JP2015198749A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】後側に位置する表示装置における表示の視認性の低下を抑制して演出の興趣を向上し得る遊技機を提供する。【解決手段】遊技盤に配設した枠状装飾体の窓口から第1表示装置の第1表示部が前側に臨む。遊技盤に、第1表示部の前側を移動する第2表示装置が配設される。第2表示装置と移動機構54とを連繋する連繋部材は透明に構成される。第2表示装置51と中継基板79とはフラットケーブル84で接続される。フラットケーブル84における第2表示装置51と共に移動する際に第1表示部の前側に重なる重合部84aは、第2連繋部材によって幅方向を前後方向に向けた姿勢に保持される。【選択図】図11

Description

この発明は、複数の表示装置を備えた遊技機に関するものである。
代表的な遊技機であるパチンコ機は、機内にセットされる遊技盤の盤面に画成した遊技領域の略中央位置に枠状の枠状装飾体(所謂センター役物)が配設されて、該枠状装飾体の窓口を介して複数の図柄を変動表示する液晶式やドラム式等の図柄表示装置を後方から臨ませると共に、該遊技盤における枠状装飾体の下方位置に、パチンコ球(遊技球)の入賞により図柄表示装置での図柄変動を開始させる始動入賞装置や大当り時等に開放する特別入賞装置を配設するよう構成されたものが多数提案されている。この種のパチンコ機では、前記遊技領域に打ち出されたパチンコ球が遊技領域内に植設された遊技釘等との接触により跳ね返りながら次第に自重により流下し、該遊技領域を流下する過程で前記始動入賞装置に入賞することにより、所定数の賞球が払い出されると共に、前記図柄表示装置での図柄変動演出に伴うリーチ演出等の各種の遊技演出がなされ、該図柄表示装置に図柄が所定の組合わせで停止することにより所謂大当りが発生し、前記特別入賞装置が開放して多数の賞球を獲得し得るよう構成される。
前記パチンコ機では、遊技に関する画像を表示する複数の表示装置を前後の関係で配設し、両表示装置の夫々で表示演出を行うことで遊技の興趣を向上するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−212285号公報
前記特許文献1に記載のパチンコ機では、第1表示装置の前側を、第2表示装置が移動するよう構成されて、第1表示装置に対する第2表示装置の位置を変えることができるようになっている。このように2つの表示装置を前後の関係で配設する構成では、第1表示装置の前側で第2表示装置を移動させる場合に、該第2表示装置を移動する手段と該第2表示装置とを連繋する連繋部材や第2表示装置を制御する制御基板と該第2表示装置を接続する配線が、第1表示装置の前側に重なって見栄えが低下すると共に、該連繋部材や配線によって第1表示装置に表示される画像が見え難くなる問題を招き、興趣が低下する難点が指摘される。
すなわち本発明は、従来の技術に係る遊技機に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、後側の表示装置の表示の視認性の低下を抑制して演出の興趣を向上し得る遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の発明では、
第1表示部(17a)で図柄を変動表示する第1表示装置(17)を備える遊技機において、
前記第1表示部(17a)と前後に重ならない外方に配設された移動機構(54)と、
前記第1表示装置(17)より前側に位置し、前記移動機構(54)に透明な連繋部材(63)を介して連繋されて該移動機構(54)によって前記第1表示部(17a)の前側を移動するよう構成されると共に、第2表示部(51a)で表示演出を行う第2表示装置(51)と、
前側から視認不能な位置に配設された基板(79)と前記第2表示装置(51)とを接続するフラットケーブル(84)とを備え、
前記フラットケーブル(84)は、前記第2表示装置(51)と共に移動する際に前記第1表示部(17a)の前側に重なる重合部(84a)の幅方向を前後方向に向けた姿勢に保持されることを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、第2表示装置と移動機構とを連繋する連繋部材を透明に構成すると共に、第2表示装置と基板とを接続するフラットケーブルを、幅方向が前後を向く姿勢で保持するよう構成したので、連繋部材やフラットケーブルによって第1表示装置における第1表示部の視認性が低下するのを抑制することができる。すなわち、第1表示装置の前側で第2表示装置を移動しても第1表示部の視認性の低下を抑制することができ、複数の表示装置による演出の興趣を向上し得る。
請求項2に記載の発明では、前記フラットケーブル(84)は、前記重合部(84a)を挟んで前記第2表示装置(51)との接続部とは反対側に、厚み方向を前後方向に向けた姿勢となるように折曲されて第2表示装置(51)の移動方向に延在する可橈部(84c)を備え、第2表示装置(51)の移動に伴って該可撓部(84c)が可撓するよう構成されることを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、フラットケーブルによる第1表示部の視認性の低下を抑制しつつ、第2表示装置の移動をスムーズに行うことができる。
請求項3に記載の発明では、前記フラットケーブル(84)の重合部(84a)は、前記連繋部材(63)に直線的に延在するように保持されることを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、フラットケーブルを連繋部材で保持するようにしたので、フラットケーブルを保持する手段を別途設ける必要はなく構成を簡略化し得る。
請求項4に記載の発明では、遊技球が流下する遊技領域(21)が画成された遊技盤(M)に、前記第1表示装置(17)の第1表示部(17a)を前側に臨ませる開口部(27a)が形成された枠状装飾体(27)が配設され、
前記第2表示装置(51)は、前記枠状装飾体(27)の後側で該枠状装飾体(27)における開口部(27a)の縁部側の第1位置と、該第1位置より開口部中央側の第2位置との間を移動するよう構成され、
前記第2表示装置(51)の第2位置において前記連繋部材(63)は、前記枠状装飾体(27)における開口部(27a)の縁部に略沿って延在するよう構成されることを要旨とする。
請求項4に係る発明によれば、第2表示装置が枠状装飾体における開口部の中央側に移動した際には、フラットケーブルを保持する連繋部材が枠状装飾体における開口部の縁部に略沿って延在するよう構成したので、該フラットケーブルや連繋部材が目立つのを抑えて見栄えが低下するのを抑制し得る。
本発明に係る遊技機によれば、複数の表示装置による演出の興趣を向上することができる。
実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。 実施例に係る遊技盤の正面図であって、可動部材および第2表示装置が第1位置に位置する状態を示す。 実施例に係る遊技盤の正面図であって、可動部材および第2表示装置が第2位置に位置する状態を示す。 実施例に係る遊技盤の正面図であって、可動部材が第1位置で第2表示装置が第2位置に位置する状態を示す。なお、第2位置より上方に移動した第2表示装置を二点鎖線で示している。 実施例に係る設置部材、可動演出装置および表示演出装置を分解した状態で前側から見た概略斜視図である。 実施例に係る遊技盤の縦断側面図であって、可動部材および第2表示装置が第1位置に位置する状態を示す。 実施例に係る表示演出装置の概略正面図であって、二点鎖線は第1位置の第2表示装置を示し、一点鎖線は第2位置の第2表示装置を示し、実線は第2位置より上方に移動した第2表示装置を示している。 実施例に係る表示演出装置について第2表示装置を第1位置に位置させた状態の第2支持部側での縦断側面図である。 実施例に係る表示演出装置における主要部品を分解して前側から見た概略斜視図である。 実施例に係る表示演出装置における主要部品を分解して後側から見た概略斜視図である。 実施例に係る表示演出装置の要部を示す概略斜視図であって、第2表示装置と中継基板とを接続するフラットケーブルの形態が分るように部品を一部省略した状態で示している。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行うパチンコ機を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
(パチンコ機10について)
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤M(図2参照)を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組付けられると共に、遊技盤Mの後側に、図柄を変動表示可能な第1表示装置17が着脱し得るよう配設されている。また、中枠12の前面側には、遊技盤Mを透視可能に保護する透明部材13aを窓部に備えた装飾枠としての前枠13が開閉可能に組付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組付けられる。なお、実施例では、前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。
