JP2015188677A - Iabp駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 設置状態を切り替えて使用するのに適したモニタ部を有するIABP駆動装置を提供する。【解決手段】IABP駆動装置のモニタ部(50)が、筐体内部に収納されており圧力発生手段を制御する制御部(52)と、筐体正面に配置されており前記制御部の制御により前記バルーンの膨張及び収縮タイミングに関する情報を表示する表示部(54)と、筐体背面に配置されており前記モニタ設置部に接続されるモニタ接続部(58)と、を有するモニタ筐体部と、前記筐体正面と前記筐体背面とを接続する筐体側面のうち、前記モニタ筐体部の上部に位置する筐体上側面に設けられ、前記制御部の制御によりバルーンカテーテルの駆動状態に応じて点灯状態が変化するパイロットランプ(55)と、前記筐体上側面を含む前記筐体側面に沿って、前記モニタ筐体部及び前記パイロットランプを周方向に取り囲むように、帯状に設けられる衝撃吸収部(57)と、を有するIABP駆動装置。【選択図】 図3

Description

本発明は、IABP(大動脈バルーンポンピング)において被駆動機器を駆動するために用いられるIABP駆動装置に関する。
IABPにおいてバルーンカテーテルを駆動するために用いられる駆動装置では、被駆動機器であるバルーンの駆動状態を、チャート等の形式で表示可能な表示装置が搭載されているものが提案されている。特許文献1に記載されているように、IABPでは、心臓の拍動に合わせてバルーンを膨張・収縮させる必要があるため、患者の容態の変化に伴うタイミング検出状態の変化や、バルーンの圧力変化などを常にモニタリングし、万が一異常が発生した場合には、素早くオペレータに対して警告を発する必要がある。
一方で、IABP駆動装置の使用環境においては、IABP駆動装置の監視・操作を、患者のベッドサイド又は装置本体が置かれている場所と同じ場所で行いたい場合と、患者及び装置本体が配置された場所から離れて行いたい場合とがある。例えば後者は、装置のオペレータが、患者のいる滅菌空間に入ること無く、IABP駆動装置の監視・操作を行いたいような場合である。
特開平9−225022号公報
しかしながら、従来のIABP駆動装置は、装置本体から表示装置を簡単に取り外しできず、装置本体に表示装置を取り付けた使用状態と、装置本体から離れた場所に表示装置を設置する使用状態との間で、使用状態を迅速に切り替えることが難しいという問題を有している。
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、表示装置であるモニタ部を装置本体に取り付けた使用状態と、装置本体から離れた場所にモニタ部を設置する使用状態との間で、使用状態を迅速に切り替えるのに適したモニタ部を有するIABP駆動装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るIABP駆動装置は、
バルーンが接続されたバルーンカテーテルを取り付け、前記バルーンを膨張及び収縮させるIABP駆動装置であって、
前記バルーンカテーテルを接続するカテーテル接続部が形成されており前記バルーンを膨張及び収縮させるための圧力発生手段を収納する本体筐体部と、前記本体筐体部に設けられるモニタ設置部と、を有する装置本体と、
前記モニタ設置部に着脱自在に取り付け可能であって、前記装置本体と通信可能なモニタ部と、を有し、
前記モニタ部は、
筐体内部に収納されており前記圧力発生手段を制御する制御部と、筐体正面に配置されており前記制御部の制御により前記バルーンの膨張及び収縮タイミングに関する情報を表示する表示部と、筐体背面に配置されており前記モニタ設置部に接続されるモニタ接続部と、を有するモニタ筐体部と、
前記筐体正面と前記筐体背面とを接続する筐体側面のうち、前記モニタ筐体部の上部に位置する筐体上側面に設けられ、前記制御部の制御により前記バルーンカテーテルの駆動状態に応じて点灯状態が変化するパイロットランプと、
