JP2015194543A - 表示装置、照明装置および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】より実態に即した温度データを用いて発光制御データを補正することの可能な表示装置および照明装置、ならびにそのような表示装置を備えた電子機器を提供する。【解決手段】本技術の表示装置は、複数の画素が行列状に配置された表示領域を有する表示パネルと、表示領域の表面温度を非接触で計測する温度センサとを備えている。この表示装置は、さらに、第1発光制御データを温度センサの出力に応じて補正することにより得られた第2発光制御データに基づいて各画素を駆動する駆動回路基板を備えている。【選択図】図1

Description

本技術は、パネル温度を制御することの可能な表示装置および照明装置、ならびにそのような表示装置を備えた電子機器に関する。
近年、表示装置や照明装置の分野では、画素の発光素子として、流れる電流値に応じて発光輝度が変化する電流駆動型の発光素子、例えば有機EL(Electro Luminescence)素子を用いた表示装置が開発され、商品化が進められている。有機EL素子は、素子自体が発熱する特性を有している。素子温度が高くなると、素子の劣化が進行する。素子の劣化の進行に伴い、素子に流れる電流の大きさに変化がなくても、発光輝度が低下してしまう。
この問題に対して、画素温度に応じて発光制御データを補正することにより、素子温度の上昇を抑えることが考えられる。ここで、画素温度の計測方法として、従来から様々な方策が提案されている。例えば、駆動回路基板に温度センサを配置し、この温度センサの出力値から画素温度を推定することが提案されている。また、例えば、特許文献1では、表示領域に隣接する場所にダミー画素と温度センサを設け、そのダミー画素に対して所定の表示データを入力し、そのときのダミー画素の温度を温度センサで計測することにより、表示領域の画素温度を推定することが提案されている。
特開2013−250475号公報
しかし、前者の方法では、駆動回路基板の温度は、周囲環境や継続動作時間に依存する。そのため、例えば、電源を5分間だけ切った後に表示装置を再度動作させた場合と、電源を長時間切った後に(すなわち、表示装置が十分に冷えた状態で)表示装置を再度動作させた場合とで、駆動回路基板の温度の上昇率に差が生じてしまう。また、後者の方法では、所定の表示データとして、表示領域に入力されている最大値の表示データが用いられるので、ダミー画素の温度から推定される表示領域の画素温度を、実際の画素温度に近づけることは極めて難しい。
本技術はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、より実態に即した温度データを用いて発光制御データを補正することの可能な表示装置および照明装置、ならびにそのような表示装置を備えた電子機器を提供することにある。
本技術の表示装置は、複数の画素が行列状に配置された表示領域を有する表示パネルと、表示領域の表面温度を非接触で計測する温度センサとを備えている。この表示装置は、さらに、第1発光制御データを温度センサの出力に応じて補正することにより得られた第2発光制御データに基づいて各画素を駆動する駆動回路基板を備えている。
本技術の照明装置は、複数の画素が行列状に配置された照明領域を有する照明パネルと、照明領域の表面温度を非接触で計測する温度センサとを備えている。この照明装置は、さらに、第1発光制御データを温度センサの出力に応じて補正することにより得られた第2発光制御データに基づいて各画素を駆動する駆動回路基板を備えている。
本技術の電子機器は、上記の表示装置を備えている。
本技術の表示装置、照明装置および電子機器では、各温度センサによって、非接触で表示領域または照明領域の表面温度が計測される。さらに、第1発光制御データを温度センサの出力に応じて補正することにより得られた第2発光制御データに基づいて、各画素が駆動される。このように、本技術では、画素に近い位置にある表示領域または照明領域の表面温度が計測されるので、計測値として、実際の画素温度に近い温度に対応した値が得られる。
本技術の表示装置、照明装置および電子機器によれば、計測値として、実際の画素温度に近い温度に対応した値が得られるようにしたので、より実態に即した温度データを用いて発光制御データを補正することができる。本技術の効果は、ここに記載された効果に必ずしも限定されず、本明細書中に記載されたいずれの効果であってもよい。
本技術の第1の実施の形態に係る表示装置の概略構成を表す図である。 各画素内の回路構成の一例を表す図である。 表示画素の一例を表す図である。 表示画素の一例を表す図である。 温度センサの配置の一例を表す図である。 温度センサの配置の一例を表す図である。 温度センサの配置の一例を表す図である。 温度センサの配置の一例を表す図である。 表示装置の断面構成の一例を表す図である。 表示装置の断面構成の一例を表す図である。 表示装置の断面構成の一例を表す図である。 表示装置の断面構成の一例を表す図である。 表示装置の断面構成の一例を表す図である。 表示装置の断面構成の一例を表す図である。 駆動回路基板の概略構成の一例を表す図である。 信号処理回路の概略構成の一例を表す図である。 表示領域を複数の領域に分割する方法の一例を表す図である。 表示領域の一部に対応する表示制御データの補正方法の一例を表す図である。 表示領域の一部に対応する表示制御データの補正方法の一例を表す図である。 ドライバの概略構成の一例を表す図である。 表示パネルに印加される信号波形および画素回路内の信号波形の一例を表す図である。 本技術の第2の実施の形態に係る表示装置の概略構成を表す図である。 各画素内の回路構成の一例を表す図である。 本技術の第3の実施の形態に係る照明装置の概略構成を表す図である。 本技術の第4の実施の形態に係る照明装置の概略構成を表す図である。 上記第1の実施の形態の表示装置の適用例1の外観を表す斜視図である。 適用例2の表側から見た外観を表す斜視図である。 適用例2の裏側から見た外観を表す斜視図である。 適用例3の外観を表す斜視図である。 適用例4の外観を表す斜視図である。 (A)は適用例5の開いた状態の正面図、(B)はその側面図、(C)は閉じた状態の正面図、(D)は左側面図、(E)は右側面図、(F)は上面図、(G)は下面図である。
以下、本技術を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。

1.第1の実施の形態(有機ELディスプレイ)
2.第2の実施の形態(LEDディスプレイ)
3.第3の実施の形態(有機EL照明)
4.第4の実施の形態(LED照明)
5.適用例(電子機器)
<1.第1の実施の形態>
[構成]
図1は、本技術の第1の実施の形態に係る表示装置1の概略構成を表したものである。この表示装置1は、表示パネルモジュール10と、表示パネルモジュール10を駆動する駆動回路基板20と、表示パネルモジュール10の温度を計測する複数の温度センサ30とを備えている。なお、図1では、簡易的に、1つの温度センサ30だけが記載されている。表示パネルモジュール10は、例えば、表示パネル11と、表示パネル11の周囲に設けられた回路(信号線駆動回路13、走査線駆動回路14および電源線駆動回路15)とを有している。
(表示パネル11)
表示パネル11は、複数の画素12が表示パネル11の表示領域11A全面に渡って行列状に配置されたものである。表示パネル11は、駆動回路基板20によって各画素12がアクティブマトリクス駆動されることにより、映像信号Vsig1〜VsigNに基づく映像を表示領域11Aに表示する。映像信号Vsig1〜VsigNは、相展開した映像信号である。
