JP2015194581A - 音楽再生システム、サーバ、及びプログラム - Google Patents

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【課題】ゲストユーザの自己顕示欲を満たしつつ、登録会員の増加を実現する音楽再生システムを提供する。【解決手段】カラオケ装置を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果が所定順位以上であることが判定され且つその演奏主体である利用者がSNSデータベース108に登録されているユーザIDに対応する利用者ではないことが判定された場合、仮IDを発行する仮識別情報発行制御手段126と、仮識別情報発行制御手段126が発行した仮ID、演奏評価結果、及び楽曲データを対応付けてSNSデータベース108に記憶させる情報登録制御手段124とを、備え、ゲストユーザが高い評価を得た場合、仮IDを発行してその評価結果を仮登録できることに加え、斯かる仮IDの発行を正式な会員登録の呼び水とする。【選択図】図4

Description

本発明は、音楽再生装置を備えた音楽再生システム、その音楽再生システムにおけるサーバ、及びそのサーバに係るプログラムに関し、特に、ゲストユーザの自己顕示欲を満たしつつ、正規登録会員の増加を実現するための改良に関する。
通信回線に接続されたサーバと、前記通信回線を介して前記サーバと通信可能に接続された音楽再生装置とを、含む音楽再生システムが知られている。斯かる音楽再生システムにおいて、前記音楽再生装置を用いて行った楽曲に係る演奏の評価結果を、楽曲毎に順位付けする技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載された楽曲別の採点ランキングと共に採点表示を行うカラオケ装置がその一例である。この技術によれば、前記音楽再生装置を用いて演奏を行う利用者の歌唱力を、全国規模で正確に比較延いては評価できるとされている。
特開2005−99288号公報
ところで、前記従来の技術においては、前記音楽再生システムを利用する利用者の会員登録を受け付け、前記演奏の評価結果を、その演奏の主体である利用者の識別情報と対応付けて記憶装置に記憶することが行われる。ここで、会員登録を行っていない利用者は一般にゲストユーザ等と呼ばれ、前記従来の技術では、斯かるゲストユーザの演奏に係る評価結果はランキングの対象とはされない。しかしながら、ゲストユーザの演奏がたまたま高い評価を得て、本来であればランキングの上位に食い込める場合においては、ゲストユーザがその記録をランキングに載せて欲しいという希望を持つことが考えられる。一方、前記音楽再生システムのサービス提供側としては、その音楽再生システムの利用拡大のためにゲストユーザを正式な会員登録に誘導したいという事情が存在する。本発明者等は、上記の事情を背景として鋭意研究を継続してきた一成果として、ゲストユーザの自己顕示欲を満たしつつ、登録会員の増加を実現する技術を発案するに至った。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、ゲストユーザの自己顕示欲を満たしつつ、登録会員の増加を実現する音楽再生システム、サーバ、及びプログラムを提供することにある。
斯かる目的を達成するために、本第1発明の要旨とするところは、通信回線に接続されたサーバと、前記通信回線を介して前記サーバと通信可能に接続された音楽再生装置とを、含む音楽再生システムであって、前記音楽再生装置を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果を、その楽曲データ及び利用者識別情報と対応付けて記憶する記憶手段と、前記音楽再生装置を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果とその楽曲データに対応して前記記憶手段に記憶された演奏評価結果とを比較し、前記音楽再生装置を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果の順位を算出する順位算出手段と、前記順位算出手段が算出した順位が所定順位以上であるか否かを判定する順位判定手段と、前記音楽再生装置を用いて演奏を行う利用者が、前記記憶手段に登録されている利用者識別情報に対応する利用者か否かを判定する利用者判定手段と、前記順位判定手段が前記演奏評価結果が所定順位以上であることを判定し且つその演奏の主体である利用者に関して前記利用者判定手段が前記記憶手段に登録されている利用者識別情報に対応する利用者ではないことを判定した場合、仮識別情報を発行する仮識別情報発行制御手段と、前記仮識別情報発行制御手段が発行した仮識別情報、前記演奏評価結果、及び前記楽曲データを対応付けて前記記憶手段に記憶させる情報登録制御手段とを、備えたことを特徴とするものである。
前記第1発明によれば、前記音楽再生装置を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果を、その楽曲データ及び利用者識別情報と対応付けて記憶する記憶手段と、前記音楽再生装置を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果とその楽曲データに対応して前記記憶手段に記憶された演奏評価結果とを比較し、前記音楽再生装置を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果の順位を算出する順位算出手段と、前記順位算出手段が算出した順位が所定順位以上であるか否かを判定する順位判定手段と、前記音楽再生装置を用いて演奏を行う利用者が、前記記憶手段に登録されている利用者識別情報に対応する利用者か否かを判定する利用者判定手段と、前記順位判定手段が前記演奏評価結果が所定順位以上であることを判定し且つその演奏の主体である利用者に関して前記利用者判定手段が前記記憶手段に登録されている利用者識別情報に対応する利用者ではないことを判定した場合、仮識別情報を発行する仮識別情報発行制御手段と、前記仮識別情報発行制御手段が発行した仮識別情報、前記演奏評価結果、及び前記楽曲データを対応付けて前記記憶手段に記憶させる情報登録制御手段とを、備えたものであることから、ゲストユーザが高い評価を得た場合、仮識別情報を発行してその評価結果を仮登録できることに加え、斯かる仮識別情報の発行を正式な会員登録の呼び水とすることができる。すなわち、ゲストユーザの自己顕示欲を満たしつつ、登録会員の増加を実現する音楽再生システムを提供することができる。
前記第1発明において、好適には、前記情報登録制御手段は、前記仮識別情報発行制御手段が前記仮識別情報を発行してから規定期間経過したか判断する経過判断手段と、前記仮識別情報発行制御手段が発行した前記仮識別情報に対応付けられて前記記憶手段に記憶された前記楽曲データに係る演奏評価結果が、その楽曲データに対応して前記記憶手段に記憶された評価結果のうち規定の順位以下となったか判断する所定順位判断手段と、前記経過判断手段及び前記所定順位判断手段の少なくとも一方の判断が肯定される場合、前記仮識別情報に対応付けられて前記記憶手段に記憶された情報を消去する消去手段とを、備えたものである。このようにすれば、正式な会員登録をしなければ前記記憶手段に記憶された情報が所定の条件で消去される構成とすることで、より効率的にゲストユーザを正式な会員登録に誘導することができる。
また、好適には、前記順位判定手段により前記演奏評価結果が所定順位以上であることを判定し且つその演奏の主体である利用者に関して前記利用者判定手段が前記記憶手段に登録されている利用者識別情報に対応する利用者ではないことを判定した場合、名前の入力を受け付ける画面を表示させる制御を行う名前入力受付表示制御手段と、名前の入力が受け付けられたか判断する入力判断手段とを、備え、前記仮識別情報発行制御手段は、前記入力判断手段が名前の入力が受け付けられたと判断した場合は、前記仮識別情報を発行するものである。このようにすれば、名前を入力した利用者に限って仮識別情報を発行することで、自己の演奏評価結果を登録する意思のない利用者に不快感を与えることを抑制できる。
また、好適には、利用者識別情報の入力を受け付ける画面を表示させるよう制御する識別情報入力受付表示制御手段と、前記仮識別情報の入力を受け付けたか判断する仮識別情報入力判断手段と、前記仮識別情報入力判断手段が前記仮識別情報の入力を受け付けたと判断した場合、正式登録を受け付ける画面を表示させる制御を行う正式登録受付表示制御手段とを、備えたものである。このようにすれば、より効率的にゲストユーザを正式な会員登録に誘導することができる。
また、好適には、前記情報登録制御手段は、前記正式登録が受け付けられた前記記憶手段に記憶されている前記仮識別情報を、前記正式登録に対応して発行された利用者識別情報に置き換えるものである。このようにすれば、実用的な態様でゲストユーザを正式な会員登録に誘導することができる。
前記目的を達成するために、本第2発明の要旨とするところは、通信回線に接続された音楽再生装置を備えた音楽再生システムにおいて、前記通信回線を介して前記音楽再生装置と通信可能に接続されたサーバであって、前記音楽再生装置を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果を、その楽曲データ及び利用者識別情報と対応付けて記憶する記憶手段と、前記音楽再生装置を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果とその楽曲データに対応して前記記憶手段に記憶された演奏評価結果とを比較し、前記音楽再生装置を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果の順位を算出する順位算出手段と、前記順位算出手段が算出した順位が所定順位以上であるか否かを判定する順位判定手段と、前記音楽再生装置を用いて演奏を行う利用者が、前記記憶手段に登録されている利用者識別情報に対応する利用者か否かを判定する利用者判定手段と、前記順位判定手段が前記演奏評価結果が所定順位以上であることを判定し且つその演奏の主体である利用者に関して前記利用者判定手段が前記記憶手段に登録されている利用者識別情報に対応する利用者ではないことを判定した場合、仮識別情報を発行する仮識別情報発行制御手段と、前記仮識別情報発行制御手段が発行した仮識別情報、前記演奏評価結果、及び前記楽曲データを対応付けて前記記憶手段に記憶させる情報登録制御手段とを、備えたことを特徴とするものである。このようにすれば、ゲストユーザが高い評価を得た場合、仮識別情報を発行してその評価結果を仮登録できることに加え、斯かる仮識別情報の発行を正式な会員登録の呼び水とすることができる。すなわち、ゲストユーザの自己顕示欲を満たしつつ、登録会員の増加を実現するサーバを提供することができる。
