JP2015196273A - 印刷流体カートリッジ及び印刷流体供給装置 - Google Patents

印刷流体カートリッジ及び印刷流体供給装置 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷流体カートリッジの種別などを光学的に判定することができる手段を提供する。
【解決手段】インクカートリッジ30は、インクが貯留されるインク室36を有する本体31と、インク室36から外部へインクを流出可能なインク供給部34と、本体31に設けられた残量検知部33と、残量検知部33を区画しており、電圧が印加されることにより特定色である第1状態から透明な第2状態に変化するエレクトロクロミック素子からなるEC素子43と、を具備する。EC素子43の状態の変化に基づいて、インクカートリッジ30の種別を判定することができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、カートリッジ装着部に装着される印刷流体カートリッジ、及び当該印刷流体カートリッジを備えた印刷流体供給装置に関する。
従来より、インクを用いて記録用紙に画像を記録する画像記録装置が知られている。この画像記録装置は、インクジェット方式の記録ヘッドを備え、記録ヘッドのノズルからインク滴を記録用紙へ向けて選択的に噴出する。このインク滴が記録用紙に着弾することによって、記録用紙に所望の画像が記録される。この画像記録装置には、記録ヘッドへ供給するインクを貯蔵するインクカートリッジが設けられる。インクカートリッジは、画像記録装置に設けられた装着部に対して着脱可能である。
インクカートリッジには、インクの色や材料、残量、メンテナンス状態などを記録するICチップを搭載した回路基板が設けられることがある。回路基板の接点端子は、インクカートリッジが装着部に装着された状態において、装着部に設けられた接続端子と電気的に導通されて、ICチップが記憶しているデータが読出し可能となる(特許文献1)。また、カートリッジにアモルファス磁性体を取り付けておき、このアモルファス磁性体を通過した交流磁界を検出することによって、カートリッジの真偽を判定する構成が公知である(特許文献2)。
特開2007−237657号公報 特開2003−80811号公報
前述されたように電気信号や磁気信号によってインクカートリッジ等の種別を判定することが公知であるが、電気信号や磁気信号は、ユーザが五感により感知することが困難であり、種別判定のための手法として必ずしも使い易いものではない。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、印刷流体カートリッジの種別などを光学的に判定することができる手段を提供することにある。
(1) 本発明に係る印刷流体カートリッジは、印刷流体が貯留される貯留室を有する本体と、上記貯留室から外部へ印刷流体を流出可能な印刷流体供給部と、上記本体に設けられており、電圧の印加の有無によって、特定色である第1状態及び当該第1状態より透光性のよい第2状態に変化するエレクトロクロミック素子を有する透光部と、を具備する。
透光部の状態の変化に基づいて、印刷流体カートリッジの種別を判定することができる。
(2) 好ましくは、上記透光部は、上記貯留室を区画する壁の少なくとも一部を構成する。
透光部が第2状態となることにより、貯留室を視認して貯留室の状態を把握することができる。
(3) 好ましくは、上記エレクトロクロミック素子は、外部から電圧が印加されていない状態では上記第1状態であり、外部から電圧が印加されている状態では上記第2状態である。
(4) 好ましくは、上記貯留室と印刷流体が流通可能に設けられており、上記貯留室内の印刷流体の残量が検出可能な残量検知部を更に具備しており、上記残量検知部を区画する壁に上記透光部が設けられている。
残量判定が必要なときには透光部が第2状態にされ、残量判定が不要なときには透光部が第1状態にされることにより、貯留室の印刷流体が外光により劣化することが抑制できる。
(5) 好ましくは、上記印刷流体カートリッジは、上記本体に設けられており、当該印刷流体カートリッジに関する情報を記憶するICチップを更に具備する。
透光部で判定できる以外の情報がICチップに記憶される。
(6) 好ましくは、上記ICチップは、記憶素子と、当該記憶素子から外部へアクセスするための端子と、を有しており、上記エレクトロクロミック素子は、上記端子と電気的に接続されている。
これにより、エレクトロクロミック素子に電圧を印加するための電源を別途設ける必要がない。
(7) 好ましくは、上記本体は、外からの光が通過可能な導光路を有しており、上記透光部は、上記導光路の少なくとも一部に設けられている。
透光部が第1状態のときには、導光路を透過する光が透光部により遮光又は減衰される。透光部が第2状態のときには、導光路を透過する光が透光部を通過する。このような導光路の状態変化に基づいて、印刷流体カートリッジの種別を判定することができる。
(8) 本発明は、上記印刷流体カートリッジと、当該印刷流体カートリッジが装着されて上記印刷流体供給部を通じて上記貯留室から印刷流体の供給を受けるカートリッジ装着部と、を具備する印刷流体供給装置に関する。上記カートリッジ装着部は、上記透光部に電圧を印加するための接点と、上記透光部を光学的に検出する光学センサと、上記光学センサの検出信号に基づいて上記透光部の状態を判定する判定部と、上記判定部の判定結果に基づいて、上記カートリッジ装着部に装着されている印刷流体カートリッジに関する情報を出力する出力部と、を有する。
