JP2015198749A - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015198749A JP2015198749A JP2014079028A JP2014079028A JP2015198749A JP 2015198749 A JP2015198749 A JP 2015198749A JP 2014079028 A JP2014079028 A JP 2014079028A JP 2014079028 A JP2014079028 A JP 2014079028A JP 2015198749 A JP2015198749 A JP 2015198749A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display device
- display
- flat cable
- front side
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
Description
第1表示部(17a)で図柄を変動表示する第1表示装置(17)を備える遊技機において、
前記第1表示部(17a)と前後に重ならない外方に配設された移動機構(54)と、
前記第1表示装置(17)より前側に位置し、前記移動機構(54)に透明な連繋部材(63)を介して連繋されて該移動機構(54)によって前記第1表示部(17a)の前側を移動するよう構成されると共に、第2表示部(51a)で表示演出を行う第2表示装置(51)と、
前側から視認不能な位置に配設された基板(79)と前記第2表示装置(51)とを接続するフラットケーブル(84)とを備え、
前記フラットケーブル(84)は、前記第2表示装置(51)と共に移動する際に前記第1表示部(17a)の前側に重なる重合部(84a)の幅方向を前後方向に向けた姿勢に保持されることを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、フラットケーブルによる第1表示部の視認性の低下を抑制しつつ、第2表示装置の移動をスムーズに行うことができる。
請求項3に係る発明によれば、フラットケーブルを連繋部材で保持するようにしたので、フラットケーブルを保持する手段を別途設ける必要はなく構成を簡略化し得る。
前記第2表示装置(51)は、前記枠状装飾体(27)の後側で該枠状装飾体(27)における開口部(27a)の縁部側の第1位置と、該第1位置より開口部中央側の第2位置との間を移動するよう構成され、
前記第2表示装置(51)の第2位置において前記連繋部材(63)は、前記枠状装飾体(27)における開口部(27a)の縁部に略沿って延在するよう構成されることを要旨とする。
請求項4に係る発明によれば、第2表示装置が枠状装飾体における開口部の中央側に移動した際には、フラットケーブルを保持する連繋部材が枠状装飾体における開口部の縁部に略沿って延在するよう構成したので、該フラットケーブルや連繋部材が目立つのを抑えて見栄えが低下するのを抑制し得る。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤M(図2参照)を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組付けられると共に、遊技盤Mの後側に、図柄を変動表示可能な第1表示装置17が着脱し得るよう配設されている。また、中枠12の前面側には、遊技盤Mを透視可能に保護する透明部材13aを窓部に備えた装飾枠としての前枠13が開閉可能に組付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組付けられる。なお、実施例では、前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。
本実施例では、所定板厚の略矩形状に形成されたアクリルやポリカーボネート等の合成樹脂材等からなる透明な平板状の板状部材20と、該板状部材20の裏側に着脱自在に取り付けられる設置部材19とから遊技盤Mが構成されている(図6参照)。板状部材20の表面(遊技盤Mの前面)には、図2〜図4に示す如く、略円形状に湾曲形成された案内レール23が配設され、該案内レール23によってパチンコ球が流下可能な遊技領域21が画成されている。なお、前記第1表示装置17は、設置部材19の裏側に取り付けられて、後述するように該設置部材19に設けた開口部19aおよび後述する枠状装飾体27に設けた窓口27aを介して板状部材20の前側に臨むよう構成される。なお、板状部材20は、木材板の表面に各種絵柄等が描かれた合成樹脂シート等を貼付けて装飾したものであってもよい。
