JP2015193436A - 振動式部品搬送装置 - Google Patents

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浩氣 向井
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昌良 松島
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Abstract

【課題】一方向に長く延びる形状の部品を整列供給の対象とする振動式部品搬送装置において、姿勢不良の部品を確実に排除し、安定した部品供給能力が得られるようにする。
【解決手段】シュート12の搬送路13に、単体で長手方向が搬送路幅方向に向く姿勢(姿勢不良)で搬送されてくる部品Pを排除する選別部14を設けるとともに、重なって搬送されてくる部品Pのうちの上側の部品Pのみを排除するワイパー15を設け、このワイパー15の搬送方向の途中に切欠き15aを設けることにより、姿勢不良の部品Pがワイパー15と選別部14の底面14aとの間に進入しても、ワイパー15の切欠き15aが設けられた位置で搬送路13から落下するようにした。これにより、姿勢不良の部品Pを確実に排除でき、安定して次工程に部品Pを供給することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、直線状の搬送路を有する部品搬送部材を振動させて、その搬送路上の部品を搬送する振動式部品搬送装置に関する。
電子部品等の部品を搬送しながら整列して(部品の姿勢を揃えて)次工程に供給する装置として、螺旋状の搬送路が形成されたボウルを有し、部品を多く貯蔵できる振動式ボウルフィーダの下流側に、直線状の搬送路が形成されたシュート(部品搬送部材)を有し、部品供給スピードを調整しやすい振動式直進フィーダを接続した振動式部品搬送装置がよく使用される。
上記のような振動式部品搬送装置では、ボウルフィーダのボウルを振動させて、ボウルの底部に投入された部品を螺旋状の搬送路で搬送し、その出口から直進フィーダのシュートの搬送路の入口に部品を受け渡し、直進フィーダのシュートを振動させることにより、シュートの搬送路上の部品を直線的に搬送して次工程に供給するようになっている。しかし、ボウルフィーダと直進フィーダの振動方向、振動周波数および振幅が異なるため、両フィーダ間の部品受け渡し部でボウルフィーダの搬送路出口と直進フィーダの搬送路入口の間に隙間を設ける必要があり、この隙間で部品の詰まりや引っ掛かりが発生しやすい。そこで、通常は、部品受け渡し部でボウルの搬送路をシュートの搬送路より高くした状態で両搬送路をオーバーラップさせ、ボウルフィーダから直進フィーダに部品が乗り移りやすくなるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
ところが、このように部品受け渡し部の搬送路間に落差を設けた場合は、ボウルフィーダで部品を整列させていても、部品が直進フィーダに乗り移ったときの衝撃で姿勢を変えたり、部品どうしが重なりあったりすることがある。そして、直進フィーダでは、搬送路の断面がV溝やU溝等、部品の挙動を制限する形状に形成されていることが多いため(例えば、特許文献2参照。)、重なった部品はそのまま搬送されやすい。
一方、特許文献3では、直進フィーダの搬送路の断面をR溝形状とすることにより、部品の挙動の自由度を大きくして、重なりあったり二列に並んだりした状態で搬送されてきた部品を一列一層に整列しやすくすることが提案されている。しかし、このように搬送路をR溝形状のものとしても、部品搬送量が多くなると姿勢不良の部品や重なった状態の部品が搬送されるようになる。
このため、一方向に長く延びる形状の部品を整列供給の対象とする場合は、直線状の搬送路に、底面の幅寸法が部品の長手方向寸法よりも短く、一側のみに側壁を有し、他側が開放された選別部を設け、この選別部で長手方向が搬送路幅方向に向く姿勢の部品が搬送路の他側方へ落下するようにするとともに、その選別部の底面と所定の間隔をおいて対向するように選別部の側壁から張り出し、重なった状態で搬送される部品のうちの上側の部品のみを搬送路の他側方へ落下させるワイパーを設けて、部品を確実に整列させようとしていることが多い。