カートリッジ装着部は、装着されている印刷流体カートリッジについて、光学センサの検出信号に基づいて透光部の状態を判定して、印刷流体カートリッジに関する情報を出力することができる。
(9) 好ましくは、上記透光部は、上記印刷流体カートリッジが上記カートリッジ装着部に装着された状態において、前記接点を通じて電圧が印加されることにより上記第1状態から上記第2状態に変化するものである。
(10) 好ましくは、上記印刷流体供給装置は、上記接点に電圧を印加する電源を更に具備する。
本発明によれば、エレクトロクロミック素子を用いて印刷流体カートリッジの種別などを光学的に判定することができる。
図1は、実施形態に係るカートリッジ装着部110を備えたプリンタ10の内部構造を模式的に示す模式断面図である。 図2は、インクカートリッジ30の外観構成を示す斜視図である。 図3は、インクカートリッジ30の内部構成を示す断面図である。 図4は、カートリッジ装着部110の構成を示す断面図である。 図5は、演算装置130を示すブロック図である。 図6は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される過程を示すインクカートリッジ30及びカートリッジ装着部110の断面図である。 図7は、インクカートリッジ30が過挿入位置まで挿入された状態を示すインクカートリッジ30及びカートリッジ装着部110の断面図である。 図8は、インクカートリッジ30が装着位置に移動された状態を示すインクカートリッジ30及びカートリッジ装着部110の断面図である。 図9は、変形例に係るインクカートリッジ30及びカートリッジ装着部110の部分断面図である。 図10は、変形例に係るインクカートリッジ30及びカートリッジ装着部110の部分断面図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明が具体化された一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
[プリンタ10の概要]
図1に示されるように、プリンタ10は、インクジェット記録方式に基づいて、記録用紙に対してインク滴を選択的に吐出することにより画像を記録するものである。プリンタ10は、インク供給装置100(印刷流体供給装置の一例)を備えている。インク供給装置100には、カートリッジ装着部110が設けられている。カートリッジ装着部110には、インクカートリッジ30が装着され得る。カートリッジ装着部110には、その一面に開口112が設けられている。インクカートリッジ30は、開口112を介してカートリッジ装着部110に挿入され、或いはカートリッジ装着部110から抜き出される。
インクカートリッジ30には、プリンタ10で使用可能なインク(印刷流体の一例)が貯留されている。カートリッジ装着部110に装着された状態において、インクカートリッジ30と記録ヘッド21とがインクチューブ20で接続されている。記録ヘッド21にはサブタンク28が設けられている。サブタンク28は、インクチューブ20を通じて供給されるインクを一時的に貯留する。記録ヘッド21は、インクジェット記録方式によって、サブタンク28から供給されたインクをノズル29から選択的に吐出する。
給紙トレイ15から給紙ローラ23によって搬送路24へ給送された記録用紙は、搬送ローラ対25によってプラテン26上へ搬送される。記録ヘッド21は、プラテン26上を通過する記録用紙に対してインクを選択的に吐出する。これにより、画像が記録用紙に記録される。プラテン26を通過した記録用紙は、排出ローラ対22によって、搬送路24の最下流側に設けられた排紙トレイ16に排出される。
[インク供給装置100]
図1に示されるように、インク供給装置100は、プリンタ10に設けられている。インク供給装置100は、プリンタ10が備える記録ヘッド21へインクを供給するものである。インク供給装置100は、インクカートリッジ30を装着可能なカートリッジ装着部110を備えている。なお、図1においては、カートリッジ装着部110にインクカートリッジ30が装着された状態が示されている。
[インクカートリッジ30]
図2、3に示されるように、インクカートリッジ30はインクが貯留される容器である。インクカートリッジ30の内部に形成されている空間がインクを貯留するインク室36である。インク室36は、インクカートリッジ30の本体31の筐体によって形成されているが、例えば、インクカートリッジ30の外観を形成している本体31の筐体とは別の部材である内部フレームなどによって形成されていてもよい。インクカートリッジ30は印刷流体カートリッジの一例であり、インク室36が貯留室の一例である。インクカートリッジ30は、その表面にIC基板85と、エレクトロクロミック素子43と、IC基板85とエレクトロクロミック素子43とを電気的に接続するケーブル89と、を備えている。
インクカートリッジ30は、図2、3に示された起立状態、つまり、同図の下側の面を底面とし、同図の上側の面を上面として、カートリッジ装着部110に対して矢印50で示される方向(図3参照、以下「挿入及び取出方向50」と表記する。)に沿って挿抜される。挿入及び取出方向50は水平方向に沿っている。インクカートリッジ30は、起立状態のままカートリッジ装着部110に挿抜される。この起立状態が、装着姿勢に相当する。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される向きが挿入向き56であり、取り出される向きが取出向き55である。また、起立状態における上下方向52が、重力方向に相当する。
