JP2015188775A - 有機汚染物質による汚染地盤の浄化方法 - Google Patents

有機汚染物質による汚染地盤の浄化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】有機汚染物質で汚染された汚染地盤を浄化するに際し、分解の長期持続性を確保しつつ、注入初期における分解効率や酸化分解され難い物質に対する分解効率を高める。
【解決手段】
本発明に係る汚染地盤の浄化方法は、有機汚染物質によって汚染された汚染地盤を浄化する浄化方法であって、過硫酸塩と過硫酸水素塩の混合溶液を汚染地盤に注入することを特徴としている。過硫酸塩はペルオキソ二硫酸ナトリウムであり、過硫酸水素塩は一過硫酸水素カリウムの複塩であることが好ましい。また、ペルオキソ二硫酸ナトリウムと一過硫酸水素カリウムの複塩とを、重量比で1:1から4:1の範囲内で混合することが好ましい。
【選択図】図2

Description

本発明は、揮発性有機塩素化合物等の有機汚染物質によって汚染された汚染地盤を浄化する浄化方法に関するものである。
有機汚染物質に汚染された汚染地盤を浄化する技術として、例えば有機汚染物質を分解する微生物を用いた技術、還元反応を用いた技術、及び酸化反応を用いた技術が知られている。これらの技術のうち、酸化反応を用いた技術は、有機汚染物質の分解微生物が生息していない汚染地盤や汚染地盤を短期間で浄化したい場合に用いられている。酸化反応を用いた技術としては、過酸化水素水と鉄塩を用いるフェントン法や過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩を用いる方法が知られている。
例えば、特許文献1には、揮発性有機塩素化合物(以下VOCという)で汚染された土壌又は地下水を含む区域を区画し、この区画内に、硫酸カリウムや過硫酸ナトリウムといった硫酸塩や過硫酸塩を直接添加する技術が記載されている。
特開2002−136961号公報
前述したフェントン法は早期に反応が終了してしまう。例えば1日で反応が終了してしまう。このように、地盤中での薬剤寿命が短いことから薬剤の浸透範囲が狭く、浄化対象範囲に設置する注入井戸の数を増やす必要があるという問題点があった。一方、過硫酸塩等を直接添加する方法では、過硫酸塩等の反応が過酸化水素水よりも緩やかに進むことから、分解の長期持続性が期待できる。反面、この方法では、注入初期における分解効率が低いという問題点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、分解の長期持続性を確保しつつ、注入初期における分解効率を高めることにある。
前述の目的を達成するため、本発明は、有機汚染物質によって汚染された汚染地盤を浄化する浄化方法であって、過硫酸塩と過硫酸水素塩の混合溶液を前記汚染地盤に注入することを特徴とする。この発明において、前記過硫酸塩はペルオキソ二硫酸ナトリウムであり、前記過硫酸水素塩は一過硫酸水素カリウムの複塩であることが好ましい。さらに、前記ペルオキソ二硫酸ナトリウムと前記一過硫酸水素カリウムの複塩とを、重量比で1:1から4:1の範囲内で混合することがより好ましい。
これらの発明によれば、過硫酸水素塩が過硫酸塩よりも早く反応し、注入初期における有機汚染物質の分解効率を向上させる。そして、過硫酸水素塩の反応に伴って地盤のpHが低下され、過硫酸塩による有機汚染物質の分解効率を向上させる。これは、地盤のpH低下に伴って地盤に含まれる鉄分が溶出し、過硫酸塩に対する触媒として機能したためと考えられる。これにより、過硫酸塩による酸化力が向上し、酸化分解され難い物質に対する分解効率を高めることができる。
本発明によれば、有機汚染物質で汚染された汚染地盤を浄化するに際し、分解の長期持続性を確保しつつ、注入初期における分解効率を高めることができる。
VOC分解試験及び比較試験に用いた材料を説明する図である。 VOC分解試験の配合を説明する図である。 酸化剤濃度0.3%におけるcis−DCE濃度を説明する図である。 酸化剤濃度0.3%における分解速度定数を説明する図である。 酸化剤濃度0.3%におけるpHを説明する図である。 酸化剤濃度0.25%におけるcis−DCE濃度を説明する図である。 酸化剤濃度0.25%における分解速度定数を説明する図である。 酸化剤濃度0.25%におけるpHを説明する図である。 比較試験での配合を説明する図である。 各試験区のcis−DCE濃度を説明する図である。 オキソン混合区とH22混合区におけるcis−DCE濃度を説明する図である。 各試験区のpHを説明する図である。 浄化工法のフローチャートである。
