JP2004281369A - セラミックヒータおよびそれを用いた流体加熱装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】流体加熱用ヒータとしてヒータ始動直後より流体を速やかに上昇させることができ、なおかつ長期間にわたって正常に作動させることの出来る安価な流体加熱用のヒータ。
【解決手段】セラミック体の内部に発熱抵抗体を埋設し、該発熱抵抗体に接続するリード端子を上記セラミック体の表面に備えてなるセラミックヒータにおいて、前記セラミック体の表面を金属層にて被覆し、かつ該金属層の表面に酸化膜を備えているセラミックヒータ。
【選択図】図1
【解決手段】セラミック体の内部に発熱抵抗体を埋設し、該発熱抵抗体に接続するリード端子を上記セラミック体の表面に備えてなるセラミックヒータにおいて、前記セラミック体の表面を金属層にて被覆し、かつ該金属層の表面に酸化膜を備えているセラミックヒータ。
【選択図】図1
Description
本発明は、セラミックヒータ特に流体中に浸漬されて用いられるセラミックヒータの改良に関するものである。
図3(a)、(b)に示すように、従来のセラミックヒータ10は、アルミナセラミック等のセラミック体11の内部にタングステン、モリブデン等の高融点金属からなる発熱抵抗体12を芯体11aと被覆層11bで挟むことで埋設し、セラミック体11の表面15に備えられた電極パッド12aと、これに接続するリード端子13を備えて構成され、上記発熱抵抗体12に通電して発熱させるようになっている。
また、図4(a)、(b)に示すように、特に流体加熱用のセラミックヒータ19として、セラミック体11の表面にメタライズ層20を1μm程度の厚みで被覆し、耐食性の金属層21を1μm未満の厚みにて被覆することが提案されている。このようなセラミックヒータ19は様々な分野に用いられ、流体加熱用として、例えばボイラー等の高圧水中で使用される温水ヒータや、腐食性溶液の加熱用ヒータなど、液体にセラミックヒータ19を浸漬して加熱する用途に使用されてきた(特許文献1、2参照)。
特開平6−223956号公報
特開平11−74063号公報
しかしながら、図3に示されるような従来のセラミックヒータ10は、そのセラミック体11を構成するアルミナセラミックスの耐熱衝撃性が低いため、流体加熱用のヒータとして流体中に浸漬した場合、セラミック体11にクラックが発生し、最悪の場合にはセラミックヒータ10が断線、破損する。また、腐食性溶液中に浸漬した状態にて使用した場合には、アルミナセラミックスの耐食性が悪いためセラミックヒータ10が破損するという問題点があった。
上記課題については、特許文献1,2に記載され、図4に示されるセラミックヒータ19のように、セラミック体11の表面に金属層21を被覆することにより、耐食性については改善が見られた。また、セラミック体11の表面に熱伝導率の高い金属層21を用いているため、セラミックヒータ19の表面温度を均一にできるばかりでなく、流体への熱伝達についても効果が見られ、セラミック体11のクラックについてもある程度の改善が見られた。しかし、金属層21の熱伝導率が低い場合また金属層21の厚みが薄い場合などセラミック体11にクラックが発生、また金属層21を新たに被覆したことにより金属層21自体耐酸化性に優れた材質で無い場合、セラミックヒータ19の加熱により金属層21が酸化する。
また金属層21自体の算術平均表面粗さが粗い場合など金属層21の表面にスケールが付着するという新たな問題点が発生した。
また、セラミック体11に耐熱衝撃性の優れた窒化珪素等を用いる場合には、セラミックヒータ10,19の形状に制約がありコストが高い等の問題点があった。
本発明は、このような欠点に鑑みて案出されたものであり、流体加熱用ヒータとしてヒータ始動直後より流体を速やかに昇温させることができ、なおかつ長期間にわたって正常に作動させることの出来る安価な流体加熱装置用のセラミックヒータを提供するものである。
上記に鑑みて本発明のセラミックヒータはセラミック体の内部に発熱抵抗体を埋設し、該発熱抵抗体に接続するリード端子を上記セラミック体の表面に備えてなるセラミックヒータにおいて、前記セラミック体の表面を金属層にて被覆し、かつ該金属層の表面に酸化膜を備えたことを特徴とするものである。
また、上記金属層の厚みを1〜500μmとし、該金属層の表面の酸化膜の厚さを0.05μm以上かつ上記金属層の厚さの90%以下としたことを特徴とするものである。
また、上記金属層の熱伝導率を88W/m・k以上としたことを特徴とするものである。
また、上記金属層は、平均粒径0.1〜10μmの銀、金、銅、ニッケルの少なくとも1種類以上を主成分とした金属にて構成されていることを特徴とするものである。
