JP2015189281A - ウィング車両用防水シート、及びその製造方法 - Google Patents

ウィング車両用防水シート、及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ウィング車両の屋根面からの漏水を防止できるだけでなく、シートの取付け作業も簡単で、かつ、シートの劣化も抑制することができ、しかも、積層シートの剥がれも生じ難く製造効率の面でも有利なウィング車両用防水シート、及びその効率的な製造方法を提供すること。
【解決手段】 ウィング車両用防水シートSにおいて、シート基材1を、軟質樹脂またはエラストマーを材料とする帯状体から構成すると共に、シート基材1における長手側の両側辺近傍の下面に、前記ウィングWの係止溝Dに取着するための係止突起11・11を設け、更にこのシート基材1の上面には、係止突起11・11の上側も含めて、シート基材1の材料と相溶性のある合成樹脂を用いて作製されたターポリン2を、接着剤を介さずに積層一体化した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ウィング車両用防水シートの改良、詳しくは、ウィング車両の屋根面からの漏水を防止できるだけでなく、シートの取付け作業も簡単で、かつ、シートの劣化も抑制することができ、しかも、積層シートの剥がれも生じ難いウィング車両用防水シート、及びその効率的な製造方法に関するものである。
周知のとおり、箱型の荷台部を有する貨物自動車の一つに、側面と天上面が一体となった断面L型のウィングを跳ね上げて、荷物の積み下ろしを行えるようにしたものがある。ところが、このような貨物自動車(以下、ウィング車両)では、ウィングが左右一対で設けられているため、天井面の中央のウィング間の隙間から雨天時に水漏れが起こる。
そこで、従来においては、上記水漏れを防ぐために、ウィング車両の屋根面に、ウィング間の隙間を覆うように帯状の防水シートを装着する対策が採られている(特許文献1,2参照)。特に文献1に係る防水シートに関しては、シート両側の係止突起を両ウィングの係止溝に嵌挿するだけで装着できるため、取付け作業にかかる負担も小さい。
しかしながら、上記従来のウィング車両用防水シートは、柔軟な合成樹脂材料やゴム材料から作製されていたため、耐候性に限界があり、日光や風雨の影響で早期に劣化が起こって強度が低下する問題があった。そのため、ウィング開閉時の繰り返しの変形でシートが破れて、短期間で防水シートを交換しなければならず、使用者の不満も大きかった。
また、上記防水シートに保護シートを積層する方法も考えられるが、接着剤を使用して保護シートを貼り合わせる方法だと、製造工程が増えて製造効率が低下するだけでなく、防水シートや保護シートに可塑剤が含まれていた場合に、可塑剤が接着強度に悪影響を及ぼして、保護シートが防水シートから剥がれ易くなる欠点があった。
一方、上記防水シートと保護シートを熱プレスにより一体化する方法も考えられるが、この方法だと文献1のように防水シートの両側に突起部が形成されていた場合に、平坦な中央部分は問題ないものの、突起部の上側まで熱プレスすることができないという問題があった。また、防水シート全体を屈曲形状とした場合にも同様の問題があった。
特開2003−63251号公報 特開2006−123770号公報
本発明は、従来技術に上記問題があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、ウィング車両の屋根面からの漏水を防止できるだけでなく、シートの取付け作業も簡単で、かつ、シートの劣化も抑制することができ、しかも、積層シートの剥がれも生じ難く製造効率の面でも有利なウィング車両用防水シート、及びその効率的な製造方法を提供することにある。
本発明者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添付図面を参照して説明すれば、次のとおりである。
即ち、本発明は、ウィング車両Cの屋根面中央に生じるウィングW・W間の隙間を覆うように、両ウィングW・Wの上面に配設された係止溝D・Dに取着されるウィング車両用防水シートSにおいて、
シート基材1を、軟質樹脂またはエラストマーを材料とする帯状体から構成すると共に、シート基材1における長手側の両側辺近傍の下面に、前記ウィングWの係止溝Dに取着するための係止突起11・11を設け、更にこのシート基材1の上面には、係止突起11・11の上側も含めて、シート基材1の材料と相溶性のある合成樹脂を用いて作製されたターポリン2を、接着剤を介さずに積層一体化した点に特徴がある。
なお、本明細書中において使用する「ターポリン」とは、防水性のシート状物のことを指し、この「ターポリン」には、合成樹脂材料のみから成るシート状物も、布帛を芯材として布帛表面を合成樹脂で被覆したシート状物も含まれるものとする。
また、上記シート基材1とターポリン2については、押出成形によって積層一体化することで、シート基材1が係止突起11・11を有する複雑な形状であっても、係止突起11・11の上側までターポリン2を容易に積層一体化させることができる。また、防水シートSの製造時に接着剤の塗布作業や貼着作業も要らないため製造効率を向上できる。