本発明者等は、過硫酸塩による有機汚染物質の酸化分解に関し、注入初期の分解効率が低いことに着目し、注入初期の分解効率を高めるため過硫酸水素塩を混合することを着想した。すなわち、過硫酸塩と過硫酸水素塩の混合溶液を、有機汚染物質を酸化分解するための酸化剤として用いることを着想した。
本実施形態では、この酸化剤による有機汚染物質の分解効果を確認するため、代表的な有機汚染物質であるVOCを用い、室内でのVOC分解試験を行った。また、この酸化剤の優位性を確認するため、過硫酸水素塩と過酸化水素水の混合溶液を比較用の酸化剤とする比較試験を室内で行った。
これらの試験の説明に先立ち、図1を参照して各試験に用いた材料について説明する。図1(a)に示すように、各試験では、過硫酸塩、過硫酸水素塩、過酸化水素、VOC、山砂、粘土、及び水(水道水)を用いた。以下、各物質について説明する。
過硫酸塩は、VOCを酸化分解するための酸化剤に相当するものである。本実施形態では、ペルオキソ二硫酸塩の一種であるペルオキソ二硫酸ナトリウム(以下SPSという)の10%水溶液を用いた。SPSは、硫黄のオキソ酸の一種であり、化学式Na228で表され、図1(b)に示す構造をしている。SPSは、水に溶解すると過硫酸イオンを解離し、この過硫酸イオンによってVOCが酸化分解される。また、SPSは、二価鉄の存在下で活性化され、VOCの分解を促進させる。従って、二価鉄は、過硫酸塩に対する触媒として機能する。
過硫酸水素塩もまた、VOCを酸化分解するための酸化剤に相当するものである。今回の試験では、この過硫酸水素塩として、デュポン株式会社の商品名「オキソン」(登録商標)の10%水溶液を用いた。オキソンは、図1(c)に示される一過硫酸水素カリウムを主成分として含有する酸化剤である。詳しくは、カリウムイオン、過硫酸水素イオン、硫酸イオン、及び硫酸水素イオンからなる複塩であり、同図に記載されているように、化学式2KHSO5・KHSO4・K2SO4で表される。
過酸化水素もまた、VOCを酸化分解するための酸化剤に相当するものであり、化学式H22で表される。今回の試験では、濃度35%の過酸化水素水を使用した。
VOC物質は、cis−1.2−ジクロロエチレン(cis−DCE)を用いた。そして、VOC分解試験ではcis−DCEの1000mg/L水溶液を用い、比較試験ではcis−DCEの100mg/L水溶液を用いた。
山砂、及び粘土は、地盤の土砂を模擬するために用いた。今回の試験では、重量比が19:1になるように山砂と粘土とを混合した土を用いた。ここで、粘土は、関東化成株式会社の商品名「トチクレー」を用いた。このトチクレーには、二酸化ケイ素(SiO2)が約70%、酸化アルミニウム(Al23)が約14%、及び酸化第二鉄(Fe23)が約6%含まれている。
VOC分解試験について説明する。このVOC分解試験では、規定量の混合土と水を投入したガラス容器に、酸化剤(オキソン,SPS)とVOC(cis−DCE)を添加し、DCE濃度とpHの経時変化を測定した。なお、試験の経過に伴って分解によってDCE濃度が低下するので、DCE溶液を適宜追添加した。
図2は、VOC分解試験における各試験区の配合を説明する図である。このVOC分解試験では、酸化剤の濃度と、オキソンとSPSの配合比率を変えて、13種類の試験区を作製した。以下、各試験区について説明する。なお、各試験区において、ガラス容器は容積が130mLのものを用いた。また、山砂と粘土の混合土は、何れも70gとした。
No1の試験区は対照区である。この対照区では、95mLの水道水を混合土に加えると共に、DCE溶液(濃度1000mg/L,VOC分解試験において同じ)を2mL添加した。
No2〜7の試験区は、酸化剤濃度を0.3%とした試験区である。すなわち、酸化剤として添加されるオキソンやSPSの全重量が、土と水道水の全重量に対して0.3%となるように調整された試験区である。なお、これらの試験区では、90mLの水道水を混合土に加え、DCE溶液を2mL添加した。
No2の試験区はSPS単独区である。すなわち、この試験区では、10%SPS溶液を5.0mL添加した。また、No3の試験区はオキソン単独区である。すなわち、この試験区では、10%オキソン溶液を5.0mL添加した。
