JP2015198785A - 診療支援装置、診療支援方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】時系列のシェーマにおいて注目箇所の変化を分かり易くする仕組みを提供する。【解決手段】第1のシェーマの中から第1の要素を抽出するとともに、第1のシェーマとは異なるタイミングで得られた第2のシェーマの中から第1の要素に対応する第2の要素を抽出する要素抽出部121と、要素抽出部121で抽出された第1の要素と第2の要素とを位置合わせする位置合わせ部124を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、医師等による診療を支援する診療支援装置及び診療支援方法、当該診療支援方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
近年、医療分野において電子化が進み、診療情報を電子カルテに記録する診療支援システムや、モダリティ装置により撮影される画像データを保存する医用画像保存システム等の電子情報システムが実用化されつつある。一般に、電子カルテでは、患者の主訴、医師等の所見や処置等の記述文、そして、患者の疾患部位を図示するシェーマ(人体構造と疾患部位の位置関係を示した概略図)が診療情報として記録されている。一方で、医療画像保存システムでは、CT、CR、MRI等による大量の画像データが記録されている。
上記の電子情報システムの導入により、診療における各種の情報は一体化となり、情報参照ができるようになった。しかしながら、医療現場においてインフォームドコンセントが求められている昨今で、診療情報を如何に分かりやすく説明するかは大きな課題として残っている。例えば、妊娠における胎児の動態情報の変化や、治癒まで継続な治療を要する病気における患部の経時変化の、表示や説明は分かり難い。
そこで、撮影画像のみでの説明では診療状況の把握は難しいので、下記の特許文献1には、動画内の静止画の記録位置の情報、そして、その記録位置にある静止画とシェーマとの対応関係を記録し、シェーマから静止画を呼出して表示する技術が開示されている。さらに、シェーマを使う説明方法において、下記の特許文献2には、時系列のシェーマの描画内容をレイヤ毎に保存し、各レイヤを時系列に並べ替えることで経時表示を実現する技術が開示されている。
上記の特許文献1に記載された技術では、画像とシェーマの対応付けができ、それによって、画像とシェーマの相互参照が可能になった。しかしながら、上記の特許文献1に記載された技術では、時系列で、或いは、関連するシェーマ間での対応付けがされていないため、経時変化の説明が難しいという問題があった。
また、上記の特許文献2に記載された技術では、シェーマの描画内容を時系列に並べ替えて表示することができ、それによって、経時変化の表示が可能になった。しかしながら、上記の特許文献2に記載された技術では、シェーマにおける各レイヤを並べるだけなので、胎児の動きのように注目箇所の位置変化があったり、注目箇所の方向変化があったりする場合には、視覚的にその変化が分かり難いという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、時系列のシェーマにおいて注目箇所の変化を分かり易くする仕組みを提供することを目的とする。
本発明の診療支援装置は、第1のシェーマの中から第1の要素を抽出する第1の抽出手段と、前記第1のシェーマとは異なるタイミングで得られた第2のシェーマの中から、前記第1の要素に対応する第2の要素を抽出する第2の抽出手段と、前記第1の要素と前記第2の要素とを位置合わせする位置合わせ手段とを有する。
また、本発明は、上述した診療支援装置による診療支援方法、及び、当該診療支援方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを含む。
また、本発明は、上述した診療支援装置による診療支援方法、及び、当該診療支援方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを含む。
本発明によれば、時系列のシェーマにおいて注目箇所の変化を分かり易くすることができる。これにより、医師等による診療の効率とその質を向上させることが可能になる。
以下に、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。なお、以下に示す本発明の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、または、その主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る診療支援システム10の概略構成の一例を示すブロック図である。
診療支援システム10は、図1に示すように、診療支援装置100、入力・表示装置200、及び、データベース300を有して構成されている。
診療支援システム10は、図1に示すように、診療支援装置100、入力・表示装置200、及び、データベース300を有して構成されている。
診療支援装置100は、図1に示すように、診療情報入力部110、診療情報処理部120、及び、診療情報記録部130を有して構成されている。
診療情報入力部110は、医師等の利用者が入力・表示装置200に対して操作入力した診療情報を診療支援装置100に入力する処理を行う。本実施形態においては、診療情報入力部110から入力される診療情報としては、患者の主訴や医師等の所見等の記述文と、シェーマと、医用画像データを含むものとする。
診療情報処理部120は、診療情報入力部110から入力された診療情報について各種の処理を行う。ここで、診療情報処理部120は、図1に示すように、要素抽出部121、物理情報取得部122、指定位置検出部123、位置合わせ部124、及び、記憶部125を有して構成されている。
要素抽出部121は、時系列のシェーマにおいて注目箇所を要素として抽出する。この際、要素抽出部121は、各時系列のシェーマにおける要素間の対応関係を同定し、各シェーマの中から対応する要素である関連要素を抽出する。
例えば、要素抽出部121は、或るタイミングで得られたシェーマ(第1のシェーマ)の中から、注目箇所を要素(第1の要素)として抽出する。この第1の要素を抽出する処理を行う要素抽出部121は、「第1の抽出手段」を構成する。さらに、例えば、要素抽出部121は、第1のシェーマとは異なるタイミング(例えば、第1のシェーマが得られた後のタイミング)で得られたシェーマ(第2のシェーマ)の中から、前記第1の要素に対応する要素(第2の要素)を抽出する処理を行う。この第2の要素を抽出する処理を行う要素抽出部121は、「第2の抽出手段」を構成する。この場合、第1の要素と第2の要素は、関連要素となる。さらに、例えば、要素抽出部121は、必要に応じて、第1及び第2のシェーマとは異なるタイミング(例えば、第1及び第2のシェーマが得られた後のタイミング)で得られたシェーマの中から、前記第1の要素(或いは、必要に応じて前記第2の要素)に対応する要素を抽出する処理を行う。