すなわち、インクカートリッジ30は、挿入及び取出方向50に沿ってカートリッジ装着部110に挿入され、また、挿入及び取出方向50に沿ってカートリッジ装着部110から抜き出される。なお、本実施形態では、挿入及び取出方向50が水平方向に沿っているが、挿入及び取出方向50は、重力方向や、水平方向及び重力方向と交差する方向であってもよい。挿入及び取出方向50が例えば重力方向であれば、インクカートリッジ30の挿入向き56の前面が下方へ向いていることになる。
図2、3に示されるように、インクカートリッジ30は、平面又は曲面で構成される立体形状、例えば、略直方体形状の本体31を有する。本体31は、全体として、左右方向51に細く、上下方向52と前後方向53の寸法が左右方向51の寸法よりも大きい扁平形状である。
図2、3に示されるように、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110へ装着されるときに挿入向き56の前方側となる本体31の壁が前壁40であり、挿入向き56の後方側となる本体31の壁が後壁41である。本実施形態における前後方向53は、前壁40と後壁41とがインク室36を挟んで対向する方向に相当する。また、前壁40と後壁41とは、挿入及び取出方向50において対向している。前壁40及び後壁41は、挿入及び取出方向50に延びる左右一対の側壁37、38と接続されている。また、上壁39は、側壁37、38と前壁40及び後壁41とを接続し、かつ前壁40の上端から後壁41の上端に渡って挿入及び取出方向50に沿って拡がっている。また、下壁42は、前壁40の下端から後壁41の下端に渡って挿入及び取出方向50に沿って拡がっている。
挿入及び取出方向50は前後方向53と平行である。側壁37、38の外面はインクカートリッジ30の側面の一例である。前壁40の外面はインクカートリッジ30の前面の一例であって、前後方向53における前向きの面である。後壁41の外面はインクカートリッジ30の後面の一例である。上壁39の外面はインクカートリッジ30の上面の一例である。下壁42の外面はインクカートリッジ30の下面の一例である。後壁41は、挿入向き56にインクカートリッジ30の本体31を視たときに見える壁である。
図2、3に示されるように、本体31の前壁40における上下方向52の中央付近には、残量検知部33が設けられている。残量検知部33は、インク室36に通ずるように一方が開口された箱形である。
残量検知部33を構成する壁のうち左右方向51に対向する壁は透光性を有する。この左右方向51に対向する一対の壁の外面それぞれに、エレクトロクロミック素子(以下、「EC素子」とも称する。透光部の一例である。)43が貼り付けられている。EC素子とは、エレクトロクロミック材料かなるものであり、例えば、一対の透明電極と、その間に配置されている電解質及び電荷を印加することによりその透過度が可逆的に変化するエレクトロクロミック性有機化合物からなる。エレクトロクロミック性有機化合物としては、例えば、ポリアニリンなどが挙げられる。
EC素子43は、電圧が印加されていない状態(第1状態)では光を遮光又は減衰する特定色(例えば黒色)になり、所定の電圧が印加された状態(第2状態)では第1状態よの特定色よりも光を透過させる状態に変化(変色)する。つまり、所定の電圧が印加されることにより、透過度が変化する(上がる)ものである。したがって、電圧が印加されていない状態のEC素子43は、光学センサ114(図4参照)から出射されて、挿入及び取出方向50と垂直な方向(本実施形態では、左右方向51)に進行する光、例えば赤外光を遮光又は減衰する。他方、所定の電圧が印加された状態のEC素子43は、光学センサ114から出射されて左右方向51に進行する光を透過する。なお、光は赤外光でもよいし、可視光であってもよい。
なお、残量検知部33の左右方向51に対向する壁には、必ずしも全域にEC素子43が貼り付けられている必要はない。例えば、光学センサ114から出射される光が通過する箇所のみがEC素子43が貼り付けられていてもよい。
ケーブル89は、IC基板85からEC素子43まで、本体31の上壁39及び前壁40に渡って設けられている。ケーブル89の一端は、IC基板85における電極86,87に接続されている。
残量検知部33の内部はインクを貯留可能とするために中空とされている。この残量検知部33の中空の空間内に、被検出子60が上下方向52に移動可能に配置されている。被検出子60は、インク室36に貯留されるインクより比重が小さい。インク室36がインクで満たされているとき、残量検知部33もインクで満たされ、被検出子60は、浮力により残量検知部33の上方へ移動する。インク室36のインクが所定量未満になると、残量検知部33のインクが無くなり、被検出子60は、重力により残量検知部33の下方へ移動する。なお、各図には示されていないが、残量検知部33とインク室36との間はインクが流通可能な孔などを有する隔壁で区画されていてもよい。