No4〜7の試験区は、SPSとオキソンの混合区である。すなわち、No4の試験区ではSPSとオキソンの重量比が1:1となるように、10%SPS溶液を2.5mL、10%オキソン溶液を2.5mL添加した。そして、No5の試験区ではSPSとオキソンの重量比が2:1となるように、10%SPS溶液を3.3mL、10%オキソン溶液を1.7mL添加した。同様に、No6の試験区ではSPSとオキソンの重量比が4:1となるように、10%SPS溶液を4.0mL、10%オキソン溶液を1.0mL添加し、No7の試験区ではSPSとオキソンの重量比が8:1となるように、10%SPS溶液を4.4mL、10%オキソン溶液を0.6mL添加した。
No8〜13の試験区は、酸化剤濃度を0.25%とした試験区である。すなわち、酸化剤として添加されるオキソンやSPSの全重量が、土と水道水の全重量に対して0.25%となるように調整された試験区である。なお、これらの試験区でも、90mLの水道水を混合土に加え、DCE溶液を2mL添加した。
No8の試験区はSPS単独区であり、10%SPS溶液を4.0mL添加した。また、No9の試験区はオキソン単独区であり、10%オキソン溶液を4.0mL添加した。
No10〜13の試験区は、SPSとオキソンの混合区である。すなわち、No10の試験区ではSPSとオキソンの重量比が1:1となるように、10%SPS溶液と10%オキソン溶液をそれぞれ2.0mLずつ添加した。そして、No11の試験区ではSPSとオキソンの重量比が2:1となるように、10%SPS溶液を2.7mL、10%オキソン溶液を1.3mL添加した。同様に、No12の試験区ではSPSとオキソンの重量比が4:1となるように、10%SPS溶液を3.2mL、10%オキソン溶液を0.8mL添加し、No13の試験区ではSPSとオキソンの重量比が6:1となるように、10%SPS溶液を3.4mL、10%オキソン溶液を0.6mL添加した。
便宜上、以下の説明では、No4やNo10の試験区を1:1試験区ともいい、No5やNo11の試験区を2:1試験区ともいう。同様に、No6やNo12の試験区を4:1試験区、No7の試験区を8:1試験区、No13の試験区を6:1試験区ともいう。
次に、試験結果について説明する。ここで、図3〜図5は、酸化剤濃度0.3%における試験結果を説明する図である。すなわち、図3はcis−DCE濃度を説明する図、図4は分解速度定数を説明する図、図5はpHを説明する図である。同様に、図6〜図8は、酸化剤濃度0.25%における試験結果を説明する図である。すなわち、図6はcis−DCE濃度を説明する図、図7は分解速度定数を説明する図、図8はpHを説明する図である。
なお、図4及び図7に示す分解速度定数は、VOC濃度(cis−DCE濃度)の測定結果に基づいて算出した。すなわち、VOCの分解が一次反応で進むと考え、或る時間kを経過した時点のVOC濃度を下式(1)で表した。そして、下式(1)における−kを分解速度定数として算出した。
VOC濃度=(VOC濃度初期値)×exp-k・・・(1)
また、酸化剤濃度を0.3%にした試験区では、試験開始から1日経過時の測定を行った後に、No3のオキソン単独区とNo4の1:1試験区に対してcis−DCE溶液を2mL追添加し、4日経過時の測定を行った後に、No3のオキソン単独区に対してcis−DCE溶液を2mL追添加した。さらに、12日経過時,15日経過時,20日経過時,26日経過時の測定を行った後に、No1〜7の各試験区に対してcis−DCE溶液を2mLずつ追添加した。
同様に、酸化剤濃度を0.25%にした試験区では、試験開始から1日経過時の測定を行った後、及び、8日経過時の測定を行った後に、No9のオキソン単独区に対してcis−DCE溶液を2mLずつ追添加した。また、4日経過時の測定を行った後にNo10の1:1試験区に対してcis−DCE溶液を2mL追添加した。さらに、12日経過時,15日経過時,20日経過時,26日経過時の測定を行った後に、No8〜13の各試験区に対してcis−DCE溶液を2mLずつ追添加した。
No1の対照区では、図3に示すように、cis−DCE濃度が1日経過時で24.83mg/L、4日経過時で22.91mg/L、8日経過時で22.55mg/L、12日経過時で21.1mg/Lであった。その後、15日経過時で33.3mg/L、20日経過時で63.08mg/L、26日経過時で69.07mg/L、34日経過時で80.2mg/Lであった。図4に示すように、分解速度定数に関しては、1日経過時で0.22、4日経過時で−0.03、8日経過時で0.00、12日経過時で−0.02であった。その後、15日経過時で−0.08、20日経過時で0.02、26日経過時で−0.02、34日経過時で−0.03であった。図5に示すように、pHに関しては、1日目から34日目に亘ってpH7.0〜7.6と中性を示した。