例えば、要素抽出部121は、或るタイミングで得られたシェーマ(第1のシェーマ)の中から、注目箇所を要素(第1の要素)として抽出する。この第1の要素を抽出する処理を行う要素抽出部121は、「第1の抽出手段」を構成する。さらに、例えば、要素抽出部121は、第1のシェーマとは異なるタイミング(例えば、第1のシェーマが得られた後のタイミング)で得られたシェーマ(第2のシェーマ)の中から、前記第1の要素に対応する要素(第2の要素)を抽出する処理を行う。この第2の要素を抽出する処理を行う要素抽出部121は、「第2の抽出手段」を構成する。この場合、第1の要素と第2の要素は、関連要素となる。さらに、例えば、要素抽出部121は、必要に応じて、第1及び第2のシェーマとは異なるタイミング(例えば、第1及び第2のシェーマが得られた後のタイミング)で得られたシェーマの中から、前記第1の要素(或いは、必要に応じて前記第2の要素)に対応する要素を抽出する処理を行う。
物理情報取得部122は、要素抽出部121で抽出された、時系列の各シェーマの各要素における物理情報を取得する。ここで、本実施形態においては、物理情報取得部122で取得される物理情報としては、例えば、位置情報や方向情報等が挙げられる。
指定位置検出部123は、例えば、入力・表示装置200を介して医師等の利用者が指定した各要素の位置合わせ位置を指定位置として検出する処理を行う。
位置合わせ部124は、要素抽出部121で抽出された前記第1の要素と前記第2の要素とを位置合わせして、これらを入力・表示装置200に表示させる処理を行う。この際、例えば、位置合わせ部124は、物理情報取得部122で取得された物理情報に基づいて、前記第1の要素と前記第2の要素とを位置合わせする。また、例えば、位置合わせ部124は、指定位置検出部123において指定位置が検出されなかった場合には、前記第1の要素における重心の位置と前記第2の要素における重心の位置とを合わせる位置合わせ(第1の位置合わせ)を行い、指定位置検出部123において指定位置が検出された場合には、当該指定位置に前記第1の要素における一部の位置と前記第2の要素における一部の位置とを合わせる位置合わせ(第2の位置合わせ)を行う。
記憶部125は、本発明の実施形態において、診療情報処理部120による処理で必要な情報等を記憶し、また、診療情報処理部120による処理で得られた情報等を記憶する。
診療情報記録部130は、診療情報入力部110により入力された診療情報や、また、診療情報処理部120により得られた処理情報等を記録する。この際、例えば、診療情報記録部130は、上述した診療情報や処理情報等を記録媒体に記録することや、上述した診療情報や処理情報等を用紙に印刷出力すること等により、上述した診療情報や処理情報等を記録する。
入力・表示装置200は、医師等の利用者が診療情報を含む各種の情報を操作入力したり、診療支援装置100から送信されたシェーマを含む各種の画像や各種の情報を表示したりする。
データベース300は、各種のシェーマ原図や、本実施形態における診療情報に係る電子カルテ等を管理する。
次に、本実施形態に係る診療支援システム10のハードウェア構成について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る診療支援システム10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る診療支援システム10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
診療支援システム10は、図2に示すように、CPU101、バス102、入力/表示部103、入力/表示制御部104、印刷部105、内部メモリ106、外部メモリ107、及び、通信部108の各ハードウェア構成を有している。
CPU101は、中央処理装置(Central Processing Unit)であり、バス102を介して接続された各ハードウェア構成(103〜108)を制御することにより、診療支援システム10における動作を統括的に制御する。
バス102は、各種の情報の転送経路となる通信バスであり、CPU101、入力/表示部103、入力/表示制御部104、印刷部105、内部メモリ106、外部メモリ107及び通信部108を相互に通信可能に接続する。
入力/表示部103は、例えば、入力装置と表示装置とが一体化形成された液晶ペンタブレットである。この場合、入力部はペン形状をしたペンタブレットポインタであり、表示部は液晶ディスプレイ画面であり、利用者は、入力部による操作、或いは、表示部に直接触れることにより、文字や動作指示を入力することができる。
入力/表示制御部104は、CPU101による制御に基づいて、入力/表示部103の制御を行う。
印刷部105は、CPU101による制御に基づいて、選択された情報の印刷処理を行う。
内部メモリ106は、CPU101の主メモリやワークエリア等として機能する他、CPU101で実行される制御プラグラム等を格納する。
外部メモリ107は、例えば、ハードディスク、メモリカード、CFカード、SDカード、USBメモリ等の、各種の情報を記憶する記憶装置である。
通信部108は、診療支援システム10における通信を司るものである。
診療支援システム10は、入力/表示制御部104等からの各種のイベントに応じて作動するものである。例えば、入力/表示制御部104等からCPU101にインタラプト信号が供給されると、それに伴ってイベントが発生する。そして、当該イベントに応じて、CPU101は、内部メモリ106に記憶されている各種のプログラムを読み出して実行することによって、各種の制御が行われる。
ここで、図1に示す診療支援システム10の概略構成と、図2に示す診療支援システム10のハードウェア構成との対応関係の一例について以下に示す。
例えば、図2に示す入力/表示部103から、図1に示す入力・表示装置200が構成される。また、例えば、図2に示す入力/表示制御部104から、図1に示す診療情報入力部110が構成される。また、例えば、図2に示すCPU101及び内部メモリ106に記憶されているプログラム、並びに、外部メモリ107から、図1に示す診療情報処理部120が構成される。また、例えば、図2に示す外部メモリ107或いは印刷部105から、図1に示す診療情報記録部130が構成される。また、例えば、図2に示す外部メモリ107から、図1に示すデータベース300が構成される。
