JP2015193108A - プリンタ - Google Patents

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Kenichi Matsumoto
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Abstract

【課題】搬送経路に対する作業に際して作業者に負担をかけることなく、重量が大きい大径ロール紙を用いる場合にも用紙の慣性力に起因する記録位置のずれなどの記録不良の発生を抑制し、良好な記録品質を確保すること。
【解決手段】用紙保持部と記録部との間に設けられて用紙の幅方向に延出し、当該用紙保持部から当該記録部へ至る搬送経路中を搬送される用紙に対して当接する位置において搬送される用紙を屈曲させるダンパーシャフト301と、一端がプリンタ本体に設けられて、他端側が上下方向に弾性的に揺動可能な第1のダンパーアーム208aと、を備えたプリンタにおいて、ダンパーシャフト301を、長さ方向の一端において第1のダンパーアーム208aの他端側に対して回動可能に連結し、ダンパーシャフト301が第1のダンパーアーム208aに対して回動することにより、搬送経路を外部に開放するようにした。
【選択図】図5

Description

この発明は、ロール紙を記録対象とするプリンタに関する。
従来、ロール状に巻回された長尺状の用紙に対して記録動作をおこなうプリンタがあった。このようなプリンタにおいては、記録動作の開始時に、直前まで記録動作をおこなっていない状態の用紙に搬送力が加えられると、ロール状に巻回された状態の用紙の自重による慣性力が作用し、用紙に対して当該用紙を直線状に突っ張らせるように引っ張る力が作用する。用紙に対してこのような引っ張る力が作用すると、記録位置が正規の位置からずれるなどの記録不良が発生する場合がある。
この対策として、従来、用紙を搬送する搬送経路の途中に、用紙にかかる上記のような衝撃(慣性力)をやわらげるダンパー機構を設けたプリンタがあった。具体的には、従来、たとえば、ロール状に巻回された状態の用紙の軸上に設けられた軸受部ローラと当該軸受部ローラに従動して回転する従動回転ローラとの間にストッパローラを設け、当該ストッパローラが一端に設けられたアームの他端に、搬送経路中の用紙に対して全幅にわたって接する長さのローラを設けたダンパー機構を備えたプリンタに関する技術があった(たとえば、下記特許文献1を参照。)。
また、具体的には、従来、たとえば、搬送経路中の用紙に対して全幅にわたって接する長さのローラを保持するダンパホルダをフレームに対して回動可能に設け、用紙の装着作業などに際してはダンパホルダを回動させて搬送経路から退避させた状態で係止するストッパを備えたプリンタに関する技術があった(たとえば、下記特許文献2を参照。)。
また、具体的には、従来、たとえば、搬送経路中の用紙に対して全幅にわたって接する長さのダンパーローラの両端を、用紙に対して接離する方向に揺動可能に設けられたダンパープレートに形成した長孔に嵌め込み、ダンパーローラを長孔内で変位させることによって用紙の張力を吸収するとともに、ダンパープレートを揺動させることにより用紙の張力を吸収するようにしたプリンタに関する技術があった(たとえば、下記特許文献3を参照。)。
また、具体的には、従来、たとえば、用紙の搬送方向と直交する方向に起伏自在に取り付けられて用紙経路を横切るに十分な長さのセンサホルダに、搬送経路中の用紙に対して全幅にわたって接するテンションローラを回動可能に支持するテンションホルダを備えたダンパー機構を一体的に設けたプリンタに関する技術があった(たとえば、下記特許文献4を参照。)。
特開平8−151149号公報 特開2005−238752号公報 特開2000−16651号公報 特開2007−8026号公報
しかしながら、上述した特許文献1〜4に記載された従来の技術は、搬送経路中の用紙に対して全幅にわたって接する長さのローラにより衝撃(慣性力)をやわらげるようにしているため、ローラを回動可能に支持する機構によりプリンタの構成が複雑化するという問題があった。
また、上述した特許文献1〜3に記載された従来の技術は、衝撃(慣性力)をやわらげるために用紙に接するローラが、搬送経路中の用紙に対して全幅にわたって接する長さとされている。ロール状に巻回された状態で外周側となる面が記録面となるいわゆる外巻きの用紙を用いる場合に、ローラの下側に用紙を引き回す作業が煩わしいという問題があった。