前記筐体上側面を含む前記筐体側面に沿って、前記モニタ筐体部及び前記パイロットランプを周方向に取り囲むように、帯状に設けられる衝撃吸収部と、を有する。
本発明に係るIABP駆動装置の表示装置となるモニタ部は、前記モニタ筐体部及び前記パイロットランプを周方向に取り囲むように、帯状に設けられる衝撃吸収部を有するため、モニタ部を万が一落下させてしまった場合にも、強い衝撃がモニタ筐体部及びパイロットランプに伝わることを防止し、モニタ部の破損や故障を防ぐことができる。したがって、このようなモニタ部を備えるIABP駆動装置は、装置本体にモニタ部を取り付けた使用状態と、装置本体から離れた場所にモニタ部を設置する使用状態との間で、使用状態を頻繁に変更するような使用態様に適している。また、筐体上側面に設けられたパイロットランプは筐体正面側からも、筐体背面側からも好適に視認されるため、良好な視認性を有する。
また、例えば、前記筐体正面と前記筐体背面とを接続する方向である奥行き方向の長さが、前記衝撃吸収部の一部であって前記パイロットランプに接触するランプカバー部分より、前記パイロットランプの方が長くても良い。
パイロットランプの奥行き方向の長さを、衝撃吸収部のランプカバー部分の奥行き方向の長さより長くすることにより、パイロットランプを筐体上側面、筐体左側面及び筐体右側面からも好適に視認でき、パイロットランプの視認性が向上する。したがって、このようなIABP駆動装置は、色々な方向からパイロットランプの点灯状態を確認してバルーンカテーテルの駆動状態を確認できるため、モニタ部の設置姿勢を選ばず、装置本体とは別の場所にモニタ部を設置する使用状態にも、好適に対応できる。
また、例えば、前記モニタ筐体部は、前記筐体正面であって前記表示部の下方に配置されており、操作者が前記制御部に対して信号を入力するための入力操作部を有しても良く
前記モニタ筐体部では、前記入力操作部が配置される筐体下部が、前記表示部が配置される筐体上部に対して、前記筐体正面側に起き上がる方向に屈曲していても良い。
モニタ筐体部が屈曲していることにより、入力操作部の操作性が向上するため、このようなモニタ部を有するIABP駆動装置は、モニタ部の設置姿勢を選ばず、装置本体から異なる場所にモニタ部を設置する使用状態にも、好適に対応できる。
また、例えば、前記モニタ部は、前記筐体背面であって前記モニタ接続部の両側に配置され、前記モニタ部と前記モニタ設置部との固定状態を解除するための1対のロックレバーを有しても良い。
ロックレバーを有することにより、モニタ部が意図せず装置本体から外れてしまうことを防止できる。また、一対のロックレバーを備えるモニタ部は、モニタ部をモニタ設置部から取り外す際に、作業者が両手でモニタ部を把持することになるため、作業中にモニタ部を落下させる危険性を低減することができる。また、両手でモニタ部を把持する際に、筐体側面の衝撃吸収部がすべり止めとして機能し、手が滑ってモニタ部を落としてしまう危険性を低減できる。
図1は、本発明の一実施形態に係るIABP駆動装置の概略構成図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るIABP駆動装置の全体外観図である。 図3は、図2に示すIABP駆動装置のモニタ設置部及びモニタ部の背面を表す斜視図である。 図4は、図2に示すIABP駆動装置のモニタ挿入部を表す斜視図である。 図5は、図2に示すIABP駆動装置のモニタ部の正面図である。 図6は、図2に示すIABP駆動装置のモニタ部の筐体背面側を表す斜視図である。 図7は、図2に示すIABP駆動装置におけるモニタ挿入部とソケット部の構造を表す模式図である。 図8は、図2に示すIABP駆動装置のモニタ部の側面図である。