また更に、本発明では、上記シート基材1の係止突起11・11間の中央部に、断面が逆U字型の屈曲部12を設けると共に、ターポリン2をこの屈曲部12の形状に沿ってシート基材1に積層することによって、防水シートSを予め屈曲形状にクセ付けしておくことができるため、ウィングW・Wを開いた際に防水シートSに捻れ等が生じ難くなる。
また、上記ターポリン2については、布帛に合成樹脂を含浸・硬化して作製された、或いは布帛表面に合成樹脂フィルムをラミネートして作製された補強シートを用いることによって、耐久性を高めることができる。
また更に、本発明では、上記シート基材1の材料に、軟質の塩化ビニル樹脂を使用すると共に、ターポリン2に、塩化ビニル樹脂を布帛に含浸・硬化させたものを使用することによって、シート基材1とターポリン2の剥離強度の高い防水シートSを安価に作製できる。
そしてまた、本発明では、上記ターポリン2の表面をフッ素樹脂によってコーティングすることによって、ターポリン2による防水効果および防汚効果を一層高めることができ、またターポリン2の劣化も抑えることができる。
他方また、本発明では、上記シート基材1の長手辺の縁部に、下側に屈曲したヒレ状の余剰部位であるサイドカバー部13・13を設けることによって、防水シートS装着時にサイドカバー部13・13でウィングW上のシール材Lを被覆して保護することができる。
一方、上記ウィング車両用防水シートSを効率的に製造方法するにあたっては、押出成形機のクロスヘッドダイにターポリンをインサートすると共に、ダイ出口側に送り出されるターポリンと並行に、加熱された熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーを、両側に係止突起を有するシート形状でダイ出口から押し出し、更にこれらを重ね合わせた状態で冷却賦形することによって、シート基材とターポリンを積層一体化することができる。
本発明では、ウィング車両用の防水シートを、シート基材の上面にターポリンを積層して構成したことにより、シート基材の材料に軟質の合成樹脂やエラストマーを用いた場合でも、日光や風雨の直接的な影響からシート基材を守ることができるため、シート基材の劣化を抑制して防水シートの破れによる漏水を防ぐことができる。
しかも、本発明では、上記ターポリンをシート基材の係止突起の上側まで積層しているため、シート基材の両側までしっかりと保護することができる。また、上記ターポリンは補強の役割も果たしているため、シート基材が多少劣化した場合でも防水シート全体の強度が著しく低下する心配もない。
また更に、本発明では、シート基材の両側に係止突起を設けているため、両ウィングの係止溝に係止突起を嵌挿するだけで簡単に防水シートをウィング車両の屋根面上に装着することができる。また、防水シートを取り外す場合にも、係止突起を係止溝から引き抜くだけでよいため、迅速に作業を完了することができる。
そしてまた、本発明では、上記ターポリンの材料に、シート基材の材料と相溶性の高い合成樹脂を使用したことにより、接着剤を使わずに両者を熱融着により積層一体化することができるため、シート基材やターポリンの材料に可塑剤が含まれている場合でも、両者をしっかりと接合することができる(両者の剥離強度を高めることができる)。
また、上記シート基材とターポリンの積層一体化に押出成形を利用すれば、接着剤の塗布作業やシートの貼り付け作業を省略することができるため、接着剤を使用する場合よりも製造効率を向上させることができる。加えて、熱プレス加工のような複雑な形状のシート基材に対応できない等の問題が生じることもない。
したがって、本発明により、屋外を走行するウィング車両に装着した状態で、破れや剥がれ等の問題を生じることなく長期間使用することができ、またシートの脱着作業も簡単で使い勝手に優れ、しかも、製造コストも低廉に抑えられるウィング車両用防水シートを提供できることから、本発明の実用的価値は頗る高い。
本発明の実施例1における防水シートを装着したウィング車両を表わす全体斜視図である。 本発明の実施例1における防水シートを表わす拡大斜視図および端面図である。 本発明の実施例1における防水シートの構造を表わす断面説明図である。 本発明の実施例1における防水シートを装着した状態を表わすA-A’断面図およびシート装着前の状態を表わす説明図である。 本発明の実施例1における防水シートを装着してウィングを開いた状態を表わす状態説明図である。 本発明の実施例1における防水シートの製造工程を表わす説明図である。
『実施例1』
本発明の実施例1について、図1〜図6に基いて説明する。なお同図において、符号Cで指示するものは、ウィング車両であり、符号Wで指示するものは、ウィングである。また符号Dで指示するものは、ウィングの係止溝であり、符号Sで指示するものは、防水シートである。また符号1で指示するものは、防水シートのシート基材であり、符号2で指示するものは、ターポリンである。
