JP2015197949A - セラミックヒーターの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】離形フィルムを用いることなく、簡便な工程によってセラミックヒーターを製造することのできる製造方法を提供する。
【解決手段】転写用印刷部材21の表面に、導体ペーストを用い、ヒーター部及び給電部となる配線パターンを印刷する配線パターン23、24印刷工程と、上記配線パターンが形成された上記転写用印刷部材の表面に芯材11を転動させることにより、上記配線パターンを上記芯材の表面に転写する転写工程と、該芯材の表面に転写された上記配線パターンを構成する導体ペーストを乾燥させる乾燥工程と、上記給電部となる部分の一部が絶縁層から露出するように、該芯材の側面に絶縁層となる絶縁材料層を形成する絶縁材料層形成工程とを含むことを特徴とするセラミックヒーターの製造方法。
【選択図】図4
【解決手段】転写用印刷部材21の表面に、導体ペーストを用い、ヒーター部及び給電部となる配線パターンを印刷する配線パターン23、24印刷工程と、上記配線パターンが形成された上記転写用印刷部材の表面に芯材11を転動させることにより、上記配線パターンを上記芯材の表面に転写する転写工程と、該芯材の表面に転写された上記配線パターンを構成する導体ペーストを乾燥させる乾燥工程と、上記給電部となる部分の一部が絶縁層から露出するように、該芯材の側面に絶縁層となる絶縁材料層を形成する絶縁材料層形成工程とを含むことを特徴とするセラミックヒーターの製造方法。
【選択図】図4
Description
本発明は、セラミックヒーターの製造方法に関する。
芯材とこの芯材を被覆する絶縁層との間に、高融点金属からなる抵抗発熱体が埋設されたセラミックヒーターは、自動車用の酸素センサーやグローシステム等における発熱源として、また、半導体加熱用ヒーター及び石油ファンヒーター等の石油気化器用熱源等として、広範囲に使用されている。
特許文献1には、このような用途に使用されるセラミックヒーターの製造方法が記載されており、具体的には、離型フィルム上に接着用グリーンシートをスクリーン印刷により形成し、その上に導体ペーストをスクリーン印刷により形成し、さらに絶縁性グリーンシートをスクリーン印刷により形成した後、離型フィルムを剥がして積層体を作製し、この積層体を芯材に巻き付けてセラミックヒーターを製造する方法が記載されている。
また、上記した製造方法では、接着用グリーンシートの印刷、導体ペーストの印刷、絶縁性グリーンシートの印刷という少なくとも3回の印刷工程が必要となり、印刷工程が多いためその工程数を削減し、工程を簡素化することが求められていた。
また、離型フィルムは使い捨てとなり、廃棄物が増えるという問題があるため、離型フィルムを使用しない方法が求められていた。
また、離型フィルムは使い捨てとなり、廃棄物が増えるという問題があるため、離型フィルムを使用しない方法が求められていた。
本発明は、上記課題に鑑み、離形フィルムを用いることなく、簡便な工程によってセラミックヒーターを製造することのできるセラミックヒーターの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための、本発明のセラミックヒーターの製造方法は、円柱形状又は円筒形状の芯材と、該芯材の側面に形成された絶縁層と、上記芯材と上記絶縁層との間に介在された所定パターンのヒーター部及び給電部とからなるセラミックヒーターの製造方法であって、弾性体からなる平板状の転写用印刷部材の表面に、導体ペーストを用い、スクリーン印刷によりヒーター部及び給電部となる配線パターンを印刷する配線パターン印刷工程と、上記配線パターンが形成された上記転写用印刷部材の表面に芯材を転動させることにより、上記配線パターンを上記芯材の表面に転写する転写工程と、上記芯材の表面に転写された上記配線パターンを構成する導体ペーストを乾燥させる乾燥工程と、上記ヒーター部が絶縁層に覆われ、上記給電部となる部分の一部が絶縁層から露出するように、上記芯材の側面に絶縁層となる絶縁材料層を形成する絶縁材料層形成工程とを含むことを特徴とする。
本発明のセラミックヒーターの製造方法では、製造行程中で離型フィルムを用いないため廃棄物が増えることが無い。また、印刷工程は、配線パターン印刷工程、及び、絶縁材料層形成工程のみであり、配線パターンの転写法を応用することにより、簡単に絶縁材料層を芯材の側面に巻き付けることができる。また、塗布により絶縁材料層を形成する工程を採用すれば、絶縁材料層形成工程では印刷工程は必要とせず、簡易な工程でセラミックヒーターを製造することができる。
本発明のセラミックヒーターの製造方法では、芯材の側面に、絶縁層となる絶縁材料層を形成させる工程を行う。このとき、印刷により平板上に上記絶縁層となる絶縁材料層を形成した後、上記芯材の側面に上記絶縁材料層を巻き付ける方法を採用することができる。
