JP2015189610A - 燃料改質装置、及び、燃料電池システム - Google Patents

燃料改質装置、及び、燃料電池システム Download PDF

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Abstract

【課題】燃料改質装置出口の改質ガスに含まれる炭化水素濃度を減少させ、水素濃度を増加させると共に、改質室内に充填される改質触媒の劣化を抑制する。
【解決手段】燃料改質装置1は、燃料ガスを改質して水素を含有する改質ガスを生成する改質室12と、改質室12内を流れる燃料ガスを偏流させる偏流部(仕切壁16、17の貫通孔18、19)と、を含んで構成される。前記偏流部は、改質室12内における相対的に低温の領域(低温領域CR)を流れる燃料ガスの流量に比べて、改質室12内における相対的に高温の領域(高温領域HR)を流れる燃料ガスの流量が大きくなるように、燃料ガスを偏流させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料ガスから改質反応を利用して水素を含有する改質ガスを生成する燃料改質装置、及び、この燃料改質装置を含んで構成される燃料電池システムに関する。
特許文献1は、液状の燃料(改質用の原燃料等)、及び、加熱ガス(オフガスを燃焼させて得られる排ガスや、排ガスを熱交換した空気等)が導入される予混合室と、予混合室と連通する混合室と、混合室と連通し、混合室からの混合ガスを改質して水素を含有する改質ガスを生成する改質室と、を備える3室構造の燃料改質装置を開示している。
予混合室と混合室とは、多孔質体からなる仕切壁を介して連通している。これにより、予混合された燃料と加熱ガスとが多孔質体を通過する際に、燃料が多孔質体の熱により気化し、これらのガスが多孔質体を通過する際の乱流により、気化燃料及び加熱ガスが十分に混合されて均質化されて改質室に供給されることが記載されている。
また、改質用の水の供給方法として、混合室内に、多孔質体に向かって水を噴射する水供給装置を設けることも記載されている。
特開2004−11933号公報
ところで、前述のような改質室には、球状又は円柱状の改質触媒が充填されることが多い。この種の改質触媒は、例えば、担体に活性金属を担持している。ここで、改質触媒の担体については、活性金属の表面積を増やすために多孔質体により構成されるので、その密度が低い。また、改質触媒が球状又は円柱状であることにより、改質触媒間に空隙が形成される。従って、改質触媒自体が低密度であること、及び、改質触媒間に空隙が形成されることにより、改質室内の改質触媒については、その有効熱伝導率が低い。
また、前述のような改質室にて水蒸気改質反応により改質ガスを生成する場合には、その改質反応が吸熱反応であるので、当該反応に必要な熱を改質室に供給しなければならない。ここで、改質反応に必要な熱を供給する手法として、改質室の外殻をなす容器を、その外側から加熱する手法を採用すると、改質室内の改質触媒の有効熱伝導率が低いことにより、当該改質触媒は、改質室の容器内面より内側に向かうほど(換言すれば、容器内面から離れるほど)低温になる。すなわち、改質室内には、その容器内面付近の領域(周辺領域)に、相対的に高温の領域が形成される一方、容器内面から離れた領域(中央領域)に、相対的に低温の領域が形成される。
また、改質反応の反応速度(改質反応速度)は、温度が増すにつれて指数関数的に増加するため、改質触媒の温度が低くなるほど、改質反応速度が遅くなる。それゆえ、改質室内の中央領域では改質反応速度が遅いので、改質室の中央領域を流れる燃料ガスの一部が改質反応の平衡に達しないまま改質室の出口から流出する。改質室内の中央領域で生成した改質ガスは、周辺領域で生成した改質ガスと比べて、炭化水素の濃度が高くなる。結果として、改質触媒の温度が均一である場合と比較して、燃料改質装置出口の改質ガスに含まれる炭化水素の濃度が増加するおそれがあった。
また、改質触媒の温度が低くなるほど、改質反応が平衡に達したときの水素濃度が低下する。それゆえ、中央領域で生成した改質ガスは、周辺領域で生成した改質ガスと比べて、水素濃度が低くなる。結果として、改質触媒の温度が均一である場合と比較して、燃料改質装置出口の改質ガスに含まれる水素の濃度が減少するおそれがあった。
この対策として、燃料改質装置出口の改質ガスに含まれる炭化水素濃度を減少させ、水素濃度を増加させるために、改質室に供給される熱量を増大させて改質室内の中央領域の温度を上昇させると、改質室内の周辺領域に位置する改質触媒が過度に高温となって熱劣化が促進され、ひいては、改質触媒の寿命が短くなるおそれがあった。
本発明は、このような実状に鑑み、燃料改質装置出口の改質ガスに含まれる炭化水素濃度を減少させ、水素濃度を増加させること、及び、改質室内に充填される改質触媒の劣化を抑制することを目的とする。
そのため、本発明に係る燃料改質装置は、燃料ガスを改質して水素を含有する改質ガスを生成する改質室と、改質室内を流れる燃料ガスを偏流させる偏流部と、を含んで構成される。偏流部は、改質室内における相対的に低温の領域を流れる燃料ガスの流量に比べて、改質室内における相対的に高温の領域を流れる燃料ガスの流量が大きくなるように、燃料ガスを偏流させる。
また、本発明に係る燃料電池システムは、前述の燃料改質装置と、燃料改質装置からの改質ガス中の水素と、酸化剤ガス中の酸素とを反応させて発電する燃料電池と、を含んで構成される。
本発明によれば、偏流部は、改質室内における相対的に低温の領域を流れる燃料ガスの流量に比べて、改質室内における相対的に高温の領域を流れる燃料ガスの流量が大きくなるように、燃料ガスを偏流させる。これにより、改質室での改質反応が吸熱反応である場合には、改質室内における相対的に低温の領域での吸熱反応が抑制されるので、当該低温の領域での改質反応速度を向上させることができ、ひいては、燃料改質装置出口の改質ガスに含まれる炭化水素濃度を減少させることができる。更に、相対的に低温の領域での吸熱反応が抑制されることで、相対的に低温の領域での温度を増加させ、改質ガスの平衡組成を変化させ、ひいては、燃料改質装置出口の改質ガスに含まれる水素濃度を増加させることができる。
また、本発明によれば、改質室内における相対的に高温の領域での吸熱反応が促進されるので、当該高温の領域での過度な温度上昇を抑制することができ、ひいては、改質室内に充填される改質触媒の劣化を抑制することができる。
