JP2015185928A - 音声遅延時間測定装置及び方法及びプログラム - Google Patents

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Masataka Masuda
征貴 増田
秀樹 野尻
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秀樹 野尻
克典 織
Katsunori Ori
織  克典
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Abstract

【課題】エコーキャンセラ機能の有無や設定に依存せずに、音声通話サービスの音声の往復遅延時間を測定する。
【解決手段】音声遅延時間測定用の試験音声信号を再生し、端末Aに出力する音声信号再生手段と、再生された試験音声信号を録音する再生音声信号録音手段と、再生音声信号録音手段と同時に録音を開始し、試験音声信号が端末Aに入力された時に端末Bから出力される試験音声信号を録音する受信音声信号録音手段と、受信音声信号録音手段で録音した試験音声信号の録音開始位置から試験音声信号の有音区間の開始または終了位置までの測定時間(ta2)から、該再生音声信号録音手段で録音した音声信号の録音開始位置から試験音声信号の有音区間の開始または終了位置までの時間(ta1)を引いた測定時間(T1)を算出し、測定時間(T1)から、音声往復遅延時間測定装置Bで算出された測定時間(T2)を引いて音声遅延時間(T1-T2)を算出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、音声遅延時間測定装置及び方法及びプログラムに係り、特に、遠隔地に存在する2地点間の音声の往復遅延時間を推定するための音声遅延時間測定装置及び方法及びプログラムに関する。
近年、モバイル端末を利用する様々な形態の音声通信サービスが普及している。
特に、音声データをIPパケットに格納して伝送する音声通話サービスは、ネットワークでのパケット転送品質(例えば、パケットの伝送遅延、遅延揺らぎ)や端末での処理遅延(例えば、音声信号処理遅延や受信側でのバッファリング遅延)の影響でエンド・ツー・エンドの音声遅延が増加する傾向にある。そのため、音声通話サービスの遅延時間を測定する装置が検討されている(例えば、非特許文献1参照)。
測定地が離れている2地点間の片道の音声遅延時間は、音声の送信側と受信側に設置される2つの測定器の時刻を正確に同期させ、音声を送信した時刻と受信した時刻の差分をとることで測定することができる。しかし、遠隔地に設置される2つの測定器の時刻を正確に同期させるには、GPS等の専用装置が必要となる等、手間を要するため、往復遅延時間を測定する装置が広く検討されている。
上記の非特許文献1の技術では、送信側の測定器で音声信号を送信し、受信側の測定器で受信した音声信号を折り返すことで、送信側の測定器で音声信号の送信信号と受信時刻を記録することが可能となり、その差分で往復遅延時間を測定している。
NECネッツエスアイ音声品質測定ソリューション Voice Pingerhttp://www.nesic.co.jp/solution/sp/voicepinger.html
しかし、上記のような受信側の測定器で音声信号を折り返す場合、極めて短い時間で、送信された音声信号と同じ音声波形を折り返すため、音声通話サービスのアプリケーションや端末に実装されるエコーキャンセラの機能によって、前記折り返された音声信号がエコーとして除去される場合がある。そのため、折り返し機能を用いた方法では、エコーキャンセラの設定に依存することなく、音声の往復遅延時間を測定することができなかった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、音声通話サービスのアプリケーションや端末に実装されるエコーキャンセラの機能の有無や設定に依存することなく、音声通話サービスの音声の往復遅延時間を測定可能な装置及び方法及びプログラムを提供することを目的とする。
