JP4966779B2 - ネットワーク遅延計測方法及び通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワークにおいて通信経路の通信状況を検出する技術に関する。
VoIP(Voice over Internet Protocol)等のIPネットワークを用いたIP電話等の通信システムが普及してきている。IPネットワークを用いた通信システムにおいては、通信品質を維持するため、ネットワーク負荷が増大する場合の通信状況を事前に且つ高精度に把握することが重要である。
通信経路の通信状況を検出する方法として、例えば、運用中の実際のネットワークを利用して、遅延時間及びジッタ特性を計測する方法について提供されている(例えば、特許文献1)。かかる方法によれば、測定パケット送信時にタイムスタンプ情報をその測定パケットに挿入する。そして、その測定パケットをネットワークの測定区間内で転送させることにより、転送遅延時間を測定する。
図7は、従来技術において測定されるネットワーク遅延を説明する図である。同図に示すように、特許文献1に記載されている方法により測定される転送遅延時間とは、「測定パケットが作成された時刻から受信装置においてその測定パケットを受信した時刻までの時間」により定義される。
特開2001−333092号公報
上記の特許文献1に記載の方法によりネットワーク遅延を測定する場合において、送信装置がPC(パーソナルコンピュータ)等の安価な機器から構成される場合は、送信装置における遅延が発生する。すなわち、PCのCPUやOS(オペレーションシステム)における遅延も含めた時間が遅延時間として計測されることとなる。しかし、上記のネットワーク遅延測定方法においては、「ネットワークにおける遅延」と「送信装置における遅延」とを区別することができず、このため、本来測定すべきネットワークにおける遅延のみの計測が正確にできない、という問題があった。
本発明は、上記の従来技術における問題点に鑑み、PC等の装置内部において生じる遅延に起因する測定誤差を補正することを可能とする技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るネットワーク遅延計測方法は、ネットワークの通信状況の検出に用いるための検査パケットを作成した作成時刻を、該検査パケットに書き込むステップと、前記検査パケットを送出した送出時刻を取得するステップと、前記検査パケットが作成されてから送出されるまでの時間に関わる情報を、該検査パケットの受信装置に通知するステップと、前記受信装置において、前記検査パケット及び前記通知された情報に基づいて、ネットワークにおける遅延を計測するステップとを備える。
検査パケットについてネットワークに送出された時刻を取得しておく。そして、検査パケットの受信装置において送出時刻を認識することができるよう、受信装置に対して必要な情報を通知する。受信装置においては、通知された情報を用いて、送信装置内の処理に起因する遅延(検査パケットが作成されてから送出されるまでの時間)を除いた転送遅延時間、すなわちネットワークにおける遅延を測定する。
前記受信装置に通知される情報は、前記検査パケットが送出された送出時刻、あるいは該検査パケットが作成された作成時刻及び該送出時刻の差分からなり、前記ネットワーク遅延を計測するステップにおいては、前記送出時刻あるいは前記差分を用いて、前記検査パケットが送出されてから前記受信装置において受信されるまでの時間を算出することによりネットワークにおける遅延を計測する。
前記受信装置に通知される情報は、前記検査パケットの後続の検査パケットに記載されることとしてもよい。あるいは、前記受信装置に通知される情報は、ファイルに保存されることとしてもよい。
本発明によれば、送信側の装置内において生じる遅延を考慮にいれて、より正確にネットワークにおける遅延を測定することが可能となる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明におけるネットワーク遅延を説明する図である。IPネットワーク10(以下ネットワーク10と略記)を介して互いに接続されている2つの装置のうち、一方の装置から他方の装置に対して検査パケットを送信し、ネットワーク10の通信状況を検出する。図1に示すシステム構成においては、検査パケットを送信する側の装置を送信装置2、検査パケットを受信する側の装置を受信装置3とする。