また、上記酸化膜表面の算術平均表面粗さ(Ra)が1.0μm以下であることを特徴とするものである。
また、上記金属層は発熱抵抗体が埋設されている部位の表面積の70%以上を被覆していることを特徴とするものである。
また、上記金属層の厚みは、発熱抵抗体の埋設されている部位が、他の部位より厚くなっていることを特徴とするものである。
また、上記リ−ド端子を接続するための電極パッド部をセラミック体の表面に備え、上記金属層と電極パッド部との距離が0.3〜2.0mmの範囲内であることを特徴とするものである。
また、上記セラミック体が中空筒状であり、かつ上記金属層がセラミック体の内周側にも被覆してあることを特徴とするものである。
また、上記セラミック体が、アルミナもしくは窒化珪素もしくは窒化アルミニウムを主成分とするものであることを特徴とするものである。
さらに、上記セラミックヒータを用いたことを流体加熱装置に用いたことを特徴とするものである。
本発明のセラミックヒータによれば、セラミック体の内部に発熱抵抗体を埋設し、該発熱抵抗体に接続するリード端子を上記セラミック体の表面に備えてなるセラミックヒータにおいて、前記セラミック体の表面を金属層にて被覆し、かつ該金属層の表面に酸化膜を備えることにより、昇温特性が優れ、長期間にわたっても正常に作動させることができる。
また、本発明のセラミックヒータによれば、金属層の厚みを1〜500μmとし、上記金属層の表面に厚さ0.05μm以上、上記金属層の厚さの90%以下の酸化膜を備えたことにより、昇温特性が優れなお金属層の酸化を抑えることが可能となり長期間にわたっても正常に作動させることができる。
さらに、本発明のセラミックヒータによれば、上記金属層を金属層の熱伝導率を88W/m・k以上にすることによりさらに昇温特性の優れたセラミックヒータにすることができる。
さらに、本発明のセラミックヒータによれば、上記金属層を、平均粒径0.1〜10μmの範囲内の銀、金、銅、ニッケルの少なくとも1種類以上を主成分とした金属にて構成することにより、さらに流体の昇温性および耐熱衝撃性の優れたセラミックヒータにすることができる。
さらに、本発明のセラミックヒータによれば、酸化膜の算術平均表面粗さ(Ra)が1.0μm以下であることから、セラミックヒータを直接流体中に浸漬した場合にも、セラミックヒータ表面にスケールの付着を防止することができ、セラミックヒータの耐久性を向上させることができる。
さらに、本発明のセラミックヒータによれば、上記金属層は発熱抵抗体が埋設されている部位の表面積の70%以上を金属層で被覆していることで、セラミックヒータの表面温度をさらに均一にすることが可能となり、セラミックヒータの熱衝撃に起因するクラック等の耐久性をさらに優れたものとすることができる。
またさらに、本発明のセラミックヒータによれば、金属層の厚みは、発熱抵抗体が埋設されている部位を他の部位より厚くすることで、セラミックヒータの熱を流体に伝えることがさらに可能となり、流体の昇温および消費電力の低減の優れたものにすることができる。
またさらに、上記リード端子を接続するための電極パット部をセラミック対の表面に備え、本発明のセラミックヒータによれば、上記金属層と電極パッド部との絶縁距離を0.3〜2.0mmの範囲内にすることにより、金属層と電極パッド部との絶縁耐電圧特性を十分に満足し、なおかつ昇温性と温度分布特性の優れたものとすることができる。
さらにまた、本発明のセラミックヒータによれば、セラミック体が中空筒状であり、かつ金属層がセラミック体の内周側にも被覆することにより、流体と接する表面積を大きくすることができ、流体の昇温スピードや加熱特性をさらに向上させることができる。
さらにまた、本発明のセラミックヒータによれば、上記セラミック体が、アルミナもしくは窒化珪素もしくは窒化アルミにすることにより、流体との絶縁特性に優れ、なおかつ耐久性も向上させることができる。
さらにまた、本発明の流体加熱装置によれば、上記セラミックヒータを用いることにより、セラミック体のクラックの発生およびスケールの付着といった問題点が改善され、流体加熱装置としてヒータ始動直後より流体を速やかに上昇させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1(a)〜(e)は、本発明のセラミックヒータ1の実施形態を示す図であり、(a)〜(c)はセラミック体2が円柱状、(d),(e)はセラミック体2が中空筒状のセラミックヒータ18の図であり、(a)、(d)は斜視図、(b)は(a)のA−A線における断面図、(c)は(a)のB−B線における断面図、(e)は(d)のC−C線における断面図である。本発明のセラミックヒータ1は基本的にセラミック体2の内部に発熱抵抗体3を埋設させて構成されている。