表示パネル11は、行方向に延在する複数の書込線WSLと、列方向に延在する複数の信号線DTLと、行方向に延在する複数の電源線DSLとを有している。信号線DTLと書込線WSLとの交差部分に対応して画素12が設けられている。各信号線DTLは、信号線駆動回路13の出力端に接続されている。各書込線WSLは、走査線駆動回路14の出力端に接続されている。各電源線DSLは、電源線駆動回路15の出力端に接続されている。
図2は、画素12内の回路構成の一例を表したものである。各画素12は、例えば、有機EL素子16と、画素回路17とを有している。有機EL素子16は、例えば、アノード電極、有機発光層およびカソード電極が順に積層された自発光型の発光素子である。画素回路17は、例えば、駆動トランジスタTr1、書込トランジスタTr2および保持容量Csによって構成されたものであり、2Tr1Cの回路構成となっている。書込トランジスタTr2は、駆動トランジスタTr1のゲートに対する信号電圧の印加を制御する。具体的には、書込トランジスタTr2は、信号線DTLの電圧をサンプリングするとともに駆動トランジスタTr1のゲートに書き込む。駆動トランジスタTr1は、有機EL素子16を駆動するものであり、有機EL素子16に直列に接続されている。駆動トランジスタTr1は、書込トランジスタTr2によって書き込まれた電圧の大きさに応じて有機EL素子16に流れる電流を制御する。保持容量Csは、駆動トランジスタTr1のゲート−ソース間に所定の電圧を保持する。なお、画素回路17は、上述の2Tr1Cの回路に対して各種容量やトランジスタを付加した回路構成となっていてもよいし、上述の2Tr1Cの回路構成とは異なる回路構成となっていてもよい。
駆動トランジスタTr1および書込トランジスタTr2は、例えば、nチャネルMOS型の薄膜トランジスタ(TFT(Thin Film Transistor))により形成されている。なお、TFTの種類は特に限定されるものではない。また、駆動トランジスタTr1および書込トランジスタTr2は、pチャネルMOS型のTFTにより形成されていてもよい。
書込トランジスタTr2のゲートは、走査線WSLに接続されている。書込トランジスタTr2のソースおよびドレインの一方が信号線DTLに接続され、他方が駆動トランジスタTr1のゲートに接続されている。駆動トランジスタTr1のソースおよびドレインの一方が電源線DSLに接続され、他方が有機EL素子16のアノードに接続されている。保持容量Csの一端が駆動トランジスタTr1のゲートに接続され、保持容量Csの他端が駆動トランジスタTr1のソースおよびドレインのうち有機EL素子16側の端子に接続されている。
表示パネル11は、さらに、例えば、図2に示したように、有機EL素子16のカソードに接続されたグラウンド線GNDを有している。グラウンド線GNDは、グラウンド電位となっている外部回路と電気的に接続されるものである。グラウンド線GNDは、例えば、表示領域11A全体に渡って形成されたシート状の電極である。グラウンド線GNDは、画素行または画素列に対応して短冊状に形成された帯状の電極であってもよい。
各画素12は、表示パネル11上の画面を構成する最小単位の点に対応する。表示パネル11は、カラー表示用のパネルであり、画素12は、例えば、赤、緑、または青などの単色の光を発するサブピクセルに相当する。例えば、図3Aに示したように、赤色光を発する画素12Rと、緑色光を発する画素12Gと、青色光を発する画素12Bとによって、1つの表示画素18が構成されている。このとき、映像信号Vsig1〜VsigNは、例えば、赤色光を発する画素12に対応する映像信号と、緑色光を発する画素12に対応する映像信号と、青色光を発する画素12に対応する映像信号とを含んで構成されている。
画素12は、例えば、赤、緑、青、または白などの単色の光を発するサブピクセルに相当していてもよい。例えば、図3Bに示したように、赤色光を発する画素12Rと、緑色光を発する画素12Gと、青色光を発する画素12Bと、白色光を発する画素12Wとによって、1つの表示画素18が構成されていてもよい。このとき、映像信号Vsig1〜VsigNは、上記3色の映像信号の他に、さらに、例えば、白色光を発する画素12に対応する映像信号も含んで構成されている。また、画素12は、例えば、赤、緑、青、または黄色などの単色の光を発するサブピクセルに相当していてもよい。このとき、映像信号Vsig1〜VsigNは、上記3色の映像信号の他に、さらに、例えば、黄色光を発する画素12に対応する映像信号も含んで構成されている。
(表示パネル11の周囲に設けられた回路)
信号線駆動回路13は、駆動回路基板20から入力された1水平ライン分のアナログの映像信号Vsig1〜VsigNを、各画素12に信号電圧として供給する。具体的には、信号線駆動回路13は、1水平ライン分のアナログの映像信号Vsig1〜VsigNを、走査線駆動回路14により選択された1水平ラインを構成する各画素12に、信号線DTLを介してそれぞれ供給する。信号線駆動回路13は、例えば、2種類の電圧(Vofs、Vsig(Vsig1〜VsigN))を出力可能である。具体的には、信号線駆動回路13は、走査線駆動回路14により選択された画素12へ、信号線DTLを介して2種類の電圧(Vofs、Vsig(Vsig1〜VsigN))を供給する。Vsigは、外部から入力される映像信号Dinに対応する電圧値となっている。Vofsは、映像信号Dinとは無関係の一定電圧である。Vsigの最小電圧はVofsよりも低い電圧値となっており、Vsigの最大電圧はVofsよりも高い電圧値となっている。
走査線駆動回路14は、駆動回路基板20から入力されたタイミングパルスTPに応じて、駆動対象の画素12を選択する。具体的には、走査線駆動回路14は、走査線WSLを介して、選択パルスを画素12の画素回路17に印加することにより、マトリクス状に配置されている複数の画素12のうちの1行を駆動対象として選択する。そして、これらの画素12では、信号線駆動回路13から供給される信号電圧に応じて、1水平ラインの表示がなされる。このようにして、走査線駆動回路14は、時分割的に1水平ラインずつ順次走査を行い、表示領域11A全体にわたった表示を表示パネル11に行わせる。
走査線駆動回路14は、タイミングパルスTPの入力に応じて(同期して)、複数の走査線WSLを所定のシーケンスで選択することにより、Vth補正や、信号電圧の書き込み、μ補正を所望の順番で実行させるものである。ここで、Vth補正とは、駆動トランジスタTr1のゲート−ソース間電圧Vgsを駆動トランジスタTr1の閾値電圧に近づける補正動作を指している。信号電圧の書き込み(信号書き込み)とは、駆動トランジスタTr1のゲートに対して、信号電圧を、書込トランジスタTr2を介して書き込む動作を指している。μ補正とは、駆動トランジスタTr1のゲート−ソース間に保持される電圧(ゲート−ソース間電圧Vgs)を、駆動トランジスタTr1の移動度μの大きさに応じて補正する動作を指している。信号書き込みと、μ補正とは、互いに別個のタイミングで行われることもある。走査線駆動回路14は、例えば、1つの選択パルスを、走査線WSLへ出力することによって、信号書き込みと、μ補正とを同時に行う。
走査線駆動回路14は、例えば、2種類以上の電圧(例えば、Von、Voff1、Voff2)を出力可能である。具体的には、走査線駆動回路14は、駆動対象の画素12へ、走査線WSLを介して2種類以上の電圧(例えば、Von、Voff1、Voff2)を供給し、書込トランジスタTr2のオンオフ制御を行う。ここで、Vonは、書込トランジスタTr2のオン電圧以上の値となっている。Voffは、書込トランジスタTr2のオン電圧よりも低い値となっており、かつ、Vonよりも低い値となっている。