上記のように、絶縁材料層を形成した後、上記転写法を応用することにより、簡単に絶縁材料層を芯材の側面に巻き付けることができる。
上記のように、絶縁材料層を形成した後、上記転写法を応用することにより、簡単に絶縁材料層を芯材の側面に巻き付けることができる。
本発明のセラミックヒーターの製造方法では、上記絶縁材料層形成工程において、上記芯材の側面に、上記絶縁層となるセラミック粉末を含むペースト状原料組成物を塗布することにより上記絶縁層となる上記絶縁材料層を形成する方法も採用することができる。
上記塗布法を採用すれば、より簡単に芯材の側面に絶縁材料層を形成することができる。塗布法としては、ディッピング法、スプレー法等を採用することができる。
上記塗布法を採用すれば、より簡単に芯材の側面に絶縁材料層を形成することができる。塗布法としては、ディッピング法、スプレー法等を採用することができる。
本発明のセラミックヒーターの製造方法では、さらに、上記絶縁材料層形成工程の後、脱脂工程及び焼成工程を行い、上記ヒーター部及び上記給電部を形成するとともに、上記絶縁層を形成する方法を採用する。
芯材がセラミック製である場合、焼成することにより、印刷された配線パターン及び絶縁材料層を、ヒーター部、給電部及び絶縁層とすることができる。
芯材が絶縁材料層を形成するための材料と同じ材料を用いて形成した焼成前の成形体である場合、焼成によりヒーター部、給電部及び絶縁層とすることができるとともに、焼成によりセラミック製の芯材となる。
芯材がセラミック製である場合、焼成することにより、印刷された配線パターン及び絶縁材料層を、ヒーター部、給電部及び絶縁層とすることができる。
芯材が絶縁材料層を形成するための材料と同じ材料を用いて形成した焼成前の成形体である場合、焼成によりヒーター部、給電部及び絶縁層とすることができるとともに、焼成によりセラミック製の芯材となる。
本発明のセラミックヒーターの製造方法では、露出した給電部の表面に不動態層を形成する不動態層形成工程をさらに行うことが望ましい。
不動態層を形成することによって、露出した給電部の腐食が防止され、長期間の使用に適したセラミックヒーターとすることができる。
不動態層を形成することによって、露出した給電部の腐食が防止され、長期間の使用に適したセラミックヒーターとすることができる。
(発明の詳細な説明)
本発明のセラミックヒーターの製造方法は、円柱形状又は円筒形状の芯材と、該芯材の側面に形成された絶縁層と、上記芯材と上記絶縁層との間に介在された所定パターンのヒーター部及び給電部とからなるセラミックヒーターの製造方法である。
本発明のセラミックヒーターの製造方法は、円柱形状又は円筒形状の芯材と、該芯材の側面に形成された絶縁層と、上記芯材と上記絶縁層との間に介在された所定パターンのヒーター部及び給電部とからなるセラミックヒーターの製造方法である。
図1(a)は、本発明のセラミックヒーターの製造方法により得られるセラミックヒーターを模式的に示した斜視図であり、図1(b)は、図1(a)に示した上記セラミックヒーターのA−A線断面図である。
図1に示したように、本発明のセラミックヒーターの製造方法により得られるセラミックヒーター10においては、円筒形状の芯材11の側面にヒーター部13及び給電部14が設けられ、ヒーター部13の全部及び給電部14の一部以外の部分を被覆するように絶縁層12が形成されている。すなわち、ヒーター部13及び給電部14は、給電部14の一部を残して芯材11と絶縁層12との間に介在されている。また、芯材11は、中心部分に開口19が形成されている。
給電部14は、図1(a)において一番右側の部分が外部に露出した給電部14の一部である接続端子部15を有しており、この露出した接続端子部15を電源に接続することにより、ヒーター部13が発熱し、ヒーターとして機能する。図2は、本発明のセラミックヒーターの製造方法により得られるセラミックヒーターの別の一例を模式的に示す斜視図であるが、図2に示すように、露出した接続端子部15にろう材を介してリード端子16を接続、固定してもよい。
絶縁層12は、焼成後の厚さが100〜500μmとなる厚さであり、絶縁層12の組成は特に限定されないが、Al2O3 を88〜95重量%、焼結助剤として、SiO2 を3〜10重量%、MgOを0.4〜1.0重量%、CaOを1.0〜2.5重量%を含有するアルミナセラミックからなることが好ましい。
絶縁層12中に焼結助剤として、上記SiO2等が含有されているのは、アルミナセラミックの焼結温度を余り上げずに緻密な焼結体を形成するために、上記した量のSiO2、MgO等の焼結助剤が必要となるからである。
芯材11を構成する材料は、酸化物セラミック、窒化物セラミック、炭化物セラミック等が挙げられる。