これに対し、上述した特許文献4に記載された従来の技術は、センサホルダとともにテンションホルダを起立させることにより用紙経路を開放することができるが、高精度な検出が要求される用紙センサを搭載するセンサホルダにダンパー機構を一体的に設けているため用紙の位置検出にかかる十分な精度を確保することが難しい。
この対策として、仮に、特許文献4に記載された従来の技術によるプリンタにおいて、センサホルダと、テンションローラを回転可能な状態で保持するテンションホルダを備えたダンパー機構とを別体とする場合、構成が複雑化してしまう。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、搬送経路に対する作業に際して作業者に負担をかけることなく、重量が大きい大径ロール紙を用いる場合にも用紙の慣性力に起因する記録位置のずれなどの記録不良の発生を抑制し、良好な記録品質を確保することができるプリンタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかるプリンタは、ロール状に巻回された長尺状の用紙を長さ方向に沿って外周側から引き出し可能に保持する用紙保持部と、前記用紙保持部から引き出された用紙に対して記録動作をおこなう記録部と、前記用紙保持部と前記記録部との間に設けられて前記用紙の幅方向に延出し、当該用紙保持部から当該記録部へ至る搬送経路中を搬送される用紙に対して当接し、当該当接する位置において前記搬送される用紙を屈曲させるダンパーシャフトと、一端がプリンタ本体に設けられて、他端側が上下方向に弾性的に揺動可能な第1のダンパーアームと、を備え、前記ダンパーシャフトが、長さ方向の一端において前記第1のダンパーアームの他端側に対して回動可能に連結されており、前記第1のダンパーアームに対して回動することにより、前記搬送経路を外部に開放することを特徴とする。
また、この発明にかかるプリンタは、上記の発明において、前記用紙の幅方向に沿って前記搬送経路を間にして前記第1のダンパーアームに対向配置され、一端部に上端が開放された溝部が形成され、他端部が前記プリンタ本体に設けられて、当該一端部が上下方向に弾性的に揺動可能な第2のダンパーアームを備え、前記ダンパーシャフトの一端が、当該ダンパーシャフトにおける長さ方向の他端を前記プリンタ本体より上方に移動させるように前記第1のダンパーアームの他端に対して回動可能に連結され、前記ダンパーシャフトの他端が、当該他端を前記溝部の上方から当該溝部に嵌合させることによって前記第2のダンパーアームによって支持されることを特徴とする。
また、この発明にかかるプリンタは、上記の発明において、前記記録部が、前記用紙に対して上側から記録動作をおこなうプリントヘッドと、当該プリントヘッドに対向配置されて当該プリントヘッドによる記録動作がおこなわれる前記用紙を下側から支持するプラテンと、を備えたことを特徴とする。
この発明にかかるプリンタによれば、搬送経路に対する作業に際して作業者に負担をかけることなく、重量が大きい大径ロール紙を用いる場合にも用紙の慣性力に起因する記録位置のずれなどの記録不良の発生を抑制し、良好な記録品質を確保することができるという効果を奏する。
この発明にかかる実施の形態のプリンタの外観を示す説明図である。 プリンタ本体を示す説明図である。 ダンパー機構を示す説明図(その1)である。 ダンパー機構を示す説明図(その2)である。 ダンパー機構を示す説明図(その3)である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるプリンタの好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、この発明にかかる実施の形態のプリンタの構成について説明する。図1は、この発明にかかる実施の形態のプリンタの外観を示す説明図である。図1においては、この発明にかかる実施の形態のプリンタを、設置状態における斜め上方から見た状態を示している。
図1において、この発明にかかる実施の形態のプリンタ100は、中空の長方体形状をなすハウジング101を備えている。ハウジング101は、上面に開口を備えて略箱形形状をなす下側ハウジング101aと、下側ハウジング101aの開口を開放可能に閉塞する上側ハウジング101bと、を備えている。
上側ハウジング101bは、下面に開口を備え、当該開口を下側ハウジング101aの開口に対向させた状態で下側ハウジング101aの開口を閉塞する。上側ハウジング101bは、プリンタ100の背面側(図1における紙面右側)において、下側ハウジング101aに軸支されることにより、下側ハウジング101aに対して回動可能に連結されている。