電源線駆動回路15は、例えば、タイミングパルスTPの入力に応じて(同期して)、複数の電源線DSLを所定の単位ごとに順次選択する。電源線駆動回路15は、例えば、2種類以上の電圧(例えば、Vcc1、Vcc2、Vss)を出力可能である。電源線駆動回路15は、走査線駆動回路14により選択された画素12へ、電源線DSLを介して2種類以上の電圧(例えば、Vcc1、Vcc2、Vss)を供給する。ここで、Vssは、有機EL素子16の閾値電圧Velと、有機EL素子16のカソード電圧Vcathとを足し合わせた電圧(Vel+Vcath)よりも低い電圧値である。Vcc1、Vcc2は、電圧(Vel+Vcath)以上の電圧値である。
(温度センサ30)
温度センサ30は、表示パネル11の表示領域11A(具体的には映像表示面11C)の表面温度を非接触で計測する。温度センサ30は、非接触型の放射温度計であり、具体的には、赤外線センサである。図4A、図4B、図5A、図5Bは、各温度センサ30の配置の一例を表したものである。各温度センサ30は、表示領域11Aの周囲に配置されている。各温度センサ30は、例えば、図4A、図4Bに示したように、表示領域11Aを、当該表示領域11Aの長手方向(例えば、水平方向)から挟み込む位置に配置されている。各温度センサ30は、表示領域11Aの1つの長辺だけに沿って配置されていてもよい。各温度センサ30は、例えば、図5A、図5Bに示したように、表示領域11Aを、当該表示領域11Aの短手方向(例えば、垂直方向)から挟み込む位置に配置されていてもよい。各温度センサ30は、表示領域11Aの1つの短辺だけに沿って配置されていてもよい。各温度センサ30は、例えば、図4A、図5Aに示したように、表示パネル11の額縁領域11B(表示領域11Aの周縁領域)と対向する位置に配置されている。各温度センサ30は、例えば、図4B、図5Bに示したように、表示パネル11と非対向の位置に配置されていてもよい。各温度センサ30が、例えば、表示領域11Aを取り囲むように配置されていてもよい。
図6〜図11は、表示装置1の断面構成の一例を表したものである。図6〜図11には、表示装置1を、表示装置1の長手方向(例えば、水平方向)、または、表示装置1の短手方向(例えば、垂直方向)に切断したときの断面の一例が示されている。図6〜8には、表示パネル11が平坦な板形状となっている場合が例示されている。図9〜図11には、表示パネル11が表示パネル11の長手方向および短手方向の少なくとも一方において湾曲した板形状となっている場合が例示されている。
駆動回路基板20は、例えば、図6〜図11に示したように、表示パネル11との位置関係で表示パネル11の背面(映像表示面11Cとは反対側の面)側に配置されている。表示装置1は、通常、表示パネル11と駆動回路基板20との間に断熱材を備えている。なお、上述した断熱材などの他の部材の記載は図面から省略されている。駆動回路基板20は、例えば、配線21を介して表示パネル11と電気的に接続されている。駆動回路基板20は、さらに、例えば、配線22を介して各温度センサ30と電気的に接続されている。
表示装置1は、例えば、図6〜図11に示したように、表示パネル11を含む表示パネルモジュール10や、駆動回路基板20、各温度センサ30を収容する筐体70を備えている。筐体70の外形は、例えば、直方体形状となっている。なお、筐体70の外形が、表示パネル11の湾曲に対応した湾曲形状となっていてもよい。筐体70は、放熱性の良好な材料(例えば、金属)で形成されていることが好ましい。筐体70の全体または一部が、樹脂などの材料で形成されていてもよい。筐体70は、表示領域11Aと対向する位置に開口を有しており、その開口の周縁に環状の額縁部70Aを有している。各温度センサ30は、額縁部70Aと対向する位置に配置されており、かつ、表示パネル11との位置関係では、表示パネル11の映像表示面11C側(つまり、筐体70における上記開口側)に位置している。
例えば、図6、図7、図9、図10に示したように、表示パネル11と、額縁部70Aとの間には、空隙が存在している。各温度センサ30は、例えば、その空隙に配置されており、固定部31を介して額縁部70Aの裏面または表示パネル11の額縁領域11Bに固定されている。なお、固定部31は、本技術の「第1固定部」の一具体例に相当する。固定部31は、例えば、温度センサ30を額縁部70Aまたは額縁領域11Bに機械的に固定する機械部品であってもよいし、粘着剤もしくは接着剤であってもよい。
各温度センサ30は、例えば、図8、図11に示したように、額縁部70Aの上面に固定されていてもよい。この場合、筐体70は、各温度センサ30を覆うカバー部71を有していてもよい。筐体70がカバー部71を有している場合には、カバー部71が額縁部70Aに対して着脱可能に固定されていることが好ましい。このようにした場合で、各温度センサ30が固定部31を介してカバー部71の内面に固定されているときには、カバー部71を額縁部70Aに固定する作業を行うだけで、各温度センサ30の設置も併せて行うことができる。なお、固定部31は、本技術の「第2固定部」の一具体例に相当する。
各温度センサ30の計測範囲は、表示領域11Aの一部の領域であり、表示領域11A内の複数の画素12を含む領域である。各温度センサ30の計測範囲は、他の温度センサ30の計測範囲と重なっていなくてもよいし、他の温度センサ30の計測範囲の一部と重なっていてもよい。各温度センサ30によって計測され得る領域の合計が、表示領域11A全体と対応していてもよいし、表示領域11Aの一部の領域とだけ対応していてもよい。 各温度センサ30の光軸AX2は、表示パネル11の中央部分の表面の法線AX1と斜めに交差している。光軸AX2は、法線AX1と直交する平面に対して下方(つまり伏角の方向)を向いている。
(駆動回路基板20)
駆動回路基板20は、表示パネルモジュール(具体的には各画素12)を駆動する。駆動回路基板20は、外部から入力された映像信号Dinおよび同期信号Tinに基づいて、映像信号Vsig1〜VsigNおよびタイミングパルスTPを生成し、表示パネルモジュール10に出力する。駆動回路基板20は、さらに、温度センサ30の出力(温度信号DT)に応じて、映像信号Din(またはそれに対応する信号)を補正する。なお、映像信号Dinは、本技術の「第1発光制御データ」の一具体例に相当する。
図12は、駆動回路基板20の概略構成の一例を表したものである。駆動回路基板20は、例えば、信号処理回路40、タイミング生成回路50およびドライバ60を有している。
(信号処理回路40)
信号処理回路40は、映像信号Dinから、表示パネル11用の映像信号DAを生成する。映像信号Dinは、デジタルの映像信号であり、例えば、所定のγ補正のなされたものである。ここで、所定のγ補正とは、所定の表示装置(旧来はブラウン管テレビジョン)に映像信号Dinを入力したときに、映像信号Dinと、所定の表示装置の輝度との関係がリニアになるように補正することを指している。
信号処理回路40は、映像信号Dinに対して所定の補正を行い、補正後の映像信号を、映像信号DAとして、ドライバ60に出力する。信号処理回路40は、さらに、同期信号Tinに含まれている水平同期信号および垂直同期信号に基づくタイミングで、映像信号DAをドライバ60に出力する。ここで、所定の補正としては、例えば、リニアγ補正(または逆γ補正)や、γ補正、輝度補正などが挙げられる。なお、所定の補正には、上記以外の補正が含まれていてもよい。ここで、リニアγ補正(または逆γ補正)とは、映像信号Dinのガンマ補正をキャンセルすることによりリニアなガンマ特性の映像信号を生成することを指している。γ補正とは、特性がガンマ値に応じた最適のカーブとなるように映像信号の階調を補正することを指している。なお、輝度補正については、後に詳述する。
図13は、信号処理回路40の内部構成の一例を表したものである。信号処理回路40は、例えば、正規化回路41、輝度補正回路42および階調化回路43を有している。
