(encalyptus)、イソアミルアセテート、エチル及び/又はトリエチルアセテート、パラクレゾール及びパラシメン、ベンジルベンゾエート、イソプロピルミリステート、メチルアビエテート、エタノール、イソプロパノール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、グリセロール、プロピレングリコール、1,2−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、ジエチルフタレート、トリエチルシトレート、ジエチルセバケートが挙げられる。
特定の成分に関しては、同じ成分が、悪臭反応性成分、悪臭マスキング成分、及び/又は芳香成分の両方であると見なすことができる場合がある。これは、シクロデキストリン錯体が少なくとも3つの異なる特異成分を含有する限り、問題はない。
吸収性物品の関連では、吸収性物品は使用前に容易に気付く匂いを(又は非常に少しの匂いしか)示さないのが好ましい。結果として、シクロデキストリン錯体は、シクロデキストリンと錯化していない少量の遊離成分を有するのが好ましい。好ましい実施形態のうちの少なくともいくつかによると、シクロデキストリンと錯化される成分の割合は、約75%超、約90%超、又は約95%超である。これらの成分錯化レベルは、錯体形成プロセス自体に直接関連すると理解すべきであり、即ち、この割合は、シクロデキストリン錯体を介して第1の割合の成分を付加し、第2の割合の純成分を付加する製剤設計を示さない。
シクロデキストリン錯体は、当該技術分野において周知の様々な方法で形成されることができる。例えば、Procter & Gamble Companyの米国特許第5,543,157号には、シクロデキストリン錯体の形成方法が記載されている。
シクロデキストリン錯体の形成方法の一例として、溶媒(例えば、水、又は錯化される有機化合物に好適な有機溶媒)、未装填のシクロデキストリン粒子、及び錯化される必要がある有機化合物を容器に入れ、その後、ある時間にわたって混合して、シクロデキストリン分子の「空隙」の中に有機分子を装填させる。混合物は、例えば、コロイドミル及び/又はホモジナイザーを使用した加工などで、更に加工されてもされなくてもよい。次に、得られた混合物又はスラリーから溶媒を実質的に除去して、例えば、噴霧乾燥を介して、シクロデキストリン錯体粒子を得る。しかしながら、異なる製造技術は、異なる粒子/錯体特性を付与することができ、これは、特定の用途及び条件に依存して、吸収性物品において望ましいものになる場合もあり、望ましくないものになる場合もある。いくつかの実施形態では、シクロデキストリン包接錯体の粒子は、ポリシロキサンキャリアの中への包接前には低レベルの水分しか有さず、典型的には粒子の約20重量%未満、又は粒子の約10重量%未満、又は粒子の約6重量%未満である。シクロデキストリン及び有機化合物の包接錯体のスラリーの噴霧乾燥は、上述の好ましい水分レベルを有するシクロデキストリン粒子及びシクロデキストリン錯体を作製することができる1つの製造技術である。
シクロデキストリン錯体もまた既知の技術及び押出プロセス(混練)を用いて得ることができるが、得られた材料は通常、より高い湿分及びより低い錯化効率を有する。Procter & Gamble Companyの米国公開特許第2008/0213191
A1号は、シクロデキストリン錯体を調製するための好ましい技術の詳しい要旨を提供している。
シクロデキストリン錯体もまた既知の技術及び押出プロセス(混練)を用いて得ることができるが、得られた材料は通常、より高い湿分及びより低い錯化効率を有する。Procter & Gamble Companyの米国公開特許第2008/0213191
A1号は、シクロデキストリン錯体を調製するための好ましい技術の詳しい要旨を提供している。
シクロデキストリン錯体は、様々な方法で、及び様々なパターンで、吸収性物品に塗布することができる。例えば、シクロデキストリン錯体がキャリアに分散している場合、シクロデキストリン錯体を含有する分散液は、縞模様に使用できるスロットアプリケーター、模様による塗布のための空気補助アプリケーター(噴霧、らせん状、S字状、微細繊維、omega(登録商標)、signature(登録商標)及びこれらに類するもの)などの従来の接着剤塗布装置を用いて塗布することができるが、それはこれが、流体獲得に影響を与えないやり方で(すなわち、材料が膣開口部に対応して塗布されない婦人用ケア物品において)悪臭制御材料を配置できるようにし、大きな空隙空間を有する模様が両側への流体浸透をも可能にするからである。模様による塗布もまた有用であるが、それはこれが正確な塗布を可能にし、その結果、物品の様々な層を結合する接着剤との接触を回避するのが容易になるからである。