以下、本発明に係るIABP駆動装置を、図面に示す実施形態に基づき、詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るIABP駆動装置10の概略構成図である。IABP駆動装置10は、IABP用バルーンカテーテル80のバルーン82を膨張及び収縮させるために用いられる駆動装置である。被駆動機器であるバルーンカテーテル80は、IABP駆動装置10のカテーテル接続部24に接続して使用される。IABP用バルーンカテーテル80の先端には、心臓の拍動に合わせて拡張及び収縮するバルーン82が備えられており、バルーン82は下行大動脈内に留置されて使用される。
図2は、IABP駆動装置10の外観図である。図1及び図2に示すように、IABP駆動装置10は、本体筐体部22及びモニタ設置部30を有する装置本体20と、モニタ筐体部51、パイロットランプ55、衝撃吸収部57等を有するモニタ部50とを有する。本体筐体部22の内部には、バルーン82を膨張・収縮するための圧力発生手段26が収納されている。圧力発生手段26は、バルーン82を膨張させるヘリウム等のガスを貯蔵するガスタンクや、所定の圧力に保たれる圧力室や、圧力を伝達する圧力伝達隔壁装置(アイソレータ)や、圧力室を接続する配管及び電磁弁等を有している。圧力発生手段26については、任意の公知技術を採用すればよく、その詳細な説明については省略する。本体筐体部22の底部には、キャスター28が備えられており、必要に応じてIABP駆動装置10を迅速に移動させることが可能である。
モニタ部50を設置するモニタ設置部30は、本体筐体部22の上方に設けられている。図3は、モニタ設置部30及びモニタ設置部30に設置されたモニタ部50の背面を表す斜視図である。図1及び図3に示すように、モニタ設置部30は、本体筐体部22から鉛直方向に伸びる柱状の基部32と、基部32の上端に設けられ所定の方向に可動する可動部34と、可動部34に接続されるモニタ挿入部40とを有する。
モニタ設置部30の基部32は、円柱形状を有しており、基部32の下端は本体筐体部22に固定されている。可動部34は、基部32を中心軸とする回転方向(矢印90)に可動する第1可動部34aと、水平に配置される軸を中心軸とする回転方向(矢印92)に可動する第2可動部34bとを有する。モニタ挿入部40及びモニタ挿入部40に接続されるモニタ部50は、第1可動部34aにより、鉛直方向の中心軸を有する水平方向の姿勢変更を行うことができる。また、モニタ挿入部40及びモニタ挿入部40に接続されるモニタ部50は、第2可動部34bにより、水平方向の中心軸を有する傾き方向の姿勢変更を行うことができる。
第1可動部34a、第2可動部34bの可動域は特に限定されないが、たとえば第1可動部34aの可動域は、図2に示すようにモニタ部50を前向きに配置できる状態を含む330度とすることができる。第2可動部34bは、少なくともモニタ挿入部40が鉛直方向に延在する第1姿勢から、モニタ挿入部40が水平方向に延在する第2姿勢まで傾きが変えられるように可動することが好ましい。本実施形態における第2可動部34bの可動域は、モニタ設置部30に取り付けられたモニタ部50の表示部54が水平下向きになる状態から、表示部54が斜め上方を向くようにモニタ部50が後傾した状態までの135度である。
図4は、モニタ部50が取り外された状態のモニタ設置部30の斜視図である。モニタ挿入部40は、可動部34から上方側(水平方向から鉛直上向き)に伸びている。モニタ挿入部40の先端付近には、モニタ挿入部40の挿入方向に沿う切り込み43によって第1部分42aと第2部分42bとに分割された分割先端部42が形成されている。第1部分42aと第2部分42bとは、切り込み43を基準軸として対称な形状を有している。
可動部34の正面側には、モニタ部50を補助的に支持する補助係合突起36が設けられている。補助係合突起36は、モニタ挿入部40がソケット部58に挿入された際、モニタ部50にソケット部58とは別途形成された補助係合受け部69(図6参照)に挿入され、モニタ挿入部40とともにモニタ部50を支持する。