[防水シートの構成について]
まず本実施例では、図1に示すように、ウィング車両用の防水シートSを、ウィング車両Cの屋根面中央に生じるウィングW・W間の隙間を覆うために装着される、軟質樹脂を材料とする帯状体から成るシート基材1と、このシート基材1上に積層一体化されるターポリン2とから構成している(図2参照)。
また、上記防水シートSのシート基材1には、長手側の両側辺近傍の下面に、ウィングW・Wに取着するための係止突起11・11を設けている。また更に、防水シートSのシート基材1の上面には、係止突起11・11の上側にもターポリン2が積層されるようにして、シート基材1の上面の大部分をターポリン2で被覆している。
一方、上記防水シートSのターポリン2については、図3に示すように、布帛21にシート基材1の材料と相溶性のある合成樹脂22を含浸・硬化し、更にその表面に合成樹脂シートをラミネートして合成樹脂層22’を積層したものを使用している。そして、このターポリン2とシート基材1とを接着剤を使用せずに熱融着により積層一体化している。
なお本実施例では、上記シート基材1の材料として、軟質の塩化ビニル樹脂を使用すると共に、ターポリン2に、ポリエステル織布を塩化ビニル樹脂に含浸させたものを使用して、これらを押出成形によって積層一体化している。これによりシート基材1とターポリン2の剥離強度の高い防水シートSを安価に作製できる。
また本実施例では、上記ターポリン2の表面に、フッ素樹脂から成るコーティング層23を形成している。これにより、ターポリン2表面の防水および防汚効果を高めることができる。また、ターポリン2にフッ素樹脂から成るコーティング層23を保護層として形成することによってターポリン2自体の損傷や劣化も抑えられる。
なお本実施例では、上記ターポリン2の材料として、フッ素樹脂との接合強度が小さい塩化ビニル樹脂を使用しているが、塩化ビニル樹脂とコーティング層23の間に、塩化ビニル樹脂とフッ素樹脂の両方と相溶性の良いアクリル系樹脂を用いてアンダーコート層24を形成しているため、コーティング層23を問題なく形成できる。
他方、上記シート基材1に設けた係止突起11・11に関しては、図4に示すように、防水シートSの装着時に両ウィングW・Wの上面に配設された係止溝D・Dに嵌挿して使用し、これにより防水シートSの脱着を容易に行うことができる。なお本実施例では、係止突起11・11を係止溝D・Dに押し込む際に、係止突起11・11が変形し易くなるように、係止突起11・11に中空部11a・11aを設けている。
また本実施例では、上記シート基材1の係止突起11・11間の中央部に、断面が逆U字型の屈曲部12を設けると共に、ターポリン2をこの屈曲部12の形状に沿ってシート基材1に積層している。これにより、防水シートSが予め逆U字型にクセ付けされるため、図5に示すように、ウィングW・Wを開いた際、防水シートS全体を捻らせずに上向きに屈曲させることができる。
また本実施例では、上記シート基材1に屋外環境で比較的劣化し易い軟質の塩化ビニルを使用しているが、シート基材1の表面をターポリン2で被覆しているため、ウィング車両Cに装着して使用した場合でも劣化が生じ難い。また、ターポリン2によって防水シートSが補強されるため、繰り返しの変形による強度低下の心配もない。
また更に、本実施例では、上記シート基材1の長手辺の縁部に、下側に屈曲したヒレ状の余剰部位であるサイドカバー部13・13を設けているため、防水シートS装着時にこのサイドカバー部13・13によってウィングW上に設けられたシール材Lを被覆して保護することもできる。また、このサイドカバー部13・13をウィングWに接着して固定することもできる。
[防水シートの製造方法について]
次に、上記防水シートSの製造方法について図6に基いて以下に説明する。まず、押出成形機のクロスヘッドダイHにターポリン2をインサートすると共に、ダイ出口側に送り出されるターポリン2と並行に、加熱された熱可塑性樹脂Pを、両側に係止突起を有するシート形状でダイ出口から押し出す。
そして次に、上記ターポリン2と加熱されたシート状の樹脂とを重ね合わせて熱融着させた状態で、両者を冷却装置Rに導入して冷却賦形する。これにより、シート基材1の成形およびシート基材1とターポリン2の積層一体化を同時に行えるため、防水シートSを押出成形機を用いて連続的に製造することができる。
また、上記の製造方法を採用することにより、シート基材1が係止突起11・11を有する複雑な形状であっても、熱プレス加工と異なり係止突起11・11の上側までターポリン2を容易に積層一体化させることができる。また更に、シート基材1に対する接着剤の塗布作業や貼着作業も省略できるため製造効率も向上できる。
本発明は、概ね上記のように構成されるが、実施例に限定されるものではなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、上記シート基材1の材料については、柔軟性と強度を有する材料であれば、軟質樹脂以外の熱可塑性エラストマー材料(オレフィン系エラストマーやスチレン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー材料等)を採用することもできる。
