JP2015186517A5 - - Google Patents

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この種のスロットマシンとして、例えば、通常遊技状態でナビ対象役が当選した場合には、ナビ演出に従った変則押し(推奨手順以外の手順)でストップスイッチが操作されることで、昇格リプレイが入賞し、遊技者にとって有利な遊技状態である有利RTに移行するスロットマシンが提案されている。このようなスロットマシンでは、ナビ演出が行われていないときにストップスイッチが変則押しで操作された場合には、一定数のゲームが行われるまでの期間にわたり遊技者に所定の不利益(ペナルティ)を生じさせようになっている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載のスロットマシンでは例えば、営業終了間際にペナルティが付与された場合には、翌営業日にまでペナルティが持ち越され、推奨手順以外で停止操作を行った遊技者とは別の遊技者にペナルティが発生してしまうこととなるが、このように前日の情報が持ち越されることに伴う問題を解消するには、遊技店の店員等が一定数のゲームを行ったり、スロットマシンの状態を初期化するための操作をわざわざ行う等、非常に手間のかかる作業を要するという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、手間のかかる作業を要することなく営業を開始することができるスロットマシンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の手段1のスロットマシンは、
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部(リール2L、2C、2R)を備え、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)を変動表示した後、前記可変表示部(リール2L、2C、2R)の変動表示を停止することで表示結果を導出し、表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシン(スロットマシン1)において、
情報(ペナルティフラグ)を設定可能な情報設定手段(ペナルティフラグセット処理)と、
前記情報(ペナルティフラグ)を消去する情報消去手段(ペナルティフラグクリア処理)と、
前記情報(ペナルティフラグ)が設定されている場合に該情報に応じた制御を行う制御手段(サブ制御部91)と、
前記スロットマシン(スロットマシン1)への電力供給が停止されてからの電断時間を計時する電断時間計時手段(電断中時間計測回路99)と、
前記電断時間計時手段(電断中時間計測回路99)により計時された電断時間が基準時間(電断基準時間)以上か否かを判定する電断時間判定手段(サブ制御部91)と、
を備え、
前記情報消去手段は、
特定消去条件が成立したときに前記情報を消去する第1情報消去手段と、
前記電断時間判定手段により電断時間が基準時間(電断基準時間)以上と判定され、前記情報(ペナルティフラグ)が設定されている場合に、前記特定消去条件(ペナルティカウンタの値が「0」になったか否か)が成立するのを待たずに前記情報(ペナルティフラグ)を消去する第2情報消去手段と、
を含む
ことを特徴としている。
この特徴によれば、スロットマシンへの電力供給が停止したときに情報が設定されていても、電断時間が基準時間以上経過していれば、特定消去条件が成立するのを待たずに情報を消去するようになっており、翌日の営業開始前には情報を消去しているため、営業開始前に遊技店の店員によって情報を消去させるための作業を伴わずに、情報が消去された状態で営業を開始することが可能となる。
尚、電断時間判定手段は、電力供給の停止後、電力供給が開始する前に電断時間が基準時間以上か否かを判定する構成でも良いし、電力供給停止後、電力供給が開始したときに電断時間が基準時間以上か否かを判定する構成でも良い。
本発明の手段2のスロットマシンは、
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部(リール2L、2C、2R)を備え、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)を変動表示した後、前記可変表示部(リール2L、2C、2R)の変動表示を停止することで表示結果を導出し、表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシン(スロットマシン1)において、
情報(ペナルティフラグ)を設定可能な情報設定手段(ペナルティフラグセット処理)と、
前記情報(ペナルティフラグ)を消去する情報消去手段(ペナルティフラグクリア処理)と、
前記情報(ペナルティフラグ)が設定されている場合に該情報に応じた制御を行う制御手段(サブ制御部91)と、
