JP6122752B2 - 通信カラオケシステム、サーバ装置、及びプログラム - Google Patents

通信カラオケシステム、サーバ装置、及びプログラム Download PDF

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本発明は、通信回線を介してサーバ装置との間で情報の通信を行うカラオケ装置を備えた通信カラオケシステムに関し、特に、円滑で実用的な楽曲投稿サービスを実現するための改良に関する。
楽曲データに基づいてカラオケ演奏を行うカラオケ装置が広く実用に供されている。斯かるカラオケ装置によれば、予め定められた多数の楽曲データ(カラオケ演奏曲)から電子早見本装置等により選択(選曲)された楽曲データにおける演奏情報を出力させると共に、その楽曲データにおける歌詞情報を含む映像をその出力と併行して画面に表示させることで、所望の歌のカラオケ演奏を楽しむことができる。
前記カラオケ装置を用いたカラオケシステムの一例として、複数のカラオケ装置を通信回線を介してサーバ装置(ホスト装置)に接続し、それらカラオケ装置及びサーバ装置相互間で情報の送受信を可能とした通信カラオケシステムが知られている。斯かる通信カラオケシステムでは、新しい演奏曲に対応するカラオケ情報が定期的に作成され、前記サーバ装置から各カラオケ装置へ配信されてそれらカラオケ装置において演奏可能とされる。そのように新規に入曲される演奏曲は、前記通信回線を介しての利用者からのリクエスト投票等により決定される。このリクエスト投票を制御するカラオケシステムが開発されている。例えば、特許文献1に記載されたカラオケシステムがその一例である。
特開2009−288651号公報
ところで、近年、所謂動画投稿サイトの隆盛に伴い、アマチュアが楽曲を作成してインターネット上に公開し、公衆の閲覧に供することが一般的に行われるようになった。そのようなアマチュアの作成した楽曲の中には、プロフェッショナル顔負けの楽曲も少なからず存在し、カラオケで歌いたいという要望も後を絶たなかった。実際、アマチュアの作成した楽曲が、前述のリクエスト投票により、前記カラオケ装置においてカラオケ演奏可能な楽曲として決定されることも多く、アマチュア作曲家がインターネット上において著名性を獲得し、多くのファンが存在するといったケースも珍しくない状況となってきた。
斯かる事情を背景に、通信カラオケシステムに係る新たなサービスとして、利用者から投稿された楽曲データをカラオケ装置においてカラオケ演奏可能とするシステムが開発され、実用化されている。このシステムにおいては、利用者から投稿された楽曲データに関して、所定値以上のポイントの消費或いは電子マネー等による金銭の消費等が受け付けられることを条件に、その楽曲データが前記カラオケ装置に対してカラオケ演奏可能に配信される。従来、斯かるポイントや金銭の消費は、楽曲データの投稿主体である利用者のみ可能であった。しかし、自身は作曲ができない利用者であっても、自分が好きなアマチュア作曲家の作成した楽曲をカラオケ演奏したいと願う利用者が、応援でポイントや金銭を消費したいという声があった。これに加え、投稿される楽曲データの数は多いため、各利用者が応援したい楽曲データを見つけることが難しいことが考えられる。このような課題は、通信カラオケシステムにおける新たなサービスの実用化を意図して本発明者が鋭意研究を継続する過程において新たに見出したものである。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、円滑で実用的な楽曲投稿サービスを実現する通信カラオケシステム、サーバ装置、及びプログラムを提供することにある。
斯かる目的を達成するために、本第1発明の要旨とするところは、楽曲データに基づいてカラオケ演奏を行うカラオケ装置と、前記カラオケ装置との間で通信回線を介して情報の通信を行うサーバ装置とを、備えた通信カラオケシステムであって、利用者から投稿された楽曲データを蓄積する投稿楽曲データベースと、前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、所定条件を満たす楽曲データを、前記カラオケ装置に対してカラオケ演奏可能に配信する楽曲配信管理手段と、前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、前記所定条件を満たさない楽曲データに関して、その楽曲データに関連する楽曲データに対して過去に支援を行った利用者を抽出する利用者抽出手段と、その利用者抽出手段により抽出された利用者に対して、前記所定条件を満たさない楽曲データを支援対象として通知する未配信曲通知制御手段とを、備えたことを特徴とするものである。
このように、前記第1発明によれば、利用者から投稿された楽曲データを蓄積する投稿楽曲データベースと、前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、所定条件を満たす楽曲データを、前記カラオケ装置に対してカラオケ演奏可能に配信する楽曲配信管理手段と、前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、前記所定条件を満たさない楽曲データに関して、その楽曲データに関連する楽曲データに対して過去に支援を行った利用者を抽出する利用者抽出手段と、その利用者抽出手段により抽出された利用者に対して、前記所定条件を満たさない楽曲データを支援対象として通知する未配信曲通知制御手段とを、備えたものであることから、各利用者が過去に支援を行った楽曲データに関連し、その利用者が関心を持つ可能性が高い楽曲データを、支援の対象として斯かる利用者に通知できる。すなわち、円滑で実用的な楽曲投稿サービスを実現する通信カラオケシステムを提供することができる。
前記第1発明において、好適には、前記利用者抽出手段は、前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、前記所定条件を満たさない楽曲データに関して、その楽曲データとジャンルが共通する楽曲データに対して過去に支援を行った利用者を抽出するものである。このようにすれば、各利用者が過去に支援を行った楽曲データとジャンルが共通し、その利用者が関心を持つ可能性が高い楽曲データを、支援の対象として斯かる利用者に通知できる。
また、好適には、前記利用者抽出手段は、前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、前記所定条件を満たさない楽曲データに関して、その楽曲データと投稿者が共通する楽曲データに対して過去に支援を行った利用者を抽出するものである。このようにすれば、各利用者が過去に支援を行った楽曲データと投稿者が共通し、その利用者が関心を持つ可能性が高い楽曲データを、支援の対象として斯かる利用者に通知できる。
また、好適には、前記利用者抽出手段は、前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、前記所定条件を満たさない楽曲データに関して、その楽曲データと歌手名が共通する楽曲データに対して過去に支援を行った利用者を抽出するものである。このようにすれば、各利用者が過去に支援を行った楽曲データと歌手名が共通し、その利用者が関心を持つ可能性が高い楽曲データを、支援の対象として斯かる利用者に通知できる。
また、好適には、前記利用者抽出手段は、前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、前記所定条件を満たさない楽曲データに関して、その楽曲データと作曲者名が共通する楽曲データに対して過去に支援を行った利用者を抽出するものである。このようにすれば、各利用者が過去に支援を行った楽曲データと作曲者名が共通し、その利用者が関心を持つ可能性が高い楽曲データを、支援の対象として斯かる利用者に通知できる。
また、好適には、前記未配信曲通知制御手段は、前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、前記所定条件を満たさない楽曲データであり、且つ、規定の閾値以上の支援が受け付けられている楽曲データを、前記利用者に対応して支援対象として通知するものである。このようにすれば、例えば各利用者に対応して定められた支援の閾値を考慮し、既に規定の閾値以上の支援が受け付けられている楽曲データに絞って前記通知を行うことで、更に円滑で実用的な楽曲投稿サービスを実現できる。
また、好適には、前記未配信曲通知制御手段は、前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、前記所定条件を満たさない楽曲データであり、且つ、前記投稿楽曲データベースに蓄積されてから規定の期間が経過している楽曲データを、前記利用者に対応して支援対象として通知するものである。このようにすれば、例えば公開期限が迫っている楽曲データに絞って前記通知を行うことで、更に円滑で実用的な楽曲投稿サービスを実現できる。
また、前記目的を達成するために、本第2発明の要旨とするところは、楽曲データに基づいてカラオケ演奏を行うカラオケ装置を備えた通信カラオケシステムにおいて、前記カラオケ装置との間で通信回線を介して情報の通信を行うサーバ装置であって、利用者から投稿された楽曲データを蓄積する投稿楽曲データベースとの間で通信を行う通信制御手段と、前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、所定条件を満たす楽曲データを、前記カラオケ装置に対してカラオケ演奏可能に配信する楽曲配信管理手段と、前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、前記所定条件を満たさない楽曲データに関して、その楽曲データに関連する楽曲データに対して過去に支援を行った利用者を抽出する利用者抽出手段と、その利用者抽出手段により抽出された利用者に対して、前記所定条件を満たさない楽曲データを支援対象として通知する未配信曲通知制御手段とを、備えたことを特徴とするものである。このようにすれば、各利用者が過去に支援を行った楽曲データに関連し、その利用者が関心を持つ可能性が高い楽曲データを、支援の対象として斯かる利用者に通知できる。すなわち、円滑で実用的な楽曲投稿サービスを実現するサーバ装置を提供することができる。
また、前記目的を達成するために、本第3発明の要旨とするところは、楽曲データに基づいてカラオケ演奏を行うカラオケ装置を備えた通信カラオケシステムにおいて、前記カラオケ装置との間で通信回線を介して情報の通信を行うサーバ装置のコンピュータを、利用者から投稿された楽曲データを蓄積する投稿楽曲データベースとの間で通信を行う通信制御手段、前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、所定条件を満たす楽曲データを、前記カラオケ装置に対してカラオケ演奏可能に配信する楽曲配信管理手段、前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、前記所定条件を満たさない楽曲データに関して、その楽曲データに関連する楽曲データに対して過去に支援を行った利用者を抽出する利用者抽出手段、及び、その利用者抽出手段により抽出された利用者に対して、前記所定条件を満たさない楽曲データを支援対象として通知する未配信曲通知制御手段として機能させることを特徴とするプログラムである。このようにすれば、各利用者が過去に支援を行った楽曲データに関連し、その利用者が関心を持つ可能性が高い楽曲データを、支援の対象として斯かる利用者に通知できる。すなわち、円滑で実用的な楽曲投稿サービスを実現するプログラムを提供することができる。
本発明の好適な実施例である通信カラオケシステムの構成を説明する図である。 図1の通信カラオケシステムに備えられたカラオケ装置の構成を例示するブロック線図である。 図1の通信カラオケシステムに備えられたパーソナルコンピュータの構成を説明するブロック線図である。 図1の通信カラオケシステムに備えられたサーバ装置の構成を例示するブロック線図である。 図1の通信カラオケシステムに備えられたサーバ装置の構成を例示するブロック線図である。 図1の通信カラオケシステムに備えられたサーバ装置の構成を例示するブロック線図である。 図1の通信カラオケシステムに備えられたサーバ装置の構成を例示するブロック線図である。 図1の通信カラオケシステムにおいて、利用者から投稿された楽曲データがカラオケ装置においてカラオケ演奏可能となるまでの各構成の作動について大まかに説明する図である。 図1の通信カラオケシステムに備えられた制御機能の一例の要部を説明する機能ブロック線図である。 図1の通信カラオケシステムにおける投稿楽曲データベースに蓄積された各楽曲データに対するポイントの消費の受け付けについて説明する図であ 図4或いは図5のサーバ装置のCPUによる未配信曲通知制御の一例の要部を説明するフローチャートである。 図5のサーバ装置のCPUによる投稿楽曲管理制御の一例の要部を説明するフローチャートである。 図6のサーバ装置のCPUによる配信楽曲管理制御の一例の要部を説明するフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の好適な実施例である通信カラオケシステム10(以下、単にシステム10という)の構成を説明する図である。この図1に示すシステム10においては、カラオケボックス、スナック、旅館等の店舗12における複数の個室14a、14b、14c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に個室14と称する)にそれぞれ1台乃至は複数台ずつ(図1では1台ずつ)のカラオケ装置16a、16b、16c、・・・(以下、特に区別しない場合には単にカラオケ装置16と称する)が設置されている。これら複数のカラオケ装置16は、ルータ22を介して通信回線20に接続されており、同様にその通信回線20に接続されたサーバ装置18等との相互間でその通信回線20を介して情報の通信が可能とされている。