例えば、図2に示す入力/表示部103から、図1に示す入力・表示装置200が構成される。また、例えば、図2に示す入力/表示制御部104から、図1に示す診療情報入力部110が構成される。また、例えば、図2に示すCPU101及び内部メモリ106に記憶されているプログラム、並びに、外部メモリ107から、図1に示す診療情報処理部120が構成される。また、例えば、図2に示す外部メモリ107或いは印刷部105から、図1に示す診療情報記録部130が構成される。また、例えば、図2に示す外部メモリ107から、図1に示すデータベース300が構成される。
なお、上述した例では、図2に示すCPU101が内部メモリ106に記憶されているプログラムを実行することにより、図1に示す診療情報処理部120や診療情報記録部130等の手段として機能する例を示している。しかしながら、本発明においては、この形態に限定されるものではなく、例えば、CPU101と協調して動作するASIC等の制御回路がこれらの手段として機能してもよい。また、CPU101と制御回路との協調によって、これらの手段が実現されてもよい。また、CPU101は、単一のものである必要はなく、複数であってもよい。この場合、複数のCPUは分散して処理を実行する。また、複数のCPUは、単一のコンピュータに配置されていてもよいし、物理的に異なる複数のコンピュータに配置されていてもよい。なお、図1に示す診療情報処理部120や診療情報記録部130等の手段が専用の回路等によって実現される形態であってもよい。
次に、本実施形態に係る診療支援システム10(具体的には診療支援装置100)による診療支援方法の処理手順について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る診療支援システム10(具体的には診療支援装置100)による診療支援方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る診療支援システム10(具体的には診療支援装置100)による診療支援方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
医師等の利用者が入力・表示装置200に対して診療情報を操作入力すると、先ず、ステップS110において、診療情報入力部110は、当該診療情報を入力する処理を行う。
ここで、基本的には、医師等から診療情報の入力手順は以下のようになる。
先ず、医師等は、入力・表示装置200を介して、患者の訴えを主訴として入力し、そして、病状からそれに対応するシェーマを読み出して、そこに患部情報を記述する。そして、医師等は、必要となる検査を行い、その検査結果及び治療方針を入力・表示装置200を介して順次追加入力する。
先ず、医師等は、入力・表示装置200を介して、患者の訴えを主訴として入力し、そして、病状からそれに対応するシェーマを読み出して、そこに患部情報を記述する。そして、医師等は、必要となる検査を行い、その検査結果及び治療方針を入力・表示装置200を介して順次追加入力する。
ここで、本実施形態では、ステップS110において、診療情報入力部110から入力される診療情報は時系列のシェーマに係る情報とし、以降の説明においては、テキスト記述などの説明を省略し、シェーマに絞った説明を行う。以下の診療情報処理部120及び診療情報記録部130の処理も同様とする。
ステップS110のシェーマ入力において、診療支援装置100(診療情報入力部110)は、各種のシェーマが登録されているデータベース300から所望のシェーマ原図を読み出し、病変の存在場所や範囲を示す描画内容を入力する。
続いて、ステップS120において、診療情報処理部120(例えば、要素抽出部121)は、ステップS110で入力されたシェーマにおける描画内容を要素化する処理を行う。このステップS120の詳細な処理手順については、図4を用いて後述する。
続いて、ステップS130において、診療情報処理部120(例えば、要素抽出部121)は、各時系列に入力されたシェーマの描画要素の対応関係を同定する処理を行う。これにより、診療情報処理部120(例えば、要素抽出部121)は、各シェーマの中から、対応する要素である関連要素を抽出する。このステップS130の詳細な処理手順については、図7を用いて後述する。
続いて、ステップS140において、先ず、診療情報処理部120(例えば、物理情報取得部122)は、ステップS130において同定された関連要素の物理情報を取得する処理を行う。次いで、診療情報処理部120(例えば、位置合わせ部124)は、取得した関連要素の物理情報に基づいて関連要素の位置合わせをして、これらを入力・表示装置200に表示させる処理を行う。
続いて、ステップS150において、診療情報記録部130は、ステップS110において入力された診療情報(具体的にはシェーマに係る情報)や、また、診療情報処理部120により得られた処理情報等を記録する。
ステップS150の処理が終了すると、図3に示すフローチャートの処理を終了する。
次に、図3のステップS120における詳細な処理手順の一例について説明する。
図4は、図3のステップS120における詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
図4は、図3のステップS120における詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
先ず、ステップS1201において、要素抽出部121は、ステップS110において入力されたシェーマの描画内容から連結領域を取得する。ここで、連結領域の取得処理は、例えば公知の四近傍或いは八近傍による手法を用いて行うことができる。
続いて、ステップS1202において、要素抽出部121は、ステップS1201において取得した各連結領域をシェーマの描画内容の構成要素とする。
続いて、ステップS1202において、要素抽出部121は、ステップS1201において取得した各連結領域をシェーマの描画内容の構成要素とする。
続いて、ステップS1203において、診療情報処理部120(例えば、要素抽出部121)は、各構成要素の幾何学情報を取得する。ここで、幾何学情報としては、例えば、各構成要素の始点座標や横幅、縦幅や方向等の情報が挙げられる。
この図4に示すフローチャートの処理は、診療情報入力部110から時系列に入力された各シェーマごとに行われる。
次に、図4に示すフローチャートの処理の具体例について説明する。