また、ターポリン2に関しても、布帛21を使用せずに合成樹脂22のみによって構成することもできる。また、布帛21を芯材として使用する場合でも、表面が被覆されているものであれば、布帛21に合成樹脂22を含浸・硬化させたものや、布帛21表面に合成樹脂シートをラミネートして合成樹脂層を積層したものだけでなく、布帛21表面上に合成樹脂を塗布コーティングしたもの等も問題なく使用できる。
また更に、上記ターポリン2に使用する布帛21に関しても、所定の強度を有するものであれば、帆布等の織物だけでなく編物等も採用でき、また繊維材料も天然繊維や化学繊維から自由に選択できる。またターポリン2に使用する合成樹脂22に関しても、上記シート基材1の材料と相溶性の良いものであれば、自由に選択できる。
そしてまた、上記シート基材1の両側に設ける係止突起11・11の形状や大きさに関しても、ウィングW・Wに設ける係止溝D・Dの形状に合わせて、またウィング開閉時に係止部に掛かる負荷の大きさを考慮して自由に設計を変更することができ、上記何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
近年、運輸業界においては、交換なしで長期間使用できるウィング車両の防水シートが求められている。そのような中で、本発明のウィング車両用防水シートは、脱着作業等の使い勝手に優れるだけでなく、シートの劣化を大幅に抑制できる有用な技術であるため、その産業上の利用価値は非常に高い。
1 シート基材
11 係止突起
11a 中空部
12 屈曲部
13 サイドカバー部
2 ターポリン
21 布帛
22 合成樹脂
23 コーティング層
24 アンダーコート層
C ウィング車両
W ウィング
D 係止溝
S 防水シート
L シール材
H クロスヘッドダイ
R 冷却装置
P 熱可塑性樹脂

Claims (8)

  1. ウィング車両(C)の屋根面中央に生じるウィング(W)(W)間の隙間を覆うように、両ウィング(W)(W)の上面に配設された係止溝(D)(D)に取着されるウィング車両用防水シートであって、
    シート基材(1)が、軟質樹脂またはエラストマーを材料とする帯状体から成り、かつ、シート基材(1)における長手側の両側辺近傍の下面には、前記ウィング(W)の係止溝(D)に取着するための係止突起(11)(11)が設けられ、更にこのシート基材(1)の上面には、係止突起(11)(11)の上側も含めて、シート基材(1)の材料と相溶性のある合成樹脂を用いて作製されたターポリン(2)が接着剤を介さずに積層一体化されていることを特徴とするウィング車両用防水シート。
  2. シート基材(1)とターポリン(2)が押出成形によって積層一体化されていることを特徴とする請求項1記載のウィング車両用防水シート。
  3. シート基材(1)の係止突起(11)(11)間の中央部に、断面が逆U字型の屈曲部(12)が設けられると共に、ターポリン(2)がこの屈曲部(12)の形状に沿ってシート基材(1)に積層されていることを特徴とする請求項1または2記載のウィング車両用防水シート。
  4. ターポリン(2)に、布帛に合成樹脂を含浸・硬化して作製された、或いは布帛表面に合成樹脂フィルムをラミネートして作製された補強シートが用いられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載のウィング車両用防水シート。
  5. シート基材(1)の材料に、軟質の塩化ビニル樹脂が使用されると共に、ターポリン(2)に塩化ビニル樹脂を布帛に含浸・硬化させたものが使用されていることを特徴とする請求項4記載のウィング車両用防水シート。
  6. ターポリン(2)の表面がフッ素樹脂によってコーティングされていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載のウィング車両用防水シート。
  7. シート基材(1)の長手辺の縁部に、下側に屈曲したヒレ状の余剰部位であるサイドカバー部(13)(13)が設けられていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一つに記載のウィング車両用防水シート。
  8. ウィング車両用防水シートの製造方法であって、押出成形機のクロスヘッドダイにターポリンをインサートすると共に、ダイ出口側に送り出されるターポリンと並行に、加熱された熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーを、両側に係止突起を有するシート形状でダイ出口から押し出し、更にこれらを重ね合わせた状態で冷却賦形することによって、シート基材とターポリンを積層一体化することを特徴とするウィング車両用防水シートの製造方法。
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