また、前記システム10は、複数の電子早見本装置28a、28b、28c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に電子早見本装置28と称する)を備えており、前記カラオケ装置16の利用に際して、各利用者(グループ)毎に1台乃至数台ずつの前記電子早見本装置28が貸与され、各個室14において後述するように前記カラオケ装置16との間で対応付け処理が行われることで、そのカラオケ装置16の遠隔操作装置として用いられるようになっている。また、図1に示すように、前記店舗12内には前記複数のカラオケ装置16を相互に接続するLAN24が敷設されており、前記電子早見本装置28からのカラオケ装置16への入力は、所定のアクセスポイント26及びLAN24を介したLAN通信等により行われる。
前記通信回線20は、例えば公衆電話回線、ADSL回線、或いは光ファイバ回線等から構成されるWWW(World Wide Web)等のインターネットに接続された広域情報通信網である。図1に示すように、前記システム10においては、前記通信回線20を介して複数のシステム乃至通信端末装置との間で相互に情報の送受信が可能とされている。すなわち、サーバ装置18a〜18d(以下、特に区別しない場合には単にサーバ装置18という)が前記通信回線20に接続されており、それらサーバ装置18a〜18d相互間での通信が可能とされている。また、前記通信回線20を介して、前記サーバ装置18と前記複数のカラオケ装置16、電子早見本装置28等との間で相互に情報の送受信が可能とされている。前記サーバ装置18は、例えば、前記システム10を管理するカラオケサービス提供会社によって運営されるサーバであり、図4〜図7を用いて後述する。
前記システム10においては、一般にデスクトップパソコンやノートパソコン等と称される家庭用のパーソナルコンピュータ30(以下、PC30という)が前記通信回線20に接続されており、前記PC30と前記サーバ装置18等との間で相互に情報の送受信が可能とされている。また、携帯電話機32等が、中継基地局34を介して前記通信回線20に接続されており、前記携帯電話機32等と前記サーバ装置18等との間で相互に情報の送受信が可能とされている。前記携帯電話機32は、好適には、タッチパネルディスプレイを有すると共に、そのタッチパネルディスプレイを介しての操作に応じた前記通信回線20へのアクセス機能をはじめとする各種機能を有する所謂スマートフォンである。
図2は、前記システム10に備えられたカラオケ装置16の構成を例示するブロック線図である。この図2に示すように、前記カラオケ装置16は、中央演算処理装置であるCPU42と、読出専用メモリであるROM44と、随時書込読出メモリであるRAM46と、記憶装置であるハードディスク48と、グラフィックスチップ(グラフィックスボード)等の映像処理部50と、サウンドチップ(サウンドボード)等の音声処理部52と、操作パネル54と、表示制御部56及び入力制御部58を介して前記CPU42に接続されたタッチパネルディスプレイ60と、LANインターフェイス66と、無線通信部68と、ビデオ出力端子70を介して前記映像処理部50に接続された映像表示装置であるディスプレイ72と、オーディオ入力端子74を介して前記音声処理部52に接続された音声入力装置であるマイクロフォン76と、オーディオ出力端子78を介して前記音声処理部52に接続された音声増幅装置であるアンプ80と、そのアンプ80に備えられた音声出力装置であるスピーカ82とを、備えて構成されている。
前記CPU42は、前記RAM46の一時記憶機能を利用しつつ前記ROM44に予め記憶された所定のプログラムに基づいて電子情報を処理・制御する所謂マイクロコンピュータであり、前記カラオケ装置16における各種制御を実行する。すなわち、前記操作パネル54、タッチパネルディスプレイ60、或いは電子早見本装置28等により所定の楽曲(カラオケ演奏曲)が選曲入力された場合、その選曲入力された楽曲を前記RAM46等に設けられた予約曲テーブルに登録する選曲予約制御、その予約曲テーブルの演奏順に従って前記ハードディスク48から前記RAM46に選曲されたカラオケ演奏曲の演奏情報及び歌詞情報(楽曲データ)を読み出す楽曲データ読出制御、楽曲の演奏進行に応じてそのRAM46から前記音声処理部52へ演奏情報を送信する演奏出力制御、その演奏出力制御に際して前記RAM46に展開された歌詞情報に基づいて歌詞文字映像を生成して前記映像処理部50へ送信する歌詞文字映像出力制御、前記演奏出力制御に際して前記映像処理部50を制御して所定の背景映像を再生させる背景映像出力制御、及びカラオケ演奏が行われていない間すなわち曲間において、新譜情報、選曲ランキング、店舗広告等の曲間情報を出力させる曲間情報出力制御等の基本的な制御を実行する。
前記映像処理部50は、前記ディスプレイ72に表示される画面(映像)の描画に係る各種制御を行う。例えば、前記CPU42から供給されるデータに基づいてグラフィックスメモリにそのデータを書き込み、そのデータを読み出すことによって前記ビデオ出力端子70を介して前記ディスプレイ72に所定の画面を表示させる制御を行う。具体的には、前記カラオケ装置16による楽曲の演奏出力(カラオケ演奏)に際して、前記CPU42において生成された歌詞文字映像等の文字映像(テロップ)を出力させたり、前記ハードディスク48に記憶されたMPEG(Moving Picture Experts Group)データ等の背景映像情報に基づいて所定の背景映像を再生(デコード)させたり、その背景映像の前面側に前記歌詞文字映像を合成させて前記ディスプレイ72に表示させたり、その歌詞文字映像を前記楽曲の演奏進行に応じて順次色替わり表示させる等の各種表示制御を行う。なお、本実施例においては、前記映像処理部50により前記ディスプレイ72の表示制御を行う一方、後述する表示制御部56により前記タッチパネルディスプレイ60(表示装置62)の表示制御を行う態様について説明するが、前記映像処理部50により前記タッチパネルディスプレイ60の表示制御をも行う態様も考えられる。この態様において、前記表示制御部56は必ずしも設けられなくともよい。
前記音声処理部52は、FM音源やPCM音源等の各種音源を備え、前記カラオケ装置16による音声出力に係る各種制御を行う。好適には、電子回路により音を合成し、各種音色を発生するシンセサイザ(synthesizer)を備えている。このシンセサイザは、前記ハードディスク48から読み出されて送られて来るカラオケ演奏曲の演奏情報に基づいて楽器の演奏信号等の音楽信号を生成する。前記シンセサイザは、好適には、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)端子を備えたものであり、前記演奏情報は、例えばMIDI形式のデータである。また、前記音声処理部52は、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式のデータや、WAVEサウンドファイル等、所謂生音データであるサウンドデータに基づいて音楽信号を生成する。前記シンセサイザにより生成された音楽信号は、前記マイクロフォン76から前記オーディオ入力端子74を介して入力される利用者(演奏者)の歌声とミキシングされ、前記オーディオ出力端子78を介して前記アンプ80に供給されてそのアンプ80により増幅されて前記スピーカ82から出力される。
前記操作パネル54は、前記カラオケ装置16の利用者が歌いたい楽曲を選択したり、楽曲の演奏出力に係る音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための操作ボタン(スイッチ)或いはつまみを備えた入力装置である。また、前記タッチパネルディスプレイ60は、画像(映像)を表示させると共に利用者の操作に応じて前記カラオケ装置16への操作入力を行う装置であり、そのタッチパネルディスプレイ60に所定の画像(映像)を表示させる表示装置62と、利用者の指や図示しない備え付けのペン等による前記タッチパネルディスプレイ60への接触により入力を行うタッチパネル64とを、備えている。前記表示制御部56は、前記CPU42から供給される情報に基づいて前記表示装置62に表示される画面(映像)の描画を制御する映像処理部である。前記入力制御部58は、前記タッチパネル64により入力される操作入力情報を前記CPU42等に供給する入力処理部である。以上の構成を備えていることで、前記タッチパネルディスプレイ60は、前記ディスプレイ72とは別に第2の映像表示装置として機能すると共に、前記カラオケ装置16の利用者が歌いたい楽曲を選択したり、楽曲の演奏出力に係る音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための入力装置として機能する。
前記LANインターフェイス66は、前記カラオケ装置16をLAN接続端子84を介して前記LAN24に接続するための接続器であり、そのように前記LAN24に接続されることで、前記カラオケ装置16は、同様に前記LAN24に接続された前記電子早見本装置28等の他の機器との間で情報の送受信が可能とされる。また、前記カラオケ装置16が設置される店舗等に複数台のカラオケ装置16が備えられている場合において、同様に前記LAN24に接続されたカラオケ装置16相互間において情報の送受信が可能とされる。例えば、前記LAN24に接続されたアクセスポイント26を介して受信される電子早見本装置28からの選曲入力を受け付けて前記RAM46に設けられた予約曲テーブルに記憶したり、そのアクセスポイント26を介して前記カラオケ装置16から電子早見本装置28へ所定の情報を送信したりというように、電波を介して前記カラオケ装置16と電子早見本装置28との間における相互の情報のやりとりが実行される。
前記カラオケ装置16は、図1に示すように、前記LAN24及びルータ22等を介して前記通信回線20に接続されており、同様にその通信回線20に接続された他の機器との相互間でその通信回線20を介して情報の通信が可能とされている。好適には、前記通信回線20を介して前記サーバ装置18等に接続されており、そのサーバ装置18から楽曲データ(カラオケデータ)、背景映像情報、及び曲間情報等のデジタルコンテンツ(Digital Contents)の配信を受け付けるものである。すなわち、前記カラオケ装置16は、所定の通信回線に接続されてサーバとの間で各種情報の送受信を行う通信カラオケ装置である。
前記無線通信部68は、前記カラオケ装置16と前記電子早見本装置28等の入力装置との間の無線通信を行う。例えば、前記電子早見本装置28等の入力装置から送信されるリモコン信号を受信するリモコン受信部として機能する。前記カラオケ装置16と電子早見本装置28との対応付け(くくりつけ)処理は、好適には、斯かるリモコン信号(赤外線信号)により前記無線通信部68を介して行われる。すなわち、前記電子早見本装置28は、それぞれ個別のシリアル番号を有しており、前記対応付け処理においては、例えばそのシリアル番号(例えば、下4桁)及び所定の接続コードを含む信号が接続通知として前記カラオケ装置16へ送信され、前記無線通信部68によりその接続信号を受信したカラオケ装置16に対して前記電子早見本装置28が対応付けられる。そのようにして前記カラオケ装置16に対応付けられた電子早見本装置28は、そのカラオケ装置16の入力装置(遠隔操作装置)として機能し、その電子早見本装置28から送信される信号が前記CPU42に供給されることで、前記カラオケ装置16の利用者が歌いたい楽曲を選択したり、楽曲の演奏出力に係る音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための入力が受け付けられるようになっている。なお、前記対応付け処理が行われた後、前記電子早見本装置28と前記カラオケ装置16との間の通信は、前記LAN24及びアクセスポイント26等を介したLAN通信により行われる。前記カラオケ装置16との間で前記対応付け処理が行われた前記電子早見本装置28は、前記カラオケ装置16との間で相互に情報の通信を行うことで、そのカラオケ装置16の一部として機能する。
図3は、前記PC30の構成を例示する図である。このPC30は、中央演算処理装置であるCPU90により随時書込読出メモリであるRAM94の一時記憶機能を利用しつつ読出専用メモリであるROM92に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂ノイマン式コンピュータであり、一般にデスクトップパソコンやノートパソコン等と称される家庭用パーソナルコンピュータである。また、図3に示すように、映像表示部として機能するTFTやPDP等の映像表示装置96と、その映像表示装置96による映像の表示を制御するグラフィックスチップ(グラフィックスボード)等の映像処理部98と、キーボード100及びマウス102等の入力装置と、それら入力装置による入力を処理するための入力インターフェイス104と、前記CPU90等を前記通信回線20に接続するためのモデム106と、記憶装置であるハードディスク108とを、備えて構成されている。また、このPC30は、所謂WWW(World Wide Web)ウェブサイトの情報を表示させると共にそのウェブサイトに従って各種入力等を行うことができるブラウザ(WWWブラウザ)等の一般的なアプリケーションを機能的に備えたものである。
図4〜図7は、前記システム10に備えられた前記サーバ装置18a〜18dの構成をそれぞれ説明する図である。これらの図に示すように、本実施例では、説明の便宜上、前記サーバ装置18a〜18dが中央演算処理装置等の要素を等しくする同一型式のサーバである態様について説明する。すなわち、前記サーバ装置18a〜18dは、中央演算処理装置であるCPU120により随時書込読出メモリであるRAM124の一時記憶機能を利用しつつ読出専用メモリであるROM122に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂ノイマン型コンピュータである。また、ビデオボード等の映像表示制御部128により制御されるTFT等の映像表示装置126と、インターフェイス132を介して接続されるキーボード等の入力装置130と、前記CPU120を前記通信回線20に接続するための装置であるモデム134とを、備えて構成されている。前記サーバ装置18a〜18dは、このモデム134を介して前記通信回線20に接続されることにより、その通信回線20に接続された前記PC30や携帯電話機32等との間で相互に情報の送受信が可能とされている。