本発明の第1実施形態における燃料電池システムの概略図 同上実施形態における燃料改質装置の詳細図 本発明の第2実施形態における燃料改質装置の詳細図 本発明の第3実施形態における燃料改質装置の詳細図 本発明の第4実施形態における燃料改質装置の詳細図 本発明の第5実施形態における燃料改質装置の詳細図 本発明の第6実施形態における燃料改質装置の詳細図 前述の第1〜第6実施形態における偏流部の変形例を示す図
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1(A)は本発明の第1実施形態における燃料電池システムの概略図である。図1(B)は、図1(A)のI−I断面図である。
燃料電池システムは、燃料改質装置1と、燃料電池2とを含んで構成される。
また、本実施形態の燃料電池システムは、固体酸化物形燃料電池(SOFC)方式であり、燃料改質装置1及び燃料電池2はオフガス燃焼部3と共に筐体(燃焼室区画部材)4内に配置される。
燃料改質装置1は、その断面形状が矩形状である。燃料改質装置1は、吸熱反応である水蒸気改質反応を利用して燃料ガスを改質し、水素を含有する改質ガスを生成する。詳細については後述する。
尚、ここでいう燃料ガスとしては、炭化水素系ガス、具体的には、都市ガス、LPG、シェールガス由来のガス、メタン、エタン、プロパン、ブタン及びこれらの混合物を挙げることができる。また、これらに、添加物として、メタノール、ジメチルエーテル等が含まれていてもよい。
燃料ガスとしては、また、低沸点の炭化水素化合物、エーテル類を挙げることができる。具体的には、ペンタン、ヘキサン、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル等である。
燃料ガスとしては、更に、低沸点のアルコール類を挙げることができる。具体的には、メタノール、エタノール等である。
燃料電池2は、複数の固体酸化物形の燃料電池セルの集合体(燃料電池スタック)である。
各燃料電池セルは、固体酸化物からなる電解質の両面にアノード(燃料極)及びカソード(酸化剤極)を備える。アノードには、燃料改質装置1から改質ガスが供給される。カソードには、筐体4外の酸化剤供給装置(図示せず)から酸化剤ガス(一般に空気)が供給される。
電解質は、高温下で酸化物イオンを伝導する。アノードは、酸化物イオンと燃料中の水素とを反応させて、電子及び水を発生させる。カソードは、酸化剤中の酸素と電子とを反応させて、酸化物イオンを発生させる。
従って、各燃料電池セルのカソードにて、下記(1)式の電極反応が生起され、アノードにて、下記(2)式の電極反応が生起されて、発電がなされる。
カソード: 1/2O+2e→O2−(電解質) ・・・(1)
アノード: O2−(電解質)+H→HO+2e ・・・(2)
燃料電池2は、前述のような燃料電池セルを多数備え、これらが電気的に直列(及び並列)に接続されて、発電出力を発生させる。
炭化水素がある濃度以上含まれる改質ガスが燃料改質装置1から燃料電池2のアノードに供給されると、燃料電池2の温度によってはアノードにコークが生成することがある。このコークによって、アノードで起こる電極反応が阻害され、燃料電池2の電圧が低下し、ひいては、燃料電池システムの発電効率が低下する問題が起こる。更に、このコークによって、アノードに形成されている改質ガス流路が閉塞されると、アノードの酸素分圧が増加してアノードが酸化され、燃料電池2の電圧が低下し、ひいては、燃料電池システムの発電効率が低下する問題が起こる。よって、燃料改質装置1は、燃料改質装置1出口の改質ガス中に含まれる炭化水素濃度が、燃料電池2のアノードでコークが生成するときの濃度より低くなるように設計されるのが望ましい。具体的には、定格出力1kW程度の固体酸化物形燃料電池システムが定格出力で発電しているとき、燃料改質装置1出口の改質ガスに含まれるメタンの濃度は20 vol% conc (wet) 以下が望ましく、また、燃料改質装置1出口の改質ガスに含まれるエタン、プロパン、ブタン等のような炭素数2以上の燃料ガス成分の濃度については10 volppm conc (wet)以下が望ましい。
オフガス燃焼部3は、燃料電池2から排出されるオフガス(発電未反応ガスとして排出される水素含有燃料)を酸化剤の存在下で燃焼させ、筐体(燃焼室区画部材)4内の燃料電池2を高温状態に維持する。ここで、燃料電池2の上端部が燃料電池2からのオフガスの排出部となり、このオフガスは着火デバイス(図示せず)により着火されて燃焼する。従って、燃料電池2の上端部側がオフガス燃焼部3となる。オフガス燃焼部3での燃焼熱により燃料電池2は発電可能な高温状態に維持される。
また、燃料改質装置1はオフガス燃焼部3での燃焼熱によって加熱されるように、筐体内4で燃料電池2の上方に配置される。換言すれば、燃料改質装置1の下方にオフガス燃焼部3が配置される。尚、オフガス燃焼部3が、後述する改質室12の熱源となり得る。
オフガス燃焼部3での燃焼によって生成された高温の排ガスは、図1(B)に示すように燃料改質装置1の下壁、側壁、及び上壁の外面に沿って流れた後に、排気通路により、筐体4側に排出される。その廃熱は適宜回収され、熱利用される。
ここで、燃料改質装置1の下壁、側壁、及び上壁の外面に沿って流れる排ガスにより、後述する改質室12内には、その中央領域に、相対的に低温の領域(低温領域CR)が形成される一方、改質室12の下壁、側壁、及び上壁の内面と前記中央領域との間の領域(周辺領域)に、相対的に高温の領域(高温領域HR)が形成される。
次に、燃料改質装置1について、図2を参照して説明する。
図2(A)は、本実施形態における燃料改質装置1の詳細図であり、図2(B)のIII−III断面図に対応している。図2(B)は、本実施形態における仕切壁16の概略図であり、図2(A)のII−II断面図に対応している。
燃料改質装置1は、入口室11と、改質室12と、出口室13との3室構造である。
詳しくは、燃料改質装置1は、改質前の燃料ガス及び水蒸気の入口部14から、改質後の改質ガスの出口部15への、燃料の通流方向に、入口室11、改質室12、出口室13をこれらの順に備え、これらの室11、12、13は、連通部を有する矩形板状の仕切壁16、17により仕切られている。ここで、仕切壁16が本発明の上流側仕切壁に対応し、入口室11と改質室12とを仕切る。また、仕切壁17が本発明の下流側仕切壁に対応し、改質室12と出口室13とを仕切る。