一態様によれば、音声通話サービスの端末Aに接続される音声遅延時間測定装置Aと、端末Bに接続される音声遅延時間測定装置Bを有する音声通話サービスシステムにおける、2地点で収録した音声信号の遅延時間を算出する音声遅延時間測定装置であって、
音声遅延時間測定用の試験音声信号を再生し、前記端末Aに出力する音声信号再生手段と、
再生された試験音声信号を取得し、録音する再生音声信号録音手段と、
前記再生音声信号録音手段と同時に録音を開始し、前記試験音声信号が前記端末Aに入力された時に前記端末Bから出力される試験音声信号を取得する受信音声信号録音手段と、
前記受信音声信号録音手段で取得した試験音声信号の録音開始位置から試験音声信号の有音区間の開始または終了位置までの測定時間(ta2)から、前記再生音声信号録音手段で取得した音声信号の録音開始位置から試験音声信号の有音区間の開始または終了位置までの時間(ta1)を引いた測定時間(T1)を算出する測定時間算出手段と、
前記測定時間(T1)から、前記端末Bに接続される前記音声遅延時間測定装置Bで算出された測定時間(T2)を引いて音声遅延時間(T1-T2)を算出する音声遅延時間算出手段と、
を備える音声遅延時間測定装置が提供される。
一態様によれば、遠隔地に存在する2地点で収録した音声信号の有音区間の開始位置と終了位置の時刻差に基づいて往復遅延を算出することにより、音声通話サービスのアプリケーションや端末に実装されるエコーキャンセラの機能の有無や設定に依存することなく、正確に音声通話サービスにおける音声の往復遅延時間を測定することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態におけるシステム構成例。 本発明の第1の実施の形態における音声遅延時間測定装置の構成例。 本発明の第1の実施の形態における音声遅延時間測定装置の処理フロー。 本発明の第1の実施の形態における音声遅延時間測定に用いる音声信号の一例。 本発明の第1の実施の形態における音声遅延時間の測定イメージ。 本発明の第3の実施の形態における装置の構成例。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるシステム構成例を示す。
本発明が適用される音声通話システムは、2つの音声通話サービス端末10A,10BがIP網やモバイルネットワーク等の広域通信網20に接続され、各音声通話サービス端末10A,10Bに音声遅延時間測定装置100A,100Bが接続されている。
音声遅延時間測定装置100A,100Bは、音声通話サービス端末10A,10Bに対して、音声信号の入力/出力を行うことで、音声遅延時間を測定する。
図2は、本発明の第1の実施の形態における音声遅延時間測定装置の構成例を示す。
音声遅延時間測定装置100は、音声信号再生部110、音声信号録音部120、音声遅延時間算出部130、音声信号保存部140、収録音声信号保存部150、音声遅延時間保存部160を有する。
音声信号録音部120は、再生音声信号録音部(録音トラック1)121、受信音声信号録音部(録音トラック2)122を有し、音声遅延時間算出部130は、測定時間算出部131、測定時間情報受信部132、音声遅延時間計算部133を有する。
各地点で音声遅延時間測定装置100A及び音声遅延時間測定装置100Bが必要となるが、いずれの地点の装置も装置構成は図2と同様である。
図3は、本発明の第1の実施の形態における音声遅延時間測定装置の処理フローを示す。図2で示される各装置の機能を図3に沿って説明する。
最初に、音声遅延時間測定装置100Aの処理について説明する。
ステップ101)音声信号保存部140に、予め、波形の異なる2種類の音声信号(試験音声信号a、試験音声信号b)が保存される。
図4に音声再生に利用する「試験音声信号a」及び「試験音声信号b」の例を示す。これらの2つの試験音声信号の条件は、有音区間の時間長(有音が連続再生される時間)が同じであり、有音区間と無音区間の判定が容易な波形とする。本発明では、「試験音声信号a」は、音声信号再生部110から音声通話サービス端末10Aに入力し、「試験音声信号b」は音声通話サービス端末10Bに入力することで、音声の往復遅延時間を測定する。
