JP2015189790A - フィルム形成用コーティング剤およびその硬化物 - Google Patents

フィルム形成用コーティング剤およびその硬化物 Download PDF

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Abstract

【課題】フィルム形成用コーティング剤および硬化物において、硬化物の透明性、屈折率、及び導電性に優れたものにする。
【解決手段】フィルム形成用コーティング剤は、酸化スズ、ジルコニア、沸点が100℃以上300℃以下の溶剤、分散剤、及び分子中に1個以上の(メタ)アクリロイル基を有する化合物を含有するものであって、前記酸化スズとジルコニアの合計量100質量部に対し、酸化スズの含有量が40質量部以上100質量部未満、ジルコニアの含有量が0質量部超60質量部以下であり、酸化スズとジルコニアの合計の含有量がフィルム形成用コーティング剤100質量部に対し、60質量部以上90質量部以下であることが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、反射防止フィルムの高屈折率層に用いられるフィルム形成用コーティング剤およびその硬化物に関し、特に液晶や有機エレクトロルミネッセンス等の表示方式が用いられる携帯電話、PDA、電子ペーパー等のモバイル機器の表示材における反射防止膜の高屈折率層に好適に用いられるフィルム形成用コーティング剤およびその硬化物に関する。
液晶や有機EL(エレクトロルミネッセンス)等の表示方式が用いられる携帯電話、PDA、電子ペーパー等のモバイル機器の表示材においては、光や物体の映りこみによる画像に対する影響が大きいため、反射防止性能を付与することが必要である。反射防止の一つの方法として、表示画面の表面に反射防止フィルムを装着することが行われてきた。この反射防止フィルムは、透明基材の片面にアクリル系樹脂等の硬度が高く、かつ屈折率の高いハードコート層と、シリコーン系樹脂又はフッ素系樹脂等の屈折率が低い低屈折率層とを順次積層したものである。一方、反射防止フィルムは、静電気による埃付着を防止するため、帯電防止性能を付与させる必要がある。帯電防止性能を付与するために、ハードコート層に導電性無機微粒子等の導電性材料を用いる必要があった。
前記ハードコート層としては、例えば、特許文献1には、多官能アクリレートとして、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、或いはこれらの混合物を主成分とし、硬化遅延剤としてのアクリルアミドと、金属酸化物微粒子を必須成分とする帯電防止ハードコート樹脂組成物が開示されている。金属酸化物微粒子は一般的には低沸点溶剤(メタノール等)の分散体として供給されるため、樹脂組成物に低沸点溶剤が含まれている場合は、塗膜形成時にクラックや孔が生じる可能性がある。特許文献1にはクラックや孔を防止するために硬化遅延剤としてアクリルアミドを使用しているが、これは反射防止フィルムの黄変による透明度低下の原因となる可能性が有る。また、ハードコート層にはより高い屈折率及び帯電防止性能が求められている。
特開2011−208104号公報
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、クラックや孔が生じず、透明性に優れ、従来品より高い屈折率、及び優れた導電性を有する硬化物を得ることができるフィルム形成用コーティング剤(以下、コーティング剤と略することも有る。)、及び該コーティング剤を硬化することにより得られる硬化物を提供することを目的とする。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであって、酸化スズ、ジルコニア、沸点が100℃以上300℃以下の溶剤、分散剤、及び分子中に1個以上の(メタ)アクリロイル基を有する化合物を含有するフィルム形成用コーティング剤をその要旨とする。
本発明のフィルム形成用コーティング剤は、前記酸化スズとジルコニアの合計量100質量部に対し、酸化スズの含有量が40質量部以上100質量部未満、ジルコニアの含有量が0質量部超60質量部以下であり、酸化スズとジルコニアの合計の含有量がフィルム形成用コーティング剤100質量部に対し、60質量部以上90質量部以下であることが好ましい。
また、本発明は前記フィルム形成用コーティング剤を硬化することにより得られる硬化物を第2の要旨とする。
本発明によれば、クラックや孔が生じず、透明性に優れ、従来品より高い屈折率、及び優れた導電性を有する硬化物を得ることができるフィルム形成用樹脂組成物、及び該組成物を硬化することにより得られる硬化物を提供することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を説明する。
本発明に係るコーティング剤は、酸化スズ、ジルコニア、沸点が100℃以上300℃以下の溶剤、分散剤、及び分子中に1個以上の(メタ)アクリロイル基を有する化合物を含有するものである。