前記第1表示装置17は、後述する始動入賞口28a,29aへのパチンコ球の入賞を契機として演出用の図柄(飾図という場合もある)を第1表示部17aに変動表示させる図柄変動演出を行うよう構成される。また第1表示装置17では、図柄変動に関連して実行される各種の表示演出を第1表示部17aに表示し得るようになっている。実施例では、前記第1表示装置17として、各種図柄を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式の表示装置やドットマトリックス式の表示装置等の各種図柄を停止および変動表示可能な従来公知の各種の表示装置を採用し得る。
前記前枠13には、図1に示す如く、下球受け皿15の右側方に、前記中枠12に配設された打球発射装置(図示せず)を作動する操作ハンドル16が設けられる。この操作ハンドル16は、左回転方向に付勢された操作レバー16aを備えており、該操作レバー16aを右回転するよう遊技者が回動操作することで打球発射装置が作動されて、前記上球受け皿14に貯留されたパチンコ球が前記遊技盤Mに向けて発射されるようになっている。ここで、前記操作レバー16aの回動量に応じて前記打球発射装置によるパチンコ球の打球力が強弱変化するよう構成されており、遊技者が操作レバー16aを操作して回動量を調節することで、前記遊技盤Mに形成された第1球流下領域21a(後述)をパチンコ球が流下する所謂「左打ち」と、該遊技盤Mに形成された第2球流下領域21b(後述)をパチンコ球が流下する所謂「右打ち」とを打ち分け得るようになっている。
(遊技盤Mについて)
本実施例では、所定板厚の略矩形状に形成されたアクリルやポリカーボネート等の合成樹脂材等からなる透明な平板状の板状部材20と、該板状部材20の裏側に着脱自在に取り付けられる設置部材19とから遊技盤Mが構成されている(図6参照)。板状部材20の表面(遊技盤Mの前面)には、図2〜図4に示す如く、略円形状に湾曲形成された案内レール23が配設され、該案内レール23によってパチンコ球が流下可能な遊技領域21が画成されている。なお、前記第1表示装置17は、設置部材19の裏側に取り付けられて、後述するように該設置部材19に設けた開口部19aおよび後述する枠状装飾体27に設けた窓口27aを介して板状部材20の前側に臨むよう構成される。なお、板状部材20は、木材板の表面に各種絵柄等が描かれた合成樹脂シート等を貼付けて装飾したものであってもよい。
前記案内レール23は、図2〜図4に示す如く、板状部材20の左下部から右上部に至るよう左方向に膨出する円弧状に形成された外レール24と、板状部材20の右上部、右下部および左上部に至るよう右方向に膨出する円弧状に形成された内レール25,26とから構成されている。前記内レール25,26は、外レール24の右上端部に連接して板状部材20の右上部から下部に亘って配設され、左端縁が右方に凹む円弧状に形成された盤面飾り部材25と、板状部材20の下部から左上部に亘って配設されて盤面飾り部材25の下端部に連接し、前記外レール24の右方(内側)に離間して位置するレール部材26とから構成され、該外レール24およびレール部材26により1個のパチンコ球が通過可能な発射通路23aが画成される。ここで、前記内レールを構成するレール部材26は、前記板状部材20の左上部に開放端を臨ませて外レール24との間に遊技領域21に開口する打出し口23bを画成するよう構成されて、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が発射通路23aの下方開口から飛翔して、レール部材26の開放端側の打出し口23bから遊技領域21内に打ち出されるようになっている。
前記板状部材20には、前後に貫通する装着口が前記遊技領域21内に複数開設されて、各装着口に対して各種の遊技部品が前側から取り付けられると共に、遊技領域21の最下部位置には、該遊技領域21に打ち出されたパチンコ球を排出するアウト口22が開設されている。なお、前記装着口の形成数は、板状部材20に対して取り付けられる各種の遊技部品の個数や配設位置等により必要に応じて適宜決定される。
実施例の前記板状部材20には、前記案内レール23で囲まれた遊技領域21の略中央の大部分が開口する第1装着口に、図2〜図4,図6に示す如く、前後に開口する窓口27aが形成された枠状装飾体27が取り付けられ、該枠状装飾体27の窓口27aを介して第1表示装置17の第1表示部17aが板状部材20(遊技盤M)の前側に臨むよう構成されている。また、板状部材20における第1装着口(枠状装飾体27)の下方に開設された第2装着口に、遊技領域21(後述する第1球流下領域21a,第2球流下領域21b)を流下するパチンコ球が入賞可能な第1始動入賞口28aを有する第1始動入賞装置28が取り付けられている。更に、板状部材20には、第2装着口(第1始動入賞装置28)の左方から上方にかけて開設された第3装着口に、遊技領域21(第1球流下領域21a)を流下するパチンコ球が入賞可能な普通入賞口30aが設けられた第1サイド飾り30が取り付けられると共に、該第2装着口(第1始動入賞装置28)の右方から上方にかけて開設された第4装着口に第2サイド飾り31が取り付けられている。実施例の第2サイド飾り31には、遊技領域21(第1球流下領域21a,第2球流下領域21b)を流下するパチンコ球が入賞可能な特別入賞口32aを有する特別入賞装置(入賞装置)32、遊技領域21(第2球流下領域21a)を流下するパチンコ球が入賞可能な第2始動入賞口29aを有する第2始動入賞装置29、遊技領域21(第2球流下領域21b)を流下するパチンコ球が通過可能な球通過ゲート33および遊技領域21(第2球流下領域21b)を流下するパチンコ球が入賞可能な普通入賞口31a等が設けられている。
図2〜図4に示すように、前記板状部材20には、前記遊技領域21内に多数の遊技釘34が設けられると共に、前記枠状装飾体27の左側方に、遊技領域21を流下するパチンコ球の接触に伴って回転する所謂「風車」とも称される回転案内部材35が回転自在に配設されており、遊技釘34や回転案内部材35との接触によりパチンコ球の流下方向が不規則に変化するよう構成される。また、前記板状部材20には、前記第1始動入賞装置28の第1始動入賞口28aと前記回転案内部材35との間に、該第1始動入賞口28aへ向けて下方傾斜する直線状に連続して前記遊技釘34が設けられている。なお、以下の説明では、第1始動入賞口28aへ向けて下方傾斜する直線状に連続した遊技釘群を案内連釘36と指称するものとする。また、前記案内連釘36を構成する遊技釘34は、適宜位置でパチンコ球が通過可能な隙間36aが空くよう設けられており、該案内連釘36上を移動するパチンコ球が普通入賞口30aやアウト口22側へ流下し得るようになっている。
(枠状装飾体27について)
前記枠状装飾体27は、図6に示す如く、前記第1装着口の内側に沿って延在する環状に形成された枠状基部37と、該枠状基部37に設けられて前記板状部材20の前面より前方に突出し、前記遊技領域21と第1表示装置17の第1表示部17aを区切る庇状部38と、該庇状部38の後縁から外方に延出する薄板状の台板部39とを備える。そして、前記枠状基部37を第1装着口に挿入すると共に台板部39を板状部材20の前面に当接した状態で、該台板部39をネジ等の固定手段で板状部材20に固定することで、枠状装飾体27が板状部材20に取り付けられて、該枠状装飾体27の外側、具体的には庇状部38と案内レール23との間にパチンコ球が流下する遊技領域21(第1および第2球流下領域21a,21b)が画成されるようになっている。なお、枠状装飾体27を板状部材20に取り付けた状態で、庇状部38の後端縁から外方に延出する台板部39が板状部材20の前面に沿って延在して、該台板部39の前側をパチンコ球が通り得るようになっている。また、枠状装飾体27は、全体が透明な合成樹脂製とされており、透明な板状部材20の前側に台板部39を重ねた状態で、該台板部39および板状部材20を介して裏側を透視可能に構成されている。
前記枠状装飾体27の庇状部38は、枠状基部37の全周に亘って連続して延在するよう設けられており、前記遊技領域21から窓口27a内にパチンコ球が飛び込むのを規制して、前記第1表示装置17における第1表示部17aの前側をパチンコ球が移動しないように構成してある。また庇状部38は、最上部位置から左右方向に下方傾斜するよう形成されて、遊技領域21に打ち出されたパチンコ球が庇状部38上で滞ることなく枠状装飾体27の左側方または右側方へ誘導案内されるよう形成されている。すなわち、枠状装飾体27の外側に画成される遊技領域21は、図2〜図4に示す如く、該枠状装飾体27の左側方をパチンコ球が流下する第1球流下領域21aおよび枠状装飾体27の右側方をパチンコ球が流下する第2球流下領域21bに分かれており、前記打球発射装置により遊技領域21内に向けて発射されたパチンコ球は、到達位置に応じて枠状装飾体27およびレール部材26の間に形成される第1球流下領域21aか、或いは枠状装飾体27および盤面飾り部材25の間に形成される第2球流下領域21bの何れかを流下するよう構成される。そして、実施例に係るパチンコ機10では、前記第1球流下領域21aをパチンコ球が流下する場合(左打ちした場合)に、パチンコ球が第2球流下領域21bを流下する場合に較べて第1始動入賞装置28の第1始動入賞口28aにパチンコ球が入賞する可能性が高くなるよう構成されると共に、該第2球流下領域21bをパチンコ球が流下する場合(右打ちの場合)に、パチンコ球が第1球流下領域21aを流下する場合に較べて特別入賞装置32の特別入賞口32aや第2始動入賞装置29の第2始動入賞口29aへパチンコ球が入賞する可能性が高くなるよう構成されている。