このように、波形の異なる2種類の試験音声信号を用いることで、音声通話サービスのアプリケーションや音声通話サービス端末10A,10Bに実装されるエコーキャンセラは、エコーとして認識することがなくなり、音声信号が除去されることを回避することを可能とする。
ステップ102) 音声信号再生部110は、オペレータにより測定開始指示が入力されると、以下の手順で、試験音声信号を再生し、音声通話サービス端末10Aに音声信号を入力する。
(1)音声信号保存部140より「試験音声信号a」を読み込む。
(2)読み込んだ「試験音声信号a」を再生し、音声通話サービス端末10Aに入力する。例えば、音声通話サービス端末10Aのマイク端子と音声遅延時間測定装置100A(音声信号再生部110)の音声出力端子をオーディオケーブルで接続することで、音声信号をライン入力する。
ステップ103)音声信号録音部120において、以下の手順で2つの音声信号を録音する。また、再生音声信号録音部(録音トラック1)121と、受信音声信号録音部(録音トラック2)122は、同時に録音を開始する。
(1)再生音声信号録音部(録音トラック1)121において、音声信号再生部110で再生された「試験音声信号a」を録音する。例えば、音声遅延時間測定装置100Aの音声信号再生部110の音声出力端子と音声遅延時間測定装置100Aの再生音声信号録音部121(録音トラヒック1)の音声入力端子をオーディオケーブルで接続してライン入力して録音する。また、録音された試験音声信号を「録音信号A1」とする。
(2)受信音声信号録音部122において、音声遅延時間測定装置100Bで再生され、音声通話サービス端末10B及び広域通信網20、音声通話サービス端末10Aを介して、音声通話サービス端末10Aから出力された「試験音声信号b」を録音する。例えば、音声通話サービス端末10Aの音声出力端子と音声遅延時間測定装置100A(受信音声信号録音部(録音トラック2)122をオーディオケーブルで接続することで、音声信号をライン入力する。また、録音された音声信号を「録音信号A2」とする。
ステップ104)音声信号再生部110において、以下の手順で、試験音声信号を再生し、音声通話サービス端末10Aに音声信号を入力する。
(1)音声信号保存部140から「試験音声信号a」を読み込む。
(2)読み込んだ「試験音声信号a」を再生し、音声通話サービス端末10Aに入力する。例えば、音声通話サービス端末10Aのマイク端子と音声遅延時間測定装置100Aの音声信号再生部110の音声出力端子をオーディオケーブルで接続することで、音声信号をライン入力する。
ステップ105) 収録音声信号保存部150には、録音した2つの「録音信号A」、「録音信号B」が保存される。
ステップ106)音声遅延時間算出部130は、以下の手順で音声遅延時間を算出する。
(1)測定時間算出部131は、音声遅延時間測定装置100Aで録音した録音信号を用いて、以下の手順で測定時間(T1)を算出する。
a)収録音声信号保存部150より「録音信号A1」と「録音信号A2」を読み込む。
b)「録音信号A1」の録音開始から有音区間の開始または終了までの時間(ta1)と、「録音信号A2」の録音開始から有音区間の開始または終了までの時間(ta2)を算出し、ta1とta2の差(ta2−ta1)を測定時間(T1)として算出する。
(2)測定時間情報受信部132は、音声遅延時間測定装置100Bで算出された測定時間(T2)を受信する。なお、音声遅延時間測定装置100Bにおける測定時間(T2)の算出方法については後述する。
(3)音声遅延時間計算部133は、測定時間(T1)と測定時間(T2)の差(T1−T2)を音声遅延時間として算出する。
ステップ107)音声遅延時間計算部133は、算出された音声遅延時間(T1−T2)を音声遅延時間保存部160に保存する。
次に、音声遅延時間測定装置100Bの処理について説明する。
ステップ201)音声遅延時間測定装置100Bの音声信号保存部140には、予め前述のステップ101と同様に、波形の異なる2種類の音声信号(「試験音声信号a」,「試験音声信号b」)が保存されている。保存される試験音声信号は、「音声遅延時間測定装置A」で保存される試験音声信号と同じとする。