以下、酸化剤濃度0.3%での試験結果について説明する。
No2のSPS単独区では、図3に示すように、cis−DCE濃度が1日経過時で17.00mg/L、4日経過時で4.73mg/L、8日経過時で0.40mg/L、12日経過時で0.03mg/Lであった。その後、15日経過時で6.69mg/L、20日経過時で15.89mg/L、26日経過時で13.84mg/L、34日経過時で1.59mg/Lであった。図4に示すように、分解速度定数に関しては、1日経過時で−0.16、4日経過時で−0.43、8日経過時で−0.62、12日経過時で−0.68であった。その後、15日経過時で−0.44、20日経過時で−0.14、26日経過時で−0.18、34日経過時で−0.56であった。
これらの結果から、SPS単独区では、初期の分解速度は低いものの、分解効果が長期に亘って持続することが確認された。また、pHに関しては、図5に示すように、開始から26日目までの期間はpH5.2〜6.7と中性から弱酸性の間で推移し、34日目ではpH4.7と弱酸性を示した。
No3のオキソン単独区では、図3に示すように、cis−DCE濃度が1日経過時で0.01mg/L、4日経過時でも0.01mg/L、8日経過時で10.47mg/L、12日経過時で5.53mg/Lであった。その後、15日経過時で18.90mg/L、20日経過時で41.25mg/L、26日経過時で50.16mg/L、34日経過時で58.99mg/Lであった。図4に示すように、分解速度定数に関しては、1日経過時で−7.6(不図示)、4日経過時で−3.0(不図示)、8日経過時で−0.18、12日経過時で−0.16であった。その後、15日経過時で−0.11、20日経過時で0.01、26日経過時で0.04、34日経過時で−0.03であった。
これらの結果から、オキソン単独区では、初期の分解速度は極めて高いものの、分解効果が1週間程度の短期で終了することが確認された。また、pHに関しては、図5に示すように、1日目でpH2.1と酸性を示し、4日目から20日目までの期間はpH3.0〜3.4と弱酸性を示した。それ以降は、徐々にpHが上昇する傾向を示した。
No4の1:1試験区では、図3に示すように、cis−DCE濃度が1日経過時で0.01mg/L、4日経過時で5.11mg/L、8日経過時で0.03mg/L、12日経過時で0.01mg/Lであった。その後、15日経過時で0.43mg/L、20日経過時で1.15mg/L、26日経過時で1.32mg/L、34日経過時で1.27mg/Lであった。図4に示すように、分解速度定数に関しては、1日経過時で−7.6(不図示)、4日経過時で−0.55、8日経過時で−1.30であった。その後、15日経過時で−1.54、20日経過時で−0.61、26日経過時で−0.55、34日経過時で−0.51であった。
これらの結果から、1:1試験区では、初期の分解速度が高く、かつ、分解効果も長期に亘って継続することが確認された。また、pHに関しては、図5に示すように、1日目でpH2.7と酸性を示し、4日から15日まではpH3.6〜4.3と弱酸性を示した。20日以降はオキソン単独区と同様に、徐々にpHが上昇する傾向を示した。
No5の2:1試験区では、図3に示すように、cis−DCE濃度が1日経過時で16.31mg/L、4日経過時で2.10mg/L、8日経過時で0.03mg/L、12日経過時で0.01mg/Lであった。その後、15日経過時で4.42mg/L、20日経過時で0.89mg/L、26日経過時で0.84mg/L、34日経過時で0.64mg/Lであった。図4に示すように、分解速度定数に関しては、1日経過時で−0.20、4日経過時で−0.68、8日経過時で−1.05であった。その後、15日経過時で−0.60、20日経過時で−0.75、26日経過時で−0.60、34日経過時で−0.62であった。
これらの結果から、2:1試験区では、1日目の分解速度はSPS単独区とそれほど違わないが、4日目以降の分解速度がSPS単独区よりも高く、かつ、分解効果も長期に亘って継続することが確認された。また、pHに関しては、図5に示すように、1日目から34日目に亘ってpH3.2〜5.2と弱酸性を示した。なお、20日以降はオキソン単独区等と同様に、徐々にpHが上昇する傾向を示した。