前記枠状装飾体27には、パチンコ機10のモチーフとなる意匠が施された装飾部品40が、前記庇状部38の内周上縁部から下方に向けて所定長さで延出するように設けられている。そして、本実施例では、装飾部品40および庇状部38によって、前記第1表示装置17の第1表示部17aを前側に臨ませる窓口(開口部)27aが画成される。庇状部38は、図2〜図4に示す如く、後述するステージ42より右側に、前記盤面飾り部材25との間に前記第2サイド飾り31の配設領域を確保するための傾斜部38aが形成されている。この傾斜部38aは、上側に向かうにつれて盤面飾り部材25に近接変位するように形成されており、該傾斜部38aの右斜め下側の第2球流下領域21bに、第2サイド飾り31に配設された球通過ゲート33や普通入賞口31aが位置するよう構成される。なお、本実施例のパチンコ機10では、図6に示す如く、枠状装飾体27の窓口27aは、前後に離間する2枚の透明板41によって全面的に塞がれているが、該透明板41は省略することができる。
前記枠状装飾体27には、図2〜図4,図6に示す如く、窓口27aの下縁部を画成する庇状部38から外方(下方)に延出する台板部39における第1装着口に臨む部位に、後方に凹むステージ42が左右方向に所定長さで設けられており、該ステージ42には前面開口から遊技領域21を流下するパチンコ球が飛び込み得るよう構成される。また、枠状装飾体27には、窓口27aの左側に、前記第1球流下領域21a(遊技領域21)に入口が開口する球案内部43が庇状部38に沿って所定長さで設けられており、第1球流下領域21aを流下するパチンコ球が入口から球案内部43に通入し得るよう構成される。球案内部43は、前記案内連釘36の上端(上流端)の上方で出口が開口するよう構成されており、球案内部43に入口から通入したパチンコ球を出口から案内連釘36の上流端側の第1球流下領域21aに排出するよう構成される。そして、球案内部43から案内連釘36の上流端側に排出されたパチンコ球は、該案内連釘36に接触して跳ね上がってステージ42に飛び込み得るよう構成される。また、ステージ42に飛び込んだパチンコ球は、ステージ42上を左右に転動した後に、前記第1始動入賞装置28が設けられている遊技領域21に排出されるようになっている。なお、台板部39に関し、前記ステージ42が設けられ、庇状部38の下縁部から下方に延出している部分については、他の部分と区別する場合には下側台板部39aと指称する場合がある。
(始動入賞装置28,29について)
前記第1始動入賞装置28の第1始動入賞口28aは、遊技領域21内で常に上方へ開口する常時開放タイプの入賞口とされ、該第1始動入賞口28aは、前記遊技領域21を流下するパチンコ球が常時一定の確率で入賞可能に構成される。これに対して前記第2始動入賞装置29の第2始動入賞口29aは、第2サイド飾り31に配設された開閉部材29bによって開閉するよう構成されており、駆動手段としての始動入賞ソレノイド(図示せず)の駆動に伴って開閉部材29bが第2始動入賞口29aを閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。すなわち、第2始動入賞口29aは、始動入賞ソレノイドを駆動することでパチンコ球の入賞確率を可変し得るよう構成される。
前記始動入賞装置28,29は、対応する始動入賞口28a,29aに入賞したパチンコ球を検出する入賞検出手段としての始動入賞検出スイッチ(図せず)が設けられている。始動入賞検出スイッチは、パチンコ機10の裏側に配設された図示しない制御手段に配線接続されており、該始動入賞検出スイッチによるパチンコ球の検出を契機として所定数の賞球が払い出されるようになっている。また、始動入賞検出スイッチによるパチンコ球の検出に伴って各種情報が取得され、この取得した情報に基づいて特図当り抽選(大当り判定)が行われるよう構成されている。そして、特図当り抽選の結果に基づいて前記第1表示装置17の第1表示部17aにおいて図柄変動演出が実行され、該第1表示装置17の第1表示部17aでの図柄変動演出の結果、該第1表示部17aに所定の組み合わせ(例えば同一飾図の3つ揃い等)で飾図が確定停止表示されることで、遊技者に有利な大当り遊技状態が付与され、大当り遊技状態の発生に伴って前記特別入賞装置32を所定の開放条件で開放する大当り遊技(当り遊技)が行われて、遊技者が賞球を獲得し得る機会が与えられるよう構成されている。また実施例のパチンコ機10は、大当り遊技の終了後に遊技者に有利な遊技状態として、特図当りの抽選確率が低確率から高確率に変動して大当り遊技状態が生起され易くなる確変状態や、前記第2始動入賞口29aへのパチンコ球の入賞契機が増加(非変短状態と較べて増加)する変短状態を付与する機能を備えている。確変状態および変短状態は、各始動入賞口28a,29aへの入賞を契機として制御手段で実行される特図当り抽選で当選した大当りの種類(具体的には大当り図柄の種類)が、予め定めた確変図柄および変短図柄であることを条件として、大当り遊技の終了後に付与される。
(特別入賞装置32について)
前記特別入賞装置32の特別入賞口32aは、前記第2サイド飾り31に配設された開閉体(開閉部材)32bによって開閉されるよう構成される。開閉体32bは、駆動手段としての特別入賞ソレノイド(図示せず)に連繋されて、該特別入賞ソレノイドを駆動することで、開閉体32bが特別入賞口32aへのパチンコ球の入賞を阻止する閉位置と該特別入賞口32aへのパチンコ球の入賞を許容する開位置との間を移動するよう構成される。また特別入賞装置32には、前記特別入賞口32aに入賞したパチンコ球を検出する特別入賞検出手段としての特別入賞検出スイッチ(図示せず)が配設されている。特別入賞検出スイッチは、前記制御手段に配線接続されており、特別入賞検出スイッチがパチンコ球を検出すると、検出信号を制御手段に出力し、制御手段の制御下に予め設定された数の賞球が払い出されるようになっている。なお、特別入賞装置32は、開閉体32bにより特別入賞口32aを常には閉鎖するよう構成され、大当り遊技に伴って特別入賞口32aを開放するよう構成されている。
(球通過ゲート33について)
前記球通過ゲート33には、該ゲート33を通過するパチンコ球を検出する球通過検出スイッチ(図示せず)が設けられている。この球通過検出スイッチは、前記制御手段に配線接続されており、該球通過検出スイッチから制御手段への球検出信号の入力(すなわちパチンコ球の検出)に伴って普図当り抽選が行われ、該普図当り抽選の結果に応じて前記第2始動入賞装置29の始動入賞ソレノイドが駆動制御されて開閉部材29bが開閉動作するようになっている。なお、球通過検出スイッチの後端部は、前記板状部材20の裏側に所定長さで突出し、該球通過検出スイッチにおける板状部材20の裏側に臨む後端部に接続された配線を介して球通過検出スイッチが制御手段に接続されている。
(普通入賞口30aについて)
前記第1サイド飾り30には、図2〜図4に示す如く、前記案内連釘36の配設位置より上側に1つの普通入賞口30aが設けられると共に、該案内連釘36の配設位置より下側に2つの普通入賞口30aが設けられている。そして、案内連釘36の前記隙間36aから落下したパチンコ球が、3つの普通入賞口30aの内の下側の2つの普通入賞口30aに入賞可能に構成される。また、前記第2サイド飾り31には、図2〜図4に示す如く、前記球通過ゲート33の左斜め下側に1つの普通入賞口31aが設けられている。第1サイド飾り30および第2サイド飾り31に設けられた各普通入賞口30a,31aに入賞したパチンコ球は、板状部材20における対応する位置の裏側に設けた球通路(図示せず)を介して排出されるようになっている。
(設置部材19について)
前記設置部材19は、図5,図6に示す如く、前記板状部材20の外郭形状より僅かに小さい形状に形成された略矩形状の背面板(設置部)44と、該背面板44の外周縁部から前方に突出する画壁部45とから前方に開口した箱状に形成されて、該画壁部45の開口前端部を板状部材20の裏面に当接させた状態で、当該板状部材20と設置部材19とがネジ止め固定される。そして、前記設置部材19において前記板状部材20との間に画成される空間に、動作により演出を行う可動演出装置47、表示演出装置50および「右打ち」を報知する報知部46等が設置されて、設置部材19を基材とする1つのユニットとして扱い得るようになっている。前記設置部材19の背面板44には、前記枠状装飾体27の窓口27aと前後に整列する位置に、略矩形状の開口部19aが前後に開口するよう開設される。そして、背面板44の裏面に配設した前記第1表示装置17の第1表示部17aが、前記開口部19aおよび窓口27aを介して板状部材20(遊技盤M)の前側に臨むようになっている。なお、以下の説明では、設置部材19の背面板44について、開口部19aに対する上下左右の各部位を、上板部44a,下板部44b,左板部44c,右板部44dと指称して区別する場合もある。
(報知部46について)
ここで、前述したように前記第2球流下領域21bに第2始動入賞装置29や特別入賞装置32が配置された実施例のパチンコ機10では、大当り遊技状態や変短状態等の特別遊技状態が付与された状態では、第2球流下領域21bへパチンコ球を打ち出す「右打ち」を行うことで、第1球流下領域21aへパチンコ球を打ち出して遊技を行う場合と比べて遊技者により多くの特典が付与され得るようになっている。そこで、本実施例では、特別遊技状態に際して「右打ち」を報知可能な報知部46を前記設置部材19に設けてある。この報知部46は、図2〜図4に示す如く、前記枠状装飾体27における庇状部38の下端縁より下側に位置するよう前記下板部44bの前側に配設される。また報知部46は、前記枠状装飾体27における下側台板部39aの後側に対向して位置しており、透明な下側台板部39aおよび板状部材20を透して報知部46が前側から視認可能に構成される。