送信装置2は、ネットワーク10に検査パケットが送出された時刻、すなわち送信装置2から受信装置3宛に検査パケットを送信した時刻を取得して、送信装置における遅延Δとネットワークにおける遅延とを受信装置3において区別するための情報を、受信装置3に通知する。
受信装置3は、送信装置2から受信した情報に基づいて、送信装置2の内部における遅延Δを考慮して、検査パケットを転送するために要した時間(ネットワーク遅延)を算出する。
以下、送信装置2において検査パケットを作成してからネットワーク10に送出するまでに要する遅延時間を、ネットワークにおける遅延と区別して、「装置内遅延」と定義することとする。
図2は、ネットワーク遅延を計測する方法を説明する図である。
検査パケットを作成する送信装置2においては、検査パケットを作成した時刻(作成時刻C)を、その検査パケットのペイロード等に書き込む。受信装置3においては、検査パケットを受信すると、検査パケットが送信装置2から送出されてから受信装置3において受信するまでの時間をネットワーク遅延として計測する。なお、検査パケットの作成時刻Cをペイロードに書き込む処理については、公知技術を用いている。
また、送信装置2は、検査パケットを受信装置3宛に送信するときに、検査パケットごとにネットワーク10に送出した時刻を取得しておく。送信装置2は、検査パケットを作成してから送信するまでの時間すなわち装置内遅延(タイムラグ)、あるいは検査パケットの送信時刻を受信装置3に通知する。図2においては、装置内遅延を通知する場合、すなわち作成時刻Cと送信時刻Sとの差分Δjを通知する場合について示している。受信装置3は、送信装置2側から通知された情報を用いて、ネットワーク遅延を計算する。
ここで、検査パケットの送信時刻S(あるいは送信時刻Sを用いて算出した差分Δ)については、その検査パケットに含めて送信することはできない。このため、これらのタイムラグを示す情報(タイムラグ情報)については、検査パケットをネットワーク10に送出した後に、受信装置3側に別途通知することとする。
以下、送信装置2から受信装置3に通知した情報に基づいてネットワーク遅延を計測する方法について、具体的に説明する。
図3は、第1の実施形態に係るネットワーク遅延測定方法を説明する図である。送信装置2と受信装置3とがネットワーク10を介して互いに接続されている。
図3に示す送信装置2は、検査パケット作成部4及びタイムラグ処理部5を含み、検査パケット作成部4は、作成部21、送信部22及びタイムラグ情報挿入部23を含んで構成され、タイムラグ処理部5は、キャプチャ部24、タイムラグ計算部25及びタイムラグ情報通知部26を含んで構成される。
検査パケット作成部4の作成部21は、検査パケットの作成を行う。送信部22は、検査パケットを受信装置3宛に送信する。タイムラグ情報挿入部23は、受信装置3において装置内遅延を計算するために必要な情報を後続の検査パケットのペイロードに挿入する。図3に示す例においては、j番目の検査パケット(以下「検査パケット(j)」と表記)の作成時刻Cと送信時刻Sとの差分Δjを、後続の検査パケット(図3に示す例では、検査パケット(j+1))のペイロードに挿入する。
タイムラグ処理部5のキャプチャ部24は、検査パケットの送信時刻Sを取得する。タイムラグ計算部25は、検査パケット(j)について、作成時刻Cと送信時刻Sとの差分Δjを計算する。タイムラグ情報通知部26は、タイムラグ計算部25において求めた差分Δjを、検査パケット作成部4に通知する。
受信装置3は、受信解析部31を含む。受信装置3の受信解析部31は、送信装置2から受信したj番目の検査パケット及びj+1番目の検査パケットから取り出した差分Δjに基づいて、装置内遅延を算出する。そして、求めたΔjと、検査パケット(j)のペイロードに記載されている作成時刻C及びその検査パケットを受信した時刻から、ネットワーク遅延を計測する。
図3に示す構成においてネットワーク遅延を算出する手順について説明する。手順については図中に括弧付きの番号で示している。なお、一連の処理を実行する前段階として、検査パケット(j)が作成され、そのペイロードにパケット作成時刻Cがすでに挿入されているものとする。
