JP2015193395A - チューブ容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】チューブ本体に対してキャップが緩むことを防止することができ、製造時にチューブ本体を金型から回転させて取り出すことが容易なチューブ容器を提供すること。
【解決手段】チューブ容器1は、チューブ本体2とキャップ3とを備え、キャップ3をチューブ本体2の口部4に螺合して、該口部4の開口を閉塞する。チューブ本体2の口部4は、内周側に突出したチューブ側係止突起4cを有する。キャップ3は、口部4に当接して開口を閉塞可能な天井壁3bと、天井壁3bに設けられ、チューブ側係止突起4cに対して、キャップ3がチューブ本体2から離反する方向に係止可能なキャップ側係止部3dとを備えている。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば歯磨き粉、薬剤、接着剤、食品等が充填されるチューブ容器に関する。
従来、歯磨き粉、薬剤、接着剤、食品などの内容物が充填されたチューブ容器が知られている。これらのチューブ容器は、外周に雄ねじが形成された口部を有するチューブ本体と、前記雄ねじに螺合する雌ねじが内周に形成されたキャップとを備え、前記キャップを前記チューブ本体の口部に螺合して、口部の開口を閉塞したものが販売されている。
このようなチューブ容器には、キャップの緩み止め手段が設けられているものがある。
例えば、特許文献1に記載のチューブ容器は、チューブ本体の肩部に設けられた回り止め部(ストッパ)と、キャップの下端部に設けられ前記回り止め部と係合する係合突起とを有する。この回り止め部は、外周側に突出する大突起及び小突起と、その間に形成される間隙とで構成されている。キャップを締めていくと、キャップの係合突起が、回り止め部の小突起を乗り越えて、大突起と小突起の間の間隙に配置される。この状態で、小突起との係合により、キャップの緩みが防止される。
特開2008−265867号公報
しかしながら、特許文献1に記載のチューブ容器は、その製造工程でチューブ本体を成形した後に、金型の雌型からチューブ本体を取り出すことが困難な場合がある。これは次のような理由による。金型の雌型からチューブ本体を取り出す場合、チューブ本体を回転させながら口部の外周部に形成された螺子を外さなければならない。しかし、回り止め部の大突起や小突起が外周側に突出していると、雌型からチューブ本体を回転させることが困難になる。この問題を解決するためには、例えば、金型を分割可能なものとすることが考えられるが、金型の製造コストが増大する。
本発明は、上記事情に鑑み、チューブ本体に対してキャップが緩むことを防止することができ、製造時にチューブ本体を金型から回転させて取り出すことが容易なチューブ容器を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために創案された本発明は、外周に雄ねじが形成された口部を有するチューブ本体と、前記雄ねじに螺合する雌ねじが内周に形成されたキャップとを備え、前記キャップを前記チューブ本体の口部に螺合して、該口部の開口を閉塞するチューブ容器において、前記チューブ本体の口部は、内周側に突出したチューブ側係止突起を有し、前記キャップは、前記口部に当接して前記開口を閉塞可能な天井壁と、該天井壁に設けられ、前記チューブ側係止突起に対して、前記キャップが前記チューブ本体から離反する方向に係止可能なキャップ側係止部とを有することを特徴とする。
この構成であれば、チューブ側係止突起とキャップ側係止部とが、キャップがチューブ本体から離反する方向に係止可能なので、チューブ本体に対してキャップが緩むことを防止できる。これによって、チューブ本体からキャップが外れることを防止することができる。
そして、この構成であれば、チューブ側係止突起が内周側に突出し外周側に突出するものではない。従って、製造時に金型の雌型からチューブ本体を取り出す場合、チューブ本体を回転させて、チューブ本体の口部の外周部に形成された雄ねじを回転させることによって、チューブ本体を容易に取り出すことができる。従って、分割型の金型等を必要とはしないので、製造コストを増大させることはない。また、上述の特許文献1のような回り止め部を有するチューブ容器においては、キャップの係合突起が回り止め部の小突起を乗り越えて、大突起と小突起の間の間隙に配置されると、回り止め部が障害となりそれ以上螺合することができないが、本発明のチューブ容器においては、キャップ側係止部のキャップ側係止突起が、チューブ側係止突起に対して、キャップがチューブ本体から離反する方向に係止した後であっても、更にキャップを締めることも可能である。
