JP2015197659A - 光学素子、光学素子アレイ及び固体撮像装置 - Google Patents
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Abstract
Description
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に係る光学素子の構造を示す図である。図1(a)は上面図であり、図1(b)は図1(a)中のI−I線に沿った断面図である。
また、第1の実施形態に係る光学素子100は、例えば、固体撮像装置に適用できる。このような光学素子100を固体撮像装置に適用することで、光電変換部の受光量、即ち感度特性を良好に確保しながら、混色を抑制することができる。つまり、本実施形態に係る光学素子100によれば、斜入射する光束を少ない光損失で透過、集光することができる。
第1の反射防止構造111、第2の反射防止構造112の材料に無機化合物を用いる場合、その堆積は化学気相成長法(CVD法)、スパッタリング法、イオン成膜法等の公知の気相成膜法により行うことができる。また、無機化合物膜のパターン形成には、気相成膜で成膜材料と成膜対象物との間に所望のパターンに応じた開口を持つマスクを配置する方法、等方又は異方的気相成膜と等方又は異方的乾式エッチングとを併用する方法、フォトリソグラフィ等の方法を適用できる。
第1の反射防止構造111、第2の反射防止構造112の材料に有機化合物を用いる場合、その堆積はスピンコート法、ロールコート法、スプレーコート法等の公知の湿式成膜法により行うことができる。また、有機化合物膜のパターン形成には、成膜材料自身のフォトリソグラフィ、別種のレジストマスク材料を用いたフォトリソグラフィ又は乾式エッチング等の方法を適用できる。
次に、第2の実施形態について説明する。図2(a)は、第2の実施形態に係る光学素子の構造を示す断面図である。第2の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、第3の実施形態について説明する。図2(b)は、第3の実施形態に係る光学素子の構造を示す断面図である。第3の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
第2の実施形態と同様に、第1の反射防止構造111の光学的膜厚(n1d1)は式1の関係を満たし、第2の反射防止構造112の光学的膜厚(n2d2)は式2の関係を満たすことが好ましい。
次に、第4の実施形態について説明する。図4は、第4の実施形態に係る光学素子の構造を示す図である。図4(a)は上面図であり、図4(b)は図4(a)中のI−I線に沿った断面図である。第4の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、第5の実施形態について説明する。図5は、第5の実施形態に係る光学素子の構造を示す図である。図5(a)は上面図、図5(b)は図5(a)中のI−I線に沿った断面図、図5(c)は図5(a)中のII−II線に沿った断面図、図5(d)は図5(a)中のIII−III線に沿った断面図である。第5の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、第6の実施形態について説明する。図6は、第6の実施形態に係る光学素子の構造を示す図である。図6(a)は上面図、図6(b)は図6(a)中のI−I線に沿った断面図、図6(c)は図6(a)中のII−II線に沿った断面図、図6(d)は図6(a)中のIII−III線に沿った断面図である。第6の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、第7の実施形態について説明する。図7は、第7の実施形態に係る光学素子の構造を示す図である。図7(a)は上面図、図7(b)は図7(a)中のI−I線に沿った断面図、図7(c)は図7(a)中のII−II線に沿った断面図、図7(d)は図7(a)中のIII−III線に沿った断面図である。第7の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
第6の実施形態と同様に、第2の反射防止構造112の光学的膜厚(n2d2)は式2の関係を満たし、第3の反射防止構造501の光学的膜厚(n3d3)は式3の関係を満たすことが好ましい。