前記目的を達成するために、本第3発明の要旨とするところは、通信回線に接続された音楽再生装置を備えた音楽再生システムにおいて、前記通信回線を介して前記音楽再生装置と通信可能に接続されたサーバのコンピュータを、前記音楽再生装置を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果を、その楽曲データ及び利用者識別情報と対応付けて記憶する記憶手段、前記音楽再生装置を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果とその楽曲データに対応して前記記憶手段に記憶された演奏評価結果とを比較し、前記音楽再生装置を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果の順位を算出する順位算出手段、前記順位算出手段が算出した順位が所定順位以上であるか否かを判定する順位判定手段、前記音楽再生装置を用いて演奏を行う利用者が、前記記憶手段に登録されている利用者識別情報に対応する利用者か否かを判定する利用者判定手段、前記順位判定手段が前記演奏評価結果が所定順位以上であることを判定し且つその演奏の主体である利用者に関して前記利用者判定手段が前記記憶手段に登録されている利用者識別情報に対応する利用者ではないことを判定した場合、仮識別情報を発行する仮識別情報発行制御手段、及び、前記仮識別情報発行制御手段が発行した仮識別情報、前記演奏評価結果、及び前記楽曲データを対応付けて前記記憶手段に記憶させる情報登録制御手段として機能させることを特徴とするプログラムである。このようにすれば、ゲストユーザが高い評価を得た場合、仮識別情報を発行してその評価結果を前記記憶手段に仮登録できることに加え、斯かる仮識別情報の発行を正式な会員登録の呼び水とすることができる。すなわち、ゲストユーザの自己顕示欲を満たしつつ、登録会員の増加を実現するプログラムを提供することができる。
本発明の一実施例であるカラオケシステムの構成を例示する図である。 図1のカラオケシステムに備えられたカラオケ装置の構成を例示するブロック線図である。 図1のカラオケシステムに備えられたサーバの構成を説明する図である。 図1のカラオケシステムにおいて、図2のカラオケ装置及び図3のサーバ等に備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。 図2のカラオケ装置のディスプレイに表示される演奏評価結果画面を例示する図である。 図2のカラオケ装置における図5の画面表示と同期して、そのカラオケ装置と対応付けられた電子早見本装置に表示される名前入力受付画面を例示する図である。 図6の名前入力受付画面に従ってゲストユーザの名前の入力が受け付けられた場合における、図5の演奏評価結果画面の変化を例示する図である。 図2のカラオケ装置における図7の画面表示と同期して、そのカラオケ装置と対応付けられた電子早見本装置に表示される二次元コード発行画面を例示する図である。 図8の二次元コード発行画面において二次元コード発行ボタンに対する入力操作が行われた場合に表示される二次元コードを例示する図である。 図2のカラオケ装置によるログイン認証制御において、そのカラオケ装置に対応付けられた電子早見本装置に表示されるログイン認証画面を例示する図である。 図2のカラオケ装置のCPUによるカラオケ演奏制御の一例の要部を説明するフローチャートである。 図3のサーバのCPUによる情報登録管理制御の一例の要部を説明するフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の音楽再生システムの一実施例であるカラオケシステム10の構成を例示する図である。この図1に示すカラオケシステム10においては、カラオケボックス、スナック、旅館等の店舗12における複数の個室14a、14b、14c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に個室14と称する)にそれぞれ1台乃至複数台ずつ(図1では1台ずつ)音楽再生装置であるカラオケ装置16a、16b、16c、・・・(以下、特に区別しない場合には単にカラオケ装置16と称する)が設置されている。これら複数のカラオケ装置16は、LAN(local area network)24及びルータ22を介して通信回線20に接続されており、同様にその通信回線20に接続されたサーバ18等との相互間でその通信回線20を介して情報の通信が可能とされている。
前記カラオケシステム10は、複数の電子早見本装置28a、28b、28c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に電子早見本装置28と称する)を備えている。前記カラオケ装置16の利用に際して、各利用者(グループ)毎に1台乃至数台ずつの前記電子早見本装置28が貸与され、各個室14において後述するように前記カラオケ装置16との間で対応付け処理が行われることで、そのカラオケ装置16の遠隔操作装置として用いられるようになっている。図1に示すように、前記店舗12内には、前記複数のカラオケ装置16を相互に接続するLAN24が敷設されており、前記電子早見本装置28からのカラオケ装置16への入力は、所定のアクセスポイント26及びLAN24を介したLAN通信等により行われる。
前記通信回線20は、例えば公衆電話回線、ADSL回線、或いは光ファイバ回線等から構成されるWWW(World Wide Web)等のインターネットに接続された広域情報通信網である。前記サーバ18は、例えば、前記カラオケシステム10を管理する情報配信サービス提供会社によって運営されるサーバであり、そのカラオケシステム10における楽曲データ(カラオケデータ)、背景映像情報、曲間情報等のデジタルコンテンツ(Digital Contents)の保管や入出力管理の基本的な制御を行うセンタ装置として機能する。また、前記カラオケシステム10を利用する各利用者毎の、前記カラオケ装置16を用いたカラオケ演奏に関する情報を、その利用者の識別情報(ユーザID)と対応付けて記憶するSNSデータベース108(例えば、図3を参照)をはじめとする各種データベースを管理するデータベースサーバとして機能する。なお、本実施例においては、前記カラオケシステム10のセンタ装置としての機能及びデータベースサーバとしての機能を兼ね備えた単一の前記サーバ18を備えた構成について説明するが、それらセンタ装置及びデータベースサーバが個別のサーバとして構成されたものであってもよい。また、後述するサーバ18による各種制御が、複数のサーバにより分散的に実行される等の態様も考えられる。
図1に示すように、本実施例のカラオケシステム10は、前記通信回線20を介して複数のシステム乃至通信端末装置との間で相互に情報の送受信が可能とされている。すなわち、通信端末装置であるパーソナルコンピュータ30が前記通信回線20に接続されると共に、携帯型情報通信端末としての携帯電話機32及びタブレット34等が中継基地局36を介して前記通信回線20に接続されており、それらパーソナルコンピュータ30、携帯電話機32、タブレット34等と前記サーバ装置18等との間で相互に情報の送受信が可能とされている。前記通信回線20に、前記携帯電話機32及びタブレット34等から前記カラオケ装置16に対する選曲入力等の情報を中継する所謂プロキシサーバ(proxy server)が接続され、前記携帯電話機32及びタブレット34等から前記カラオケ装置16への情報の入力がそのプロキシサーバを中継して行われるように構成されたものであってもよい。
図2は、前記カラオケ装置16の構成を例示するブロック線図である。この図1に示すように、本実施例のカラオケ装置16は、中央演算処理装置であるCPU42と、読出専用メモリであるROM44と、随時書込読出メモリであるRAM46と、記憶装置であるハードディスク48と、グラフィックスチップ(グラフィックスボード)等の映像処理部50と、サウンドチップ(サウンドボード)等の音声処理部52と、操作パネル54と、表示制御部56及び入力制御部58を介して前記CPU42に接続されたタッチパネルディスプレイ60と、LANインターフェイス66と、無線通信部68と、ビデオ出力端子70を介して前記映像処理部50に接続された映像表示装置であるディスプレイ72と、オーディオ入力端子74を介して前記音声処理部52に接続された音声入力装置であるマイクロフォン76と、オーディオ出力端子78を介して前記音声処理部52に接続された音声増幅装置であるアンプ80と、そのアンプ80に備えられた音声出力装置であるスピーカ82とを、備えて構成されている。
前記CPU42は、前記RAM46の一時記憶機能を利用しつつ前記ROM44に予め記憶された所定のプログラムに基づいて電子情報を処理・制御する所謂マイクロコンピュータであり、前記カラオケ装置16における各種制御を実行する。すなわち、前記操作パネル54、タッチパネルディスプレイ60、或いは電子早見本装置28等により所定の楽曲(カラオケ演奏曲)が選曲入力された場合、その選曲入力された楽曲を前記RAM46等に設けられた予約曲テーブルに登録する選曲予約制御、その予約曲テーブルの演奏順に従って前記ハードディスク48から前記RAM46に選曲されたカラオケ演奏曲の演奏情報及び歌詞情報(楽曲データ)を読み出す楽曲データ読出制御、楽曲の演奏進行に応じてそのRAM46から前記音声処理部52へ演奏情報を送信する演奏出力制御、その演奏出力制御に際して前記RAM46に展開された歌詞情報に基づいて歌詞文字映像を生成して前記映像処理部50へ送信する歌詞文字映像出力制御、前記演奏出力制御に際して前記映像処理部50を制御して所定の背景映像を再生させる背景映像出力制御、及びカラオケ演奏が行われていない間すなわち曲間において、新譜情報、選曲ランキング、店舗広告等の曲間情報を出力させる曲間情報出力制御等の基本的な制御を実行する。
前記映像処理部50は、前記ディスプレイ72に表示される画面(映像)の描画に係る各種制御を行う。例えば、前記CPU42から供給されるデータに基づいてグラフィックスメモリにそのデータを書き込み、そのデータを読み出すことによって前記ビデオ出力端子70を介して前記ディスプレイ72に所定の画面を表示させる制御を行う。具体的には、前記カラオケ装置16による楽曲の演奏出力(カラオケ演奏)に際して、前記CPU42において生成された歌詞文字映像等の文字映像(テロップ)を出力させたり、前記ハードディスク48に記憶されたMPEG(Moving Picture Experts Group)データ等の背景映像情報に基づいて所定の背景映像を再生(デコード)させたり、その背景映像の前面側に前記歌詞文字映像を合成させて前記ディスプレイ72に表示させたり、その歌詞文字映像を前記楽曲の演奏進行に応じて順次色替わり表示させる等の各種表示制御を行う。なお、本実施例においては、前記映像処理部50により前記ディスプレイ72の表示制御を行う一方、後述する表示制御部56により前記タッチパネルディスプレイ60(表示装置62)の表示制御を行う態様について説明するが、前記映像処理部50により前記タッチパネルディスプレイ60の表示制御をも行う態様も考えられる。この態様において、前記表示制御部56は必ずしも設けられなくともよい。