ステップ202)オペレータより測定開始指示が入力されると、音声信号録音部120の受信音声信号録音部(録音トラック2)122は、音声遅延時間測定装置100Aで再生され(音声遅延時間測定装置100Aの実施フローのステップ102)、音声通話サービス端末10A、及び広域通信網20、音声通話サービス端末10Bを介して音声通話サービス端末10Bから出力された「試験音声信号a」を録音する。例えば、音声通話サービス端末10Bの音声出力端子と音声遅延時間測定装置100Bの受信音声信号録音部(録音トラック2)122をオーディオケーブルで接続することで、音声信号をライン入力する。また、録音された音声信号を「録音信号B2」とする。また、受信音声信号録音部(録音トラック2)122の録音開始時は、再生音声信号録音部(録音トラック1)121の録音も同時に開始する。
ステップ203) 音声信号再生部110は、以下の手順で、音声信号を再生し、音声通話サービス端末10Bに音声信号を入力する。
(1)音声信号保存部140より「試験音声信号b」を読み込む。
(2)音声信号録音部120の受信音声信号録音部(録音トラック2)122において、音声信号を録音し、録音した音声信号の信号レベルによって有音区間を検出した後、予め設定された時間を経過したら、読み込んだ「試験音声信号b」を再生し、音声通話サービス端末10Bに入力する。例えば、音声通話サービス端末10Bのマイク端子と音声遅延時間測定装置100Bの音声信号再生部110の音声出力端子をオーディオケーブルで接続することで、音声信号をライン入力する。
ステップ204)音声信号録音部120の再生音声信号録音部(録音トラック1)121において、音声信号再生部110で再生された「試験音声信号b」を録音する。例えば、音声遅延時間測定装置100Bの音声信号再生部110の音声出力端子と音声遅延時間測定装置100Bの再生音声信号録音部(録音トラック1)121の音声入力端子をオーディオケーブルで接続してライン入力して録音する。また、録音された試験音声信号を「録音信号B1」とする。
ステップ205)録音声信号保存部150には、録音した2つの「録音信号B1」と「録音信号B2」が保存される。
ステップ206)音声遅延時間算出部130の測定時間算出部131は、音声遅延時間測定装置100Bで録音した音声信号を用いて、以下の手順で測定時間T2を算出する。
(1)測定時間算出部131は、収録音声信号保存部150より、「録音信号B1」と「録音信号B2」を読み込む。
(2)「録音信号B1」の録音開始から有音区間の開始または終了までの時間(tb1)と、「録音信号B2」の録音開始から有音区間の開始または終了までの時間(tb2)を算出し、tb2とtb1の差(ta1−ta2)を測定時間(T2)として算出する。
(3)算出した測定時間(T2)を音声遅延時間測定装置100Aに引き渡す。なお、当該処理を行う際に、本実施の形態では、送信手段を具備することは必須ではなく、例えば、USBメモリのような媒体を用いて転送することを想定している。
図5に、音声遅延時間測定装置100A,及び,音声遅延時間測定装置100Bを用いた音声遅延時間の測定イメージを示す。図5で示すように、まず、音声遅延時間測定装置100Aで「試験音声信号a」を再生し、音声遅延時間測定装置100Bの音声信号録音部120で音声信号の有音区間を録音した後に、音声遅延時間測定装置100Bの音声信号再生部110で「試験音声信号b」を再生することで、音声遅延時間算出部130で測定時間(T1)と測定時間(T2)を算出し、前記2つの測定時間の差分で音声遅延時間を算出する。
[第2の実施の形態]
上記の第1の実施の形態では、異なる2つの音声波形の音声信号(試験音声信号aと試験音声信号b)を用いていたが、本実施の形態では、1つの音声信号(試験音声信号a、試験音声信号bのいずれか)を用いる例を説明する。なお、システム構成は図1と同様であり、音声遅延時間測定装置100の構成は図2と同様である。