前記セラミック体2は発熱抵抗体3を電気的に絶縁しつつ保持する作用を為し、アルミナセラミックス等の電気絶縁材料より形成されている。
また前記アルミナセラミックス等の電気絶縁材料よりなるセラミック体2は、円柱状の芯体2aと、該芯体2aを被覆する被覆層2bとから構成されており、芯体2aと被服層2bとの間に発熱抵抗体3が配設されることとなる。
図2(a)〜(e)に示すように、前記セラミック体2は、まず芯体2aとなる円柱状の生セラミック成形体8および被覆層2bとなる発熱抵抗体3が印刷されたセラミックグリーンシート9を準備するとともに、生セラミック成形体8の外周表面にセラミックグリーンシート9をセラミックペーストからなる接着剤を介して巻回接着し、最後にこれを約1600℃の温度で焼成し、生セラミック成形体8およびセラミックグリーンシート9を焼結一体化させることによって、作製される。
なお、前記生セラミック成形体8は、例えばアルミナセラミックスからなる場合、主原料としてのアルミナおよび焼結助材としてのシリカ、カルシア、マグネシア等の原料粉末に適当なバインダー、溶剤等を添加混合して調整するとともにこれを従来周知の押し出し成形法を採用して円柱状となすことによって成形される。
また、前記セラミックグリーンシート9は、前記芯体2aと実質的に同一組成の原料粉末に適当なバインダー、溶剤等を添加混合してスラリー状となすとともに、これを従来周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等のシート成形技術を採用して所定厚みのシート状となすことによって成形される。
更に生セラミック成形体8とセラミックグリーンシート9とを接着する前記接着剤は、芯体2aおよび被覆層2bと実質的に同一組成の原料粉末に適当なバインダー、溶剤等を添加混合してペースト状となすことによって制作される。
前記セラミック体2はまたその内部にタングステン、モリブデン、レニウム、白金等の金属粉末からなる屈曲状の発熱抵抗体3が埋設されており、該発熱抵抗体3は所定の電力が印加されるとそれ自体が有する電気抵抗値によって所定の温度にジュール発熱する。
なお、前記発熱抵抗体3は例えば、タングステン粉末に前記セラミック体2と実質的に同一組成の原料粉末、適当なバインダー、溶剤等を添加混合して得た金属ペーストをセラミックグリーンシート9の内面側にスクリーン印刷法等の厚膜印刷手法による所定のパターンを印刷塗布しておくことによって、セラミック体2の芯体2aと被覆層2bとの間に屈曲状に形成される。
金属層5は、セラミック体2側からタングステン、モリブデン等のメタライズ層4および金属層5から構成することができる。この場合は、まずセラミック体2のセラミックグリーンシート9上にメタライズ層4をなす金属ペーストを所定のパターンにて印刷しておいて焼成し、その上に金属層5を被覆すれば良くこのような構造としておくことによって、セラミック体2と金属層5の接合強度を高くすることができる。
なお金属層5についてはメッキもしくはロウ材を流すことによって形成することができる。
また、金属層5を被覆した後、セラミックヒータ1を空気中にて、所定の温度にて熱処理を行うことにて金属層5の表面を不導体処理するための酸化膜7を形成することができる。
また前記発熱抵抗体3は、その両端部の被覆層2bに形成したスルーホール3bを介して、セラミック体2の外表面の電極パッド部3aに、外部電源と接続するリード端子6が銀ロウ等でロウ付けされている。
前記リード端子6は、発熱抵抗体3にジュール発熱を起こさせるための所定電力を印加する作用をなし、リード端子6を外部電源に接続し、外部電源から供給される電力を発熱抵抗体3に印加することによって発熱抵抗体3はセラミックヒータとしての所定の温度にジュール発熱する。
尚、前記リード端子6はニッケル等の金属からなる断面円形の棒状体であり、ニッケル等のインゴット(塊)を従来周知の金属加工法を採用して所定の棒状に加工することによって制作される。
また前記リード端子6が銀ロウ等でロウ付けされる発熱抵抗体3の電極パッド部3aは、その露出表面にニッケル等の耐食性に優れ、かつロウ材との濡れ性に優れる金属を0.5〜5.0μmの厚みに層着させておくと、前記発熱抵抗体3の両端部が酸化腐食するのを有効に防止することができるとともに、前記電極パッド部3aとリード端子6との接合を容易かつ強固なものとなすことが可能となる。