被検出子60が残量検知部33の上方に位置するとき、被検出子60は、光学センサ114から出射されてEC素子43を透過する赤外光の位置(残量検知部33の下側)から外れている。一方、被検出子60が残量検知部33の下方に位置するとき、被検出子60は、光学センサ114から出射されてEC素子43を透過する赤外光の位置(残量検知部33の下側)に位置して、当該赤外光を遮光又は減衰させる。このような残量検知部33の透光状態の変化を光学センサ114が検出し、演算装置130がインク室36内のインク残量が所定量未満になったことを判定する。
本体31の前壁40側における残量検知部33の下方に、インク供給部34が設けられている。インク供給部34は、円筒形状の外形をなしており、前壁40から挿入及び取出方向50に沿って外方(つまり、挿入向き56)へ突出している。インク供給部34の突出端にはインク供給口71が形成されている。
インク供給部34の内部空間には、挿入及び取出方向50に延びてインク供給口71とインク室36とをつなぐインク流路72が形成されている。インク流路72は、一端がインク供給口71において本体31の外部に開口され、インク供給口71から本体31の内部に渡って挿入及び取出方向50の取出向き55に延設されている。インク供給口71は、コイルバネ73によってインク供給口71に付勢されたインク供給バルブ70によって開閉可能に構成されている。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されると、カートリッジ装着部110に設けられたインクニードル117(図4参照)がインク供給口71に挿入され、コイルバネ73の付勢力に抗してインク供給バルブ70をインク供給口71から離間させる。これにより、インク室36内のインクは、インク流路72を通じてカートリッジ装着部110に設けられたインクニードル117に流出する。
なお、インク供給口71は、必ずしもインク供給バルブ70によって開閉可能な構成に限定されず、例えば、インク供給口71がフィルムなどで閉塞されており、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されると、インクニードル117がフィルムを突き破ることによりインク供給口71が開かれる構成であってもよい。また、本実施形態では示されていないが、本体31には、負圧に維持された状態のインク室36の気圧を外気圧とするための大気連通口が設けられていてもよい。
本体31の上壁39における前後方向53の中央付近から後壁41に渡って、係止部45が形成されている。係止部45は、上壁39において前後方向53に延びる溝を有する。係止部45は、溝の挿入向き56の端部において、インクカートリッジ30の左右方向51及び上下方向52に拡がる係止面46を有している。係止面46には、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態で、後述される係合部材145(図4参照)が係合する。係止面46は、インクカートリッジ30を取出向き55に押し出させる付勢力とは反対向きの外力、すなわち本実施形態では係合部材145からの力を受けるものである。溝の取出向き55の端部は、本体31の外部に開口している。
本体31の係止部45には、回動部材80が設けられている。回動部材80は、例えば、屈曲された平板形状をなしており、その長手方向が前後方向53に沿うように配置されている。回動部材80は、その屈曲された位置に軸83を有する。回動部材80は、軸83周りに回動可能である。回動部材80の先端部81は、軸83から係止面46側へ延出されている。回動部材80の後端部82は、軸83から後壁41側へ延出されている。
先端部81が最も上側に位置するまで回動部材80が回動すると、先端部81は、本体31の上壁39よりも外側に突出する。回動部材80の先端部81が下向きへ押し下げられることにより、回動部材80は、図3における時計回りへ回動する。回動部材80が最も時計回りに回動された状態において、先端部81は、係止面46の下端付近に位置する。なお、回動部材80は本体31と一体にされていてもよい。また、回動部材80は、コイルバネによって時計回りに付勢されていてもよいし、自重により一方側に回動するものであってもよい。
図2及び図3に示されるように、本体31の上壁39における係止部45より前壁40側には、IC基板85(ICチップ)が設けられている。IC基板85の上面には、電極86、87、88が形成されている。電極86、87、88は、各々がIC基板85の上面において前後方向53に延設されており、且つ左右方向51に互いに離間して設けられている。電極86、87、88は、例えば、HOT電極、GND電極、及びシグナル電極等である。IC基板85には、各電極86、87、88に電気的に接続されたIC(不図示)が設けられている。ICは、半導体集積回路であり、インクカートリッジ30に関する情報、例えば、ロット番号や製造年月日、インク色などの情報を示すデータが読み出し可能に格納されている。また、IC基板85の電極86、87、88のうち、外部電力の供給を受ける電極86,87は、EC素子43へ電圧を印加可能に電気的に接続されている。なお、IC基板85自体が電源を有する構成であれば、その電源がEC素子43へ電圧を印加可能に接続されていてもよい。
[カートリッジ装着部110]
図4に示されるように、カートリッジ装着部110の筐体を構成するケース101は、プリンタ10の正面側に開口112を有する。開口112を通じてケース101へインクカートリッジ30が挿抜される。ケース101には、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応する4つのインクカートリッジ30が収容可能であるが、図4においては、1つのインクカートリッジ30が収容可能なケース101の空間が示されている。