窒化物セラミックとしては、例えば、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、窒化ホウ素、窒化チタン等が挙げられ、炭化物セラミックとしては、例えば、炭化珪素、炭化ジルコニウム、炭化チタン、炭化タンタル、炭化タングステン等が挙げられ、酸化物セラミックとしては、例えば、アルミナ、ジルコニア、コージェライト、ムライト等が挙げられる。これらの中では、絶縁層12と同じ材料であるアルミナを含むセラミックが好ましい。熱膨張率が同じであるので、温度が変化してもクラック等が発生しにくい。図1では、芯材11の形状は、中心部分に開口19が形成された円筒形状であるが、芯材11の形状は、円柱形状、円筒形状のいずれでもよい。芯材の直径は、2.5〜4mmであることが好ましい。また、円筒形状の中心に形成される開口19は、直径0.5〜1.5mmの間であることが好ましい。
窒化物セラミックとしては、例えば、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、窒化ホウ素、窒化チタン等が挙げられ、炭化物セラミックとしては、例えば、炭化珪素、炭化ジルコニウム、炭化チタン、炭化タンタル、炭化タングステン等が挙げられ、酸化物セラミックとしては、例えば、アルミナ、ジルコニア、コージェライト、ムライト等が挙げられる。これらの中では、絶縁層12と同じ材料であるアルミナを含むセラミックが好ましい。熱膨張率が同じであるので、温度が変化してもクラック等が発生しにくい。図1では、芯材11の形状は、中心部分に開口19が形成された円筒形状であるが、芯材11の形状は、円柱形状、円筒形状のいずれでもよい。芯材の直径は、2.5〜4mmであることが好ましい。また、円筒形状の中心に形成される開口19は、直径0.5〜1.5mmの間であることが好ましい。
ヒーター部13の抵抗発熱体を構成する高融点金属としては、例えば、W、Mo、Ta、Nb、Ti、Re、Ni、Cr等が挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。これらのなかでは、W、Reが好ましい。さらに、上記以外の成分として、Al2O3 等のセラミックが少量含まれていてもよい。
給電部14を構成する部材もヒーター部13を構成する部材と同じ組成となっており、給電部14では、線幅を広げるか、複数本の線を並列で接続することにより、抵抗を低くしているため、発熱量は低い。
次に、本発明のセラミックヒーターの製造方法について説明する。
本発明のセラミックヒーターの製造方法は、円柱形状又は円筒形状の芯材と、該芯材の側面に形成された絶縁層と、上記芯材と上記絶縁層との間に介在された所定パターンのヒーター部及び給電部とからなるセラミックヒーターの製造方法であって、弾性体からなる平板状の転写用部材の表面に、導体ペーストを用い、スクリーン印刷によりヒーター部及び給電部となる配線パターンを印刷する配線パターン印刷工程と、上記配線パターンが印刷された上記転写用部材の表面に芯材を転動させることにより、上記配線パターンを上記芯材の表面に転写する転写工程と、上記芯材の表面に転写された上記配線パターンを構成する導体ペーストを乾燥させる乾燥工程と、前記ヒーター部が絶縁層に覆われ、上記給電部となる部分の一部が絶縁層から露出するように、上記芯材の側面に絶縁層となる絶縁材料層を形成する絶縁材料層形成工程とを含むことを特徴とする。
本発明のセラミックヒーターの製造方法は、円柱形状又は円筒形状の芯材と、該芯材の側面に形成された絶縁層と、上記芯材と上記絶縁層との間に介在された所定パターンのヒーター部及び給電部とからなるセラミックヒーターの製造方法であって、弾性体からなる平板状の転写用部材の表面に、導体ペーストを用い、スクリーン印刷によりヒーター部及び給電部となる配線パターンを印刷する配線パターン印刷工程と、上記配線パターンが印刷された上記転写用部材の表面に芯材を転動させることにより、上記配線パターンを上記芯材の表面に転写する転写工程と、上記芯材の表面に転写された上記配線パターンを構成する導体ペーストを乾燥させる乾燥工程と、前記ヒーター部が絶縁層に覆われ、上記給電部となる部分の一部が絶縁層から露出するように、上記芯材の側面に絶縁層となる絶縁材料層を形成する絶縁材料層形成工程とを含むことを特徴とする。
(1) 配線パターン印刷工程
図3(a)は、配線パターン印刷工程を模式的に示す側面図であり、図3(b)は、上記工程を模式的に示す平面図である。
本発明のセラミックヒーターの製造方法では、図3に示すように、まず、配線パターン印刷工程として、弾性体からなる平板状の転写用部材21の表面に、導体ペーストを用い、スクリーン印刷によりヒーター部となる配線パターン23及び給電部となる配線パターン24(以下、配線パターン23、24という)を印刷する。
図3(a)は、配線パターン印刷工程を模式的に示す側面図であり、図3(b)は、上記工程を模式的に示す平面図である。