本発明は、前記セラミック体2の表面15にメタライズ層4を1〜10μm形成した後、セラミック体の表面を金属層にて被覆し、かつ該金属層の表面に酸化膜を備えたことを特徴とする。金属層5に酸化膜を設けることにより金属層5の酸化の進行を抑えることが可能となり、長期間にわたっても正常に作動させることができる。
またさらに、金属層5の厚みを1〜500μm、酸化膜7の厚みは0.05以上、かつ上記金属層の厚みの90%以下とすることが好ましい。金属層5及び酸化膜7を上記条件にすることにより、昇温特性が優れまた金属層5の酸化の進行を抑えることが可能となり、長期間のわたっても正常に作動させることができる。
なお上記酸化膜7の測定に際しては、断面方向にクロスにて埋め込み研磨後、WDS(EPMA波長分散)法(装置:JXA−8600M,蒸着:C)にて測定を行い、WDSにて観察された面の酸化膜7の厚み平均値を金属層5の酸化膜7の厚みとみなし、評価を行った。また酸化膜7の成膜については、セラミックヒータ1を空気中にて所定の温度にて熱処理を行うことによって成膜することができる。
ここで金属層5の厚みが1μmより薄い場合には、金属層5の効果があまり得られず、流体中にて直接浸漬した状態にてセラミックヒータ1を使用した場合、昇温特性が劣り、最悪の場合にはセラミックヒータ1に熱衝撃に起因するクラックが発生してしまう。また一方、金属層5の厚みが500μmを超えた場合には、金属層5の一部が脱落、剥離してしまうという問題点が発生する。
また上記金属層5の表面の酸化膜7の厚みが0.05μm未満の場合には、セラミックヒータ1を高温にて使用した場合、金属層5が酸化してしまうという可能性がある。また一方金属層5の表面の酸化膜7の厚みが上記金属層の厚みの90%以上よりも厚い場合には、酸化膜7の熱伝導が悪いために、流体を加熱した際の昇温スピードが遅くなるという可能性がある。
また金属層5については熱伝導率88W/m・k以上、厚みが1〜500μmの範囲内にて被覆したことを特徴とする。セラミック体2の表面15に熱伝導率の高い金属層5を被覆することにより、セラミックヒータ1の表面温度を均一にできるばかりでなく、流体への熱伝達についても効果が見られ、流体の昇温スピードを早くできるばかりでなく、流体中にて直接浸漬した状態にてセラミックヒータ1を使用した場合にも、セラミックヒータ1の熱衝撃に起因するクラックを改善することができる。
ここで、金属層5の熱伝導率が88W/m・kより低い場合、あるいは、金属層5の厚みが1μmより薄い場合には、金属層5の効果があまり得られず、流体中にて直接浸漬した状態にてセラミックヒータ1を使用した場合、セラミックヒータ1に熱衝撃に起因するクラックが発生してしまう。また一方、金属層5の厚みが500μmを超えた場合には、金属層5の一部が脱落、剥離してしまうという問題点が発生する。
また、メタライズ層4と酸化膜7の厚さは金属層5の厚さには含まない。
またさらに、上記金属層5を、平均粒径0.1〜10μmの範囲内の銀、金、銅、ニッケルの少なくとも1種類以上を主成分とした金属にて構成することが好ましく、さらに流体の昇温性および耐熱衝撃性の優れたセラミックヒータ1にすることができる。上記粒径の測定については、断面方向にクロスにて埋め込み研磨後、SEM(走査型電子顕微鏡)法(装置:日立製 S570,蒸着:Pt−Pd)にて測定を行い、SEMにて観察された面の0.1μm以上の粒子を対象とし、その平均粒径を金属層5の粒径とみなし、評価を行った。
ここで金属層5の粒径が10μmを超える場合には、金属層内の金属の充填が十分でなく、金属層5の強度が十分でなく、急速に昇温した場合またセラミックヒータ1の使用中に金属層5の一部が脱落、剥離してしまうという可能性がある。
また一方金属層5の種類について、銀、金、銅、ニッケル以外の成分を用いた場合には、耐酸化性および流体中に浸漬した場合の耐食性に問題が見られる。
金属層を成膜する場合、工程が複雑になるため銀を用いることがより好ましい。
またさらに、酸化膜7の表面平均表面粗さ(Ra)を1.0μm以下にすることが好ましく、セラミックヒータ1を直接流体中に浸漬した場合にも、セラミックヒータ1の表面15にスケールの付着を防止することができ、セラミックヒータ1の耐久性を向上させることができる。上記算術平均表面粗さの測定については(装置:TOKYO SEIMITSU製 Surfcom)にて測定を行った。
ここで酸化膜7の算術平均表面粗さ(Ra)が1.0μmを越えた場合、セラミックヒータ1の表面にスケールが付着してしまい、流体の昇温性が劣化するとともに、最悪の場合にはセラミックヒータ1が断線してしまう可能性がある。