更に、この構成であれば、チューブ側係止突起とキャップ側係止部とが係止状態となる寸前に、チューブ側係止突起の周辺部又はキャップ側係止部の一部が弾性変形する。そして、チューブ側係止突起とキャップ側係止部とが相互に乗り越えると、弾性変形していた部位が復元し、クリック感が得られる。このクリック感によって使用者は、キャップが締まったことを認識することができる。
上記の構成において、前記チューブ側係止突起は、前記口部の先端で環状に設けられていてもよい。
この構成であれば、チューブ側係止突起が環状に設けられているので、チューブ側係止突起とキャップ側係止突起との間から内容物が漏れることを抑制することができる。
上記の何れかの構成において、前記キャップ側係止部は、前記天井壁に設けられた円筒状壁部と、該円筒状壁部の先端から外周側に突出した環状のキャップ側係止突起とを有してもよい。
この構成であれば、キャップ側係止突起が環状に設けられているので、チューブ側係止突起がキャップ側係止突起を乗り越える際に良好なクリック感が得られる。また、チューブ側係止突起とキャップ側係止突起との間から内容物が漏れることを抑制することができる。そして、この構成において、前記チューブ側係止突起と前記キャップ側係止突起とが、軸方向に沿って見た場合に重複可能な半径方向寸法が0.1mm〜0.5mmであれば、良好なクリック感を確実に得ることができる。
ところで、キャップを螺合する際にキャップを回転させる角度が大きい場合、開閉に要する回転数が増え、特に手指の動きが衰えた高齢者にとっては、キャップの開閉が困難になるため、キャップを回転させる角度が小さいチューブ容器が求められている。しかしながら、当該角度を小さくした場合、キャップとチューブ本体とが外れ易くなり、例えば、製品の運搬中などにキャップが外れ、内容物が外に漏れ出してしまう場合がある。
これに対し、上記の何れかの構成において、前記キャップを前記チューブ本体の口部に螺合させるために必要な前記キャップの回転角度が360°以下であってもよい。この構成であれば、キャップを回転させる角度が360°以下であり小さい。また、当該キャップを回転させる角度は、キャップを容易に螺合できるという観点から、270°以下が好ましく、180°以下がより好ましく、90°以下が更に好ましい。一方で、上述のように、チューブ側係止突起とキャップ側係止部とが、キャップがチューブ本体から離反する方向に係止可能なので、チューブ本体に対してキャップが緩むことを防止し、これによって、チューブ本体からキャップが外れることを防止することができる。
また、上記の何れかの構成において、前記チューブ本体に充填される内容物が、半固形状である場合、内容物が液体の場合と比較して粘度が高く、何ら手段を講じなければ、チューブ本体の口部から、内容物を吐出させた後に、口部の開口部周辺に内容物が残り易い。そして、この後に、キャップを締めると、キャップの天井壁に内容物が付着し易い。
これに対し、本発明では、チューブ側係止突起によって、チューブ本体の口部から、内容物を吐出させた後に、口部の開口部周辺に内容物が残ることを抑制することが可能であり、これにより、内容物がキャップの天井壁に付着することを抑制することができる。従って、キャップを清潔に保つことができる。
本発明によれば、チューブ本体に対してキャップが緩むことを防止することができ、製造時にチューブ本体を金型から回転させて取り出すことが容易なチューブ容器を提供することができる。
本発明の実施形態に係るチューブ容器の概略斜視図である。 本発明の実施形態に係るチューブ本体の縦断面図である。 本発明の実施形態に係るチューブ本体の口部を示す図で、(A)が側面図、(B)が(A)の左側から見た図、(C)が(A)の右側から見た図である。 本発明の実施形態に係るキャップの縦断面図である。 本発明の実施形態に係るキャップを示す図で、(A)が側面図、(B)が(A)の左側から見た図、(C)が(A)の右側から見た図である。 (A)が本発明の実施形態に係るチューブ本体の口部とキャップの螺合が完了した状態を示す縦断面図、(B)は(A)のX部の拡大図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るチューブ容器の概略斜視図である。この実施形態のチューブ容器1は、チューブ本体2とキャップ3とを備える。この実施形態では、チューブ本体2に充填される内容物は、半固形状であり、例えば、歯磨き粉、薬剤、接着剤、食品等が挙げられる。本実施形態のチューブ容器1は、特に、粘度の高い半固形状のもの、例えば入れ歯安定剤を充填するのに好適である。