本発明における酸化スズは、酸化スズ系化合物、あるいはその溶媒和物や配位化合物である。特に制限されるものではないが、具体的には、酸化スズ、酸化第一スズ、酸化第二スズ、メタスズ酸、アンチモンドープ酸化スズ、インジウムドープ酸化スズ、酸化スズドープインジウム、アルミニウムドープ酸化スズ、タングステンドープ酸化スズ、酸化チタン−酸化セリウム−酸化スズの複合体、酸化チタン−酸化スズの複合体、及びこれらの溶媒和物や配位化合物等を挙げることができる。
前記酸化スズの平均粒子径は特に制限されないが好ましくは、1nm以上 1000nm以下であり、より好ましくは、3nm以上300nm以下でありである。酸化スズの平均粒子径が上記範囲内である場合、透明性に優れた硬化物を得ることができる。
前記酸化スズの製造方法は特に限定されないが、例えば、金属スズやスズ化合物を加水分解または熱加水分解する方法、スズイオンを含む酸性溶液をアルカリ加水分解する方法、スズイオンを含む溶液をイオン交換膜やイオン交換樹脂によりイオン交換する方法など、何れの方法も用いることができる。
本発明のジルコニアは、結晶性の酸化ジルコニウム粒子であるが、結晶安定化のために結晶安定化材を含有していてもよい。上記結晶安定化材としては、MgOやCaO等のアルカリ土類金属酸化物、ランタニド、Y2O3等の希土類金属酸化物等が挙げられる。
本発明のジルコニアの結晶構造は、安定、又は準安定であれば、単斜晶、立方晶、又は正方晶のいずれか、若しくはまたはこれら混成状態であっても良い。
本発明のジルコニアは表面が配位および/または結合可能な有機化合物により被覆されていてもよく、ジルコニア粒子の表面に配位および/または結合可能な官能基としては、カルボキシル基、ヒドロキシ基、アルコキシル基、アミン基、チオール基、アミド基等が挙げられる。
本発明の酸化スズとジルコニアの含有量は、前記酸化スズとジルコニアの合計量100質量部に対し、酸化スズの含有量が40質量部以上100質量部未満、ジルコニアの含有量が0質量部超60質量部以下であることが好ましい。酸化スズの含有量は95質量部以上45質量部以下がより好ましく、85質量部以上50質量部以下がさらに好ましい。ジルコニアの含有量は、5質量部以上55質量部以下がより好ましく、15質量部以上45質量部以下がさらに好ましい。酸化スズとジルコニアの含有量が上記範囲に含まれる場合、硬化物の透明性、屈折率、帯電防止性能が優れたものとなる。
本発明のコーティング剤は、沸点が100℃以上300℃以下の溶剤を含有するものである。
本発明の溶剤は沸点が100℃以上300℃以下であることを満たせば特に限定されないが具体的には、クレゾール、キシレン、オルト‐ジクロルベンゼン、スチレン、クロルベンゼン、トルエン、酢酸ノルマル−ブチル、酢酸2‐エトキシエチル、酢酸ノルマル−ペンチル、酢酸イソペンチル、酢酸イソブチル、酢酸ノルマル−プロピル、エチレングリコールモノ−ノルマル−ブチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、1.4 ジオキサン、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチルラクテート、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、ジエチレングリコールイソプロピルメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールブチルメチルエーテル、トリプロピレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、トリエチレングリコールブチルメチルエーテル、ポリエチレングリコールジメチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル、メチルシクロヘキサノール、メチルシクロヘキサノン、シクロヘキサノール、シクロヘキサノン、1.1.2.2‐テトラクロルエタン、テトラクロルエチレン、イソペンチルアルコール、1‐ブタノール、イソブチルアルコール、メチル−ノルマル−ブチルケトン、メチルイソブチルケトン、等が挙げられる。
これらの内、コーティング組成物の分散安定性、硬化物の塗膜性能という理由からプロピレングリコールモノメチルエーテル、メチルイソブチルケトン、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートが好ましい。
本発明のコーティング剤は分散剤を含有するものである。