シクロデキストリン錯体は、粉末の形態で塗布されてもよいし、キャリアに組み込まれてローションとして塗布されてもよい。シクロデキストリン錯体をキャリア内に分散させて分散液を形成し、その分散液を吸収性物品に塗布してもよい。キャリアは、ポリシロキサンオイル、鉱油、ワセリン、ポリエチレングリコール、グリセリン(glyercin)など、及びそれらの混合物からなる群から選択されることができる。キャリアは、シリコーングリコールコポリマー(Dow Corning 190 FluidとしてDow Corningから市販)などのポリシロキサンオイルが好ましい。
シクロデキストリン錯体は通常、吸収性物品1つにつき約10〜約5000ミリグラム、吸収性物品1つにつき約20〜約1000ミリグラム、吸収性物品1つにつき約30〜約500ミリグラム、又は吸収性物品1つにつき約70〜約300ミリグラムの量で吸収性物品中に配置される。
図1は、本発明による生理用ナプキンなどの吸収性物品を示す。図2は、図1の(i)により表される線に沿った、同じ吸収性物品の断面図である。吸収性物品(10)は、トップシート(20)と、バックシート(30)と、吸収性コア(40)と、第2のトップシート(50)と、吸収性コア(40)の身体に面する表面に塗布された本発明によるシクロデキストリンの2つのスパイラル(60)と、を含む。したがって、シクロデキストリン錯体(60)は、吸収性物品(10)の吸収性コア(40)よりも身体に面する表面に近い吸収性物品(10)の1つの層に配置される。
本発明は、尿、経血、及び/又は糞便などの体液に伴う悪臭の低減方法を更に包含し、体液を本発明の吸収性物品に接触させる工程を含む。好ましくは、本方法は、経血に伴う悪臭を低減させる。
ヘッドスペース試験法
以下のヘッドスペース試験法は、人工経血液(「AMF」)の攻撃前及び攻撃後の、吸収性物品のサンプル周囲のヘッドスペースに放出されたシクロデキストリンで錯化した成分の量を測定する。
以下のヘッドスペース試験法は、人工経血液(「AMF」)の攻撃前及び攻撃後の、吸収性物品のサンプル周囲のヘッドスペースに放出されたシクロデキストリンで錯化した成分の量を測定する。
この試験法に合わせて人工経血液は、ヒツジの変性血液を基本にしており、これは、粘度、導電性、表面張力、及び外観の点でヒトの月経液に酷似するように、変性されたものである。これは、参照されるProcter & Gamble Companyに譲渡された、米国特許第6,417,424号の17段33行〜18段45行に説明されるとおりに調製される。
1700mLのガラスバイアル瓶(直径11cm×高さ19cm、ガラスバイアル瓶を封止する金属カバーを有する)の底に、試験される吸収性物品の中央部分がガラスバイアル瓶の底に(吸収性物品のトップシートが上を向いた状態で)配置されるように、吸収性物品を置く。生理用ナプキンの場合、もしその生理用ナプキンがウィング(即ちサイドフラップ)を有するなら、まずウィングを生理用ナプキンの下に折り込み(生理用ナプキンのバックシートに隣接するように)、生理用ナプキンの端部を畳み込んで、生理用ナプキンがガラスバイアル瓶に完全に嵌り、生理用ナプキンの中央部分がガラスバイアル瓶の底に位置するようにする。ガラスバイアル瓶内での生理用ナプキンの位置決めは、図3に示されている。より大きい吸収性物品を試験する場合は、吸収性物品全体がガラスバイアル瓶にちょうど嵌り、吸収性物品の中央部分がガラスバイアル瓶の底に位置するように、吸収性物品の端部及び/又は側部を短く切ってもよい。
試験される吸収性物品をガラスバイアル瓶内に装填したら、ガラスバイアル瓶を金属カバーで封止する。金属カバーは、そのカバーの中央に直径1mm〜2mmの円形の孔を有する。金属カバーの円形の孔は、カバーの上面に付けられ、かつ円形の孔を覆い封止する、1片のオフィステープ(例えば、3MのSCOTCH MAGICテープ)で封止される。
吸収性物品を入れたガラスバイアル瓶が金属カバーで封止された直後に、ヘッドスペースのサンプルを採る。ヘッドスペースのサンプルをSPMEファイバーアセンブリポリジメチルシロキサン(100μmのPDMSでコーティングされたSPMEファイバー、ニードルサイズ24ゲージ、手動ホルダーでの使用、SupelcoからModel Number 57300−Uとして入手可能)で採る。SPMEファイバーアセンブリを、ガラスバイアル瓶の金属カバーの円形の孔を覆っているオフィステープを突き通し、SPMEファイバーアセンブリPDMS(SupelcoからのModel Number 57300−U)とともに提供される説明書に従ってファイバーをガラスバイアル瓶内のヘッドスペースに15分間さらすことによって、ヘッドスペースのサンプルを採る。サンプルを採った直後に、ガラスバイアル瓶の金属カバーの円形の孔を、別のオフィステープの片で再び封止する。次いで、SPMEファイバーを以下のようにガスクロマトグラフィー−質量分析(「GC−MS」)機器に2分間脱着させる。