本発明のセラミックヒーターの製造方法では、図3に示すように、まず、配線パターン印刷工程として、弾性体からなる平板状の転写用部材21の表面に、導体ペーストを用い、スクリーン印刷によりヒーター部となる配線パターン23及び給電部となる配線パターン24(以下、配線パターン23、24という)を印刷する。
導体ペーストは、上記したように、W、Mo、Ta、Nb、Ti、Re、Ni、及び、Crの高融点金属からなる群から選ばれた少なくとも1種と、Al2O3 等のセラミック成分とバインダー樹脂と溶剤とを含んでいる。バインダー樹脂としては、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられ、溶剤としては、アセトン、エタノール等が挙げられる。
導体ペーストに含まれるWの平均粒径は、0.5〜10μmが好ましく、導体ペーストの粘度は、10〜200Pa・sが望ましい。
導体ペーストに含まれるWの平均粒径は、0.5〜10μmが好ましく、導体ペーストの粘度は、10〜200Pa・sが望ましい。
この配線パターン印刷工程では、スクリーンメッシュを備えたマスクであって、所定の配線パターン状の孔が形成されたものを用い、スクレーパーで上記孔に導体ペーストを充填した後、弾性体からなる平板状の転写用部材21の上に、マスクをセットし、スキージを用いて転写用部材21の表面に配線パターン23、24を印刷する。印刷した導体ペースト層の厚さは、10〜50μmが好ましい。
転写用部材21は、導体ペースト等を良好に印刷することが可能であるとともに、後の転写工程で転写を良好に行うことができるように、適当な濡れ性を有するとともに、弾性を有するものが好ましく、その材料としては、ゴム等のエラストマーが好ましく、さらにはシリコンゴムが好ましい。
(2)転写工程
図4(a)は、転写工程を模式的に示す側面図であり、図4(b)は、上記工程を模式的に示す平面図である。
この転写工程では、配線パターンが印刷された転写用部材21の表面に芯材11を転動させることにより、配線パターン23、24を芯材11の表面に転写する。
図4(a)は、転写工程を模式的に示す側面図であり、図4(b)は、上記工程を模式的に示す平面図である。
この転写工程では、配線パターンが印刷された転写用部材21の表面に芯材11を転動させることにより、配線パターン23、24を芯材11の表面に転写する。
すなわち、上記配線パターン印刷工程により、転写用部材21の表面に、配線パターン23、24が形成されるので、直ちに、図4に示すように、転写用部材21の表面に芯材11を転動させ、円筒形状の芯材11の側面に配線パターン23、24を転写する。
具体的には、芯材11の両端面に、芯材11を軸支し、回転させることが可能な軸支部材(図示せず)を当接させて軸支し、転写用部材21の表面に芯材11の側面を接触させた後、転写用部材21の表面に芯材11を転動させる。この際、芯材11が自由に回転できる状態で軸支し、転写部材21の表面に平行な方向に移動させ、転写用部材21の表面上を芯材11を回転させて配線パターン23、24を転写するか、又は、軸支部材を表面に平行な方向に移動させる際、芯材11の円周の長さとなる距離を移動するように、回転速度と移動速度を同期させて芯材11を回転させ、配線パターン23、24の転写を行う。芯材11は円柱形状であってもよい。
また、芯材11は、絶縁材料層を形成するための材料と同じ材料を用いて形成した焼成前の成形体であってもよい。この場合には、押出成形等により円筒形状の成形体を作製した後、乾燥させることにより、転動可能な硬さを有するものとし、これを用いる。
また、芯材11は、絶縁材料層を形成するための材料と同じ材料を用いて製造したセラミック製のものであってもよい。
また、芯材11は、絶縁材料層を形成するための材料と同じ材料を用いて形成した焼成前の成形体であってもよい。この場合には、押出成形等により円筒形状の成形体を作製した後、乾燥させることにより、転動可能な硬さを有するものとし、これを用いる。
また、芯材11は、絶縁材料層を形成するための材料と同じ材料を用いて製造したセラミック製のものであってもよい。
(3)乾燥工程
この乾燥工程では、芯材の側面に転写された配線パターン23、24を構成する導体ペーストを乾燥させる。
乾燥条件は、乾燥温度40〜180℃、乾燥時間1〜30分が好ましく、乾燥温度60〜100℃、乾燥時間1〜5分がより好ましい。
この乾燥工程では、芯材の側面に転写された配線パターン23、24を構成する導体ペーストを乾燥させる。
乾燥条件は、乾燥温度40〜180℃、乾燥時間1〜30分が好ましく、乾燥温度60〜100℃、乾燥時間1〜5分がより好ましい。
図5は、上記乾燥工程を経て側面に配線パターンが転写された芯材を示す斜視図であるが、上記乾燥工程により、配線パターン23、24が芯材11の表面に密着され、芯材11の表面から剥れることはない。
(4)絶縁材料層形成工程
この絶縁材料層形成工程では、給電部となる配線パターンの一部が絶縁層から露出するように、芯材の側面に絶縁層となる絶縁材料層を形成する。