本発明の分散剤は、当該技術分野で通常用いられるものを用いることができる。特に限定されないが、具体的には2−メタクリロイルオキシエチルコハク酸、2−メタクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタル酸、2−メタクリロイルオキシエチルアッシドホスフェート、2−アクリロイルオキシエチルコハク酸、2−アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタル酸、2−アクリロイルオキシエチルフタル酸、2−アクリロイルオキシ−1−メチルエチルフタル酸、2−アクリロイルオキシエチルアッシドフォスフェート、ω―カルボキシ―ポリカプロラクトンモノアクリレート、アクリル酸ダイマー、プロポキシ化アリルメタクリレート、及び酸変性アクリレートオリゴマーが挙げられる。また、本願出願人の先行技術である特開2012−007144号公報に記載の分散剤も好適に使用することができる。これらの内、硬化物のヘーズ抑制、コーティング組成物の分散性の点 特開2012−007144号公報に記載の分散剤又は酸変性アクリレートオリゴマーが好ましい。
本発明における分散剤の含有量は、特に制限されないが、コーティング剤100質量部に対し、0.1質量部以上50質量部以下が好ましく、1質量部以上30質量部以下がより好ましい。前記範囲内であれば、コーティング組成物の分散安定性に優れ、硬化物に高屈折率を付与することが可能である。
本発明のコーティング剤は、分子中に1個以上の(メタ)アクリロイル基を含有する化合物を含有するものである。
前記分子中に1個以上の(メタ)アクリロイル基を含有する化合物は特に制限されないが具体的には以下の通りである。即ち、分子中に1個の(メタ)アクリロイル基を含有する化合物としては、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、スチレン、メチルメタクリレート、アクリロイルモルホリン、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、ポリエトキシフェニル(メタ)アクリレート、ポリエトキシフェニル(メタ)アクリレート、フェニルベンジル(メタ)アクリレート、オルソフェニルフェノール(メタ)アクリレート、オルソフェニルフェノキシエトキシ(メタ)アクリレート、ポリエトキシオルソフェニルフェノキシエトキシ(メタ)アクリレート、イソボロニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、フタル酸モノヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
分子中に2個の(メタ)アクリロイル基を含有する化合物を含有する化合物としては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリテトラメチレンジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオール−ジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオール−ジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオール−ジ(メタ)アクリレート、EO(エチレンオキサイド、以下同様)変性ビスフェノールジ(メタ)アクリレート、PO(プロピレンオキサイド、以下同様)変性ビスフェノールジ(メタ)アクリレート、ジメチロールジシクロペンタンジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
分子中に3個以上の(メタ)アクリロイル基を含有する化合物を含有する化合物としては、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、EO変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、PO変性トリメロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、((メタ)アクリロキシエチル)イソシアヌレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、EO変性ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、PO変性ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、EO変性ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、PO変性ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、EO変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、PO変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
(メタ)アクリロイル基の数は、1分子内に1個以上あればよいが、2〜6個が好ましく、3〜6個がより好ましい。(メタ)アクリロイル基の数が前記範囲内であれば、高硬度の硬化物を得ることができる。
本発明のコーティング剤は、必要に応じて活性エネルギー線による重合開始剤を添加する。ここでいう活性エネルギー線による重合開始剤は、光重合開始剤と紫外線等の活性エネルギー線による重合開始剤との双方を含むものとする。