GC−MS機器は、ピークがヘッドスペースサンプル中の各成分に対応するクロマトグラムを生成する。機器の操作者は、吸収性物品のシクロデキストリン錯体のシクロデキストリンと最初に錯化する成分に対応するピークを識別する(このために、操作者は、シクロデキストリンと最初に錯化する成分を知っている必要がある;操作者がまずシクロデキストリンと最初に錯化する成分判断する必要がある場合は、本明細書に記載されるヘッドスペース試験法を修正して使用して、シクロデキストリン錯体を含む吸収性物品のサンプルを試験することができるが、この試験法では、吸収性物品のサンプルを1700mLのガラスバイアル瓶に入れ、次いで10mLの水で攻撃し、その後、ガラスバイアル瓶を封止し、37℃の実験室オーブンに4時間入れ、本明細書に記載のSPMEファイバーを使用してヘッドスペースをサンプリングし、本明細書に記載のGC−MS機器でヘッドスペースサンプルを分析して、シクロデキストリンと最初に錯化する成分に対応するヘッドスペース内の成分を識別する)。最初にシクロデキストリンと錯化した成分に対応するピーク下の領域を測定し、合計する。次いで、これらの領域の合計を、吸収性物品のサンプルの「時間0分での総ヘッドスペース領域」として報告する。
次いで、ガラスバイアル瓶の金属カバーを取り除き、10mLのAMFを目盛り付きのマイクロピペット(例えば、Sigma−Aldrichから入手可能なFINNPIPETTE)でガラスバイアル瓶内の吸収性物品のサンプルの中央部分の約3cm×8cmの領域に加える。次いで、ガラスバイアル瓶を直ちに金属カバーで再び封止する。次いで、ガラスバイアル瓶を37℃の実験室オーブンに入れる。30分後、別のヘッドスペースサンプルをガラスバイアル瓶から出す(時間0分での測定に関する上述の手順に従う)。
ヘッドスペースサンプルを直接実験室オーブン内で15分間採り、次いでGC−MS機器に2分間脱着させる。最初にシクロデキストリンと錯化された成分に対応するクロマトグラムでの領域の合計は、吸収性物品のサンプルの時間30分での「総ヘッドスペース領域」として報告される。
ヘッドスペースサンプルを直接実験室オーブン内で15分間採り、次いでGC−MS機器に2分間脱着させる。最初にシクロデキストリンと錯化された成分に対応するクロマトグラムでの領域の合計は、吸収性物品のサンプルの時間30分での「総ヘッドスペース領域」として報告される。
次いで、吸収性物品の入ったガラスパイアル瓶を、37℃の実験室オーブンに入れたままにし、続いてヘッドスペースサンプルを時間80分、120分、及び240分で採った。最初にシクロデキストリンと錯化された成分に対応するクロマトグラムでの領域の合計は、それぞれ時間80分、120分、及び240分での「総ヘッドスペース領域」として報告される。
このテスト法を、同じ種類の吸収性物品の追加のサンプルで更に2回繰り返した。各時間間隔での3つの総ヘッドスペース領域値の平均(average)(平均(mean))を報告する(「時間0分での総ヘッドスペース領域」、「時間30分での総ヘッドスペース領域」、「時間80分での総ヘッドスペース領域」、「時間120分での総ヘッドスペース領域」、及び「時間240分での総ヘッドスペース領域」として)。平均総ヘッドスペース領域値の標準偏差は、各時間間隔にておよそ10%である。
(実施例1)
これは、シクロデキストリン錯体が、吸収性物品の第2のトップシートの衣類に面する側に配置される、本発明の吸収性物品の一例である。
これは、シクロデキストリン錯体が、吸収性物品の第2のトップシートの衣類に面する側に配置される、本発明の吸収性物品の一例である。
シクロデキストリン錯体を、以下のように調製する。緩やかに攪拌される容器の中で、以下の成分を順に加えて、気泡を作らずに流体の上部に動きを作り出す:55グラムの蒸留水、41グラムのβシクロデキストリン(公称12%の水分を含有する)、及び4グラムの、以下の表1の成分混合物。
1 Firmenichより入手可能
得られたスラリーを30分間攪拌し、次いでコロイドミル(Gaulinミル)に通過させる。溶液のレオロジーは錯化が生じるにつれて粘稠なスラリーに変化する。次に、スラリーを、約195℃の入口温度及び約98℃の出口温度にて、ノズル噴霧乾燥を介して乾燥させる。得られたシクロデキストリン錯体は、シクロデキストリン錯体の約5重量%の含水量を有する粉末であり、シクロデキストリンと錯化する成分の含有量は、シクロデキストリン錯体の約8重量%〜約9重量%である。シクロデキストリン錯体は、約2%未満の、シクロデキストリンと錯化されていない成分を有する。