前記枠状装飾体27は、図6に示す如く、前記第1装着口の内側に沿って延在する環状に形成された枠状基部37と、該枠状基部37に設けられて前記板状部材20の前面より前方に突出し、前記遊技領域21と第1表示装置17の第1表示部17aを区切る庇状部38と、該庇状部38の後縁から外方に延出する薄板状の台板部39とを備える。そして、前記枠状基部37を第1装着口に挿入すると共に台板部39を板状部材20の前面に当接した状態で、該台板部39をネジ等の固定手段で板状部材20に固定することで、枠状装飾体27が板状部材20に取り付けられて、該枠状装飾体27の外側、具体的には庇状部38と案内レール23との間にパチンコ球が流下する遊技領域21(第1および第2球流下領域21a,21b)が画成されるようになっている。なお、枠状装飾体27を板状部材20に取り付けた状態で、庇状部38の後端縁から外方に延出する台板部39が板状部材20の前面に沿って延在して、該台板部39の前側をパチンコ球が通り得るようになっている。また、枠状装飾体27は、全体が透明な合成樹脂製とされており、透明な板状部材20の前側に台板部39を重ねた状態で、該台板部39および板状部材20を介して裏側を透視可能に構成されている。
前記第1始動入賞装置28の第1始動入賞口28aは、遊技領域21内で常に上方へ開口する常時開放タイプの入賞口とされ、該第1始動入賞口28aは、前記遊技領域21を流下するパチンコ球が常時一定の確率で入賞可能に構成される。これに対して前記第2始動入賞装置29の第2始動入賞口29aは、第2サイド飾り31に配設された開閉部材29bによって開閉するよう構成されており、駆動手段としての始動入賞ソレノイド(図示せず)の駆動に伴って開閉部材29bが第2始動入賞口29aを閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。すなわち、第2始動入賞口29aは、始動入賞ソレノイドを駆動することでパチンコ球の入賞確率を可変し得るよう構成される。
前記特別入賞装置32の特別入賞口32aは、前記第2サイド飾り31に配設された開閉体(開閉部材)32bによって開閉されるよう構成される。開閉体32bは、駆動手段としての特別入賞ソレノイド(図示せず)に連繋されて、該特別入賞ソレノイドを駆動することで、開閉体32bが特別入賞口32aへのパチンコ球の入賞を阻止する閉位置と該特別入賞口32aへのパチンコ球の入賞を許容する開位置との間を移動するよう構成される。また特別入賞装置32には、前記特別入賞口32aに入賞したパチンコ球を検出する特別入賞検出手段としての特別入賞検出スイッチ(図示せず)が配設されている。特別入賞検出スイッチは、前記制御手段に配線接続されており、特別入賞検出スイッチがパチンコ球を検出すると、検出信号を制御手段に出力し、制御手段の制御下に予め設定された数の賞球が払い出されるようになっている。なお、特別入賞装置32は、開閉体32bにより特別入賞口32aを常には閉鎖するよう構成され、大当り遊技に伴って特別入賞口32aを開放するよう構成されている。
前記球通過ゲート33には、該ゲート33を通過するパチンコ球を検出する球通過検出スイッチ(図示せず)が設けられている。この球通過検出スイッチは、前記制御手段に配線接続されており、該球通過検出スイッチから制御手段への球検出信号の入力(すなわちパチンコ球の検出)に伴って普図当り抽選が行われ、該普図当り抽選の結果に応じて前記第2始動入賞装置29の始動入賞ソレノイドが駆動制御されて開閉部材29bが開閉動作するようになっている。なお、球通過検出スイッチの後端部は、前記板状部材20の裏側に所定長さで突出し、該球通過検出スイッチにおける板状部材20の裏側に臨む後端部に接続された配線を介して球通過検出スイッチが制御手段に接続されている。
前記第1サイド飾り30には、図2〜図4に示す如く、前記案内連釘36の配設位置より上側に1つの普通入賞口30aが設けられると共に、該案内連釘36の配設位置より下側に2つの普通入賞口30aが設けられている。そして、案内連釘36の前記隙間36aから落下したパチンコ球が、3つの普通入賞口30aの内の下側の2つの普通入賞口30aに入賞可能に構成される。また、前記第2サイド飾り31には、図2〜図4に示す如く、前記球通過ゲート33の左斜め下側に1つの普通入賞口31aが設けられている。第1サイド飾り30および第2サイド飾り31に設けられた各普通入賞口30a,31aに入賞したパチンコ球は、板状部材20における対応する位置の裏側に設けた球通路(図示せず)を介して排出されるようになっている。
前記設置部材19は、図5,図6に示す如く、前記板状部材20の外郭形状より僅かに小さい形状に形成された略矩形状の背面板(設置部)44と、該背面板44の外周縁部から前方に突出する画壁部45とから前方に開口した箱状に形成されて、該画壁部45の開口前端部を板状部材20の裏面に当接させた状態で、当該板状部材20と設置部材19とがネジ止め固定される。そして、前記設置部材19において前記板状部材20との間に画成される空間に、動作により演出を行う可動演出装置47、表示演出装置50および「右打ち」を報知する報知部46等が設置されて、設置部材19を基材とする1つのユニットとして扱い得るようになっている。前記設置部材19の背面板44には、前記枠状装飾体27の窓口27aと前後に整列する位置に、略矩形状の開口部19aが前後に開口するよう開設される。そして、背面板44の裏面に配設した前記第1表示装置17の第1表示部17aが、前記開口部19aおよび窓口27aを介して板状部材20(遊技盤M)の前側に臨むようになっている。なお、以下の説明では、設置部材19の背面板44について、開口部19aに対する上下左右の各部位を、上板部44a,下板部44b,左板部44c,右板部44dと指称して区別する場合もある。