前記光重合開始剤としては、たとえば、ベンゾフェノン等の芳香族ケトン類、アントラセン、α−クロロメチルナフタレン等の芳香族化合物、ジフェニルスルフィド、チオカーバメイト等のイオウ化合物を使用することができる。
前記紫外線等の活性エネルギー線による重合開始剤としては、例えば、アセトフェノン、アセトフェノンベンジルケタール、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、キサントン、フルオレノン、ベンズアルデヒド、フルオレン、アントラキノン、トリフェニルアミン、カルバゾール、3−メチルアセトフェノン、4−クロロベンゾフェノン、4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、4,4’−ジアミノベンゾフェノン、ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、チオキサントン、ジエチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノ−プロパン−1−オン、2−ベンジルー2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1,4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、ビス−(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキシド、オリゴ(2−ヒドロキシ−2
−メチル−1−(4−(1−メチルビニル)フェニル)プロパノン)等を挙げることができる。
前記活性エネルギー線による重合開始剤の市販品としては、例えば、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製 商品名:イルガキュア184,369,651,500,819,907,784,2959,1000,1300,1700,1800,1850、ダロキュア1116,1173、BASF社製 商品名:ルシリンTPO、UCB社製 商品名:ユベクリルP36、フラテツリ・ランベルティ社製 商品名:エザキュアーKIP150,KIP100F,KT37,KT55,KTO46,TZT,KIP75LT、日本化薬社製 商品名:カヤキュアDETX等を挙げることができる。
また必要により、活性エネルギー線開始剤にラジカル重合開始剤を併用することもできる。ラジカル重合開始剤としては、例えば、過酸化ベンゾイル、メチルシクロヘキサノンパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ジイソプロピルパーオキシカーボネート、t−ブチルパーオキシイソプロピルモノカーボネート等の有機過酸化物、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)などのアゾ化合物を使用することができる。
これら重合開始剤の含有量はその種類等によって異なるが、本発明のコーティング剤100質量部に対して1質量部以上8質量部以下である。含有量が1質量部未満であると活性エネルギー線感度が不十分となり、8質量部を超えると塗膜深部まで活性エネルギー線が十分に届かず、塗膜深部の硬化性が低下する傾向がある。
本発明のコーティング剤には、コーティング剤等に通常含まれる各種添加剤を必要に応じて添加することができる。添加剤の例としては、光安定剤、紫外線吸収剤、触媒、レベリング剤、消泡剤、重合促進剤、酸化防止剤、難燃剤、赤外線吸収剤、帯電防止剤、スリップ剤等が挙げられる。
本発明のコーティング剤は透明基材層に塗布されるが、基材は、特に限定されるものではなく、全光線透過率90%以上で、厚み10μm〜5mmの公知の透明プラスチックフィルムの中から適宜選択して用いることができる。このような透明基材層としては、例えば、飽和ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアクリル酸エステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリイミド系樹脂などの樹脂をフィルム状またはシート状に加工したものを用いることができる。更に具体的には、ポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、セロファン、ジアセチルセルロースフィルム、トリアセチルセルロースフィルム、アセチルセルロースブチレートフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、エチレンビニルアルコールフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリスルフォンフィルム、ポリエーテルエーテルケトンフィルム、ポリエーテルスルフォンフィルム、ポリエーテルイミドフィルム、ポリイミドフィルム、フッソ樹脂フィルム、ナイロンフィルム、アクリルフィルム等を挙げることができる。