またさらに、上記金属層5は発熱抵抗体3が埋設されている部位の表面積の70%以上を被覆することが好ましく、セラミックヒータ1の表面温度をさらに均一にすることが可能となり、セラミックヒータ1の熱衝撃に起因するクラック等の耐久性をさらに優れたものとすることができる。ここで、上記金属層5の面積が発熱抵抗体3が埋設されている部位の表面積の70%より小さい場合には、セラミックヒータ1の均熱性および流体中への熱伝達の改善といった金属層5の効果が十分に得ることができず、セラミックヒータ1にクラックが発生する可能性がある。
上記発熱抵抗体3が埋設されている部位の全体の表面積は、発熱抵抗体3の各部位における幅と長さをそれぞれ測定して計算されており、上記金属層5と上記発熱抵抗体3がオーバーラップしている部分の表面積も同様に測定、計算され、その比を求めている。
またさらに、金属層5の厚みは、発熱抵抗体3の埋設されている部位を、他の部位に比較して厚くすることが好ましく、セラミックヒータ1の熱を流体に伝えることがさらに可能となり、流体の昇温および消費電力の低減の優れたものにすることができる。
上記金属層5の厚みの調整については、発熱抵抗体3が埋設されている部位のメッキの厚みを部分的に厚くするもしくはロウ材を部分的に多くする等によって調整することが可能である。
これはセラミックグリーンシート9の発熱抵抗体3の反対面に上記発熱抵抗体3と一致させて同一のパターンのメタライズ層4を被着しておけば、後工程でそのメタライズ層4上に選択的にメッキまたはロウ材を被覆することができる。
またさらに、上記金属層5と電極パッド部3aとの距離を0.3〜2.0mmの範囲内にすることが好ましく、金属層5と電極パッド3aとの絶縁耐電圧特性を十分に満足し、なおかつ昇温性と温度分布特性の優れたものとすることができる。
ここで上記金属層5と電極パッド部3aとの距離が0.3mmより小さい場合には絶縁性が劣る可能性があり、また一方絶縁距離が2.0mmを越える場合には、セラミックヒータ1の均熱性および流体中への熱伝達の改善といった金属層の効果が十分に得ることができず、流体の昇温性が劣化してしまう可能性がある。
さらにまた、図1(e)のように、セラミックヒータ18が中空筒状17であり、かつ金属層5がセラミックヒータ18の内径側16にも被覆することが好ましく、流体と接する表面積を大きくすることができ、流体の昇温性や加熱特性をさらに向上させることができる。
次に本発明のセラミックヒータ1の製造方法に関して、アルミナセラミックスからなるセラミックヒータ1を例にして図2(a)〜(e)に基づいて説明する。
先ず、図2(a)に示すように生セラミック成形体8を用意する。主原料としてのアルミナおよび焼結助材としてのシリカ、カルシア、マグネシア等の原料粉末に適当なバインダー、溶剤等を添加混合して調整するとともにこれを押し出し成形法にて所望の形状の芯体2aとなる生セラミック成形体8を成形する。
次に図2(b)、(c)に示す被覆層2bとなるセラミックグリーンシート9は、前記芯体2aと実質的に同一組成の原料粉末に、適当なバインダー、溶剤等を添加混合してスラリー状にし、これをドクターブレード法を採用して所定厚みのシート状としたことにより得られる。これにタングステン、モリブデン、レニウム、白金等の金属粉末と前記芯体2aと実質的に同一組成の原料粉末、バインダー、溶剤等を添加混合して得た金属ペーストを用いて屈曲状の発熱抵抗体3をスクリーン印刷法等の手法により印刷する。
更に、芯体2aおよび被覆層2bと実質的に同一組成の原料粉末に適当なバインダー、溶剤等を添加混合してペースト状とした接着剤を用いて、前記芯体2aとなる円柱状の生セラミック成形体8と発熱抵抗体3が内面側に印刷された被覆層2bとなるセラミックグリーンシート9を接着する。
生セラミック成形体8とセラミックグリーンシート9を巻き付け一体化したセラミック体2を約1600℃の温度で焼成し、生セラミック成形体8およびセラミックグリーンシート9を焼結一体化させることによってセラミック体2が得られる。
金属層5は、図1(b)に示すように、セラミック体2側からタングステン、モリブデン等のメタライズ層4および金属層5から構成することができる。この場合は、まず図2(c)のように、セラミック体2のセラミックグリーンシート9上にメタライズ層4をなす金属ペーストを所定のパターンにて印刷しておいて焼成し、その上に金属層5を被覆すれば良くこのような構造としておくことによって、セラミック体2と金属層5の接合強度を高くすることができる。
なお金属層5についてはメッキもしくはロウ材を流すことによって形成することができる。
また酸化膜7については、金属層5を被覆した後、セラミックヒータ1を空気中にて所定の温度にて熱処理を行うことにて成膜することができる。