ここで、前述したように前記第2球流下領域21bに第2始動入賞装置29や特別入賞装置32が配置された実施例のパチンコ機10では、大当り遊技状態や変短状態等の特別遊技状態が付与された状態では、第2球流下領域21bへパチンコ球を打ち出す「右打ち」を行うことで、第1球流下領域21aへパチンコ球を打ち出して遊技を行う場合と比べて遊技者により多くの特典が付与され得るようになっている。そこで、本実施例では、特別遊技状態に際して「右打ち」を報知可能な報知部46を前記設置部材19に設けてある。この報知部46は、図2〜図4に示す如く、前記枠状装飾体27における庇状部38の下端縁より下側に位置するよう前記下板部44bの前側に配設される。また報知部46は、前記枠状装飾体27における下側台板部39aの後側に対向して位置しており、透明な下側台板部39aおよび板状部材20を透して報知部46が前側から視認可能に構成される。
前記設置部材19の背面板44に、遊技盤Mに対して変位可能な可動部材48,49を備える可動演出装置47が配設される。可動演出装置47は、相互に近接・離間移動する一対の可動部材48,49を備え、実施例では一対の可動部材48,49が上下方向に相互に近接・離間移動するよう構成される。上側に位置する第1の可動部材48は、移動機構によって前記枠状装飾体27における窓口27aの上縁部側(開口部縁部側)の第1位置(図6)と、該第1位置より窓口中央側(開口部中央側)の第2位置(図3)との間を往復移動(動作)されるよう構成される。また、下側に位置する第2の可動部材49は、移動機構によって前記枠状装飾体27における窓口27aの下縁部側(開口部縁部側)の第1位置(図6)と、該第1位置より窓口中央側(開口部中央側)の第2位置(図3)との間を往復移動(動作)されるよう構成される。第2の可動部材49の第1位置では、図6に示す如く、該第2の可動部材49が前記報知部46の前側に重なって該報知部46を前側から覆い、第2の可動部材49を第2位置に移動することで、第2の可動部材49が報知部46の前側から上方に離間して該報知部46を前側から視認し得るように露出するよう構成される。また、第1および第2の可動部材48,49の左右方向の寸法は、前記枠状装飾体27における窓口27aの左右方向の幅寸法より長く設定されると共に、窓口27aを左右方向に横切るように構成されており(図3参照)、該第1および第2の可動部材48,49が窓口27aの後側を上下方向に移動する際には前記第1表示装置17の第1表示部17aを左右方向の全長に亘って覆い得るよう構成される。
前記設置部材19の背面板44に、表示演出を実行する第2表示装置51を遊技盤Mに対して変位可能(移動自在)に備える表示演出装置50が配設されている。この表示演出装置50は、前記可動演出装置47における可動部材48,49が移動する領域の前側(枠状装飾体27の後側)を、前記第2表示装置51が上下方向に移動するよう構成されている。また表示演出装置50は、第2表示装置51を、後述する移動機構54によって前記枠状装飾体27における窓口27aの下縁部側(開口部縁部側)の第1位置(図2,図6)と、該第1位置より窓口中央側(開口部中央側)の第2位置(図3,図4の実線位置,図7の一点鎖線位置)との間を往復移動するよう構成される。そして、第2表示装置51が対応する第1位置に位置する状態で、図6に示す如く、該第2表示装置51が前記報知部46の前側に位置して該報知部46を前側から覆い、該第2表示装置51が対応する第2位置に位置する状態で、該第2表示装置51が報知部46の前側から上方に移動して該報知部46を前側から視認し得るように露出するよう構成される。また第2表示装置51は、第1位置から第2位置に移動することで、該第2表示装置51が前記第1表示装置17における第1表示部17aの前側に重なって該第1表示部17aを前側から視認可能な視認領域を変化(小さく)するよう構成されている。実施例では、前記第2の可動部材49および第2表示装置51の両方が対応する第1位置に位置する状態で報知部46を隠し、第2の可動部材49および第2表示装置51の両方が対応する第2位置に位置する状態で報知部46が前側から視認し得るようになっている。
前記表示演出装置50は、前記背面板44の前側に配設されて、前記第2表示装置51が移動自在に支持される支持基体55を備える。この支持基体55は、図7に示す如く、左右方向に離間する一対の支持部56,57を備え、左側の第1支持部56が、前記左板部44cの前側で上下方向に延在すると共に、右側の第2支持部57が、前記右板部44dの前側で上下方向に延在している。そして、各支持部56,57を対応する板部44c,44dに夫々ネジ止め固定することで、支持基体55が設置部材19に位置決め固定される。