図1及び図2に示すように、モニタ部50は、モニタ設置部30に着脱自在に取り付けられている。モニタ部50は、略矩形平板状の形状を有しているモニタ筐体部51と、モニタ筐体部51の中央上部に設けられるパイロットランプ55と、モニタ筐体部51及びパイロットランプ55を周方向に取り囲むように、帯状に設けられる衝撃吸収部57とを有する。また、モニタ部50は、不図示のケーブルによって本体筐体部22と接続されており、装置本体20と通信可能である。
モニタ部50のモニタ筐体部51は、制御部52と、表示部54と、入力操作部56と、モニタ接続部としてのソケット部58等を有する。制御部52は、モニタ筐体部51の筐体内部に収納されており、マイクロプロセッサ及びメモリ等によって構成される。制御部52は、装置本体20、バルーンカテーテル80及びモニタ部50における他の部分から信号を受け取るとともに演算処理を実施し、装置本体20の圧力発生手段26や、表示部54及びパイロットランプ55等の制御を行う。
図5は、モニタ部50を正面側から視た平面図である。表示部54は、モニタ筐体部51の筐体正面51aに配置されており、制御部52の制御により、バルーン82の膨張及び収縮タイミングに関する情報など、被駆動機器であるバルーンカテーテル80の駆動状態を、チャートなどの形式で表示する。
入力操作部56は、表示部54と同様に、モニタ筐体部51の筐体正面51aに配置されており、特に表示部54の下方に配置されている。入力操作部56は、複数のボタン、選択キー等によって構成されており、IABP駆動装置10の操作者は、入力操作部56を介して操作信号を入力し、IABP駆動装置10の駆動開始及び停止、駆動条件の変更等を行うことができる。モニタ部50の側面図である図8等に示すように、入力操作部56が配置されているモニタ筐体部51の筐体下部51jは、表示部54が配置されているモニタ筐体部51の筐体上部51hに対して、筐体正面51a側に起き上がる方向に屈曲している。図8に示すように、筐体下部51jは、筐体上部51hに対して15度〜20度傾斜した形状を有しており、このようなモニタ部50は、表示部54を鉛直に近い状態に立てた状態で、入力操作部56のボタン操作を正確に行うことができるため、視認性と操作性を両立できる。
パイロットランプ55は、モニタ筐体部51の上部に位置する筐体上側面51cに設けられ、制御部52の制御によりバルーンカテーテル80の駆動状態に応じて点灯状態が変化する。パイロットランプ55は、透明又は半透明のカバー及びカバーの内部に配置された複数のLED等によって構成される。制御部52は、バルーンカテーテル80の駆動状態に応じて、パイロットランプ55の点灯色や点灯状態(常時点灯・点滅・消灯)を変更する。パイロットランプ55は、例えば、重度の問題(例えば、制御部52の動作異常やバルーン82を膨張・収縮するための圧力の異常などのIABP駆動装置1の駆動停止や患者の生命に関わる事象)が生じた警報時には赤色に点灯し、軽微な問題(例えば、放置すると重度な問題を引き起こす可能性のある事象)が生じた警告時には黄色に点灯し、バルーン82が正常に駆動している場合は緑色に点灯する。パイロットランプ55は、IABP駆動装置10及び被駆動機器であるバルーンカテーテル80の状態を表すものであり、ベッドサイドモニタ等の警告灯のように、心拍のような患者の状態を直接表すものとは、表示の意味が異なる。
パイロットランプ55は、筐体正面51aと筐体背面51bとを接続する4つの筐体側面を構成する筐体上側面51c、筐体下側面51d、筐体左側面51e、筐体右側面51fのうち、いずれの筐体側面に設けることも可能であるが、筐体正面51a側以外の方向からの視認性を考慮して、筐体上側面51cの中央部に設けられることが好ましい。
衝撃吸収部57は、筐体側面を構成する筐体上側面51c、筐体下側面51d、筐体左側面51e、筐体右側面51fに沿って帯状に設けられており、万が一落下した時などに生じる衝撃から、モニタ筐体部51及びパイロットランプ55を保護する。衝撃吸収部57の材質は特に限定されないが、ゴム又はエラストマのような弾性を有する材料によって構成される。