図5は、本発明の第1の実施形態を示し、図4に示すフローチャートの処理の具体例を示す図である。
図5は、本発明の第1の実施形態を示し、図4に示すフローチャートの処理の具体例を示す図である。
図5は、胎児の超音波画像を分かりやすく表示するためのシェーマの例を示している。図5において、子宮の形をしている部分はシェーマ原図であり、これはデータベース300から読み出されるものである。また、シェーマ原図の中にある線状のものは、シェーマの描画内容である。
図5(a)は、シェーマの描画内容から連結領域を取得する際の様子を示している。また、図5(a)において、四角グリッドは各画素を示している。また、図5(a)において、丸状の領域は連結領域1として取得されたものであり、そして、その中にある線付き楕円状の領域は連結領域2として取得されたものである。
図5(b)は、図5(a)において取得された連結領域から構成要素の判定結果の様子を示している。具体的に、図5(a)の連結領域1は、図5(b)において構成要素1と判定され、また、図5(a)の連結領域2は、図5(b)において構成要素2と判定されている。
次に、シェーマの描画要素を記録するテーブルの一例について説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態を示し、シェーマの描画要素を記録するテーブルの一例を示す図である。本実施形態においては、図6に示すテーブルは、診療情報処理部120の記憶部125に記憶されるものとするが、例えば、診療情報記録部130に記録するようにしてもよい。
図6は、本発明の第1の実施形態を示し、シェーマの描画要素を記録するテーブルの一例を示す図である。本実施形態においては、図6に示すテーブルは、診療情報処理部120の記憶部125に記憶されるものとするが、例えば、診療情報記録部130に記録するようにしてもよい。
図6おいて、「要素番号」は、シェーマ原図の番号、或いは、各描画要素の番号である。また、「描画内容」は、シェーマ原図、或いは、各描画要素の画像情報である。また、「始点座標」は、シェーマ原図の置き位置の始点座標、或いは、各描画要素の始点座標である。また、「横幅」は、シェーマ原図のサイズ、或いは、各描画要素の水平方向の幅である。また、「縦幅」は、シェーマ原図のサイズ、或いは、各描画要素の垂直方向の幅である。また、「方向」は、ある一定の方向における傾き情報である。また、「関連要素」は、関連する他の描画要素を特定する番号等の情報である。ステップS1203の処理で得られたシェーマの各要素の幾何学情報や、各要素の描画内容を図6のテーブルに入れる。また、「関連要素」の情報は、後述する図7の処理で取得される。
次に、図3のステップS130における詳細な処理手順の一例について説明する。
図7は、図3のステップS130における詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
図7は、図3のステップS130における詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
先ず、ステップS1301において、診療情報処理部120(例えば、要素抽出部121)は、例えば入力・表示装置200からの情報に基づいて、初診であるか否かを判断する。この判断の結果、初診である場合には(S1301/YES)、時系列のシェーマは1つしかないので、対応関係にある要素(関連要素)の同定を行うことなく、図7のフローチャートの処理を終了する。
一方、ステップS1301の判断の結果、初診でない場合には(S1301/NO)、ステップS1302に進む。
ステップS1302に進むと、診療情報処理部120(例えば、要素抽出部121)は、処理対象のシェーマから同定対象の描画要素を取得する。
ステップS1302に進むと、診療情報処理部120(例えば、要素抽出部121)は、処理対象のシェーマから同定対象の描画要素を取得する。
続いて、ステップS1303において、要素抽出部121は、ステップS1302で取得された同定対象の描画要素において、時系列の他のシェーマの中に幅が一定の比例関係を持つ描画要素があるか否かを判断する。
ステップS1303の判断の結果、時系列の他のシェーマの中に幅が一定の比例関係を持つ描画要素がある場合には(S1303/YES)、ステップS1304に進む。
ステップS1304に進むと、要素抽出部121は、時系列の他のシェーマの中に幅が一定の比例関係を持つ描画要素を、当該同定対象の描画要素に対応する描画要素と同定する。そして、要素抽出部121は、これらの描画要素を関連要素として抽出する。本例では、胎児のシェーマの例を想定している。この場合、胎児は、体長の横幅と縦幅は一定の比例関係で変化するという特徴があるため、この特徴に基づき関連要素の同定基準としている。なお、これは一例であり、本実施形態において、その他の同定判定基準を設定してもよい。
ステップS1304に進むと、要素抽出部121は、時系列の他のシェーマの中に幅が一定の比例関係を持つ描画要素を、当該同定対象の描画要素に対応する描画要素と同定する。そして、要素抽出部121は、これらの描画要素を関連要素として抽出する。本例では、胎児のシェーマの例を想定している。この場合、胎児は、体長の横幅と縦幅は一定の比例関係で変化するという特徴があるため、この特徴に基づき関連要素の同定基準としている。なお、これは一例であり、本実施形態において、その他の同定判定基準を設定してもよい。
ステップS1304の処理が終了した場合、或いは、ステップS1303で時系列の他のシェーマの中に幅が一定の比例関係を持つ描画要素がないと判断された場合には(S1303/NO)、ステップS1305に進む。
ステップS1305に進むと、診療情報処理部120(例えば、要素抽出部121)は、当該処理対象のシェーマにおいて同定対象の全ての描画要素について判定済みか否かを判断する。
ステップS1305に進むと、診療情報処理部120(例えば、要素抽出部121)は、当該処理対象のシェーマにおいて同定対象の全ての描画要素について判定済みか否かを判断する。
ステップS1305の判断の結果、当該処理対象のシェーマにおいて同定対象の全ての描画要素については未だ判定を行っていない場合には(S1305/NO)、ステップS1302に戻り、未だ判定を行っていない同定対象の描画要素について、ステップS1302以降の処理を再度行う。
一方、ステップS1305の判断の結果、当該処理対象のシェーマにおいて同定対象の全ての描画要素について判定済みである場合には(S1305/YES)、図7に示すフローチャートの処理を終了する。
次に、図7に示すフローチャートの処理の具体例について説明する。