(可動演出装置47について)
前記設置部材19の背面板44に、遊技盤Mに対して変位可能な可動部材48,49を備える可動演出装置47が配設される。可動演出装置47は、相互に近接・離間移動する一対の可動部材48,49を備え、実施例では一対の可動部材48,49が上下方向に相互に近接・離間移動するよう構成される。上側に位置する第1の可動部材48は、移動機構によって前記枠状装飾体27における窓口27aの上縁部側(開口部縁部側)の第1位置(図6)と、該第1位置より窓口中央側(開口部中央側)の第2位置(図3)との間を往復移動(動作)されるよう構成される。また、下側に位置する第2の可動部材49は、移動機構によって前記枠状装飾体27における窓口27aの下縁部側(開口部縁部側)の第1位置(図6)と、該第1位置より窓口中央側(開口部中央側)の第2位置(図3)との間を往復移動(動作)されるよう構成される。第2の可動部材49の第1位置では、図6に示す如く、該第2の可動部材49が前記報知部46の前側に重なって該報知部46を前側から覆い、第2の可動部材49を第2位置に移動することで、第2の可動部材49が報知部46の前側から上方に離間して該報知部46を前側から視認し得るように露出するよう構成される。また、第1および第2の可動部材48,49の左右方向の寸法は、前記枠状装飾体27における窓口27aの左右方向の幅寸法より長く設定されると共に、窓口27aを左右方向に横切るように構成されており(図3参照)、該第1および第2の可動部材48,49が窓口27aの後側を上下方向に移動する際には前記第1表示装置17の第1表示部17aを左右方向の全長に亘って覆い得るよう構成される。
(表示演出装置50について)
前記設置部材19の背面板44に、表示演出を実行する第2表示装置51を遊技盤Mに対して変位可能(移動自在)に備える表示演出装置50が配設されている。この表示演出装置50は、前記可動演出装置47における可動部材48,49が移動する領域の前側(枠状装飾体27の後側)を、前記第2表示装置51が上下方向に移動するよう構成されている。また表示演出装置50は、第2表示装置51を、後述する移動機構54によって前記枠状装飾体27における窓口27aの下縁部側(開口部縁部側)の第1位置(図2,図6)と、該第1位置より窓口中央側(開口部中央側)の第2位置(図3,図4の実線位置,図7の一点鎖線位置)との間を往復移動するよう構成される。そして、第2表示装置51が対応する第1位置に位置する状態で、図6に示す如く、該第2表示装置51が前記報知部46の前側に位置して該報知部46を前側から覆い、該第2表示装置51が対応する第2位置に位置する状態で、該第2表示装置51が報知部46の前側から上方に移動して該報知部46を前側から視認し得るように露出するよう構成される。また第2表示装置51は、第1位置から第2位置に移動することで、該第2表示装置51が前記第1表示装置17における第1表示部17aの前側に重なって該第1表示部17aを前側から視認可能な視認領域を変化(小さく)するよう構成されている。実施例では、前記第2の可動部材49および第2表示装置51の両方が対応する第1位置に位置する状態で報知部46を隠し、第2の可動部材49および第2表示装置51の両方が対応する第2位置に位置する状態で報知部46が前側から視認し得るようになっている。
前記第2表示装置51は、図6に示す如く、カバー部材52aとベース部材52bとを前後の関係で組付けることで構成される収容ケース52に、各種画像を表示可能な液晶パネル53を収容した液晶表示装置が採用され、収容ケース52に収容された液晶パネル53は、該収容ケース52における前側に位置するカバー部材52aに形成した開口部から前側に臨むよう構成される。以後、液晶パネル53におけるカバー部材52aの開口部から前側に臨む部位を第2表示部51aと指称する。そして第2表示装置51では、第2表示部51aで各種演出を表示し得るよう構成される。
前記第2表示装置51の外形寸法は、図3,図4,図6に示す如く、前記第1表示装置17の第1表示部17aより小さく設定されており、第2表示装置51が第2位置に移動した状態で、該第2表示装置51によって第1表示部17aの全体が隠れることがないよう構成される。具体的に、第2表示装置51の上下方向および左右方向の各寸法は、第1表示部17aの上下方向および左右方向の各寸法より小さく設定され、第2表示装置51が第2位置に位置した状態で、該第2表示装置51の上側および左右両側で第1表示部17aが露出するようになっている。また、第2表示装置51の第2表示部51aは、第1位置および第2位置の何れの位置においても前側から視認可能に構成されており、該第2表示装置51が第1位置および第2位置に移動した状態で第2表示部51aに表示される演出によって興趣を向上し得るようになっている。第2表示装置51では、前記始動入賞口28a,29aへのパチンコ球の入賞を契機として第1表示装置17で実行される図柄変動演出と関連して、該図柄変動演出とは別の演出を表示し得る他、客寄せのためのデモンストレーション演出(デモ演出)を表示し得るよう構成される。図柄変動演出と関連した表出演出としては、例えば、特図当り抽選や普図当り抽選に当選する期待度等を示唆する予告演出や、該特図当り抽選や普図当り抽選の結果を報知する報知演出等が挙げられる。なお、第2表示装置51は、第1表示装置17と同様に、液晶表示装置に限られるものではなく、ドラム式の表示装置やドットマトリックス式の表示装置等の従来公知の各種の表示装置を採用し得る。
(移動機構54について)
前記表示演出装置50は、前記背面板44の前側に配設されて、前記第2表示装置51が移動自在に支持される支持基体55を備える。この支持基体55は、図7に示す如く、左右方向に離間する一対の支持部56,57を備え、左側の第1支持部56が、前記左板部44cの前側で上下方向に延在すると共に、右側の第2支持部57が、前記右板部44dの前側で上下方向に延在している。そして、各支持部56,57を対応する板部44c,44dに夫々ネジ止め固定することで、支持基体55が設置部材19に位置決め固定される。
前記両支持部56,57間に、第2表示装置51が移動自在に支持されている。そして、第2表示装置51は、支持基体55に配設された移動機構54によって前記第1位置と第2位置との間を往復移動するよう構成される。実施例では、両支持部56,57に配設された一対の駆動機構58,59から移動機構54が構成されており、一対の駆動機構58,59を同期して駆動することによって第2表示装置51を往復移動するよう構成してある。支持基体55に配設される駆動機構58,59(移動機構54)は、前記枠状装飾体27の窓口27aと前後に重ならない外方に位置している。すなわち、駆動機構58,59(移動機構54)は、前記第1表示装置17における窓口27aを介して前側に臨む第1表示部17aの前側に重ならない位置に配設されている。
前記第1支持部56に、図7に示す如く、上下方向に延在する第1ガイド部56aが設けられ、該第1ガイド部56aに沿って上下方向に移動自在に第1移動体60が第1支持部56に支持されている。また、前記第2支持部57に、第1ガイド部56aと平行で上下方向に延在する第2ガイド部57aが設けられ、該第2ガイド部57aに沿って上下方向に移動自在に第2移動体61が第2支持部57に支持されている。そして、前記収容ケース52におけるベース部材52bから左方に延出する透明な第1連繋部材62の延出端が第1移動体60に取り付けられると共に、該ベース部材52bから右方に延出する透明な第2連繋部材63の延出端が第2移動体61に取り付けられている。すなわち、第2表示装置51は、左右に離間する一対の移動体60,61間に透明な連繋部材62,63を介して架設された状態で、該移動体60,61と一体的にガイド部56a,57aに沿って上下方向に移動自在に構成される。なお、第1ガイド部56aおよび第2ガイド部57aは、前記第1表示装置17における第1表示部17aの前面に対して平行となる関係で上下方向に延在しており、第2表示装置51は、第1表示装置17の第1表示部17aに沿って上下方向に平行移動するよう構成される。また、第1移動体60に、上下方向に延在するように第1ラック60aが設けられると共に、第2移動体61に、上下方向に延在するように第2ラック61aが設けられている。
(駆動機構58,59について)
前記第1支持部56に配設される第1駆動機構58は、図7に示す如く、該第1支持部56に配設される第1駆動モータ(駆動手段)64と、該第1駆動モータ64の回転を前記第1ラック60aを介して第1移動体60に伝達するギヤ列等の第1伝達機構65とを備える。前記第2支持部57に配設される第2駆動機構59は、図7に示す如く、該第2支持部57に配設される第2駆動モータ(駆動手段)66と、該第2駆動モータ66の回転を前記第2ラック61aを介して第2移動体61に伝達するギヤ列等の第2伝達機構67とを備える。すなわち、前記連繋部材62,63を介して駆動機構58,59(移動機構54)に連繋された前記第2表示装置51は、第1および第2駆動モータ64,66を同期して回転駆動することで第1および第2伝達機構65,67によって伝達された駆動力によって上下方向に往復移動するよう構成される。なお、第1伝達機構65は、第1ラック60aに噛合するギヤを除く他のギヤは第1支持部56の裏側に配設されて前側に突出しないよう構成されると共に、第2支持部57の前側に配設された第2伝達機構67は、第2支持部57の前側に配設された図示しない駆動機構カバーによって前側から覆われて保護されている。