まず、手順(1)において、検査パケット(j)が送信装置2からネットワーク10に送出される時刻Sをキャプチャ部24において取得する。キャプチャ部24は、例えばPCのアプリケーション等により実現される。受信装置3の受信解析部31は、検査パケット(j)を受信すると、その受信時刻を取得するとともに、ペイロードから検査パケット(j)の作成時刻Cを取り出しておく。
次に、手順(2)において、タイムラグ計算部25は、取得した送信時刻Sと検査パケット(j)の作成時刻Cとの差分Δj=S−Cを計算する。そして、手順(3)において、タイムラグ情報通知部26は、検査パケット作成部4のタイムラグ情報挿入部23に差分Δjを通知する。
手順(4)において、送信装置2は、次に送信する検査パケット(j+1)の作成時刻
j+1を検査パケット(j+1)のペイロードに格納するとともに、手順(5)において、検査パケット(j+1)のペイロードに、差分Δjを挿入する。そして、手順(6)において、検査パケット(j+1)を送信する。
なお、図3においては検査パケット(j)についての差分Δjを受信装置3に通知する手順について示しているため、記載を省略しているが、検査パケット(j+1)についても、検査パケット(j)と同様に、送信時刻Sj+1をキャプチャ部24において取得し、差分Δj+1を求める。そして、次に送信すべきパケット(検査パケット(j+2))のペイロードに作成時刻Cj+2及び差分Δj+1を挿入する。
最後に、手順(7)において、受信装置3は検査パケット(j+1)のペイロードから差分Δjを取り出し、差分Δj、作成時刻C及び受信装置3における検査パケット(j)の受信時刻を用いて、転送遅延時間を計算する。
図3においては検査パケット(j)についての差分Δjについては次に送信される検査パケット(j+1)に挿入して送信する構成としているが、これには限らない。検査パケット(j)に対して後続の検査パケット、すなわちパケット番号がj+1以上の検査パケットのうち、任意の検査パケットに挿入して送信する構成としてもよい。
更には、複数の検査パケットについてそれぞれ差分Δj、Δj+1、Δj+2、…を求めておき、それらの検査パケットに対して後続の検査パケットのうち、ある検査パケットに複数の差分情報(Δj、Δj+1、Δj+2、…)をまとめて挿入して送信する構成としてもよい。複数の差分情報をまとめて送信する場合は、全ての差分情報が受信装置側に送信されれば、ある検査パケットについての差分が、複数回に渡って重複して送信される構成であってもよい。
以上説明したように、本実施形態に係るネットワーク遅延計測方法によれば、検査パケットの送信時刻を取得しておき、その検査パケットの作成時刻との差分、すなわち検査パケットを作成してからネットワークに送出するまでに要した時間を示す差分情報を、後続の検査パケットに挿入する。ネットワーク遅延を計測する受信装置においては、「検査パケットが作成されてから受信装置において受信するまでの時間」から、「後続の検査パケットから取り出した差分情報分の時間を差し引いた時間(装置内遅延)」をネットワーク遅延(転送遅延時間)として求めることができる。ネットワークの末端にPC等の安価な装置が使用され、装置内遅延が比較的大きくなるようなシステム構成においても、装置内遅延を考慮に入れて、より正確にネットワークにおける遅延を求めることができる。
図4は、第2の実施形態に係るネットワーク遅延計測方法を説明する図である。上記の実施形態と比較すると、送信時刻をキャプチャする処理や差分Δjの計算や通知等の処理を、送信装置2とは別のタイムラグ処理装置において行っている点で異なる。
図4に示す通信システムは、送信装置2、受信装置3及びタイムラグ処理装置6を含み、送信装置2及び受信装置3はネットワーク10を介して互いに接続されている。
図4に示すタイムラグ処理装置6は、送信装置と受信装置の間にあり、キャプチャ部61、タイムラグ計算部62及びタイムラグ情報通知部63を含む。タイムラグ処理装置6の各部の動作については、それぞれ図3に示す各部の動作と同様である。以下、図3に示す手順と異なる点を中心に説明する。
まず、手順(1)においては、タイムラグを処理するためのタイムラグ処理装置6において、検査パケット(j)の送信時刻Sを取得し、手順(2)において、差分Δj(=送信時刻S−作成時刻C)を計算すると、手順(3)において、送信装置2に求めた
Δjを通知する。