No6の4:1試験区では、図3に示すように、cis−DCE濃度が1日経過時で13.27mg/L、4日経過時で2.93mg/L、8日経過時で0.26mg/L、12日経過時で0.01mg/Lであった。その後、15日経過時で6.81mg/L、20日経過時で7.62mg/L、26日経過時で0.87mg/L、34日経過時で0.21mg/Lであった。図4に示すように、分解速度定数に関しては、1日経過時で−0.41、4日経過時で−0.50、8日経過時で−0.60、12日経過時で−0.82であった。その後、15日経過時で−0.43、20日経過時で−0.30、26日経過時で−0.69、34日経過時で−0.83であった。
これらの結果から、4:1試験区では、1日目から12日目までの分解速度がSPS単独区よりも多少高くなっており、20日目以降の分解速度もSPS単独区よりも多少高くなっていることが確認された。また、pHに関しては、図5に示すように、1日目から34日目に亘ってpH3.5〜6.0と概ね弱酸性を示していた。特に、20日目以降は、SPS単独区よりもpHが低い傾向が確認された。
No7の8:1試験区では、図3に示すように、cis−DCE濃度が1日経過時で16.95mg/L、4日経過時で5.17mg/L、8日経過時で0.49mg/L、12日経過時で0.03mg/Lであった。その後、15日経過時で6.48mg/L、20日経過時で16.27mg/L、26日経過時で11.03mg/L、34日経過時で0.62mg/Lであった。図4に示すように、分解速度定数に関しては、1日経過時で−0.17、4日経過時で−0.40、8日経過時で−0.59、12日経過時で−0.68であった。その後、15日経過時で−0.45、20日経過時で−0.14、26日経過時で−0.25、34日経過時で−0.71であった。
これらの結果から、8:1試験区では、1日目から20日目までの分解速度についてSPS単独区とほぼ同等であり、26日目以降の分解速度についてはSPS単独区よりも僅かに高くなっていることが確認された。また、pHに関しては、図5に示すように、1日目から34日目に亘ってpH3.9〜6.2と弱酸性と中性の間を推移していた。そして、全体的には、SPS単独区よりもpHが僅かに低い傾向が確認された。
次に、酸化剤濃度0.25%での試験結果について説明する。
No8のSPS単独区では、図6に示すように、cis−DCE濃度が1日経過時で18.68mg/L、4日経過時で6.90mg/L、8日経過時で1.01mg/L、12日経過時で0.14mg/Lであった。その後、15日経過時で7.18mg/L、20日経過時で14.36mg/L、26日経過時で17.94mg/L、34日経過時で10.91mg/Lであった。図7に示すように、分解速度定数に関しては、1日経過時で−0.07、4日経過時で−0.33、8日経過時で−0.48、12日経過時で−0.50であった。その後、15日経過時で−0.41、20日経過時で−0.17、26日経過時で−0.16、34日経過時で−0.22であった。
これらの結果から、酸化剤濃度0.3%での試験結果と同様な傾向が確認できた。すなわち、SPS単独区では、初期の分解速度は低いものの、分解効果が長期に亘って持続することが確認された。また、pHに関しては、図8に示すように、開始から34日目までの期間でpH5.8〜6.6と中性から弱酸性の狭い範囲で推移した。
No9のオキソン単独区では、図6に示すように、cis−DCE濃度が1日経過時で0.01mg/L、4日経過時で0.13mg/L、8日経過時で0.01mg/L、12日経過時で19.12mg/Lであった。その後、15日経過時で29.36mg/L、20日経過時で43.73mg/L、26日経過時で54.29mg/L、34日経過時で61.26mg/Lであった。図7に示すように、分解速度定数に関しては、1日経過時で−7.6(不図示)、4日経過時で−2.0(不図示)、8日経過時で−0.6、12日経過時で−0.01であった。その後、15日経過時で0.15、20日経過時で−0.04、26日経過時で−0.06、34日経過時で−0.03であった。
これらの結果から、オキソン単独区では、初期の分解速度は極めて高いものの、分解効果が1週間足らずの短期で終了することが確認された。また、pHに関しては、図8に示すように、1日目でpH2.3と酸性を示し、4日目から34日目までの期間でpH3.1〜4.2と弱酸性を示した。また、20日目以降は、徐々にpHが上昇する傾向を示した。