従って、入口室11は、上流側の燃料改質装置端壁1aと仕切壁16とにより区画形成され、端壁1aに入口部14を有し、仕切壁16に改質室12との連通部(後述する複数の貫通孔18)を有している。
改質室12は、仕切壁16と仕切壁17とにより区画形成され、仕切壁17に出口室13との連通部(後述する複数の貫通孔19)を有している。
出口室13は、仕切壁17と下流側の燃料改質装置端壁1bとにより区画形成され、下流側の端壁1bに出口部15を有している。
また、入口室11、改質室12及び出口室13は、水平方向に並べられ、これらの下方にオフガス燃焼部3が配置される。ここでいう水平方向とは、同一高さであればよく、必ずしも一直線上に設ける必要はない。
入口室11は、端壁1aに入口部14を有し、燃料ガスと水蒸気とが導入される。尚、ここでは、燃料ガスと水蒸気とが、図示しない導入配管内で予混合されて、単一の入口部14から導入されるようにしているが、別々に導入されるようにしてもよい。また、本実施形態では、入口室11の内部に改質触媒が充填されていないが、この他、入口室11の内部に改質触媒が充填されていてもよい。
入口室11と改質室12との間の仕切壁16には、入口室11と改質室12との連通部として、複数(図では16個)の貫通孔18が形成されている。これら貫通孔18は、仕切壁16の周方向に互いに間隔を空けて仕切壁16の周縁部に設けられている。ここで、これら貫通孔18が、本発明の上流側開口部に対応している。また、入口室11と改質室12との連通部は、仕切壁16に設けられる複数の貫通孔18を含んで構成されている。また、これら貫通孔18のうち仕切壁16の下部に位置するものは、改質室12の熱源(オフガス燃焼部3)に近い。それゆえ、仕切壁16のうち熱源に近い領域に複数の貫通孔18が設けられている。
入口室11は、各貫通孔18を介して、改質室12の高温領域HRに連通している。
また、各貫通孔18は、入口室11内に導入された燃料ガス及び水蒸気を、改質室12内の下壁、側壁、及び上壁の付近に集中させる作用がある。
尚、貫通孔18の形状(断面形状)については、円形でよいが、これに限るものではなく、多角形、楕円形、長円形としてもよい。また、貫通孔18の大きさは、後述する球状又は円筒状の改質触媒が貫通孔18を通って入口室11に流出しない大きさとなっている。
改質室12の内部には、図示しない球状又は円筒状の改質触媒が充填されている。改質触媒は、その直径が数mm程度である。改質触媒は、例えば、多孔質体により構成される担体に活性金属を担持している。担体は、アルミナやシリカ等からなる多孔質セラミックスで構成される。活性金属は、ニッケル、金、白金、パラジウム、ロジウム及びルテニウムからなる群より選ばれる金属元素の1種以上で構成される。改質室12では、入口室11からの燃料ガスを入口室11からの水蒸気を用いて水蒸気改質反応により改質して、水素を含有する改質ガスを生成する。
改質室12と出口室13との間の仕切壁17には、改質室12と出口室13との連通部として、複数(本実施形態では16個)の貫通孔19が形成されている。尚、これら貫通孔19は、仕切壁17の周方向に互いに間隔を空けて仕切壁17の周縁部に設けられている。ここで、これら貫通孔19が、本発明の下流側開口部に対応している。また、改質室12と出口室13との連通部は、仕切壁17に設けられる複数の貫通孔19を含んで構成されている。また、これら貫通孔19のうち仕切壁17の下部に位置するものは、改質室12の熱源(オフガス燃焼部3)に近い。それゆえ、仕切壁17のうち熱源に近い領域に複数の貫通孔19が設けられている。
改質室12の高温領域HRは、各貫通孔19を介して、出口室13に連通している。
また、各貫通孔19は、改質室12内の未反応の燃料ガス及び水蒸気を、改質室12内の下壁、側壁、及び上壁の付近に集中させる作用がある。
尚、貫通孔19の形状(断面形状)については、円形でよいが、これに限るものではなく、多角形、楕円形、長円形としてもよい。また、貫通孔19の大きさは、前述した球状又は円筒状の改質触媒が貫通孔19を通って出口室13に流出しない大きさとなっている。
出口室13は、端壁1bに出口部15を有し、改質室12からの改質ガスを燃料電池2(図1参照)へ供給する。尚、本実施形態では、出口室13の内部に改質触媒が充填されていないが、この他、出口室13の内部に改質触媒が充填されていてもよい。
燃料改質装置1によれば、入口室11に導入された燃料ガス及び水蒸気が、複数の貫通孔18を通って、改質室12内の高温領域HRに流入する。これにより、改質室12内の低温領域CRを流れる燃料ガス及び水蒸気の流量に比べて、高温領域HRを流れる燃料ガス及び水蒸気の流量が大きくなる。従って、複数の貫通孔18が、本発明の偏流部を構成して、改質室12内における相対的に低温の領域(低温領域CR)を流れる燃料ガスの流量に比べて、改質室12内における相対的に高温の領域(高温領域HR)を流れる燃料ガスの流量が大きくなるように、燃料ガスを偏流させる機能を実現する。
また、燃料改質装置1によれば、複数の貫通孔18から改質室12内の高温領域HRに流入した燃料ガス及び水蒸気は、その一部が低温領域CRに入り得る。しかしながら、この低温領域CRに入った燃料ガス及び水蒸気については、仕切壁17に複数の貫通孔19が形成されていることにより、当該貫通孔19に達するに先立って、高温領域HRに戻って改質され得る。すなわち、仕切壁17に複数の貫通孔19が形成されていることによっても、改質室12内の低温領域CRを流れる燃料ガス及び水蒸気の流量に比べて、高温領域HRを流れる燃料ガス及び水蒸気の流量が大きくなる。従って、複数の貫通孔19も、本発明の偏流部を構成して、改質室12内における相対的に低温の領域(低温領域CR)を流れる燃料ガスの流量に比べて、改質室12内における相対的に高温の領域(高温領域HR)を流れる燃料ガスの流量が大きくなるように、燃料ガスを偏流させる機能を実現する。
ところで、従来の燃料改質装置では、改質室内の低温領域CRと高温領域HRとの温度差が50〜400℃程度と大きく、ゆえに、低温領域CRの改質反応速度と高温領域HRの改質反応速度との速度差も大きかった。それゆえ、改質反応速度が遅い低温領域CRでの改質ガス中の炭化水素濃度が減少し平衡に達するのに必要な時間を確保するべく、改質室が大型化、改質触媒量が増加されることでコストが増大すること、及び、燃料改質装置の熱容量が増大し発電効率が低下することがあった。