衝撃吸収部57は、モニタ筐体部51及びパイロットランプ55を側面外周方向から取り囲むように設けられており、衝撃吸収部57の一部は、パイロットランプ55に接触している。図8に示すように、パイロットランプ55の奥行き方向の長さ(W1)は、衝撃吸収部57のうちパイロットランプ55に接触する部分であるランプカバー部分57aの奥行き方向の長さ(W2)より長く、衝撃吸収部57から前後にはみ出た状態となっている。これにより、特に側面方向からのパイロットランプ55の視認性が向上する。なお、奥行き方向とは、筐体正面51aと筐体背面51bとを接続する方向を意味する。
図6は、モニタ部50を背面方向から見た斜視図である。ソケット部58は、モニタ筐体部51の筐体背面51bの中央部に配置されている。ソケット部58は、下方に開く開口58bを有するポケットのような、中空の直方体形状を有している。ソケット部58に対して、開口58bからモニタ挿入部40の少なくとも一部が挿入されることにより、モニタ部50は、モニタ設置部30に取り付けられる。また、ソケット部58の下方には、補助係合突起36が係合するための補助係合受け部69が形成されている。
図7は、モニタ挿入部40のソケット部58への挿入状態を表す模式図であり、モニタ部50の背面側の内部構造が、点線で表示されている。ソケット部58は、ソケット部58における2つの対向面を接続する支柱58aを有する。支柱58aは、モニタ挿入部40がソケット部58に挿入された状態において、第1部分42aと第2部分42bとの間に位置する。支柱58aは、ソケット部58内部の中央付近に配置されており、モニタ挿入部40をソケット部58に挿入する際、支柱58aは、切り込み43に沿ってモニタ挿入部40の基端側へ相対移動する。
モニタ筐体部51の筐体背面51bには、一対のロックレバー62、66が配置されている。一対のロックレバー62、66は、ソケット部58に対して挿入方向とは垂直方向の両側に配置されている。ロックレバー62、66は、少なくとも一部がソケット部58内部に挿入される係合突起部64、68に接続しており、係合突起部64、68は、モニタ挿入部40がソケット部58に挿入された状態において、モニタ挿入部40に形成された受け部に係合する。ロックレバー62、66及びこれに接続する係合突起部64、68は、モニタ挿入部40の挿入方向とは垂直方向に可動する。ロックレバー62、66は、モニタ部50の外周側からロックレバー62、66に接触するスプリング67、63により、背面中央側へ向かって付勢されているため、自由状態において、ロックレバー62、66及び係合突起部64、68は、図7に示すような中央寄りに位置する。
以下に、モニタ部50の着脱方法について説明する。
図6に示すモニタ部50を、図4に示すモニタ設置部30に取り付ける場合、作業者は、モニタ部50の背面に形成されたソケット部58に、モニタ設置部30のモニタ挿入部40を挿入する。より具体的には、モニタ挿入部40の先端が、開口58bからソケット部58の内部に入っていくように位置を合わせながら、上方からモニタ部50をモニタ設置部30に対して近づけていく。
ソケット部58の内部にモニタ挿入部40が挿入され始めると、ソケット部58の内部に配置された支柱58aが、分割先端部42の切り込み43に誘導され、モニタ部50とモニタ設置部30の位置調整が行われる(図7参照)。さらに、モニタ挿入部40がソケット部58内に挿入されると、分割先端部42と、ソケット部58内に位置する係合突起部64、68が接触する。係合突起部64、68は、スプリング63、67によって中央側に付勢されているが、2つの係合突起部64、68は、挿入の進行とともに分割先端部42によって両側に押し広げられる。したがって、作業者は、モニタ部50の自重を利用して挿入を進めることで、ロックレバー62、66を直接操作しなくても、モニタ部50の取り付けを行うことができる。