Fater SpA(Italy)から市販されている生理用ナプキンLINES PETALO BLU CON ALIを入手する。生理用ナプキンの剥離紙包装を取り外し、生理用ナプキンを平らな折り畳まれていない形状に開く。次いで、生理用ナプキンを1つの長手方向側部に沿って切る(他方の長手方向側部を完全なまま残す)。トップシートを第2のトップシート(「STS」)から分離させる。STSの衣類に面する側に、50ミリグラムのシクロデキストリン錯体を、STSの中心の3cm×8cmの領域に適用する(スパチュラを使用してシクロデキストリン錯体を均一に適用する)。生理用ナプキンを元の順及び向きで再び組み立て、切られた長手方向側部に沿って新たに熱封止する。
得られた生理用ナプキンを本明細書に記載されるヘッドスペース試験法にかけ、総ヘッドスペース領域値を図4のグラフにプロットする。
比較例
これは、シクロデキストリン錯体が吸収性物品の吸収性コアに配置された、吸収性物品の比較例である。
これは、シクロデキストリン錯体が吸収性物品の吸収性コアに配置された、吸収性物品の比較例である。
シクロデキストリン錯体を実施例1のように調製する。
Fater SpA(Italy)から市販されている生理用ナプキンLINES PETALO BLU CON ALIを入手する。生理用ナプキンの剥離紙包装を取り外し、生理用ナプキンを平らな折り畳まれていない形状に開く。次いで、生理用ナプキンを1つの長手方向側部に沿って切る(他方の長手方向側部を完全なまま残す)。第2のトップシート(「STS」)を吸収性コアから分離させる。吸収性コアを半分に切ることによって、吸収性コアの上層及び下層を形成する。吸収性コアの下層の身体に面する側に、50ミリグラムのシクロデキストリン錯体を、吸収性コアの下層の中心の3cm×8cmの領域に適用する(スパチュラを使用してシクロデキストリン錯体を均一に適用する)。生理用ナプキンを元の順及び向きで再び組み立て、切られた長手方向側部に沿って新たに熱封止する。
得られた生理用ナプキンを本明細書に記載されるヘッドスペース試験法にかけ、総ヘッドスペース領域値を図4のグラフにプロットする。
上記の総ヘッドスペース領域値が表4のグラフにプロットされているが、STSの衣類に面する側にシクロデキストリン錯体を配置することによって、シクロデキストリン錯体からの臭気制御成分の放出が、シクロデキストリン錯体を吸収性物品の吸収性コアに配置するのと比べて240分間にわたって顕著に優れていることを示す。
(実施例2)
これは、シクロデキストリン錯体が、キャリアとともに処方され、吸収性物品の第2のトップシートの衣類に面する側に配置される、本発明の吸収性物品の一例である。
これは、シクロデキストリン錯体が、キャリアとともに処方され、吸収性物品の第2のトップシートの衣類に面する側に配置される、本発明の吸収性物品の一例である。
シクロデキストリン錯体を、実施例1に記載されるように調製する。40グラムのシクロデキストリン錯体を、ミキサー内の60グラムのシリコングリコールコポリマー(Dow Corning 190 Fluid)に攪拌しながらゆっくりと加えて、均質の分散液を得、これを攪拌下で維持する。
Procter & Gamble Companyからの生理用ナプキンであるAlwaysウルトラレギュラーを長手方向側部に沿って切る(他方の長手方向側部を完全なまま残す)。トップシートを第2のトップシート(「STS」)から分離させる。STSの衣類に面する側に、Dow Corning 190 Fluidとシクロデキストリン錯体とを含有する170ミリグラムの分散液を、図1に示されるものと似た2つの薄いスパイラルに塗布する。生理用ナプキンを元の順及び向きで再び組み立て、切られた長手方向側部に沿って新たに熱封止する。
(実施例3)
これは、シクロデキストリン錯体が、キャリアとともに処方され、吸収性物品の第2のトップシートの衣類に面する側に配置される、本発明の吸収性物品の一例である。
これは、シクロデキストリン錯体が、キャリアとともに処方され、吸収性物品の第2のトップシートの衣類に面する側に配置される、本発明の吸収性物品の一例である。
40グラムのシクロデキストリン錯体を、ミキサー内の60グラムのシリコングリコールコポリマー(Dow Corning 190 Fluid)に攪拌しながらゆっくりと加えて、均質の分散液を得、これを攪拌下で維持する。
Procter & Gamble Companyからの生理用ナプキンであるAlwaysウルトラレギュラーを長手方向側部に沿って切る(他方の長手方向側部を完全なまま残す)。トップシートを第2のトップシート(「STS」)から分離させる。STSの衣類に面する側に、PDMSとシクロデキストリン錯体とを含有する170ミリグラムの分散液を、図1に示されるものと似た2つの薄いスパイラルに塗布する。生理用ナプキンを元の順及び向きで再び組み立て、切られた長手方向側部に沿って新たに熱封止する。