図4に示されるように、ケース101は、開口112と、挿入及び取出方向50において開口112と対向する終面102とを有する。終面102の下部には、接続部103が設けられている。接続部103は、終面102において、ケース101に装着された各インクカートリッジ30のインク供給部34に対応する位置に配置されている。
接続部103は、インクニードル117と、保持溝116とを有する。インクニードル117は、管状の樹脂針からなる。インクニードル117は、ケース101の終面102と表裏をなす外面側でインクチューブ20に接続されている。各インクニードル117からケース101の終面102と表裏をなす外面側で接続された各インクチューブ20は、ケース101の当該外面に沿って上方へ引き上げられたのち、プリンタ10の記録ヘッド21へインクを流通可能に延出されている。なお、図4においては、インクチューブ20は省略されている。
保持溝116は、終面102に形成された円筒状の溝である。保持溝116の中心にインクニードル117が配置されている。図8に示されるように、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されると、インク供給部34が保持溝116に挿入される。このとき、円筒状のインク供給部34の外周面が保持溝116を構成する終面102の円筒状の内周面に接触する。インク供給部34が保持溝116へ挿入されると、インクニードル117がインク供給部34のインク供給口71に挿入される。これにより、インク室36に貯留されているインクが外部へ流出可能となる。インク室36から流出されたインクは、インクニードル117及びインクチューブ20を通じて、記録ヘッド21に供給される。
図4に示されるように、ケース101の終面102には、接続部103より上方に光学センサ114が設けられている。光学センサ114は、馬蹄形の筐体の一方側の先端に設けられた発光素子と、他方側の先端に設けられた受光素子とで構成されている。発光素子は、例えばLED等であって、挿入及び取出方向50と垂直な水平方向(左右方向51)へ光を照射する。受光素子は、例えばフォトトランジスタ等であって、発光素子から照射された光を受光する。発光素子と受光素子との間の空間には、インクカートリッジ30の残量検知部33が進入可能である。光学センサ114の光路に残量検知部33が進入すると、光学センサ114は、残量検知部33による透過光量の変化を検知し得る。図5に示されるように、光学センサ114の検知信号は、演算装置130へ出力される。
図4に示されるように、天面104には、IC基板85の上面に設けられた電極86、87、88に対向する位置に3つの接点124が左右方向51に並んで設けられている。図5に示されるように、各接点124を介して、IC基板85が演算装置130(判定部、出力部)に電気的に接続される。演算装置130は、例えばCPU、ROM、RAMなどからなるものであり、プリンタ10の制御部として装置筐体の内部に制御基板として配置されてもよいし、プリンタ10の制御部とは独立した別個の制御基板としてケース101などに設けられてもよい。1つの接点124とHOT電極86とが電気的に導通されることによって、電源131から供給される電圧がHOT電極86に印加される。1つの接点124とGND電極87とが電気的に導通されることにより、GND電極87がアースされる。これら接点124とHOT電極85及びGND電極86との導通によって、IC基板85上のICに電力が供給される。接点124とシグナル電極87とが電気的に導通されることにより、ICに格納されたデータにアクセス可能となる。IC基板85からの出力は演算装置130に入力される。
図4に示されるように、係合部材145がケース101に設けられている。係合部材145は、カートリッジ装着部110に装着されたインクカートリッジ30を装着状態に保持するためのものである。係合部材145は、例えば、ケース101の開口112側に設けられた支軸147を中心に揺動可能に形成されている。これにより、係合部材145は、支軸147を中心に時計回り及び反時計回りに回動可能に構成されている。係合部材145の支軸147と反対側の端部には、係合端部146が配置される。係合端部146は、インクカートリッジ30の係止面46と係合可能である。係合端部146は、係止面46と係合することによって、インクカートリッジ30を取出向き55に移動させる力に抗して、インクカートリッジ30をケース101の装着位置に保持する。
係合端部146と係止面46とが係合可能となる係合部材145の位置(図8参照)がロック位置と称され、係合端部146と係止部45とが係合しない係合部材145の位置(図6参照)がアンロック位置と称される。係合部材145は、自重によって、重力方向下向きへ回動する。回動部材80の先端部81が上側に移動することにより、係合部材145が支軸147を中心に上側へ回動し、ロック位置からアンロック位置へ移動する。
[インクカートリッジ30の装着動作]
以下、図6〜図8が参照されつつ、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される動作が説明される。
図6に示されるように、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に対して挿入向き56に挿入されると、本体31の上壁39によって係合部材145が上向きに回動されて、係合部材145がロック位置からアンロック位置に移動する。