モニタ挿入部40が、ソケット部58に対して所定位置まで挿入されると、係合突起部64、68は、スプリング63、67の付勢力によって中央側に移動し、図7に示すように、分割先端部42の受け部に係合し、取り付けが完了する。この状態では、上述したように、分割先端部42の受け部に係合突起部64、68が係合しているため、ロックレバー62、66を操作せずにモニタ部50をモニタ設置部30から取り外すことができない。また、モニタ挿入部40の挿入と同時に、図4に示す補助係合突起36が、図6に示す補助係合受け部69に係合し、モニタ設置部30によるモニタ部50の支持を補助する。
図3及び図7に示す状態からモニタ部50を取り外す場合、作業者は、両方の手を使ってモニタ部50の両サイドを掴みながら、指をロックレバー62、66に引っかけて外側に引き寄せる。これにより、ロックレバー62、66に接続する係合突起部64、68がソケット部58の内部で移動し、係合突起部64、68と分割先端部42との係合が解除される。さらに、作業者は、ロックレバー62、66を外側に引き寄せたまま、モニタ部50を上方に引き上げる。このような動作により、ソケット部58内部の支柱58aは、分割先端部42の切り込み43に沿って上方に移動し、モニタ挿入部40はソケット部58から抜き取られ、モニタ部50の取り外しが完了する。
本実施形態に係るIABP駆動装置10では、モニタ部50の背面に配置されたモニタ接続部としてのソケット部58に、モニタ挿入部40を挿入することにより、装置本体20に対してモニタ部50を容易に取り付けできる。したがって、IABP駆動装置10は、装置本体20にモニタ部50を取り付けた使用状態と、装置本体20から離れた場所にモニタ部50を設置する使用状態との間で、使用状態を迅速に切り替えることができる。
また、IABP駆動装置10のモニタ部50は、モニタ筐体部51及びパイロットランプ55を周方向に取り囲むように、帯状に設けられる衝撃吸収部57を有するため、モニタ部50を万が一落下させてしまった場合にも、強い衝撃がモニタ筐体部51及びパイロットランプ55に伝わることを防止し、これらが破損又は故障することを防止できる。さらに、衝撃吸収部57は、モニタ部50の周方向に連続するように設けられているため、様々な角度からの衝撃に対して、モニタ筐体部51を保護することができる。
また、衝撃吸収部57及びパイロットランプ55の形状は、パイロットランプ55を衝撃から保護しつつも、パイロットランプの視認性を阻害しない形状となっている。したがって、モニタ部50を有するIABP駆動装置10は、装置本体20にモニタ部50を取り付けた使用状態と、装置本体20から離れた場所にモニタ部50を設置する使用状態との間で、使用状態を頻繁に変更するような使用態様に適している。
また、モニタ筐体部51が屈曲していることにより、入力操作部56の操作性が向上するため、このようなモニタ部50を有するIABP駆動装置10は、モニタ部50の設置姿勢を選ばず、装置本体20に取り付けて設置する使用状態でも、装置本体20とは異なる場所に設置する使用状態でも、いずれの使用状態でも使い勝手が良い。
また、IABP駆動装置10では、モニタ部50がソケット部58の両側に配置された一対のロックレバー62、66を有するため、モニタ部50をモニタ設置部30から取り外す際に、作業者は必然的に両手でモニタ部50を把持することになるため、作業中にモニタ部50を落下させる危険性を低減することができる。IABP駆動装置10では、信号に含まれるノイズを低減するために制御部52をモニタ部50に収納しており、モニタ部50の自重が重くなっているが、両手でモニタ部50を操作してもらうことにより、落下による故障や、不慮の事故を防止できる。また、両手でモニタ部50を把持する際に、筐体側面の衝撃吸収部57がすべり止めとして機能し、手が滑ってモニタ部50を落としてしまう危険性を低減できる。