前記音声処理部52は、FM音源やPCM音源等の各種音源を備え、前記カラオケ装置16による音声出力に係る各種制御を行う。好適には、電子回路により音を合成し、各種音色を発生するシンセサイザ(synthesizer)を備えている。このシンセサイザは、前記ハードディスク48から読み出されて送られて来るカラオケ演奏曲の演奏情報に基づいて楽器の演奏信号等の音楽信号を生成する。前記シンセサイザは、好適には、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)端子を備えたものであり、前記演奏情報は、例えばMIDI形式のデータである。そのMIDIデータに基づいて前記シンセサイザにより生成された音楽信号は、前記マイクロフォン76から前記オーディオ入力端子74を介して入力される利用者(演奏者)の歌声とミキシングされ、前記オーディオ出力端子78を介して前記アンプ80に供給されてそのアンプ80により増幅されて前記スピーカ82から出力される。
前記操作パネル54は、前記カラオケ装置16の利用者が歌いたい楽曲を選択したり、楽曲の演奏出力に係る音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための操作ボタン(スイッチ)或いはつまみを備えた入力装置である。また、前記タッチパネルディスプレイ60は、画像(映像)を表示させると共に利用者の操作に応じて前記カラオケ装置16への操作入力を行う装置であり、そのタッチパネルディスプレイ60に所定の画像(映像)を表示させる表示装置62と、利用者の指や図示しない備え付けのペン等による前記タッチパネルディスプレイ60への接触により入力を行うタッチパネル64とを、備えている。前記表示制御部56は、前記CPU42から供給される情報に基づいて前記表示装置62に表示される画面(映像)の描画を制御する映像処理部である。前記入力制御部58は、前記タッチパネル64により入力される操作入力情報を前記CPU42等に供給する入力処理部である。以上の構成を備えていることで、前記タッチパネルディスプレイ60は、前記ディスプレイ72とは別に第2の映像表示装置として機能すると共に、前記カラオケ装置16の利用者が歌いたい楽曲を選択したり、楽曲の演奏出力に係る音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための入力装置として機能する。
前記LANインターフェイス66は、前記カラオケ装置16をLAN接続端子84を介して前記LAN24に接続するための接続器であり、そのように前記LAN24に接続されることで、前記カラオケ装置16は、同様に前記LAN24に接続された前記電子早見本装置28等の他の機器との間で情報の送受信が可能とされる。また、前記カラオケ装置16が設置される店舗等に複数台のカラオケ装置が備えられている場合において、同様に前記LAN24に接続されたカラオケ装置16相互間において情報の送受信が可能とされる。例えば、前記LAN24に接続されたアクセスポイント26を介して受信される前記電子早見本装置28からの選曲入力を受け付けて前記RAM46に設けられた予約曲テーブルに記憶したり、そのアクセスポイント26を介して前記カラオケ装置16から前記電子早見本装置28へ所定の情報を送信したりというように、電波を介して前記カラオケ装置16と電子早見本装置28との間における相互の情報のやりとりが実行される。
前記カラオケ装置16は、図1に示すように、前記LAN24及びルータ22等を介して前記通信回線20に接続されており、同様にその通信回線20に接続された他の機器との相互間でその通信回線20を介して情報の通信が可能とされている。好適には、前記通信回線20を介して前記サーバ18に接続されており、そのサーバ18から楽曲データ(カラオケデータ)、背景映像情報、及び曲間情報等のデジタルコンテンツ(Digital Contents)の配信を受け付けるものである。すなわち、前記カラオケ装置16は、好適には、所定の通信回線に接続されてサーバとの間で各種情報の送受信を行う通信カラオケ装置であるが、後述するように、斯かる通信回線に接続されない非通信型のカラオケ装置等にも本発明は好適に適用される。前記電子早見本装置28は、好適には、前記通信回線20を介して前記サーバ18との間で情報の送受信を行う。また好適には、公知のウェブブラウザ等により、前記サーバ装置18により生成された画面を表示させるものである。
前記無線通信部68は、前記カラオケ装置16と前記電子早見本装置28等の入力装置との間の無線通信を行う。例えば、前記電子早見本装置28等の入力装置から送信されるリモコン信号を受信するリモコン受信部として機能する。前記カラオケ装置16と電子早見本装置28との対応付け(くくりつけ)処理は、好適には、斯かるリモコン信号(赤外線信号)により前記無線通信部68を介して行われる。すなわち、前記電子早見本装置28は、それぞれ個別のシリアル番号を有しており、前記対応付け処理においては、例えばそのシリアル番号(例えば、下4桁)及び所定の接続コードを含む信号が接続通知として前記カラオケ装置16へ送信され、前記無線通信部68によりその接続信号を受信したカラオケ装置16に対して前記電子早見本装置28が対応付けられる。そのようにして前記カラオケ装置16に対応付けられた電子早見本装置28は、そのカラオケ装置16の入力装置(遠隔操作装置)として機能し、その電子早見本装置28から送信される信号が前記CPU42に供給されることで、前記カラオケ装置16の利用者が歌いたい楽曲を選択したり、楽曲の演奏出力に係る音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための入力が受け付けられるようになっている。なお、前記対応付け処理が行われた後、前記電子早見本装置28と前記カラオケ装置16との間の通信は、前記LAN24及びアクセスポイント26等を介したLAN通信により行われる。また、本実施例においては、前記カラオケ装置16に対応付け処理の行われた電子早見本装置28等の入力装置もそのカラオケ装置16の一部を構成するものであるとして以下の説明を行う。
図3は、前記サーバ18の構成を説明する図である。この図3に示すように、前記サーバ18は、中央演算処理装置であるCPU90、読出専用メモリであるROM92、及び随時書込読出メモリであるRAM94を備え、前記CPU90によりRAM94の一時記憶機能を利用しつつROM92に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂ノイマン式コンピュータである。また、TFTやPDP等の映像表示装置96と、その映像表示装置96による映像の表示を制御するためのビデオボード(グラフィックスチップ)等の映像処理部98と、キーボード等の入力装置100と、その入力装置100による入力を処理するためのインターフェイス102と、前記CPU90等を前記通信回線20に接続するための通信処理部104とを、備えて構成されている。
図3に示すように、前記サーバ18は、楽曲データベース106及びSNSデータベース108をはじめとする各種データベースを備えている。この楽曲データベース106は、前記カラオケシステム10における前記カラオケ装置16等に配信するための多数の楽曲データ(カラオケデータ)を記憶するものであり、新しく作成された楽曲データはこの楽曲データベース106に蓄積される。そして、所定の配信制御プログラムにより定期的に、或いは前記カラオケ装置16等からの配信要求に応じて、随時新たな楽曲データが前記サーバ18の楽曲データベース106から前記通信回線20を介して配信され、前記カラオケ装置16等に配信される。この楽曲データベース106に記憶される楽曲データについては、前記カラオケ装置16側に設けられた楽曲データベース110の説明において後述する。
前記SNSデータベース108は、前記カラオケシステム10の利用者を対象とするソーシャルネットワークサービス(Social Network Service)に係る各種情報を記憶する。このソーシャルネットワークサービスとは、例えば、予め会員登録された会員相互間に限定して情報の閲覧等のサービスを提供する会員制のコミュニティ型のウェブサイトをいう。なお、以下の説明において、ソーシャルネットワークサービスをSNSと略称する。前記SNSデータベース108は、前記カラオケシステム10を利用する各利用者毎の、前記カラオケ装置16を用いたカラオケ演奏に関する情報を、その利用者の識別情報(ユーザID)と対応付けて記憶する記憶装置である。このSNSデータベース108には、ユーザIDにより識別される各利用者毎に、例えばその利用者の名前(ニックネーム)、生年月日、実際の年齢、性別、メールアドレス、利用者の住所又は居所に対応する地域、血液型、星座、SNSへのログイン認証に用いられるパスワード、パスワードを忘れたときのための質問及び解答、アバタ(ネット上において利用者を象徴する人型映像)に関する情報、及び利用者の歌年齢等の情報がその利用者のユーザIDと対応付けられて記憶される。この歌年齢とは、利用者の楽曲の好みの傾向がどの程度の年代(何歳)に相当するものかを示す仮想的な年齢情報であり、対象となる利用者が前記カラオケ装置16において過去に選曲(演奏)した楽曲に基づいて判断される値である。
また、前記SNSデータベース108には、各利用者の前記カラオケ装置16を用いたカラオケ演奏に関する情報として、例えばその利用者が過去に利用したカラオケ装置16に対応する店舗12(そのカラオケ装置16が設置された店舗12)に関する情報である来店履歴、その利用者が前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏において十八番曲或いはお気に入りとして登録した楽曲(簡易な操作により選曲入力を行い得るように設定された楽曲)に関する情報、その利用者が過去に前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏において選曲した選曲履歴(カラオケ装置16において過去に選曲された楽曲の履歴)に関する情報、その利用者が前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏において過去に行った演奏評価の評価結果に関する情報、及びその利用者がフレンドとして登録した他の利用者に関する情報等が各利用者毎にその利用者のユーザIDと対応付けられて記憶される。