ハウジング101は、上側ハウジング101bにより下側ハウジング101aの開口を閉塞した状態において、上側ハウジング101bと下側ハウジング101aとの内側にプリンタ本体(図2を参照)を収容する収容空間を形成する。また、ハウジング101は、上側ハウジング101bにより下側ハウジング101aの開口を閉塞した状態において、ハウジング101の前面(図1における紙面左側)に、記録済みの記録媒体を排出する排出口102を形成する。排出口102は、上側ハウジング101bと下側ハウジング101aとの境界部分に形成される。
ハウジング101の外表面において、当該ハウジング101(下側ハウジング101a)の前面には、操作パネル103が設けられている。操作パネル103は、各種の入力操作を受け付ける複数のボタン103aと、プリンタ100の状態などを表示する表示パネル103bと、を備えている。
表示パネル103bは、たとえば、プリンタ100の電源が投入されて印刷待機状態になった場合や、プリンタ100においてエラーが発生した場合、またはプリンタ100が保持する用紙の残量が所定以下になった場合などに所定のメッセージを表示して、プリンタ100の状態を報知する。表示パネル103bは、たとえば、液晶ディスプレイによって実現することができる。
図2は、プリンタ本体を示す説明図である。図2においては、上側ハウジング101bを取り外した状態のプリンタ本体を、図1におけるA−A線で切断した断面を示している。図2において、プリンタ100は、ハウジング101内に設けられたプリンタ本体200を備えている。
プリンタ本体200は、プリンタ本体200における背面側において、記録対象とする記録媒体(用紙)201を、ロール状に巻回された状態で保持する用紙保持部202を備えている。記録対象とする記録媒体(用紙)201は、ロール状に巻回された状態の連続紙であってもよく、台紙の長手方向に沿ってラベルが複数配列されたラベル用紙であってもよい。
プリンタ本体200は、用紙保持部202より前面側に設けられたヘッドユニット(図示を省略する)を備えている。ハウジング101の内側には、用紙保持部202からヘッドユニットを経由して排出口102へ至る搬送経路が形成される。用紙保持部202が保持するロール状に巻回された状態の用紙201は、プリンタ100における記録動作に際して、長さ方向における外周側の端部から引き出されて、ヘッドユニットを経由して排出口102へ搬送される。
ヘッドユニットは、プリントヘッド(図示を省略する)を備えている。プリントヘッドは、たとえば、サーマル方式の記録動作をおこなう。サーマル方式の記録動作をおこなうプリントヘッドは、たとえばプリンタ100の幅方向(用紙201の搬送方向に直交する方向)に沿ってライン状に配列された複数の発熱素子を備えている。
プリンタ100は、サーマルヘッドにおける各発熱素子に対して選択的に通電し、各発熱素子を選択的に発熱させることによって記録動作をおこなう。ヘッドユニットは、サーマル方式の記録に代えて、他の記録方式によって記録をおこなうプリントヘッドを備えていてもよい。
ハウジング101内には、搬送経路(搬送経路中を搬送される用紙201)を間にしてプリントヘッドに対向配置されたプラテンが設けられている。プラテンは、プリンタ100の幅方向を軸心方向とする略円柱形状をなす。プラテンは、記録動作に際してプリントヘッドによって表面(記録面)側から押圧力が加えられる用紙201を裏面側から支持する。プリントヘッドは、プラテンに当接する方向に付勢されている。この実施の形態においては、プリントヘッドおよびプラテンによって記録部を実現することができる。
プラテンの軸の一端には、図示を省略するギア列を介してモータ203が取り付けられている。ギア列は、モータ203の駆動力が伝達されることによって回転する。プラテンは、ギア列を構成するギアの回転にともなって回転する。プラテンは、回転することによって、搬送経路中の用紙201を、用紙保持部202側から排出口102側へ搬送する。
プリンタ本体200において、プラテン(プラテンを駆動するモータ203)の下方には、プラテンを駆動するモータ203を駆動制御する制御基板などの、プリンタ100が備える電気系統部品の一部が設けられている。プラテンの下方に設けられた電気系統部品は、図示を省略するケーブルを介して、プリントヘッドやモータ203などと電気的に接続されている。これにより、プラテンの下方に設けられた制御基板から、プラテンに設けられたプリントヘッドやモータ203などに対して制御信号を伝達し、当該プリントヘッドやモータなどを駆動することができる。