図7に示されるように、インク供給部34が保持溝116に接する位置までインクカートリッジ30が挿入されると、インクニードル117は、インク供給部34のインク供給口71に挿入される。インクニードル117に押されたインク供給バルブ70は、コイルバネ73の付勢力に抗してインク供給口71から離間する。また、IC基板85は、接点124を上方に押し上げ挿入向き56へ移動する。これにより、電極86、87、88と各接点124とが互いに当接され、IC基板85のICとプリンタ10側の演算装置130とが電気的に接続される。また、IC基板85を介して、EC素子43へ電源131から電圧が印加可能となる。
本体31の係止部45に到達した係合部材145は、本体31の上壁39に支持されなくなって下向きに回動し、ロック位置へ至る。そして、前後方向53において係合端部146と係止面46とが対向する。なお、図7に示されるインクカートリッジ30は、インク供給部34の先端が保持溝116の終面に当接する過挿入状態(オーバーシュート)であり、係合端部146と係止面46とが前後方向53に離間された状態である。
図7の状態からインクカートリッジ30を挿入向き56に押す力が消失すると、図8に示されるように、インクカートリッジ30は、係合端部146と係止面46とが接する位置まで取出向き55に後退する。これにより、係合部材145は、インクカートリッジ30を取出向き55に押す力に抗して、インクカートリッジ30をカートリッジ装着部110内に保持する。また、図8における回動部材80の先端部81は、係合部材145の下側に位置する。また、回動部材80の後端部82は、係止部45の溝の底面から離間されて、本体31の上壁39より上側に位置されている。以上により、カートリッジ装着部110へのインクカートリッジ30の装着が完了する。以下、図8に示されるインクカートリッジ30の位置が装着位置と表記される。
装着位置におけるインク供給部34の先端は、保持溝116の終面から僅かに離間している。装着位置において、インクニードル117は、インク供給バルブ70をインク供給口71から離間させた状態にある。そのため、インクニードル117の先端に設けられたインク導入口(不図示)を通じて、インク室36からインクを流出させることができる。装着位置における残量検知部33は、光学センサ114の検知位置に位置する。
演算装置130は、インクカートリッジ30が装着位置に到達したかを判定する。具体的には、IC基板85と接点125とが電気的に接続されたことを検知して、インクカートリッジ30が装着位置に到達したと判定したり、また、不図示の光学センサがインクカートリッジ30の一部を検知することによりインクカートリッジ30が装着位置に到達したと判定したりする。
インクカートリッジ30が装着位置に到達したと判定すると、演算装置130は、電源130からIC基板85を通じてEC素子43に所定の電圧を印加する。そして、光学センサ114からEC素子43へ向けて光が出射される。EC素子43に電圧が印加される前の状態では、EC素子43は光を不透過な状態なので、光学センサ114は受光部においてEC素子43により減衰又は遮光された光量を受光して、ローレベル信号を出力する。EC素子43は、所定の電圧が印加されてから所定時間後に、光学センサ114から出射される光を透過させる状態(第2状態)となる。電圧は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110から取り出されるまで、すなわちIC基板85と接点125との電気的な接続が解除されるまでEC素子43に印加される。これにより、インクカートリッジ30が装着位置にある間には、EC素子43は第2状態に維持される。
インク室36にインクが満たされているとき、残量検知部33の上側に被検出子60が位置する。したがって、光学センサ114の光は被検出子60により減衰又は遮光されず、残量検知部33の下側を透過する。光学センサ114は、残量検知部33を透過する光量を受光してハイレベル信号を出力する。演算装置130は、所定の電圧が印加されてから所定時間経過後に光学センサ114からハイレベル信号を受信したことを条件として、種別などが適正なインクカートリッジ30が装着されたこと、及びインクカートリッジ30にインクが満たされていることを判定して、これらをディスプレイ等に表示すべく、これらを示す信号を出力する。光学センサ114は、電圧印加開始から所定時間経過後の残量検知部33を透過する光量が閾値より小さいとき又は全く受光しないときにはローレベル信号を出力する。演算装置130は、光学センサ114からローレベル信号を受信したことを条件として、適正なインクカートリッジ30が装着されなかったと判定して、その旨をディスプレイ等に表示するための信号を出力する。
インクカートリッジ30のインク室36内のインクが消費されると、残量検知部33の下側に被検出子60が位置する。したがって、光学センサ114は、残量検知部33に出射した光が被検出子60により減衰又は遮光された光量を受信して、ローレベル信号を出力する。演算装置130は、光学センサ114からローレベル信号を受信したことを条件として、インク室36内のインクが一定量未満になったことを判定して、プリンタ10のディスプレイ等に表示すべく、インク残量が一定未満であることを示す信号を出力する。