前記スロットマシン(スロットマシン1)への電力供給が開始されてからの給電時間を計時する給電時間計時手段(給電中時間カウンタ)と、
前記スロットマシン(スロットマシン1)への電力供給の停止以後に、前記給電時間計時手段(給電中時間カウンタ)により計時された電力供給が停止する前の給電時間が基準時間(給電基準時間)以上か否かを判定する給電時間判定手段(サブ制御部91)と、
を備え、
前記情報消去手段は、
特定消去条件が成立したときに前記情報を消去する第1情報消去手段と、
前記給電時間判定手段により給電時間が基準時間(給電基準時間)以上と判定され、前記情報(ペナルティフラグ)が設定されている場合に、前記特定消去条件(ペナルティカウンタの値が「0」になったか否か)が成立するのを待たずに前記情報(ペナルティフラグ)を消去する第2情報消去手段と、
を含む
ことを特徴としている。
この特徴によれば、スロットマシンへの電力供給が停止したときに情報が設定されていても、給電時間が基準時間以上経過していれば、電力供給の停止以後に、特定消去条件が成立するのを待たずに情報を消去するようになっており、翌日の営業開始前には情報を消去しているため、営業開始前に遊技店の店員によって情報を消去させるための作業を伴わずに、情報が消去された状態で営業を開始することが可能となる。
尚、給電時間判定手段は、電力供給が停止したときに給電時間が基準時間以上か否かを判定する構成でも良いし、電力供給が開始したときに電力供給が停止する前の給電時間が基準時間以上か否かを判定する構成でも良い。
本発明の手段3のスロットマシンは、
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部(リール2L、2C、2R)を備え、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)を変動表示した後、前記可変表示部(リール2L、2C、2R)の変動表示を停止することで表示結果を導出し、表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシン(スロットマシン1)において、
情報(ペナルティフラグ)を設定可能な情報設定手段(ペナルティフラグセット処理)と、
前記情報(ペナルティフラグ)を消去する情報消去手段(ペナルティフラグクリア処理)と、
前記情報(ペナルティフラグ)が設定されている場合に該情報に応じた制御を行う制御手段(サブ制御部91)と、
時刻を特定可能な時刻特定手段(時計装置97)と、
前記時刻特定手段(時計装置97)により特定された時刻が基準時刻(基準日時)以後であるか否かを判定する時刻判定手段(サブ制御部91)と、
を備え、
前記情報消去手段は、
特定消去条件が成立したときに前記情報を消去する第1情報消去手段と、
前記時刻判定手段により特定した時刻が基準時刻(基準日時)以後と判定され、前記情報(ペナルティフラグ)が設定されている場合に、前記特定消去条件(ペナルティカウンタの値が「0」になったか否か)が成立するのを待たずに前記情報(ペナルティフラグ)を消去する第2情報消去手段と、
を含む
ことを特徴としている。
この特徴によれば、スロットマシンへの電力供給が停止したときに情報が設定されていても、日時特定手段から特定した時刻が基準時刻以後と判定されれば、特定消去条件が成立するのを待たずに情報を消去するようになっており、翌日の営業開始前には情報を消去しているため、営業開始前に遊技店の店員によって情報を消去させるための作業を伴わずに、情報が消去された状態で営業を開始することが可能となる。
尚、時刻判定手段は、電力供給の停止後、電力供給が開始する前に日時特定手段から特定した時刻が基準時刻以後か否かを判定する構成でも良いし、電力供給停止後、電力供給が開始したときに日時特定手段から特定した時刻が基準時刻以後か否かを判定する構成でも良い。
本発明の手段4のスロットマシンは、手段1に記載のスロットマシンであって、
前記基準時間(電断基準時間)は、前記スロットマシン(スロットマシン1)の設置される遊技店の営業時間中において生じ得る電力供給の停止時間よりも長い時間である
ことを特徴としている。
この特徴によれば、営業時間中に生じ得る比較的短い時間の電力供給の停止時間により情報を消去してしまうことを防止できる。
本発明の手段5のスロットマシンは、手段1または4に記載のスロットマシンであって、
前記電断時間計時手段(電断中時間計測回路99)により計時された電断時間が基準時間(電断基準時間)以上となったときに、電断時間が基準時間(電断基準時間)を経過した旨を示す基準時間経過情報(電断時間経過フラグ)を記憶する基準時間経過情報記憶手段(電断中時間計測回路99のフラグ格納部)を備え、
