JP2015198901A - イス及び支持フレーム - Google Patents
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Abstract
Description
ることがない。そのため、上記構造によりネスティング状態におけるコンパクト性を確保しつつ、好適にイスとしての座り心地を向上させることができる。
第2の構成において、前記位置決め部材は、前記枠体の裏面のうち、前記基準位置を含めて前後方向に拡がる所定領域の前後端それぞれから突出する一組の突出片と、前記一組の突出片をそれぞれの先端側で連結する連結片と、からなり、前記連結片が前記支持フレームに接触することにより前記座体を位置決めする。
これら構成に係るイスであれば、位置決め部材により、座体において着席者の重心位置となりうる領域で荷重を受けることができるため、イスとしての着席時の強度を好適に確保することができる。
第4の構成において、前記位置決め部材は、前後方向の幅が先端に向けて狭くなる形状となっており、前記支持フレームは、部材としての上面が前記位置決め部材との接触領域となり、側面視で前記位置決め部材の前端面を該前端面に沿って延長した線と重なる位置まで、部材としての前端が到達している。
第5の構成において、前記一対の位置決め部材は、一方における先端から他方における先端が、左右方向に延びる補強フレームによって接続されている。
また、上記各構成は以下に示す第6,第7の構成(請求項6,7)とするとよい。
第8の構成において、前記位置決め部材は、前記座体の裏面から左右方向内側に向けて傾斜するように突出しており、該座体の左右外側面よりも内側となる位置において前記支持フレームと接触するように構成されている。
(1)構成
イス1は、図1に示すように、背もたれ10と、座体20と、左右一対の脚部30,40と、脚部30,40を左右方向に連結する支持フレーム50と、を備え、同一のイス1を前後方向に重ねて収納(いわゆるネスティング)可能なネスティングチェアーである。
における帯状の部位は、イス1を移動させる際などの取っ手として使用される。なお、この帯状片11は、この構成に限らず、図4(a)に示すように、帯状の部位のみからなるものとし、横長の空間が形成されていない構成としてもよい。
連結片103)から他方における先端(連結片103)が、左右方向に延びる補強フレーム105によって接続されている。この補強フレーム105は、位置決め部材100をそれぞれの前後端においてのみ接続した構成とされているが、この構成に限られず、図4(c)に示すように、板状の部材を採用し、位置決め部材100の先端それぞれを前後幅全域にわたって接続した構成としてもよく、図6(b)に示すように、これを設けない構成としてもよい。
びるように設けられた前脚31,41と、支持フレーム50において前脚31,41よりも外側の端部側それぞれの下部から斜め後方へ延びるように設けられた後脚33,43と、各脚の下端に設けられたキャスター35,45を備えている。なお、イス1としては、これらキャスター35,45を備えていない構成を採用してもよい。
で半円形)となっており、ここに位置決め部材100の先端に形成された凸部107が嵌
合するように構成されている。
(2)変形例
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
制する内側規制片55や、位置決め部材100が左右方向の外側へ変位することを規制する外側規制片57などを設ける、といった構成である。
(3)作用,効果
このように構成されたイス1であれば、座体20の直下に配置した支持フレーム50で荷重を受ける構造を採用しているにも拘らず、座体20への着席でシート状部材23が変形したとしても、その下端が支持フレーム50に接触することはなく、着席に伴うシート状部材23の変形が妨げられることがない。そのため、上記構造によりネスティング状態におけるコンパクト性を確保しつつ、好適にイス1としての座り心地を向上させることができる。
また、上記構成では、位置決め部材100が座体20の左右外側面よりも内側となる位置において支持フレーム50と接触するため、この接触領域までに一定の距離が確保される結果、着席者の指先などが挟まるといった事態を未然に防止することができる。
配置され、両者の位置関係が明確になっているため、利用者にとって、座体20の着席可能な状態への位置決めを確実かつ容易に行うことができるようになる。
また上記構成のイスは、前記第1の方向が略前後方向であるように構成されていてもよい。
また上記構成のイスは、前記前脚が前記後脚よりも前記フレーム本体の中央部側の位置から延び出しているように構成されていてもよい。
Claims (8)
- 左右一対の脚部を左右方向に延びる支持フレームで連結してなる脚体と、
枠体に囲まれた領域に着座面となるシート状部材を張り掛けてなり、前記枠体の後方側において左右方向に延びる軸を中心として回動可能に固定された座体と、を備えており、
前記座体の枠体のうち、左右側方において前後に延びる左片および右片それぞれの裏面には、該裏面から突出して前記支持フレームに接触することにより、前記座体を着席可能な状態に位置決めする一対の位置決め部材が設けられており、
前記位置決め部材は、前記座体への着席で前記シート状部材が変形した場合における該シート状部材の下端が、前記支持フレームの上端よりも上方にある状態で前記支持フレームに接触する位置関係となるように、前記枠体の裏面からの突出量が定められている
ことを特徴とするイス。 - 前記座体において着席者の坐骨結節に対応する前後位置を基準位置とした場合に、
前記位置決め部材は、前記枠体の裏面のうち、前記基準位置を含めて前後方向に拡がる所定領域の前後端それぞれから突出する一組の突出片と、前記一組の突出片をそれぞれの先端側で連結する連結片と、からなり、前記連結片が前記支持フレームに接触することにより前記座体を位置決めする
ことを特徴とする請求項1に記載のイス。 - 前記座体において着席者の坐骨結節に対応する前後位置を基準位置とした場合に、
前記位置決め部材は、前記枠体の裏面のうち、前記基準位置を含めて前後方向に拡がる所定領域にわたって突出する板状の突起として形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のイス。 - 前記位置決め部材は、前後方向の幅が先端に向けて狭くなる形状となっており、
前記支持フレームは、部材としての上面が前記位置決め部材との接触領域となり、側面視で前記位置決め部材の前端面を該前端面に沿って延長した線と重なる位置まで、部材としての前端が到達している
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のイス。 - 前記一対の位置決め部材は、一方における先端から他方における先端が、左右方向に延びる補強フレームによって接続されている
ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のイス。 - 前記支持フレームは、前記位置決め部材との接触領域と隣接する領域に、該位置決め部材が左右方向の内側へ変位することを規制する内側規制片が形成されている
ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のイス。 - 前記支持フレームには、前記位置決め部材との接触領域と隣接する領域に、該位置決め部材が左右方向の外側へ変位することを規制する外側規制片が形成されている
ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のイス。 - 前記位置決め部材は、前記座体の裏面から左右方向内側に向けて傾斜するように突出しており、該座体の左右外側面よりも内側となる位置において前記支持フレームと接触するように構成されている
ことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のイス。
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