また前記発熱抵抗体3は、図2(d)、(e)に示すように、その両端部の被覆層2bとなるセラミックグリーンシート9に形成したスルーホール3bを介してセラミック体2の表面15となる電極パッド部3aで、外部電源と接続するリード端子6が銀ロウ等でロウ付けされている。
尚、前記リード端子6はニッケル等の金属からなる断面円形の棒状体であり、ニッケル等のインゴット(塊)を従来周知の金属加工法を採用して所定の棒状に加工することによって制作される。
また前記リード端子6が銀ロウ等でロウ付けされる発熱抵抗体3の電極パッド部3aは、その露出表面にニッケル等の耐食性に優れ、かつロウ材との濡れ性に優れる金属を0.5〜5.0μmの厚みに層着させることにより、前記発熱抵抗体3の電極パッド部3aが酸化腐食するのを効果的に防止することができるとともに、該電極パッド部3aと前記リード端子6との接合を容易かつ強固なものとなすことが可能となる。
さらに、以上の実施形態の説明において、セラミック体2は円柱状のものを示したが、これに限らず、中空筒状や角柱状等様々な形態とすることができる。さらに、本発明のセラミックヒータ1、18は、ヒータ自身を流体に直接浸漬して加熱するような用途に広く使用することができ、例えばボイラー用ヒータや腐食性溶液の加熱ヒータとして広く使用することができる。
以下、本発明の実施例を説明する。
実施例1として、図1に示すようなセラミック体2の表面15を金属層5で覆い、その後セラミックヒータ1を空気中にて所定の温度にて熱処理を行うことで、金属層5の表面に酸化膜7を作製した本発明のセラミックヒータと、金属層5の表面に酸化膜7の無いセラミックヒータ及び図3に示す従来のセラミックヒータ10を用意して、流体中に直接セラミックヒータを浸漬した状態にて、昇温テストを行った。
セラミック体2の材質としては、アルミナを用いた。昇温条件としては、セラミックヒータ7の最高温度部が空気中にて3秒で700℃まで昇温する条件の電力を見いだし、セラミックヒータ1,10を流体中に浸漬した状態にて前記電力を印加し、評価を行った。それぞれ5本づつ5サイクル評価し、双眼検査にてクラックの有無を確認した。また本発明の実施例においては、メタライズ法、メッキ法、ロウ付け法により所定の熱伝導率を持つ金属層5として銀を製膜した。
表1より明らかなように、セラミック体2の表面を金属層5にて被覆し、かつその金属層5の表面に酸化膜7を設けたセラミックヒータにおいては試料(No.1)においては、セラミック体2のクラック等の問題点無く、昇温特性も良好な結果を示した。
セラミック体2の表面を金属層5にて被覆し、金属層5に酸化膜7を設けていないセラミックヒータにおいては試料(No.2)金属層5に劣化が見られた。
またセラミック体2に金属層が無いセラミックヒータにおいては試料(No.3)においては、セラミック体にクラックが発生した。
実施例2として、実施例1と同様に、図1に示すようなセラミック体2の表面15を金属層5で覆う本発明のセラミックヒータ1を作製した。その際金属層5の厚み及びその後セラミックヒータ1を空気中にて熱処理を行うことで、金属層5の表面に酸化膜7を作製し、実施例1と同様の評価を行った。評価に際しては双眼検査にてクラックの確認とともに、金属層5の酸化の程度の評価も同時に行った。
表2より明らかなように、金属層5の厚みが1〜500μmの範囲内でかつ金属層の表面の酸化膜を厚さ0.05μm以上、かつ上記金属層の厚さの90%以下の酸化膜7がある試料(No.3〜8、10〜16、20〜26)においては、クラックおよび金属層5の酸化といった問題点は発生しないことが確認できた。また昇温特性についても良好な結果が得られた。一方、金属層5の厚みが1μmより薄い試料(No.1、2)においては、昇温速度が遅くなるあるいはセラミック体2にクラックが発生した。また金属層5の厚みが500μmを越えた試料(No.8)においては、金属層5が一部脱落、剥離するといった問題点が発生した。
また酸化膜7の厚みが0.05μmより薄い試料(No.9、19)においては、クラックの発生は見られないが、金属層5に一部酸化の進展が見られ、金属層5が一部脱落、剥離するものが一部あった。
また酸化膜7の厚みが金属層の厚さの90%以上を越えた試料(No.17、18、27、28)においては流体を加熱する際の昇温スピードが遅くなるものが一部あった。
実施例3として、図1に示すようなセラミック体2の表面15を金属層5で覆う本発明のセラミックヒータ1と、図3に示す従来のセラミックヒータ10を用意して、流体中に直接セラミックヒータ1,10を浸漬した状態にて、昇温テストを行った。