図4に示すように、前記サーバ装置18aは、楽曲データベース136を備えており、前記カラオケ装置16からの配信要求に応じて、前記楽曲データベース136に記憶された楽曲データを、要求元である前記カラオケ装置16へ配信する制御を行う。或いは、前記カラオケ装置16に対して定期的に最新の楽曲データを配信する制御を行うものであってもよい。前記楽曲データベース136は、前記カラオケ装置16によりカラオケ演奏を行うための多数(例えば、数万曲)の楽曲データを記憶する記憶装置である。この楽曲データは、各演奏曲に対応する演奏音を生成するための演奏情報及びその演奏曲の歌詞に対応する歌詞文字映像(歌詞テロップ)を生成するための歌詞情報等から成るものであり、コンテンツIDである各演奏曲に固有の選曲番号により識別される。前記楽曲データは、好適には、予め定められた複数種類の楽器のうち何れかの楽器の演奏音を出力させるためのMIDI(Musical Instrument Digital Interface)形式のデータであり、出力に係る演奏音(楽器)の種類と、各演奏音に対応して定められた楽譜情報とを、含んでいる。前記楽曲データベース136には、専ら前記システム10を管理するカラオケサービス提供会社において作成された楽曲データ(カラオケ事業者側が用意した楽曲データ)が蓄積される。換言すれば、利用者から投稿された楽曲データは、前記楽曲データベース136には蓄積されない。或いは、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち所定値以上のポイントの消費が受け付けられ、前記カラオケ装置16に対して配信可能となった楽曲データは、前記システム10を管理するカラオケサービス提供会社において作成された楽曲データと共に前記楽曲データベース136に蓄積されるものであってもよい。或いは、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち所定値以上のポイントの消費が受け付けられ、前記カラオケ装置16に対して配信可能となった楽曲データに関して、配信フラグが立てられる等して、前記投稿楽曲データベース140に蓄積されたまま、前記カラオケ装置16に対してカラオケ演奏可能に配信されるものであってもよい。斯かる態様において、前記サーバ装置18c及び配信楽曲データベース142は、必ずしも設けられなくともよい。
図4に示すように、前記サーバ装置18aは、SNSデータベース138を備えており、前記システム10の利用者を対象とするソーシャルネットワークサービス(Social Network Service)を管理運営する制御を実行する。このソーシャルネットワークサービスとは、例えば、予め会員登録された会員相互間に限定して情報の閲覧等のサービスを提供する会員制のコミュニティ型のウェブサイトをいう。以下の説明において、ソーシャルネットワークサービスをSNSと略称する。前記SNSデータベース138は、前記システム10を利用する各利用者毎の情報を、その利用者の識別情報であるユーザIDと関連付けて記憶する記憶装置である。このSNSデータベース138には、例えば、会員登録された各利用者に対応する情報として、その利用者の名前(本名又はニックネーム)、生年月日、年齢、性別、メールアドレス、血液型、出身地、居住地、出身校(卒業校)、職場、配偶者の有無、家族、言語、宗教、座右の銘、アバタに関する情報、パスワードを忘れたときのための質問及び解答、及びSNSへのログイン認証に用いられるパスワード等の各項目に関する情報が、その利用者のユーザIDと関連付けられて記憶されている。前記SNSデータベース138に記憶された内容に対応するウェブサイトは、前記PC30や携帯電話機32等の情報通信端末により正常なログイン認証が行われた利用者に対して閲覧可能に公開される。
前記SNSデータベース138には、好適には、各利用者が過去に利用したカラオケ装置16に対応する店舗12(そのカラオケ装置16が設置された店舗12)に関する情報である来店履歴、各利用者が前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏において十八番曲として登録した演奏曲(簡易な操作により選曲入力を行い得るように設定された演奏曲)に関する情報、各利用者が過去に前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏において選曲した選曲履歴(カラオケ装置16において過去に選曲された演奏曲の履歴)としての演奏曲に関する情報、各利用者が前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏において過去に行った演奏評価の評価結果に関する情報、各利用者が前記カラオケ装置16(システム10)における新規入力曲のリクエスト投票(入曲リクエスト)を行った対象となる演奏曲に関する情報、各利用者の顔写真をはじめとする画像情報、各利用者が所定の演奏曲等に関して記載(入力)したレビュー、及び歌年齢等の属性情報が各利用者毎にその利用者と関連づけられて記憶されるようになっている。この歌年齢とは、利用者の演奏曲の好みの傾向がどの程度の年代(何歳)に相当するものかを示す仮想的な年齢情報であり、対象となる利用者が前記カラオケ装置16において過去に選曲(演奏)した演奏曲に基づいて判断される値であり、好適には、対象となる利用者が過去に選曲(演奏)した演奏曲を算出の基準として、その利用者のカラオケ演奏の傾向がどの程度の年齢に相当するかという観点から導出される値である。
前記SNSデータベース138には、好適には、後述する投稿楽曲データベース140に投稿された楽曲データに関して、各利用者により予め登録された楽曲であるお気に入り曲が記憶されている。例えば、各利用者が、投稿楽曲データベース140に投稿された楽曲を、前記PC30等により閲覧した際に、そのPC30等を介して所定の操作が行われることにより、対象となる楽曲がその利用者のお気に入り曲として登録され、前記SNSデータベース138に記憶される。前記PC30等による、前記投稿楽曲データベース140に投稿された楽曲データに対応するウェブサイトの閲覧に際して、前記お気に入り曲として登録された楽曲データは、簡易な操作により閲覧のための選択入力が可能とされる。この各利用者に対応するお気に入り曲は、投稿楽曲データベース140に記憶されるものであってもよい。
前記SNSデータベース138には、前記システム10を利用する各利用者に属するポイントが、その利用者の識別情報と関連付けられて記憶されるようになっている。このポイントとは、前記システム10における各種の条件が満たされた場合に各利用者に付与される点数である。また、各利用者が前記システム10に係る各種のサービスを享受する際に消費される点数である。すなわち、本実施例において、前記SNSデータベース138は、各利用者に対応してポイントを蓄積するポイントデータベースに対応する。好適には、前記SNSデータベース138において、各利用者に対応して記憶されたポイントは、前記システム10と連働する動画投稿サービス(動画配信サービス)においても共通して利用される。各利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積されるポイントの獲得、消費については、図9に示すSNS管理制御手段150に関して後述する。
前記SNSデータベース138においては、そのSNSデータベース138に記憶(登録)された複数の利用者がフレンドとして相互に対応付けられて記憶されている。すなわち、各利用者に対応するフレンド情報が、前記SNSデータベース138に記憶されている。このフレンドとは、本実施例のSNSにおいて、フレンドではない不特定多数の利用者とは一線を画す関係であることを示す身分であり、前記SNSデータベース138に記憶された所定の利用者に対応する情報のうち、公開レベルが「友達」とされた情報に関しては、その利用者のフレンドとして登録されている利用者は閲覧できるが、フレンドとして登録されていない利用者は閲覧できない。このフレンド登録に関する情報は、各利用者に関連する情報として前記SNSデータベース138に記憶されるものであってもよいし、例えばフレンド登録された利用者それぞれのユーザIDを別途登録するというように前記SNSデータベース138とは別のデータベースに記憶されるものであってもよい。また、好適には、フレンド登録の申し込みがあった場合に、一律にフレンド登録を行うのではなく、申し込まれた利用者の許可を待ってその申し込みに係るフレンド登録を行う。
前記SNSデータベース138には、好適には、前記投稿楽曲データベース140に各利用者が投稿した楽曲データが記憶されている。例えば、各利用者が作曲して前記楽曲データベース104に投稿した楽曲が、その利用者のユーザIDと関連付けられて前記SNSデータベース138に記憶されている。或いは、前記投稿楽曲データベース140に各利用者が投稿した楽曲データの曲名、歌手名、及びジャンル等の情報が、各利用者のユーザIDと関連付けられて前記SNSデータベース138に記憶されるものであってもよい。
前記SNSデータベース138には、好適には、前記システム10を利用する各利用者に属する課金情報が、その利用者のユーザIDと関連付けられて記憶されるようになっている。この課金情報とは、前記システム10に係る各種のサービスを享受する際に消費されるポイント、電子通貨(電子マネー)、クレジット等の通貨或いは仮想通貨に関する情報である。電子通貨とは、予めICカードや磁器カードなどに金銭的な価値のあるものを加算(チャージ)し、これをもって電子決済を行うものである。クレジットとは、公知のクレジットカードにより決済を行うものである。本発明は、各利用者が投稿した楽曲データを、電子通貨やクレジット等の消費を条件としてカラオケ配信可能とする技術にも適用される。以下、本実施例においては、前記課金情報の一例として、各利用者が投稿した楽曲データを、主にポイントの消費を条件としてカラオケ配信可能とする技術に本発明が適用された例について説明する。
以上のように、前記SNSデータベース138には、各利用者により予め登録された楽曲であるお気に入り曲、各利用者が前記カラオケ装置16を用いて行ったカラオケ演奏の履歴である選曲履歴、各利用者のフレンドとして予め登録された他の利用者の情報であるフレンド情報等の各種属性情報が、その利用者の識別情報と対応付けられて記憶されている。すなわち、本実施例において、前記SNSデータベース138は、各利用者に対応してお気に入り曲及び選曲履歴の少なくとも一方を記憶する利用者データベースに対応する。
前記サーバ装置18aのCPU120は、前記SNSデータベース138を主体とする前記SNSに関する情報管理制御を行う。具体的には、前記PC30や携帯電話機32等による入力操作に応じて、前記SNSデータベース138に新規ユーザ(利用者)の登録を行ったり、前記SNSデータベース138に記憶された登録内容を変更(更新)したり、前記SNSデータベース138に記憶された内容に対応するウェブサイトを、前記PC30や携帯電話機32等の情報通信端末により閲覧可能に公開したり、前記SNSデータベース138に記憶された複数の利用者をフレンドとして相互に関連付けて登録したり、前記SNSデータベース138に記憶された内容を各項目毎に予め設定された公開レベルに応じて前記通信回線20を介して閲覧可能に公開したりというように、前記SNSの統括的な管理制御を行う。
図5に示すように、前記サーバ装置18bは、投稿楽曲データベース140を備えている。この投稿楽曲データベース140は、前記システム10の利用者から投稿された楽曲データを蓄積する。具体的には、各利用者が前記PC30等により所謂DTM(Desktop Music)で作成(自作)した楽曲データが、前記通信回線20を介して前記サーバ装置18bにアップロードされ、前記投稿楽曲データベース140に蓄積される。好適には、前記投稿楽曲データベース140には、投稿(記憶)された各楽曲データに対応して、投稿者すなわち投稿主体である利用者(例えば、ユーザID)、曲名、投稿日(年月日)、ジャンル、歌手名(アーティスト名)、作曲者名、及び簡単な説明等が、各楽曲データに固有の投稿曲選曲番号をインデックスとして記憶されている。このジャンルとは、J−pop(ポップス)、ロックンロール、R&B、テクノ、レゲエ、演歌、軍歌、アニメソング、邦楽、洋楽等の演奏曲の分類や、ドラマ、夏、懐メロ、恋愛、自然、酒、海、川等の演奏曲の曲調を表すキーワード等である、好適には、各楽曲データはそれら複数のジャンルのうち少なくとも1つのジャンルに属するものである。前記歌手名は、各楽曲データに対応する楽曲のオリジナルアーティストに相当する。換言すれば、その楽曲を所謂持ち歌とする歌唱者(歌手)である。好適には、各楽曲データは少なくとも1人の歌手名に対応付けられるものであるが、投稿楽曲の中には、定まった歌唱者がない楽曲もあるため、必ずしも全ての楽曲データが歌手名に対応付けられたものでなくともよい。同姓同名の歌唱者に対応する楽曲データ相互の混同を避けるために、各歌唱者がそれぞれ個別の識別情報(例えば、歌唱者ID)によって識別されるものであってもよい。また、作曲者名は、楽曲データに対応する楽曲(オリジナルアーティスト楽曲)を作曲した作曲者名に相当する。
前記投稿楽曲データベース140に記憶された楽曲データは、前記通信回線20を介して、前記PC30、前記携帯電話機32等による閲覧可能に公開される。すなわち、前記投稿楽曲データベース140に記憶された楽曲データは、前記PC30、前記携帯電話機32等により試聴(再生)可能とされる。この投稿楽曲データベース140に記憶された楽曲データの試聴は、前記SNSデータベース138に登録された利用者すなわち前記SNSのユーザIDを有する利用者に限定して可能とされるものであってもよいが、ユーザIDの有無によらず任意の利用者に対して可能とされるものであってもよい。