前記カラオケ装置16における前記ハードディスク48等の記憶装置には、前記楽曲データを記憶する楽曲データベース110(例えば、図4を参照)が設けられている。この楽曲データベース110は、前記カラオケ装置16により出力可能な楽曲にそれぞれ対応する多数(例えば、数万曲分)の楽曲データを記憶する。この楽曲データは、前記音声処理部52により所定の楽器の演奏音を生成するための演奏情報を含む。前記楽曲データは、好適には、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)形式のデータである。前記楽曲データは、歌詞文字映像(歌詞テロップ)を生成するための歌詞情報と、その歌詞情報に基づいて生成された歌詞文字映像を演奏の進行に合わせて順次色替わりさせてゆくための歌詞色替情報とを、含むものであり、コンテンツIDである各楽曲に固有の選曲番号により識別される。また、前記楽曲データには、その楽曲の曲名、アーティスト名(歌手名)、発表年月日等の情報が関連づけられて記憶されている。前述のように、前記カラオケシステム10においては、新しく作成された楽曲データは前記サーバ18の楽曲データベース106に蓄積される。そして、前記カラオケ装置16によって常に新しい曲が演奏可能とされるように、随時新たな楽曲データ等が前記サーバ18から前記通信回線20を介して配信され、各カラオケ装置16における前記ハードディスク48の楽曲データベース110に記憶される。
図4は、前記カラオケシステム10において、前記カラオケ装置16及び前記サーバ18等に備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。この図4に示す演奏曲出力制御手段120、演奏評価制御手段122、識別情報入力受付表示制御手段144、名前入力受付表示制御手段150、及び正式登録受付表示制御手段152は、好適には、前記カラオケ装置16のCPU42に機能的に備えられたものである。換言すれば、所定のプログラムにより、前記CPU42が前記各制御手段として機能させられるものである。図4に示す情報登録制御手段124、順位算出手段146、順位判定手段148、ログイン認証制御手段138、及び記憶手段としての前記SNSデータベース108は、好適には、前記サーバ18のCPU90に機能的に備えられたものである。換言すれば、所定のプログラムにより、前記CPU90が前記各制御手段として機能させられるものである。
図4に示す各制御手段は、前記構成とは異なる装置に備えられたものであってもよい。例えば、前記識別情報入力受付表示制御手段144、前記名前入力受付表示制御手段150、及び前記正式登録受付表示制御手段152は、前記カラオケ装置16に対応付けられた前記電子早見本装置28に機能的に備えられたものであってもよい。また、前記ログイン認証制御手段138は、前記カラオケ装置16又は前記電子早見本装置28に機能的に備えられたものであってもよい。前記ログイン認証制御手段138、前記識別情報入力受付表示制御手段144、前記名前入力受付表示制御手段150、及び前記正式登録受付表示制御手段152は、前記通信回線20に接続された前記パーソナルコンピュータ30、携帯電話機32、タブレット34等に機能的に備えられたものであってもよい。図4に示す各制御手段が、前記サーバ18のCPU90に機能的に備えられ、そのサーバ18から前記カラオケ装置16に対して各種データが配信(例えば、ストリーミング配信)されることにより以下の制御が実現されるものであってもよい。換言すれば、本発明の一実施例であるプログラムにより、前記サーバ18のCPU90が図4に示す各制御手段として機能させられる。すなわち、本発明は、図4に示す各制御手段が、前記サーバ18に一元的に備えられ、そのサーバ18により以下に詳述する制御が完結する態様にも好適に適用されるが、本実施例においては、図4に示す各制御手段が、前記カラオケ装置16及び前記サーバ18に分散的に備えられ、それらカラオケ装置16及びーバ18が相互に情報の送受信を行うことにより以下に詳述する制御を実現する態様について説明する。
前記演奏曲出力制御手段120は、前記カラオケ装置16による楽曲データに基づく演奏曲の出力を制御する。すなわち、前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏を制御する。具体的には、前記RAM46等の予約曲テーブルにおける上位の予約曲から順に(すなわち入力順に)、その予約曲テーブルに記憶された予約曲の選曲番号に対応する楽曲データを前記ハードディスク48に備えられた前記楽曲データベース110から読み出し、その楽曲データに含まれる演奏情報に基づいて演奏曲の出力を制御する。すなわち、演奏情報としてのMIDIデータに基づいて、前記音声出力部52によりそのMIDIデータにおける楽譜情報としてのトラック乃至チャンネルに対応する楽器の演奏音(音楽情報)を出力させ、前記アンプ80を介して前記スピーカ82から出力させる。また、前記楽曲データに含まれる歌詞情報等に基づいて、カラオケ演奏に係る演奏映像の出力を制御する。すなわち、前記楽曲データに基づく演奏曲の出力に際して、その楽曲データに含まれる歌詞情報に基づいて歌詞文字映像を生成し、その歌詞文字映像を前記ディスプレイ72に表示させる。また、前記歌詞情報における色替わりタイミング情報に基づいて、前記歌詞文字映像を順次色替わりさせる制御を行う。
前記演奏評価制御手段122は、前記カラオケ装置16による演奏曲の出力に際して、音声入力装置である前記マイクロフォン76から入力される音声情報に基づいて、その音声情報の入力主体である利用者の演奏評価(歌唱評価)を行う。すなわち、前記演奏曲出力制御手段120による所定の楽曲データに基づく演奏曲の出力と併行して、前記マイクロフォン76から入力される音声に対応して、音程、音量、及びテンポのうち少なくとも1つを評価基準とする評価を行う。具体的には、前記演奏曲の出力に際して、前記音声処理部52を介して出力されるその演奏曲のピッチ(音程)及びテンポと、前記マイクロフォン76により入力される音声情報のピッチ及びテンポとを比較することにより斯かる演奏曲の演奏評価を行う。この演奏評価の態様としては、例えば、百点満点中何点というように数値的に採点を行うものであってもよいし、20段階評定の何れに当てはまるかを判定するというように簡易なものであってもよい。また、斯かる演奏評価制御は、演奏と併行して各区分毎に複数回行われた評価を、演奏終了時に集計するものであってもよいし、前記RAM46等に入力音声情報を記録しておき、演奏終了時にそれを対象となる演奏曲の演奏情報に基づいて評価するものであってもよい。
前記演奏評価制御手段122は、演奏主体である利用者毎に前記演奏評価を行う。例えば、前記RAM46等の予約曲テーブルに記憶された予約曲の演奏に係る演奏評価において、その演奏曲に対応付けられて記憶された選曲主体である利用者のユーザIDに基づいて演奏主体である利用者を判別し、その利用者に対応して斯かる演奏評価を行う。換言すれば、前記予約曲テーブルに記憶された演奏曲(予約曲)に対応付けられた利用者をその演奏曲の演奏主体として前記演奏評価制御を行う。また、後述のように、ユーザIDに対応付けられていない予約曲すなわちゲストユーザを演奏主体とする予約曲の演奏に係る演奏評価をも実行する。前記演奏評価制御手段122による評価結果は、前記通信回線20を介して前記サーバ18へ送信(アップロード)され、前記SNSデータベース108に各利用者毎に(演奏主体である利用者に対応付けられて)記憶される。基本的には、ゲストユーザを演奏主体とする演奏評価結果は前記SNSデータベース108には記憶されない。また好適には、前記演奏評価制御手段122による評価結果は、その評価の対象となる演奏曲(演奏評価が行われた際に出力されていた演奏曲)毎に、例えばその演奏曲の選曲番号と対応付けられて記憶される。ここで、各利用者により所定の演奏曲に関して複数回の演奏が行われ、前記演奏評価制御手段122により複数回の演奏評価が行われた場合、それら複数回の演奏評価結果の平均値が記憶されるものであってもよいし、毎回の演奏評価結果が逐次記憶されるものであってもよい。
前記情報登録制御手段124は、前記カラオケシステム10における各利用者に係る情報管理制御を行う。好適には、前記カラオケシステム10におけるSNSに関する情報登録制御をはじめとする各種制御を行う。具体的には、前記電子早見本装置28、パーソナルコンピュータ30、或いは携帯電話機32等による入力操作に応じて、前記SNSデータベース108に新規ユーザ(利用者)の登録を行ったり、そのSNSデータベース108に記憶された登録内容を変更(更新)したり、そのSNSデータベース108に記憶された複数の利用者をフレンドとして相互に対応付けて登録したりというように、前記カラオケシステム10におけるSNSの統括的な管理制御を行う。
前記ログイン認証制御手段138は、前記電子早見本装置28、パーソナルコンピュータ30、或いは携帯電話機32等により入力される識別情報(ユーザID)に応じて前記カラオケシステム10におけるSNSの利用者を認証し、その認証が正常に行われた場合にはその識別情報をもってその利用者のSNSへのログインを許可する。前記識別情報入力受付表示制御手段144は、前記ログイン認証制御手段138によるログイン認証制御に際して、利用者識別情報の入力を受け付ける画面を表示させるよう制御する。
図10は、前記カラオケ装置16によるログイン認証制御において、前記識別情報入力受付表示制御手段144によりそのカラオケ装置16に対応付けられた電子早見本装置28に表示されるログイン認証画面160を例示する図である。このログイン認証画面160には、それぞれ個別の文字を示す複数の文字ボタン162が表示される。例えば、図10に示すように、大文字のアルファベット、小文字のアルファベット、及び0〜9の数字にそれぞれ対応する複数の文字ボタン162が表示される。この文字ボタン162に対応する入力操作が行われた場合、入力された文字乃至文字列が文字表示欄164に表示される。前記ログイン認証画面160に表示された一字削除ボタン166に対応する入力操作が行われた場合、前記文字表示欄164に表示された文字が1文字削除される。前記文字ボタン162に対応する入力操作が行われ、前記文字表示欄164に所定の文字乃至文字列が表示された状態で、前記ログイン認証画面160に表示された認証ボタン168に対応する入力操作が行われると、その文字表示欄164に表示された文字乃至文字列が前記ログイン認証制御に係る識別情報(ユーザID)として受け付けられる。同様に、前記複数の文字ボタン162等に対応する入力操作により、前記ログイン認証制御に係るパスワードの入力が受け付けられる。図10は、後述する仮IDの入力を受け付ける画面でもあり、上記と同様に、前記複数の文字ボタン162等に対応する入力操作により、斯かる仮IDの入力が受け付けられる。