図8は、本発明の第1の実施形態を示し、図7に示すフローチャートの処理の具体例を示す図である。
図8は、本発明の第1の実施形態を示し、図7に示すフローチャートの処理の具体例を示す図である。
図8(a)は、処理対象の時系列1のシェーマの一例を示し、「要素1_01」と「要素1_02」の2つの描画要素が図示されている。
図8(b)は、時系列1よりも後の時系列2のシェーマの一例を示し、「要素2_01」と「要素2_02」の2つの描画要素が図示されている。
図8(b)は、時系列1よりも後の時系列2のシェーマの一例を示し、「要素2_01」と「要素2_02」の2つの描画要素が図示されている。
図8において、時系列1と時系列2における描画要素の対応関係の同定処理の結果を点線で示す。「要素ペア1」は、時系列1の描画要素「要素1_01」が時系列2の描画要素「要素2_01」と対応関係であることを示すものである。また、「要素ペア2」は、時系列1の描画要素「要素1_02」が時系列2の描画要素「要素2_02」と対応関係であることを示すものである。
次に、図3のステップS140における詳細な処理手順の一例について説明する。
図9は、本発明の第1の実施形態を示し、図3のステップS140における詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。具体的に、図9は、関連要素の経時表示を行う際の処理を示すフローチャートである。
図9は、本発明の第1の実施形態を示し、図3のステップS140における詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。具体的に、図9は、関連要素の経時表示を行う際の処理を示すフローチャートである。
先ず、ステップS14011において、診療情報処理部120(例えば、物理情報取得部122)は、表示対象となる描画要素を設定する。この際、シェーマに描画要素が1つしかない場合には、診療情報処理部120(例えば、物理情報取得部122)は、その描画要素を表示対象となる描画要素として設定する。また、シェーマに描画要素が2つ以上である場合には、診療情報処理部120(例えば、物理情報取得部122)は、例えば入力・表示装置200からの情報に基づいて、表示対象となる描画要素を設定する。なお、ここで設定された描画要素において、一番古い時系列のシェーマの描画要素を表示の基本要素とする。
続いて、ステップS14012において、物理情報取得部122は、ステップS14011で設定された描画要素に基づいて、時系列の各シェーマにおける関連要素の物理情報を取得する。このステップS14012で取得される物理情報としては、例えば、位置情報や方向情報等が挙げられるが、本例では、位置情報として以下の説明を行う。
続いて、ステップS14013において、診療情報処理部120(例えば、位置合わせ部124)は、ステップS14012で取得された物理情報(具体的に、本例では位置情報)に基づいて、表示の基本となる基本要素に対して、時系列順で取得した関連要素の位置変化があるか否かを判断する。
ステップS14013の判断の結果、基本要素に対して、時系列順で取得した関連要素の位置変化がない場合には(S14013/NO)、ステップS14014に進む。
ステップS14014に進むと、診療情報処理部120(例えば、位置合わせ部124)は、これらの関連要素を入力・表示装置200にそのまま表示させる処理を行う。
ステップS14014に進むと、診療情報処理部120(例えば、位置合わせ部124)は、これらの関連要素を入力・表示装置200にそのまま表示させる処理を行う。
一方、ステップS14013の判断の結果、基本要素に対して、時系列順で取得した関連要素の位置変化がある場合には(S14013/YES)、ステップS14015に進む。
ステップS14015に進むと、位置合わせ部124は、指定位置検出部123による指定位置の検出結果に応じて、これらの関連要素を位置合わせして、これらを入力・表示装置200に表示させる処理を行う。例えば、位置合わせ部124は、指定位置検出部123において指定位置が検出されなかった場合には、基本要素における重心の位置と時系列順で取得した関連要素における重心の位置とを合わせる位置合わせ(第1の位置合わせ)を行う。本例では、胎児のシェーマの例を想定しているため、指定位置の指示がされなかった場合には、身長変化をみるために、重心位置に位置合わせをした表示を行う。また、例えば、位置合わせ部124は、指定位置検出部123において指定位置が検出された場合には、当該指定位置に基本要素における一部の位置と時系列順で取得した関連要素における一部の位置とを合わせる位置合わせ(第2の位置合わせ)を行う。なお、本例においては、指定位置検出部123において指定位置が検出されなかった場合には、重心位置に位置合わせを行うようにしているが、本発明においてはこれに限定されるものではなく、表示対象となる描画要素の種類や目的に応じて、その他の位置合わせを行うようにしてもよい。
ステップS14015に進むと、位置合わせ部124は、指定位置検出部123による指定位置の検出結果に応じて、これらの関連要素を位置合わせして、これらを入力・表示装置200に表示させる処理を行う。例えば、位置合わせ部124は、指定位置検出部123において指定位置が検出されなかった場合には、基本要素における重心の位置と時系列順で取得した関連要素における重心の位置とを合わせる位置合わせ(第1の位置合わせ)を行う。本例では、胎児のシェーマの例を想定しているため、指定位置の指示がされなかった場合には、身長変化をみるために、重心位置に位置合わせをした表示を行う。また、例えば、位置合わせ部124は、指定位置検出部123において指定位置が検出された場合には、当該指定位置に基本要素における一部の位置と時系列順で取得した関連要素における一部の位置とを合わせる位置合わせ(第2の位置合わせ)を行う。なお、本例においては、指定位置検出部123において指定位置が検出されなかった場合には、重心位置に位置合わせを行うようにしているが、本発明においてはこれに限定されるものではなく、表示対象となる描画要素の種類や目的に応じて、その他の位置合わせを行うようにしてもよい。
ステップS14014の処理が終了した場合、或いは、ステップS14015の処理が終了した場合には、ステップS14016に進む。
ステップS14016に進むと、診療情報処理部120は、全ての時系列のシェーマについて、ステップS14011で設定した描画要素の処理が終了したか否かを判断する。
ステップS14016に進むと、診療情報処理部120は、全ての時系列のシェーマについて、ステップS14011で設定した描画要素の処理が終了したか否かを判断する。