セラミック体2の材質としては、アルミナを用いた。昇温条件としては、セラミックヒータ7の最高温度部が空気中にて3秒で700℃まで昇温する条件の電力を見いだし、セラミックヒータ1,10を流体中に浸漬した状態にて前記電力を印加し、評価を行った。それぞれ5本づつ5サイクル評価し、双眼検査にてクラックの有無を確認した。また本発明の実施例においては、ロウ付け法により所定の熱伝導率になるようにSnとAgの比率を調整し、金属層5を製膜した。
表3より明らかなように、セラミック体2の表面を熱伝導率88W/m・k以上の金属層5にて被覆した試料(No.4〜6)については、クラック等の問題点は発生しなかった。
セラミック体2の表面を熱伝導率88W/m・k以下の金属層5を持つ試料(No.2、3)においては、昇温速度が遅くなるあるいはセラミック体2にクラックが発生した。また金属層5が無い試料(No.1)においては、昇温特性が悪く、またセラミック体2にクラックが発生した。
実施例4として、実施例1と同様に、図1に示すようなセラミック体2の表面15を金属層5で覆う本発明のセラミックヒータ1を作製した。なお金属層5はメッキ法およびロウ付け法にて製膜を行い、製膜した後還元雰囲気にて熱処理を行い、熱処理の温度および昇温・冷却の速度を変更することにより、金属層5の結晶の大きさを制御した。また評価については実施例1と同様の昇温試験を行い、評価に際しては双眼検査にてクラックの確認とともに、金属層5の脱落、剥離の評価を行った。
表4より明らかなように、平均粒径0.1〜10μmの範囲内の銀、金、銅、ニッケルを主成分とした金属にて構成されている試料(No.2〜6、9〜13、15〜18)においてはクラックおよび金属層5の脱落および昇温特性について良好な結果を示すことが確認できた。
一方、平均粒径が上記範囲外の銀を主成分とした金属にて構成されている試料(No.1、7、8、14)については、金属層5が一部脱落、剥離するものが一部あった。
また、金属層5が銀以外の成分(今回はタングステンにて試験)を用いた試料(No.19、20)おいては銀、金、銅、ニッケルを金属層として用いたものより金属層の耐酸化性が劣り、金属層の劣化が一部あった。
実施例5として、実施例1と同様に、図1に示すようなセラミック体2の表面15を金属層5として銀で覆う本発明のセラミックヒータ1を作製した。なお金属層5はメッキ法およびロウ付け法にて銀の成膜を行い、成膜した後還元雰囲気にて熱処理を行い、熱処理の温度および昇温・冷却の速度を変更および成膜後の金属層5に機械加工後セラミックヒータ1を空気中にて所定の温度にて熱処理を行うことで算術平均表面粗さ(a)の調整をした。評価については実施例1と同様の昇温試験を行い、主として双眼検査にて酸化膜7の表面のスケールの付着についての評価を行った。
表5より明らかなように、酸化膜7の算術平均表面粗さ(Ra)が1.0μm以下の酸化膜7にて構成されている試料(No.1〜4)においては、スケールの付着は見られず、ヒータとして良好な特性を示すことが確認できた。
一方、酸化膜7の算術平均表面粗さ(Ra)が1.0μmを越えた試料(No.5)についてはスケールが付着するといった問題点が残った。
実施例6として、実施例1と同様に、図1に示すようなセラミック体2の表面15を金属層5として銀で覆う本発明のセラミックヒータ1を作製した。なお金属層5の表面積は、セラミックグリーンシート9上にメタライズ層4をなす金属ペーストを所定の面積になるように印刷を行い、その後ロウ付け法にて銀を成膜することにより調整を行った。評価については実施例1と同様の昇温試験を行い、双眼検査にてクラックの有無を確認した。
表6より明らかなように、金属層5が発熱抵抗体3の埋設されている部位の表面積の70%以上を被覆している試料(No.3〜5)においては、クラックの発生も見られず、昇温特性についても良好な特性を示すことが確認できた。一方、金属層5が発熱抵抗体3の埋設されている部位の表面積の70%よりも少ない試料(No.1,2)については、クラックの発生については見られなかったが、昇温性が劣るものが一部あった。
実施例7として、実施例1と同様に、図1に示すようなセラミック体2の表面15を金属層5として銀で覆う本発明のセラミックヒータ1を作製した。なお図2(d)に示すように、上記金属層5と電極パッド部3aとの絶縁距離の調整については、セラミックグリーンシート9上への印刷時において、メタライズ層4と電極パッド部3aとのパターン間距離を変更したパターンを印刷することにより調整を行った。評価については実施例1と同様の昇温試験を行い、主として金属層5と電極パッド部3aとの絶縁耐電圧特性についての評価を行った。