プリンタ100は、図示を省略するインクリボンを支持するリボンユニット(図示を省略する)を備えていてもよい。リボンユニットは、記録動作に供される前のインクリボンを支持するリボン支持軸、記録動作後のインクリボンを巻き取るリボン巻き取り軸、および、リボン巻き取り軸を回転させるリボン軸駆動機構などによって構成することができる。
リボン軸駆動機構は、リボン巻き取り用のモータや当該モータの駆動力をリボン巻き取り軸に伝達する輪列、リボン支持軸やリボン巻き取り軸の回転を検出するリボン回転検出センサやリボンテンションセンサなどの各種センサ、およびモータや各種センサを駆動するリボン基板などによって構成することができる(いずれも図示を省略する)。リボンユニットは、リボン基板によってリボン軸駆動機構を駆動制御することにより、リボン支持軸が支持するインクリボンを繰り出し、繰り出したインクリボンをリボン巻き取り軸において巻き取る。
プリンタ本体200は、ハウジング101内に設けられるボトムフレーム204を備えている。ボトムフレーム204は、所定厚さの金属製の板状部材を板金加工することによって形成されている。ボトムフレーム204には、一対のフレームを実現する、一対のシャフトペーパーガイド205が設けられている。
一対のシャフトペーパーガイド205は、ハウジング101内において、用紙保持部202の位置に設けられている。一対のシャフトペーパーガイド205は、プリンタ100の幅方向に沿って対向配置されている。一対のシャフトペーパーガイド205は、用紙保持部202がロール状に巻回された状態の用紙201を保持している場合に、当該ロール状に巻回された状態の用紙201を間にして対向するように配置されている。
一対のシャフトペーパーガイド205の上端には、それぞれ、切り欠き部205aが設けられている。切り欠き部205aは、上側(図2における紙面上側の部分)が開放された矩形状をなしている。切り欠き部205aは、用紙保持部202に収容されているロール状に巻回された状態の用紙201を、当該用紙保持部202から引き出し可能に保持するシャフト206を支持する。
シャフト206は、断面が多角形状(たとえば四角形状)をなす、棒状の部材によって実現することができる。シャフト206は、たとえばプラスチック材料などの絶縁材料を用いて形成されている。切り欠き部205aは、一対のシャフトペーパーガイド205の上端部分の一部を、シャフト206の断面の外形状と略一致する大きさおよび形状で切り欠くことによって形成されている。
シャフト206は、一対のシャフトペーパーガイド205のそれぞれに設けられた切り欠き部205aに両端を嵌め込むことによって、当該一対のシャフトペーパーガイド205に支持されている。シャフト206は、用紙保持部202に対して取り外し可能に取り付けられる。シャフト206は、用紙201の交換時などに用紙保持部202から取り外される。
用紙保持部202は、ロール状に巻回された状態の用紙201の巻き芯の内側に挿入された状態のシャフト206を、一対のシャフトペーパーガイド205によって支持することにより、当該ロール状に巻回された長尺状の用紙201を、長さ方向における外周側の端部から引き出すことが可能な状態で保持する。シャフト206は、巻き芯の内側に挿入された状態であって、巻き芯に固定されていないため、用紙201の巻き芯をシャフト206周りに回転可能な状態で支持する。これにより、用紙201の巻き芯をシャフト206周りに回転させることにより、用紙保持部202に収容された用紙201を、長さ方向における外周側の端部から引き出すことができる。
一対のシャフトペーパーガイド205は、それぞれ、所定厚さの金属製の板状部材に対して板金加工を施すことによって形成されている。一対のシャフトペーパーガイド205を、それぞれ所定厚さの金属製の板状部材によって形成することにより、ロール状に巻回された状態の用紙201の重量が大きい大径ロール紙である場合にも、当該用紙201の巻き芯の内側に挿入されたシャフト206の両端を安定かつ確実に支持することができる。
プリンタ本体200は、プリンタ100が備える各部を駆動制御する電気系統部品を備えている。電気系統部品は、制御基板、電源基板、インターフェイス基板、中継基板、リボン基板、各種のケーブル(いずれも図示を省略する)などを含んでいる。