前記電断時間判定手段(サブ制御部91)は、前記スロットマシンへ(スロットマシン1)の電力供給が開始されたときに、前記基準時間経過情報(電断時間経過フラグ)が記憶されているか否かに基づいて電断時間が基準時間(電断基準時間)以上か否かを判定する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、スロットマシンへの電力供給が開始されたときに、電断時間経過情報に基づいて情報を消去させることが可能となり、電力供給が停止している間は、電断時間経過情報を記憶するのみで情報を消去させる制御をせずに済むため、電断中の制御を簡素にできる。
本発明の手段6のスロットマシンは、手段2に記載のスロットマシンであって、
前記基準時間(給電基準時間)は、前記スロットマシン(スロットマシン1)の設置される遊技店の営業時間である
ことを特徴としている。
この特徴によれば、営業時間中に一時的に電力供給が停止した場合に、情報を消去してしまうことを防止できる。
本発明の手段7のスロットマシンは、手段2または6に記載のスロットマシンであって、
前記給電時間計時手段(給電中時間カウンタ)により計時された給電時間が基準時間(給電基準時間)以上となったときに、給電時間が基準時間(給電基準時間)を経過した旨を示す基準時間経過情報(給電時間経過フラグ)を記憶する基準時間経過情報記憶手段(RAM91c)を備え、
前記給電時間判定手段(サブ制御部91)は、前記スロットマシンへの電力供給が開始されたときに、前記基準時間経過情報(給電時間経過フラグ)が記憶されているか否かに基づいて電力供給が停止する前の給電時間が基準時間(給電基準時間)以上か否かを判定する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、スロットマシンへの電力供給が開始されたときに、給電時間経過情報に基づいて情報を消去させることが可能となり、電力供給の停止が検知された場合など動作時間に余裕のない状況において情報を消去させる制御をせずに済む。
本発明の手段8のスロットマシンは、手段2、6または7のいずれかに記載のスロットマシンであって、
前記給電時間判定手段(サブ制御部91)は、前記スロットマシン(スロットマシン1)への電力供給の停止以後に、前記給電時間計時手段(給電中時間カウンタ)により計時された電力供給が停止する前の給電時間が第1の基準時間(給電基準時間)以上か否かを判定し、
前記スロットマシン(スロットマシン1)は、
前記スロットマシン(スロットマシン1)への電力供給が停止されてからの電断時間を計時する電断時間計時手段(電断中時間計測回路99)と、
前記電断時間計時手段により計時された電断時間が第2の基準時間(電断基準時間)以上か否かを判定する電断時間判定手段(サブ制御部91)と、
をさらに備え、
前記第2情報消去手段(起動処理(サブ))は、前記給電時間判定手段(サブ制御部91)により給電時間が第1の基準時間(給電基準時間)以上と判定され、かつ前記電断時間判定手段(サブ制御部91)により電断時間が第2の基準時間(電断基準時間)以上と判定され、前記情報(ペナルティフラグ)が設定されている場合に、前記特定消去条件(ペナルティカウンタの値が「0」になったか否か)が成立するのを待たずに前記情報(ペナルティフラグ)を消去する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、給電時間が第1の基準時間以上経過し、かつ電断時間が第2の基準時間以上経過することで、特定消去条件が成立するのを待たずに情報を消去するようになっており、給電時間が第1の基準時間以上経過した後、一度電力供給が停止し、すぐに電力供給が開始した場合など、同じ営業日において情報を消去してしまうことを防止できる。
本発明の手段9のスロットマシンは、手段3に記載のスロットマシンであって、
前記基準時刻(基準日時の時刻)は、前記スロットマシン(スロットマシン1)の設置される遊技店の営業時間外の時刻である
ことを特徴としている。
この特徴によれば、営業時間中に一時的に電力供給が停止した場合に、情報を消去してしまうことを防止できる。
本発明の手段10のスロットマシンは、手段3または9に記載のスロットマシンであって、
前記時刻特定手段(時計装置97)により特定された時刻が基準時刻(基準日時)となったときに、基準時刻情報(基準日時到達フラグ)を記憶する基準時刻情報記憶手段(時計装置97のフラグ格納部)を備え、
前記時刻判定手段(サブ制御部91)は、前記スロットマシン(サブ制御部91)への電力供給が開始されたときに、前記基準時刻情報(基準日時到達フラグ)が記憶されているか否かに基づいて基準時刻(基準日時)以後であるか否かを判定する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、スロットマシンへの電力供給が開始されたときに、基準時刻情報に基づいて情報を消去させることが可能となり、電断されている間は、基準時刻情報を記憶するのみで情報を消去させる制御をせずに済むため、電断中の制御を簡素にできる。
後述する内部抽選においてBBまたはRBのうちいずれかに当選していても、ストップスイッチ8L、8C、8Rをこれらの役に入賞可能とする適正なタイミングで操作しなければ、これらの役に入賞することはない。BBやRBを構成する図柄(「黒7」、「白7」、「網7」は、各々、左リール2L、中リール2C、右リール2R各々において5コマ以内に配置されていない箇所があるためである。
抽選モードとは、前述したようにAT抽選に適用するナビストック数の当選確率を示す。通常モードよりも高確率Aモード、高確率モードよりも高確率Bモードの方がより多くのナビストック数の獲得が期待できるようになっている。
また、高確率モード、高確率モードに制御されている場合には、通常・RT0、1、2、4の通常リプレイの入賞時にモード転落抽選を行い、高確率モードであり、通常・RT0、1、4であれば、通常リプレイ入賞時の約1/9の確率で通常モードに移行し、通常・RT2であれば、通常リプレイ入賞時の約1/60の確率で通常モードに移行し、高確率モードであり、通常・RT0、1、4であれば、通常リプレイ入賞時の約1/3の確率で高確率モードに移行し、通常・RT2であれば、通常リプレイ入賞時の約1/20の確率で高確率モードに移行する。
上記実施例1では、本発明を遊技用価値としてメダル並びにクレジットを用いて賭数が設定されるスロットマシンに適用した例ついて説明したが、遊技用価値として遊技球を用いて賭数を設定するスロットマシンや、遊技用価値としてクレジットのみを使用して賭数を設定する完全クレジット式のスロットマシンに適用しても良い。遊技球を遊技用価値として用いる場合は、例えば、メダル1枚分を遊技球5個分に対応させることができ、前記実施例で賭数として3を設定する場合は、15個の遊技球を用いて賭数を設定するものに相当する。

Claims (3)

  1. 各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、
    前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
    情報を設定可能な情報設定手段と、
    前記情報を消去する情報消去手段と、
    前記情報が設定されている場合に該情報に応じた制御を行う制御手段と、
    前記スロットマシンへの電力供給が停止されてからの電断時間を計時する電断時間計時手段と、
    前記電断時間計時手段により計時された電断時間が基準時間以上か否かを判定する電断時間判定手段と、
    を備え、
    前記情報消去手段は、
    特定消去条件が成立したときに前記情報を消去する第1情報消去手段と、
    前記電断時間判定手段により電断時間が基準時間以上と判定され、前記情報が設定されている場合に、前記特定消去条件が成立するのを待たずに前記情報を消去する第2情報消去手段と、
    を含む
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、
    前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
    情報を設定可能な情報設定手段と、
    前記情報を消去する情報消去手段と、
    前記情報が設定されている場合に該情報に応じた制御を行う制御手段と、
    前記スロットマシンへの電力供給が開始されてからの給電時間を計時する給電時間計時手段と、
    前記スロットマシンへの電力供給の停止以後に、前記給電時間計時手段により計時された電力供給が停止する前の給電時間が基準時間以上か否かを判定する給電時間判定手段と、
    を備え、
    前記情報消去手段は、
    特定消去条件が成立したときに前記情報を消去する第1情報消去手段と、
    前記給電時間判定手段により給電時間が基準時間以上と判定され、前記情報が設定されている場合に、前記特定消去条件が成立するのを待たずに前記情報を消去する第2情報消去手段と、
    を含む
    ことを特徴とするスロットマシン。
  3. 各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、
    前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
    情報を設定可能な情報設定手段と、
    前記情報を消去する情報消去手段と、
    前記情報が設定されている場合に該情報に応じた制御を行う制御手段と、
    時刻を特定可能な時刻特定手段と、
    前記時刻特定手段により特定された時刻が基準時刻以後であるか否かを判定する時刻判定手段と、
    を備え、
    前記情報消去手段は、
    特定消去条件が成立したときに前記情報を消去する第1情報消去手段と、
    前記時刻判定手段により特定した時刻が基準時刻以後と判定され、前記情報が設定されている場合に、前記特定消去条件が成立するのを待たずに前記情報を消去する第2情報消去手段と、
    を含む
    ことを特徴とするスロットマシン。
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