絶縁材料層を形成する方法としては、特に限定されるものではないが、例えば、印刷により平板上に上記絶縁層となる絶縁材料層を形成した後、上記芯材の側面に上記絶縁材料層を巻き付ける方法(以下、巻き付け法という)を採用することができる。
この絶縁材料層形成工程では、給電部となる配線パターンの一部が絶縁層から露出するように、芯材の側面に絶縁層となる絶縁材料層を形成する。
絶縁材料層を形成する方法としては、特に限定されるものではないが、例えば、印刷により平板上に上記絶縁層となる絶縁材料層を形成した後、上記芯材の側面に上記絶縁材料層を巻き付ける方法(以下、巻き付け法という)を採用することができる。
図6(a)は、転写用部材の表面に形成された絶縁材料層を芯材に巻き付ける巻付工程を模式的に示す側面図であり、図6(b)は、上記工程を模式的に示す平面図である。
図6に示すように、上記巻き付け法を採用した場合には、転写用部材21の表面に絶縁材料層25を形成し、上記転写工程を応用し、形成した絶縁材料層25の上に芯材11を転動させることにより、絶縁材料層25を芯材11に巻き付ける。
絶縁材料層25を転写用部材21の表面に形成する際には、配線パターン23、24を形成する際に用いたのと同様のスクリーン印刷法を用いることができ、具体的には、メッシュを有し、絶縁材料層25の形に孔が形成されたマスクを用い、ベタのパターンである絶縁材料層25を形成する。
絶縁材料層25を転写用部材21の表面に形成する際には、配線パターン23、24を形成する際に用いたのと同様のスクリーン印刷法を用いることができ、具体的には、メッシュを有し、絶縁材料層25の形に孔が形成されたマスクを用い、ベタのパターンである絶縁材料層25を形成する。
絶縁材料層を形成するための原料組成物としては、Al2O3 粒子を88〜95重量%、焼結助剤として、SiO2 粒子を3〜10重量%、MgO粒子を0.4〜1.0重量%、CaO粒子を1.0〜2.5重量%を含有し、さらにバインダー樹脂と溶剤とを含有するペースト状のものを用いることができる。バインダー樹脂と溶剤とは、導体ペーストを調製する際に用いたものを用いることができる。絶縁材料層25の厚さは、焼成後に100〜500μmとなる厚さが好ましい。
絶縁材料層25が芯材11に良好に密着されるよう、転写用部材21の表面に絶縁材料層25を形成した後、溶剤が飛散する前に転写工程を行うことが好ましい。
絶縁材料層25が芯材11に良好に密着されるよう、転写用部材21の表面に絶縁材料層25を形成した後、溶剤が飛散する前に転写工程を行うことが好ましい。
図6に示したように、給電部となる配線パターンの一部が外部に露出するように絶縁材料層を巻き付ける。この際、(2)転写工程で用いた方法と同様に、軸支部材で芯材11の両端面を軸支し、絶縁材料層25の表面を転動させることにより絶縁材料層25を芯材11の側面に巻き付ける方法を用いることができる。
大面積の絶縁材料層を形成し、所定の形状にカットした後、表面に接着剤等を塗布し、芯材11の側面に巻き付けてもよい。この後、必要により絶縁材料層を乾燥させる。
(5)脱脂工程及び焼成工程
配線パターン23、24及び巻き付けられた絶縁材料層25の脱脂、焼成を行うことにより、給電部、ヒーターとして機能するセラミックヒーターを製造することができる。
芯材11がセラミック製である場合には、上記脱脂、焼成による変化はないが、芯材が絶縁材料層を形成するための材料と同じ材料を用いて形成した焼成前の成形体である場合、上記脱脂、焼成によりセラミック製の芯材となる。
脱脂条件としては、200〜800℃、1〜15時間が挙げられ、焼成条件としては、1000〜1600℃、1〜40時間が挙げられる。上記脱脂工程は、酸素含有雰囲気で行うことが好ましく、上記焼成工程は、不活性雰囲気で行うことが好ましい。
配線パターン23、24及び巻き付けられた絶縁材料層25の脱脂、焼成を行うことにより、給電部、ヒーターとして機能するセラミックヒーターを製造することができる。
芯材11がセラミック製である場合には、上記脱脂、焼成による変化はないが、芯材が絶縁材料層を形成するための材料と同じ材料を用いて形成した焼成前の成形体である場合、上記脱脂、焼成によりセラミック製の芯材となる。
脱脂条件としては、200〜800℃、1〜15時間が挙げられ、焼成条件としては、1000〜1600℃、1〜40時間が挙げられる。上記脱脂工程は、酸素含有雰囲気で行うことが好ましく、上記焼成工程は、不活性雰囲気で行うことが好ましい。
(6) 不動態層形成工程
絶縁層から露出した給電部に、給電部を構成する電極の劣化を防止するために、めっき法等の方法を用い、Ni、Cr、Au、Ag、Pd等からなる不動態層を形成し、図1又は2に示すセラミックヒーターの製造を終了する。
絶縁層から露出した給電部に、給電部を構成する電極の劣化を防止するために、めっき法等の方法を用い、Ni、Cr、Au、Ag、Pd等からなる不動態層を形成し、図1又は2に示すセラミックヒーターの製造を終了する。