表7より明らかなように、上記金属層5と電極パッド部3aとの絶縁距離が0.3〜2.0mmの範囲内の試料(No.2〜6)においては、金属層5と電極パッド3aとの絶縁耐電圧特性を十分に満足し、なおかつ昇温特性と温度分布特性の優れたものとすることができる。一方、上記金属層5と電極パッド部3aとの絶縁距離が0.3mmより小さい試料(No.1)においては、絶縁性に問題のあるものが一部あり、また一方絶縁距離が2.0mmを越える試料(No.7,8)においては、昇温性が劣るものが一部あった。
尚、本発明の実施例では示さなかったが、発熱抵抗体3の埋設されている部位の金属層5が、他の部位より厚くなっているものや、上記セラミック体2が中空筒状であり、かつ上記金属層5がセラミック体2の内周側にも被覆してあるような場合は、特に昇温特性やクラックの有無に対して効果的であった。
1:セラミックヒータ
2:セラミック体
2a:芯体
2b:被覆層
3:発熱抵抗体
3a:電極パッド部
3b:スルーホール部
4:メタライズ層
5:金属層
6:リード端子
7:酸化膜
8:生セラミック成形体
9:セラミックグリーンシート
10:セラミックヒータ
11:セラミック体
11a:芯体
11b:被覆層
12:発熱抵抗体
12a:電極パッド部
13:リード端子
15:表面
18:セラミックヒータ
19:セラミックヒータ
20:メタライズ層
21:金属層
2:セラミック体
2a:芯体
2b:被覆層
3:発熱抵抗体
3a:電極パッド部
3b:スルーホール部
4:メタライズ層
5:金属層
6:リード端子
7:酸化膜
8:生セラミック成形体
9:セラミックグリーンシート
10:セラミックヒータ
11:セラミック体
11a:芯体
11b:被覆層
12:発熱抵抗体
12a:電極パッド部
13:リード端子
15:表面
18:セラミックヒータ
19:セラミックヒータ
20:メタライズ層
21:金属層
Claims (11)
- セラミック体の内部に発熱抵抗体を埋設し、該発熱抵抗体に接続するリード端子を上記セラミック体の表面に備えてなるセラミックヒータにおいて、前記セラミック体の表面を金属層にて被覆し、かつ該金属層の表面に酸化膜を備えたことを特徴とするセラミックヒータ。
- 上記金属層の厚みを1〜500μmとし、該金属層の表面の酸化膜の厚さを0.05μm以上かつ上記金属層の厚さの90%以下としたことを特徴とする請求項1に記載のセラミックヒータ。
- 前記金属層の熱伝導率を88W/m・k以上としたことを特徴とする請求項1または2に記載のセラミックヒータ。
- 上記金属層は、平均粒径0.1〜10μmの銀、金、銅、ニッケルの少なくとも1種類以上を主成分とした金属にて構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のセラミックヒータ。
- 上記酸化膜表面の算術平均表面粗さ(Ra)が1.0μm以下であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のセラミックヒータ。
- 上記金属層は発熱抵抗体が埋設されている部位の表面積の70%以上を被覆していることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のセラミックヒータ。
- 上記金属層の厚みは、発熱抵抗体の埋設されている部位が、他の部位より厚くなっていることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のセラミックヒータ。
- 上記リ−ド端子を接続するための電極パッド部をセラミック体の表面に備え、上記金属層と電極パッド部との距離が0.3〜2.0mmの範囲内であることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のセラミックヒータ。
- 上記セラミック体が中空筒状であり、かつ上記金属層がセラミック体の内周側にも被覆してあることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のセラミックヒータ。
- 上記セラミック体が、アルミナもしくは窒化珪素もしくは窒化アルミニウムを主成分とするものであることを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載のセラミックヒータ。
- 請求項1乃至10の何れかに記載のセラミックヒータを用いたことを特徴とする流体加熱装置。
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2003
- 2003-08-27 JP JP2003303769A patent/JP2004281369A/ja active Pending
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