前記投稿楽曲データベース140に記憶される楽曲データは、好適には、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式のデータや、WAVEサウンドファイル等の所謂生音データである。更に好適には、音楽情報及び映像情報を含む動画データ(動画ファイル)である。この映像情報は、好適には、対象となる楽曲の歌詞文字映像を含む。すなわち、前記投稿楽曲データベース140に記憶される楽曲データは、好適には、前記楽曲データベース136に記憶されるカラオケ事業者の提供による楽曲データとは仕様の異なる楽曲データであるが、同一の仕様であってもよい。すなわち、前記投稿楽曲データベース140に記憶される楽曲データは、MIDIデータであってもよく、映像情報や歌詞情報を含まないものであってもよい。斯かる態様においては、各楽曲データと書誌事項が前記投稿楽曲データベース140に蓄積される。
本実施例において、前記投稿楽曲データベース140に投稿された楽曲データには、各楽曲データ毎に保存期間が予め定められている。例えば、前記投稿楽曲データベース140に投稿された楽曲データの保存期間は、基本的には投稿日から一定期間であり、例えば2年間とされる。好適には、保存期間の満了した楽曲データは、前記投稿楽曲データベース140から削除される。或いは、保存期間の満了した楽曲データは、前記投稿楽曲データベース140に記憶されたまま、前記通信回線20等を介しての公開(閲覧)が停止されるものであってもよい。前記投稿楽曲データベース140に投稿された楽曲データの保存期間は、好適には、所定の条件で延長され得る。例えば、各利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された所定のポイントの消費を条件として、前記投稿楽曲データベース140に投稿された楽曲データの保存期間が延長される。
前記投稿楽曲データベース140には、投稿された各楽曲データに対応して、その楽曲データに係る前記所定条件に関する情報が記憶されている。すなわち、各楽曲データに対して消費されたポイントや電子通貨等の課金情報が記憶されている。前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、課金情報に係る所定条件が満たされた楽曲データは、前記カラオケ装置16においてカラオケ演奏可能な楽曲(配信曲)として、前記配信楽曲データベース142に記憶される。例えば、前記所定条件として、5000円以上といった所定金額以上に相当するポイントが消費されたり、斯かる金額以上の加算(チャージ)がされているICカード等よって電子決済が受け付けられた楽曲データは、前記配信楽曲データベース142に記憶される。
前記所定条件は、ポイント、電子通貨、及びクレジット決済等の組み合わせによって、所定金額以上が消費されたか否かを判断するものであってもよい。例えば、1ポイントを1円、1電子通貨を1円とし、クレジット決済された金額と組み合わせ、所定条件を満たす楽曲データすなわち5000円以上といった所定金額以上が消費された楽曲データは、前記カラオケ装置16においてカラオケ演奏可能な楽曲(配信曲)として、前記配信楽曲データベース142に記憶される。
本実施例において、前記投稿楽曲データベース140に記憶(蓄積)された各楽曲データに対して、例えば前記サーバ装置18b等によりポイントの消費が受け付けられた場合、そのポイントが各楽曲データに対応して前記配信楽曲データベース142に記憶される。すなわち、各楽曲データに対応して消費されたポイントとして加算される。この各楽曲データに対応して消費されたポイントは、前記SNSデータベース138等の他のデータベースに記憶されるものであってもよい。
前記投稿楽曲データベース140には、投稿された各楽曲データに対応して、その楽曲データに対してポイントを消費した利用者の識別情報(ユーザID)が記憶されている。すなわち、各楽曲データをカラオケ演奏可能とするために各利用者が消費したポイントのログが記憶されている。好適には、各楽曲データに対応して、その楽曲データに対して各利用者が消費したポイントの累計(各利用者毎の累計消費ポイント)が記憶されている。この各楽曲データをカラオケ演奏可能とするために各利用者が消費したポイントのログ(投稿楽曲等)は、前記SNSデータベース138等の他のデータベースに記憶されるものであってもよい。
前記サーバ装置18bのCPU120は、前記投稿楽曲データベース140を主体とする楽曲投稿システムに関する情報管理制御を行う。具体的には、前記PC30等から楽曲データの投稿(アップロード)を受け付けて前記投稿楽曲データベース140に蓄積(記憶)したり、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち保存期間が満了した楽曲データを削除したり、前記投稿楽曲データベース140に記憶された内容に対応するウェブサイトを、前記PC30や携帯電話機32等の情報通信端末により閲覧可能に公開したり、前記PC30や携帯電話機32等の入力操作を介して前記投稿楽曲データベース140に蓄積された各楽曲データに対する前記ポイントの消費を受け付けたり、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち所定値以上のポイントの消費が受け付けられた楽曲データを前記サーバ装置18cへ送信したりというように、前記楽曲投稿システムに関する統括的な管理制御を行う。
図6に示すように、前記サーバ装置18cは、配信楽曲データベース142を備えている。この配信楽曲データベース142は、前記システム10の利用者から投稿された楽曲データのうち、前記カラオケ装置16に対してカラオケ演奏可能に配信される楽曲データを蓄積する。具体的には、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち所定値以上のポイントの消費が受け付けられ、前記サーバ装置18bから前記通信回線20を介して前記サーバ装置18cに送信された楽曲データが、前記カラオケ装置16に対してカラオケ演奏可能に配信される楽曲データとして前記配信楽曲データベース142に記憶される。好適には、前記配信楽曲データベース142には、配信可能とされた各楽曲データに対応して、投稿主体である利用者(例えば、ユーザID)、曲名、投稿日(年月日)、ジャンル、歌手名、作曲者名、及び簡単な説明等が、各楽曲データに固有の配信曲選曲番号をインデックスとして記憶されている。
本実施例においては、前記配信楽曲データベース142に記憶された楽曲データには、各楽曲データ毎に配信期間が予め定められている。例えば、前記配信楽曲データベース142に投稿された楽曲データの、前記カラオケ装置16に対する配信期間は、基本的には登録日(配信楽曲データベース142に記憶され、カラオケ装置16に対する配信が開始された日)から一定期間であり、例えば6ヶ月間とされる。好適には、配信期間の満了した楽曲データは、前記配信楽曲データベース142から削除される。或いは、配信期間の満了した楽曲データは、前記配信楽曲データベース142に記憶されたまま、前記カラオケ装置16に対する配信が停止されるものであってもよい。前記配信楽曲データベース142に記憶された楽曲データの配信期間は、好適には、所定の条件で延長され得る。例えば、各利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された所定のポイントの消費を条件として、前記配信楽曲データベース142に記憶された楽曲データの配信期間が延長される。
前記サーバ装置18cのCPU120は、前記配信楽曲データベース142を主体とする楽曲配信システムに関する情報管理制御を行う。具体的には、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち所定値以上のポイントの消費が受け付けられた楽曲データの送信を前記サーバ装置18bから受け付けて前記配信楽曲データベース142に蓄積(記憶)したり、前記配信楽曲データベース142に蓄積された楽曲データのうち配信期間が満了した楽曲データを削除したり、前記カラオケ装置16からの配信要求に応じて、前記配信楽曲データベース142に記憶された楽曲データを、要求元である前記カラオケ装置16へ配信したりというように、前記楽曲配信システムに関する統括的な管理制御を行う。
図7に示すように、前記サーバ装置18dは、ナビデータベース144を備えている。このナビデータベース144は、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記カラオケ装置16に対してカラオケ演奏可能に配信される楽曲データに対応するナビ画面を生成するための情報を記憶する。前記サーバ装置18dは、前記電子早見本装置28等からナビ画面の配信要求があった場合、前記ナビデータベース144に記憶された情報から、前記カラオケ装置16に対してカラオケ演奏可能に配信される楽曲データに対応するナビ画面を生成し、要求元である前記電子早見本装置28等へ送信する。このナビ画面は、前記電子早見本装置28等により、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記カラオケ装置16に対してカラオケ演奏可能に配信される楽曲データを、前記カラオケ装置16に対して選曲入力するための画面である。斯かる制御を行うために、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記カラオケ装置16に対してカラオケ演奏可能に配信される楽曲データに関する情報が、前記サーバ装置18bから前記サーバ装置18dへ送信され、前記ナビデータベース144に蓄積される。例えば、前記カラオケ装置16に対してカラオケ演奏可能に配信される楽曲データの配信曲選曲番号、曲名、投稿者情報、ジャンル、歌手名、作曲者名、及び簡単な説明等の情報が前記ナビデータベース144に蓄積される。斯かる情報は、前記サーバ装置18cから前記サーバ装置18dへ送信され、前記ナビデータベース144に蓄積されるものであってもよい。
図8は、前記システム10において、利用者から投稿された楽曲データが前記カラオケ装置16においてカラオケ演奏可能となるまでの各構成の作動について大まかに説明する図である。図8(a)に示すように、対象となる楽曲データ(好適には、音楽情報及び映像情報を含むデータ)が、曲名、投稿者情報、ジャンル、歌手名、作曲者名、及び簡単な説明等の情報と共に、前記PC30から前記サーバ装置18bへ送信(アップロード)され、前記投稿楽曲データベース140に蓄積される。図8(b)に示すように、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データに対して、ポイントの消費が受け付けられる。すなわち、各利用者に対応して前記SNSデータベース138に記憶されたポイントが消費された分、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データに対して消費されたポイントが加算される。前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち所定値以上のポイントの消費が受け付けられた楽曲データは、図8(c)に示すように、前記サーバ装置18bから前記サーバ装置18cへ送信され、前記配信楽曲データベース142に蓄積される。この時点で、前記配信楽曲データベース142に蓄積された楽曲データに配信曲選曲番号が付与される。そして、図8(d)に示すように、前記配信楽曲データベース142に蓄積された楽曲データの配信曲選曲番号、曲名、投稿者情報、ジャンル、歌手名、作曲者名、及び簡単な説明等の情報が前記サーバ装置18bから前記サーバ装置18dへ送信され、前記ナビデータベース144に記憶される。前記電子早見本装置28による、利用者の投稿に係る楽曲データの選曲入力おいて、一覧ページから選曲パネルページでページを呼び出す際、図8(e)に示すように、パラメータとして配信曲選曲番号等が渡される。
前記電子早見本装置28による、利用者の投稿に係る楽曲データの選曲入力おいては、図8(f)に示すように、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記カラオケ装置16に対してカラオケ演奏可能に配信される楽曲データに対応するナビ画面が、前記電子早見本装置28から前記サーバ装置18dに対して要求される。この要求に応じて、前記サーバ装置18dにおいて、前記ナビデータベース144に記憶された情報から、前記カラオケ装置16に対してカラオケ演奏可能に配信される楽曲データに対応するナビ画面が生成され、図8(g)に示すように、要求元である前記電子早見本装置28等へ送信される。このようにして前記サーバ装置18dから前記電子早見本装置28へ送信されたナビ画面が、その電子早見本装置28におけるタッチパネルディスプレイ90(表示装置92)に表示される。すなわち、前記電子早見本装置28は、好適には、公知のウェブブラウザ等により、前記サーバ装置18dにより生成された画面を表示させるものであり、自身においてナビ画面の生成を行うものではない。従って、前記電子早見本装置28において、楽曲データの選曲入力に係るキャッシュは蓄積されない構成とされている。前記電子早見本装置28に表示されたナビ画面において、利用者の投稿に係る所定の楽曲データの選曲入力操作が行われた場合、図8(h)に示すように、その楽曲データの配信曲選曲番号、曲名、歌手名、作曲者名、及び投稿者情報等が、前記電子早見本装置28から前記カラオケ装置16へ送信される。そして、図8(i)に示すように、前記カラオケ装置16から前記サーバ装置18cに対して、斯かる楽曲データの配信要求が行われ、それに応じて、図8(j)に示すように、前記サーバ装置18cから前記カラオケ装置16に対して、要求された楽曲データが配信され、前記カラオケ装置16においてカラオケ演奏可能とされる。