特開2000−118682号公報 特開2008−214053号公報 特開2007−308216号公報
しかしながら、上記のような選別部およびワイパーを設けた振動式部品搬送装置では、以下に図13乃至図15に基づいて説明するように、選別部に搬送されてきた姿勢不良の部品の上に他の部品が重なっていると、その姿勢不良の部品を選別部で排除できないことがある。
図13乃至図15は、振動式部品搬送装置のシュート51で一方向に長く延びる形状の部品P(図2参照)の整列搬送を行う場合について、シュート51の直線状の搬送路52に設けた選別部53での部品Pの挙動を示す。選別部53は、図13(a)〜(e)に示すように、底面53aの幅寸法が部品Pの長手方向寸法よりも短く、一側に側壁53bを有し、他側が開放されている。そして、選別部53には、その底面53aと所定の間隔をおいて対向するように側壁53bから張り出すワイパー54が設けられている。ワイパー54と選別部底面53aとの間の隙間は、部品Pを1個だけ通す寸法に設定されている。また、ワイパー54の搬送方向上流側端は、搬送路52の他側に向かって搬送方向下流側へ傾斜するように形成されている。
この選別部53に搬送されてきた部品Pは、長手方向が搬送方向に向く姿勢(以下、この姿勢を「良姿勢」と称する。)の場合は、図13(d)に示すように、その重心が選別部底面53aの幅の内側に位置するため、選別部側壁53bに寄りかかる状態で搬送されていく。一方、姿勢不良(長手方向が搬送路幅方向に向く姿勢)の部品Pは、図13(e)に示すように、その重心が選別部底面53aの幅の外側に出てしまうため、搬送路52の他側方へ落下する。ところが、姿勢不良の部品Pの上に良姿勢の部品Pが重なっている場合は、図13(c)に示すように、その二つの部品Pを一体としたときの重心が選別部底面53aの幅の内側に入り、姿勢不良の部品Pが落下せずに良姿勢の部品Pを載せた状態のまま搬送されることがある。
そして、図13(c)の状態の二つの部品Pが搬送方向に進んでいくと、その上側の部品Pのみが、図14に示すようにワイパー54の搬送方向上流側端に接触した後、図15(a)に示すようにワイパー54に案内されて搬送路52の他側方へ落下する。これにより、図15(b)、(c)に示すように、下側の姿勢不良の部品Pが、その前後の良姿勢の部品Pとともにワイパー54と選別部底面53aとの間に進入していく。このとき、姿勢不良の部品Pは、その重心が選別部底面53aの幅の外側に出ているが、ワイパー54によって回転動作を規制される(ワイパー54がストッパーとなる)ため、落下することなく搬送されていく。この姿勢不良の部品Pが選別部よりも下流側で部品詰まり等のトラブルを引き起こし、振動式部品搬送装置の部品供給能力を低下させる要因となる。
そこで、本発明は、一方向に長く延びる形状の部品を整列供給の対象とする振動式部品搬送装置において、姿勢不良の部品を確実に排除し、安定した部品供給能力が得られるようにすることを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、一方向に長く延びる形状の部品を直線状の搬送路に沿って搬送する部品搬送部材を備え、前記部品搬送部材の搬送路に、底面の幅寸法が部品の長手方向寸法よりも短く、一側のみに側壁を有し、他側が開放された選別部を設け、この選別部で長手方向が搬送路幅方向に向く姿勢の部品を搬送路の他側方へ落下させるとともに、前記選別部の底面と所定の間隔をおいて対向するように選別部の側壁から張り出し、重なった状態で搬送される部品のうちの上側の部品のみを搬送路の他側方へ落下させるワイパーを設けた振動式部品搬送装置において、前記ワイパーの搬送方向の途中に、前記搬送路の他側方に開放された切欠きを設けて、長手方向が搬送路幅方向に向く姿勢で前記ワイパーと選別部の底面との間に進入した部品が、前記ワイパーの切欠きが設けられた位置で搬送路の他側方へ落下するようにした。この構成によれば、ワイパーと選別部の底面との間に進入した姿勢不良(長手方向が搬送路幅方向に向く姿勢)の部品を確実に排除できるので、選別部よりも下流側で部品詰まり等が生じにくく、安定して次工程に部品を供給することができる。