この点、本実施形態によれば、仕切壁16、17に、それぞれ、複数の貫通孔18、19が形成されているので、改質室12内の低温領域CRを流れる燃料ガス及び水蒸気の流量に比べて、高温領域HRを流れる燃料ガス及び水蒸気の流量が大きくなる。これにより、低温領域CRでは水蒸気改質反応(吸熱反応)が抑制されるので、低温領域CRでの改質反応速度を向上させることができ、ひいては、低温領域CRの改質ガスに含まれる炭化水素濃度を減少させることができる。更に、低温領域CRでの吸熱反応が抑制されることで、低温領域CRでの温度を増加させ、改質ガスの平衡組成を変化させ、ひいては、低温領域CRの改質ガスに含まれる水素濃度を増加させることができる。
一方、高温領域HRでは水蒸気改質反応(吸熱反応)が促進されるので、当該領域の温度が低下し得る。それゆえ、改質室12の壁面より内側の領域と外側の領域との温度差が大きくなるので、オフガス燃焼部3での燃焼によって生成された排ガスから改質室12の下壁、側壁、及び上壁を介して改質室12内に伝わる熱量が増加する。加えて、高温領域HRでは流量増大により流速も大きくなっているので、高温領域HRの有効熱伝導率が増加する。そのため、高温領域HRの温度低下量は低減され、改質反応速度の低下と平衡組成の変化が抑えられることで、高温領域HRの改質ガスに含まれる炭化水素濃度の増加と、水素濃度の減少と、を抑えることができる。
それゆえ、前述のような改質室12の大型化を行うことなく、改質室12をコンパクトな構成とすることができる。また、改質室12をコンパクトな構成とすることができるので、改質室12内に充填される改質触媒の充填量を低減することができる。従って、コストが増大すること、及び、発電効率が低下すること、を抑制できる。
また、燃料改質装置1から燃料電池2に供給される改質ガス中の水素濃度が増加することになるので、燃料電池2の電圧が上昇し、ひいては、燃料電池システムの発電効率を向上させることができる。
本実施形態によれば、燃料改質装置1は、燃料ガスを改質して水素を含有する改質ガスを生成する改質室12と、改質室12内を流れる燃料ガスを偏流させる偏流部(仕切壁16、17の貫通孔18、19)と、を含んで構成される。前記偏流部は、改質室12内における相対的に低温の領域(低温領域CR)を流れる燃料ガスの流量に比べて、改質室12内における相対的に高温の領域(高温領域HR)を流れる燃料ガスの流量が大きくなるように、燃料ガスを偏流させる。これにより、改質室12内における高温領域HRでの吸熱反応が促進されるので、高温領域HRでの過度な温度上昇を抑制することができ、ひいては、改質室12内の改質触媒の劣化を抑制することができる。
また本実施形態によれば、燃料改質装置1は、燃料ガスが導入され、かつ、改質室12と連通する入口室11を更に含んで構成される。改質室12は、入口室11からの燃料ガスを改質して改質ガスを生成する。入口室11と改質室12との連通部は、入口室11と改質室12とを仕切る上流側仕切壁(仕切壁16)に設けられる少なくとも1つの上流側開口部(貫通孔18)を含んで構成される。上流側開口部(貫通孔18)が前記偏流部を構成する。これにより、入口室11と改質室12との連通部を前記偏流部として機能させて、入口室11内の燃料ガスを改質室12内の高温領域HRに向かわせることができるので、燃料ガス偏流用の部材を別途設けることなく、簡素な構成とすることができる。
また本実施形態によれば、入口室11には、水蒸気が更に導入される。改質室12は、入口室11からの水蒸気を用いて燃料ガスを水蒸気改質反応により改質して改質ガスを生成する。これにより、入口室11にて燃料ガスと水蒸気との混合を促進することができる。
また本実施形態によれば、上流側開口部(貫通孔18)は、上流側仕切壁(仕切壁16)のうち改質室12の熱源(オフガス燃焼部3)に近い領域に設けられる。これにより、比較的簡素な構成で、入口室11内の燃料ガスを改質室12内の下壁付近の高温領域HRに向かわせることができる。
また本実施形態によれば、上流側開口部(貫通孔18)は、上流側仕切壁(仕切壁16)の周縁部に設けられる。これにより、比較的簡素な構成で、入口室11内の燃料ガスを改質室12内の高温領域HRに向かわせることができる。
また本実施形態によれば、燃料改質装置1は、改質室12と連通し、かつ、改質室12からの改質ガスが流入する出口室13を更に含んで構成される。改質室12と出口室13との連通部は、改質室12と出口室13とを仕切る下流側仕切壁(仕切壁17)に設けられる少なくとも1つの下流側開口部(貫通孔19)を含んで構成される。下流側開口部(貫通孔19)が前記偏流部を構成する。これにより、改質室12と出口室13との連通部を前記偏流部として機能させて、改質室12内の低温領域CRを流れる燃料ガスを高温領域HRに向かわせることができるので、燃料ガス偏流用の部材を別途設けることなく、簡素な構成とすることができる。
また本実施形態によれば、下流側開口部(貫通孔19)は、上流側仕切壁(仕切壁17)のうち改質室12の熱源(オフガス燃焼部3)に近い領域に設けられる。これにより、比較的簡素な構成で、改質室12内を流れる燃料ガスを改質室12内の下壁付近の高温領域HRに向かわせることができる。
また本実施形態によれば、下流側開口部(貫通孔19)は、下流側仕切壁(仕切壁17)の周縁部に設けられる。これにより、比較的簡素な構成で、改質室12内の低温領域CRを流れる燃料ガスを高温領域HRに向かわせることができる。
また本実施形態によれば、燃料電池システムは、燃料改質装置1と、燃料改質装置1からの改質ガス中の水素と、酸化剤ガス中の酸素とを反応させて発電する燃料電池2と、を含んで構成される。これにより、水素濃度が比較的高い改質ガスが燃料改質装置1から燃料電池2に供給されるので、燃料電池2の電圧を上昇させることができ、ひいては、燃料電池システムの発電効率を向上させることができる。
また本実施形態によれば、改質室12の下方に燃料電池2から排出されるオフガスを燃焼させるオフガス燃焼部3が配置される。これにより、オフガス燃焼部3は、燃料電池2を加熱するのみならず、改質室12も加熱することができる。