前記ログイン認証制御手段138は、前記電子早見本装置28、パーソナルコンピュータ30、或いは携帯電話機32等によるログイン認証制御に際して、前記識別情報入力受付表示制御手段144により表示される図10に示すような画面に従って識別情報であるユーザID及びパスワードが入力された場合、そのユーザIDに対応付けられて前記SNSデータベース108に記憶されたパスワードが入力されたものと一致するか否かを照会し、一致する場合には正常な認証を行う一方、一致しない場合にはエラーとする。前記ログイン認証制御手段138は、前記情報登録制御手段124の一部として構成されたものであってもよい。また、基本的には、前記SNSデータベース108への登録を行っていない利用者に関しては、その利用者をゲストユーザとして認証する。例えば、前記ログイン認証に際して、ユーザIDの入力が行われず、ゲストユーザとしてログインする旨の入力が行われた場合には、その利用者をゲストユーザとして認証する。
前記情報登録制御手段124は、前記SNSデータベース108に記憶されたカラオケ演奏に関する情報のうち、前記ログイン認証制御手段138により認証された利用者に対応するカラオケ演奏に関する情報を前記電子早見本装置28、パーソナルコンピュータ30、或いは携帯電話機32等に閲覧可能に表示させる。具体的には、前記ログイン認証制御手段138により認証された利用者に対応して前記SNSデータベース108に記憶された各種情報を表示させる。そのように表示された各種情報に関して、前記電子早見本装置28等による入力操作に応じた登録内容の変更、フレンド登録の申請等を受け付ける。また、前記ログイン認証制御手段138により認証された利用者に対応して十八番曲に含まれる演奏曲及び選曲履歴に含まれる演奏曲等を選曲入力可能に表示させる。
前記情報登録制御手段124は、好適には、前記SNSデータベース108に記憶されたカラオケ演奏に関する情報のうち、前記ログイン認証制御手段138により認証された利用者のフレンドとして登録されている利用者に対応するカラオケ演奏に関する情報を前記電子早見本装置28、パーソナルコンピュータ30、或いは携帯電話機32等に閲覧可能に表示させる。このフレンドとは、本実施例のSNSにおいて、フレンドではない不特定多数の利用者とは一線を画す関係であることを示す身分であり、例えば、前記ログイン認証制御手段138により認証された利用者は、その利用者のフレンドとして登録されている利用者に対応するカラオケ演奏に関する情報は閲覧できるが、フレンドとして登録されていない利用者に対応するカラオケ演奏に関する情報は閲覧できない。また、前記情報登録制御手段124は、好適には、前記ログイン認証制御手段138により認証された利用者のフレンドとして登録されている利用者に対応するカラオケ演奏に関する情報を、そのフレンドの閲覧レベルに応じて前記電子早見本装置28に閲覧可能に表示させる。例えば、前記ログイン認証制御手段138により認証された利用者のフレンドとして登録されている利用者に関する情報であっても、その情報の閲覧レベルが「非公開」とされている場合にはその情報を閲覧が制限乃至禁止される。
前述のように、前記SNSデータベース108は、前記演奏評価制御手段122による所定の楽曲データに係る演奏評価結果を、その楽曲データ及び利用者識別情報と対応付けて記憶する。具体的には、前記演奏評価制御手段122による所定の楽曲データに係る演奏評価結果を、演奏主体である利用者のユーザID及び前記楽曲データの選曲番号と対応付けて記憶する。すなわち、本実施例においては、前記SNSデータベース108が、前記カラオケ装置16を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果を、その楽曲データ及び利用者識別情報と対応付けて記憶する記憶手段に相当する。
前記順位算出手段146は、前記演奏評価制御手段122による所定の楽曲データに係る演奏評価結果に関して、その楽曲データに対応して前記SNSデータベース108に記憶された演奏評価結果における順位を算出する。すなわち、前記演奏評価制御手段122による所定の楽曲データに係る演奏評価結果とその楽曲データに対応して前記SNSデータベース108に記憶された複数の演奏評価結果とを比較し、それら複数の演奏評価結果中における前記カラオケ装置16を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果の順位を算出する。換言すれば、所定の楽曲データに対応して前記SNSデータベース108に記憶された演奏評価結果を母集団として、前記演奏評価制御手段122によるその楽曲データに係る演奏評価結果のランキングを行う。前記順位判定手段148は、前記順位算出手段146が算出した順位が所定順位以上であるか否かを判定する。例えば、前記順位算出手段146が算出した順位が10位以内(1位〜10位)であるか否かを判定する。
前記ログイン認証制御手段138は、利用者判定手段140を備えている。この利用者判定手段140は、前記カラオケ装置16を用いて演奏を行う利用者が、前記SNSデータベース108に登録されている利用者識別情報に対応する利用者か否かを判定する。例えば、前記ログイン認証に際して、ユーザID及びパスワードの入力が行われた場合において、そのユーザIDに対応付けられて前記SNSデータベース108に記憶されたパスワードが入力されたものと一致すると判断される場合には、利用者が、前記SNSデータベース108に登録されている利用者識別情報に対応する利用者であると判定する。一方、前記ログイン認証に際して、ユーザIDの入力が行われず、ゲストユーザとしてログインする旨の入力が行われた場合には、その利用者が、前記SNSデータベース108に登録されている利用者識別情報に対応する利用者ではない(すなわち、ゲストユーザである)と判定する。
前記情報登録制御手段124は、仮識別情報発行制御手段126、経過判断手段128、所定順位判断手段130、消去手段132、及び入力判断手段134を備えている。前記仮識別情報発行制御手段126は、前記順位判定手段148により前記演奏評価結果が所定順位以上であることが判定され、且つその演奏の主体である利用者に関して前記利用者判定手段140が前記SNSデータベース108に登録されている利用者識別情報に対応する利用者ではないことを判定した場合、仮識別情報を発行する。換言すれば、前記利用者判定手段140によりゲストユーザであることが判定された利用者に関して、前記順位判定手段148により前記演奏評価結果が所定順位以上であることが判定された場合、仮識別情報を発行する。好適には、仮識別情報及びその仮識別情報に対応する仮パスワードを発行するが、仮識別情報のみを発行するものであってもよい。この仮識別情報とは、前記SNSデータベース108に関する利用者の仮登録に係る識別情報であり、以下に詳述するように正式に登録された利用者のユーザIDとは有効期間や消去条件等の種々の点で相違する。以下、仮識別情報を仮IDという。
前記仮識別情報発行制御手段126は、好適には、前記仮IDに対応して、前記携帯電話機32等により読み取り可能な二次元コードを表示させる。この二次元コードとは、例えば日本工業規格「JIS X 0510」に規定されたQRコード(株式会社デンソーウェーブ登録商標)のように、二次元(平面)的な図形からなる情報表現符号である。前記携帯電話機32等におけるデジタルカメラによりその二次元コードが撮影され、その携帯電話機32等に備えられたアプリケーションソフトウェアにより解読が行われることで、前記携帯電話機32等により前記仮IDに対応する文字列が取得される。前記仮識別情報発行制御手段126は、また好適には、前記仮IDに対応する文字列を、前記電子早見本装置28や前記ディスプレイ72に表示させるものであってもよい。
前記仮識別情報発行制御手段126は、好適には、前記入力判断手段134による判断に応じて前記仮IDを発行する。前記名前入力受付表示制御手段150は、前記順位判定手段148が前記演奏評価結果が所定順位以上であることを判定し、且つその演奏の主体である利用者に関して前記利用者判定手段140が前記SNSデータベース108に登録されている利用者識別情報に対応する利用者ではないことを判定した場合、名前の入力を受け付ける画面を表示させる制御を行う。この画面の表示制御については、図6等を用いて後述する。前記入力判断手段134は、前記名前入力受付表示制御手段150により表示される画面に従って名前(ニックネーム)の入力が受け付けられたか判断する。
前記仮識別情報発行制御手段126は、好適には、前記入力判断手段134が名前(ニックネーム)の入力が受け付けられたと判断した場合は、前記仮IDを発行する。すなわち、前記入力判断手段134が名前の入力が受け付けられたと判断しなかった場合、前記仮IDを発行しない。換言すれば、前記仮識別情報発行制御手段126は、好適には、前記入力判断手段134が名前の入力が受け付けられたと判断することを条件に、その入力された名前に対応して前記仮IDを発行する。
図5は、前記順位判定手段148が前記演奏評価結果が所定順位以上であることを判定し、且つその演奏の主体である利用者に関して前記利用者判定手段140が前記SNSデータベース108に登録されている利用者識別情報に対応する利用者ではないことを判定した場合に、前記カラオケ装置16のディスプレイ72に表示される演奏評価結果画面170を例示する図である。この演奏評価結果画面170においては、ゲストユーザの演奏評価結果が所定順位以上であった旨に加え、その演奏評価結果及び順位等が表示される。また、その時点まで演奏評価結果が1位であった利用者の名前(ニックネーム)、その演奏評価結果、及びその利用者に対応するアバタ映像等が表示される。更に、前記演奏評価結果に対応する楽曲データに係る演奏評価ランキング172として、前記SNSデータベース108に記憶された前記楽曲データに対応する演奏評価結果において所定順位(図5においては3位)以上である利用者の名前(ニックネーム)及び演奏が行われた店舗12の店舗名が、演奏評価結果が上位のものから列挙されている。
図6は、前記カラオケ装置16の前記ディスプレイ72における図5の画面表示と同期して、例えばそのカラオケ装置16と対応付けられた前記電子早見本装置28に表示される名前入力受付画面174を例示する図である。前記名前入力受付画面174には、それぞれ個別の文字を示す前記複数の文字ボタン162が表示される。図6においては、50音の平仮名にそれぞれ対応する複数の文字ボタン162が表示された例を示している。この文字ボタン162に対応する入力操作が行われた場合、入力された文字乃至文字列が前記文字表示欄164に表示される。前記名前入力受付画面174に表示された英数ボタン176に対応する入力操作が行われた場合、前記名前入力受付画面174に表示される前記複数の文字ボタン162が、図10に示すように大文字のアルファベット、小文字のアルファベット、及び0〜9の数字にそれぞれ対応するものに切り替えられる。前記名前入力受付画面174に表示されたカナボタン178に対応する入力操作が行われた場合、前記名前入力受付画面174に表示される前記複数の文字ボタン162が、50音の片仮名にそれぞれ対応するものに切り替えられる。前記名前入力受付画面174に表示された前記一字削除ボタン166に対応する入力操作が行われた場合、前記文字表示欄164に表示された文字が1文字削除される。前記文字ボタン162に対応する入力操作が行われ、前記文字表示欄164に所定の文字乃至文字列が表示された状態で、前記名前入力受付画面174に表示された登録ボタン180に対応する入力操作が行われると、その文字表示欄164に表示された文字乃至文字列がゲストユーザの名前(ニックネーム)として受け付けられる。