制御基板は、シャフトペーパーガイド205の外側のボトムフレーム204に固定されたブラケット(図示を省略する)に固定されて立設されている。制御基板は、プリントヘッドの通電制御、プラテンを駆動するモータ203の駆動制御などをおこなうCPU、メモリなどを備えている。
制御基板には、電源基板が接続されている。電源基板は、ヘッドユニット203の下方に配置されている。電源基板は、当該電源基板が備えるコネクタに接続されるケーブルを介して、制御基板と接続されている。電源基板は、電源基板と制御基板とを接続するケーブルを介して、制御基板に電源を供給する。
また、制御基板には、インターフェイス基板が接続されている。インターフェイス基板は、外部機器と接続されるインターフェイスコネクタを備えている。インターフェイスコネクタは、下側ハウジング101aに設けられた開口を介して、ハウジング101aの背面側から外部に露出した状態で取り付けられている。
中継基板は、用紙201の搬送経路において、用紙保持部202と、プリントヘッドおよびプラテンを備えたヘッドユニットとの間であって、用紙保持部202より図2における紙面奥側に設けられている。中継基板は、ボトムフレーム204に固定された、図示を省略するブラケットの上に固定されている。中継基板は、図示を省略するケーブルを介して制御基板に接続されている。
プリンタ100が、リボンユニットを備えている場合、当該リボンユニットが備えるリボン基板と制御基板とを接続し、制御基板によって、リボンユニットが備えるリボン支持軸やリボン巻き取り軸を駆動するモータの駆動制御をおこなってもよい。この場合、リボン基板は、制御基板と直接接続されるものに限らず、中継基板などを介して制御基板に接続されていてもよい。また、この場合、リボン基板は、制御基板から供給される電源と制御基板から出力される制御信号を、中継基板を介して受け付けることによって、制御基板によって駆動される。
プリンタ本体200は、ダンパー機構207を備えている。ダンパー機構207は、一対のシャフトペーパーガイド205のそれぞれに設けられたダンパーアーム208(208a、208b)を備えている。ダンパーアーム208(208a、208b)は、それぞれ、排出口102よりも用紙保持部202側に設けられた支点を中心として、シャフトペーパーガイド205がなす面に沿って回動可能に設けられている。
ダンパーアーム208のうち、一方のダンパーアーム208aは、ダンパーシャフト(図3、図4および図5における符号301を参照)の一端を支持する。ダンパーシャフトは、ダンパーアーム208aに対する連結位置を支点として、ダンパーアーム208aに対して回動可能に設けられている(図3、図4および図5を参照)。ダンパーシャフトは、搬送経路中であって用紙保持部202とプラテン(プラテンを駆動するモータ203)との間に位置付けられている。
用紙保持部202が保持する用紙201が、ロール状に巻回された状態で外周側となる面が記録面となるいわゆる外巻きの用紙である場合、当該用紙201は、搬送経路中において、ダンパーシャフトに対して、図2における紙面下側から用紙201に当接するように案内される。また、用紙保持部202が保持する用紙201が、ロール状に巻回された状態で内周側となる面が記録面となるいわゆる内巻きの用紙である場合、当該用紙201は、搬送経路において、ダンパーシャフトに対して、図2における紙面上側から用紙201に当接するように案内される。用紙201は、搬送経路において、用紙保持部202とヘッドユニットとの間でダンパーシャフトに当接し、当接する位置において屈曲されるように案内される。
図3、図4および図5は、ダンパー機構207を示す説明図である。図3においては、図2におけるB−B断面を示している。図4においては、図3に示したダンパーシャフトを回動させた状態を示している。図5においては、ダンパー機構207を斜め上方から見た状態を示している。
図3、図4および図5において、ダンパー機構207が備えるダンパーシャフト301は、プリンタ100の幅方向を軸心方向とする、断面が円形の棒形状をなしている。ダンパーシャフト301は、軸心方向の一端側において、ダンパーアーム208aに連結されている。上記のように、ダンパーシャフト301は、ダンパーアーム208aに対する連結位置302を支点として、ダンパーアーム208aに対して回動可能に設けられている。