前記第1移動体60に第1検出片60b(図7,図9,図10参照)が設けられると共に、前記第1支持部56に、該第1検出片60bを検出可能な第1位置検出センサ68が配設されており、該第1位置検出センサ68は、第2表示装置51の第1位置において第1検出片60bを検出し得るよう構成される。また、前記第2移動体61に第2検出片61b(図7,図9,図10)が設けられると共に、前記第2支持部57に、該第2検出片61bを検出可能な第2位置検出センサ69が配設されており、該第2位置検出センサ69は、第2表示装置51の第1位置において第2検出片61bを検出し得るよう構成される。両位置検出センサ68,69は前記制御手段に配線接続されており、該制御手段は、一対の位置検出センサ68,69からの検出信号の入力によって、第2表示装置51が第1位置に位置していることを認識し得るよう構成されている。また、前記駆動モータ64,66としてステッピングモータが採用され、一対の駆動モータ64,66の駆動によって第1位置から移動を開始した第2表示装置51を、移動パルス信号に基づいて第2位置で停止するように駆動モータ64,66を制御手段で駆動制御すると共に、第2位置から第1位置に向けて第2表示装置51が移動した場合に、前記両位置検出センサ68,69が対応する検出片60b,61bを検出した信号の入力に基づいて両駆動モータ64,66を制御手段が停止制御することで、第2表示装置51を第1位置に停止保持し得るよう構成される。
前記第1支持部56の上端部に設けた第1係合部56bと第1移動体60との間に、付勢手段としての第1引張りコイルバネ70(図7参照)が張架されると共に、第2支持部57の上端部に設けた第2係合部57bと第2移動体61との間に、付勢手段としての第2引張りコイルバネ71(図7参照)が張架されており、第2表示装置51は、常には一対の引張りコイルバネ70,71によって第2位置に向けて付勢されている。すなわち、第2表示装置51を下方の第1位置から上方の第2位置に移動する際に第1および第2駆動モータ64,66に加わる負荷を引張りコイルバネ70,71の付勢力によって軽減し得るよう構成される。
ここで、実施例の表示演出装置50は、第2表示装置51を、前記第2位置より上方の上限位置(図4の二点鎖線位置,図7の実線位置)まで移動可能に構成されており、該上限位置において第2表示装置51は磁石によって保持可能に構成されている。具体的には、前記第1連繋部材62における第1移動体60に対する取付部(後述する移動体取付部62b)に、板金等の磁着部材(図示せず)が配設されると共に、前記第1支持部56に、第2表示装置51が上限位置に到来した位置で磁着部材を磁力吸着する磁石(図示せず)が配設されている。また、前記第2連繋部材63における第2移動体61に対する取付部(後述する移動体取付部72b)に、板金等の磁着部材(図示せず)が配設されると共に、前記第2支持部57に、第2表示装置51が上限位置に到来した位置で磁着部材を磁力吸着する磁石(図示せず)が配設されている。すなわち、第2表示装置51が上限位置まで移動すると、該第2表示装置51は一対の磁着部材が磁石に磁力吸着された状態で保持される。
(第1連繋部材62について)
前記第1連繋部材62は、図9,図10に示す如く、左右方向に延在する略平板状の部材であって、全体が透明に構成されて、該第1連繋部材62を透して後側が視認可能に構成される。第1連繋部材62には、右端部に表示取付部62aが設けられ、該表示取付部62aが前記収容ケース52におけるベース部材52bの裏面にネジ等の固定手段によって固定される。また、第1連繋部材62には、左端部に移動体取付部62bが設けられ、該移動体取付部62bが前記第1移動体60にネジ等の固定手段によって固定される。第1連繋部材62は、表示取付部62aと移動体取付部62bとの間に、前記第1表示部1aと対向する凹凸のない平坦に形成された平坦部62cを備え、前記第2表示装置51が第1位置と第2位置との間を移動する際には該平坦部62cが前記枠状装飾体27における窓口27aに臨むよう構成される。すなわち、第2表示装置51が第1位置と第2位置との間を移動する際に、第1連繋部材62の移動体取付部62bは枠状装飾体27の窓口外方で前記板状部材20の後側に重なると共に、表示取付部62aは第2表示装置51の裏側に位置しており、第1連繋部材62において窓口27aを介して前側から視認可能となるのは平坦部62cのみとなるよう構成されている。また、第2表示装置51が第1位置と第2位置との間を移動する際に前記第1表示装置17における第1表示部17aの前側に重なる平坦部62cは、該第1表示部17aと平行な関係で対向し、平坦部62cを透して見える第1表示部17aの表示が歪むことがないよう構成される。また、第2表示装置51の後側を該第2表示装置51に対して相対的に移動する前記第1および第2の可動部材48,49における第1連繋部材62の後側に重なる部位に施されている意匠の視認性が、該第1連繋部材62によって低下するのを抑制し得る。
(第2連繋部材63について)
前記第2連繋部材63は、図9,図10に示す如く、左右方向に延在する略平板状の第1部材72と、該第1部材72に着脱自在に配設される第2部材73とから構成される。第1部材72および第2部材73は何れも透明に構成されており、第2連繋部材63(第1部材72,第2部材73)を透して後側が視認可能に構成される。前記第1部材72には、左端部に表示取付部72aが設けられ、該表示取付部72aが前記収容ケース52におけるベース部材52bの裏面にネジ等の固定手段によって固定される。また、第1部材72には、右端部に移動体取付部72bが設けられ、該移動体取付部72bが前記第2移動体61にネジ等の固定手段によって固定される。第1部材72は、表示取付部72aと移動体取付部72bとの間に、前記第1表示部17aに対向する凹凸のない平坦に形成された平坦部72cを備え、前記第2表示装置51が第1位置と第2位置との間を移動する際には該平坦部72cが前記枠状装飾体27における窓口27aに臨むよう構成される。すなわち、第2表示装置51が第1位置と第2位置との間を移動する際に、第2連繋部材63における第1部材72の移動体取付部72bは枠状装飾体27の窓口外方で前記板状部材20の後側に重なると共に、表示取付部72aは第2表示装置51の裏側に位置しており、第1部材72において窓口27aを介して前側から視認可能となるのは平坦部72cのみとなるよう構成されている。また、第2表示装置51が第1位置と第2位置との間を移動する際に前記第1表示装置17における第1表示部17aの前側に重なる平坦部72cは、該第1表示部17aと平行な関係で対向し、平坦部72cを透して見える第1表示部17aの表示が歪むことがないよう構成される。また、第2表示装置51の後側を該第2表示装置51に対して相対的に移動する前記第1および第2の可動部材48,49における第2連繋部材63の後側に重なる部位に施されている意匠の視認性が、該第2連繋部材63によって低下するのを抑制し得る。
前記第1部材72の平坦部72cは、図7,図9,図10に示す如く、表示取付部側から移動体取付部側に向かうにつれて、前記第2表示装置51の移動方向に変位するよう斜めに形成されている。実施例の平坦部72cは、表示取付部側から移動体取付部側に向かうにつれて上方傾斜するように形成されており、該平坦部72cの下側には、第2表示装置51の側方(右方)において上側に凹む凹空間Sが画成されるよう構成してある。この凹空間Sは、第2表示装置51の第1位置において、前記板状部材20の後方に突出する球通過ゲート33の後端部や普通入賞口31aに入賞したパチンコ球を排出する球通路と平坦部72cとが干渉するのを防ぐと共に、第2表示装置51の第1位置を遊技盤Mの窓口27aより下側に設定するべく機能する。
前記第1部材72の平坦部72cには、図9に示す如く、左右方向に延在する一方の縁部に、前後方向に延在する第1保持部74が、該縁部に沿って設けられている。実施例では、平坦部72cにおける上側の縁部に沿って前側に延出するように第1保持部74が設けられている。第1保持部74は、上下方向の厚みが平坦部72cの上下方向の幅より小さい薄板状に形成されると共に、該第1保持部74の前端(延出端)には、後方に凹む凹部74aが左右方向に離間した複数箇所に形成されている。平坦部72cには、表示取付部側の端部前面に、前側に延出すると共に前記第1保持部74の左端に接続する表示側第1挟持部75aが、下方に所定長さで延在するように設けられている。また第1部材72の移動体取付部72bの前面に、前側に延出すると共に前記第1保持部74の右端に接続する移動側第1挟持部75bが略水平に延在するように設けられている。