正規化回路41は、例えば、映像信号Dinまたはそれに対応する映像信号を正規化するものであり、映像信号Dinまたはそれに対応する映像信号を正規化することにより得られた映像信号Din1を出力する。階調化回路43は、輝度補正回路42の出力信号(映像信号Din2)に対して、後段のD/A変換回路62(後述)に適した階調情報を付与するものであり、輝度補正回路42の出力信号(映像信号Din2)に対して所定の演算を行うことにより得られた映像信号DAを出力する。
輝度補正回路42は、温度センサ30の出力(温度信号DT)に基づいて、映像信号Din1を補正する。これにより、輝度補正回路42は、温度センサ30の出力(温度信号DT)に基づいて補正された映像信号Din2を生成する。輝度補正回路42は、このような映像信号Din1に対する補正(以下、「輝度補正」と称する。)を、表示領域11Aの全体または一部の領域に対して行う。輝度補正回路42は、各温度センサ30からの出力(温度信号DT)が所定の範囲内となっているか否かを判定する。その結果、全体または一部の温度センサ30において、出力(温度信号DT)が所定の範囲外となっている場合には、輝度補正回路42は、各温度センサ30からの出力(温度信号DT)が所定の範囲内となるように、映像信号Din1を温度センサ30の出力に応じて補正する。つまり、輝度補正回路42は、表示領域11A(映像表示面11C)の表面温度が所定の範囲内となるように、映像信号Din1を補正する。輝度補正回路42は、映像信号Din1に対する補正として、例えば、映像信号Din1に対して補正係数をかける。補正係数は、例えば、0より大きく、1以下の整数である。なお、補正係数の範囲は、対象となる映像信号の色に応じて異なっていてもよい。例えば、対象となる映像信号の色が白色である場合、補正係数として、1よりも大きな整数が選択され得るようになっていてもよい。
輝度補正回路42が輝度補正を表示領域11Aの一部の領域に対して行う場合、輝度補正回路42は、例えば、図14に示したように、表示領域11Aを複数の部分領域に細分化する。そして、輝度補正回路42は、表示領域11Aを細分化した部分領域ごとに、各温度センサ30からの出力(温度信号DT)が所定の範囲内もしくは所定の閾値以下となっているか否かを判定する。その結果、複数の部分領域のうちの一部の部分領域である特定領域において、センサ出力(温度信号DT)が所定の範囲外となっている場合には、輝度補正回路42は、特定領域において温度センサ30の出力が所定の範囲内となるように、その特定領域に対応する映像信号Din1を、センサ出力(温度信号DT)に応じて補正する。これにより、センサ出力(温度信号DT)が所定の範囲内もしくは所定の閾値以下となっている領域に対応する映像信号Din1に対してまで、輝度補正を行うことがなくなる。
ただし、図15Aに示したように、特定領域(例えば領域5)に対応する映像信号Din1に対してだけ、小さな補正係数(例えば0.7)がかけられる場合には、その特定領域の発光輝度と、その特定領域に隣接する他の領域(例えば領域4,6)の発光輝度との間に大きな差異が生じ得る。その結果、表示映像に境界が発生してしまう可能性がある。そこで、輝度補正回路42は、映像信号Din1に対して、境界をぼやかす処理を行う。輝度補正回路42は、例えば、図15Bに示したように、センサ出力(温度信号DT)が所定の範囲外となった特定領域(例えば領域5)の外縁に対応する映像信号Din1と、その特定領域に隣接する全ての部分領域(例えば領域1〜4,6〜9)のうち、特定領域(例えば領域5)に近接する領域に対応する映像信号Din1とに対して、映像に輝度の境界が生じないように、輝度の境界をぼやかす補正を行う。このように、境界をぼやかす処理を行うことにより、表示映像における輝度の変化が滑らかとなり、表示品質の劣化が抑制される。
以下で、信号処理回路40以外の構成(タイミング生成回路50、ドライバ60)について説明する。
(タイミング生成回路50)
タイミング生成回路50は、同期信号Tinに含まれている水平同期信号および垂直同期信号に基づいてタイミングパルスTPを生成する。タイミングパルスTPは、表示パネル11駆動用のタイミングパルスであって、かつ、水平、垂直の書き込み転送を制御するためのものである。タイミング生成回路50は、生成したタイミングパルスTPを所定のタイミングで表示パネル11に出力する。タイミング生成回路50は、タイミングパルスTPとして、例えば、水平走査の開始を指令する水平スタートパルス、水平走査の基準となる水平クロック、垂直走査の開始を指令する垂直スタートパルス、垂直走査の基準となる垂直クロックを生成する。タイミング生成回路50は、さらに、ドライバ60用のクロックCLKを生成し、ドライバ60に出力する。
(ドライバ60)
図16は、ドライバ60の概略構成の一例を表したものである。ドライバ60は、例えば、サンプル・ホールド回路61、D/A変換回路62、およびドライバ回路63を有している。サンプル・ホールド回路61は、シリアルデジタルの映像信号DAに対して並列化処理を行い、複数並列の映像信号に展開するようになっている。サンプル・ホールド回路61は、相展開した映像信号を、タイミング生成回路40からのクロックCLKに基づいたタイミングで、D/A変換回路62に出力する。D/A変換回路62は、サンプル・ホールド回路61から入力された映像信号(相展開した映像信号)をアナログ信号化して、ドライバ回路63に出力する。D/A変換回路62がドライバ回路63に出力する電圧の範囲が、表示パネル11の有効電圧範囲に対応する。つまり、D/A変換回路62が表示パネル11の有効電圧範囲を規定している。ドライバ回路63は、タイミング生成回路40から出力されたクロックCLKに基づく所定のタイミングで、映像信号Vsig1〜VsigNを表示パネル11に印加する。なお、映像信号Vsig1〜VsigNが、輝度補正回路42によって補正された映像信号Din2から得られたものである場合、映像信号Vsig1〜VsigNは、本技術の「第2発光制御データ」の一具体例に相当する。
[動作]
次に、表示装置1の動作(特に信号処理回路40の動作)について説明する。
映像信号Dinが外部から入力されると、正規化回路41によって正規化され、正規化後の映像信号Din1が輝度補正回路42に出力される。映像信号Din1は、温度センサ30からの出力(温度信号DT)が所定の範囲内もしくは所定の閾値以下となるように、輝度補正回路42によって補正され、必要に応じて、境界をぼやかす処理が行われる。補正後の映像信号Din2は、階調化回路43に出力される。映像信号Din2は、階調化回路43によって、D/A変換回路62に適した階調情報に変換され、映像信号DAとして、ドライバ60に出力される。映像信号DAは、ドライバ60によって相展開され、相展開後の映像信号Vsig1〜VsigNが表示パネル11に印加される。その結果、有機EL素子16の温度が制御された映像表示が行われる。
次に、表示装置1の動作(消光から発光までの動作)について説明する。
本実施の形態では、有機EL素子16のI−V特性が経時変化しても、その影響を受けることなく、有機EL素子16の発光輝度を一定に保つようにするために、有機EL素子16のI−V特性の変動に対する補償動作が組み込まれている。さらに、本実施の形態では、駆動トランジスタTr1の閾値電圧や移動度が経時変化しても、それらの影響を受けることなく、有機EL素子16の発光輝度を一定に保つようにするために、上記閾値電圧や上記移動度の変動に対する補正動作を組み込んでいる。
図17は、1つの画素12に着目したときの走査線WSL、電源線DSLおよび信号線DTLに印加される電圧、ゲート電圧Vg、およびソース電圧Vsの経時変化の一例を表したものである。
(Vth補正準備期間)