ステップS14016の判断の結果、全ての時系列のシェーマについては、未だステップS14011で設定した描画要素の処理が終了していない場合には(S14016/NO)、ステップS14012に戻り、未だ処理を行っていないシェーマについて、ステップS14012以降の処理を再度行う。
一方、ステップS14016の判断の結果、全ての時系列のシェーマについて、ステップS14011で設定した描画要素の処理が終了した場合には(S14016/YES)、図8に示すフローチャートの処理を終了する。
なお、例えば入力・表示装置200からの情報等により、表示対象となる描画要素が複数ある場合には、各表示対象となる描画要素ごとに、図8に示すフローチャートの処理が行われる。
次に、図9に示すフローチャートの処理の具体例について説明する。
図10は、本発明の第1の実施形態を示し、図9に示すフローチャートの処理の具体例を示す図である。
図10は、本発明の第1の実施形態を示し、図9に示すフローチャートの処理の具体例を示す図である。
図10では、図8(a)に示す時系列1の描画要素と図8(b)に示す時系列2の描画要素の位置合わせ処理の例を示している。
図10において、実線で示されている「表示の基本要素_時系列1」は、時系列1の描画要素であり、位置合わせの基準となる描画要素である。図10において、点線で示されている「時系列2」は、その重心位置が「表示の基本要素_時系列1」の描画要素の重心位置となるように、位置合わせを行って表示をした時系列2の描画要素である。即ち、今回の位置合わせ処理によって、図8(b)に示されている「要素2_02」は、描画時の位置から、図10に示されている「時系列2」の位置に移動することになる。
図10において、実線で示されている「表示の基本要素_時系列1」は、時系列1の描画要素であり、位置合わせの基準となる描画要素である。図10において、点線で示されている「時系列2」は、その重心位置が「表示の基本要素_時系列1」の描画要素の重心位置となるように、位置合わせを行って表示をした時系列2の描画要素である。即ち、今回の位置合わせ処理によって、図8(b)に示されている「要素2_02」は、描画時の位置から、図10に示されている「時系列2」の位置に移動することになる。
本実施形態では、シェーマにおける描画要素の記録情報として、図6に示す要素番号、描画内容、始点座標、横幅、縦幅、方向及び関係要素(関係要素の番号)の例を挙げたが、これらの情報の一部、或いは、上述した以外の情報を記録するようにしてもよい。
また、本実施形態では、シェーマ原図及びその描画内容をそれぞれ画像として保存する形態を想定しているが、その他の形式で保存してもよい。
また、本実施形態では、一番古い時系列のシェーマの描画要素の位置に合わせて、その他の時系列のシェーマにおける対応する描画要素を表示するものとしたが、本発明においては、この形態に限定されるものではない。例えば、指定された時系列のシェーマの描画要素に合わせて、その他の時系列のシェーマにおける対応する描画要素を表示する形態も適用可能である。
また、本実施形態では、描画要素の位置情報だけが変わる場合の経時表示の例を示したが、描画要素の方向が回転する場合には、更に、位置合わせの基準となる描画要素の方向に合わせて対応する描画要素を経時表示すればよい。
また、本実施形態では、全ての時系列におけるシェーマの描画内容を経時表示するものとしたが、時系列の中から、利用者が見たい時系列の範囲を指定して経時表示するようにしてもよい。
第1の実施形態によれば、異なるタイミングで取得されたシェーマの中の或る要素(注目箇所)の位置合わせを行うようにしたので、時系列のシェーマにおいて注目箇所の変化を視覚的に分かり易くすることができる。これにより、診療内容の理解が高まり、医師等による診療の効率とその質を向上させることが可能になる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
上述した第1の実施形態では、時系列におけるシェーマの描画要素に位置変化や方向変化等がある場合には、或る描画要素に位置合わせをして経時表示をするものであった。第2の実施形態では、シェーマの描画要素が複数の構成部分を含み、その複数の構成部分の中から利用者が注目したい構成部分の位置に合わせて経時表示するものである。
ここで、第2の実施形態に係る診療支援システムの概略構成は、図1に示す第1の実施形態に係る診療支援システム10の概略構成と同様であるため、その説明は省略する。また、第2の実施形態に係る診療支援システムのハードウェア構成は、図2に示す第1の実施形態に係る診療支援システム10のハードウェア構成と同様であるため、その説明も省略する。
次に、第2の実施形態におけるシェーマの描画要素の経時表示処理の一例について説明する。
図11は、本発明の第2の実施形態を示し、対応する描画要素の経時表示処理の一例を示す図である。ここでは、子宮内にいる胎児の頭部と胴体とを両方観察するシェーマ例を用いる。
図11は、本発明の第2の実施形態を示し、対応する描画要素の経時表示処理の一例を示す図である。ここでは、子宮内にいる胎児の頭部と胴体とを両方観察するシェーマ例を用いる。
図11(a)は、時系列1のシェーマにおける描画要素の例であり、描画要素は2つ示されている。「要素1_01」は、子宮を示す描画要素である。また、「要素1_02」は胎児を示す描画要素である。この「要素1_02」は、2つの構成部分からなり、「構成部分1」は胎児の頭部を表し、「構成部分2」は胎児の胴体を表す。
同様に、図11(b)は、時系列2のシェーマにおける描画要素の例である。
図11(c)と図11(d)は、時系列1及び時系列2のシェーマにおける描画要素の対応関係を同定した結果に基づき経時表示をした例である。
図11(c)は、時系列1の「要素1_02」の「構成部分1」の始点座標に、時系列2の「要素2_02」を位置合わせして表示した例である。図11(c)では、時系列1の「要素1_02」を実線で示し、時系列2の「要素2_02」を点線で示している。
同様に、図11(d)は、時系列1の「要素1_02」の「構成部分2」の終点座標に、時系列2の「要素2_02」を位置合わせして表示した例である。図11(d)においても、時系列1の「要素1_02」を実線で示し、時系列2の「要素2_02」を点線で示している。
図11(c)は、時系列1の「要素1_02」の「構成部分1」の始点座標に、時系列2の「要素2_02」を位置合わせして表示した例である。図11(c)では、時系列1の「要素1_02」を実線で示し、時系列2の「要素2_02」を点線で示している。