手順(4)以降については上記の実施形態における手順(4)以降と同様であり、送信装置2において、タイムラグ処理装置6から通知されたΔjを後続の検査パケット(図4においては検査パケット(j+1))のペイロードに挿入する。受信装置3は、検査パケット(j+1)から差分Δjを取り出し、検査パケット(j)についての転送遅延時間を計算する。
本実施形態に係るネットワーク遅延計測方法においても、上記の実施形態と同様に、差分Δjを受信装置3側に送信するタイミングは、次の検査パケット(j+1)の送信タイミングに限らず、後続の検査パケットのうちいずれに差分情報を挿入して送信してもよい。また、複数の検査パケットについてそれぞれ差分を求めておき、それらを後続のある検査パケットにまとめて挿入して送信する構成としてもよい。
図4に示すように、送信装置2とは別のタイムラグ処理装置6を備えた構成をとる場合であっても、同様に、装置内遅延を考慮にいれてネットワーク遅延を計測することができる。
図5は、第3の実施形態に係るネットワーク遅延計測方法を説明する図である。上記の第1及び第2の実施形態と比較すると、受信装置3に対して検査パケットの作成時刻Cと送信時刻Sとの差分Δjを通知するのではなく、取得した送信時刻S自体を通知する点で異なる。
図5に示す通信システムは、送信装置2、受信装置3及びタイムラグ処理装置6から構成され、送信装置2と受信装置3とがネットワーク10を介して互いに接続されている。送信装置2の構成については、図4に示す構成と同様であるので、ここでは説明を省略する。
タイムラグ処理装置6は、キャプチャ部61及びタイムラグ情報通知部63を含んで構成される。キャプチャ部61の動作は、第2の実施形態に係るタイムラグ処理装置におけるそれと同様である。タイムラグ情報通知部63は、送信装置2に対して、取得した検査パケット送信時刻Sを通知する。
受信装置3は、受信解析部31に加えて、計算部32を更に含む。
なお、図5においてはタイムラグ情報すなわち検査パケットの送信時刻Sを、送信装置2とは別の装置(タイムラグ処理装置6)において取得する構成としているが、これには限らない。送信装置2において送信時刻Sを取得する構成としてもよい。
図5に示す手順のうち、手順(1)においては、図4の手順(1)と同様に、タイムラグ処理装置6のキャプチャ部61が、検査パケット(j)の送信時刻Sを取得する。手順(2)において、タイムラグ処理装置6は、取得した送信時刻Sを送信装置2に通知する。
手順(3)において、送信装置2は、検査パケット(j+1)について、検査パケット(j+1)の作成時刻Cj+1をその検査パケットのペイロードに挿入し、手順(4)において、検査パケット(j)の送信時刻Sを検査パケット(j+1)のペイロードに挿入すると、手順(5)で、検査パケット(j+1)を送信する。
手順(6)においては、受信装置3の計算部32は、検査パケット(j+1)を受信すると、そのペイロードから検査パケット(j)の送信時刻Sを取り出す。手順(7)に
おいては、検査パケット(j+1)から取り出した送信時刻S及び検査パケット(j)から取り出した作成時刻Cから得られる差分Δjを用いて、受信装置3において検査パケット(j)を受信した時刻から、転送遅延時間を算出する。
なお、装置内遅延を除いた転送遅延時間(ネットワークにおける遅延)を算出するためには、受信装置3において検査パケットを受信した受信時刻と、送信時刻Sjとを用いれば求めることができる。このため、図5においては計算部32において差分Δを求めてから転送遅延時間を算出しているが、この差分Δを求める処理については、必須の処理ではない。
また、図5に示す例においては、検査パケットにその検査パケットを作成した時刻Cについてもペイロードに挿入して送信しているが、上記のとおり、装置内遅延を考慮に入れて転送遅延時間を算出するためには、必須の情報ではない。
本実施形態に係るネットワーク遅延計測方法においては、送信時刻Sを直近の後続の検査パケット(j+1)に挿入して送信する構成としているが、これには限らない。検査パケット(j)に対して後続の検査パケットであれば、任意の検査パケットに挿入して送信する構成としてもよい。
更には、複数の検査パケットについて送信時刻S、Sj+1、Sj+2、…をそれぞれ取得しておき、後続の検査パケットのうち、ある検査パケットに複数の送信時刻情報をまとめて挿入して送信する構成としてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係るネットワーク遅延計測方法によれば、後続の検査パケットに検査パケットの送信時刻情報が挿入されている。受信装置においては、後続の検査パケットから送信時刻情報を取り出し、装置内遅延を除いた転送遅延時間、すなわちネットワークにおける遅延をより正確に求めることができる。