尚、本実施形態において、仕切壁16又は仕切壁17と同様の構成の仕切壁を改質室12内に配置して、改質室12内におけるガスの偏流を強化してもよい。この点は、後述する第2〜第4実施形態においても同様である。
また、本実施形態において、仕切壁16と仕切壁17とのいずれか一方を省いてもよい。仕切壁16が省かれる場合には、入口室11も省かれ、改質室12が、上流側の燃料改質装置端壁1aと仕切壁17とにより区画形成されて、端壁1aに入口部14を有する。一方、仕切壁17が省かれる場合には、出口室13も省かれ、改質室12が、仕切壁16と下流側の燃料改質装置端壁1bとにより区画形成されて、端壁1bに出口部15を有する。尚、この点は、後述する第2〜第4実施形態においても同様である。
次に、本発明の第2実施形態における燃料改質装置1について、図3を用いて説明する。
図3(A)は、本実施形態における燃料改質装置1の詳細図であり、図3(B)のV−V断面図に対応している。図3(B)は、本実施形態における仕切壁16の概略図であり、図3(A)のIV−IV断面図に対応している。
図1及び図2に示した第1実施形態と異なる点について説明する。
入口室11と改質室12との間の仕切壁16には、入口室11と改質室12との連通部として、前述の複数の貫通孔18に加えて、複数(図では4個)の貫通孔20が形成されている。これら貫通孔20は、仕切壁16の幅方向に互いに間隔を空けて1列に仕切壁16の中央部に設けられている。ここで、これら貫通孔20も、本発明の上流側開口部に対応している。また、入口室11と改質室12との連通部は、仕切壁16に設けられる複数の貫通孔20を含んで構成されている。
各貫通孔20の断面積は、各貫通孔18の断面積よりも小さい。また、貫通孔20の個数は、貫通孔18の個数よりも少ない。
入口室11は、各貫通孔20を介して、改質室12の低温領域CRに連通している。
本実施形態において、各貫通孔18は、入口室11内に導入された燃料ガス及び水蒸気のうちの大部分を、改質室12内の下壁、側壁、及び上壁の付近に集中させる作用がある。一方、各貫通孔20は、入口室11内に導入された燃料ガス及び水蒸気のうちの小部分を、改質室12内の中央領域(改質室12内において下壁、側壁、及び上壁から離れた領域)に向かわせる作用がある。
尚、貫通孔20の形状(断面形状)については、円形でよいが、これに限るものではなく、多角形、楕円形、長円形としてもよい。
改質室12と出口室13との間の仕切壁17には、改質室12と出口室13との連通部として、前述の複数の貫通孔19に加えて、複数(本実施形態では4個)の貫通孔21が形成されている。尚、これら貫通孔21は、仕切壁17の幅方向に互いに間隔を空けて1列に仕切壁17の中央部に設けられている。ここで、これら貫通孔21も、本発明の下流側開口部に対応している。また、改質室12と出口室13との連通部は、仕切壁17に設けられる複数の貫通孔21を含んで構成されている。
各貫通孔21の断面積は、各貫通孔19の断面積よりも小さい。また、貫通孔21の個数は、貫通孔19の個数よりも少ない。
改質室12の低温領域CRは、各貫通孔21を介して、出口室13に連通している。
本実施形態において、各貫通孔19は、改質室12内の未反応の燃料ガス及び水蒸気を、改質室12内の下壁、側壁、及び上壁の付近に集中させる作用がある。一方、各貫通孔20は、改質室12内の中央領域(改質室12内において下壁、側壁、及び上壁から離れた領域)にて生成された改質ガスを出口室13に向かわせる作用がある。
尚、貫通孔21の形状(断面形状)については、円形でよいが、これに限るものではなく、多角形、楕円形、長円形としてもよい。
特に本実施形態によれば、入口室11に導入された燃料ガス及び水蒸気のうちの大部分が、複数の貫通孔18を通って、改質室12内の高温領域HRに流入する。一方、入口室11に導入された燃料ガス及び水蒸気のうちの小部分が、複数の貫通孔20を通って、改質室12内の低温領域CRに流入する。これにより、改質室12内の低温領域CRを流れる燃料ガス及び水蒸気の流量に比べて、高温領域HRを流れる燃料ガス及び水蒸気の流量が大きくなる。従って、複数の貫通孔18、20が、本発明の偏流部を構成して、改質室12内における相対的に低温の領域(低温領域CR)を流れる燃料ガスの流量に比べて、改質室12内における相対的に高温の領域(高温領域HR)を流れる燃料ガスの流量が大きくなるように、燃料ガスを偏流させる機能を実現する。
また本実施形態によれば、改質室12内の低温領域CRに流入する燃料ガス及び水蒸気が少量であるので、低温領域CRにて十分に改質することができ、その結果、低温領域CRにて生成された改質ガスが、仕切壁17の複数の貫通孔21を通って、出口室13に流入する。また、貫通孔19の断面積が貫通孔21の断面積より大きいことにより、改質室12内の低温領域CRを流れる燃料ガス及び水蒸気の流量に比べて、高温領域HRを流れる燃料ガス及び水蒸気の流量が大きくなる。従って、複数の貫通孔19、21が、本発明の偏流部を構成して、改質室12内における相対的に低温の領域(低温領域CR)を流れる燃料ガスの流量に比べて、改質室12内における相対的に高温の領域(高温領域HR)を流れる燃料ガスの流量が大きくなるように、燃料ガスを偏流させる機能を実現する。
次に、本発明の第3実施形態における燃料改質装置1について、図4を用いて説明する。
図4(A)は、本実施形態における燃料改質装置1の詳細図であり、図4(B)のVII−VII断面図に対応している。図4(B)は、本実施形態における仕切壁16の概略図であり、図4(A)のVI−VI断面図に対応している。
図1及び図2に示した第1実施形態と異なる点について説明する。
入口室11と改質室12との間の仕切壁16には、入口室11と改質室12との連通部として、複数(図では6個)の貫通孔18が形成されている。これら貫通孔18は、仕切壁16の幅方向に互いに間隔を空けて1列に仕切壁16の下縁部に設けられている。ここで、これら貫通孔18が、本発明の上流側開口部に対応している。また、入口室11と改質室12との連通部は、仕切壁16に設けられる複数の貫通孔18を含んで構成されている。また、仕切壁16のうち熱源(オフガス燃焼部3)に近い領域に複数の貫通孔18が設けられている。
入口室11は、各貫通孔18を介して、改質室12の高温領域HRに連通している。
また、各貫通孔18は、入口室11内に導入された燃料ガス及び水蒸気を、改質室12内の下壁の付近に集中させる作用がある。