No10の1:1試験区では、図6に示すように、cis−DCE濃度が1日経過時で0.49mg/L、4日経過時で0.01mg/L、8日経過時で12.15mg/L、12日経過時で0.47mg/Lであった。その後、15日経過時で0.99mg/L、20日経過時で1.51mg/L、26日経過時で1.64mg/L、34日経過時で1.88mg/Lであった。図7に示すように、分解速度定数に関しては、1日経過時で−3.7(不図示)、4日経過時で−1.3、8日経過時で−0.14、12日経過時で−0.81であった。その後、15日経過時で−1.20、20日経過時で−0.62、26日経過時で−0.51、34日経過時で−0.42であった。
これらの結果から、1:1試験区では、初期の分解速度が高く、かつ、分解効果も長期に亘って継続することが確認された。また、pHに関しては、図8に示すように、1日目でpH2.8と酸性を示し、4日から20日まではpH3.5〜4.5と弱酸性を示した。20日以降はオキソン単独区と同様に、徐々にpHが上昇する傾向を示した。
No11の2:1試験区では、図6に示すように、cis−DCE濃度が1日経過時で12.06mg/L、4日経過時で2.51mg/L、8日経過時で0.43mg/L、12日経過時で0.05mg/Lであった。その後、15日経過時で8.71mg/L、20日経過時で16.09mg/L、26日経過時で1.47mg/L、34日経過時で0.72mg/Lであった。図7に示すように、分解速度定数に関しては、1日経過時で−0.51、4日経過時で−0.52、8日経過時で−0.44、12日経過時で−0.57であった。その後、15日経過時で−0.33、20日経過時で−0.16、26日経過時で−0.59、34日経過時で−0.61であった。
これらの結果から、2:1試験区では、12日目までの分解速度はSPS単独区よりも多少高く、12日目から20日目までの分解速度はSPS単独区と同等であり、かつ、20日目よりも後の分解速度はSPS単独区よりも高かった。また、pHに関しては、図8に示すように、1日目から34日目に亘ってpH3.2〜5.8と弱酸性を示した。特に、4日目までと20日以降では、SPS単独区よりもpHが低い傾向が確認できた。
No12の4:1試験区では、図6に示すように、cis−DCE濃度が1日経過時で14.75mg/L、4日経過時で5.28mg/L、8日経過時で0.88mg/L、12日経過時で0.12mg/Lであった。その後、15日経過時で7.64mg/L、20日経過時で14.55mg/L、26日経過時で9.98mg/L、34日経過時で0.98mg/Lであった。図7に示すように、分解速度定数に関しては、1日経過時で−0.30、4日経過時で−0.34、8日経過時で−0.45、12日経過時で−0.50であった。その後、15日経過時で−0.39、20日経過時で−0.17、26日経過時で−0.25、34日経過時で−0.61であった。
これらの結果から、4:1試験区では、1日目と34日目の分解速度がSPS単独区よりも多少高くなっていることが確認された。また、pHに関しては、図8に示すように、1日目から34日目に亘ってpH3.7〜6.1と概ね弱酸性を示していた。特に、1日目と20日目以降については、SPS単独区よりもpHが低い傾向が確認された。
No13の6:1試験区では、図6に示すように、cis−DCE濃度が1日経過時で15.75mg/L、4日経過時で6.11mg/L、8日経過時で0.86mg/L、12日経過時で0.11mg/Lであった。その後、15日経過時で6.79mg/L、20日経過時で14.62mg/L、26日経過時で16.98mg/L、34日経過時で1.45mg/Lであった。図7に示すように、分解速度定数に関しては、1日経過時で−0.24、4日経過時で−0.32、8日経過時で−0.49、12日経過時で−0.51であった。その後、15日経過時で−0.43、20日経過時で−0.17、26日経過時で−0.15、34日経過時で−0.56であった。
これらの結果から、6:1試験区では、1日目から34日目までの分解速度について4:1試験区とほぼ同等であることが確認された。また、pHに関しては、図8に示すように、1日目についてはpH3.8と弱酸性を示し、SPS単独区よりも低かった。しかしながら、4日目以降については、pH5.8〜6.5の間で推移し、SPS単独区と同等の傾向が確認された。