図2に示すように、チューブ本体2は、円筒状の口部4と、口部4の下端と接続する円筒状の胴部5を有する。口部4は、熱可塑性樹脂で成形されており、円筒状の胴部5と溶融結合される。口部4を構成する熱可塑性樹脂は、例えば低密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、高圧法低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、上記の樹脂を高密度ポリエチレン樹脂にブレンドした樹脂等を使用できる。上記の熱融着性樹脂の中で、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂を用いることが、溶融結合される点で好ましい。
図2に示すように、口部4は、円筒状の円筒部4aと、円筒部4aの一端部(先端4b)から内周側に突出するチューブ側係止突起4cと、円筒部4aの他端部から胴部5まで延びる接続部4dとを有する。図3に示すように、円筒部4aの外周部には、雄ねじ4eが形成されている。雄ねじ4eは、円筒部4aの外周部に周方向に均等に3条のねじが形成されている。
図2に示すように、チューブ側係止突起4cは、口部4の先端4bから内側へ環状に延びるように形成されている。換言すれば、チューブ側係止突起4cは、口部4の先端4bの内周側に、周方向に連続して形成されている。また、チューブ側係止突起4cは、円筒部4aの先端4bから半径方向に沿って内側に延びている。チューブ側係止突起4cは、軸方向寸法(厚み)が一定に形成されている。チューブ側係止突起4cは、半径方向の端面4fが円筒面状に形成されている。
胴部5は、その一端が、口部4の接続部4dに接続されており、他端が閉塞されている。胴部5は、熱可塑性樹脂フィルム層/金属箔層等がドライラミネートにより接着積層されたラミネート原反によって形成されている。
図4,5に示すように、キャップ3は、円筒状の筒壁3aと、筒壁3aの内部に形成され筒壁3aの内部空間を区画する天井壁3bと、天井壁3bから筒壁3aの開口部3c側に延びるキャップ側係止部3dとを有する。筒壁3aの内周部のうち天井壁3bより開口部3c側には、口部4の雄ねじ4eに螺合する雌ねじ3eが形成されている。雌ねじ3eは、雄ねじ4eと対応するように筒壁3aの内周部に周方向に均等に3条のねじが形成されている。後述のように、天井壁3bは、口部4に当接して開口4gを閉塞することが可能である。また、天井壁3bには、開口部3c側に突出するコンタクトリング3fが形成されている。このコンタクトリング3fは、天井壁3bに周方向に沿って連続して形成されている。キャップ3の材質は、弾性変形可能なものであれば、特に限定されず、例えば熱可塑性樹脂等である。
キャップ側係止部3dは、天井壁3bから筒壁3aの軸方向に沿って開口部3c側に延びる円筒状壁部3gと、円筒状壁部3gの一端部(先端3h)から外周側に突出したキャップ側係止突起3iとを有する。キャップ側係止突起3iは、円筒状壁部3gの先端3hに外側に向かって環状に設けられている。換言すれば、キャップ側係止突起3iは、円筒状壁部3gの先端3hの外周部に、周方向に連続して外方に延びるように形成されている。後述のように、キャップ側係止突起3iは、チューブ側係止突起4cに対してキャップ3がチューブ本体2から離反する方向に係止する。
図4に示すように、円筒状壁部3gは、キャップ側係止突起3iが形成されていない非形成部の半径方向寸法(厚み)は、一定に形成されている。また、円筒状壁部3gは、キャップ側係止突起3iが形成されていない非形成部の半径方向寸法(厚み)が、円筒部4aにおける雄ねじ4eの非形成部の半径方向寸法(厚み)に比較して、小さく形成されている。
次に、チューブ容器1の使用方法について説明する。チューブ容器1は、キャップ3の雌ねじ3eをチューブ本体2の口部4の雄ねじ4eに螺合させる。すると、図6に示すように、キャップ3の天井壁3bのコンタクトリング3fが、口部4のチューブ側係止突起4cに当接して、キャップ3の天井壁3bが口部4の開口4gを閉塞する。また、このときに、キャップ側係止部3dのキャップ側係止突起3iが、チューブ側係止突起4cに対して、キャップ3がチューブ本体2から離反する方向に係止する。