図7は、図6を用いて前述した名前入力受付画面174に従ってゲストユーザの名前の入力が受け付けられた場合における、前記カラオケ装置16のディスプレイ72に表示される演奏評価結果画面170の変化を例示する図である。前記名前入力受付画面174に従ってゲストユーザの名前の入力が受け付けられた場合、受け付けられた名前がユーザ名182として前記演奏評価結果画面170に表示される。また、名前の入力が受け付けられたことをもって前記仮識別情報発行制御手段126により発行された仮IDを示す文字列184が前記演奏評価結果画面170に表示される。また、ゲストユーザ用のアバタ映像186が前記演奏評価結果画面170に表示される。そして、名前の入力が受け付けられた利用者に係る演奏評価結果が、前記演奏評価結果画面170に表示された前記演奏評価ランキング172に反映される。
図8は、前記カラオケ装置16の前記ディスプレイ72における図7の画面表示と同期して、例えばそのカラオケ装置16と対応付けられた前記電子早見本装置28に表示される二次元コード発行画面188を例示する図である。図8に示す二次元コード発行画面188には、二次元コード発行ボタン192及び閉じるボタン194を含むホップアップ190が表示される。この閉じるボタン194に対応する入力操作が行われた場合、前記ホップアップ190が消去される。前記二次元コード発行ボタン192に対応する入力操作が行われた場合、図9に示すように、図7の演奏評価結果画面170に表示された仮IDに対応する二次元コード198、閉じるボタン200、及び正式登録開始ボタン202を含むホップアップ196が前記二次元コード発行画面188に表示される。この閉じるボタン200に対応する入力操作が行われた場合、前記ホップアップ196が消去される。前記正式登録開始ボタン202に対応する入力操作が行われた場合、後述する前記SNSデータベース108に対する正式登録を受け付ける制御が開始される。前記二次元コード198が前記携帯電話機32等におけるデジタルカメラにより撮影され、その携帯電話機32等に備えられたアプリケーションソフトウェアにより解読が行われることで、前記携帯電話機32等により前記仮IDに対応する文字列184が取得される。
前記情報登録制御手段124は、前記仮識別情報発行制御手段126が前記仮IDを発行した場合、その仮ID、前記演奏評価結果、及び前記楽曲データを対応付けて前記SNSデータベース108に記憶させる。すなわち、ゲストユーザのカラオケ演奏に関して、前記順位判定手段148が前記演奏評価結果が所定順位以上であることを判定し、前記仮識別情報発行制御手段126が前記仮IDを発行した場合、前記演奏評価結果及びその評価対象となった楽曲データの選曲番号を、発行された前記仮IDと対応付けて前記SNSデータベース108に記憶させる。好適には、前記演奏評価結果及びその評価対象となった楽曲データの選曲番号に加え、前記仮IDの発行に際して入力された利用者の名前(ニックネーム)を、発行された前記仮IDと対応付けて前記SNSデータベース108に記憶させる。
前記経過判断手段128は、前記仮識別情報発行制御手段126が前記仮IDを発行してから規定期間経過したか判断する。例えば、前記仮識別情報発行制御手段126が前記仮IDを発行した日から1ヶ月が経過したか否か判断する。或いは、前記仮識別情報発行制御手段126が前記仮IDを発行した日を含む月の翌月となったか否かを判断する。斯かる態様においては、前記仮識別情報発行制御手段126が前記仮IDを発行した日が2月5日である場合、3月1日になった時点で前記判断が肯定される。前記仮IDを発行した日が2月24日である場合においても、3月1日になった時点で前記判断が肯定される。
前記所定順位判断手段130は、前記仮識別情報発行制御手段126が発行した前記仮IDに対応付けられて前記SNSデータベース108に記憶された前記楽曲データに係る演奏評価結果が、その楽曲データに対応して前記SNSデータベース108に記憶された評価結果のうち規定の順位以下となったか判断する。例えば、前記仮IDに対応付けられて前記SNSデータベース108に記憶された前記楽曲データに係る演奏評価結果が、その楽曲データに対応して前記SNSデータベース108に記憶された演奏評価結果のうち4位以下となったか(すなわち、3位以内ではなくなったか)判断する。この所定順位判断手段130による判断の基準となる所定順位は、前記順位判定手段148の基準となる順位と同じであってもよいし、異なるものであってもよい。好適には、前記所定順位判断手段130による判断の基準となる所定順位は、前記順位判定手段148の基準となる順位よりも上位である。
前記消去手段132は、前記経過判断手段128及び前記所定順位判断手段130の少なくとも一方の判断が肯定される場合、前記仮IDに対応付けられて前記SNSデータベース108に記憶された情報を消去する。すなわち、前記仮識別情報発行制御手段126が前記仮IDを発行してから規定期間経過した場合には、その仮IDに対応付けられて前記SNSデータベース108に記憶された情報を消去する。前記仮識別情報発行制御手段126が発行した前記仮IDに対応付けられて前記SNSデータベース108に記憶された前記楽曲データに係る演奏評価結果が、その楽曲データに対応して前記SNSデータベース108に記憶された評価結果のうち規定の順位以下となった場合には、その仮IDに対応付けられて前記SNSデータベース108に記憶された情報を消去する。
前記ログイン認証制御手段138は、仮識別情報入力判断手段142を備えている。この仮識別情報入力判断手段142は、前記仮IDの入力を受け付けたか判断する。すなわち、前記電子早見本装置28、パーソナルコンピュータ30、或いは携帯電話機32等によるログイン認証制御に際して、前記識別情報入力受付表示制御手段144により表示される図10に示すような画面に従って入力された文字乃至文字列が、前記SNSデータベース108に仮IDとして登録されたものであるか判断する。
前記正式登録受付表示制御手段152は、前記仮識別情報入力判断手段142が前記仮IDの入力を受け付けたと判断した場合、正式登録を受け付ける画面を表示させる制御を行う。すなわち、前記ログイン認証制御手段138によるログイン認証制御に際して、前記識別情報入力受付表示制御手段144により表示される画面に従って入力された識別情報が、前記SNSデータベース108に仮IDとして登録されたものであると判断された場合には、その仮IDに対応する利用者に対して、前記SNSデータベース108への正式登録を受け付ける画面を表示させる。この画面に従って所定の入力制御が行われることにより、前記SNSデータベース108への正式登録が受け付けられる。前記情報登録制御手段124は、そのようにして正式登録が受け付けられた利用者に対して、正式登録に係る識別情報であるユーザIDを発行する。
前記情報登録制御手段124は、好適には、前記正式登録が受け付けられた前記SNSデータベース108に記憶されている前記仮IDを、前記正式登録に対応して発行された利用者識別情報としてのユーザIDに置き換える。すなわち、前記SNSデータベース108において前記仮IDに対応して記憶されていた演奏評価結果等の情報を、そのまま前記正式登録に係るユーザIDに対応して記憶される情報として前記SNSデータベース108に記憶させる。
図11は、前記カラオケ装置16のCPU42によるカラオケ演奏制御の一例の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)SA1において、前記RAM46等に設けられた予約曲テーブルに登録された予約曲が読み出され、その予約曲がユーザIDに対応付けられていない予約曲であるか否かが判断される。このSA1の判断が否定される場合には、SA2において、ユーザIDに対応付けられた予約曲の演奏処理が実行された後、本ルーチンが終了させられるが、SA1の判断が肯定される場合には、SA3において、SA1にて読み出された予約曲がゲストユーザを演奏主体とするものであることが判定される。次に、SA4において、SA1にて読み出された予約曲に係る楽曲データに対応する演奏曲の出力、歌詞文字映像表示制御、及び歌詞色替わり表示制御等の演奏処理が実行される。この演奏処理と併行して、前記マイクロフォン76から入力される音声情報に基づいて演奏評価が行われる。
次に、SA5において、楽曲データに対応する演奏曲の出力が終了したか否かが判断される。このSA5の判断が否定される場合には、SA4以下の処理が再び実行されるが、SA5の判断が肯定される場合には、SA6において、終了した演奏に係る演奏評価結果と前記楽曲データに対応して前記SNSデータベース108に記憶された演奏評価結果とが比較され、前記演奏評価結果の順位が算出される。そして、その順位が予め定められた所定順位以上であるか否かが判断される。例えば、前記演奏評価結果が前記サーバ18に送信され、そのサーバ18において前記演奏評価結果の順位が所定位以上であるか否かが判断される。このSA6の判断が否定される場合には、SA7において、前記演奏評価結果を含む画面が前記ディスプレイ72に表示された後、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SA6の判断が肯定される場合には、SA8において、前記演奏評価結果を含む図5に示すような画面が前記ディスプレイ72に表示されると共に、ゲストユーザの名前(ニックネーム)の入力を受け付ける図8に示すような画面が、例えば前記カラオケ装置16に対応付けられた前記電子早見本装置28に表示される。
次に、SA9において、図8に示すような画面に従って名前の入力が受け付けられたか否かが判断される。このSA9の判断が肯定される場合には、SA11以下の処理が実行されるが、SA9の判断が否定される場合には、SA10において、所定の終了操作が受け付けられたか否かが判断される。このSA10の判断が否定される場合には、SA9以下の処理が再び実行されるが、SA10の判断が肯定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられる。SA11においては、前記演奏評価結果に対応するゲストユーザに対して仮IDが発行される。例えば、図7に示すように前記仮IDに対応する文字列184を含む画像が前記ディスプレイ72に表示される。また、図9に示すように前記仮IDに対応する二次元バーコード198が前記電子早見本装置28等に表示される。次に、SA12において、SA11にて発行された仮ID、入力が受け付けられた名前、演奏評価結果、及び楽曲データの選曲番号等が対応付けられて前記サーバ18へ送信され、それをもって本ルーチンが終了させられる。