同様に、図11(d)は、時系列1の「要素1_02」の「構成部分2」の終点座標に、時系列2の「要素2_02」を位置合わせして表示した例である。図11(d)においても、時系列1の「要素1_02」を実線で示し、時系列2の「要素2_02」を点線で示している。
本実施形態では、シェーマの描画要素に複数の構成部分がある場合、注目する描画要素、また、描画要素の構成部分に位置合わせをして経時表示するものとした。なお、上述した例では、描画要素(描画要素の構成部分)の始点座標や終点座標に位置合わせをして経時表示する例を示したが、描画要素(描画要素の構成部分)の始点座標や終点座標に替えて、他に合わせたい場所を指定して位置合わせを行うようにしてもよい。
また、本実施形態では、子宮内にいる胎児のように、頭部や胴体等の複数部位に該当する描画要素の経時表示処理の一例を挙げたが、もっと多くの構成部分を含む描画要素の経時表示処理を行うものであっても適用可能である。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態による効果に加えて、描画要素を構成する複数の構成部分の中から、注目する構成部分の位置に合わせて経時表示することができ、注目部位の変化を更に容易に把握することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
上述した第1及び第2の実施形態では、シェーマの描画要素から見たい描画要素の選択、或いは、シェーマの描画要素の構成部分から見たい内容の人為の選択、そして、選択された要素の経時表示を想定したものであった。第3の実施形態は、シェーマの描画要素の構成部分を解析し、その構成部分の解析結果に応じて自動的に位置合わせをして経時表示するものである。
ここで、第3の実施形態に係る診療支援システムの概略構成は、図1に示す第1の実施形態に係る診療支援システム10の概略構成と同様であるため、その説明は省略する。また、第3の実施形態に係る診療支援システムのハードウェア構成は、図2に示す第1の実施形態に係る診療支援システム10のハードウェア構成と同様であるため、その説明も省略する。また、第3の実施形態に係る診療支援システム10による診療支援方法の処理手順は、図3に示す第1の実施形態に係る診療支援システム10による診療支援方法の処理手順と同様であるが、図3のステップS140の詳細な処理手順が第1の実施形態と異なる。
図12は、本発明の第3の実施形態を示し、図3のステップS140における詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。具体的に、図12は、注目構成部分の物理情報に基づいて関連要素の経時表示を行う際の処理を示すフローチャートである。
先ず、ステップS14031において、診療情報処理部120は、表示対象となる描画要素の構成を解析する。ここで、このステップS14031の処理を行う診療情報処理部120は、「解析手段」を構成する。この際、診療情報処理部120は、同じ描画要素が複数の構成部分からなる場合には、描画要素に含まれる構成部分の数、及び、各構成部分の始点座標等の幾何学情報を取得する。
続いて、ステップS14032において、診療情報処理部120(例えば、位置合わせ部124)は、ステップS14031の解析の結果得られた構成部分のうちの1つを注目構成部分とし、当該注目構成部分を参照するための表示位置を設定する。この表示位置の設定は、例えば、ステップS14031で取得した始点座標を使って設定する。また、ここでは、ステップS14031の解析の結果、描画要素に含まれる構成部分が1つの場合には、当該1つの構成部分(即ち、描画要素)が注目構成部分となる。また、ステップS14031の解析の結果、描画要素に含まれる構成部分が複数ある場合には、例えば、予め定められた任意の規則に基づいて注目構成部分を特定する。
続いて、ステップS14033において、物理情報取得部122は、ステップS14011で定められた注目構成部分に基づいて、時系列の各シェーマにおける関連構成部分の物理情報を取得する。このステップS14033で取得される物理情報としては、例えば、位置情報や方向情報等が挙げられるが、本例では、位置情報として以下の説明を行う。
続いて、ステップS14034において、診療情報処理部120(例えば、位置合わせ部124)は、ステップS14033で取得された物理情報(具体的に、本例では位置情報)に基づいて、注目構成部分に対して、時系列順で取得した関連構成部分の位置変化があるか否かを判断する。
ステップS14034の判断の結果、注目構成部分に対して、時系列順で取得した関連構成部分の位置変化がない場合には(S14035/NO)、ステップS14035に進む。
ステップS14035に進むと、診療情報処理部120(例えば、位置合わせ部124)は、これらの関連構成部分を含む関連要素を入力・表示装置200にそのまま表示させる処理を行う。
ステップS14035に進むと、診療情報処理部120(例えば、位置合わせ部124)は、これらの関連構成部分を含む関連要素を入力・表示装置200にそのまま表示させる処理を行う。
一方、ステップS14034の判断の結果、注目構成部分に対して、時系列順で取得した関連構成部分の位置変化がある場合には(S14035/YES)、ステップS14036に進む。
ステップS14036に進むと、位置合わせ部124は、ステップS14032で設定した表示位置に関連構成部分を位置合わせして関連要素の位置合わせを行い、これらを入力・表示装置200に表示させる処理を行う。
ステップS14036に進むと、位置合わせ部124は、ステップS14032で設定した表示位置に関連構成部分を位置合わせして関連要素の位置合わせを行い、これらを入力・表示装置200に表示させる処理を行う。
ステップS14035の処理が終了した場合、或いは、ステップS14036の処理が終了した場合には、ステップS14037に進む。
ステップS14037に進むと、診療情報処理部120は、全ての時系列のシェーマについて、注目構成部分に対応する関連構成部分の処理が終了したか否かを判断する。
ステップS14037に進むと、診療情報処理部120は、全ての時系列のシェーマについて、注目構成部分に対応する関連構成部分の処理が終了したか否かを判断する。
ステップS14037の判断の結果、全ての時系列のシェーマについては、未だ注目構成部分に対応する関連構成部分の処理が終了していない場合には(S14037/NO)、ステップS14033に戻り、未だ処理を行っていないシェーマについて、ステップS14033以降の処理を再度行う。
一方、ステップS14037の判断の結果、全ての時系列のシェーマについて、注目構成部分に対応する関連構成部分の処理が終了した場合には(S14037/YES)、図12に示すフローチャートの処理を終了する。