塗布する方法は、特に制限はなく、公知のスプレーコート、ロールコート、ダイコート、エアナイフコート、ブレードコート、スピンコート、リバースコート、グラビアコート、ワイヤーバーなどの塗工法またはグラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、インクジェット印刷などの印刷法により形成できる。ハードコート層の厚さは、1μm〜10μmが好ましい。また、ハードコート層の屈折率は、1.50〜1.80の範囲が好ましい。コーティング剤を半硬化させた後には、この表面に低屈折率樹脂層が形成させる。低屈折率樹脂としてはシリコーン系樹脂又はフッ素系樹脂が挙げられる。低屈折率樹を塗布した後、紫外線照射機を用いて500mW/cm2〜3000mW/cm2の照射強度で、仕事量が50〜400mJ/cm2の紫外線処理を行い、コーティング剤を完全に硬化させると、低屈折率樹脂層をハードコート層と密着させることができる。
本発明について、実施例に基づいてより具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。当業者は本発明の範囲を逸脱することなく、種々の変更、修正、および改変を行うことができる。なお、以下の実施例において得られたコーティング剤及び硬化物の評価は、次に示すようにして行った。
(コーティング剤及び硬化物評価方法)
[分散安定性]
調整した及び硬化物の外観を目視により観察し、以下の基準で安定性を評価した。
○:流動性が良好かつ透明である状態
×:流動性が低下したり、白濁が生じた状態
(被膜の評価方法)
[表面抵抗値]
株式会社アドバンテスト社製の表面抵抗測定装置(商品名:R8340A)を用いて、20℃、65%RHの雰囲気下で、得られた被膜(硬化物)の表面抵抗値を測定して評価した。
[ヘイズ]
スガ試験機株式会社製ヘーズコンピューター(型式:HGM−2DP)を用いて、JIS K7136に準拠して、得られた被膜(硬化物)のヘイズを測定して評価した。
[屈折率]
メトリコン社(Metricon Corporation)製屈折率測定装置(製品名:プリズムカプラ)を用いて、得られた被膜(硬化物)の波長589nmにおける屈折率を測定して評価した。
[硬化物の外観]
コーティング剤を硬化させた皮膜の外観を、目視により観察し、以下の基準で透明性を評価した。
◎:12ポイントのアルファベット文字を鮮明に判別することができる。
○:硬化膜にごくわずかの濁りを生じているが、12ポイントのアルファベット文字を判別することができる。
×:硬化膜に濁りがあり、12ポイントのアルファベット文字を判別することができない。
[分散剤製造例]
トルエン溶媒中に、分岐C11〜14アルキルアルコール(製品名:EXXAL13,エクソンモービル社製)エチレンオキシド10モル付加物640g(1モル)およびモノクロロ酢酸ナトリウム152g(1.3モル)を反応器にとり、均一になるよう攪拌した。その後、反応系の温度を60℃の条件で水酸化ナトリウム52gを添加した。次いで、反応系の温度を80℃に昇温させ、3時間熟成させた。熟成後、反応系が50℃の条件で98%硫酸117g(1.2モル)を滴下することにより、白色懸濁溶液を得た。
次いで、この白色懸濁溶液を蒸留水で洗浄し、溶媒を減圧留去することにより、分散剤(A)を得た。この分散剤(A)は、下記一般式(1)における疎水基R0 が分岐C11〜14アルキル基であり、オキシアルキレン基AOがエチレンオキシドであり、オキシアルキレン鎖の平均付加モル数n=10であり、連結基Xが、−CH2 −の構造となる。
Figure 2015189790
(実施例1)
無機化合物微粒子として、日産化学工業株式会社製の酸化スズゾル(商品名:セルナックスCX-S501M,50重量%、のメタノール(ゾル用溶媒)を含有する分散体)および市販のジルコニア分散体(堺化学社製の商品名SZR−M、一次粒子径3nm、30重量%のジルコニアを含有するメタノール分散体)を用い、重合性化合物として、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(日本化薬株式会社製の商品名:KAYARAD DPHA)を用い、分散剤としてω−カルボキシ−ポリカプロラクトンモノアクリレート(東亞合成株式会社製の商品名:アロニックスM−5300)を用い、溶媒として、メチルイソブチルケトン(MIBK)プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)(株式会社クラレ製の商品名アーコソルブPM)を用いた。
前記の酸化スズゾルを140質量部、前記の酸化ジルコニウムゾルを100質量部、前記のジペンタエリスリトールヘキサアクリレートを33質量部、前記のω−カルボキシ−ポリカプロラクトンモノアクリレートを10質量部、前記のMIBKを200質量部、前記のPGMEを100質量部、をそれぞれ配合して混合し、ロータリーエバポレータを用いてゾル用溶媒(メタノール)を減圧除去し、実施例1のフィルム形成用コーティング剤を調製した。