インク室36内のインクが消費されると、使用済みのインクカートリッジ30がカートリッジ装着部110から取り外され、新しいインクカートリッジ30が装着される。カートリッジ装着部110からインクカートリッジ30から取り出されるとき、IC基板85が接点125から離間するに伴って、エレクトロクロミック素子43への電圧の印加が停止される。これにより、EC素子43は、第2状態から第1状態となる。したがって、仮にインク室36内のインクが消費される前にカートリッジ装着部110からインクカートリッジ30が取り出され、そのインクカートリッジ30が再びカートリッジ装着部110に装着されたとしても、IC基板85が接点125と接続されることによりEC素子43に電圧が印加されると、EC素子43は再び第1状態から第2状態となる。これにより、再び装着されたインクカートリッジ30の種別などが適正であるか否かを、前述と同様にして演算装置130が判定することができる。
インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110から取り外されるときには、回動部材80の後端部82が、ユーザによって下向きへ押し下げられる。これにより、回動部材80の先端部81が上向きへ移動して、係止部45の底面から離間する。この先端部81の移動に伴って、係合部材145がロック位置からアンロック位置まで上向き回動されて、係合部材145によるインクカートリッジ30の保持が解除される。
係合部材145がアンロック位置に移動されることにより、インクカートリッジ30を取出向き55に押す力によって、インクカートリッジ30が取出向き55に移動される。また、インクカートリッジ30が取出向き55へ移動することによって、インクニードル117がインク供給部34から抜け出る。これにより、インク供給バルブ70がコイルバネ73の復元力によって押され、インク供給口71を閉塞する。
さらに、インクカートリッジ30が取出向き55へ移動することによって、IC基板85は、本体31と共に取出向き55に移動し、電極86、87、88と各接点124とが離間され、IC基板85側のICとプリンタ10側の演算装置130との電気的な接続が解除される。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態によれば、エレクトロクロミック素子であるEC素子43の透光状態の変化に基づいて、インクカートリッジ30の種別などが適正であるか否かを光学的に判定することができる。
また、EC素子43が残量検知部33を区画するので、残量判定が必要なときにはEC素子43に電圧が印加されてEC素子43が透光状態(第2状態)となり、残量判定が不要なときには、例えばインクカートリッジ30が未だカートリッジ装着部110に装着されていない保存や輸送時には、電圧が印加されずにEC素子43が遮光状態(第1状態)となる。これにより、残量判定が不要なときにはEC素子43を通じて残量検知部33やインク室36の内部に左右方向51から外光が入射せず、インク室36への外光の入射が減少するので、外光によるインクの劣化が抑制できる。
また、インクカートリッジ30がIC基板85を有するので、EC素子43により判定可能な種別以外の情報がIC基板85に記憶される。
また、IC基板85とEC素子43とがケーブル89により接続されているので、インクカートリッジ30に、EC素子43に電圧を印加するための電源を別途設ける必要がない。
[変形例]
上記実施形態では、残量検知部33にEC素子43が設けられているが、残量検知部33を構成する壁自体がEC素子43であってもよい。残量検知部33の壁自体をEC素子43とすることにより、電圧が印加されていない状態ではEC素子43が第1状態において残量検知部33への外光の入射が遮られる。また、残量検知部33の左右方向51に対向する一対の壁のうち一方のみにEC素子43が設けられ、他方は透過性の材料とされてもよい。このような実施形態であっても、EC素子43の状態によってインクカートリッジ30が適正であるかを判定することができる。また、残量検知部33にEC素子43が全く設けられない構成に比べて、外光の入射を抑制することができる。
さらに、残量検知部33を区画する壁以外の壁、例えば、本体31の後壁41又は後壁41の一部がEC素子により構成されてもよい。これにより、後壁41に所定の電圧が印加されると後壁41又は後壁41の一部が透光状態になるので、後壁41又は後壁41の一部を通じてインク室36のインク残量を目視により確認することができる。
また、エレクトロクロミック素子として、電圧が印加されていない状態では透光性を有しており、電圧が印加されることにより透光性が下がる(遮光状態となる)ものが採用されてもよい。また、エレクトロクロミック素子の透光状態の変化は、光を完全に透過可能な状態と、完全に光を遮光する状態とである必要はない。つまり、第1状態と第2状態との間で透光性が変化していればよい。
また、上記実施形態では、EC素子43にはIC基板85を通じて電圧が印加されるように構成されていたが、IC基板85とは別に、インクカートリッジ30の表面に電源供給用の端子を設け、その端子とEC素子43とをケーブルによって電気的に接続することにより、EC素子43へ電圧を印加可能に構成されてもよい。
また、EC素子43の状態によって判定されるインクカートリッジ30に関する情報は、インクカートリッジ30の色などが適正であるか否かの情報に限られない。例えば、インクカートリッジ30のインク室36に充填されているインクの初期充填量が、EC素子43の状態によって判定されてもよい。