さらに、IABP駆動装置10では、ソケット部58の内部に支柱58aが配置されており、モニタ挿入部40が切り込み43によって分割された分割先端部42を有しているため、ソケット部58に対するモニタ挿入部40の抜き差しを円滑に行うことができる。また、支柱58aがソケット部58の対向面を接続するためソケット部58の強度が高く、ソケット部58の変形が防止される。したがって、図3に示すようにモニタ設置部30に設置されたモニタ部50を把持して可動部34を可動させ、表示部54の向きを変えるような作業を行っても、ソケット部58はモニタ挿入部40から受ける負荷に耐えることができる。また、IABP駆動装置10では、図4及び図6に示される補助係合突起36及び補助係合受け部69により、ソケット部58及びモニタ挿入部40に負荷が集中することを防止し、耐久性を向上させている。
本発明に係るIABP駆動装置10は、上述した実施形態に限定されず、様々な改変が可能である。たとえば、モニタ部50の表示部54は、タッチパネルで構成され、上述した実施形態における入力操作部56を兼ねていても良い。また、モニタ部50と装置本体20との通信は、送受信装置を用いた無線通信であっても良い。
10…IABP駆動装置
20…装置本体
22…本体筐体部
24…カテーテル接続部
26…圧力発生手段
30…モニタ設置部
34…可動部
40…モニタ挿入部
42…分割先端部
42a…第1部分
42b…第2部分
43…切り込み
50…モニタ部
51…モニタ筐体部
51a…筐体正面
51b…筐体背面
51c…筐体上側面
52…制御部
54…表示部
55…パイロットランプ
56…入力操作部
57…衝撃吸収部
57a…ランプカバー部分
58…ソケット部
58a…支柱
58b…開口
62、66…ロックレバー
64、68…係合突起部

Claims (4)

  1. バルーンが接続されたバルーンカテーテルを取り付け、前記バルーンを膨張及び収縮させるIABP駆動装置であって、
    前記バルーンカテーテルを接続するカテーテル接続部が形成されており前記バルーンを膨張及び収縮させるための圧力発生手段を収納する本体筐体部と、前記本体筐体部に設けられるモニタ設置部と、を有する装置本体と、
    前記モニタ設置部に着脱自在に取り付け可能であって、前記装置本体と通信可能なモニタ部と、を有し、
    前記モニタ部は、
    筐体内部に収納されており前記圧力発生手段を制御する制御部と、筐体正面に配置されており前記制御部の制御により前記バルーンの膨張及び収縮タイミングに関する情報を表示する表示部と、筐体背面に配置されており前記モニタ設置部に接続されるモニタ接続部と、を有するモニタ筐体部と、
    前記筐体正面と前記筐体背面とを接続する筐体側面のうち、前記モニタ筐体部の上部に位置する筐体上側面に設けられ、前記制御部の制御により前記バルーンカテーテルの駆動状態に応じて点灯状態が変化するパイロットランプと、
    前記筐体上側面を含む前記筐体側面に沿って、前記モニタ筐体部及び前記パイロットランプを周方向に取り囲むように、帯状に設けられる衝撃吸収部と、を有するIABP駆動装置。
  2. 前記筐体正面と前記筐体背面とを接続する方向である奥行き方向の長さが、前記衝撃吸収部の一部であって前記パイロットランプに接触するランプカバー部分より、前記パイロットランプの方が長いことを特徴とする請求項1に記載のIABP駆動装置。
  3. 前記モニタ筐体部は、前記筐体正面であって前記表示部の下方に配置されており、操作者が前記制御部に対して信号を入力するための入力操作部を有し、
    前記モニタ筐体部では、前記入力操作部が配置される筐体下部が、前記表示部が配置される筐体上部に対して、前記筐体正面側に起き上がる方向に屈曲していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のIABP駆動装置。
  4. 前記モニタ部は、前記筐体背面であって前記モニタ接続部の両側に配置され、前記モニタ部と前記モニタ設置部との固定状態を解除するための1対のロックレバーを有することを特徴とする請求項1から請求項3までの何れかに記載のIABP駆動装置。
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