図12は、前記サーバ18のCPU90による情報登録管理制御の一例の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、SB1において、前記カラオケ装置16から仮ID、入力が受け付けられた名前、演奏評価結果、及び楽曲データの選曲番号等が受信される。次に、SB2において、SB1にて受信された仮ID、入力が受け付けられた名前、演奏評価結果、及び楽曲データの選曲番号等が対応付けられて前記SNSデータベース108に記憶される。次に、SB3において、前記電子早見本装置28等に表示された図10に示すような画面に従って仮IDが入力され、その仮IDに対応する正式会員登録の要求信号が行われてその要求信号が受信されたか否かが判断される。このSB3の判断が肯定される場合には、SB7以下の処理が実行されるが、SB3の判断が否定される場合には、SB4の処理が実行される。
SB4においては、仮IDに対応して前記SNSデータベース108に記憶された情報に関して、その仮IDが発行されてから所定の有効期間が経過したか否かが判断される。このSB4の判断が肯定される場合には、SB6以下の処理が実行されるが、SB4の判断が否定される場合には、SB5において、仮IDに対応して前記SNSデータベース108に記憶された情報に関して、その仮IDに対応付けられて記憶された所定の楽曲データに対応する演奏評価結果が規定の順位以下となったか否かが判断される。このSB5の判断が否定される場合には、SB3以下の処理が再び実行されるが、SB5の判断が肯定される場合には、SB6において、前記仮IDに対応して前記SNSデータベース108に記憶された情報が削除(消去)された後、本ルーチンが終了させられる。SB7においては、SB3にて受信された正式会員登録の要求信号に対応する仮IDに該当する情報が、前記SNSデータベース108から検索される。次に、SB8において、SB3にて受信された正式会員登録の要求信号に対応する仮IDを本登録するための会員登録画面情報が、前記要求信号の送信元である前記カラオケ装置16等へ送信される。
次に、SB9において、前記カラオケ装置16等から利用者情報が受け付けられたか否かが判断される。このSB9の判断が否定される場合には、SB9の判断が繰り返されることにより待機させられるが、SB9の判断が肯定される場合には、SB10において、受け付けられた利用者情報が前記仮IDに対応付けられて前記SNSデータベース108に記憶(登録)される。次に、SB11において、前記仮IDに対応付けられて前記SNSデータベース108に記憶された情報に関して、その仮IDが正規ID(正式なユーザID)に置き換えられる。次に、SB12において、前記仮IDに対応付けられて前記SNSデータベース108に記憶されていた情報が、置き換えられた正規IDに対応付けられて記憶された後、それをもって本ルーチンが終了させられる。
以上の制御において、SA4が前記演奏曲出力制御手段120及び前記演奏評価制御手段122の動作に、SB1〜SB12が前記情報登録制御手段124の動作に、SA11が前記仮識別情報発行制御手段126の動作に、SB4が前記経過判断手段128の動作に、SB5が前記所定順位判断手段130の動作に、SB6が前記消去手段132の動作に、SA9が前記入力判断手段134の動作に、SB3が前記ログイン認証制御手段138、前記仮識別情報入力判断手段142、及び前記識別情報入力受付表示制御手段144の動作に、SA1が前記利用者判定手段140の動作に、SA6が前記順位算出手段146及び前記順位判定手段148の動作に、SA8が前記名前入力受付表示制御手段150の動作に、SB8が前記正式登録受付表示制御手段152の動作に、それぞれ対応する。
本実施例によれば、音楽再生装置であるカラオケ装置16を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果を、その楽曲データ及び利用者識別情報であるユーザIDと対応付けて記憶する記憶手段としてのSNSデータベース108と、前記カラオケ装置16を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果とその楽曲データに対応して前記SNSデータベース108に記憶された演奏評価結果とを比較し、前記カラオケ装置16を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果の順位を算出する順位算出手段146(SA6)と、前記順位算出手段146が算出した順位が所定順位以上であるか否かを判定する順位判定手段148(SA6)と、前記カラオケ装置16を用いて演奏を行う利用者が、前記SNSデータベース108に登録されているユーザIDに対応する利用者か否かを判定する利用者判定手段140(SA1)と、前記順位判定手段148が前記演奏評価結果が所定順位以上であることを判定し且つその演奏の主体である利用者に関して前記利用者判定手段140が前記SNSデータベース108に登録されているユーザIDに対応する利用者ではないことを判定した場合、仮識別情報である仮IDを発行する仮識別情報発行制御手段126(SA11)と、前記仮識別情報発行制御手段126が発行した仮ID、前記演奏評価結果、及び前記楽曲データを対応付けて前記SNSデータベース108に記憶させる情報登録制御手段124(SB1〜SB12)とを、備えたものであることから、ゲストユーザが高い評価を得た場合、仮IDを発行してその評価結果を仮登録できることに加え、斯かる仮IDの発行を正式な会員登録の呼び水とすることができる。すなわち、ゲストユーザの自己顕示欲を満たしつつ、登録会員の増加を実現するカラオケシステム10を提供することができる。
前記情報登録制御手段124は、前記仮識別情報発行制御手段126が前記仮IDを発行してから規定期間経過したか判断する経過判断手段128(SB4)と、前記仮識別情報発行制御手段126が発行した前記仮IDに対応付けられて前記SNSデータベース108に記憶された前記楽曲データに係る演奏評価結果が、その楽曲データに対応して前記SNSデータベース108に記憶された評価結果のうち規定の順位以下となったか判断する所定順位判断手段130(SB5)と、前記経過判断手段128及び前記所定順位判断手段130の少なくとも一方の判断が肯定される場合、前記仮IDに対応付けられて前記SNSデータベース108に記憶された情報を消去する消去手段132(SB6)とを、備えたものであるため、正式な会員登録をしなければ前記SNSデータベース108に記憶された情報が所定の条件で消去される構成とすることで、より効率的にゲストユーザを正式な会員登録に誘導することができる。
前記順位判定手段148により前記演奏評価結果が所定順位以上であることを判定し且つその演奏の主体である利用者に関して前記利用者判定手段140が前記SNSデータベース108に登録されているユーザIDに対応する利用者ではないことを判定した場合、名前の入力を受け付ける画面を表示させる制御を行う名前入力受付表示制御手段150(SA8)と、名前の入力が受け付けられたか判断する入力判断手段134(SA9)とを、備え、前記仮識別情報発行制御手段126は、前記入力判断手段134が名前の入力が受け付けられたと判断した場合は、前記仮IDを発行するものであるため、名前を入力した利用者に限って仮IDを発行することで、自己の演奏評価結果を登録する意思のない利用者に不快感を与えることを抑制できる。
ユーザIDの入力を受け付ける画面を表示させるよう制御する識別情報入力受付表示制御手段144(SB3)と、前記仮IDの入力を受け付けたか判断する仮識別情報入力判断手段142(SB3)と、前記仮識別情報入力判断手段142が前記仮IDの入力を受け付けたと判断した場合、正式登録を受け付ける画面を表示させる制御を行う正式登録受付表示制御手段152(SB8)とを、備えたものであるため、より効率的にゲストユーザを正式な会員登録に誘導することができる。
前記情報登録制御手段124は、前記正式登録が受け付けられた前記SNSデータベース108に記憶されている前記仮IDを、前記正式登録に対応して発行されたユーザIDに置き換えるものであるため、実用的な態様でゲストユーザを正式な会員登録に誘導することができる。
本実施例によれば、通信回線20に接続されたカラオケ装置16を備えたカラオケシステム10において、前記通信回線20を介して前記カラオケ装置16と通信可能に接続されたサーバ18であって、前記カラオケ装置16を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果を、その楽曲データ及びユーザIDと対応付けて記憶するSNSデータベース108と、前記カラオケ装置16を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果とその楽曲データに対応して前記SNSデータベース108に記憶された演奏評価結果とを比較し、前記カラオケ装置16を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果の順位を算出する順位算出手段146と、前記順位算出手段146が算出した順位が所定順位以上であるか否かを判定する順位判定手段148と、前記カラオケ装置16を用いて演奏を行う利用者が、前記SNSデータベース108に登録されているユーザIDに対応する利用者か否かを判定する利用者判定手段140と、前記順位判定手段148が前記演奏評価結果が所定順位以上であることを判定し且つその演奏の主体である利用者に関して前記利用者判定手段140が前記SNSデータベース108に登録されているユーザIDに対応する利用者ではないことを判定した場合、仮IDを発行する仮識別情報発行制御手段126と、前記仮識別情報発行制御手段126が発行した仮ID、前記演奏評価結果、及び前記楽曲データを対応付けて前記SNSデータベース108に記憶させる情報登録制御手段124とを、備えたものであることから、ゲストユーザが高い評価を得た場合、仮IDを発行してその評価結果を仮登録できることに加え、斯かる仮IDの発行を正式な会員登録の呼び水とすることができる。すなわち、ゲストユーザの自己顕示欲を満たしつつ、登録会員の増加を実現するサーバ18を提供することができる。