改質室12と出口室13との間の仕切壁17には、改質室12と出口室13との連通部として、複数(本実施形態では6個)の貫通孔19が形成されている。尚、これら貫通孔19は、仕切壁17の幅方向に互いに間隔を空けて仕切壁17の下縁部に設けられている。ここで、これら貫通孔19が、本発明の下流側開口部に対応している。また、改質室12と出口室13との連通部は、仕切壁17に設けられる複数の貫通孔19を含んで構成されている。また、仕切壁17のうち熱源(オフガス燃焼部3)に近い領域に複数の貫通孔19が設けられている。
改質室12の高温領域HRは、各貫通孔19を介して、出口室13に連通している。
また、各貫通孔19は、改質室12内の未反応の燃料ガス及び水蒸気を、改質室12内の下壁の付近に集中させる作用がある。
特に本実施形態によれば、上流側開口部(貫通孔18)は、上流側仕切壁(仕切壁16)の下部(例えば下縁部)に設けられる。これにより、比較的簡素な構成で、入口室11内の燃料ガスを改質室12内の下壁付近の高温領域HRに向かわせることができる。
また本実施形態によれば、下流側開口部(貫通孔19)は、下流側仕切壁(仕切壁17)の下部(例えば下縁部)に設けられる。これにより、比較的簡素な構成で、改質室12内を流れる燃料ガスを改質室12内の下壁付近の高温領域HRに向かわせることができる。
尚、本実施形態では、貫通孔18、19が、仕切壁16、17の下部に設けられているが、これに加えて、又は、これに代えて、貫通孔18、19が、仕切壁16、17の上部及び/又は側部に設けられてもよい。
次に、本発明の第4実施形態における燃料改質装置1について、図5を用いて説明する。
図5(A)は、本実施形態における燃料改質装置1の詳細図であり、図5(B)のIX−IX断面図に対応している。図5(B)は、本実施形態における仕切壁16の概略図であり、図5(A)のVIII−VIII断面図に対応している。
図1及び図2に示した第1実施形態と異なる点について説明する。
入口室11と改質室12との間の仕切壁16は、燃料改質装置1の上壁から下方に垂下され、その下端縁と燃料改質装置1の下壁との間に、燃料ガス及び水蒸気が流通可能な開口部25を形成している。換言すれば、仕切壁16には、その下端部に開口部25が設けられている。ここで、この開口部25が、本発明の上流側開口部に対応している。また、入口室11と改質室12との連通部は、仕切壁16に設けられる開口部25を含んで構成されている。また、仕切壁16のうち熱源(オフガス燃焼部3)に近い領域に開口部25が設けられている。尚、改質室12内の改質触媒が開口部25を通って入口室11に流出しないように、開口部25に金網(図示せず)が設けられ得る。
入口室11は、開口部25を介して、改質室12の高温領域HRに連通している。
また、開口部25は、入口室11内に導入された燃料ガス及び水蒸気を、改質室12内の下壁の付近に集中させる作用がある。
改質室12と出口室13との間の仕切壁17は、燃料改質装置1の上壁から下方に垂下され、その下端縁と燃料改質装置1の下壁との間に、改質ガスが流通可能な開口部26を形成している。換言すれば、仕切壁17には、その下端部に開口部26が設けられている。ここで、開口部26が、本発明の下流側開口部に対応している。また、改質室12と出口室13との連通部は、仕切壁17に設けられる開口部26を含んで構成されている。また、仕切壁17のうち熱源(オフガス燃焼部3)に近い領域に開口部26が設けられている。尚、改質室12内の改質触媒が開口部26を通って出口室12に流出しないように、開口部26に金網(図示せず)が設けられ得る。
改質室12の高温領域HRは、開口部26を介して、出口室13に連通している。
また、開口部26は、改質室12内の未反応の燃料ガス及び水蒸気を、改質室12内の下壁の付近に集中させる作用がある。
特に本実施形態によれば、入口室11に導入された燃料ガス及び水蒸気が、開口部25を通って、改質室12内における下壁の付近の高温領域HRに流入する。これにより、改質室12内の低温領域CRを流れる燃料ガス及び水蒸気の流量に比べて、高温領域HRを流れる燃料ガス及び水蒸気の流量が大きくなる。従って、開口部25が、本発明の偏流部を構成して、改質室12内における相対的に低温の領域(低温領域CR)を流れる燃料ガスの流量に比べて、改質室12内における相対的に高温の領域(高温領域HR)を流れる燃料ガスの流量が大きくなるように、燃料ガスを偏流させる機能を実現する。
また本実施形態によれば、開口部25から改質室12内の高温領域HRに流入した燃料ガス及び水蒸気は、その一部が低温領域CRに入り得る。しかしながら、この低温領域CRに入った燃料ガス及び水蒸気については、仕切壁17に開口部26が形成されていることにより、開口部26に達するに先立って、改質室12における下壁の付近の高温領域HRに戻って改質され得る。すなわち、仕切壁17に開口部26が形成されていることによっても、改質室12内の低温領域CRを流れる燃料ガス及び水蒸気の流量に比べて、高温領域HRを流れる燃料ガス及び水蒸気の流量が大きくなる。従って、開口部26も、本発明の偏流部を構成して、改質室12内における相対的に低温の領域(低温領域CR)を流れる燃料ガスの流量に比べて、改質室12内における相対的に高温の領域(高温領域HR)を流れる燃料ガスの流量が大きくなるように、燃料ガスを偏流させる機能を実現する。
尚、本実施形態では、入口室11に水蒸気が導入されているが、これに加えて、又は、これに代えて、入口室11に水が液相で導入されてもよい。この場合には、改質室12は、入口室11からの水を蒸発させて水蒸気を生成すると共に、この水蒸気を用いて燃料ガスを水蒸気改質反応により改質して改質ガスを生成する。この場合には、改質用水が入口室11から開口部25を通って改質室12の底部に少量ずつ途切れなく流入するので、改質用水を気化させる際に、突沸を回避することができ、ひいては系内の圧力変動の発生を抑制することができる。
また、本実施形態では、開口部25、26が、仕切壁16、17の下端縁と燃料改質装置1の下壁との間に形成されているが、これに加えて、又は、これに代えて、開口部25、26が、仕切壁16、17の上端縁と燃料改質装置1の上壁との間に形成されてもよく、また、仕切壁16、17の側縁と燃料改質装置1の側壁との間に形成されてもよい。