ダンパーアーム208のうち、他方のダンパーアーム208bは、ダンパーシャフト301の他端を支持する溝部303が設けられている。溝部303は、上側(図3、図4および図5における紙面上側の部分)が開放された矩形状をなし、ダンパーシャフト301の他端の上方からの挿入を受け付ける。溝部303は、ダンパーシャフト301の他端に下側、前面側および背面側の三方から当接することによって、当該ダンパーシャフト301の他端を支持する。
ダンパー機構207は、ダンパーアーム208のうち、一方のダンパーアーム208aを、用紙201に当接する方向に付勢する付勢部材501を備えている。付勢部材501は、たとえば、ダンパーシャフト301を図2における紙面上側から下側に圧縮される圧縮コイルバネによって実現することができる。あるいは、付勢部材501は、ダンパーシャフト301を図2における紙面下側から上側に圧縮される圧縮コイルバネによって実現してもよい。あるいは、その両方を備えていてもよい。
ダンパー機構207は、付勢部材501により付勢されるダンパーアーム208aおよびダンパーアーム208bによりダンパーシャフト301を支持し、シャフトペーパーガイド205がなす面に沿って回動することによって、ダンパーシャフト301を、搬送経路における用紙201に対して接離する方向に揺動させる。
記録動作を開始するとき、記録動作をおこなっていない状態の用紙201にプラテンの搬送力が加えられると、用紙保持部202においてロール状に巻回された状態の用紙201の自重による慣性力によって、用紙201はプラテンと用紙保持部202との間で直線状に突っ張るように引っ張られる。すなわち、用紙保持部202においてロール状に巻回された状態の用紙201の自重により、停止した状態を維持しようとする慣性力が作用している状態の用紙201に対して、プラテンによる搬送力が加えられるため、用紙201に対して、瞬間的に、用紙保持部202側が停止しているにもかかわらずプラテン側ほど排出口102に向かって搬送される力が加えられる。これにより、用紙201はプラテンと用紙保持部202との間で直線状に突っ張るように引っ張られる。
ダンパー機構207は、ダンパーシャフト301が用紙201に当接する方向にダンパーアーム208を付勢する付勢部材501を備えているため、用紙201が直線状に突っ張るように引っ張られると、当該用紙201に対してダンパーシャフト301を弾性的に当接させ、当該用紙201を屈曲させる方向に付勢する。これにより、外巻き用紙であるか内巻き用紙であるかにかかわらず、用紙201の突っ張りを緩衝し、用紙201にかかる衝撃(慣性力)をやわらげることができ、用紙201を精度よく搬送するとともに、用紙201の送り速度を一定にすることができる。
用紙保持部202が保持する用紙201が内巻きの用紙である場合、用紙201は、上記のように、搬送経路中において、ダンパーシャフトに対して、図2における紙面上側から用紙201に当接するように案内する。具体的には、内巻きの用紙を用いる場合、まず、下側ハウジング101aに対して上側ハウジング101bを回動させ、ハウジング101の内側を開放する。
つぎに、ダンパーシャフト301の軸心方向がプリンタ100の幅方向と平行になるように、当該ダンパーシャフト301を用紙保持部202とプラテンとの間に位置付ける。その後、ロール状に巻回された状態の用紙201を用紙保持部202の上方からセットするとともに、ロール状に巻回された状態の用紙201を外周側の端部を引き出し、引き出した用紙201の先端を排出口102に位置付けた状態で上側ハウジング101bを閉じる。
このとき、ダンパーシャフト301の他端を溝部303に嵌合させ、ダンパーシャフト301の軸心方向がプリンタ100の幅方向と平行になるようにしておく。これにより、引き出した用紙201をダンパーシャフト301の上に乗せるよう引き回すだけで、用紙201を容易にセットすることができる。
一方、用紙保持部202が保持する用紙201が外巻きの用紙である場合、用紙201は、上記のように、搬送経路中において、ダンパーシャフト301に対して、図2における紙面下側から用紙201に当接するように案内される。具体的には、外巻きの用紙を用いる場合、まず、下側ハウジング101aに対して上側ハウジング101bを回動させ、ハウジング101の内側を開放する。
つぎに、ダンパーアーム208aに対してダンパーシャフト301を回動させ、ダンパーシャフト301の軸心方向が鉛直方向と略平行となるようにする。そして、ロール状に巻回された状態の用紙201を用紙保持部202の上方からセットするとともに、ロール状に巻回された状態の用紙201を外周側の端部を引き出し、引き出した用紙201の先端を排出口102に位置付けた状態で上側ハウジング101bを閉じる。