製造されたセラミックヒーターは、通電することにより、ヒーター部を構成する抵抗発熱体が発熱し、目的の温度になるように対象となる部材を加熱することができる。
上記の場合には、スクリーン印刷により平板上に上記絶縁層となる絶縁材料層を形成した後、上記芯材の側面に上記絶縁材料層を巻き付ける巻き付け法を採用したが、芯材の側面に上記絶縁層となるセラミック粉末を含むペースト状原料組成物を塗布することによっても、芯材の側面に絶縁材料層を形成する方法(以下、塗布法ともいう)を採用してもよい。
塗布法を採用した場合には、スクリーン印刷により絶縁材料層を形成する場合よりも粘度の低いペースト状原料組成物を用い、スプレー用ノズルから上記ペースト状原料組成物を芯材の側面に向けて噴射させ、絶縁材料層を形成する。この際、芯材は所定の速度で回転させるとともに、上下に移動させることにより均一な厚さの絶縁材料層を形成することができる。絶縁材料層の厚さは、巻き付け法により形成した絶縁材料層と同様の厚さが好ましい。
ディッピング法を採用した場合には、配線パターンが印刷された芯材をペースト状原料組成物に浸漬することにより、絶縁材料層を形成する。
ディッピング法を採用した場合には、配線パターンが印刷された芯材をペースト状原料組成物に浸漬することにより、絶縁材料層を形成する。
その後、絶縁材料層を巻き付ける場合と同様に、必要により絶縁材料層を乾燥させ、その後、脱脂工程、焼成工程及び不動態層形成工程を行うことによりセラミックヒーターを製造することができる。
(実施例)
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
(1) 配線パターン印刷工程
Wを78重量部、Reを19重量部、Al2 O3を3重量部、これら導電体成分100重量部に対して、バインダー樹脂としてアクリル樹脂を6重量部、溶剤としてアセトンを7重量部含有する導体ペーストを用い、図3に示すように、スクリーン印刷法を使用して、ゴムからなる板状の転写用部材21の表面に、ヒーター部となる配線パターン23及び給電部となる配線パターン24を印刷した。印刷された導体ペースト層の厚さは、25μmであった。
(1) 配線パターン印刷工程
Wを78重量部、Reを19重量部、Al2 O3を3重量部、これら導電体成分100重量部に対して、バインダー樹脂としてアクリル樹脂を6重量部、溶剤としてアセトンを7重量部含有する導体ペーストを用い、図3に示すように、スクリーン印刷法を使用して、ゴムからなる板状の転写用部材21の表面に、ヒーター部となる配線パターン23及び給電部となる配線パターン24を印刷した。印刷された導体ペースト層の厚さは、25μmであった。
(2)転写工程
芯材11として、直径が3.2mm、長さが90mmで、中心に直径が1.0mmの開口を有する円筒形状のものを用いた。この芯材11は、Al2 O3を92.5重量%、焼結助剤として、SiO2 を5.8重量%、MgOを0.5重量%、CaOを1.2重量%含有する密度率97%のセラミックからなる。この芯材11を用い、図4に示すように、ヒーター部となる配線パターン23及び給電部となる配線パターン24が印刷された転写用部材21の表面で芯材11を転動させ、配線パターン23、24を芯材の側面に転写した。
芯材11として、直径が3.2mm、長さが90mmで、中心に直径が1.0mmの開口を有する円筒形状のものを用いた。この芯材11は、Al2 O3を92.5重量%、焼結助剤として、SiO2 を5.8重量%、MgOを0.5重量%、CaOを1.2重量%含有する密度率97%のセラミックからなる。この芯材11を用い、図4に示すように、ヒーター部となる配線パターン23及び給電部となる配線パターン24が印刷された転写用部材21の表面で芯材11を転動させ、配線パターン23、24を芯材の側面に転写した。
その際、芯材11の両端面に軸支部材を当接させ、軸支部材及び軸支した芯材11が自由に回転できる状態で軸支し、転写用部材21の表面に接触させた後、軸支部材及び軸支した芯材11を転写用部材21の表面に平行な方向に移動させ、転写用部材21の表面上で芯材11を回転させて配線パターン23、24を転写した。
(3)乾燥工程
配線パターンが印刷された芯材を120℃で10分間乾燥させた。
配線パターンが印刷された芯材を120℃で10分間乾燥させた。
(4)絶縁材料層形成工程
セラミック粒子として、Al2 O3を92.5重量部、焼結助剤として、SiO2 を5.8重量部、MgOを0.5重量部、CaOを1.2重量部含有し、さらに上記セラミック粒子100重量部に対し、バインダー樹脂としてアクリル系樹脂を10重量部、溶剤としてアセトンを15重量部含有するペースト状の原料組成物を用い、図6に示すように、スクリーン印刷により、焼成後の厚さが250μmとなるように絶縁材料層25を形成した。