1つの試験音声信号のみで音声遅延時間を測定する場合は、音声遅延時間測定装置100Bにおける図3のステップ203(2)で"予め設定された時間"に、エコーキャンセラが機能しない時間(例えば、1秒)を設定することで、適切に音音声遅延時間を測定することが可能となる。
[第3の実施の形態]
図6は、本発明の第3の実施の形態における装置の構成例を示す。
同図に示す構成は、図2に示す音声遅延時間測定装置100の音声信号再生部110、音声信号録音部120、音声遅延時間算出部130の各機能部を、音声遅延時間測定・音声再生装置210、音声遅延時間測定・音声録音装置220、音声遅延時間測定・音声遅延時間算出装置230の3つの装置(筐体)で実現する例を示している。同図に示す音声遅延時間測定・音声再生装置210は、図1の音声通話サービス端末10A、10Bにそれぞれ接続される。
このように、音声遅延時間測定装置100を1つの筐体で実現するのではなく、各機能部毎に独立した筐体とすることも可能である。
なお、上記の図2に示す音声遅延時間測定装置100の各構成要素の動作をプログラムとして構築し、音声遅延時間測定装置または、音声遅延時間測定・音声再生装置として利用されるコンピュータにインストールして実行させる、または、ネットワークを介して流通させることが可能である。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
10A 音声通話サービス端末A
10B 音声通話サービス端末B
100 音声遅延時間測定装置
100A 音声遅延時間測定装置A
100B 音声遅延時間測定装置B
110 音声信号再生部
120 音声信号録音部
121 再生音声信号録音部(録音トラック1)
122 受信音声信号録音部(音声トラック2)
130 音声遅延時間算出部
131 測定時間算出部
132 測定時間情報受信部
133 音声遅延時間計算部
140 音声信号保存部
150 収録音声信号保存部
160 音声遅延時間保存部
210 音声遅延時間測定・音声再生装置
211 音声信号再生部
212 音声信号保存部
220 音声遅延時間測定・音声録音装置
221 音声信号録音部
222 再生音声信号録音部(録音トラック1)
223 受信音声信号録音部(録音トラック2)
224 収録音声信号保存部
230 音声遅延時間測定・音声遅延時間算出装置
231 音声遅延時間算出部
232 測定時間算出部
233 測定時間情報受信部
234 音声遅延時間計算部
235 音声遅延時間保存部

Claims (7)

  1. 音声通話サービスの端末Aに接続される音声遅延時間測定装置Aと、端末Bに接続される音声遅延時間測定装置Bを有する音声通話サービスシステムにおける、2地点で収録した音声信号の遅延時間を算出する音声遅延時間測定装置であって、
    音声遅延時間測定用の試験音声信号を再生し、前記端末Aに出力する音声信号再生手段と、
    再生された試験音声信号を取得し、録音する再生音声信号録音手段と、
    前記再生音声信号録音手段と同時に録音を開始し、前記試験音声信号が前記端末Aに入力された時に前記端末Bから出力される試験音声信号を取得する受信音声信号録音手段と、
    前記受信音声信号録音手段で録音した試験音声信号の録音開始位置から試験音声信号の有音区間の開始または終了位置までの測定時間(ta2)から、前記再生音声信号録音手段で録音した音声信号の録音開始位置から試験音声信号の有音区間の開始または終了位置までの時間(ta1)を引いた測定時間(T1)を算出する測定時間算出手段と、
    前記測定時間(T1)から、前記端末Bに接続される前記音声遅延時間測定装置Bで算出された測定時間(T2)を引いて音声遅延時間(T1-T2)を算出する音声遅延時間算出手段と、
    を備えることを特徴とする音声遅延時間測定装置。
  2. 前記音声信号再生手段は、
    前記音声遅延時間測定装置が、前記端末Bに接続される構成であり、前記試験音声信号が前記端末Aに入力された時に該端末Bから出力される試験音声信号を取得し、該試験音声信号の有音区間の開始を検出した際に、予め定められて時間を経過した後に、音声遅延時間測定用の試験音声信号を該端末Bに出力する
    請求項1記載の音声遅延時間測定装置。
  3. 前記測定時間算出手段は、
    前記音声遅延時間測定装置が、前記端末Bに接続さる構成であるとき、
    前記受信音声信号録音手段により、前記試験音声信号が前記端末Aに入力された時に前記端末Bから出力される試験音声信号を録音し、前記再生音声信号録音手段により、該受信音声信号録音手段と同時に録音を開始し、該端末Bに出力した前記試験音声信号を取得した際に、
    前記再生音声信号録音手段で取得した試験音声信号の録音開始位置から該試験音声信号の有音区間の開始または終了位置までの時間(tb1)から、前記受信音声信号録音手段で取得した試験音声信号の録音開始位置から該試験音声信号の有音区間の開始または終了位置までの測定時間(tb2)を引いた測定時間(T2)を算出する
    請求項1記載の音声遅延時間測定装置。
  4. 音声通話サービスの端末Aに接続される音声遅延時間測定装置Aと、端末Bに接続される音声遅延時間測定装置Bを有するシステムにおいて、2地点で収録した音声信号の往復遅延時間を算出する音声遅延時間測定方法であって、
    音声通話サービスの端末Aに接続される音声遅延時間測定装置Aと、端末Bに接続される音声遅延時間測定装置Bを有する音声通話サービスシステムにおける、2地点で収録した音声信号の遅延時間を算出する音声遅延時間測定方法であって、
    前記音声遅延時間測定装置Aが、
    音声遅延時間測定用の試験音声信号を再生し、前記端末Aに出力する音声信号再生ステップと、
    前記試験音声信号を取得し、録音する再生音声信号録音ステップAと、
    前記再生音声信号録音ステップAと同時に録音を開始し、前記試験音声信号が前記端末Aに入力された時に前記端末Bから出力される試験音声信号を取得する受信音声信号録音ステップAと、
    前記受信音声信号録音ステップAで録音した試験音声信号の録音開始位置から試験音声信号の有音区間の開始または終了位置までの測定時間(ta2)から、前記再生音声信号録音ステップAで録音した音声信号の録音開始位置から試験音声信号の有音区間の開始または終了位置までの時間(ta1)を引いた測定時間(T1)を算出する測定時間算出ステップAと、
    前記測定時間(T1)から、前記端末Bに接続される前記音声遅延時間測定装置Bで算出された測定時間(T2)を引いて音声遅延時間(T1-T2)を算出する音声遅延時間算出ステップと、
    を行うことを特徴とする音声遅延時間測定方法。
  5. 前記音声遅延時間測定装置Bが、
    前記試験音声信号が前記端末Aに入力された時に前記端末Bから出力される試験音声信号を取得し、該試験音声信号の有音区間の開始を検出した際に、予め定められて時間を経過した後に、音声遅延時間測定用の試験音声信号を該端末Bに出力する音声信号再生ステップBを行う
    請求項4記載の音声遅延時間測定方法。
  6. 前記音声遅延時間測定装置Bが、
    前記試験音声信号が前記端末Aに入力された時に前記端末Bから出力される試験音声信号を取得し、録音を開始する受信音声信号録音ステップBと、
    前記受信音声信号録音ステップBと同時に読み込んだ試験音声信号の録音を開始する再生音声信号録音ステップBと、
    前記再生音声信号録音ステップBで録音した試験音声信号の録音開始位置から該試験音声信号の有音区間の開始または終了位置までの時間(tb1)から、前記受信音声信号録音ステップBで録音した試験音声信号の録音開始位置から該試験音声信号の有音区間の開始または終了位置までの測定時間(tb2)を引いた測定時間(T2)を算出する測定時間算出ステップBと、
    を行う請求項4記載の音声遅延時間測定方法。
  7. コンピュータを、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の音声遅延時間測定装置の各手段として機能させるための音声遅延時間測定プログラム。
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