前記第2部材73は、図9および図10に示す如く、前記第1部材72の第1保持部74に沿って延在する薄板状の第2保持部76と、該第2保持部76における表示取付部側の端部に接続して前記表示側第1挟持部75aに沿って延在する表示側第2挟持部77aと、該第2保持部76における移動体取付部側の端部に接続して前記移動側第1挟持部75bに沿って延在する移動側第2挟持部77bとを備える。そして、第2部材73は、第2保持部76および第2挟持部77a,77bを、第1部材72の対応する第1保持部74および第1挟持部75a,75bに夫々前記第1表示部17aの前面に沿う方向で対向する状態で該第1部材72に着脱自在に取り付けられる。具体的には、第2保持部76が第1保持部74の下面側に対向し、表示側第2挟持部77aが表示側第1挟持部75aの右側面に対向し、移動側第2挟持部77bが移動側第1挟持部75bの下面側に対向している。そして、第2表示装置51と中継基板79(後述)を接続するフラットケーブル84が、第1保持部74と第2保持部76とで挟持されて幅方向を前後に向けた姿勢で保持されるよう構成してある。また、第2連繋部材63におけるフラットケーブル84を保持する第1保持部74および第2保持部76は、図3,図4に示す如く、前記第2表示装置51の第2位置において、前記枠状装飾体27の窓口27aにおける庇状部38の傾斜部38aで画成される縁部に略沿って延在するようになっている。
前記第2保持部76の前端における前記第1保持部74に設けた各凹部74aに対応する位置に、第1保持部側に向けて突出する凸部76aが設けられており、第1部材72に対して第2部材73は、各凸部76aが対応する凹部74aに嵌合して位置決めされた状態で取り付けられる。また、第1保持部74と第2保持部76とで挟持されるフラットケーブル84は、第1部材72の平坦部72cおよび凸部76aによって前後方向の移動が規制されるようになっている。前記第2部材73には、表示側第2挟持部77aの前端に、表示側第1挟持部側に延出する規制壁78が設けられると共に、該規制壁78の延出端には後側(第1部材72の平坦部72c)に向けて表示側第2挟持部77aと平行に延在する挟持片78aが設けられている(図10参照)。表示側第2挟持部77aと挟持片78aとは、表示側第1挟持部75aの厚みより僅かに大きく離間しており、第1部材72に対して第2部材73は、前記フラットケーブル84の後述する第1折返し部84bを介して表示側第1挟持部75aが表示側第2挟持部77aと挟持片78aとの間に差し込まれた状態で取り付けられる。
(中継基板79について)
前記第2支持部57には、前記第2移動体61の移動範囲外の位置(実施例では上端部)に、前記制御手段に配線接続される中継基板(基板)79が取着部材80を介して取り付けられている。中継基板79の前面には、図9,図11に示す如く、前記フラットケーブル84の一端が接続されるコネクタ79aが差込口を下向きに開口した状態で配設されており、該コネクタ79aに一端が差込み接続されたフラットケーブル84は、第2移動体61の前側を下方に延在するように引き回される。また、取着部材80には、前記コネクタ79aの配設位置に対応して中継基板79より下方に延出する規制部81が設けられており、コネクタ79aから下方に延在するフラットケーブル84を規制部81によって位置規制するよう構成される。この規制部81は、フラットケーブル84の幅寸法より横幅が広く設定された平板状の後部規制壁81aと、該後部規制壁81aの左右の端縁から前側に延出する側部規制壁81b,81bとを備え、後述する第2被覆部材83を規制部81の前側に配置した状態で、第2被覆部材83と規制部81との間に、下方に開口する通路が形成されるよう構成される(図8参照)。すなわち、該通路に挿通されたフラットケーブル84は、第2被覆部材83および後部規制壁81aによって前後方向の変位が規制されると共に、一対の側部規制壁81b,81bによって左右方向の変位が規制されるようになっている。
前記中継基板79は、前記枠状装飾体27に配設された前記装飾部材40や盤面飾り部材25等の不透明な部材の裏側に位置して、該中継基板79は前側から視認不能になっている。また、取着部材80に配設された中継基板79は、第2被覆部材83で前側から覆われている。
(被覆部材82,83について)
前記第1支持部56には、前記第1ガイド部56aに沿って移動する第1連繋部材62における移動体取付部62bの前側を覆う第1被覆部材82が、該第1支持部56に沿って上下方向に延在するようにして着脱自在に取り付けられている(図5参照)。この第1被覆部材82と第1支持部56との間は、第2表示装置側に開口するよう構成されており、前記第1移動体60に取り付けられた第1連繋部材62が第1被覆部材82と干渉することなく上下方向に移動可能になっている。なお、第1被覆部材82は、前記板状部材20の後側に対向するように位置すると共に、図示しない発光基板を備え、該発光基板に配設したLED等の発光体を発光することで板状部材20を裏側から照明し得るよう構成される。
前記第2支持部57には、前記駆動機構カバーおよび取着部材80の前側に、第2支持部57に沿って上下方向に延在する第2被覆部材83が着脱自在に取り付けられている(図5参照)。この第2被覆部材83は、平板状の本体部83aを備え、該本体部83aと第2支持部57との間は、第2表示装置側に開口するよう構成されており、前記第2移動体61に取り付けられた第2連繋部材63が第2被覆部材83の本体部83aと干渉することなく上下方向に移動可能になっている。本体部83aの裏面には、図10に示す如く上下方向に延在する一対のガイド突条83b,83bが左右方向に離間して平行に突設されている。そして、前記中継基板79に一端が接続されたフラットケーブル84は、本体部83a(第2被覆部材83)の裏側において一対のガイド突条83b,83bの間を上下方向に延在するように引き回されており、該本体部83aおよび一対のガイド突条83b,83bによってフラットケーブル84の前方および左右方向への変位を規制するよう構成してある。また、第2被覆部材83には、本体部83aの裏側に、該本体部83aの裏面との間にフラットケーブル84を保持する保持片83cが上下方向に離間して複数設けられている。なお、保持片83cは、本体部83aの裏面との間にフラットケーブル84を保持可能な隙間をあけて、左右何れか一方のガイド突条83bから他方のガイド突条83bに向けて本体部83aの裏面と平行に延在するように設けられる。そして、保持片83cと本体部裏面との間には、該保持片83cの自由端側からフラットケーブル84が差し込み得るようになっている。また、複数の保持片83cは、自由端が上下方向で交互に位置するよう設定してある。
前記第2被覆部材83の本体部83aには、前記取着部材80の規制部81における後部規制壁81aと対向する位置に、該後部規制壁81aとの間でフラットケーブル84を挟持する挟持突部83dが突設されている。すなわち、図8に示す如く、フラットケーブル84における前記中継基板79のコネクタ79aとの接続部近傍を後部規制壁81aと挟持突部83dとで挟持することで、該フラットケーブル84のコネクタ79aからの抜け止めを図るよう構成される。
(フラットケーブル84について)
前記中継基板79に一端が接続されると共に他端が前記第2表示装置51に接続されるフラットケーブル84は、平板型の導体をシート状の絶縁体で被覆した可橈性を有するリボン状の配線材(フレキシブルフラットケーブル)であって、幅に対して厚みが極めて小さく設定されている。このフラットケーブル84は、第2表示装置51に接続する他端部側は、厚み方向が前後方向を向く姿勢で前記第1部材72の表示側第1挟持部75aの左側面、前面および右側面に沿うように折曲されている。また、フラットケーブル84における表示側第1挟持部75aの右側面に臨む部分で、図11に示す如く、該ケーブル84が幅方向を前後方向に向けた姿勢となるように折り返され、その姿勢のままフラットケーブル84は前記第1保持部74の下面(第2保持部76との対向面)に沿って直線的に延在するように引き回されている。そして、フラットケーブル84における表示側第1挟持部75aの外面に沿って引き回される部分は、第2部材73の表示側第2挟持部77aと挟持片78aとの間に表示側第1挟持部75aが差し込まれた状態で位置決め保持されるよう構成される。また、フラットケーブル84における第1保持部74に沿って引き回される部分は、図7に示す如く、該第1保持部74と第2部材73の第2保持部76とで挟持されて、幅方向を前後方向に向けた姿勢で直線的に延在するように保持されている。ここで、フラットケーブル84における第1保持部74と第2保持部76とで挟持される部分は、前記第2表示装置51と共にフラットケーブル84が移動する際に前記第1表示部17aの前側に重なる部分であり、当該部分については重合部84aと指称するものとする。また、フラットケーブル84において厚み方向が前後方向を向く姿勢から幅方向を前後方向に向けた姿勢に折り返されて表示側第1挟持部75aおよび表示側第2挟持部77aで挟持される部分について、以後第1折返し部84bと指称する。
前記フラットケーブル84は、前記重合部84aの右端部(重合部84aを挟んで第2表示装置51との接続部とは反対側)から前記移動側第1挟持部75bの下面に沿って引き回される部分において厚み方向を前後方向に向けた姿勢となるように折り返され、該折り返し部分が移動側第1挟持部75bおよび移動側第2挟持部77bで挟持されて、該フラットケーブル84は折り返された姿勢が保持されるよう構成される。そして、フラットケーブル84における移動側第1挟持部75bおよび移動側第2挟持部77bで挟持された部分から前記中継基板79に接続される他端までの可橈部84cは、図11に示す如く、厚み方向を前後方向に向けた姿勢で第2表示装置51の移動方向に延在するように引き回されている。なお、フラットケーブル84において幅方向を前後方向に向けた姿勢から厚み方向が前後方向を向く姿勢に折り返されて移動側第1挟持部75bおよび移動側第2挟持部77bで挟持される部分について、以後第2折返し部84dと指称する。