また、本実施形態では、電圧印加開始から所定時間経過後のEC素子43の透光性に基づいてインクカートリッジ30が適正であるかの判定が行われたが、例えば、電圧が印加される前のEC素子43に対して光学センサ114により不透光状態を検出し、その後に電圧を印加して所定時間経過のEC素子43の透光状態を光学センサ114により検出したことを条件として、インクカートリッジ30が適正であるかの判定をしてもよい。
また、残量検知部33やインク室36を区画する壁ではなく、例えば、図9に示されるように、本体31の前壁40の上端付近から前向きへ突出する透光部47がEC素子により構成されてもよい。図9に示されるように、カートリッジ装着部110において透光部47を検知可能な位置に光学センサ115が設けられることにより、透光部47が遮光状態又は透光状態のいずれであるかを検知することができる。
また、図10に示されるように、本体31の前壁40から後壁41に渡って光を通過させることができる光路90が前後方向53に沿って形成されており、光路90の途中に(図10では前壁40側に)EC素子からなる透光部91が設けられていてもよい。カートリッジ装着部110の終面102には、透光部91と前後方向53に対向してライト140が設けられている。ライト140から出射される光は、遮光状態の透光部91によって遮光され、また、透光状態の透光部91によって透過される。したがって、カートリッジ装着部110の開口112側において、ライト140の光を光路90を通じて目視により確認できるか否かによって、透光部91の状態を判定して、インクカートリッジ30が適正なものであるか否かを知ることができる。
また、前述された実施形態では、IC基板85が本体31の上壁39に設けられた例が挙げられているが、本発明はこれに限定されない。例えば、IC基板85は本体31の前壁40に設けられてもよい。
また、前述された実施形態では、インクを印刷流体の一例として説明したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、インク等の液体に代えて、トナー等の粉体を印刷流体としてもよい。
30 インクカートリッジ(印刷流体カートリッジ)
31 本体
33 残量検知部
34 インク供給部(印刷流体供給部)
36 インク室(貯留室)
43,44 壁(透光部)
47,91 透光部
85 IC基板(ICチップ)
114 光学センサ
124,125,126 接点
130 演算装置(判定部、出力部)

Claims (10)

  1. 印刷流体が貯留される貯留室を有する本体と、
    上記貯留室から外部へ印刷流体を流出可能な印刷流体供給部と、
    上記本体に設けられており、電圧の印加の有無によって、特定色である第1状態及び当該第1状態より透光性のよい第2状態に変化するエレクトロクロミック素子を有する透光部と、を具備する印刷流体カートリッジ。
  2. 上記透光部は、上記貯留室を区画する壁の少なくとも一部を構成している請求項1に記載の印刷流体カートリッジ。
  3. 上記エレクトロクロミック素子は、外部から電圧が印加されていない状態では上記第1状態であり、外部から電圧が印加されている状態では上記第2状態である請求項1又は2に記載の印刷流体カートリッジ。
  4. 上記貯留室と印刷流体が流通可能に設けられており、上記貯留室内の印刷流体の残量が検出可能な残量検知部を更に具備しており、
    上記残量検知部を区画する壁に上記透光部が設けられている請求項1に記載の印刷流体カートリッジ。
  5. 上記本体に設けられており、当該印刷流体カートリッジに関する情報を記憶するICチップを更に具備した請求項1から4のいずれかに記載の印刷流体カートリッジ。
  6. 上記ICチップは、記憶素子と、当該記憶素子から外部へアクセスするための端子と、を有しており、
    上記エレクトロクロミック素子は、上記端子と電気的に接続されている請求項5に記載の印刷流体カートリッジ。
  7. 上記本体は、外からの光が通過可能な導光路を有しており、
    上記透光部は、上記導光路の少なくとも一部に設けられている請求項1に記載の印刷流体カートリッジ。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の印刷流体カートリッジと、当該印刷流体カートリッジが装着されて上記印刷流体供給部を通じて上記貯留室から印刷流体の供給を受けるカートリッジ装着部と、を具備する印刷流体供給装置であって、
    上記カートリッジ装着部は、
    上記透光部に電圧を印加するための接点と、
    上記透光部を光学的に検出する光学センサと、
    上記光学センサの検出信号に基づいて上記透光部の状態を判定する判定部と、
    上記判定部の判定結果に基づいて、上記カートリッジ装着部に装着されている印刷流体カートリッジに関する情報を出力する出力部と、を有する印刷流体供給装置。
  9. 上記透光部は、上記印刷流体カートリッジが上記カートリッジ装着部に装着された状態において、前記接点を通じて電圧が印加されることにより上記第1状態から上記第2状態に変化するものである請求項8に記載の印刷流体供給装置。
  10. 上記接点に電圧を印加する電源を更に具備する請求項8又は9に記載の印刷流体供給装置。
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