上記の構成において、前記ワイパーの切欠きの搬送方向寸法を、部品の長手方向寸法の3倍以上とすれば、ワイパーの切欠き位置での姿勢不良の部品の排除をより確実に行うことができ、前記ワイパーの切欠きを、搬送方向下流側で前記搬送路の他側に向かって広がるように形成すれば、姿勢不良の部品を搬送方向に進行させながらスムーズに排除することができる。
また、一方向に長く延びる形状の部品を直線状の搬送路に沿って搬送する部品搬送部材を備え、前記部品搬送部材の搬送路に、底面の幅寸法が部品の長手方向寸法よりも短く、一側のみに側壁を有し、他側が開放された選別部を設け、この選別部で長手方向が搬送路幅方向に向く姿勢の部品を搬送路の他側方へ落下させるとともに、前記選別部の底面と所定の間隔をおいて対向するように選別部の側壁から張り出し、重なった状態で搬送される部品のうちの上側の部品のみを搬送路の他側方へ落下させるワイパーを設けた振動式部品搬送装置において、前記ワイパーを搬送方向の間隔をおいて複数設けて、長手方向が搬送路幅方向に向く姿勢で前記搬送方向上流側のワイパーと選別部の底面との間に進入した部品が、搬送方向で隣り合うワイパーどうしの間で搬送路の他側方へ落下するようにしても、上記構成と同様、姿勢不良の部品を確実に排除することができ、安定した部品供給能力が得られる。
ここで、前記複数のワイパーのうちの少なくとも一つを、搬送方向に移動可能とすれば、ワイパーどうしの隙間幅を調整して、姿勢不良の部品の排除に効果的な隙間幅とすることができる。
上述のようにワイパーに切欠きを設ける場合と、ワイパーを複数設ける場合のいずれについても、前記ワイパーの搬送方向上流側端を、前記搬送路の他側に向かって搬送方向下流側へ傾斜するように形成すれば、重なった状態で選別部に搬送されてきた部品のうちの上側の部品を搬送方向に進行させながらスムーズに排除することができる。
また、前記ワイパーの切欠きが設けられた位置または前記複数のワイパーの間で、長手方向が搬送路幅方向に向く姿勢の部品にエアを吹きかけるようにすれば、姿勢不良の部品の排除をさらに確実に行うことができる。このとき、前記部品にエアを吹きかけるノズルを、前記ワイパーの切欠きが設けられた位置または前記複数のワイパーの間に配置すると、エアを吹きかける位置の調整が簡単になり、姿勢不良の部品のみにエアを吹きかけやすくなる。
そして、本発明は、前記搬送路の前記ワイパーが設けられた位置よりも搬送方向上流側で、部品を長手方向が搬送方向に向く姿勢に整列させるようにしている場合に、特に有効に適用することができる。
本発明の振動式部品搬送装置は、上述したように、搬送路の選別部において、ワイパーと選別部の底面との間に進入した姿勢不良の部品が、ワイパーの切欠きの位置または複数のワイパーの間で落下するようにしたものであるから、選別部よりも下流側で部品詰まり等が生じにくく、安定して次工程に部品を供給することができる。
第1実施形態の振動式部品搬送装置の外観斜視図 図1の部品搬送装置が整列供給の対象とする部品の外観斜視図 a、bはそれぞれ図1の選別部の平面図および正面図、cはbのIII−III線に沿った断面図 a、bはそれぞれ図1の選別部における部品挙動の説明図(平面および正面の模式図) a、bはそれぞれ図4に続く部品挙動の説明図(平面および正面の模式図) aは図5に続く部品挙動の説明図(正面の模式図)、bはaのVI−VI線に沿った断面図 ワイパー形状の変形例を示す平面の模式図 ワイパー形状の別の変形例を示す平面の模式図 ワイパーにエア噴出孔を設けた変形例の図3(c)に対応する断面図 aはワイパーにエアノズルを取り付けた変形例の平面の模式図、bはaのX−X線に沿った断面図 第2実施形態の振動式部品搬送装置の選別部の平面の模式図 図10の上流側ワイパーの変形例を示す平面の模式図 a、bはそれぞれ従来の振動式部品搬送装置の選別部の構成および部品挙動の説明図(平面および正面の模式図)、c〜eはそれぞれbのXIIIc−XIIIc線、XIIId−XIIId線、XIIIe−XIIIe線に沿った断面図 図13に続く部品挙動の説明図(正面の模式図) aは図14に続く部品挙動の説明図(正面の模式図)、b、cはそれぞれaのXVb−XVb線、XVc−XVc線に沿った断面図