以上の結果を総括する。酸化剤としてSPSとオキソンを混合して用いると、SPSを単独で用いる場合よりも、開始から12日までの反応初期においてcis−DCEの分解効率が高まることが確認できた。特に、SPSとオキソンを重量比1:1で用いると、高い分解効率が得られることが確認できた。一方、オキソンの混合比率を低くした試験区(2:2〜4:1)であっても、20日目以降におけるcis−DCEの分解効率が高まることが確認できた。これは、試験区のpHが4〜5と弱酸性であることから、土中の鉄(酸化第二鉄)が溶存態となって、鉄の触媒効果が生じたためと推定される。
次に、比較試験について説明する。この比較試験でも、規定量の混合土と水を投入したガラス容器に、酸化剤(オキソン,過酸化水素水,SPS)とVOC(cis−DCE)を添加し、残存するDCE濃度とpHの経時変化を測定した。なお、試験の経過に伴って分解によってVOC濃度が低下するので、適宜追添加した。
図9は、比較試験における各試験区の配合を説明する図である。この比較試験では、酸化剤の種類を変えて、6種類の試験区を作製した。以下、各試験区について説明する。なお、各試験区において、ガラス容器は容積が100mLのものを用いた。また、山砂と粘土の混合土は、何れも70gとした。加えて、酸化剤濃度は0.25%とした。
No14の試験区は対照区である。この対照区では、95mLの水道水を混合土に投入し、DCE溶液(濃度100mg/L,比較試験にて同じ)を2mL添加した。
No15の試験区はSPS単独区である。すなわち、この試験区では、10%SPS溶液を4.0mL添加した。また、No16の試験区はオキソン単独区である。すなわち、この試験区では、10%オキソン溶液を4.0mL添加した。さらに、No17の試験区はH22単独区である。すなわち、この試験区では、35%H22溶液を1.2mL添加した。
No18の試験区はSPSとオキソンの混合区である。すなわち、No18の試験区ではSPSとオキソンの重量比が1:1となるように、10%SPS溶液を2.0mL、10%オキソン溶液を2.0mL添加した。No19の試験区はSPSとH22の混合区である。すなわち、No19の試験区ではSPSとH22の重量比が1:1となるように、10%SPS溶液を2.0mL、35%H22溶液を0.6mL添加した。便宜上、以下の説明では、No18の試験区をオキソン混合区ともいい、No19の試験区をH22混合区ともいう。
この比較試験では、試験開始から1日経過時の測定を行った後、7日経過時の測定を行った後、及び、17日経過時の測定を行った後に、No14〜19の各試験区に対してcis−DCE溶液を2mLずつ追添加した。そして、試験開始時、1日経過時、7日経過時、17日経過時、及び、26日経過時のそれぞれで、cis−DCE濃度とpHの測定を行った。
No14の対照区では、図10に示すように、cis−DCE濃度が1日経過時で2.26mg/L、7日経過時で2.92mg/L、17日経過時で2.68mg/L、26日経過時で2.55mg/Lであった。pHに関しては、図12に示すように、1日目から26日目に亘ってpH6.6〜7.3と中性を示した。
No15のSPS単独区では、図10に示すように、cis−DCE濃度が1日経過時で1.85mg/L、7日経過時で0.10mg/L、17日経過時で0.01mg/L、26日経過時で0.01mg/Lであった。pHに関しては、図12に示すように、1日目から26日目に亘ってpH5.9〜6.7とほぼ中性を示した。これらの結果から、SPS単独区では、初期の分解速度は低いものの、その後に分解効果が高まることが確認された。この点は、前述のVOC分解試験と同じ結果となっている。
No16のオキソン単独区では、図10に示すように、cis−DCE濃度が1日経過時で0.01mg/L、7日経過時で0.01mg/L、17日経過時で0.01mg/L、26日経過時で0.02mg/Lであった。pHに関しては、図12に示すように、1日目から26日目に亘ってpH2.6〜3.8と酸性または弱酸性を示した。これらの結果から、オキソン単独区では、初期から高い分解効果を得られることが確認された。
No17のH22単独区では、図10に示すように、cis−DCE濃度が1日経過時で1.29mg/L、7日経過時で2.10mg/L、17日経過時で1.63mg/L、26日経過時で1.52mg/Lであった。pHに関しては、図12に示すように、1日目から26日目に亘ってpH6.8〜7.2と中性を示した。これらの結果から、H22単独区では、他の単独区に比べて分解効果が低いことが確認された。
No18のオキソン混合区では、図10に示すように、cis−DCE濃度に関して、1日経過時、7日経過時、17日経過時、及び、26日経過時のそれぞれで0.01mg/Lであった。pHに関しては、図12に示すように、1日目から26日目に亘ってpH3.1〜4.4と弱酸性を示した。これらの結果から、オキソン混合区では、初期から高い分解効果を得られることが確認された。