セラミック粒子として、Al2 O3を92.5重量部、焼結助剤として、SiO2 を5.8重量部、MgOを0.5重量部、CaOを1.2重量部含有し、さらに上記セラミック粒子100重量部に対し、バインダー樹脂としてアクリル系樹脂を10重量部、溶剤としてアセトンを15重量部含有するペースト状の原料組成物を用い、図6に示すように、スクリーン印刷により、焼成後の厚さが250μmとなるように絶縁材料層25を形成した。
続いて、配線パターンの転写方法と同様の方法を用いて、絶縁材料層25を配線パターン23、24が形成された芯材11の側面に巻き付け、120℃で30分間乾燥させた。
(5)脱脂工程及び焼成工程
芯材11の側面に配線パターン23、24及び絶縁材料層25が形成されたものを、酸素雰囲気中、450℃で1時間加熱して脱脂した。その後、不活性ガス雰囲気中、1600℃で1時間焼成し、厚さが20μm、その幅が0.25mmのヒーター部13及びその幅が3.0mmの給電部14を形成するとともに、厚さが250μmの絶縁層12を形成した。
芯材11の側面に配線パターン23、24及び絶縁材料層25が形成されたものを、酸素雰囲気中、450℃で1時間加熱して脱脂した。その後、不活性ガス雰囲気中、1600℃で1時間焼成し、厚さが20μm、その幅が0.25mmのヒーター部13及びその幅が3.0mmの給電部14を形成するとともに、厚さが250μmの絶縁層12を形成した。
(6) 不動態層形成工程
この後、外部に露出した給電部を構成する接続端子部に対し、無電解Niめっき及び無電解Crめっきを施し、不動態層を形成した。
(比較例1)
この後、外部に露出した給電部を構成する接続端子部に対し、無電解Niめっき及び無電解Crめっきを施し、不動態層を形成した。
(比較例1)
図7(a)〜図10(a)は、比較例1に係るセラミックヒーターの一製造工程を示す側面図であり、図7(b)〜図10(b)は、比較例1に係るセラミックヒーターの一製造工程を示す正面図である。
まず、図7に示すように、離型性を有するプラスチックフィルム41上に、スクリーン印刷により、アルミナ粉末とバインダー樹脂と溶剤とを含むペースト状の原料組成物を用いて接着用グリーンシート層47を形成した。接着用グリーンシート層47の組成は、実施例1の(4) 絶縁材料層形成工程で使用した原料組成物と同様であり、その厚さは、焼成後で300μmとなるように設定した。
接着用グリーンシート層47の乾燥後、導体ペースト印刷工程として、スクリーン印刷によりヒーター部となる導体ペースト層43aと給電部となる導体ペースト層43bと(以下、導体ペースト層43a、43bともいう)をプラスチックフィルム41上及び接着用グリーンシート層47上に形成した。このとき、導体ペースト層43a、43bの印刷方向、すなわち、スキージを走らせる方向は、長手方向の導体ペースト層43axに平行な方向であった。
導体ペースト層43a、43bは、実施例1で使用した導体ペーストと同様のものを使用した。
導体ペースト層43a、43bは、実施例1で使用した導体ペーストと同様のものを使用した。
次に、図8に示したように、グリーンシート印刷工程として、上記導体ペースト印刷工程で印刷された導体ペースト層43a、43bを含む領域に、導体ペースト層43a、43bを覆うように、セラミック粉末とバインダー樹脂と溶剤とを含む絶縁層用のペースト状原料組成物を重ねてスクリーン印刷し、グリーンシート層44を形成した。このとき、焼成後に外部に露出する部分の導体ペースト層430は、グリーンシート層44で覆わず、露出させた。
このときに用いるグリーンシート層44の組成も、実施例1の(4) 絶縁材料層形成工程で使用した原料組成物と同様であった。また、グリーンシート層44の厚さは、焼成後で300μmとなるように設定した。
このときに用いるグリーンシート層44の組成も、実施例1の(4) 絶縁材料層形成工程で使用した原料組成物と同様であった。また、グリーンシート層44の厚さは、焼成後で300μmとなるように設定した。
この後、このグリーンシート層44の乾燥を行った。なお、これら接着用グリーンシート層47、導体ペースト層43a、43b及びグリーンシート層44が積層されたものを積層体40とする。
次に、図9に示したように、グリーンシート層44が下側にくるように図8に示した積層体40を反転させ、所定の台45の上に載置した後、台45に形成された貫通孔(図示せず)を介した空気の吸引力を利用して台45に固定し、プラスチックフィルム41を剥離した。なお、(b)は、プラスチックフィルム41を剥離した後の積層体40を表している。
続いて、巻き付け工程として、図10に示したように、積層体40の上に円柱形状の芯材11となる生成形体46を載置し、生成形体46の周囲に積層体40を巻き付けることにより、焼成用の原料成形体を作製した。なお、生成形体46を構成するセラミック粒子や焼結助剤の割合は、グリーンシート層44と同様である。