前記第1支持部56に配設される第1駆動機構58は、図7に示す如く、該第1支持部56に配設される第1駆動モータ(駆動手段)64と、該第1駆動モータ64の回転を前記第1ラック60aを介して第1移動体60に伝達するギヤ列等の第1伝達機構65とを備える。前記第2支持部57に配設される第2駆動機構59は、図7に示す如く、該第2支持部57に配設される第2駆動モータ(駆動手段)66と、該第2駆動モータ66の回転を前記第2ラック61aを介して第2移動体61に伝達するギヤ列等の第2伝達機構67とを備える。すなわち、前記連繋部材62,63を介して駆動機構58,59(移動機構54)に連繋された前記第2表示装置51は、第1および第2駆動モータ64,66を同期して回転駆動することで第1および第2伝達機構65,67によって伝達された駆動力によって上下方向に往復移動するよう構成される。なお、第1伝達機構65は、第1ラック60aに噛合するギヤを除く他のギヤは第1支持部56の裏側に配設されて前側に突出しないよう構成されると共に、第2支持部57の前側に配設された第2伝達機構67は、第2支持部57の前側に配設された図示しない駆動機構カバーによって前側から覆われて保護されている。
前記第1連繋部材62は、図9,図10に示す如く、左右方向に延在する略平板状の部材であって、全体が透明に構成されて、該第1連繋部材62を透して後側が視認可能に構成される。第1連繋部材62には、右端部に表示取付部62aが設けられ、該表示取付部62aが前記収容ケース52におけるベース部材52bの裏面にネジ等の固定手段によって固定される。また、第1連繋部材62には、左端部に移動体取付部62bが設けられ、該移動体取付部62bが前記第1移動体60にネジ等の固定手段によって固定される。第1連繋部材62は、表示取付部62aと移動体取付部62bとの間に、前記第1表示部1aと対向する凹凸のない平坦に形成された平坦部62cを備え、前記第2表示装置51が第1位置と第2位置との間を移動する際には該平坦部62cが前記枠状装飾体27における窓口27aに臨むよう構成される。すなわち、第2表示装置51が第1位置と第2位置との間を移動する際に、第1連繋部材62の移動体取付部62bは枠状装飾体27の窓口外方で前記板状部材20の後側に重なると共に、表示取付部62aは第2表示装置51の裏側に位置しており、第1連繋部材62において窓口27aを介して前側から視認可能となるのは平坦部62cのみとなるよう構成されている。また、第2表示装置51が第1位置と第2位置との間を移動する際に前記第1表示装置17における第1表示部17aの前側に重なる平坦部62cは、該第1表示部17aと平行な関係で対向し、平坦部62cを透して見える第1表示部17aの表示が歪むことがないよう構成される。また、第2表示装置51の後側を該第2表示装置51に対して相対的に移動する前記第1および第2の可動部材48,49における第1連繋部材62の後側に重なる部位に施されている意匠の視認性が、該第1連繋部材62によって低下するのを抑制し得る。
前記第2連繋部材63は、図9,図10に示す如く、左右方向に延在する略平板状の第1部材72と、該第1部材72に着脱自在に配設される第2部材73とから構成される。第1部材72および第2部材73は何れも透明に構成されており、第2連繋部材63(第1部材72,第2部材73)を透して後側が視認可能に構成される。前記第1部材72には、左端部に表示取付部72aが設けられ、該表示取付部72aが前記収容ケース52におけるベース部材52bの裏面にネジ等の固定手段によって固定される。また、第1部材72には、右端部に移動体取付部72bが設けられ、該移動体取付部72bが前記第2移動体61にネジ等の固定手段によって固定される。第1部材72は、表示取付部72aと移動体取付部72bとの間に、前記第1表示部17aに対向する凹凸のない平坦に形成された平坦部72cを備え、前記第2表示装置51が第1位置と第2位置との間を移動する際には該平坦部72cが前記枠状装飾体27における窓口27aに臨むよう構成される。すなわち、第2表示装置51が第1位置と第2位置との間を移動する際に、第2連繋部材63における第1部材72の移動体取付部72bは枠状装飾体27の窓口外方で前記板状部材20の後側に重なると共に、表示取付部72aは第2表示装置51の裏側に位置しており、第1部材72において窓口27aを介して前側から視認可能となるのは平坦部72cのみとなるよう構成されている。また、第2表示装置51が第1位置と第2位置との間を移動する際に前記第1表示装置17における第1表示部17aの前側に重なる平坦部72cは、該第1表示部17aと平行な関係で対向し、平坦部72cを透して見える第1表示部17aの表示が歪むことがないよう構成される。また、第2表示装置51の後側を該第2表示装置51に対して相対的に移動する前記第1および第2の可動部材48,49における第2連繋部材63の後側に重なる部位に施されている意匠の視認性が、該第2連繋部材63によって低下するのを抑制し得る。
前記第2支持部57には、前記第2移動体61の移動範囲外の位置(実施例では上端部)に、前記制御手段に配線接続される中継基板(基板)79が取着部材80を介して取り付けられている。中継基板79の前面には、図9,図11に示す如く、前記フラットケーブル84の一端が接続されるコネクタ79aが差込口を下向きに開口した状態で配設されており、該コネクタ79aに一端が差込み接続されたフラットケーブル84は、第2移動体61の前側を下方に延在するように引き回される。また、取着部材80には、前記コネクタ79aの配設位置に対応して中継基板79より下方に延出する規制部81が設けられており、コネクタ79aから下方に延在するフラットケーブル84を規制部81によって位置規制するよう構成される。この規制部81は、フラットケーブル84の幅寸法より横幅が広く設定された平板状の後部規制壁81aと、該後部規制壁81aの左右の端縁から前側に延出する側部規制壁81b,81bとを備え、後述する第2被覆部材83を規制部81の前側に配置した状態で、第2被覆部材83と規制部81との間に、下方に開口する通路が形成されるよう構成される(図8参照)。すなわち、該通路に挿通されたフラットケーブル84は、第2被覆部材83および後部規制壁81aによって前後方向の変位が規制されると共に、一対の側部規制壁81b,81bによって左右方向の変位が規制されるようになっている。