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。図1に示す第1の実施形態の振動式部品搬送装置は、図2に示すような一方向に長く延びる略直方体状の部品Pの整列供給を行うもので、振動式ボウルフィーダ1と、その下流側に接続される振動式直進フィーダ11とを備えている。そして、ボウルフィーダ1のボウル2を振動させることにより、ボウル2の底部に投入された部品Pを螺旋状の搬送路3で搬送し、その出口から直進フィーダ11のシュート(部品搬送部材)12の直線状搬送路13の入口に部品Pを受け渡し、直進フィーダ11のシュート12を振動させることにより、シュート12の搬送路13上の部品Pを直線的に搬送して次工程に供給するようになっている。
前記ボウルフィーダ1は、公知の構成のもので、部品Pを螺旋状の搬送路3で搬送しながら、長手方向が搬送方向に向く姿勢(良姿勢)に整列させている。一方、直進フィーダ11は、シュート12の搬送路13の上流側部分が選別部14となっており、この選別部14で姿勢不良の部品Pを排除し、下流側部分では良姿勢の部品Pのみをそのままの姿勢で出口まで搬送している。なお、選別部14で排除された部品Pはボウルフィーダ1のボウル2の底部に戻されるようになっている。
前記直進フィーダ11のシュート12の選別部14は、前述の従来のものと基本的な構成は同じであり、図3(a)〜(c)に示すように、底面14aの幅寸法が部品Pの長手方向寸法よりも短く、一側に側壁14bを有し、他側が開放されている。そして、選別部14には、その底面14aと所定の間隔をおいて対向するように側壁14bから張り出すワイパー15が設けられている。ワイパー15と選別部底面14aとの間の隙間は、部品Pを1個だけ通す寸法に設定されている。
前記ワイパー15は、その搬送方向上流側端が搬送路13の他側に向かって搬送方向下流側へ傾斜するように形成されている。そして、搬送方向の途中(上流側端近傍)に、搬送路13の他側方に開放された切欠き15aが設けられている。また、搬送方向下流側には、搬送路13の出口まで延長された延長部15bが設けられている。
次に、図4乃至図6に基づいて、シュート12の選別部14での部品Pの挙動を説明する。まず、選別部14に搬送されてきた部品Pのワイパー15に達するまでの挙動は、前述の従来のものと同じである。すなわち、図4(a)、(b)に示すように、良姿勢の部品Pは、その重心が選別部底面14aの幅の内側に位置するため、選別部側壁14bに寄りかかる状態で搬送されていく。また、図示は省略するが、姿勢不良の部品Pが単体で搬送されてきた場合は、その重心が選別部底面14aの幅の外側に出てしまうため、搬送路13の他側方へ落下する。そして、姿勢不良の部品Pの上に良姿勢の部品Pが重なっている場合は、その二つの部品Pを一体としたときの重心が選別部底面14aの幅の内側に入り、姿勢不良の部品Pが落下せずに良姿勢の部品Pを載せた状態のまま搬送される。
姿勢不良の部品Pとその上に載った良姿勢の部品Pがワイパー15の位置に達すると、図5(a)、(b)に示すように、その上側の良姿勢の部品Pはワイパー15の搬送方向上流側端に接触して停止し、下側の姿勢不良の部品Pのみが、その前後の良姿勢の部品Pとともにワイパー15と選別部底面14aとの間に進入していく。このとき、姿勢不良の部品Pは、その重心が選別部底面14aの幅の外側に出ているが、ワイパー15によって回転動作を規制される(ワイパー15がストッパーとなる)ため、落下することなく搬送されていく。
その後、ワイパー15に接触して停止した上側の部品Pは、図6(a)に示すように、ワイパー15に案内されて搬送路13の他側方へ落下する。このとき、ワイパー15は、搬送方向上流側端が搬送路13の他側に向かって搬送方向下流側へ傾斜するように形成されているので、上側の部品Pを搬送方向に進行させながらスムーズに排除することができる。一方、ワイパー15と選別部底面14aとの間に進入した姿勢不良の部品Pは、図6(a)、(b)に示すように、全体がワイパー15の切欠き15aの位置に達すると、回転動作を規制されなくなる(ワイパー15がストッパーとして作用しなくなる)ため、搬送路13の他側方へ落下して排除される。