本実施例によれば、通信回線20に接続されたカラオケ装置16を備えたカラオケシステム10において、前記通信回線20を介して前記カラオケ装置16と通信可能に接続されたサーバ18のコンピュータとしてのCPU90を、前記カラオケ装置16を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果を、その楽曲データ及びユーザIDと対応付けて記憶するSNSデータベース108、前記カラオケ装置16を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果とその楽曲データに対応して前記SNSデータベース108に記憶された演奏評価結果とを比較し、前記カラオケ装置16を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果の順位を算出する順位算出手段146、前記順位算出手段146が算出した順位が所定順位以上であるか否かを判定する順位判定手段148、前記カラオケ装置16を用いて演奏を行う利用者が、前記SNSデータベース108に登録されているユーザIDに対応する利用者か否かを判定する利用者判定手段140、前記順位判定手段148が前記演奏評価結果が所定順位以上であることを判定し且つその演奏の主体である利用者に関して前記利用者判定手段140が前記SNSデータベース108に登録されているユーザIDに対応する利用者ではないことを判定した場合、仮IDを発行する仮識別情報発行制御手段126、及び、前記仮識別情報発行制御手段126が発行した仮ID、前記演奏評価結果、及び前記楽曲データを対応付けて前記SNSデータベース108に記憶させる情報登録制御手段124として機能させることを特徴とするプログラムであることから、ゲストユーザが高い評価を得た場合、仮IDを発行してその評価結果を前記SNSデータベース108に仮登録できることに加え、斯かる仮IDの発行を正式な会員登録の呼び水とすることができる。すなわち、ゲストユーザの自己顕示欲を満たしつつ、登録会員の増加を実現するプログラムを提供することができる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例においては、図4に示す各制御手段が、前記カラオケ装置16及び前記サーバ18に分散的に備えられ、それらカラオケ装置16及びーバ18が相互に情報の送受信を行うことにより前述の制御が実現される態様について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図4に示す各制御手段が、前記カラオケ装置16に一元的に備えられ、そのカラオケ装置16により前述の制御が行われるものであってもよい。斯かる態様においては、前記SNSデータベース108が前記カラオケ装置16に備えられ、そのカラオケ装置16のCPU42により前述した情報登録制御手段124による各種処理が実行される。すなわち、前記仮識別情報発行制御手段126による仮IDの発行、前記経過判断手段128による仮ID発行後の経過判断、前記所定順位判断手段130による仮IDに対応する演奏評価結果の順位の判断、前記消去手段132による仮IDに対応する情報の消去、及び前記入力判断手段134による名前の入力判断等の制御が、何れも前記カラオケ装置16のCPU42により実行される。
また、前述の実施例においては、音楽再生装置として、カラオケボックス等の店舗12に設置されたカラオケ装置16に本発明が適用された例について説明したが、本発明が適用される音楽再生システムはこれに限定されない。例えば、音楽再生装置として、楽曲データに基づく楽曲の再生を行う機能を備えた携帯電話機、カラオケゲームを実行する家庭用ゲーム機、パーソナルコンピュータ、或いは携帯型音楽プレイヤ等を備えた音楽再生システムにも、本発明は好適に適用される。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
10:カラオケシステム(音楽再生システム)、16:カラオケ装置(音楽再生装置)、18:サーバ、20:通信回線、108:SNSデータベース(記憶手段)、124:情報登録制御手段、126:仮識別情報発行制御手段、128:経過判断手段、130:所定順位判断手段、132:消去手段、134:入力判断手段、140:利用者判定手段、142:仮識別情報入力判断手段、144:識別情報入力受付表示制御手段、146:順位算出手段、148:順位判定手段、150:名前入力受付表示制御手段、152:正式登録受付表示制御手段

Claims (7)

  1. 通信回線に接続されたサーバと、前記通信回線を介して前記サーバと通信可能に接続された音楽再生装置とを、含む音楽再生システムであって、
    前記音楽再生装置を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果を、該楽曲データ及び利用者識別情報と対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記音楽再生装置を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果と該楽曲データに対応して前記記憶手段に記憶された演奏評価結果とを比較し、前記音楽再生装置を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果の順位を算出する順位算出手段と、
    前記順位算出手段が算出した順位が所定順位以上であるか否かを判定する順位判定手段と、
    前記音楽再生装置を用いて演奏を行う利用者が、前記記憶手段に登録されている利用者識別情報に対応する利用者か否かを判定する利用者判定手段と、
    前記順位判定手段が前記演奏評価結果が所定順位以上であることを判定し且つ該演奏の主体である利用者に関して前記利用者判定手段が前記記憶手段に登録されている利用者識別情報に対応する利用者ではないことを判定した場合、仮識別情報を発行する仮識別情報発行制御手段と、
    前記仮識別情報発行制御手段が発行した仮識別情報、前記演奏評価結果、及び前記楽曲データを対応付けて前記記憶手段に記憶させる情報登録制御手段と
    を、備えたことを特徴とする音楽再生システム。
  2. 前記情報登録制御手段は、前記仮識別情報発行制御手段が前記仮識別情報を発行してから規定期間経過したか判断する経過判断手段と、
    前記仮識別情報発行制御手段が発行した前記仮識別情報に対応付けられて前記記憶手段に記憶された前記楽曲データに係る演奏評価結果が、該楽曲データに対応して前記記憶手段に記憶された評価結果のうち規定の順位以下となったか判断する所定順位判断手段と、
    前記経過判断手段及び前記所定順位判断手段の少なくとも一方の判断が肯定される場合、前記仮識別情報に対応付けられて前記記憶手段に記憶された情報を消去する消去手段と
    を、備えたものである
    請求項1に記載の音楽再生システム。
  3. 前記順位判定手段が前記演奏評価結果が所定順位以上であることを判定し且つ該演奏の主体である利用者に関して前記利用者判定手段が前記記憶手段に登録されている利用者識別情報に対応する利用者ではないことを判定した場合、名前の入力を受け付ける画面を表示させる制御を行う名前入力受付表示制御手段と、
    名前の入力が受け付けられたか判断する入力判断手段と
    を、備え、
    前記仮識別情報発行制御手段は、前記入力判断手段が名前の入力が受け付けられたと判断した場合は、前記仮識別情報を発行するものである
    請求項1又は2に記載の音楽再生システム。
  4. 利用者識別情報の入力を受け付ける画面を表示させるよう制御する識別情報入力受付表示制御手段と、
    前記仮識別情報の入力を受け付けたか判断する仮識別情報入力判断手段と、
    前記仮識別情報入力判断手段が前記仮識別情報の入力を受け付けたと判断した場合、正式登録を受け付ける画面を表示させる制御を行う正式登録受付表示制御手段と
    を、備えたものである
    請求項1から3の何れか1項に記載の音楽再生システム。
  5. 前記情報登録制御手段は、前記正式登録が受け付けられた前記記憶手段に記憶されている前記仮識別情報を、前記正式登録に対応して発行された利用者識別情報に置き換えるものである
    請求項4に記載の音楽再生システム。
  6. 通信回線に接続された音楽再生装置を備えた音楽再生システムにおいて、前記通信回線を介して前記音楽再生装置と通信可能に接続されたサーバであって、
    前記音楽再生装置を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果を、該楽曲データ及び利用者識別情報と対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記音楽再生装置を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果と該楽曲データに対応して前記記憶手段に記憶された演奏評価結果とを比較し、前記音楽再生装置を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果の順位を算出する順位算出手段と、
    前記順位算出手段が算出した順位が所定順位以上であるか否かを判定する順位判定手段と、
    前記音楽再生装置を用いて演奏を行う利用者が、前記記憶手段に登録されている利用者識別情報に対応する利用者か否かを判定する利用者判定手段と、
    前記順位判定手段が前記演奏評価結果が所定順位以上であることを判定し且つ該演奏の主体である利用者に関して前記利用者判定手段が前記記憶手段に登録されている利用者識別情報に対応する利用者ではないことを判定した場合、仮識別情報を発行する仮識別情報発行制御手段と、
    前記仮識別情報発行制御手段が発行した仮識別情報、前記演奏評価結果、及び前記楽曲データを対応付けて前記記憶手段に記憶させる情報登録制御手段と
    を、備えたことを特徴とするサーバ。
  7. 通信回線に接続された音楽再生装置を備えた音楽再生システムにおいて、前記通信回線を介して前記音楽再生装置と通信可能に接続されたサーバのコンピュータを、
    前記音楽再生装置を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果を、該楽曲データ及び利用者識別情報と対応付けて記憶する記憶手段、
    前記音楽再生装置を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果と該楽曲データに対応して前記記憶手段に記憶された演奏評価結果とを比較し、前記音楽再生装置を用いて行った楽曲データに係る演奏評価結果の順位を算出する順位算出手段、
    前記順位算出手段が算出した順位が所定順位以上であるか否かを判定する順位判定手段、
    前記音楽再生装置を用いて演奏を行う利用者が、前記記憶手段に登録されている利用者識別情報に対応する利用者か否かを判定する利用者判定手段、
    前記順位判定手段が前記演奏評価結果が所定順位以上であることを判定し且つ該演奏の主体である利用者に関して前記利用者判定手段が前記記憶手段に登録されている利用者識別情報に対応する利用者ではないことを判定した場合、仮識別情報を発行する仮識別情報発行制御手段、
    及び、前記仮識別情報発行制御手段が発行した仮識別情報、前記演奏評価結果、及び前記楽曲データを対応付けて前記記憶手段に記憶させる情報登録制御手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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