その後、脱脂・焼成工程として、酸素の存在下、450℃の温度で脱脂を行い、接着用グリーンシート層47、生成形体46、導体ペースト層43a、43b及びグリーンシート層44中の有機物を除去し、続いて、不活性雰囲気中、1600℃で3時間焼成を行ってセラミック粉末や高融点金属等を焼結させた。
これにより、接続端子部を除いてヒーター部及び端子部が絶縁層に埋設された、図1に示したセラミックヒーター10とほぼ同様の構成のセラミックヒーターを製造した。なお、比較例1のセラミックヒーターでは、接着用グリーンシート層47を形成し、その上に接続端子部となる導体ペースト層を形成しているため、接続端子部は、絶縁層の表面とほぼ同じ高さになっている。
これにより、接続端子部を除いてヒーター部及び端子部が絶縁層に埋設された、図1に示したセラミックヒーター10とほぼ同様の構成のセラミックヒーターを製造した。なお、比較例1のセラミックヒーターでは、接着用グリーンシート層47を形成し、その上に接続端子部となる導体ペースト層を形成しているため、接続端子部は、絶縁層の表面とほぼ同じ高さになっている。
(評価)
次に、実施例1及び比較例1で製造したセラミックヒーターを、500℃に加熱した後、室温まで冷却する冷熱サイクルを繰り返すヒートサイクル試験を行ったところ、実施例1では、サイクル数500回まで良好に加熱、冷却を繰り返すことができた。また、このヒートサイクル試験と同時に、ヒーター部の発熱状態をサーモビュアを用いて観察したが、ヒーター部の全域にわたって、略均一に発熱していた。
しかしながら、比較例1は、サイクル数300回を超えた時点で、加熱しにくくなることが確認された。また、実施例1は工程が簡略化でき、作製時間が比較例1と比較し短かったことも確認された。
次に、実施例1及び比較例1で製造したセラミックヒーターを、500℃に加熱した後、室温まで冷却する冷熱サイクルを繰り返すヒートサイクル試験を行ったところ、実施例1では、サイクル数500回まで良好に加熱、冷却を繰り返すことができた。また、このヒートサイクル試験と同時に、ヒーター部の発熱状態をサーモビュアを用いて観察したが、ヒーター部の全域にわたって、略均一に発熱していた。
しかしながら、比較例1は、サイクル数300回を超えた時点で、加熱しにくくなることが確認された。また、実施例1は工程が簡略化でき、作製時間が比較例1と比較し短かったことも確認された。
11 芯材
12 絶縁層
13 ヒーター部
14 給電部
15 接続端子部
16 リード端子
21 転写用部材
23、24 配線パターン
25 絶縁材料層
12 絶縁層
13 ヒーター部
14 給電部
15 接続端子部
16 リード端子
21 転写用部材
23、24 配線パターン
25 絶縁材料層
Claims (5)
- 円柱形状又は円筒形状の芯材と、該芯材の側面に形成された絶縁層と、前記芯材と前記絶縁層との間に介在された所定パターンのヒーター部及び給電部とからなるセラミックヒーターの製造方法であって、
弾性体からなる平板状の転写用部材の表面に、導体ペーストを用い、スクリーン印刷によりヒーター部及び給電部となる配線パターンを印刷する配線パターン印刷工程と、
前記配線パターンが印刷された前記転写用部材の表面に芯材を転動させることにより、前記配線パターンを前記芯材の表面に転写する転写工程と、
前記芯材の表面に転写された前記配線パターンを構成する導体ペーストを乾燥させる乾燥工程と、
前記ヒーター部が絶縁層に覆われ、前記給電部となる部分の一部が絶縁層から露出するように、前記芯材の側面に絶縁層となる絶縁材料層を形成する絶縁材料層形成工程と
を含むことを特徴とするセラミックヒーターの製造方法。 - 前記絶縁材料層形成工程において、印刷により平板上に前記絶縁層となる絶縁材料層を形成した後、前記芯材の側面に前記絶縁材料層を巻き付ける請求項1に記載のセラミックヒーターの製造方法。
- 前記絶縁材料層形成工程において、前記芯材の側面に前記絶縁層となるセラミック粉末を含むペースト状原料組成物を塗布することにより前記絶縁材料層を形成する請求項1に記載のセラミックヒーターの製造方法。
- さらに、前記絶縁材料層形成工程の後、脱脂工程及び焼成工程を行い、
前記ヒーター部及び前記給電部を形成するとともに、前記絶縁層を形成する請求項1〜3のいずれかに記載のセラミックヒーターの製造方法。 - 露出した給電部の表面に不動態層を形成する不動態層形成工程をさらに行う請求項4に記載のセラミックヒーターの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014073664A JP2015197949A (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | セラミックヒーターの製造方法 |
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-
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