得られたコーティング剤400質量部に対して、光重合開始剤(BASFジャパン株式会社製の商品名(登録商標):イルガキュア(Irgacure)184)を3質量部添加した後に、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(東レ株式会社製の商品名:ルミラー#100 T60)の表面上に、22μmのバーコーターを用いて塗布した。その後、100℃×1分の条件で溶媒を揮発させ、高圧水銀灯にて積算300mJ/cm2 (酸素濃度0.3%以下)の光を照射することにより、コーティング剤を硬化させた。これによって、本発明に、実施例1の被膜(膜厚4μm)を形成した。得られた被膜について評価を行った。
(実施例2)
酸化スズゾルを100質量部、前記の酸化ジルコニウムゾルを167質量部とした以外は実施例1と同様の方法でコーティング剤および被膜を作製した。
(実施例3)
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートを7.6質量部とした以外は実施例1と同様の方法でコーティング剤および被膜を作製した。
(実施例4)
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートを56質量部とした以外は実施例1と同様の方法でコーティング剤および被膜を作製した。
(実施例5)
ω−カルボキシ−ポリカプロラクトンモノアクリレートを前記分散剤製造例で製造された分散剤(A)に変更した以外は実施例1と同様の方法でコーティング剤および被膜を作製した。
(比較例1)
無機化合物微粒子として、酸化ジルコニウムゾルを使用せず、酸化スズゾルのみ200質量部とした以外は実施例1と同様の方法でコーティング剤および被膜を作製した。
(比較例2)
無機化合物微粒子として、酸化スズゾルを使用せず、酸化ジルコニウムゾルのみ333質量部とした以外は実施例1と同様の方法でコーティング剤および被膜を作製した。
(比較例3)
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートを43質量部、ω−カルボキシ−ポリカプロラクトンモノアクリレートを使用しなかった以外は実施例1と同様の方法でコーティング剤および被膜を作製した。
(比較例4)
溶媒を使用せず、ゾル用溶媒を減圧除去しないこと以外は実施例1と同様の方法でコーティング剤および被膜を作製した。
尚、比較例3では分散安定性が不良であったため、塗膜評価を行わなかった。また、比較例4においては、塗膜の外観が不良であったため、ヘイズ、屈折率、及び表面抵抗値の評価を行わなかった。
Figure 2015189790
以上の結果から、本発明に係るコーティング組成物及びその硬化物(実施例1〜5)は、いずれも、優れた外観、光学特性、及び帯電防止性を有することが分かる。
しかし、無機化合物微粒子として、酸化スズゾルのみを使用した場合(比較例1)、及び酸化ジルコニウムのみを使用した場合(比較例2)は、表面抵抗値が高くなった。(比較例1)、分散剤であるω−カルボキシ−ポリカプロラクトンモノアクリレートを使用しなかった場合は、コーティング組成物の分散安定性が不良となる(比較例3)。また、無機化合物微粒子ゾルに含まれる低沸点溶剤のメタノールを留去せず、高沸点溶剤であるメチルイソブチルケトン、プロピレングリコールモノメチルエーテルを添加しなかった場合は、硬化物の外観が不良となった。
なお、本発明は前記実施の形態の記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示した範囲内で種々の変更が可能であり、異なる実施の形態や複数の変形例にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明のコーティング組成物及び硬化物は、LCDやPDPといったフラットパネルディスプレイ用の反射防止フィルム、プラスチック光学部品、タッチパネル、携帯電話、フィルム液晶素子など反射防止機能を必要とする分野に好適である。

Claims (3)

  1. 酸化スズ、ジルコニア、沸点が100℃以上300℃以下の溶剤、分散剤、及び分子中に1個以上の(メタ)アクリロイル基を有する化合物を含有することを特徴とするフィルム形成用コーティング剤。
  2. 前記酸化スズとジルコニアの合計量100質量部に対し、酸化スズの含有量が40質量部以上100質量部未満、ジルコニアの含有量が0質量部超60質量部以下であり、酸化スズとジルコニアの合計の含有量がフィルム形成用コーティング剤100質量部に対し、60質量部以上90質量部以下であることを特徴とする請求項1に記載のフィルム形成用コーティング剤。
  3. 請求項1又は2に記載のフィルム形成用コーティング剤を硬化することにより得られることを特徴とする硬化物。
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