まず、駆動トランジスタTr1のゲート−ソース間電圧Vgsを駆動トランジスタTr1の閾値電圧に近づけるVth補正の準備が行われる。具体的には、走査線WSLの電圧がVoff、信号線DTLの電圧がVofs、電源線DSLの電圧がVccとなっている時に、電源線DSLの電圧がVccからVssに下がる(時刻T1)。つまり、有機EL素子16が発光している時に、電源線DSLの電圧がVccからVssに下がる。すると、ソース電圧VsがVssまで下がり、有機EL素子16が消光する。このとき、保持容量Csを介したカップリングによりゲート電圧Vgも下がる。
次に、電源線DSLの電圧がVssとなっており、かつ信号線DTLの電圧がVofsとなっている間に、走査線WSLの電圧がVoffからVonに上がる(時刻T2)。すると、ゲート電圧VgがVofsまで下がる。このとき、ゲート−ソース間電圧Vgsが駆動トランジスタTr1の閾値電圧よりも小さくなっていてもよいし、それと等しいか、またはそれよりも大きくなっていてもよい。
(Vth補正期間)
次に、Vthの補正が行われる。具体的には、信号線DTLの電圧がVofsとなっており、かつ、走査線WSLの電圧がVonとなっている間に、電源線DSLの電圧がVssからVccに上がる(時刻T3)。すると、駆動トランジスタTr1のドレイン−ソース間に電流Idsが流れ、ソース電圧Vsが上昇する。このとき、ソース電圧VsがVofs−Vthよりも低い場合には、駆動トランジスタTr1がカットオフするまで、駆動トランジスタTr1のドレイン−ソース間に電流Idsが流れる。つまり、Vth補正がまだ完了していない場合には、ゲート−ソース間電圧VgsがVthになるまで、駆動トランジスタTr1のドレイン−ソース間に電流Idsが流れる。これにより、ゲート電圧VgがVofsとなり、ソース電圧Vsが上昇し、その結果、保持容量CsがVthに充電され、ゲート−ソース間電圧VgsがVthとなる。
その後、信号線DTLの電圧がVofsからVsigに切り替わる前に、走査線WSLの電圧がVonからVoffに下がる(時刻T4)。すると、駆動トランジスタTr1のゲートがフローティングとなるので、ゲート−ソース間電圧Vgsを信号線DTLの電圧の大きさに拘わらずVthのままで維持することができる。このように、ゲート−ソース間電圧VgsをVthに設定することにより、駆動トランジスタTr1の閾値電圧Vthが画素回路17ごとにばらついた場合であっても、有機EL素子16の発光輝度のばらつきをなくすことができる。
(Vth補正休止期間)
その後、Vth補正の休止期間中に、信号線DTLの電圧がVofsからVsigに切り替わる。
(信号書込・μ補正期間)
Vth補正休止期間が終了した後(つまりVth補正が完了した後)、映像信号Vsig1〜VsigNに応じた信号電圧の書き込みと、μ補正を行う。具体的には、信号線DTLの電圧がVsigとなっており、かつ電源線DSLの電圧がVccとなっている間に、走査線WSLの電圧がVoffからVonに上がる(時刻T5)。すると、駆動トランジスタTr1のゲートが信号線DTLに接続され、駆動トランジスタTr1のゲート電圧Vgが信号線DTLの電圧Vsigとなる。このとき、有機EL素子16のアノード電圧はこの段階ではまだ有機EL素子16の閾値電圧Velよりも小さく、有機EL素子16はカットオフしている。そのため、電流Idsは有機EL素子16の素子容量Coledおよび補助容量Csubに流れ、素子容量Coledおよび補助容量Csubが充電される。その結果、ソース電圧VsがΔVsだけ上昇し、やがてゲート−ソース間電圧VgsがVsig+Vth−ΔVsとなる。このようにして、書き込みと同時にμ補正が行われる。ここで、駆動トランジスタTr1の移動度が大きい程、ΔVsも大きくなるので、ゲートソース間電圧Vgsを発光前にΔVだけ小さくすることにより、画素12ごとの移動度のばらつきを取り除くことができる。
(発光期間)
最後に、走査線WSLの電圧がVonからVoffに下がる(時刻T6)。すると、駆動トランジスタTr1のドレイン−ソース間に電流Idsが流れ、ソース電圧Vsが上昇する。その結果、有機EL素子16に閾値電圧Vel以上の電圧が印加され、有機EL素子16が所望の輝度で発光する。なお、発光を開始する前に、発光開始時間を調整する待機期間を設けてもよい。その場合には、例えば、走査線WSLの電圧がVonからVoffに下がるときに、電源線DSLの電圧をVccからVssに下げておき、発光させるタイミングになったら、電源線DSLの電圧をVssからVccに変えればよい。
[効果]
次に、本実施の形態の表示装置1における効果について説明する。
本実施の形態では、各温度センサ30によって、非接触で表示領域11A(映像表示面11C)の表面温度が計測される。さらに、映像信号Din1を温度センサ30の出力に応じて補正することにより得られた映像信号Vsig1〜VsigNに基づいて、各画素12が駆動される。このように、本実施の形態では、画素12に近い位置にある表示領域11Aの表面温度が計測されるので、計測値として、実際の画素温度に近い温度に対応した値が得られる。従って、より実態に即した温度データを用いて映像信号Din1を補正することができる。
また、本実施の形態では、各温度センサ30によって計測される表示領域11A(映像表示面11C)の表面温度は、各画素12内の有機EL素子16の実際の温度と非常に近い値である。そのため、駆動回路基板に温度センサを設けたり、ダミー画素を設けたりする従来の手法で行われていた温度推定を行う必要がない。また、仮に、本実施の形態において、温度推定を行った場合であっても、各温度センサ30によって計測される表示領域11A(映像表示面11C)の表面温度が、各画素12内の有機EL素子16の実際の温度と非常に近い値であるので、温度推定による誤差は極めて小さい。従って、高精度に、各画素12内の有機EL素子16の温度制御を行うことができる。
また、本実施の形態では、各温度センサ30からの出力(温度信号DT)が所定の範囲内となるように、映像信号Din1の補正がなされる。これにより、表示領域11A(映像表示面11C)の表面温度が所定の範囲内となるので、各画素12内の有機EL素子16の劣化の進行を抑制することができる。
また、本実施の形態において、輝度補正が表示領域11Aの一部の領域に対してだけ行われるようにした場合には、センサ出力(温度信号DT)が所定の範囲内もしくは所定の閾値以下となっている領域に対応する映像信号Din1に対してまで、輝度補正を行うことがなくなる。その結果、表示映像の輝度の低下を最小限に抑えることができる。また、本実施の形態において、このような輝度補正を行う場合に、センサ出力(温度信号DT)が所定の範囲外となった特定領域に対応する映像信号Din1と、その特定領域に隣接する全ての部分領域に対応する映像信号Din1とに対して、上述したような境界をぼやかす補正を行うことにより、表示品質の劣化を抑えつつ、各画素12内の有機EL素子16の温度制御を行うことができる。
<2.第2の実施の形態>
[構成]
図18は、本技術の第2の実施の形態に係る表示装置2の概略構成を表したものである。この表示装置2は、表示パネルモジュール80を備えている点で、表示パネルモジュール10を備えた表示装置1の構成と相違する。以下では、上記実施の形態との相違点について主に説明し、上記実施の形態との共通点についての説明は適宜、省略するものとする。
表示パネルモジュール80は、例えば、表示パネル81と、表示パネル81の周囲に設けられた回路(信号線駆動回路83および走査線駆動回路84)とを有している。
(表示パネル81)
表示パネル81は、複数の画素82が表示パネル81の表示領域81A全面に渡って行列状に配置されたものである。表示パネル81は、駆動回路基板20によって各画素82がアクティブマトリクス駆動されることにより、表示信号に基づく表示光を表示領域81Aから発する。