そして、ワイパー15の切欠き15aの位置を通過した良姿勢の部品Pは、選別部14から延長された搬送路13の底面および側壁とワイパー15の延長部15bとに案内されて搬送路13の出口まで搬送されていき、次工程に供給される。
この振動式部品搬送装置は、上述したように、ボウルフィーダ1の搬送路3で部品Pを良姿勢に整列させ、ボウルフィーダ1から部品Pを受け取った直進フィーダ11では、そのシュート12の搬送路13の上流側部分に設けた選別部14において、姿勢不良の部品Pがワイパー15と選別部底面14aとの間に進入しても、ワイパー15の切欠き15aの位置で落下するようにしたので、搬送路13の選別部14よりも下流側で部品詰まり等が生じにくく、安定して次工程に部品Pを供給することができる。
ここで、図7に示すように、ワイパー15の切欠き15aの搬送方向寸法を、部品Pの長手方向寸法の3倍以上とすれば、ワイパー15の切欠き15a位置での姿勢不良の部品Pの排除をより確実に行うことができる。さらに、図8に示すように、ワイパー15の切欠き15aを、搬送方向下流側で搬送路13の他側に向かって広がるように形成すれば、姿勢不良の部品Pを搬送方向に進行させながらスムーズに排除することができる。
また、図9に示すように、ワイパー15の切欠き15aが設けられた位置にエア噴出孔15cを設け、このエア噴出孔15cから姿勢不良の部品Pの一端部(搬送路13からのはみ出し側の先端部)にエアを吹きかけるようにすれば、姿勢不良の部品Pの排除をさらに確実に行うことができる。
上記のエア噴出孔15cに代えて、図10(a)、(b)に示すように、姿勢不良の部品Pの一端部にエアを吹きかけるノズル16を、ワイパー15の切欠き15aが設けられた位置の上面に、垂直面内で回動可能に取り付けてもよい。このようにすると、エアを吹きかける位置の調整が簡単になり、姿勢不良の部品Pのみにエアを吹きかけやすくなる。
図11は第2の実施形態の振動式部品搬送装置におけるシュート12の選別部14を示す。この実施形態では、第1実施形態と異なり、シュート12の選別部14に切欠きのない2つのワイパー17、18を搬送方向の間隔をおいて設けている。搬送方向上流側のワイパー17は搬送方向寸法が短く、下流側のワイパー18には第1実施形態と同様の延長部(図示省略)が設けられている。
上記以外の構成は第1実施形態と同じなので、選別部14に単体で搬送されてきた姿勢不良の部品Pを、上流側ワイパー17に達するまでに搬送路13の他側方へ落下させ、重なった状態で搬送されてきた部品Pのうちの上側の部品Pは、上流側ワイパー17によって搬送路13の他側方へ落下させる作用も第1実施形態と同じである。
一方、良姿勢の部品Pを載せた状態で搬送されてきて、上流側ワイパー17と選別部底面14aとの間に進入した姿勢不良の部品Pは、全体が上流側ワイパー17と下流側ワイパー18との隙間の位置に達すると、上流側ワイパー17による回転動作の規制がなくなり、搬送路13の他側方へ落下して排除される。したがって、この第2実施形態でも、姿勢不良の部品Pを確実に排除することができ、安定した部品供給能力が得られる。
ここで、図12に示すように、上流側ワイパー17に上下方向に貫通する長孔17aを設け、この長孔17aに通されるボルト19で上流側ワイパー17を搬送方向に移動可能に固定するようにすれば、ワイパー17、18どうしの隙間幅を姿勢不良の部品Pの排除に効果的な寸法に容易に調整することができる。
なお、この第2実施形態でも、ワイパー17、18どうしの隙間の位置に、姿勢不良の部品Pの一端部にエアを吹きかけるエア噴出孔やノズルを設けることができる。
また、本発明は、上述した各実施形態のように振動式ボウルフィーダの下流側に振動式直進フィーダを接続した振動式部品搬送装置に限らず、一方向に長く延びる形状の部品を直線状の搬送路に沿って搬送する部品搬送部材を備えた振動式部品搬送装置に広く適用することができる。
1 振動式ボウルフィーダ
2 ボウル
3 搬送路
11 振動式直進フィーダ
12 シュート(部品搬送部材)
13 搬送路
14 選別部
14a 底面
14b 側壁
15 ワイパー
15a 切欠き
15b 延長部