次に、本発明の第5実施形態における燃料改質装置1について、図6を用いて説明する。
図6(A)は、本実施形態における燃料改質装置1の詳細図であり、図6(B)のXI−XI断面図に対応している。図6(B)は、本実施形態における案内部材31の概略図であり、図6(A)のX−X断面図に対応している。
図1及び図2に示した第1実施形態と異なる点について説明する。
燃料改質装置1は改質室12のみの1室構造である。
改質室12は、上流側の燃料改質装置端壁1aと下流側の燃料改質装置端壁1bとにより区画形成され、端壁1aに入口部14を有して、端壁1bに出口部15を有する。尚、改質室12の内部には、図示しない球状又は円筒状の改質触媒が充填されている。また、入口部14及び出口部15には、改質室12内の改質触媒の室外への流出を抑制するために金網(図示せず)が設けられ得る。
改質室12内には、少なくとも1つ(図では2個)の案内部材31、32が設けられている。
本実施形態において、案内部材31は、改質室12内における上流側部分に位置しており、また、案内部材32は、改質室12内における下流側部分に位置している。案内部材31、32は、燃料の通流方向に互いに間隔を空けて並んでいる。
案内部材31、32は、各々が、改質室12の下流側から上流側に向かって先細となる略V字形状の断面形状であり、改質室12に幅方向に延在している。
案内部材31、32は、各々の両端部が、改質室12の両側壁に固定されており、改質室12内における上下方向の略中央部に位置している。
案内部材31、32は、低温領域CRである改質室12内の中央領域を流れる燃料ガスを、高温領域HRである改質室12内の下壁及び上壁付近の領域(周辺領域)に導く。それゆえ、案内部材31、32が、本発明の偏流部を構成して、改質室12内における相対的に低温の領域(低温領域CR)を流れる燃料ガスの流量に比べて、改質室12内における相対的に高温の領域(高温領域HR)を流れる燃料ガスの流量が大きくなるように、燃料ガスを偏流させる機能を実現する。
特に本実施形態によれば、偏流部は、改質室12内に設けられる案内部材31、32を含んで構成される。案内部材31、32は、改質室12内における相対的に低温の領域(低温領域CR)を流れる燃料ガスを、改質室12内における相対的に高温の領域(高温領域HR)へ導く。これにより、比較的簡素な構成で、改質室12内を流れる燃料ガスを、改質室12内の下壁及び上壁の付近に集中させることができる。
尚、本実施形態では、偏流部を構成する案内部材が2個である例を示したが、偏流部を構成する案内部材の個数はこれに限らず、1個又は3個以上であってもよい。
また、本実施形態では、案内部材の断面形状が略V字形状であるが、当該断面形状はこれに限らず、例えば、円弧状であってもよい。
次に、本発明の第6実施形態における燃料改質装置1について、図7を用いて説明する。
図7(A)は、本実施形態における燃料改質装置1の詳細図であり、図7(B)のXIII−XIII断面図に対応している。図7(B)は図7(A)のXII−XII断面図である。
図1及び図2に示した第1実施形態と異なる点について説明する。
燃料改質装置1は改質室12のみの1室構造である。
改質室12は、上流側の燃料改質装置端壁1aと下流側の燃料改質装置端壁1bとにより区画形成され、端壁1aに入口部14を有して、端壁1bに出口部15を有する。尚、入口部14及び出口部15には、改質室12内の改質触媒(後述する第2の改質触媒)の室外への流出を抑制するために金網(図示せず)が設けられ得る。
改質室12の内部には、上下方向に3層(最上層41、中間層42、及び最下層43)に分けて、図示しない球状又は円筒状の改質触媒が充填されている。
改質室12内において、最上層41及び最下層43に充填される改質触媒(第1の改質触媒)の大きさは、中間層42に充填される改質触媒(第2の改質触媒)の大きさよりも大きい。例えば、最上層41には、直径4〜7mm程度の第1の改質触媒が充填され、中間層42には直径2〜4mm程度の第2の改質触媒が充填されて、最下層43には直径4〜7mm程度の第1の改質触媒が充填される。
最上層41と中間層42との間には金網45が介装されている。同様に、中間層42と最下層43との間には金網46が介装されている。
改質室12内において、最上層41及び最下層43は高温領域HRに対応している。また、中間層42は低温領域CRの全域を含んでいる。
本実施形態では、最上層41及び最下層43に充填される第1の改質触媒の大きさが、中間層42に充填される第2の改質触媒の大きさよりも大きい。それゆえ、改質室12内を流れる燃料ガス及び水蒸気については、最上層41及び最下層43での圧力損失が中間層42での圧力損失に比べて小さいので、燃料ガス及び水蒸気が最上層41及び最下層43に偏流する。これにより、改質室12内の低温領域CRを流れる燃料ガス及び水蒸気の流量に比べて、高温領域HRを流れる燃料ガス及び水蒸気の流量が大きくなる。従って、第1の改質触媒及び第2の改質触媒が本発明の偏流部を構成して、改質室12内における相対的に低温の領域(低温領域CR)を流れる燃料ガスの流量に比べて、改質室12内における相対的に高温の領域(高温領域HR)を流れる燃料ガスの流量が大きくなるように、燃料ガスを偏流させる機能を実現する。
特に本実施形態によれば、偏流部は、改質室12内における相対的に高温の領域(高温領域CR)に充填される第1の改質触媒と、改質室12内における相対的に低温の領域(低温領域CR)に充填される第2の改質触媒と、含んで構成される。第1の改質触媒の大きさは、第2の改質触媒の大きさよりも大きい。これにより、前述のような仕切壁を設けることなく、簡素な構成で、改質室12内を流れる燃料ガスを、改質室12内の高温領域HRに集中させることができる。
図7(C)は本実施形態の変形例であり、金網45、46の代わりとして、矩形筒状の金網47を用いている。この金網47は、改質室12内の低温領域CRをその外側から覆うように設置されている。すなわち、金網47内の大部分は低温領域CRであり、金網47外は高温領域HRである。金網47内には、大きさが小さい第2の改質触媒が充填されており、また、金網47外には、大きさが大きい第1の改質触媒が充填されている。それゆえ、金網47は、第1の改質触媒が充填される領域と第2の改質触媒が充填される領域との境界に設置されている。