表示パネル81は、行方向に延在する複数の書込線WSLと、列方向に延在する複数の信号線DTLとを有している。信号線DTLと書込線WSLとの交差部分に対応して画素82が設けられている。各信号線DTLは、信号線駆動回路83の出力端に接続されている。各書込線WSLは、走査線駆動回路84の出力端に接続されている。
図19は、画素82内の回路構成の一例を表したものである。各画素82は、例えば、発光ダイオード85と、スイッチングトランジスタTr3とを有している。発光ダイオード85は、例えば、PIN構造の半導体が一対の電極で挟み込まれた自発光型の発光素子である。スイッチングトランジスタTr3は、信号線DTLの電圧をサンプリングするとともに発光ダイオード85の一方の電極に書き込む。
スイッチングトランジスタTr3のゲートは、走査線WSLに接続されている。スイッチングトランジスタTr3のソースおよびドレインの一方が信号線DTLに接続され、他方が発光ダイオード85の一方の電極に接続されている。表示パネル81は、さらに、例えば、図19に示したように、発光ダイオード85の他方の電極に接続されたグラウンド線GNDを有している。グラウンド線GNDは、グラウンド電位となっている外部回路と電気的に接続されるものである。
各画素82は、表示パネル81上の画面を構成する最小単位の点に対応する。表示パネル81は、例えば、カラー表示用のパネルであり、画素82は、例えば、赤、緑、または青などの単色の光を発するサブピクセルに相当する。例えば、赤色光を発する画素82と、緑色光を発する画素82と、青色光を発する画素82とによって、1つの表示画素が構成されている。このとき、表示信号は、例えば、赤色光を発する画素82に対応する表示信号と、緑色光を発する画素82に対応する表示信号と、青色光を発する画素82に対応する表示信号とを含んで構成されている。
画素82は、例えば、赤、緑、青、または白などの単色の光を発するサブピクセルに相当していてもよい。例えば、赤色光を発する画素82と、緑色光を発する画素82と、青色光を発する画素82と、白色光を発する画素82とによって、1つの表示画素が構成されていてもよい。このとき、表示信号は、上記3色の表示信号の他に、さらに、例えば、白色光を発する画素82に対応する表示信号も含んで構成されている。また、画素82は、例えば、赤、緑、青、または黄色などの単色の光を発するサブピクセルに相当していてもよい。このとき、表示信号は、上記3色の表示信号の他に、さらに、例えば、黄色光を発する画素82に対応する表示信号も含んで構成されている。
(表示パネル81の周囲に設けられた回路)
信号線駆動回路83は、駆動回路基板20から入力された1水平ライン分のアナログの表示信号を、各画素82に信号電圧として供給する。具体的には、信号線駆動回路83は、1水平ライン分のアナログの表示信号を、走査線駆動回路84により選択された1水平ラインを構成する各画素82に、信号線DTLを介してそれぞれ供給する。
走査線駆動回路84は、駆動回路基板20から入力されたタイミングパルスTPに応じて、駆動対象の画素82を選択する。具体的には、走査線駆動回路84は、走査線WSLを介して、選択パルスを画素82のスイッチングトランジスタTr3に印加することにより、マトリクス状に配置されている複数の画素82のうちの1行を駆動対象として選択する。そして、これらの画素82では、信号線駆動回路83から供給される信号電圧に応じて、1水平ラインの発光がなされる。このようにして、走査線駆動回路84は、時分割的に1水平ラインずつ順次走査を行い、表示領域81A全体にわたった発光を表示パネル81に行わせる。
走査線駆動回路84は、タイミングパルスTPの入力に応じて(同期して)、複数の走査線WSLを所定のシーケンスで選択することにより、信号電圧の書き込みを所望の順番で実行させるものである。信号電圧の書き込み(信号書き込み)とは、発光ダイオード85に対して、信号電圧を、スイッチングトランジスタTr3を介して書き込む動作を指している。
(温度センサ30)
温度センサ30は、表示パネル81の表示領域81Aの表面温度を非接触で計測する。各温度センサ30は、上記実施の形態と同様、表示領域81Aの周囲に配置されている(図4A、図4B、図5A、図5B参照)。各温度センサ30は、例えば、表示領域81Aを、当該表示領域81Aの長手方向から挟み込む位置に配置されている。各温度センサ30は、表示領域81Aの1つの長辺だけに沿って配置されていてもよい。各温度センサ30は、例えば、表示領域81Aを、当該表示領域81Aの短手方向から挟み込む位置に配置されていてもよい。各温度センサ30は、表示領域81Aの1つの短辺だけに沿って配置されていてもよい。各温度センサ30は、例えば、表示パネル81の額縁領域81B(表示領域81Aの周縁領域)と対向する位置に配置されている。各温度センサ30は、例えば、表示パネル81と非対向の位置に配置されていてもよい。各温度センサ30が、例えば、表示領域81Aを取り囲むように配置されていてもよい。
駆動回路基板20は、例えば、表示パネル81との位置関係で表示パネル81の背面側に配置されている。表示装置2は、通常、表示パネル81と駆動回路基板20との間に断熱材を備えている。駆動回路基板20は、例えば、配線を介して表示パネル81と電気的に接続されている。駆動回路基板20は、さらに、例えば、配線を介して各温度センサ30と電気的に接続されている。
表示装置2は、例えば、表示パネル81を含む表示パネルモジュール80や、駆動回路基板20、各温度センサ30を収容する筐体を備えている。筐体の外形は、例えば、直方体形状となっている。なお、筐体の外形が、表示パネル81の湾曲に対応した湾曲形状となっていてもよい。筐体は、放熱性の良好な材料(例えば、金属)で形成されていることが好ましい。筐体の全体または一部が、樹脂などの材料で形成されていてもよい。筐体は、表示領域81Aと対向する位置に開口を有しており、その開口の周縁に環状の額縁部を有している。各温度センサ30は、その額縁部と対向する位置に配置されており、かつ、表示パネル81との位置関係では、表示パネル81において表示光が発せられる面側(つまり、筐体における上記開口側)に位置している。
例えば、表示パネル81と、額縁部との間には、空隙が設けられている。各温度センサ30は、例えば、その空隙に配置されており、固定部を介して額縁部の裏面または表示パネル81の額縁領域81Bに固定されている。固定部は、例えば、温度センサ30を額縁部または額縁領域81Bに機械的に固定する機械部品であってもよいし、粘着剤もしくは接着剤であってもよい。
各温度センサ30は、例えば、額縁部の上面に固定されていてもよい。この場合、筐体は、各温度センサ30を覆うカバー部を有していてもよい。筐体がカバー部を有している場合には、カバー部が額縁部に対して着脱可能に固定されていることが好ましい。このようにした場合で、各温度センサ30が固定部を介してカバー部の内面に固定されているときには、カバー部を額縁部に固定する作業を行うだけで、各温度センサ30の設置も併せて行うことができる。
各温度センサ30の計測範囲は、表示領域81Aの一部の領域であり、表示領域81A内の複数の画素82を含む領域である。各温度センサ30の計測範囲は、他の温度センサ30の計測範囲と重なっていなくてもよいし、他の温度センサ30の計測範囲の一部と重なっていてもよい。各温度センサ30によって計測され得る領域の合計が、表示領域81A全体と対応していてもよいし、表示領域81Aの一部の領域とだけ対応していてもよい。 各温度センサ30の光軸は、表示パネル81の中央部分の表面の法線と斜めに交差している。各温度センサ30の光軸は、表示パネル81の中央部分の表面の法線と直交する平面に対して下方(つまり伏角の方向)を向いている。
(駆動回路基板20)
駆動回路基板20の機能および動作は、上記実施の形態の駆動回路基板20の機能および動作と同様である。
[効果]
次に、本実施の形態の表示装置2における効果について説明する。