図6は、第4の実施形態に係るネットワーク遅延計測方法を説明する図である。本実施形態に係るネットワーク遅延計測方法によれば、タイムラグ情報をファイルに保存しておき、そのファイルを受信装置3に送信している点で上記の第1から第3の実施形態に係るネットワーク遅延計測方法と異なる。
図6に示す送信装置2は、作成部21、送信部22、キャプチャ部24、タイムラグ計算部25及びタイムラグ情報保存/読出部27を含んで構成される。送信装置2の構成のうち、タイムラグ情報保存/読出部27以外については図3に示す送信装置の構成と同様である。
タイムラグ情報保存/読出部27は、タイムラグ計算部25において求めた差分Δjを、所定のファイルに書き込む。そして、所定のタイミングでそのファイルを読み出し、受信装置3側に転送する。
図6に示す受信装置3は、図3に示す受信装置と同様に、受信解析部31を含む。受信解析部31は、受信したファイルからタイムラグ情報を取り出して転送遅延時間を算出する。
本実施形態に係るネットワーク遅延計測方法によれば、まず、手順(1)において、上記と同様に、ネットワーク10に送出される検査パケット(j)をキャプチャして、送信時刻Sjを取得する。そして、手順(2)において、取得した送信時刻Sと、検査パケット(j)の作成時に検査パケット(j)に挿入した作成時刻Cとを用いて、差分Δj
(=S−C)(タイムラグ情報)を計算する。手順(3)において、タイムラグ処理部5のタイムラグ情報保存/読出部27は、求めた差分Δjをファイルに保存する。
送信装置2は、受信装置3に通知すべきタイムラグ情報をファイルに保存した後、所定のタイミングで、手順(4)を実行する。手順(4)においては、タイムラグ情報保存/読出部27が、手順(3)において保存したファイルを読み出す。そして、手順(5)において、受信装置3に読み出したファイルを転送する。手順(6)において、受信装置3の受信解析部31は、受信したファイルからタイムラグ情報(差分Δj)を取り出し、取り出した差分Δjを用いて、転送遅延時間を計算する。
なお、上記の実施例においては、タイムラグ情報として差分Δjを求めているが、これには限らず、送信時刻Sをタイムラグ情報としてファイルに保存する構成としてもよい。
また、ファイルにタイムラグ情報を書き込む処理(手順(3))と、ファイルからタイムラグ情報を読み出して転送遅延時間を求める処理(手順(4))との時間間隔は、任意の値を設定することができる。
更には、上記の手順の説明においては、検査パケット(j)について求めた差分Δjをファイルに保存することについてのみ述べているが、これに限らない。例えば複数の検査パケットについて順次差分Δj、Δj+1、Δj+2、…を求めてゆき、1つのファイルにまとめて保存する構成としてもよい。かかる構成をとる場合、ファイルには、作成時刻C及び送信時刻S(あるいは差分Δj)が、検査パケットを識別する情報(例えば「パケット番号j」等)と対応付けて格納しておく。受信装置3は、検査パケットを識別する情報を参照することにより、各検査パケットの転送遅延時間を順次求めていくことができる。
検査パケットの作成時刻Cについては、ファイルに保存してタイムラグ情報とともに受信装置3に通知することとしてもよいし、図6に示すように、検査パケットのペイロードに挿入して送信することとしてもよい。
また、ファイルを受信装置3側に渡す方法としては、図6に示すように直接ファイルを受信装置3に送信することとしてもよいし、ファイルサーバを介することとしてもよい。あるいは、送信装置2あるいはタイムラグ処理装置6において求めたタイムラグ情報をCD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)等の媒体に保存しておき、受信装置3においてその媒体からタイムラグ情報を読み出す構成としてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係るネットワーク遅延計測方法によれば、検査パケットの送信装置において、検査パケットの送信時刻を取得しておき、取得した送信時刻あるいは算出した差分(タイムラグ情報)をファイルに保存しておく。そして、所定のタイミングでファイルを読み出して受信装置側に送信する。受信装置は、ファイルからタイムラグ情報を読み出して、これに基づいて装置内遅延を除いた転送遅延時間、すなわちネットワークにおける遅延を算出する。これにより、上記の検査パケットにタイムラグ情報を挿入する場合と同様に、装置内遅延を考慮にいれた転送遅延時間、すなわちネットワークにおける遅延をより正確に求めることができる。