実施例のフラットケーブル84における前記可橈部84cは、図11に示す如く、前記第2折返し部84dから第2表示装置51の移動方向に沿って下方に延在する部分がU字状となるように湾曲された後に第2表示装置51の移動方向に沿って上方に引き回されて、該フラットケーブル84の一端が中継基板79にコネクタ接続される。そして、フラットケーブル84は、第2表示装置51の移動に伴って可撓部84cが可撓することで、該第2表示装置51のスムーズな移動を許容するよう構成される。また、可橈部84cは、第2折返し部84dから下方に引き回される部分の前側に上方に引き回される部分が重なるように湾曲されており、前側に位置する部分が、前記第2被覆部材83の裏面に保持片83cを介して保持されるよう構成されている(図8参照)。なお、実施例では、可橈部84cにおける最も下側に位置する保持片83cに保持される部位から第2折返し部84dまでの部分が、第2表示装置51の移動に際して可橈し、その他の部分については第2被覆部材83や規制部81によって移動が規制されている。
ここで、前記可動演出装置47の両可動部材48,49が第2位置に移動すると共に、第2表示装置51が第2位置に移動して前記報知部46を露出した状態(図3の状態)では、第2の可動部材49における前記第1表示部17aの前側に重なっている部位の前側に前記連繋部材62,63が重なるよう構成される。すなわち、前記第2連繋部材63における保持部74,76および該保持部74,76で保持されているフラットケーブル84の重合部84aが第2の可動部材49の前側に重なるようになっている。
(実施例の作用)
次に、前述のように構成された実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
前記前枠13の前面側に設けられた前記操作ハンドル16の操作レバー16aを遊技者が回転操作すると、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が前記板状部材20に設けた案内レール23により画成された発射通路23aを通って打出し口23bから遊技領域21内に打ち出される。このとき、前記操作レバー16aの回動量に応じてパチンコ球の打ち出し位置が変化し、打ち出し位置に応じて遊技領域21の第1球流下領域21aまたは第2球流下領域21bをパチンコ球が流下する。
前記第1球流下領域21aを流下する「左打ち」となるようパチンコ球が打ち出され、該第1球流下領域21aを流下するパチンコ球が前記球案内部43の入口に通入すると、該パチンコ球は球案内部43によって前記枠状装飾体27の外縁(庇状部38)に沿って下流側に案内されて出口から前記案内連釘36の上流端側の第1球流下領域21aに排出される。このパチンコ球は、案内連釘36上を前記第1始動入賞口28aに向けて流下し、該第1始動入賞口28aに入賞可能となる。また、案内連釘36の前記隙間36aから落下したパチンコ球は、前記普通入賞口30aに入賞可能となる。更に、球案内部43から案内連釘36上に排出されるパチンコ球の勢いの違いによって、該パチンコ球が案内連釘36上で跳ねて前記ステージ42に飛び込むこともあり、該パチンコ球はステージ42で左右方向に転動した後に遊技領域21に排出され、このパチンコ球は第1始動入賞口28aに入賞可能となる。なお、第1始動入賞口28aや普通入賞口30aに入賞することなく遊技領域21の最下部に至ったパチンコ球は、前記アウト口22から機裏側に排出される。
前記第1始動入賞装置28の第1始動入賞口28aにパチンコ球が入賞すると、前記制御手段によって特図当り抽選(大当り判定)が行われる。そして、前記第1表示装置17の第1表示部17aでは、第1始動入賞口28aにパチンコ球が入賞した時点で取得された各種情報に基づく図柄変動演出が実行される。また、第2表示装置51の第2表示部51aにおいても、図柄変動に伴う演出が実行される。すなわち、図柄変動演出に際して2つの表示装置17,51によって表示演出が行われることで、遊技の興趣を向上することができる。
前記第1表示装置17での図柄変動演出の結果、第1表示部17aに所定の図柄組み合わせが表示されると大当り遊技状態が発生する。大当り遊技状態が発生すると、第1表示部17aに表示された図柄組み合わせに応じて、図柄変動演出の終了後に前記板状部材20に設けられた特別入賞装置32の特別入賞口32aを開閉する開閉体32bが所定条件で開放制御される大当り遊技が実行されると共に、第1表示装置17の第1表示部17aにおいて大当り演出が行われる。また、前記第2表示装置51の第2表示部51aにおいて、第1表示部17aで展開される大当り演出とは異なる演出が表示され、遊技の興趣が高められる。
前記大当り遊技状態に移行すると、前記制御手段は、前記可動演出装置47および表示演出装置50を制御して、可動部材48,49および第2表示装置51を第1位置から第2位置に移動する。これにより、図3に示す如く、前記報知部46が前側から視認可能な状態に露出し、該報知部46によって「右打ち」が報知される。従って、遊技者は前記第2球流下領域21bにパチンコ球を打ち出す「右打ち」を行う状態であることを認識でき、該「右打ち」を行うことで大当り遊技により得られる利益を享受し得る。また、可動部材48,49および第2表示装置51が第2位置に移動することによって第1表示装置17における第1表示部17aの一部が隠れるが、第2表示装置51の第2表示部51aで表示される演出によって遊技の興趣が低下するのを防止することができる。また、第2表示装置51の後側に位置する前記第2の可動部材49における第1連繋部材62および第2連携部材63の後側に重なる部位に施されている意匠の視認性が、該連繋部材62,63によって低下することはない。また、第2の可動部材49の前側に重なる第2連繋部材63(保持部74,76)に保持されているフラットケーブル84の重合部84aは、幅方向を前後方向に向けた姿勢に保持されているので、該重合部84aによって第2の可動部材49の意匠の視認性が低下することもない。すなわち、第2表示装置51と第2の可動部材49とを前後の関係で配設しても、該第2表示装置51を移動機構54に連繋する連繋部材62,63を透かして第2の可動部材49の意匠を遊技者に視認させることができ、興趣を向上し得る。
前記大当り遊技が終了すると、前記制御手段は、可動演出装置47および表示演出装置50を制御して、可動部材48,49および第2表示装置51を第2位置から第1位置に移動する(図2,図6の状態)。これにより、前記報知部46は第2の可動部材49および第2表示装置51で前側が覆われて、遊技者から見えなくなり、遊技者は大当り遊技が終了したことを認識し得る。
また、実施例のパチンコ機10では、大当り遊技の終了後に確変状態や変短状態が付与される場合は、大当り遊技状態に移行する場合と同様に、可動部材48,49および第2表示装置51が第1置から第2位置に移動され、前側に露出した報知部46で「右打ち」が報知される。そして、確変状態や変短状態が終了すると、制御手段によって可動演出装置47および表示演出装置50が可動部材48,49および第2表示装置51を第2位置から第1位置に移動するように制御される。
実施例のパチンコ機10では、図柄変動演出に際して、図4に示す如く、前記可動部材48,49を第1位置に保持したもとで、前記第2表示装置51のみを第1位置から第2位置に移動する動作による演出を行うと共に、該第2表示装置51の第2表示部51aで報知演出や予告演出を行うことで、図柄変動演出時における興趣を向上することができる。また、前記第2表示装置51が第1表示部17aの前側で移動する際に該第1表示部17aの前側に重なる前記連繋部材62,63は透明に構成してあるので、該連繋部材62,63によって第1表示部17aの表示(演出)の視認性が低下することはなく、第1表示部17aでの表示(演出)によって興趣を高めることができる。また、第2連繋部材63に保持されて第1表示部17aの前側を引き回されているフラットケーブル84は、第1表示部17aの前側に重なる重合部84aを幅方向が前後方向に向けた姿勢で第2連繋部材63により保持しているので、該フラットケーブル84によって第1表示部17aの視認性が低下するのを抑制し得る。すなわち、フラットケーブル84は極めて薄いので、幅方向が前後方向に向く姿勢では該フラットケーブル84が前後方向において第1表示部17aと重なる領域は小さく、該フラットケーブル84によって第1表示部17aの視認性が妨げられるのを抑えることができる。従って、第1表示部17aの視認性の低下を抑制したもとで、第2表示装置51が第1表示部17aの前側を移動する範囲の自由度が高くなり、第2表示装置51での動作演出の幅を広げて興趣を向上し得る。これにより、図4に二点鎖線で示すように、第2位置から更に上方の上限位置まで第2表示装置51を移動し、第1表示部17aの略中央部において第2表示装置51で表示演出を行う場合に、該第2表示装置51の外周囲で前側から視認可能となっている第1表示部17aでの表示の視認性が連繋部材62,63およびフラットケーブル84で低下することはなく、インパクトのある表示演出によって興趣を向上することが可能となる。