本実施の形態では、各温度センサ30によって、非接触で表示領域81Aの表面温度が計測される。さらに、各温度センサ30からの出力(温度信号DT)が所定の範囲内となるように、映像信号(上記実施の形態の映像信号Din1に対応する信号)の補正がなされる。これにより、表示領域81Aの表面温度が所定の範囲内となるので、各画素82内の発光ダイオード85の劣化の進行を抑制することができる。
また、本実施の形態では、各温度センサ30によって計測される表示領域81Aの表面温度は、各画素82内の発光ダイオード85の実際の温度と非常に近い値である。そのため、駆動回路基板に温度センサを設けたり、ダミー画素を設けたりする従来の手法で行われていた温度推定を行う必要がない。また、仮に、本実施の形態において、温度推定を行った場合であっても、各温度センサ30によって計測される表示領域81Aの表面温度が、各画素82内の発光ダイオード85の実際の温度と非常に近い値であるので、温度推定による誤差は極めて小さい。従って、高精度に、各画素82内の発光ダイオード85の温度制御を行うことができる。
また、本実施の形態では、筐体内に複数の温度センサ30を設けることで、各画素82内の発光ダイオード85の温度制御を行うことができる。従って、簡易な構成で、各画素82内の発光ダイオード85の温度制御を行うことができる。
また、本実施の形態において、輝度補正が表示領域81Aの一部の領域に対してだけ行われるようにした場合には、センサ出力(温度信号DT)が所定の範囲内となっている領域に対応する映像信号Din1に対してまで、輝度補正を行うことがなくなる。その結果、表示輝度の低下を最小限に抑えることができる。また、本実施の形態において、このような輝度補正を行う場合に、センサ出力(温度信号DT)が所定の範囲外となった領域と、その領域に隣接する全ての領域とに対応する補正係数に対して、上述したような境界をぼやかす処理を行うことにより、表示品質の劣化を抑えつつ、各画素82内の発光ダイオード85の温度制御を行うことができる。
<3.第3の実施の形態>
図20は、本技術の第3の実施の形態に係る照明装置3の概略構成を表したものである。この照明装置3は、上記実施の形態の表示装置1と同様の構成を備えており、表示領域11Aに映像を表示する代わりに、表示領域11Aから照明光を出力させるようにしたものである。従って、本実施の形態でも、上記実施の形態の表示装置1と同様の効果が得られる。なお、本実施の形態において、第1の実施の形態における表示領域11Aが照明領域となり、第1の実施の形態における表示パネル11が照明パネルとして機能する。また、本実施の形態において、第1の実施の形態における映像信号が照明信号となる。
<4.第4の実施の形態>
図21は、本技術の第4の実施の形態に係る照明装置4の概略構成を表したものである。この照明装置4は、上記実施の形態の表示装置2と同様の構成を備えており、表示領域81Aに映像を表示する代わりに、表示領域81Aから照明光を出力させるようにしたものである。従って、本実施の形態でも、上記実施の形態の表示装置2と同様の効果が得られる。なお、本実施の形態において、第2の実施の形態における表示領域81Aが照明領域となり、第2の実施の形態における表示パネル81が照明パネルとして機能する。また、本実施の形態において、第2の実施の形態における映像信号が照明信号となる。
<5.適用例>
以下、上記第1および第2の実施の形態で説明した表示装置1,2の適用例について説明する。表示装置1,2は、テレビジョン装置、デジタルカメラ、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯端末装置あるいはビデオカメラなど、外部から入力された映像信号あるいは内部で生成した映像信号を、画像あるいは映像として表示するあらゆる分野の電子機器の表示装置に適用することが可能である。
(適用例1)
図22は、表示装置1,2が適用されるテレビジョン装置の外観を表したものである。このテレビジョン装置は、例えば、フロントパネル310およびフィルターガラス320を含む映像表示画面部300を有しており、この映像表示画面部300は、表示装置1,2により構成されている。
(適用例2)
図23A、図23Bは、表示装置1,2が適用されるデジタルカメラの外観を表したものである。このデジタルカメラは、例えば、フラッシュ用の発光部410、表示部420、メニュースイッチ430およびシャッターボタン440を有しており、その表示部420は、表示装置1,2により構成されている。
(適用例3)
図24は、表示装置1,2が適用されるノート型パーソナルコンピュータの外観を表したものである。このノート型パーソナルコンピュータは、例えば、本体510,文字等の入力操作のためのキーボード520および画像を表示する表示部530を有しており、その表示部530は、表示装置1,2により構成されている。
(適用例4)
図25は、表示装置1,2が適用されるビデオカメラの外観を表したものである。このビデオカメラは、例えば、本体部610,この本体部610の前方側面に設けられた被写体撮影用のレンズ620,撮影時のスタート/ストップスイッチ630および表示部640を有しており、その表示部640は、表示装置1,2により構成されている。
(適用例5)
図26は、表示装置1,2が適用される携帯電話機の外観を表したものである。この携帯電話機は、例えば、上側筐体710と下側筐体720とを連結部(ヒンジ部)730で連結したものであり、ディスプレイ740,サブディスプレイ750,ピクチャーライト760およびカメラ770を有している。そのディスプレイ740またはサブディスプレイ750は、表示装置1,2により構成されている。
以上、実施の形態および適用例を挙げて本技術を説明したが、本技術は上記各実施の形態および適用例に限定されるものではなく、種々変形が可能である。なお、本明細書中に記載された効果は、あくまで例示である。本技術の効果は、本明細書中に記載された効果に限定されるものではない。本技術が、本明細書中に記載された効果以外の効果を持っていてもよい。
また、例えば、本技術は以下のような構成を取ることができる。
(1)
複数の画素が行列状に配置された表示領域を有する表示パネルと、
前記表示領域の表面温度を非接触で計測する温度センサと、
第1発光制御データを前記温度センサの出力に応じて補正することにより得られた第2発光制御データに基づいて各前記画素を駆動する駆動回路基板と
を備えた
表示装置。
(2)
前記表示パネル、前記温度センサおよび前記駆動回路基板を収容する筐体をさらに備え、
前記筐体は、前記表示領域と対向する位置に開口を有し、さらに、前記開口の周囲に環状の額縁部を有し、
前記温度センサは、前記額縁部と対向する位置に配置されている
(1)に記載の表示装置。
(3)
前記表示パネルと前記額縁部との間に空隙が存在しており、
前記温度センサは、前記空隙に配置されている
(2)に記載の表示装置。
(4)
前記温度センサは、第1固定部を介して、前記額縁部の裏面、または前記表示パネルの上面に固定されている
(3)に記載の表示装置。
(5)
前記温度センサは、前記額縁部の上面に配置され、
前記筐体は、前記温度センサを覆うカバー部を有する
(2)に記載の表示装置。
(6)
前記温度センサは、第2固定部を介して前記カバー部に固定されている
(5)に記載の表示装置。
(7)
前記駆動回路基板は、前記温度センサの出力が所定の範囲外となっている場合に、前記温度センサの出力が前記所定の範囲内となるように、前記第1発光制御データを前記温度センサの出力に応じて補正する
(1)ないし(6)のいずれか1つに記載の表示装置。
(8)
前記駆動回路基板は、前記表示領域を細分化した部分領域ごとに、前記温度センサの出力が所定の範囲内となっているか否かを判定し、その結果、複数の部分領域のうちの一部の部分領域である特定領域において前記温度センサの出力が前記所定の範囲外となっている場合には、前記特定領域において前記温度センサの出力が前記所定の範囲内となるように、前記特定領域に対応する前記第1発光制御データを前記温度センサの出力に応じて補正する