No19のH22混合区では、図10に示すように、cis−DCE濃度が1日経過時で0.01mg/L、7日経過時で0.01mg/L、17日経過時で0.63mg/L、26日経過時で0.96mg/Lであった。pHに関しては、図12に示すように、1日目にpH2.2と酸性を示した。その後は、pH4.1〜4.4と弱酸性を示した。これらの結果から、H22混合区では、初期の分解速度は極めて高いものの、分解効果が1週間程度の短期で終了することが確認された。
そして、図11に示すように、オキソン混合区とH22混合区とを比較すると、7日目以降の分解効果について大きな差がついていることが判る。すなわち、7日目以降においては、オキソン混合区の方がH22混合区よりも高い分解効果が得られていることが判る。この差は、SPSとH22とが初期に激しく反応し、短期間で酸化力が失われてしまったことに起因するものと推定される。
また、オキソン単独区とオキソン混合区に関し、両試験区とも初期から高い分解効果が得られることが確認できた。両試験区を比較すると、オキソン混合区の方がオキソン単独区よりも高い分解効果が得られると思われた。例えば、図10における26日経過時のDCE濃度に関し、オキソン混合区の方が多少低い結果になっている。これは、前述のVOC分解試験で述べたように、土中の鉄が溶存態となって、鉄の触媒効果が生じたためと推定される。
図13は、前述したVOC分解試験と比較試験の結果に基づく浄化工法のフローチャートである。以下、このフローチャートに沿って浄化工法の概略を説明する。
最初に、浄化対象地盤のサンプルを採取する(S1)。ここでは、浄化対象地盤を試験掘削するなどして、地盤のサンプルを採取する。サンプルを採取したならば、このサンプルに含有される有機汚染物質(VOC等)を分析する。例えば、汚染物質を溶媒に抽出させ、JIS K0125等に即して分析を行う。すなわち、有機汚染物質の種類と濃度を測定する。
有機汚染物質を分析したならば、過硫酸塩と過硫酸水素塩の混合溶液からなる浄化材の配合(例えばSPSとオキソンの濃度と混合比率)、注入量、注入位置を決定する(S3)。浄化材の配合等を決定したならば、浄化材を対象地盤に注入する(S4)。すなわち、対象地盤に形成された注入井戸を通じて浄化材を注入する。その後は、対象地盤における有機汚染物質の浄化状況を随時モニタし、追加注入が必要か否かを判断しつつ(S5)、対象地盤の浄化が完了したかを判断する(S6)。
この浄化工法では、浄化材として過硫酸塩と過硫酸水素塩の混合溶液を用いているので、前述の試験結果を踏まえれば、注入の初期から有機汚染物質の高い分解効果が得られ、それが長期間に亘って継続されるといえる。
以上の実施形態の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれる。例えば、次のように構成してもよい。
過硫酸塩に関し、前述の実施形態では、ペルオキソ二硫酸ナトリウムを例示したがこれに限定されない。ペルオキソ二硫酸カリウムであってもよいし、ペルオキソ二硫酸アンモニウムであってもよい。言い換えれば、ペルオキソ二硫酸塩であればよい。
過硫酸水素塩に関し、前述の実施形態では、一過硫酸水素カリウムの複塩を例示したがこれに限定されない。一過硫酸水素カリウムを単体で用いてもよい。また、一過硫酸水素ナトリウムであっても同様の酸化力を有すると解されることから、これを用いてもよい。
また、浄化対象の有機汚染物質に関し、VOC(cis−DCE)を例示したがこれに限定されない。例えば、ベンゼン等の油、1,4−ジオキサン、遊離シアンといった酸化剤によって分解可能な有機汚染物質であれば、本発明を適用できる。

Claims (3)

  1. 有機汚染物質によって汚染された汚染地盤を浄化する浄化方法であって、
    過硫酸塩と過硫酸水素塩の混合溶液を前記汚染地盤に注入することを特徴とする汚染地盤の浄化方法。
  2. 前記過硫酸塩はペルオキソ二硫酸ナトリウムであり、前記過硫酸水素塩は一過硫酸水素カリウムの複塩であることを特徴とする請求項1に記載の汚染地盤の浄化方法。
  3. 前記ペルオキソ二硫酸ナトリウムと前記一過硫酸水素カリウムの複塩とを、重量比で1:1から4:1の範囲内で混合することを特徴とする請求項2に記載の汚染地盤の浄化方法。
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