前記フラットケーブル84を、第2表示装置51を移動機構54に連繋するための第2連繋部材63で保持するようにしたので、該フラットケーブル84を保持する手段を別途設ける必要はなく、構成を簡略化し得る。また、フラットケーブル84の重合部84aを保持する保持部74,76を薄板状としたので、該保持部74,76が目立つことを抑制し、保持部74,76によって第1表示部17aの視認性の低下は抑制される。また、重合部84aは、保持部74,76によって全体が挟持されて直線的に延在するように保持されているので、前記第2表示装置51の移動時に重合部84aが変位したり変形することはなく、直線的に延在する重合部84aの存在を遊技者に認識させ難くすることができる。すなわち、フラットケーブル84の存在を意識させることなく、第1表示部17aで行われる表示(演出)を遊技者に楽しませることができ、興趣を向上し得る。
前記第2表示装置51が第1位置から第2位置に移動した状態で、図3,図4に示す如く、前記第2連繋部材63におけるフラットケーブル84の重合部84aを保持する保持部74,76は、枠状装飾体27における窓口27aの縁部に略沿って延在するよう構成したので、保持部74,76およびフラットケーブル84の存在が目立つのを抑えて見栄えが低下するのを抑制し得る。また、実施例では、窓口27aにおける前記庇状部38の傾斜部38aでの縁部に略沿うように延在させた第2連繋部材63の保持部74,76から下方に延出する平坦部72cも上向きに傾斜するように形成されて、その下側に前記凹空間Sを画成している。従って、第2位置から第1位置に向けて移動する第2表示装置51を、前記平坦部72cが前記板状部材20の裏側に突出する球通過ゲート33の後端部や球通路と干渉することなく第2連繋部材63の保持部74,76を板状部材20の裏側に重なる位置まで移動することができる。すなわち、板状部材20において第2球流下領域21bに対応する裏側に突出する部品と第2連繋部材63とを干渉させることなく、該第2連繋部材63の全体を枠状装飾体27の窓口27aから前側に臨まない第1位置まで移動することができ、該第1位置において窓口27aを介して第2連繋部材63やフラットケーブル84が視認されるのを防ぐことができる。
前記フラットケーブル84における重合部84aと前記中継基板79との間に位置する可橈部84cは、図11に示す如く、厚み方向を前後方向に向けた姿勢で前記第2表示装置51の移動方向に延在するように引き回しているので、該第2表示装置51が移動する際には可橈部84cが容易に可橈する。従って、フラットケーブル84による第1表示部17aの視認性の低下を抑制しつつ、第2表示装置51の移動をスムーズに行うことができる。また、可橈部84cは厚み方向を前後方向に向けた姿勢としてあるので、図8に示す如く、該可橈部84cを引き回すために必要となる前後寸法を小さく抑えることができ、遊技盤Mの前後寸法の抑制に寄与し得る。
前記フラットケーブル84における中継基板79のコネクタ79aとの接続部近傍は、図8に示す如く、前記後部規制壁81aと挟持突部83dとで挟持されているので、第2表示装置51の移動に際してフラットケーブル84がコネクタ79aから抜けるのを防止することができる。また、可橈部84cは、第2被覆部材83(具体的にはガイド突条83b,83b)によって左右方向への変位が規制されているので、第2表示装置51の移動に際して可橈部84cが第2表示装置側に移動するのは防止される。すなわち、可橈部84cが第1表示部17aの前側に重なるように延出してしまうのを防いで、該可橈部84cによって第1表示部17aの視認性が低下するのを防止し得る。
(変更例)
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、第2表示装置が上下方向に移動するよう構成したが、該第2表示装置の移動方向は左右方向あるいは斜め方向であってもよい。
(2) 実施例では、第2表示装置を平行移動するよう構成したが、前後方向に延在する回転軸回りに揺動する構成を採用し得る。
(3) 実施例では、第2表示装置を2基の駆動機構(移動機構)で移動するよう構成したが、1基の駆動機構(移動機構)で移動するようにしてもよい。例えば、第2表示装置を1つの連繋部材によって移動機構に連繋したものであってもよい。
(4) 実施例では、フラットケーブルを保持する連繋部材(第2連繋部材)の平坦部に保持部(第1保持部)を設けたが、平坦部を省略することができる。すなわち、保持部(第1保持部)の一端に表示取付部を設けると共に他端に移動体取付部を設ける構成を採用することができ、この構成によれば連繋部材における第1表示部の前側に重なる面積を小さくすることができる。
(5) 実施例では、フラットケーブルの重合部を別体に構成された一対の保持部で挟持して保持するよう構成したが、1つの保持部で重合部を保持するものであってもよい。例えば、板状の保持部に、厚み方向と交差する方向に切れ込みを形成し、該切れ込みに重合部を差し込んで保持する構成を採用し得る。
(6) 実施例では、第2支持部に配設した中継基板(基板)を、不透明な装飾部品や盤面飾り部材の裏側に位置させることで、該中継基板(基板)を前側から視認不能となるよう構成したが、遊技盤を構成する板状部材を本材板等の不透明な部材から形成し、該不透明な板状部材の裏側に中継基板が位置するようにしてもよい。すなわち、板状部材に設けられた不透明部分(板状部材自体も含む)の裏側に位置するように中継基板(基板)を配設し、該中継基板(基板)にフラットケーブルが接続されるようになっていればよい。
(7) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機やパチンコ球やコインを用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。
(8) スロットマシンは、遊技者が所定の開始操作手段の操作を行うことを契機に、図柄が配列された複数の回動体が変動開始すると共に、変動ゲームの当否に関連した当否判定を行い、所定の停止操作手段の操作を契機に、当否判定に基づく図柄停止制御を実行し、停止した図柄の組み合わせによって遊技利益が付与されるよう構成された遊技機であって、このようなスロットマシンにおいて複数の表示装置を用いる場合に実施例の構成を採用することができる。
ここで、スロットマシンのより具体的な構成を説明すると、外周部に識別情報としての複数の図柄が表示された複数のリール(回転体)を有する表示装置において、複数のリールに表示されている図柄を有効ライン上に揃えることにより、所定数のパチンコ球やメダルを獲得する遊技が行われる。すなわちスロットマシンでは、スタートレバーの操作によってリールの回転が開始され、各リールに対応するストップボタンが操作されたタイミングに応じてリールの回転が停止され、全てのリールの回転(図柄の変動)が停止したときに導出された表示結果(有効ライン上に所定の図柄が揃うこと等)に従って、当該図柄変動に伴う演出の終了後に入賞が発生する。そして、スロットマシンでは入賞によって各種の特別遊技状態が付与されるようになっている。
このようなスロットマシンにおいて、リールを備えた表示装置の上部に第1表示装置を配設し、該第1表示装置の前方を第2表示装置が移動するようにした構成において、第2表示装置と基板とを接続するフラットケーブルの姿勢や保持構造として実施例の構造を採用するようにすればよい。
また、スロットマシンに採用される第1表示装置は、図柄を変動表示するものに限らず、報知演出や予告演出等の各種の表示演出を行うものであってもよい。
17 第1表示装置(表示装置)
17a 第1表示部(表示部)
21 遊技領域
27 枠状装飾体
27a 窓口(開口部)
51 第2表示装置
51a 第2表示部
54 移動機構
63 第2連繋部材(連繋部材)
79 中継基板(基板)
84 フラットケーブル
84a 重合部
84c 可橈部
M 遊技盤

Claims (4)

  1. 第1表示部で図柄を変動表示する第1表示装置を備える遊技機において、
    前記第1表示部と前後に重ならない外方に配設された移動機構と、
    前記第1表示装置より前側に位置し、前記移動機構に透明な連繋部材を介して連繋されて該移動機構によって前記第1表示部の前側を移動するよう構成されると共に、第2表示部で表示演出を行う第2表示装置と、
    前側から視認不能な位置に配設された基板と前記第2表示装置とを接続するフラットケーブルとを備え、
    前記フラットケーブルは、前記第2表示装置と共に移動する際に前記第1表示部の前側に重なる重合部の幅方向を前後方向に向けた姿勢に保持される
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記フラットケーブルは、前記重合部を挟んで前記第2表示装置との接続部とは反対側に、厚み方向を前後方向に向けた姿勢となるように折曲されて第2表示装置の移動方向に延在する可橈部を備え、第2表示装置の移動に伴って該可撓部が可撓するよう構成される請求項1記載の遊技機。
  3. 前記フラットケーブルの重合部は、前記連繋部材に直線的に延在するように保持される請求項1または2記載の遊技機。
  4. 遊技球が流下する遊技領域が画成された遊技盤に、前記第1表示装置の第1表示部を前側に臨ませる開口部が形成された枠状装飾体が配設され、
    前記第2表示装置は、前記枠状装飾体の後側で該枠状装飾体における開口部の縁部側の第1位置と、該第1位置より開口部中央側の第2位置との間を移動するよう構成され、
    前記第2表示装置の第2位置において前記連繋部材は、前記枠状装飾体における開口部の縁部に略沿って延在するよう構成される請求項3記載の遊技機。
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