詳述すれば、チューブ容器1は、キャップ3の開口部3cをチューブ本体2の口部4の先端4bに被せて、キャップ3の雌ねじ3eをチューブ本体2の口部4の雄ねじ4eに螺合させていくと、キャップ3のキャップ側係止突起3iがチューブ本体2の口部4に接近する。そして、キャップ側係止突起3iが、チューブ側係止突起4cに当接する。そして、キャップ3を螺合させると、キャップ側係止突起3iとチューブ側係止突起4cとが当接し、キャップ側係止部3dにおけるキャップ側係止突起3iが形成されていない非形成部が弾性変形することで、キャップ側係止突起3iが内周側に移動する。更に、キャップ3を締めていくと、キャップ側係止突起3iがチューブ側係止突起4cを乗り越え、キャップ側係止部3dが元の形状に復元する。この時に、図6に示すように、キャップ側係止部3dのキャップ側係止突起3iが、チューブ側係止突起4cに対してキャップ3がチューブ本体2から離反する方向に係止する。そして、ほぼ同時に、図6に示すように、天井壁3bのコンタクトリング3fが、口部4のチューブ側係止突起4cの上面に当接して、キャップ3の天井壁3bが口部4の開口4gを閉塞する。キャップ3の天井壁3bが口部4の開口4gを閉塞した時に、キャップ3の雌ねじ3eのチューブ本体2の口部4の雄ねじ4eへの螺合が完了する。
このように、本実施形態では、キャップ側係止部3dがチューブ側係止突起4cに係止するときと、天井壁3bが口部4に当接するときとがほぼ同時である。しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、キャップ側係止部3dがチューブ側係止突起4cに係止した時に、口部4と天井壁3bが離隔していてもよい。この場合には、キャップ側係止部3dがチューブ側係止突起4cに係止した後に、天井壁3bが口部4に当接する。
ここで、キャップ3をチューブ本体2の口部4へ螺合させて、キャップ3が口部4の開口4gを閉塞するために必要なキャップ3の回転角度は、例えば360°以下であり、本実施形態では90°である。また、キャップ3をチューブ本体2の口部4へ螺合させて、キャップ3が口部4の開口4gを閉塞するために必要なキャップ3の回転角度は、例えば45°以上である。このキャップ3の回転角度が、360°を越えた場合は、高齢者等の使用者にとって、キャップ3の開閉が困難になる可能性があり、このキャップ3の回転角度が、45°未満の場合には、キャップ3が口部4の開口4gを閉塞した状態からキャップ3がチューブ本体2の口部4から外れる可能性がある。このために円筒部4aの外周部に形成された雄ねじ4eは、2条以上のねじで形成されていることが望ましく、本実施形態においては、3条のねじが形成されている。
また、図6(B)に拡大して示すように、本実施形態では、円筒状壁部3gの最も先端の部分は、丸められており、この丸められた面とキャップ側係止突起3iの外周部は滑らかにつながっている。そして、キャップ側係止突起3iの外周部は、円筒状壁部3gの先端から天井壁3b側に向かって、緩やかに拡大しその頂点から緩やかに縮小し、円筒状壁部3gの外周面へと滑らかにつながる。本実施形態では、チューブ側係止突起4cとキャップ側係止突起3iとが係止するとは、キャップ側係止突起3iの頂点がチューブ側係止突起4cを越えることをいう。
図6(B)に示すように、軸方向に沿って見た場合に、チューブ側係止突起4cとキャップ側係止突起3iとで重複(オーバーラップ)する部位の半径方向寸法Dは、例えば0.1mm〜0.5mmである。半径方向寸法Dが0.1mm未満の場合は、チューブ側係止突起3iがキャップ側係止部4cを乗り越える際のクリック感が不十分となる可能性があり、半径方向寸法Dが0.5mmを越える場合は、キャップ側係止突起3iの高さが高くなって、キャップ側係止突起3iが、チューブ側係止突起4cを乗り越えることが難しくなる可能性がある。
上記のように構成されたチューブ容器1は、以下の効果を享受できる。
本実施形態のチューブ容器1は、チューブ側係止突起4cとキャップ側係止突起3iとが、キャップ3がチューブ本体2から離反する方向に係止可能なので、チューブ本体2に対してキャップ3が緩むことを防止する。これによって、チューブ本体2からキャップ3が外れることを防止することができる。特に、上述のようにキャップ3が口部4の開口4gを閉塞するために必要なキャップ3の回転角度が小さい場合であっても、キャップ3の緩みを効果的に防止することができる。