以上のように、本実施例においては、前記サーバ装置18a〜18dが連働して、利用者の投稿に係る楽曲データのカラオケ演奏が実現される態様について説明するが、前記一連の処理が単一のサーバ装置により実現されるものであっても構わない。また、前述のように、前記サーバ装置18b、18cがひとつのサーバ装置として構成され、前記カラオケ装置16に対して配信可能となった楽曲データに関して、配信フラグが立てられる等して、前記投稿楽曲データベース140に蓄積されたまま、前記カラオケ装置16に対してカラオケ演奏可能に配信されるものであってもよい。また、各サーバ装置18の機能が、複数のサーバ装置により分散して実行されるものであってもよい。例えば、前記楽曲データベース136を備えて前記カラオケ装置16に対して楽曲データの配信を行うサーバ装置と、前記SNSデータベース138を備えて前記SNSに関する情報管理制御を行うサーバ装置とが、別個の装置として備えられたものであってもよい。
図9は、前記システム10に備えられた制御機能の一例の要部を説明する機能ブロック線図である。この図9に示すSNS管理制御手段150、投稿受付制御手段152、楽曲配信管理手段154、利用者抽出手段156、及び未配信曲通知制御手段158は、前記サーバ装置18のCPU120に機能的に備えられたものである。すなわち、前記サーバ装置18のROM122等に記憶されたプログラムが実行されることで、前記CPU120が前記各制御手段として動作させられるものである。好適には、前記SNS管理制御手段150が前記サーバ装置18aのCPU120に、前記投稿受付制御手段152が前記サーバ装置18bのCPU120に、前記楽曲配信管理手段154が前記サーバ装置18b及びサーバ装置18cの少なくとも一方におけるCPU120に、前記利用者抽出手段156及び未配信曲通知制御手段158が前記サーバ装置18a及びサーバ装置18bの少なくとも一方におけるCPU120に、それぞれ機能的に備えられたものである。前述のように、図9に示す制御機能は、単一のサーバ装置に備えられたものであってもよいし、更に複数(例えば、5台以上)のサーバ装置に分散的に備えられ、それらのサーバ装置が相互に通信を行うことで以下の処理が実現されるものであってもよい。
前記SNS管理制御手段150は、前記SNSデータベース138を主体とする前記SNSに関する情報管理制御を行う。例えば、そのSNSに関する情報登録制御を行う。具体的には、前記PC30や携帯電話機32等の情報通信端末による入力操作に応じて、前記SNSデータベース138に新規ユーザ(利用者)の登録を行ったり、前記SNSデータベース138に記憶された登録内容を変更(更新)したり、前記SNSデータベース138に記憶された複数の利用者をフレンドとして相互に関連付けて登録したり、前記SNSデータベース138に記憶された内容を各項目毎に予め設定された公開レベルに応じて前記通信回線20を介して閲覧可能に公開したりというように、前記SNSの統括的な管理制御を行う。
前記SNS管理制御手段150は、好適には、各利用者に対応して前記SNSデータベース138に記憶された情報の閲覧レベルを設定し得るものである。この閲覧レベルは、その利用者に対応して前記SNSデータベース138に記憶された情報の、他の利用者に対する閲覧に関するものであり、例えば、第1レベル「全公開(誰であっても閲覧可能)」、第2レベル「知り合い(フレンドのフレンドまで閲覧可能)」、第3レベル「友達(フレンドは閲覧可能)」、第4レベル「自分のみ(利用者のみ閲覧可能)」というように、段階的に閲覧レベルを設定し得るものである。この閲覧レベルの設定は、好適には、各利用者に対応して前記SNSデータベース138に記憶された名前(本名又はニックネーム)、生年月日、年齢、性別、メールアドレス、血液型、出身地、居住地、出身校(卒業校)、職場、配偶者の有無、家族、言語、宗教、座右の銘、及び後述する各投稿情報等といった項目それぞれについて個別に設定できるものである。
前記SNS管理制御手段150は、前記SNSデータベース138に記憶(登録)された複数の利用者をフレンドとして相互に対応付けて登録するフレンド登録制御を行う。また、前記SNS管理制御手段150は、前記PC30や携帯電話機32等の情報通信端末、或いは前記電子早見本装置28等による入力操作に応じて、各利用者の前記SNSに係るログイン認証を行う。例えば、前記PC30による前記SNSに係るウェブサイトの閲覧に際して、前記キーボード100等の入力操作に応じて利用者のログイン認証を行う。すなわち、前記キーボード100等による入力操作に応じて前記SNSの利用者を認証し、その認証が正常に行われた場合にはその識別情報をもってその利用者のSNSへのログインを許可する。具体的には、前記キーボード100等の入力操作によりユーザID及びパスワードが入力された場合、そのユーザIDに対応付けられて前記SNSデータベース138に記憶されたパスワードが入力されたものと一致するか否かを照会し、一致する場合には正常な認証を行う一方、一致しない場合にはエラーとする。前記SNS管理制御手段150は、前記カラオケ装置16を用いてのカラオケ演奏に際して、前記と同様の処理により、前記電子早見本装置28による入力操作に応じて利用者のログイン認証を行う。
前記SNS管理制御手段150は、前記SNSデータベース138に記憶された情報のうち、正常にログイン認証された利用者に対応する情報を前記PC30や携帯電話機32等の情報通信端末、或いは前記電子早見本装置28等に閲覧可能に表示させる。すなわち、前記SNSデータベース138に記憶された情報のうち、正常にログイン認証された利用者に対応する情報を、前記PC30等に対して閲覧可能に配信する。例えば、正常にログイン認証された利用者自身に対応して前記SNSデータベース138に記憶された情報を、その利用者の利用に係る前記PC30等に対して閲覧可能に配信する。前記SNSデータベース138に記憶された情報のうち、公開レベルが「自分のみ」とされた情報は、正常にログイン認証された利用者本人に対してのみ閲覧可能に表示される。
前記SNS管理制御手段150は、好適には、前記SNSデータベース138に記憶された情報のうち、正常にログイン認証された利用者に対応する公開範囲に含まれる情報を前記PC30や携帯電話機32等の情報通信端末、或いは前記電子早見本装置28等に閲覧可能に表示させる。例えば、前記SNSデータベース138に記憶された複数の利用者に対応する情報のうち公開レベルが「全公開」とされた情報を閲覧可能に表示させる。また、前記正常にログイン認証された利用者のフレンドとして登録されている利用者のフレンド(フレンドのフレンド)として登録されている利用者に対応して前記SNSデータベース138に記憶された情報であって、公開レベルが「知り合い」とされた情報を閲覧可能に表示させる。また、前記正常にログイン認証された利用者のフレンドとして登録されている利用者に対応して前記SNSデータベース138に記憶された情報であって、公開レベルが「友達」とされた情報を閲覧可能に表示させる。前記SNS管理制御手段150は、その他、前記SNSデータベース138に記憶された情報それぞれに対応して定められた公開レベルに応じて、正常にログイン認証された利用者に対応する閲覧の制限(禁止)乃至許可を判定する。
前記SNS管理制御手段150は、好適には、各利用者に対応して前記SNSデータベース138に記憶されたポイントを管理する。例えば、各利用者が、新規に前記SNSデータベース138における登録を行った(新規に識別情報を獲得した)場合、その利用者に対して所定のポイントを付与する。すなわち、付与されたポイントを、各利用者に対応して前記SNSデータベース138に記憶されたポイントに加算する(以下の説明において同じ)。例えば、各利用者が、前記携帯電話機32のブラウザ等により、前記SNSデータベース138に記憶された内容に対応するウェブサイトに正常にログインした場合、その利用者に対して所定のポイントを付与する。例えば、各利用者が、自身の友人に前記SNSを紹介し、その友人が新規に前記SNSデータベース138における登録を行った場合、紹介した前記利用者に対して所定のポイントを付与する。例えば、各利用者が、前記SNSデータベース138に記憶された内容に対応するウェブサイトにおいて買い物(ショッピング)を行った場合、購入額の所定割合に相当するポイントを前記利用者に対して付与する。例えば、各利用者が前記店舗12に来店し、その店舗12内に設置されたカラオケ装置16において前記SNSに正常にログインした場合、その利用者に対して所定のポイントを付与する。例えば、各利用者が前記カラオケ装置16により予め定められた楽曲(指定楽曲)を演奏した場合、その利用者に対して所定のポイントを付与する。例えば、所定のキャンペーン企画において定められたテーマに沿った動画情報を各利用者が所定の動画投稿サイトのデータベースに投稿した場合、その利用者に対して所定のポイントを付与する。例えば、前記システム10に関するアンケート等、各利用者が所定の企画案件に参加した場合、その利用者に対して所定のポイントを付与する。その他、各利用者がクレジットカード等により料金を支払った場合、その料金に応じたポイントをその利用者に付与する。また、電子通貨による支払いや、クレジットカードによる決済等により各利用者が料金を支払った場合においても、その料金に応じた金銭的な価値のあるものが加算(チャージ)される。
前記SNS管理制御手段150は、各利用者に対応して前記SNSデータベース138に記憶されたポイントの消費を管理する。好適には、各利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントの消費を条件として、その利用者に対して前記システム10に関する各種サービスを提供する。前記SNSデータベース138に蓄積されたポイントの消費とは、その消費されたポイントを、各利用者に対応して前記SNSデータベース138に記憶されたポイントから減算することをいう(以下の説明において同じ)。以下に詳述するサービスの提供と引き替えに消費されたポイントのログ(消費記録)は、好適には、各利用者に対応して前記SNSデータベース138に記憶される。好適には、前記SNS管理制御手段150は、各利用者に対応して前記SNSデータベース138に記憶された電子通貨、及びクレジット決済の使用を管理し、支払いログ等の情報を、前記SNSデータベース138に記憶させる。
前記SNS管理制御手段150は、例えば、各利用者に属する所定のポイントの消費を条件として、その利用者が投稿した動画情報を、共演動画(コラボ動画)の組み合わせに係る親として選択可能な親動画情報として設定する。例えば、各利用者に属する所定のポイントの消費を条件として、その利用者が投稿した動画情報の公開期間を延長する。例えば、各利用者に属する所定のポイントの消費を条件として、その利用者が前記カラオケ装置16において撮影した動画情報を、自身の利用に係る前記携帯電話機32に対して閲覧可能に配信する。例えば、各利用者に属する所定のポイントの消費を条件として、カラオケサービス提供会社が用意した特定の動画情報(プレミアム動画)を、前記店舗12に設置されたカラオケ装置16において試聴可能とする。例えば、各利用者に属する所定のポイントの消費を条件として、その利用者の利用に係る前記携帯電話機32において所定のゲームコンテンツをプレイ可能とする。例えば、各利用者に属する所定のポイントの消費を条件として、その利用者に対応して前記SNSデータベース138に記憶されたアバタの服等のアイテムを購入可能とする。例えば、各利用者に属する所定のポイントの消費を条件として、前記楽曲データベース136に新譜として登録される楽曲候補に対するリクエスト投票を可能とする。例えば、各利用者が、前記SNSデータベース138に記憶された内容に対応するウェブサイトにおいて買い物(ショッピング)を行う際に、その利用者に属する所定のポイントの消費を条件として、商品購入額からの値引きを行う。例えば、各利用者に属する所定のポイントの消費を条件として、前記カラオケ装置16におけるアフレコ(アニメ等の映像に声を吹き込んで楽しむコンテンツ)等の所定のコンテンツの利用を可能とする。
前記投稿受付制御手段152は、利用者からの楽曲データの投稿を受け付ける。具体的には、前記PC30等から、前記通信回線20を介して楽曲データの投稿(アップロード)を受け付け、前記投稿楽曲データベース140に蓄積(記憶)する。好適には、前記投稿された各楽曲データに対応して、投稿主体である利用者(例えば、ユーザID)、曲名、投稿日(年月日)、ジャンル、歌手名、及び簡単な説明等を受け付け、前記投稿楽曲データベース140に記憶する。前記投稿受付制御手段152は、好適には、前記投稿楽曲データベース140に記憶された内容に対応するウェブサイトを、前記PC30や携帯電話機32等の情報通信端末により閲覧可能に公開し、そのウェブサイトにおける所定の操作に応じて、前記PC30等からの楽曲データの投稿を受け付ける。また、好適には、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち保存期間が満了した楽曲データを削除する等、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データに係る各種管理制御を行う。
前記楽曲配信管理手段154は、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データに関して、前記カラオケ装置16に対する配信の可否を管理する。このために、前記PC30や携帯電話機32等の入力操作を介して、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された各楽曲データに対する前記ポイントの消費を受け付ける。すなわち、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された各楽曲データに対してポイントの消費が受け付けられた場合、そのポイントを、各楽曲データに対応して前記投稿楽曲データベース140に記憶された、消費されたポイントとして加算する。併行して、操作主体(消費主体)である利用者に対応して前記SNSデータベース138に記憶されたポイントから、前記消費された分のポイントを減算する。すなわち、本実施例においては、前記楽曲配信管理手段154が、利用者から投稿された楽曲データを蓄積する前記投稿楽曲データベース140及び各利用者に対応してポイントを蓄積する前記SNSデータベース138との間で通信を行う通信制御手段としても機能する。ここで、前記楽曲配信管理手段154により受け付けられるポイントの消費は、例えば100ポイント単位といったように、予め定められた所定の単位で受け付けられるものであってもよいし、1ポイントから受け付けられるものであってもよい。また、1回の操作で受け付けられるポイントの上限値が定められていてもよい。
前記楽曲配信管理手段154は、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち所定値以上のポイントの消費が受け付けられた楽曲データを、前記カラオケ装置16に対して配信可能とする。この所定値は、好適には、5000ポイントといった固定値(一定値)であるが、キャンペーン等により変動することも考えられる。前記楽曲配信管理手段154は、具体的には、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち所定値以上のポイントの消費が受け付けられた楽曲データを、前記サーバ装置18cに備えられた前記配信楽曲データベース142に蓄積する。前述のように、本実施例においては、前記配信楽曲データベース142に蓄積された楽曲データが、前記カラオケ装置16に対してカラオケ演奏可能に配信される楽曲データに対応する。
前記楽曲配信管理手段154は、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された各楽曲データに対する前記ポイントの消費の受け付けに関して、その楽曲データの投稿主体(投稿者)である利用者に対応するポイントの消費のみならず、投稿主体ではない他の利用者に対応するポイントの消費を受け付ける。図10は、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された各楽曲データに対するポイントの消費の受け付けについて説明する図である。図10におけるアーティストページ170は、前記PC30や電子早見本装置28等に表示される、前記投稿楽曲データベース140に記憶された内容に対応するウェブサイトを例示している。このアーティストページ170において、投稿一覧ボタン172に対する選択入力操作が行われると、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データが一覧表示される。ここで、所定値以上のポイントの消費が受け付けられ、既に前記カラオケ装置16に対する配信が行われている楽曲データには「配信済」であることが示される。また、所定値以上のポイントの消費が受け付けられておらず、前記カラオケ装置16に対する配信が行われていない楽曲データには「未配信」であることが示される。この「未配信」であることが示された楽曲データに対して、各利用者からのポイントの消費が受け付けられる。例えば、図10に示すように、投稿主体である利用者自身がポイントを消費するためのポイント消費ボタン174と、投稿主体ではない他の利用者がポイントを消費するためのポイント消費ボタン176とが表示され、各ボタンに対する選択入力操作に応じて、対象となる楽曲データの投稿主体である利用者によるポイントの消費、或いは投稿主体ではない他の利用者によるポイントの消費が受け付けられる。そして、斯かるポイントの消費の結果として、対象となる楽曲データに対して消費されたポイントが前記所定値以上となった場合、その楽曲データの表示が「配信済」となり、前記カラオケ装置16に対する配信が可能な状態とされる。
前記未配信曲通知制御手段158は、前記SNSの利用者に対して、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記所定条件を満たさない楽曲データを支援対象として通知する。本実施例において、楽曲データに対する支援とは、その楽曲データをカラオケ配信可能とするためにポイントの消費、電子通貨の消費、クレジット決済等を行うことをいう。前記未配信曲通知制御手段158は、例えば、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データを、前記利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知する。すなわち、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データに対して、前記カラオケ装置16においてカラオケ演奏可能に配信するためのポイント消費を促す通知を、前記SNSの利用者に対して送信する。具体的には、以下に詳述する利用者抽出手段156により抽出された利用者に対して、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データを、その利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知する。好適には、前記利用者抽出手段156により抽出された利用者のメールアドレス(SNSデータベース138に登録されたメールアドレス)に対して、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データを、その利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知する電子メール(E−mail)を、前記通信回線20を介して送信する。
前記利用者抽出手段156は、前記SNSの利用者のうちから、前記未配信曲通知制御手段158による通知の対象となる利用者を抽出する。ここで、前記SNSの利用者とは、例えば、前記SNSデータベース138に登録された利用者すなわちユーザIDを有する利用者に相当する。前記利用者抽出手段156は、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記所定条件を満たさない楽曲データ、すなわち前記所定条件(例えば、5000円に相当する所定値)以上の前記ポイント、電子通貨、クレジット決済が受け付けられていない楽曲データ(以下の説明においては、例として所定値以上のポイントが受け付けられていない楽曲データを挙げる)に関して、その楽曲データに関連する楽曲データに対して過去に支援を行った利用者(以下の説明においては、例として所定値以上のポイントの消費を行った利用者を挙げる)を抽出する。以下、前記利用者抽出手段156による利用者の抽出制御の具体例について説明する。
前記利用者抽出手段156は、好適には、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データに関して、その楽曲データとジャンルが共通する楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出する。すなわち、前記投稿楽曲データベース140等に記憶された、各楽曲データをカラオケ演奏可能とするために各利用者が消費したポイントのログを参照し、対象となる楽曲データと同一のジャンルの楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出する。例えば、対象となる楽曲データのジャンルが「J−pop」である場合、同様にジャンルが「J−pop」である楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出する。また、好適には、対象となる楽曲データが複数のジャンルに属するものである場合、少なくとも1つのジャンルが共通する楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出する。例えば、対象となる楽曲データのジャンルが「J−pop」及び「懐メロ」である場合、ジャンルが「J−pop」及び「懐メロ」の少なくとも一方に属する楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出する。或いは、対象となる楽曲データが複数のジャンルに属するものである場合、両方のジャンルに属する楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出するものであってもよい。例えば、前記の例では、ジャンルが「J−pop」及び「懐メロ」である楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出するものであってもよい。
前記利用者抽出手段156は、好適には、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データに関して、その楽曲データと投稿者が共通する楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出する。すなわち、前記投稿楽曲データベース140等に記憶された、各楽曲データをカラオケ演奏可能とするために各利用者が消費したポイントのログを参照し、対象となる楽曲データと同一の投稿者の楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出する。換言すれば、対象となる楽曲データの投稿者が、過去に投稿した楽曲データに対して前記ポイントを消費した利用者を抽出する。例えば、対象となる楽曲データの投稿者が「Midori」である場合、同様に投稿者が「Midori」である楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出する。
前記利用者抽出手段156は、好適には、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データに関して、その楽曲データと歌手名が共通する楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出する。すなわち、前記投稿楽曲データベース140等に記憶された、各楽曲データをカラオケ演奏可能とするために各利用者が消費したポイントのログを参照し、対象となる楽曲データと同一の歌手名の楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出する。例えば、対象となる楽曲データの歌手名が「Midori」である場合、同様に歌手名が「Midori」である楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出する。
前記利用者抽出手段156は、好適には、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データに関して、その楽曲データと作曲者名が共通する楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出する。すなわち、前記投稿楽曲データベース140等に記憶された、各楽曲データをカラオケ演奏可能とするために各利用者が消費したポイントのログを参照し、対象となる楽曲データと同一の作曲者名の楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出する。例えば、対象となる楽曲データの作曲者名が「Midori」である場合、同様に作曲者名が「Midori」である楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出する。
前記利用者抽出手段156は、前記対象となる楽曲データに関連する楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者の抽出に関して、ジャンル、投稿者、及び歌手名等に基づく抽出を複合的に組み合わせて、利用者の抽出を行うものであってもよい。例えば、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データに関して、その楽曲データとジャンル、投稿者、及び歌手名の少なくとも1つが共通する楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出するものであってもよい。或いは、前記の例において、対象となる楽曲データとジャンル、投稿者、及び歌手名の全てが共通する楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出する等の制御を行うものであってもよい。
前記未配信曲通知制御手段158は、好適には、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データであり、且つ、規定の閾値以上の前記ポイントの消費が受け付けられている楽曲データを、前記利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知する。前記規定の閾値は、例えば、対象となる楽曲データがカラオケ演奏可能に配信されるまであともう少しである目安に相当する値であり、例えば3000ポイントである。すなわち、前記未配信曲通知制御手段158は、好適には、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、その楽曲データに対して消費された前記ポイントが前記規定の閾値以上前記所定値未満(例えば、3000ポイント以上5000ポイント未満)の楽曲データを、前記利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知する。
好適には、前記SNSデータベース138において、各利用者に対応して、その利用者が前記投稿楽曲データベース140に記憶された楽曲データに対して消費したポイントの累計の閾値を定めることができる。前記未配信曲通知制御手段158は、好適には、消費された前記ポイントが前記規定の閾値以上前記所定値未満である楽曲データに関して、その楽曲データに対して既に消費された前記ポイントの累計が、各利用者に対応して前記SNSデータベース138に記憶された閾値以上であるか否かを判定し、閾値以上であると判定される場合には、対象となる楽曲データを、前記利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知する。
前記未配信曲通知制御手段158は、好適には、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データであり、且つ、前記投稿楽曲データベース140に蓄積されてから規定の期間が経過している楽曲データを、前記利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知する。前記所定の期間は、例えば、対象となる楽曲データの保存期間があともう少しで満了する目安に相当する値であり、例えば1年6ヶ月間である。前記未配信曲通知制御手段158は、好適には、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された各楽曲データに関して、投稿時点から前記規定の期間が経過したタイミングで、その楽曲データを、前記利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知する。換言すれば、前記投稿楽曲データベース140への投稿時点から前記規定の期間が経過した時点で、各楽曲データに関して前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられているか否かを判定し、受け付けられていないと判定される楽曲データを、前記利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知する。
前記未配信曲通知制御手段158は、好適には、前記利用者抽出手段156により抽出された利用者のメールアドレスに対して、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データに対するポイントの消費を促す電子メールを送信する。前記電子メールは、メール送信先の利用者に対して、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データを、その利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知するテキスト情報を含んでいる。また、対象となる楽曲データに対するポイントの消費を行うためのウェブサイトにジャンプするためのハイパーリンクを含んでおり、そのハイパーリンクに対する選択入力操作が行われた場合、ポイント消費を受け付けるページ等へジャンプさせられる。
図11は、前記サーバ装置18a或いはサーバ装置18bのCPU120による未配信曲通知制御の一例の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)SA1において、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された所定の楽曲データに関して、その楽曲データに対して消費されたポイント(獲得ポイント)が所定値(例えば、5000ポイント)未満であるか否かが判断される。このSA1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SA1の判断が肯定される場合には、SA2において、前記所定の楽曲データに対して消費されたポイントが規定の閾値(例えば、3000ポイント)以上であるか否かが判断される。このSA2の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SA2の判断が肯定される場合には、SA3において、前記所定の楽曲データが前記投稿楽曲データベース140に投稿(記憶)されてから所定期間(例えば、1年6ヶ月間)が経過したか否かが判断される。このSA3の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SA3の判断が肯定される場合には、SA4において、前記所定の楽曲データに関連する楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者が抽出される。すなわち、前記所定の楽曲データとジャンル、投稿者、歌手名等が共通する楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者が抽出される。次に、SA5において、SA4にて抽出された利用者に対して、前記所定の楽曲データが、その利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知される。例えば、前記所定の楽曲データを、前記利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知する電子メールが、その利用者のメールアドレスに対して送信された後、本ルーチンが終了させられる。
図12は、前記サーバ装置18bのCPU120による投稿楽曲管理制御の一例の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、SB1において、前記PC30等から新規に楽曲データの投稿が行われたか否かが判断される。このSB1の判断が否定される場合には、SB3以下の処理が実行されるが、SB1の判断が肯定される場合には、SB2において、前記PC30等から新規に投稿された楽曲データが、前記投稿楽曲データベース140に蓄積される。次に、SB3において、前記PC30等の入力操作により、前記投稿楽曲データベース140に記憶された対象となる楽曲データの獲得ポイントとして所定のポイントを加算する指令が受信されたか否かが判断される。このSB3の判断が否定される場合には、SB7以下の処理が実行されるが、SB3の判断が肯定される場合には、SB4において、前記投稿楽曲データベース140に記憶された対象となる楽曲データの獲得ポイントすなわちその楽曲データに対して消費されたポイントとして、前記所定のポイントが加算される。次に、SB5において、SB4におけるポイントの加算により、対象となる楽曲データの獲得ポイントが規定値を超えたか否か、すなわち所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられたか否かが判断される。このSB5の判断が否定される場合には、SB7以下の処理が実行されるが、SB5の判断が肯定される場合には、SB6において、対象となる楽曲データすなわち獲得ポイントが規定値を超えたと判断された楽曲データが、前記サーバ装置18c(配信楽曲サーバ)へ送信される。次に、SB7において、前記投稿楽曲データベース140に記憶された楽曲データのうち、保存期限に達した(保存期間が満了した)楽曲データがあるか否かが判断される。このSB7の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SB7の判断が肯定される場合には、SB8において、保存期限に達した楽曲データが、前記投稿楽曲データベース140から削除された後、本ルーチンが終了させられる。
図13は、前記サーバ装置18cのCPU120による配信楽曲管理制御の一例の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、SC1において、前記サーバ装置18b等から、獲得ポイントが規定値を超えたと判断されてカラオケ配信可能となった楽曲データ(配信楽曲)が受信されたか否かが判断される。このSC1の判断が否定される場合には、SC3以下の処理が実行されるが、SC1の判断が肯定される場合には、SC2において、受信された楽曲データが、カラオケ配信可能な楽曲データとして前記配信楽曲データベース142に蓄積される。次に、SC3において、前記カラオケ装置16から、前記配信楽曲データベース142に記憶された所定の楽曲データの配信要求が受信されたか否かが判断される。このSC3の判断が否定される場合には、SC5以下の処理が実行されるが、SC3の判断が肯定される場合には、SC4において、要求された楽曲データが前記配信楽曲データベース142から読み出され、要求元である前記カラオケ装置16に対して配信された後、SC5において、前記配信楽曲データベース142に記憶された楽曲データのうち、配信期限に達した(配信期間が満了した)楽曲データがあるか否かが判断される。このSC5の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SC5の判断が肯定される場合には、SC6において、配信期限に達した楽曲データが、前記配信楽曲データベース142から削除された後、本ルーチンが終了させられる。
以上の制御において、SB1、SB2、SB7、及びSB8が前記投稿受付制御手段152の動作に、SC1〜SC6が前記楽曲配信管理手段154の動作に、SA4が前記利用者抽出手段156の動作に、SA1〜SA3、及びSA5が前記未配信曲通知制御手段158の動作に、それぞれ対応する。
このように、本実施例によれば、利用者から投稿された楽曲データを蓄積する投稿楽曲データベース140と、各利用者に対応してポイントを蓄積するポイントデータベースとしてのSNSデータベース138と、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられた楽曲データを、前記カラオケ装置16に対してカラオケ演奏可能に配信する楽曲配信管理手段154(SC1〜SC6)と、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データに関して、その楽曲データに関連する楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出する利用者抽出手段156(SA4)と、その利用者抽出手段156により抽出された利用者に対して、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データを、その利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知する未配信曲通知制御手段158(SA1〜SA3、SA5)とを、備えたものであることから、各利用者が過去にポイントを消費した楽曲データに関連し、その利用者が関心を持つ可能性が高い楽曲データを、ポイント消費の対象として斯かる利用者に通知できる。すなわち、円滑で実用的な楽曲投稿サービスを実現するシステム10を提供することができる。
前記利用者抽出手段156は、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データに関して、その楽曲データとジャンルが共通する楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出するものであるため、各利用者が過去にポイントを消費した楽曲データとジャンルが共通し、その利用者が関心を持つ可能性が高い楽曲データを、ポイント消費の対象として斯かる利用者に通知できる。
前記利用者抽出手段156は、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データに関して、その楽曲データと投稿者が共通する楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出するものであるため、各利用者が過去にポイントを消費した楽曲データと投稿者が共通し、その利用者が関心を持つ可能性が高い楽曲データを、ポイント消費の対象として斯かる利用者に通知できる。
前記利用者抽出手段156は、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データに関して、その楽曲データと歌手名が共通する楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出するものであるため、各利用者が過去にポイントを消費した楽曲データと歌手名が共通し、その利用者が関心を持つ可能性が高い楽曲データを、ポイント消費の対象として斯かる利用者に通知できる。
前記利用者抽出手段156は、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データに関して、その楽曲データと作曲者名が共通する楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出するものであるため、各利用者が過去にポイントを消費した楽曲データと作曲者名が共通し、その利用者が関心を持つ可能性が高い楽曲データを、ポイント消費の対象として斯かる利用者に通知できる。
前記未配信曲通知制御手段158は、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データであり、且つ、規定の閾値以上の前記ポイントの消費が受け付けられている楽曲データを、前記利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知するものであるため、例えば各利用者に対応して定められたポイント消費の閾値を考慮し、既に規定の閾値以上のポイントの消費が受け付けられている楽曲データに絞って前記通知を行うことで、更に円滑で実用的な楽曲投稿サービスを実現できる。
前記未配信曲通知制御手段158は、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データであり、且つ、前記投稿楽曲データベース140に蓄積されてから規定の期間が経過している楽曲データを、前記利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知するものであるため、例えば公開期限が迫っている楽曲データに絞って前記通知を行うことで、更に円滑で実用的な楽曲投稿サービスを実現できる。
また、本実施例によれば、楽曲データに基づいてカラオケ演奏を行う複数のカラオケ装置16を備えたシステム10において、前記複数のカラオケ装置16との間で通信回線を介して情報の通信を行うサーバ装置18であって、利用者から投稿された楽曲データを蓄積する投稿楽曲データベース140及び各利用者に対応してポイントを蓄積するポイントデータベースとしてのSNSデータベース138の間で通信を行う通信制御手段としての楽曲配信管理手段154と、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられた楽曲データを、前記カラオケ装置16に対してカラオケ演奏可能に配信する楽曲配信管理手段154と、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データに関して、その楽曲データに関連する楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出する利用者抽出手段156と、その利用者抽出手段156により抽出された利用者に対して、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データを、その利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知する未配信曲通知制御手段158とを、備えたことを特徴とするサーバ装置18であるため、各利用者が過去にポイントを消費した楽曲データに関連し、その利用者が関心を持つ可能性が高い楽曲データを、ポイント消費の対象として斯かる利用者に通知できる。すなわち、円滑で実用的な楽曲投稿サービスを実現するサーバ装置18を提供することができる。
また、本実施例によれば、楽曲データに基づいてカラオケ演奏を行う複数のカラオケ装置16を備えたシステム10において、前記複数のカラオケ装置16との間で通信回線20を介して情報の通信を行うサーバ装置18のコンピュータとしてのCPU120を、利用者から投稿された楽曲データを蓄積する投稿楽曲データベース140及び各利用者に対応してポイントを蓄積するポイントデータベースとしてのSNSデータベース138の間で通信を行う通信制御手段としての楽曲配信管理手段154、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられた楽曲データを、前記カラオケ装置16に対してカラオケ演奏可能に配信する楽曲配信管理手段154、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データに関して、その楽曲データに関連する楽曲データに対して過去に前記ポイントを消費した利用者を抽出する利用者抽出手段156、及び、その利用者抽出手段156により抽出された利用者に対して、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データを、その利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知する未配信曲通知制御手段158として機能させることを特徴とするプログラムであるため、各利用者が過去にポイントを消費した楽曲データに関連し、その利用者が関心を持つ可能性が高い楽曲データを、ポイント消費の対象として斯かる利用者に通知できる。すなわち、円滑で実用的な楽曲投稿サービスを実現するプログラムを提供することができる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例において、前記未配信曲通知制御手段158は、前記利用者抽出手段156により抽出された利用者のメールアドレス(SNSデータベース138に登録されたメールアドレス)に対して、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データを、その利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知する電子メール(E−mail)を、前記通信回線20を介して送信するものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、前記利用者抽出手段156により抽出された利用者が、前記カラオケ装置16を用いてのカラオケ演奏に際してログイン認証を行う際(例えば、正常にログイン認証が行われた際)に、その利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知するものであってもよい。この態様において、前記未配信曲通知制御手段158は、好適には、前記ログイン認証に係る操作が行われた前記電子早見本装置28のタッチパネルディスプレイに、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データを、前記利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として表示させる。或いは、前記PC30においてログイン認証を行う際(例えば、正常にログイン認証が行われた際)に、その利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知するものであってもよい。
また、前述の実施例において、前記未配信曲通知制御手段158は、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データであり、且つ、規定の閾値以上の前記ポイントの消費が受け付けられている楽曲データを、前記利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知するものであったが、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記規定の閾値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データを、前記利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知するものであってもよい。すなわち、その楽曲データに対して消費されたポイント(獲得ポイント)が低い楽曲データから優先的に、その楽曲データを、前記利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知するものであってもよい。このようにすれば、よりポイントによる応援が必要な楽曲データを各利用者に通知することができる。
また、前述の実施例において、前記未配信曲通知制御手段158は、前記投稿楽曲データベース140に蓄積された楽曲データのうち、前記所定値以上の前記ポイントの消費が受け付けられていない楽曲データであり、且つ、前記投稿楽曲データベース140に蓄積されてから規定の期間が経過している楽曲データを、前記利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知するものであったが、各楽曲データが、前記投稿楽曲データベース140に投稿された時点(直後)において、その楽曲データを、前記利用者に対応して前記SNSデータベース138に蓄積された前記ポイントを消費する対象として通知するものであってもよい。このようにすれば、各利用者が関心を持つ可能性が高い楽曲データを、その利用者に対していちはやく通知することができる。
また、前述の実施例において、前記投稿受付制御手段152は、前記サーバ装置18bに備えられたものであったが、前記投稿受付制御手段156の実質的な処理は、前記PC30のCPUにより実行されるものであってもよい。例えば、前記PC30に所定の楽曲データ投稿アプリケーションソフトウェアが予めインストールされ、そのアプリケーションソフトウェアにより、前記サーバ装置18bに対する楽曲の投稿(アップロード)が実行されるものであってもよい。
また、前述の実施例においては、図11に示す制御が前記サーバ装置18a或いはサーバ装置18bにより、図12に示す制御が前記サーバ装置18bにより、図13に示す制御が前記サーバ装置18cによりそれぞれ実行される態様について説明したが、図11〜図13に示す各処理は、前記サーバ装置18a〜18dの連働により実現されるものであればよく、必ずしも前述の実施例に限定されるものではない。例えば、図11〜図13に示す各処理が、単一のサーバ装置により実行されるものであってもよい。或いは、図11に示す制御が、前記サーバ装置18a、18bにより分散的に実行されるといったように、図11〜図13に示す各処理が、前記サーバ装置18a〜18dの何れかにより分散的に実行される態様も考えられる。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
10:通信カラオケシステム、16:カラオケ装置、18:サーバ装置、20:通信回線、120:CPU(コンピュータ)、138:SNSデータベース(ポイントデータベース)、140:投稿楽曲データベース、154:楽曲配信管理手段(通信制御手段)、156:利用者抽出手段、158:未配信曲通知制御手段

Claims (9)

  1. 楽曲データに基づいてカラオケ演奏を行うカラオケ装置と、前記カラオケ装置との間で通信回線を介して情報の通信を行うサーバ装置とを、備えた通信カラオケシステムであって、
    利用者から投稿された楽曲データを蓄積する投稿楽曲データベースと、
    前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、所定条件を満たす楽曲データを、前記カラオケ装置に対してカラオケ演奏可能に配信する楽曲配信管理手段と、
    前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、前記所定条件を満たさない楽曲データに関して、該楽曲データに関連する楽曲データに対して過去に支援を行った利用者を抽出する利用者抽出手段と、
    該利用者抽出手段により抽出された利用者に対して、前記所定条件を満たさない楽曲データを支援対象として通知する未配信曲通知制御手段と
    を、備えたことを特徴とする通信カラオケシステム。
  2. 前記利用者抽出手段は、前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、前記所定条件を満たさない楽曲データに関して、該楽曲データとジャンルが共通する楽曲データに対して過去に支援を行った利用者を抽出するものである
    請求項1に記載の通信カラオケシステム。
  3. 前記利用者抽出手段は、前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、前記所定条件を満たさない楽曲データに関して、該楽曲データと投稿者が共通する楽曲データに対して過去に支援を行った利用者を抽出するものである
    請求項1又は2に記載の通信カラオケシステム。
  4. 前記利用者抽出手段は、前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、前記所定条件を満たさない楽曲データに関して、該楽曲データと歌手名が共通する楽曲データに対して過去に支援を行った利用者を抽出するものである
    請求項1から3の何れか1項に記載の通信カラオケシステム。
  5. 前記利用者抽出手段は、前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、前記所定条件を満たさない楽曲データに関して、該楽曲データと作曲者名が共通する楽曲データに対して過去に支援を行った利用者を抽出するものである
    請求項1から4の何れか1項に記載の通信カラオケシステム。
  6. 前記未配信曲通知制御手段は、前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、前記所定条件を満たさない楽曲データであり、且つ、規定の閾値以上の支援が受け付けられている楽曲データを、前記利用者に対応して支援対象として通知するものである
    請求項1から5の何れか1項に記載の通信カラオケシステム。
  7. 前記未配信曲通知制御手段は、前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、前記所定条件を満たさない楽曲データであり、且つ、前記投稿楽曲データベースに蓄積されてから規定の期間が経過している楽曲データを、前記利用者に対応して支援対象として通知するものである
    請求項1から6の何れか1項に記載の通信カラオケシステム。
  8. 楽曲データに基づいてカラオケ演奏を行うカラオケ装置を備えた通信カラオケシステムにおいて、前記カラオケ装置との間で通信回線を介して情報の通信を行うサーバ装置であって、
    利用者から投稿された楽曲データを蓄積する投稿楽曲データベースとの間で通信を行う通信制御手段と、
    前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、所定条件を満たす楽曲データを、前記カラオケ装置に対してカラオケ演奏可能に配信する楽曲配信管理手段と、
    前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、前記所定条件を満たさない楽曲データに関して、該楽曲データに関連する楽曲データに対して過去に支援を行った利用者を抽出する利用者抽出手段と、
    該利用者抽出手段により抽出された利用者に対して、前記所定条件を満たさない楽曲データを支援対象として通知する未配信曲通知制御手段と
    を、備えたことを特徴とするサーバ装置。
  9. 楽曲データに基づいてカラオケ演奏を行うカラオケ装置を備えた通信カラオケシステムにおいて、前記カラオケ装置との間で通信回線を介して情報の通信を行うサーバ装置のコンピュータを、
    利用者から投稿された楽曲データを蓄積する投稿楽曲データベースとの間で通信を行う通信制御手段、
    前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、所定条件を満たす楽曲データを、前記カラオケ装置に対してカラオケ演奏可能に配信する楽曲配信管理手段、
    前記投稿楽曲データベースに蓄積された楽曲データのうち、前記所定条件を満たさない楽曲データに関して、該楽曲データに関連する楽曲データに対して過去に支援を行った利用者を抽出する利用者抽出手段、
    及び、該利用者抽出手段により抽出された利用者に対して、前記所定条件を満たさない楽曲データを支援対象として通知する未配信曲通知制御手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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