15c エア噴出孔
16 ノズル
17、18 ワイパー
17a 長孔
18 ボルト
P 部品

Claims (9)

  1. 一方向に長く延びる形状の部品を直線状の搬送路に沿って搬送する部品搬送部材を備え、前記部品搬送部材の搬送路に、底面の幅寸法が部品の長手方向寸法よりも短く、一側のみに側壁を有し、他側が開放された選別部を設け、この選別部で長手方向が搬送路幅方向に向く姿勢の部品を搬送路の他側方へ落下させるとともに、前記選別部の底面と所定の間隔をおいて対向するように選別部の側壁から張り出し、重なった状態で搬送される部品のうちの上側の部品のみを搬送路の他側方へ落下させるワイパーを設けた振動式部品搬送装置において、
    前記ワイパーの搬送方向の途中に、前記搬送路の他側方に開放された切欠きを設けて、長手方向が搬送路幅方向に向く姿勢で前記ワイパーと選別部の底面との間に進入した部品が、前記ワイパーの切欠きが設けられた位置で搬送路の他側方へ落下するようにしたことを特徴とする振動式部品搬送装置。
  2. 前記ワイパーの切欠きの搬送方向寸法を、部品の長手方向寸法の3倍以上としたことを特徴とする請求項1に記載の振動式部品搬送装置。
  3. 前記ワイパーの切欠きを、搬送方向下流側で前記搬送路の他側に向かって広がるように形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の振動式部品搬送装置。
  4. 一方向に長く延びる形状の部品を直線状の搬送路に沿って搬送する部品搬送部材を備え、前記部品搬送部材の搬送路に、底面の幅寸法が部品の長手方向寸法よりも短く、一側のみに側壁を有し、他側が開放された選別部を設け、この選別部で長手方向が搬送路幅方向に向く姿勢の部品を搬送路の他側方へ落下させるとともに、前記選別部の底面と所定の間隔をおいて対向するように選別部の側壁から張り出し、重なった状態で搬送される部品のうちの上側の部品のみを搬送路の他側方へ落下させるワイパーを設けた振動式部品搬送装置において、
    前記ワイパーを搬送方向の間隔をおいて複数設けて、長手方向が搬送路幅方向に向く姿勢で前記搬送方向上流側のワイパーと選別部の底面との間に進入した部品が、搬送方向で隣り合うワイパーどうしの間で搬送路の他側方へ落下するようにしたことを特徴とする振動式部品搬送装置。
  5. 前記複数のワイパーのうちの少なくとも一つを、搬送方向に移動可能としたことを特徴とする請求項4に記載の振動式部品搬送装置。
  6. 前記ワイパーの搬送方向上流側端を、前記搬送路の他側に向かって搬送方向下流側へ傾斜するように形成したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の振動式部品搬送装置。
  7. 前記ワイパーの切欠きが設けられた位置または前記複数のワイパーの間で、長手方向が搬送路幅方向に向く姿勢の部品にエアを吹きかけることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の振動式部品搬送装置。
  8. 前記部品にエアを吹きかけるノズルを、前記ワイパーの切欠きが設けられた位置または前記複数のワイパーの間に配置したことを特徴とする請求項7に記載の振動式部品搬送装置。
  9. 前記搬送路の前記ワイパーが設けられた位置よりも搬送方向上流側で、部品を長手方向が搬送方向に向く姿勢に整列させることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の振動式部品搬送装置。
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KR102601589B1 (ko) * 2023-06-01 2023-11-10 김성왕 탄성플러그 적층 정렬 피딩시스템

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KR102601589B1 (ko) * 2023-06-01 2023-11-10 김성왕 탄성플러그 적층 정렬 피딩시스템

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