その後、ダンパーアーム208aに対してダンパーシャフト301を回動させ、ダンパーシャフト301の軸心方向がプリンタ100の幅方向と平行になるように、当該ダンパーシャフト301を用紙保持部202とプラテンとの間に位置付ける。このように、ダンパーアーム208aに対して回動可能なダンパーシャフト301とすることにより、外巻きの用紙をセットする場合であっても、内巻きの用紙をセットする場合と同等の作業負担で、容易かつ確実に用紙201をセットすることができる。
以上説明したように、この発明にかかる実施の形態のプリンタ100は、ロール状に巻回された長尺状の用紙201を長さ方向に沿って外周側から引き出し可能に保持する用紙保持部202と、用紙保持部202から引き出された用紙201に対して記録動作をおこなう記録部を実現するプリントヘッドおよびプラテンと、を備えている。
また、この発明にかかる実施の形態のプリンタ100は、用紙保持部202と記録部との間に設けられて用紙201の幅方向に延出し、当該用紙保持部202から当該記録部へ至る搬送経路中を搬送される用紙201に対して当接し、当該当接する位置において搬送される用紙201を屈曲させるダンパーシャフト301と、一端がプリンタ本体200に設けられて、他端側が上下方向に弾性的に揺動可能な第1のダンパーアーム208aと、を備えている。
そして、この発明にかかる実施の形態のプリンタ100は、ダンパーシャフト301が、長さ方向の一端において第1のダンパーアーム208aの他端側に対して回動可能に連結されており、第1のダンパーアーム208aに対して回動することにより、搬送経路を外部に開放することを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態のプリンタ100によれば、第1のダンパーアーム208aに対してダンパーシャフト301を回動させるだけで容易に搬送経路を開放することができる。これにより、第1のダンパーアーム208aによって支持されるダンパーシャフト301を設けることにより、記録動作に際して用紙201に弛みがなくなった瞬間に当該用紙201にかかる衝撃(慣性力)をやわらげ、用紙201の送り速度を一定にすることができる。
また、この発明にかかる実施の形態のプリンタ100によれば、搬送経路中に、当該搬送経路中を搬送される用紙201に上側から当接するダンパーシャフト301を設けた場合にも、ダンパーシャフト301を回動させて搬送経路を開放することにより、用紙保持部202が保持する用紙201を引き出してプリントヘッドとプラテンとの間にセットするなどの搬送経路に対する作業を容易かつ確実におこなわせることができる。
これにより、この発明にかかる実施の形態のプリンタ100によれば、搬送経路に対する作業に際して作業者に負担をかけることなく、重量が大きい大径ロール紙を用いる場合にも用紙201の慣性力に起因する記録位置のずれなどの記録不良の発生を抑制し、良好な記録品質を確保することができる。
さらに、この発明にかかる実施の形態のプリンタ100によれば、ローラではなくシャフトを用いることによって、簡易な構成によって用紙201にかかる衝撃(慣性力)をやわらげることができる。
また、この発明にかかる実施の形態のプリンタ100は、用紙201の幅方向に沿って搬送経路を間にして第1のダンパーアーム208aに対向配置され、一端部に上端が開放された溝部303が形成され、他端部がプリンタ本体200に設けられて、当該一端部が上下方向に弾性的に揺動可能な第2のダンパーアーム208bを備えている。
そして、この発明にかかる実施の形態のプリンタ100は、ダンパーシャフト301の一端が、当該ダンパーシャフト301における長さ方向の他端をプリンタ本体200より上方に移動させるように第1のダンパーアーム208aの他端に対して回動可能に連結され、ダンパーシャフト301の他端が、当該他端を溝部303の上方から当該溝部303に嵌合させることによって第2のダンパーアーム208bによって支持されることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態のプリンタ100によれば、第1のダンパーアーム208aの他端に対して一端が固定されたダンパーシャフト301の他端を、溝部303の上方から当該溝部303に嵌合させるだけの容易な作業でダンパーシャフト301の両端を固定することができる。
また、この発明にかかる実施の形態のプリンタ100によれば、プリンタ本体200に一端が固定されたダンパーシャフト301の他端を、簡易な構成によって支持することができる。そして、ダンパーシャフト301の両端を固定することにより当該ダンパーシャフト301を安定して支持することができる。