本実施形態のチューブ本体2の口部4では、チューブ側係止突起4cが、内周側に突出し、外周側に突出するものではない。すなわち、口部4には外周側に突出するものが無い。従って、製造時に金型の雌型からチューブ本体2を取り出すときに、チューブ本体2を回転させて、チューブ本体2の口部4の雄ねじ4eを回転させることによって、チューブ本体2を取り出すことができる。従って、分割型の金型等を必要とはしないので、製造コストを増大させることはない。
また、本実施形態のチューブ容器1は、チューブ側係止突起4cとキャップ側係止突起3iが係止状態となる寸前に、円筒状壁部3gにおけるキャップ側係止突起3iが形成されていない非形成部が弾性変形する。そして、キャップ側係止突起3iがチューブ側係止突起4cを乗り越えると、円筒状壁部3gにおけるキャップ側係止突起3iが形成されていない非形成部が、復元し、乗り越える際にクリック感が得られる。このクリック感によって、使用者はキャップ3が締まったことを認識することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲で、様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態では、チューブ側係止突起4cとキャップ側係止突起3iが環状であったが、これらは、周方向に断続して設けられてもよい。ただし、良好なクリック感が得られ、且つ内容物の漏れやキャップの緩みを防止する効果が高まることから、チューブ側係止突起4cとキャップ側係止突起3iの少なくとも一方が環状であることが好ましく、両方が環状であることがより好ましい。また、上記実施形態では、チューブ側係止突起4cとキャップ側係止突起3iが、それぞれ、口部4と円筒状壁部3gの先端4b,3hに設けられていたが、それぞれ、口部4と円筒状壁部3gの軸方向中間に設けられていてもよい。また、上記実施形態では、チューブ側係止突起4cの面4hと端面4fがなす頂点4iと、キャップ側係止突起において、半径方向に対して傾斜した面とが、当接して係止していたが、係止する部位は、半径方向に沿った面又は曲面であってもよい。ただし、良好なクリック感が得られ、且つ内容物の漏れやキャップの緩みを防止する効果が高まるため、上記実施形態のように係止する方が好ましい。
1 チューブ容器
2 チューブ本体
3 キャップ
3b 天井壁
3d キャップ側係止部
3e 雌ねじ
3g 円筒状壁部
3h 先端
3i キャップ側係止突起
4 口部
4b 先端
4c チューブ側係止突起
4e 雄ねじ
4g 開口
D 半径方向寸法

Claims (6)

  1. 外周に雄ねじが形成された口部を有するチューブ本体と、前記雄ねじに螺合する雌ねじが内周に形成されたキャップとを備え、前記キャップを前記チューブ本体の口部に螺合して、該口部の開口を閉塞するチューブ容器において、
    前記チューブ本体の口部は、内周側に突出したチューブ側係止突起を有し、
    前記キャップは、前記口部に当接して前記開口を閉塞可能な天井壁と、該天井壁に設けられ、前記チューブ側係止突起に対して、前記キャップが前記チューブ本体から離反する方向に係止可能なキャップ側係止部とを有することを特徴とするチューブ容器。
  2. 前記チューブ側係止突起は、前記口部の先端で環状に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のチューブ容器。
  3. 前記キャップ側係止部は、前記天井壁に設けられた円筒状壁部と、該円筒状壁部の先端から外周側に突出した環状のキャップ側係止突起とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のチューブ容器。
  4. 前記キャップを前記チューブ本体の口部に螺合させるために必要な前記キャップの回転角度が360°以下であることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のチューブ容器。
  5. 前記チューブ側係止突起と前記キャップ側係止突起とが、軸方向に沿って見た場合に重複可能な半径方向寸法が0.1mm〜0.5mmであることを特徴とする請求項3に記載のチューブ容器。
  6. 前記チューブ本体に充填される内容物が、半固形状であることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のチューブ容器。
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