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきでない。むしろ、特に断らない限り、そのような寸法はそれぞれ、記載された値及びその値周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味するものとする。
Claims (13)
- 身体に面する表面と、衣類に面する表面と、を有する吸収性物品であって、
トップシートと、
バックシートと、
前記トップシートと前記バックシートとの間に配置される吸収性コアと、
シクロデキストリン及び前記シクロデキストリンと錯化した少なくとも3つの成分を含むシクロデキストリン錯体と、を含み、前記吸収性物品が、ヘッドスペース試験法により測定した際に、時間0分で0.50×108以下の総ヘッドスペース領域、時間30分で少なくとも1.00×108の総ヘッドスペース領域、及び時間240分で少なくとも2.70×108の総ヘッドスペース領域を有し、
前記3つの成分が、少なくとも1つの反応性成分及び少なくとも1つの芳香成分を含み、
前記反応性成分が、悪臭反応性成分、悪臭マスキング成分、及びそれらの混合物からなる群から選択され、
前記シクロデキストリン錯体が、前記吸収性コアよりも身体に面する表面に近い前記吸収性物品の1つの層、または前記吸収性コアの身体に面する側に配置される、吸収性物品。 - 前記吸収性物品が、ヘッドスペース試験法により測定した際に、時間0分で0.25×108以下の総ヘッドスペース領域、時間30分で少なくとも1.50×108の総ヘッドスペース領域、及び時間240分で少なくとも3.00×108の総ヘッドスペース領域を有する、請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記吸収性物品が、ヘッドスペース試験法により測定した際に、時間0分で0.10×108以下の総ヘッドスペース領域、時間30分で少なくとも2.00×108の総ヘッドスペース領域、及び時間240分で少なくとも3.50×108の総ヘッドスペース領域を有する、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
- 前記少なくとも3つの成分が、悪臭反応性成分、悪臭マスキング成分、及び芳香成分を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記悪臭反応性成分が、ヘキシルシンナミックアルデヒド、α−アミルシンナミックアルデヒド、p−アニスアルデヒド、ベンズアルデヒド、シンナミックアルデヒド、クミンアルデヒド、デカナール、シクラメンアルデヒド、p−t−ブチル−α−メチルジヒドロ桂皮アルデヒド、4−ヒドロキシ−3−メトキシ桂皮アルデヒド、バニリンイソブチレート、2−フェニル−3−(2−フリル)プロプ−2−エナール、エチルバニリンアセテート、バニリンアセテート、ヘプタナール、ラウリルアルデヒド、ノナナール、オクタナール、フェニルアセトアルデヒド、フェニルプロピルアルデヒド、バニリン、サリチルアルデヒド、シトラール、2,4−ジヒドロキシ−3−メチルベンズアルデヒド、2−ヒドロキシ−4−メチルベンズアルデヒド、5−メチルサリチルアルデヒド、4−ニトロベンズアルデヒド、o−ニトロベンズアルデヒド、5−エチル−2−チオフェンカルバルデヒド、5−メチル−2−チオフェンカルバルデヒド、2−チオフェンカルバルデヒド、アサロンアルデヒド、5−(ヒドロキシメチル)−2−フルアルデヒド、2−ベンゾフランカルボキサルデヒド、2,3,4−トリメトキシベンズアルデヒド、プロトカテキュアルデヒド、ヘリオトロピン、4−エトキシ−3−メトキシベンズアルデヒド、3,4,5−トリメトキシベンズアルデヒド、3−ヒドロキシベンズアルデヒド、o−メトキシ桂皮アルデヒド、3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシ桂皮アルデヒド、2−8−ジチアノン−4−3n−4−カルボキサルデヒド、ソルビンアルデヒド、2,4−ヘプタジエナール、2,4−デカジエナール、2,4−ノナジエナール、2,4−ノナジエナール、(E,E)−,2,4−オクタジエン−1−アール、2,4−オクタジエナール、2,4−ドデカジエナール、2,4−ウンデカジエナール、2,4−トリデカジエン−1−アール、2−トランス−4−シス−7−シス−トリデカトリエナール、ピペロニリデンプロピオンアルデヒド、2−メチル−3−(2−フリル)アクロレイン、2,4−ペンタジエナール、2−フルフリリデンブチルアルデヒド、3−(2−フリル)アクロレイン、ピルブアルデヒド、エタンジアール、ラエボカルボン、1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセニル)ペント−1−エン−3−オン、4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン、4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン(異性体)、5−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)4−ペンテン−3−オン、(E)−4−(2,2−ジメチル−6−メチリデンシクロヘキシル)ブト−3−エン−2−オン、及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記悪臭マスキング成分が、メントール、メンチルアセテート、メンチルラクテート、1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセニル)ペント−1−エン−3−オン、4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロへキセン)−1−イル)−3−ブテン−2−オン、4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロへキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン(異性体)、5−(2,6,6−トリメチル−2−シクロへキセン−1−イル)4−ペンテン−3−オン、(E)−4−(2,2−ジメチル−6−メチリデンシクロヘキシル)ブト−3−エン−2−オン、イソメンチルアセテート、イソメンチルプロピオネート、イソメンチルイソブチレート、イソメンチルプロピオネート、イソメンチルブチレート、カンファー、p−メンタン、リモネン、ユーカリプトール、クレゾール、リナロール、テトラ−ヒドロリナロール、ミルセノール、テトラヒドロミルセノール、ジ−ヒドロミルセノール、ミルセン、シトロネロール、シトロネリル誘導体、ゲラニオール、ゲラニル誘導体、リナリルアセテート、ムゲタノール、オイゲノール、ジャスマル、テルピネオール、ピナノール、セドレン、ダマスコーン、βピネン、シネオール及びその誘導体、ノナジエノール、エチルヘキサナール、オクタノールアセテート、メチルフルフラール、テルピネン、ツジェン、アミルアセテート、ベンジルアセテート、カンフェン、シトロネラール、ジヒドロクマリン、ジヒドロミルセニルアセテート、ゲラニオール、ゲラニアール、イソアミルアセテート、エチル及び/又はトリエチルアセテート、パラクレゾール、パラシメン、メチルアビエテート、メチルジヒドロジャスモネート、ヘキシル−2−メチルブチレート、ベンジルアセテート、ラエボカルボン、ヘキシル−2−メチルブチレート、ユーカリ、フェニルエチルアルコール、並びにそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記シクロデキストリンが、α−シクロデキストリン及びβ−シクロデキストリンからなる群から選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記シクロデキストリン錯体がポリシロキサン油に分散されて分散液を形成し、前記分散液が前記吸収性物品に塗布される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記吸収性物品が、生理用ナプキンである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記吸収性物品が、前記トップシートと前記吸収性コアとの間に配置された第2のトップシートを更に含み、かつ前記シクロデキストリン錯体が前記第2のトップシート上に配置される、請求項1〜9のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記第2のトップシートが、身体に面する表面と衣類に面する表面とを有し、前記シクロデキストリン錯体が、前記第2のトップシートの前記衣類に面する表面上に配置される、請求項10に記載の吸収性物品。
- 前記吸収性コアが超吸収性材料を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 経血を請求項1〜12のいずれか一項に記載の吸収性物品と接触させる工程を含む、経血に伴う悪臭を低減させる方法。
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