これにより、搬送経路中に、当該搬送経路中を搬送される用紙に上側から当接するダンパーシャフト301を設ける場合にも、搬送経路に対する作業を容易かつ確実におこなわせるとともに、用紙201の慣性力に起因する記録位置のずれなどの記録不良の発生を確実に抑制することができる。
また、この発明にかかる実施の形態のプリンタ100によれば、ダンパーシャフト301の一端を第1のダンパーアーム208aによって支持し、ダンパーシャフト301の他端を第2のダンパーアーム208bによって支持することによって、ダンパーシャフト301の両端を固定することにより、記録動作に際して用紙201に弛みがなくなった瞬間に当該用紙201にかかる衝撃(慣性力)を確実にやわらげ、用紙201の送り速度を精度よく一定にすることができる。
そして、これにより、搬送経路に対する作業に際して作業者に負担をかけることなく、重量が大きい大径ロール紙を用いる場合にも用紙201の慣性力に起因する記録位置のずれなどの記録不良の発生を確実に抑制し、良好な記録品質を確保することができる。
また、この発明にかかる実施の形態のプリンタ100は、記録部は、前記用紙に対して上側から記録動作をおこなうプリントヘッドと、当該プリントヘッドに対向配置されて当該プリントヘッドによる記録動作がおこなわれる用紙201を下側から支持するプラテンと、を備えたことを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態のプリンタ100によれば、巻回されていた状態において外周側となる面に対する記録動作を受け付ける、いわゆる外巻きの用紙201を用いる場合に、搬送経路に対する作業に際して作業者に負担をかけることなく、用紙201の慣性力に起因する記録位置のずれなどの記録不良の発生を抑制し、良好な記録品質を確保することができる。
以上のように、この発明にかかるプリンタは、ロール状に巻回された長尺状の用紙を記録対象とするプリンタに有用であり、特に、重量が大きい大径ロール紙を記録対象とするプリンタに適している。
100 プリンタ
207 ダンパー機構
208、208a、208b ダンパーアーム
301 ダンパーシャフト
303 溝部
501 付勢部材

Claims (3)

  1. ロール状に巻回された長尺状の用紙を長さ方向に沿って外周側から引き出し可能に保持する用紙保持部と、
    前記用紙保持部から引き出された用紙に対して記録動作をおこなう記録部と、
    前記用紙保持部と前記記録部との間に設けられて前記用紙の幅方向に延出し、当該用紙保持部から当該記録部へ至る搬送経路中を搬送される用紙に対して当接し、当該当接する位置において前記搬送される用紙を屈曲させるダンパーシャフトと、
    一端がプリンタ本体に設けられて、他端側が上下方向に弾性的に揺動可能な第1のダンパーアームと、
    を備え、
    前記ダンパーシャフトは、長さ方向の一端において前記第1のダンパーアームの他端側に対して回動可能に連結されており、前記第1のダンパーアームに対して回動することにより、前記搬送経路を外部に開放することを特徴とするプリンタ。
  2. 前記用紙の幅方向に沿って前記搬送経路を間にして前記第1のダンパーアームに対向配置され、一端部に上端が開放された溝部が形成され、他端部が前記プリンタ本体に設けられて、当該一端部が上下方向に弾性的に揺動可能な第2のダンパーアームを備え、
    前記ダンパーシャフトの一端は、当該ダンパーシャフトにおける長さ方向の他端を前記プリンタ本体より上方に移動させるように前記第1のダンパーアームの他端に対して回動可能に連結され、
    前記ダンパーシャフトの他端は、当該他端を前記溝部の上方から当該溝部に嵌合させることによって前記第2のダンパーアームによって支持されることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記記録部は、前記用紙に対して上側から記録動作をおこなうプリントヘッドと、当該プリントヘッドに対向配置されて当該プリントヘッドによる記録動作がおこなわれる前記用紙を下側から支持するプラテンと、を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のプリンタ。
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