尚、前述の第1〜第6実施形態では、燃料改質装置1の断面形状(図1(B)、図2(B)、図3(B)、図4(B)、図5(B)、図6(B)、図7(B)及び(C)に示した断面形状)が矩形状であるが、当該断面形状はこれに限らず、例えば円形状であってもよい。図8は、当該断面形状が円形状である場合の偏流部の変形例を示しており、図8(A)〜(E)は前述の第1〜第5実施形態に対応している。また、図8(F)は前述の第6実施形態における図7(B)に示した形態に対応しており、図8(G)は前述の第6実施形態における図7(C)に示した変形例に対応している。
また、前述の第1〜第6実施形態では、燃料改質装置1(特に改質室12)の壁面を加熱する手段としてオフガス燃焼部3を挙げて説明したが、当該加熱手段はこれに限らず、例えばバーナー又は電気ヒータであってもよい。また、燃料電池が燃料改質装置1に隣接して配置される場合には当該燃料電池が当該加熱手段に対応し得る。また、当該加熱手段の機能が、高温のガス(例えば、燃料改質装置1の壁面に沿ってその外側を流れる高温の排ガス)によって実現され得る。また、当該加熱手段による加熱部位は、燃料改質装置1(特に改質室12)の下面に限らず、燃料改質装置1(特に改質室12)の側面及び/又は上面であってもよい。ここで、これら加熱手段が本発明の「改質室の熱源」に対応し得る。
尚、図示の実施形態はあくまで本発明を例示するものであり、本発明は、説明した実施形態により直接的に示されるものに加え、特許請求の範囲内で当業者によりなされる各種の改良・変更を包含するものであることは言うまでもない。
1 燃料改質装置
2 燃料電池
3 オフガス燃焼部
4 筐体
11 入口室
12 改質室
13 出口室
14 入口部
15 出口部
16、17 仕切壁
18、19、20、21 貫通孔
25、26 開口部
31、32 案内部材
41 最上層
42 中間層
43 最下層
45、46、47 金網
CR 低温領域
HR 高温領域

Claims (17)

  1. 燃料ガスを改質して水素を含有する改質ガスを生成する改質室と、
    該改質室内を流れる燃料ガスを偏流させる偏流部と、
    を含んで構成され、
    前記偏流部は、前記改質室内における相対的に低温の領域を流れる燃料ガスの流量に比べて、前記改質室内における相対的に高温の領域を流れる燃料ガスの流量が大きくなるように、燃料ガスを偏流させる、燃料改質装置。
  2. 燃料ガスが導入され、かつ、前記改質室と連通する入口室を更に含んで構成され、
    前記改質室は、前記入口室からの燃料ガスを改質して前記改質ガスを生成し、
    前記入口室と前記改質室との連通部は、前記入口室と前記改質室とを仕切る上流側仕切壁に設けられる少なくとも1つの上流側開口部を含んで構成され、該上流側開口部が前記偏流部を構成する、請求項1に記載の燃料改質装置。
  3. 前記入口室には、水蒸気が更に導入され、
    前記改質室は、前記入口室からの水蒸気を用いて燃料ガスを改質して前記改質ガスを生成する、請求項2に記載の燃料改質装置。
  4. 前記入口室には、水が更に導入され、
    前記改質室は、前記入口室からの水を蒸発させて水蒸気を生成すると共に、該水蒸気を用いて燃料ガスを改質して前記改質ガスを生成する、請求項2に記載の燃料改質装置。
  5. 前記上流側開口部は、前記上流側仕切壁のうち前記改質室の熱源に近い領域に設けられる、請求項2〜請求項4のいずれか1つに記載の燃料改質装置。
  6. 前記上流側開口部は、前記上流側仕切壁の周縁部に設けられる、請求項2〜請求項5のいずれか1つに記載の燃料改質装置。
  7. 前記上流側開口部は、前記上流側仕切壁の下部に設けられる、請求項2〜請求項6のいずれか1つに記載の燃料改質装置。
  8. 前記改質室と連通し、かつ、前記改質室からの前記改質ガスが流入する出口室を更に含んで構成され、
    前記改質室と前記出口室との連通部は、前記改質室と前記出口室とを仕切る下流側仕切壁に設けられる少なくとも1つの下流側開口部を含んで構成され、該下流側開口部が前記偏流部を構成する、請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の燃料改質装置。
  9. 前記下流側開口部は、前記下流側仕切壁のうち前記改質室の熱源に近い領域に設けられる、請求項8に記載の燃料改質装置。
  10. 前記下流側開口部は、前記下流側仕切壁の周縁部に設けられる、請求項8又は請求項9に記載の燃料改質装置。
  11. 前記下流側開口部は、前記下流側仕切壁の下部に設けられる、請求項8〜請求項10のいずれか1つに記載の燃料改質装置。
  12. 前記偏流部は、前記改質室内に設けられる案内部材を含んで構成され、
    該案内部材は、前記改質室内における相対的に低温の領域を流れる燃料ガスを、前記改質室内における相対的に高温の領域へ導く、請求項1〜請求項11のいずれか1つに記載の燃料改質装置。
  13. 前記偏流部は、前記改質室内における相対的に高温の領域に充填される第1の改質触媒と、前記改質室内における相対的に低温の領域に充填される第2の改質触媒と、含んで構成され、
    前記第1の改質触媒の大きさが前記第2の改質触媒の大きさよりも大きい、請求項1〜請求項12のいずれか1つに記載の燃料改質装置。
  14. 前記改質室では、燃料ガスを水蒸気改質反応により改質して前記改質ガスを生成する、請求項1〜請求項13のいずれか1つに記載の燃料改質装置。
  15. 請求項1〜請求項14のいずれか1つに記載の燃料改質装置と、
    該燃料改質装置からの前記改質ガス中の水素と、酸化剤ガス中の酸素とを反応させて発電する燃料電池と、
    を含んで構成される、燃料電池システム。
  16. 前記改質室の下方に前記燃料電池から排出されるオフガスを燃焼させるオフガス燃焼部が配置される、請求項15に記載の燃料電池システム。
  17. 前記燃料電池は固体酸化物形燃料電池である、請求項15又は請求項16に記載の燃料電池システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115650165A (zh) * 2022-11-15 2023-01-31 中国科学院大连化学物理研究所 一种配合燃料电池制氢重整器使用的燃料蒸发腔室结构

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