本発明におけるネットワーク遅延を説明する図である。 ネットワーク遅延を計測する方法を説明する図である。 第1の実施形態に係るネットワーク遅延測定方法を説明する図である。 第2の実施形態に係るネットワーク遅延計測方法を説明する図である。 第3の実施形態に係るネットワーク遅延計測方法を説明する図である。 第4の実施形態に係るネットワーク遅延計測方法を説明する図である。 従来技術において測定されるネットワーク遅延を説明する図である。
符号の説明

2 送信装置
3 受信装置
4 検査パケット作成部
5 タイムラグ処理部
6 タイムラグ処理装置
10 IPネッワーク
21 作成部
22 送信部
23 タイムラグ情報挿入部
24 キャプチャ部
25 タイムラグ計算部
26 タイムラグ情報通知部
27 タイムラグ情報保存/読出部
31 受信解析部
32 計算部
61 キャプチャ部
62 タイムラグ計算部
63 タイムラグ情報通知部

Claims (7)

  1. ネットワークの通信状況の検出に用いるための検査パケットを作成した作成時刻を、該検査パケットに書き込むステップと、
    前記検査パケットを送出した送出時刻を取得するステップと、
    前記作成時刻から前記送出時刻までの時間に関わる情報を、該検査パケットの受信装置に通知するステップと、
    前記受信装置において、前記検査パケット及び前記通知された情報に基づいて、前記作成時刻から該受信装置が該検査パケットを受信した受信時刻までの時間のうち前記作成時刻から前記送出時刻までの時間を除いた遅延時間を計測するステップと
    を備えたことを特徴とするネットワーク遅延計測方法。
  2. 前記受信装置に通知される情報は、前記検査パケットが送出された送出時刻、あるいは該検査パケットが作成された作成時刻及び該送出時刻の差分からなり、
    前記遅延時間を計測するステップにおいては、前記送出時刻あるいは前記差分を用いて、前記送出時刻から前記受信時刻までの時間を算出することにより該遅延時間を計測する
    ことを特徴とする請求項1記載のネットワーク遅延計測方法。
  3. 前記受信装置に通知される情報は、前記検査パケットの後続の検査パケットに記載される
    ことを特徴とする請求項2記載のネットワーク遅延計測方法。
  4. 前記受信装置に通知される情報は、ファイルに保存される
    ことを特徴とする請求項2記載のネットワーク遅延計測方法。
  5. 前記受信装置に通知される情報のうち、n番目(nは整数)の検査パケットから(n+j−1)番目(jは正の整数)の検査パケットまでについてのj個の情報については、該(n+j−1)番目の検査パケットの後続の検査パケットにk(kはj以下の整数)パケットごとに記載される
    ことを特徴とする請求項3記載のネットワーク遅延計測方法。
  6. 前記受信装置に通知される情報のうち、n番目(nは整数)の検査パケットから(n+j−1)番目(jは正の整数)の検査パケットまでについてのj個の情報は、前記ファイルに記載され、
    前記ファイルに情報を保存する処理はk(kはj以下の整数)個の検査パケットごとに実行される
    ことを特徴とする請求項4記載のネットワーク遅延計測方法。
  7. ネットワークの通信状況の検出に用いるための検査パケットを作成した作成時刻を、該検査パケットに書き込む作成時刻挿入手段と、
    前記検査パケットを送出した送出時刻を取得する取得手段と、
    前記作成時刻から前記送出時刻までの時間に関わる情報を、該検査パケットの受信装置に通知する通知手段と、
    前記受信装置において、前記検査パケット及び前記通知された情報に基づいて、前記作成時刻から該受信装置が該検査パケットを受信した受信時刻までの時間のうち前記作成時刻から前記送出時刻までの時間を除いた遅延時間を計測する計測手段と
    を備えたことを特徴とする通信システム。
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