なお、本実施形態では、シェーマの描画要素の構成における解析の際に、シェーマの名称や分類等に基づき、注目構成部分を特定してもよい。
また、本実施形態では、例えば、要素抽出部121は、或るタイミングで得られたシェーマ(第1のシェーマ)を解析することによって、第1のシェーマの中から注目箇所を要素(第1の要素)として抽出するようにしてもよい。さらに、この場合、例えば、要素抽出部121は、第1のシェーマとは異なるタイミング(例えば、第1のシェーマが得られた後のタイミング)で得られたシェーマ(第2のシェーマ)を解析することによって、第2のシェーマの中から、前記第1の要素に対応する要素(第2の要素)を抽出するようにしてもよい。
第3の実施形態によれば、第1及び第2の実施形態による効果に加えて、シェーマの描画要素の構成部分を解析し、その構成部分の解析結果に応じて自動的に位置合わせをして経時表示をすることができる。これにより、医師等による診療の効率の向上、及び、それに伴う診療の質の向上を図ることができる。
(その他の実施形態)
上述した第1〜第3の実施形態では、診療におけるシェーマの描画内容を経時的に表示することを想定したものであった。例えば、シェーマ以外、例えば、画像情報がある場合には、画像から注目部位を抽出し、シェーマの該当する領域にある描画要素を経時表示するようにしてもよい。
上述した第1〜第3の実施形態では、診療におけるシェーマの描画内容を経時的に表示することを想定したものであった。例えば、シェーマ以外、例えば、画像情報がある場合には、画像から注目部位を抽出し、シェーマの該当する領域にある描画要素を経時表示するようにしてもよい。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。
即ち、上述した各実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
このプログラム及び当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本発明に含まれる。
即ち、上述した各実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
このプログラム及び当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本発明に含まれる。
10 診療支援システム、100 診療支援装置、110 診療情報入力部、120 診療情報処理部、121 要素抽出部、122 物理情報取得部、123 指定位置検出部、124 位置合わせ部、125 記憶部、130 診療情報記録部、200 入力・表示装置、300 データベース
Claims (10)
- 第1のシェーマの中から第1の要素を抽出する第1の抽出手段と、
前記第1のシェーマとは異なるタイミングで得られた第2のシェーマの中から、前記第1の要素に対応する第2の要素を抽出する第2の抽出手段と、
前記第1の要素と前記第2の要素とを位置合わせする位置合わせ手段と
を有することを特徴とする診療支援装置。 - 前記第1の要素および前記第2の要素における物理情報を取得する取得手段を更に有し、
前記位置合わせ手段は、前記物理情報に基づいて、前記第1の要素と前記第2の要素とを位置合わせすることを特徴とする請求項1に記載の診療支援装置。 - 前記位置合わせ手段は、前記第1の要素における重心の位置と前記第2の要素における重心の位置とを合わせる位置合わせを行うことを特徴とする請求項1または2に記載の診療支援装置。
- 前記位置合わせ手段は、前記第1の要素における一部の位置と前記第2の要素における一部の位置とを合わせる位置合わせを行うことを特徴とする請求項1または2に記載の診療支援装置。
- 指定された位置合わせ位置を検出する検出手段を更に有し、
前記位置合わせ手段は、前記検出手段において前記位置合わせ位置が検出されなかった場合に、前記第1の要素における重心の位置と前記第2の要素における重心の位置とを合わせる第1の位置合わせを行い、前記検出手段において前記位置合わせ位置が検出された場合に、前記位置合わせ位置に前記第1の要素における一部の位置と前記第2の要素における一部の位置とを合わせる第2の位置合わせを行うことを特徴とする請求項1に記載の診療支援装置。 - 前記第1の要素および前記第2の要素は、それぞれ、複数の構成部分から構成されており、
前記位置合わせ手段は、前記一部の位置の位置合わせにおいて、前記第1の要素を構成する複数の構成部分のうちの1つの構成部分における一部の位置と、前記第2の要素を構成する複数の構成部分のうちの前記1つの構成部分に対応する構成部分における一部の位置とを合わせる位置合わせを行うことを特徴とする請求項4または5に記載の診療支援装置。 - 前記第1の要素および前記第2の要素を解析して、前記複数の構成部分を得る解析手段を更に有し、
前記位置合わせ手段は、前記解析手段で得られた前記第1の要素を構成する複数の構成部分のうちの1つの構成部分における一部の位置と、前記解析手段で得られた前記第2の要素を構成する複数の構成部分のうちの前記1つの構成部分に対応する構成部分における一部の位置とを合わせる位置合わせを行うことを特徴とする請求項6に記載の診療支援装置。 - 前記第1の抽出手段は、前記第1のシェーマを解析して前記第1のシェーマの中から前記第1の要素を抽出し、
前記第2の抽出手段は、前記第2のシェーマを解析して前記第2のシェーマの中から前記第2の要素を抽出することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の診療支援装置。 - 第1のシェーマの中から第1の要素を抽出する第1の抽出ステップと、
前記第1のシェーマとは異なるタイミングで得られた第2のシェーマの中から、前記第1の要素に対応する第2の要素を抽出する第2の抽出ステップと、
前記第1の要素と前記第2の要素とを位置合わせする位置合わせステップと
を有することを特徴とする診療支援方法。 - 第1のシェーマの中から第1の要素を抽出する第1の抽出ステップと、
前記第1のシェーマとは異なるタイミングで得られた第2のシェーマの中から、前記第1の要素に対応する第2の要素を抽出する第2の抽出ステップと、
前記第1の要素と前記第2の要素とを位置合わせする位置合わせステップと
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2014
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