前記第1支持部56には、前記第1ガイド部56aに沿って移動する第1連繋部材62における移動体取付部62bの前側を覆う第1被覆部材82が、該第1支持部56に沿って上下方向に延在するようにして着脱自在に取り付けられている(図5参照)。この第1被覆部材82と第1支持部56との間は、第2表示装置側に開口するよう構成されており、前記第1移動体60に取り付けられた第1連繋部材62が第1被覆部材82と干渉することなく上下方向に移動可能になっている。なお、第1被覆部材82は、前記板状部材20の後側に対向するように位置すると共に、図示しない発光基板を備え、該発光基板に配設したLED等の発光体を発光することで板状部材20を裏側から照明し得るよう構成される。
前記中継基板79に一端が接続されると共に他端が前記第2表示装置51に接続されるフラットケーブル84は、平板型の導体をシート状の絶縁体で被覆した可橈性を有するリボン状の配線材(フレキシブルフラットケーブル)であって、幅に対して厚みが極めて小さく設定されている。このフラットケーブル84は、第2表示装置51に接続する他端部側は、厚み方向が前後方向を向く姿勢で前記第1部材72の表示側第1挟持部75aの左側面、前面および右側面に沿うように折曲されている。また、フラットケーブル84における表示側第1挟持部75aの右側面に臨む部分で、図11に示す如く、該ケーブル84が幅方向を前後方向に向けた姿勢となるように折り返され、その姿勢のままフラットケーブル84は前記第1保持部74の下面(第2保持部76との対向面)に沿って直線的に延在するように引き回されている。そして、フラットケーブル84における表示側第1挟持部75aの外面に沿って引き回される部分は、第2部材73の表示側第2挟持部77aと挟持片78aとの間に表示側第1挟持部75aが差し込まれた状態で位置決め保持されるよう構成される。また、フラットケーブル84における第1保持部74に沿って引き回される部分は、図7に示す如く、該第1保持部74と第2部材73の第2保持部76とで挟持されて、幅方向を前後方向に向けた姿勢で直線的に延在するように保持されている。ここで、フラットケーブル84における第1保持部74と第2保持部76とで挟持される部分は、前記第2表示装置51と共にフラットケーブル84が移動する際に前記第1表示部17aの前側に重なる部分であり、当該部分については重合部84aと指称するものとする。また、フラットケーブル84において厚み方向が前後方向を向く姿勢から幅方向を前後方向に向けた姿勢に折り返されて表示側第1挟持部75aおよび表示側第2挟持部77aで挟持される部分について、以後第1折返し部84bと指称する。
次に、前述のように構成された実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、第2表示装置が上下方向に移動するよう構成したが、該第2表示装置の移動方向は左右方向あるいは斜め方向であってもよい。
(2) 実施例では、第2表示装置を平行移動するよう構成したが、前後方向に延在する回転軸回りに揺動する構成を採用し得る。
(3) 実施例では、第2表示装置を2基の駆動機構(移動機構)で移動するよう構成したが、1基の駆動機構(移動機構)で移動するようにしてもよい。例えば、第2表示装置を1つの連繋部材によって移動機構に連繋したものであってもよい。
(4) 実施例では、フラットケーブルを保持する連繋部材(第2連繋部材)の平坦部に保持部(第1保持部)を設けたが、平坦部を省略することができる。すなわち、保持部(第1保持部)の一端に表示取付部を設けると共に他端に移動体取付部を設ける構成を採用することができ、この構成によれば連繋部材における第1表示部の前側に重なる面積を小さくすることができる。
(5) 実施例では、フラットケーブルの重合部を別体に構成された一対の保持部で挟持して保持するよう構成したが、1つの保持部で重合部を保持するものであってもよい。例えば、板状の保持部に、厚み方向と交差する方向に切れ込みを形成し、該切れ込みに重合部を差し込んで保持する構成を採用し得る。
(6) 実施例では、第2支持部に配設した中継基板(基板)を、不透明な装飾部品や盤面飾り部材の裏側に位置させることで、該中継基板(基板)を前側から視認不能となるよう構成したが、遊技盤を構成する板状部材を本材板等の不透明な部材から形成し、該不透明な板状部材の裏側に中継基板が位置するようにしてもよい。すなわち、板状部材に設けられた不透明部分(板状部材自体も含む)の裏側に位置するように中継基板(基板)を配設し、該中継基板(基板)にフラットケーブルが接続されるようになっていればよい。
(7) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機やパチンコ球やコインを用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。