次に、第8の実施形態について説明する。図8は、第8の実施形態に係る光学素子の構造を示す図である。図8(a)は上面図、図8(b)は図8(a)中のI−I線に沿った断面図、図8(c)は図8(a)中のII−II線に沿った断面図、図8(d)は図8(a)中のIII−III線に沿った断面図である。第8の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、第9の実施形態について説明する。図9は、第9の実施形態に係る光学素子の構造を示す図である。図9(a)は上面図であり、図9(b)は図9(a)中のI−I線に沿った断面図、図9(c)は図9(a)中のII−II線に沿った断面図である。図9(d)は図9(a)中のIII−III線に沿った断面図であり、図9(e)は図9(a)中のIV−IV線に沿った断面図である。第9の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、第10の実施形態について説明する。図10は、第10の実施形態に係る光学素子の構造を示す図である。図10(a)は上面図であり、図10(b)は図10(a)中のI−I線に沿った断面図、図10(c)は図10(a)中のII−II線に沿った断面図である。図10(d)は図10(a)中のIII−III線に沿った断面図であり、図10(e)は図10(a)中のIV−IV線に沿った断面図である。第10の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、第11の実施形態について説明する。図11は、第11の実施形態に係る光学素子アレイの構造を示す上面図である。
Claims (9)
- 底面と、前記底面に接続する凸面から構成された凸レンズと、
前記凸面を覆う反射防止構造と、
を有し、
前記凸面の頂点の前記底面への正射影は、前記底面の外縁に位置する第1の端部と、前記底面の外縁に位置する第2の端部とを結ぶ線分の上に位置し、且つ前記線分の中点よりも前記第1の端部側に位置し、
前記反射防止構造は、
前記頂点よりも前記第1の端部側の第1の反射防止構造と、
前記頂点よりも前記第2の端部側の第2の反射防止構造と、
を有し、
前記第2の反射防止構造の光透過率は、前記第1の反射防止構造の光透過率よりも高いことを特徴とする光学素子。 - 前記反射防止構造は、前記第1の反射防止構造と前記第2の反射防止構造との間に位置する前記第3の反射防止構造を有し、
前記第2の反射防止構造の光透過率は、前記第3の反射防止構造の光透過率よりも高いことを特徴とする請求項1に記載の光学素子。 - 前記第3の反射防止構造は、前記凸面の前記頂点を覆うことを特徴とする請求項2に記載の光学素子。
- 前記底面の前記線分に直交する方向における寸法を凸レンズ幅としたとき、前記第2の端部における凸レンズ幅は、前記頂点の前記正射影における凸レンズ幅よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光学素子。
- 前記底面の前記線分に直交する方向における寸法を凸レンズ幅としたとき、前記第2の端部における凸レンズ幅は、前記第1の端部における凸レンズ幅よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光学素子。
- 前記第1の反射防止構造と前記第2の反射防止構造は、CVD法によって形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光学素子。
- 複数の光電変換部と、
前記複数の光電変換部の上に位置し、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光学素子が複数配置された光学素子アレイと、を有する固体撮像装置。 - アレイ領域に、互いに離間して位置する複数の光学素子を備えた光学素子アレイにおいて、
前記複数の光学素子は、それぞれ、
底面及び凸面から構成された凸レンズと、
前記凸面を覆う反射防止構造と、
を有し、
前記凸面の頂点の前記底面への正射影は、前記底面の外縁に位置する第1の端部と、前記底面の外縁に位置し、前記第1の端部よりも前記アレイ領域の中心から離れて位置する第2の端部とを結ぶ線分の上に位置し、且つ前記線分の中点よりも前記第1の端部側に位置し、
前記反射防止構造は、
前記頂点よりも、前記第1の端部側の第1の反射防止構造と、
前記頂点よりも、前記第2の端部側の第2の反射防止構造と、
を有し、
前記第2の反射防止構造の光透過率は、前記第1の反射防止構造の光透過率よりも高いことを特徴とする光学素子アレイ。 - アレイ領域に配された複数の光電変換部と、
前記複数の光電変換部の上に設けられ、複数の光学素子を備えた光学素子アレイと、
を有し、
前記複数の光学素子は、それぞれ、
底面及び凸面から構成された凸レンズと、
前記凸面を覆う反射防止構造と、
を有し、
前記凸面の頂点の前記底面への正射影は、前記底面の外縁に位置する第1の端部と、前記底面の外縁に位置し、前記第1の端部よりも前記アレイ領域の中心から離れて位置する第2の端部とを結ぶ線分の上に位置し、且つ前記線分の中点よりも前記第1の端部側に位置し、
前記反射防止構造は、
前記頂点よりも、前記第1の端部側の第1の反射防止構造と、
前記頂点よりも、前記第2の端部側の第2の反射防止構造と、
を有し、
前記第2の反射防止構造の光透過率は、前記第1の反射防止構造の光透過率よりも高いことを特徴とする固体撮像装置。
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