(7)に記載の表示装置。
(9)
前記駆動回路基板は、前記特定領域において前記温度センサの出力が前記所定の範囲外となっている場合に、前記特定領域の外縁に対応する前記第1発光制御データと、前記特定領域に隣接する全ての部分領域のうち前記特定領域に近接する領域に対応する前記第1発光制御データとに対して、映像に輝度の境界が生じないように、輝度の境界をぼやかす補正を行う
(8)に記載の表示装置。
(10)
前記温度センサは、赤外線センサである
(1)ないし(9)のいずれか1つに記載の表示装置。
(11)
各前記画素は、有機EL素子を含む
(1)ないし(10)のいずれか1つに記載の表示装置。
(12)
複数の画素が行列状に配置された照明領域を有する照明パネルと、
前記照明領域の表面温度を非接触で計測する温度センサと、
第1発光制御データを前記温度センサの出力に応じて補正することにより得られた第2発光制御データに基づいて各前記画素を駆動する駆動回路基板と
を備えた
照明装置。
(13)
前記照明パネル、前記温度センサおよび前記駆動回路基板を収容する筐体をさらに備え、
前記筐体は、前記照明領域と対向する位置に開口を有し、さらに、前記開口の周囲に環状の額縁部を有し、
前記温度センサは、前記額縁部と対向する位置に配置されている
(12)に記載の表示装置。
(14)
表示装置を備え、
前記表示装置は、
複数の画素が行列状に配置された表示領域を有する表示パネルと、
前記表示領域の表面温度を非接触で計測する温度センサと、
第1発光制御データを前記温度センサの出力に応じて補正することにより得られた第2発光制御データに基づいて各前記画素を駆動する駆動回路基板と
を有する
電子機器。
1,2…表示装置、3,4…照明装置、10,80…表示パネルモジュール、11,81…表示パネル、11A,81A…表示領域、11B,81B…額縁領域、11C…映像表示面、12,12R,12G,12B,12W,82…画素、13,83…信号線駆動回路、14,84…走査線駆動回路、15…電源線駆動回路、16…有機EL素子、17…画素回路、18…表示画素、20…駆動回路基板、21,22…配線、30…温度センサ、31…固定部、40…信号処理回路、41…正規化回路、42…輝度補正回路、43…階調化回路、50…タイミング生成回路、60…ドライバ、61…サンプル・ホールド回路、62…D/A変換回路、63…ドライバ回路、70…筐体、70A…額縁部、71…カバー部、85…発光ダイオード、300…映像表示画面部、310…フロントパネル、320…フィルターガラス、410…発光部、420,530,640…表示部、430…メニュースイッチ、440…シャッターボタン、510…本体、520…キーボード、610…本体部、620…レンズ、630…スタート/ストップスイッチ、710…上側筐体、720…下側筐体、730…連結部、740…ディスプレイ、750…サブディスプレイ、760…ピクチャーライト、770…カメラ、AX1…法線、AX2…光軸、Cs…保持容量、CLK…クロック、DA,Din,Din1,Din2,Vsig1〜VsigN…映像信号、DSL…電源線、DT…温度信号、DTL…信号線、GND…グラウンド線、Tin…同期信号、TP…タイミングパルス、Tr1…駆動トランジスタ、Tr2…書込トランジスタ、Tr3…スイッチングトランジスタ、WSL…走査線。

Claims (14)

  1. 複数の画素が行列状に配置された表示領域を有する表示パネルと、
    前記表示領域の表面温度を非接触で計測する温度センサと、
    第1発光制御データを前記温度センサの出力に応じて補正することにより得られた第2発光制御データに基づいて各前記画素を駆動する駆動回路基板と
    を備えた
    表示装置。
  2. 前記表示パネル、前記温度センサおよび前記駆動回路基板を収容する筐体をさらに備え、
    前記筐体は、前記表示領域と対向する位置に開口を有し、さらに、前記開口の周囲に環状の額縁部を有し、
    前記温度センサは、前記額縁部と対向する位置に配置されている
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示パネルと前記額縁部との間に空隙が存在しており、
    前記温度センサは、前記空隙に配置されている
    請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記温度センサは、第1固定部を介して、前記額縁部の裏面、または前記表示パネルの上面に固定されている
    請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記温度センサは、前記額縁部の上面に配置され、
    前記筐体は、前記温度センサを覆うカバー部を有する
    請求項2に記載の表示装置。
  6. 前記温度センサは、第2固定部を介して前記カバー部に固定されている
    請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記駆動回路基板は、前記温度センサの出力が所定の範囲外となっている場合に、前記温度センサの出力が前記所定の範囲内となるように、前記第1発光制御データを前記温度センサの出力に応じて補正する
    請求項2に記載の表示装置。
  8. 前記駆動回路基板は、前記表示領域を細分化した部分領域ごとに、前記温度センサの出力が所定の範囲内となっているか否かを判定し、その結果、複数の部分領域のうちの一部の部分領域である特定領域において前記温度センサの出力が前記所定の範囲外となっている場合には、前記特定領域において前記温度センサの出力が前記所定の範囲内となるように、前記特定領域に対応する前記第1発光制御データを前記温度センサの出力に応じて補正する
    請求項7に記載の表示装置。
  9. 前記駆動回路基板は、前記特定領域において前記温度センサの出力が前記所定の範囲外となっている場合に、前記特定領域の外縁に対応する前記第1発光制御データと、前記特定領域に隣接する全ての部分領域のうち前記特定領域に近接する領域に対応する前記第1発光制御データとに対して、映像に輝度の境界が生じないように、輝度の境界をぼやかす補正を行う
    請求項8に記載の表示装置。
  10. 前記温度センサは、赤外線センサである
    請求項2に記載の表示装置。
  11. 各前記画素は、有機EL素子を含む
    請求項2に記載の表示装置。
  12. 複数の画素が行列状に配置された照明領域を有する照明パネルと、
    前記照明領域の表面温度を非接触で計測する温度センサと、
    第1発光制御データを前記温度センサの出力に応じて補正することにより得られた第2発光制御データに基づいて各前記画素を駆動する駆動回路基板と
    を備えた
    照明装置。
  13. 前記照明パネル、前記温度センサおよび前記駆動回路基板を収容する筐体をさらに備え、
    前記筐体は、前記照明領域と対向する位置に開口を有し、さらに、前記開口の周囲に環状の額縁部を有し、
    前記温度センサは、前記額縁部と対向する位置に配置されている
    請求項12に記載の照明装置。
  14. 表示装置を備え、
    前記表示装置は、
    複数の画素が行列状に配置された表示領域を有する表示パネルと、
    前記表示領域の表面温度を非接触で計測する温度センサと、
    第1発光制御データを前記温度センサの出力に応じて補正することにより得られた第2発光制御データに基づいて各前記画素を駆動する駆動回路基板と
    を有する
    電子機器。
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