ここで、スロットマシンのより具体的な構成を説明すると、外周部に識別情報としての複数の図柄が表示された複数のリール(回転体)を有する表示装置において、複数のリールに表示されている図柄を有効ライン上に揃えることにより、所定数のパチンコ球やメダルを獲得する遊技が行われる。すなわちスロットマシンでは、スタートレバーの操作によってリールの回転が開始され、各リールに対応するストップボタンが操作されたタイミングに応じてリールの回転が停止され、全てのリールの回転(図柄の変動)が停止したときに導出された表示結果(有効ライン上に所定の図柄が揃うこと等)に従って、当該図柄変動に伴う演出の終了後に入賞が発生する。そして、スロットマシンでは入賞によって各種の特別遊技状態が付与されるようになっている。
このようなスロットマシンにおいて、リールを備えた表示装置の上部に第1表示装置を配設し、該第1表示装置の前方を第2表示装置が移動するようにした構成において、第2表示装置と基板とを接続するフラットケーブルの姿勢や保持構造として実施例の構造を採用するようにすればよい。
また、スロットマシンに採用される第1表示装置は、図柄を変動表示するものに限らず、報知演出や予告演出等の各種の表示演出を行うものであってもよい。
17a 第1表示部(表示部)
21 遊技領域
27 枠状装飾体
27a 窓口(開口部)
51 第2表示装置
51a 第2表示部
54 移動機構
63 第2連繋部材(連繋部材)
79 中継基板(基板)
84 フラットケーブル
84a 重合部
84c 可橈部
M 遊技盤
Claims (4)
- 第1表示部で図柄を変動表示する第1表示装置を備える遊技機において、
前記第1表示部と前後に重ならない外方に配設された移動機構と、
前記第1表示装置より前側に位置し、前記移動機構に透明な連繋部材を介して連繋されて該移動機構によって前記第1表示部の前側を移動するよう構成されると共に、第2表示部で表示演出を行う第2表示装置と、
前側から視認不能な位置に配設された基板と前記第2表示装置とを接続するフラットケーブルとを備え、
前記フラットケーブルは、前記第2表示装置と共に移動する際に前記第1表示部の前側に重なる重合部の幅方向を前後方向に向けた姿勢に保持される
ことを特徴とする遊技機。 - 前記フラットケーブルは、前記重合部を挟んで前記第2表示装置との接続部とは反対側に、厚み方向を前後方向に向けた姿勢となるように折曲されて第2表示装置の移動方向に延在する可橈部を備え、第2表示装置の移動に伴って該可撓部が可撓するよう構成される請求項1記載の遊技機。
- 前記フラットケーブルの重合部は、前記連繋部材に直線的に延在するように保持される請求項1または2記載の遊技機。
- 遊技球が流下する遊技領域が画成された遊技盤に、前記第1表示装置の第1表示部を前側に臨ませる開口部が形成された枠状装飾体が配設され、
前記第2表示装置は、前記枠状装飾体の後側で該枠状装飾体における開口部の縁部側の第1位置と、該第1位置より開口部中央側の第2位置との間を移動するよう構成され、
前記第2表示装置の第2位置において前記連繋部材は、前記枠状装飾体における開口部の縁部に略沿って延在するよう構成される請求項3記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014079028A JP6165094B2 (ja) | 2014-04-07 | 2014-04-07 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014079028A JP6165094B2 (ja) | 2014-04-07 | 2014-04-07 | 遊技機 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017087615A Division JP6339265B2 (ja) | 2017-04-26 | 2017-04-26 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015198749A true JP2015198749A (ja) | 2015-11-12 |
JP6165094B2 JP6165094B2 (ja) | 2017-07-19 |
Family
ID=54550657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014079028A Active JP6165094B2 (ja) | 2014-04-07 | 2014-04-07 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6165094B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002369938A (ja) * | 2001-06-13 | 2002-12-24 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
JP2005312515A (ja) * | 2004-04-27 | 2005-11-10 | Takao:Kk | 弾球遊技機 |
JP2011030846A (ja) * | 2009-08-03 | 2011-02-17 | Newgin Co Ltd | 遊技機 |
-
2014
- 2014-04-07 JP JP2014079028A patent/JP6165094B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002369938A (ja) * | 2001-06-13 | 2002-12-24 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
JP2005312515A (ja) * | 2004-04-27 | 2005-11-10 | Takao:Kk | 弾球遊技機 |
JP2011030846A (ja) * | 2009-08-03 | 2011-02-17 | Newgin Co Ltd | 遊技機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6165094B2 (ja) | 2017-07-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5085412B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6307001B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2010246711A (ja) | 遊技機 | |
JP6180973B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2014239774A (ja) | 遊技機 | |
JP6211453B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5815429B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6326268B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5815430B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5689748B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6339265B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6227503B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6165094B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5378299B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5364958B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2009285211A (ja) | 遊技台 | |
JP6121360B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5898585B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6211452B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6265867B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2013154115A (ja) | 遊技機 | |
JP5611898B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5538305B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4703532B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6692338B2 (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160426 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170228 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170426 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170530 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170620 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6165094 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |